JP2597807B2 - 物品支持装置 - Google Patents

物品支持装置

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JP2597807B2
JP2597807B2 JP24518993A JP24518993A JP2597807B2 JP 2597807 B2 JP2597807 B2 JP 2597807B2 JP 24518993 A JP24518993 A JP 24518993A JP 24518993 A JP24518993 A JP 24518993A JP 2597807 B2 JP2597807 B2 JP 2597807B2
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平右衛門 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば多数積み重ねら
れた紙や長手方向へジグザグ形に折り重なった帯状の布
や織物などの変形可能な略直方体形状の物品を包装シー
トで被包する上包み包装機に配備される物品支持装置、
詳しくはエレベーター上に略直方体形状の物品を載置
し、このエレベーターで物品が所定高さ位置まで上昇し
た時に突出して物品を支持するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品支持装置として例え
ば実開平4−54886号公報に開示される如く、エレ
ベーターの昇降途中に複数のラッチを対向して出没自在
に設け、これらラッチの内面を上方へ向かうに従ってエ
レベーターの昇降路内へ徐々に突出するように傾斜させ
ると共に、ラッチの上面が水平になって昇降路内へ突出
する方向へ押圧するバネを連設することにより、エレベ
ーターで上昇した物品の上面両側部が上記傾斜した内面
に突き当たってラッチを昇降路外へ押し広げ、これらラ
ッチの間を物品の底面が通過し終わった時に、ラッチを
弾性的に突出してその水平な上面に物品の底面両側部が
積み上げ可能に支持されるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の物品支持装置では、物品の底面両側部だけがラ
ッチで支持されるため、物品が例えば多数積み重ねられ
た紙や長手方向へジグザグ形に折り重なった帯状の布や
織物などの変形可能な場合には、物品の底面中央部が垂
れ下がって荷崩れの原因となるだけでなく、確実に支持
できず落下する恐れがあるという問題がある。
【0004】本発明は斯かる従来事情に鑑み、物品の変
形可能な底面中央部の垂れ下がりを防止することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講ずる技術的手段は、エレベーターに凹部を
載置した物品の底面中央部近くまで切欠形成し、この凹
部の下方に基台をエレベーターの下限位置より低く配設
すると共に、これら基台上からエレベーターの凹部に亙
って起立片を横方向へ往復動自在に立設し、上記凹部上
に載置した物品の底面中央部へ向けて押圧する弾性体を
起立片に連設したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は上記技術的手段によれば、エレベータ
ーによる物品の上昇時に起立片を弾性体の反押圧方向へ
移動させて物品の側面に押し付け、エレベーターの上昇
で物品が所定高さ位置まで上昇した時に、起立片を弾性
体で基台上及び凹部に沿って押圧移動させることによ
り、この起立片の上端面が物品の底面中央部近くまで進
入して当接し、該起立片を介して物品の底面中央部近く
が基台上に支持されるものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0008】この実施例は図1及び図2に示す如く、包
装開始位置P1に供給された包装シートA及び物品Bを
エレベーター1により下降しながら胴巻きし、この胴巻
きされた物品Bをプッシャー2により下降したエレベー
ター1の載置面1aに沿って水平移送しながら、該物品
Bの開口する平行な側面B1,B1から突出する両張出
し端部A1,A1のサイドフラップA2…を横折りガイ
ド3…で内方へ折り込むと共に、下フラップA3,A3
を上折りガイド4,4で折り上げ、その後、エレベータ
ー1により上記包装開始位置P1と隣り合う包装終了位
置P2へ上昇しながら上フラップA4,A4を折り込み
ガイド5,5に突き当てて折り下げ、この耳折りされた
物品Bをラッチ6…と基台7a及び起立片7bで積み上
げ可能に支持するものである。
【0009】エレベーター1は、上下方向へ往復動自在
に配設され、載置面1aのプッシャー2で物品Bが水平
移送方向への幅寸法を、最大サイズの物品Bが移送方向
へ二個並列状に載せられるだけの大きさに形成して、そ
の下流端に凹部1bをプッシャー2で移送し終わった物
品Bの底面B5中央部近くまで至るように上流側へ向け
て切欠形成すると共に、この移送方向と水平に直交する
左右方向への長さ寸法を、移送方向下流側が上流側より
左右方向へ短くて最小サイズの物品Bの左右方向への長
さ寸法より短く形成し、該凹部1b近くの下部から左右
方向へアーム1c,1cを突設する。
【0010】これらアーム1c,1cには、垂れ受け台
1d,1dを左右方向へ往復動自在に立設し、これら垂
れ防止片1d,1dの上面をエレベーター1の載置面1
aと同じ高さに配置すると共に、垂れ受け台1d,1d
を後述する折り込みガイド5,5の支持フレーム5b,
5bに連係させることにより、物品Bの長さ寸法のサイ
ズ変更に対応して垂れ受け台1d,1dの上面を物品B
の底面B5の左右端部近く、詳しくは物品Bの左右端面
から後述するラッチ6…が進入する若干の隙間を開けた
位置に当接させて支持する。
【0011】更に、エレベーター1には、例えばステッ
ピングモーターなどの駆動部を連設して、この駆動部は
図示しない制御部により作動制御され、プッシャー2で
胴巻きされた物品Bが水平移送される前の初期状態で、
この物品Bの高さ寸法に関係なく後述する横折りガイド
3…が両サイドフラップA4…の所定高さ位置と対向す
るように載置面1a及び垂れ受け台1d,1dを昇降さ
せ、プッシャー2の前進と上折りガイド2,2の一回目
の上昇が終了してから、載置面1a及び垂れ受け台1
d,1dを折り込みガイド5,5の上面と同じ高さの上
限位置まで上昇させ、これより所定時間が経過してから
載置面1a及び垂れ受け台1d,1dを下降させて初期
状態に戻す。
【0012】プッシャー2は、上記エレベーター1を上
下貫通して物品Bの閉鎖された上流側の側面B2と対向
状に開口する側面B1,B1の延長線方向へ往復動自在
に配設し、その垂直な押送面2aの上端を後述する折り
込みガイド5,5より下方に配置すると共に、例えばス
テッピングモーターなどの駆動部を連設し、これら駆動
部により押送面2aを往復移動させる。
【0013】プッシャー2の駆動部は、制御部により作
動制御され、その初期状態で押送面2aを物品Bの閉鎖
された上流側の側面B2と同一垂直面上に待機させ、後
述する上流側の横折りガイド3,3の前進と略同時に押
送面2aを前進開始して、物品Bの閉鎖された下流側の
側面B2が下流側の横折りガイド3,3の突き当て部3
a,3aに突き当たる位置で停止させ、上流側の横折り
ガイド3,3が開口する側面B1,B1の所定位置まで
前進してから同速度で押送面2aを再び前進させ、物品
Bの底面B5中央部近くをエレベーター1の凹部1bの
上流端まで移送した時点で前進を終了し、エレベーター
1の上昇途中か、又は上昇終了直後に上流側へ後退させ
て初期状態に戻す。
【0014】横折りガイド3…は、胴巻きされた物品B
の開口する側面B1,B1と同一平面上に張出し端部A
1,A1の両サイドフラップA2…の上下中間位置と対
向して、物品Bより上流側に位置する2つだけをプッシ
ャー2による物品Bの移送方向へ往復動自在に配設する
と共に、物品Bより下流側に位置する2つを物品Bの移
送方向へ移動不能に配設し、夫々の横方向中間位置をサ
イドフラップA2…の折り込み方向へ回転自在に支持し
て、物品Bと対向する直線的な内面の一半部に物品Bと
離れた初期状態でその閉鎖された側面B2,B2と略平
行に対向する突き当て部3a…を形成し、内面の他半部
に物品Bと離れた初期状態でサイドフラップA2…と略
平行に対向する折り込み部3b…を形成する。
【0015】更に、これら横折りガイド3…は、突き当
て部3a…とサイドフラップA2…の当接に伴って夫々
の内面中間部が角部B3…をなぞりながら1/4回転す
るのに従って折り込み部3b…を下フラップA3,A3
へ向け所定高さだけ下降させ、各張出し端部A1の張出
し長さが開口する各側面B1の幅寸法の半分より長い場
合には、胴巻き工程の終了後に下降した折り込み部3b
…がサイドフラップA2…の上下中間位置と対向するよ
うにエレベーター1を昇降させ、各張出し端部A1の張
出し長さが開口する各側面B1の幅寸法の半分より短い
場合には、下降した折り込み部3b…の下端が物品Bの
底面B5まで到達するようにエレベーター1を昇降させ
る。
【0016】上流側の横折りガイド3,3には、例えば
ステッピングモーターなどの駆動部を連設し、これら駆
動部は図示しない制御部により作動制御され、その初期
状態で突き当て部3a,3aと折り込み部3b,3bを
エレベーター1による包装シートA及び物品Bの下降の
邪魔にならない位置に待機させ、プッシャー2の前進と
略同時に突き当て部3a,3aを同方向へ移動して、物
品Bの閉鎖された上流側の側面B2へ突き当てることに
より折り込み部3b,3bを回転させ、回転した下流側
の横折りガイド3,3と接近した位置で前進停止させ、
プッシャー2による物品Bの移送が終了してから上流側
へ後退させ、その後退途中で戻し突起3c,3cに当接
係合させることにより、折り込み方向と逆方向へ強制的
に回転して初期状態に戻す。
【0017】下流側の横折りガイド3,3は、その近く
に例えば永久磁石や電磁石などの仮保持部3d,3dを
固定配設して、プッシャー2により移送された物品Bの
閉鎖された下流側の側面B2と略平行に突き当て部3
a,3aを待機させると共に、これら突き当て部3b,
3bの下端に傾斜カム面3e,3eを形成し、サイドフ
ラップA2,A2の当接に伴って折り込み方向へ回転し
た傾斜カム面3e,3eと、その後に上昇する上折りガ
イド4,4の上り傾斜辺4a,4aとを当接係合させる
ことにより、これら横折りガイド3,3を折り込み方向
と逆方向へ強制的に回転して初期状態に戻す。
【0018】また、必要に応じて物品Bの上下高さ寸法
が高い場合には、下流側の横折りガイド3,3の回転支
持部から後述する上折りガイド4,4の配設位置に亙っ
て押さえ棒3f,3fを略水平に横設し、この押さえ棒
3f,3fと物品Bの開口する側面B1,B1との間に
上折りガイド4,4が通過できるだけの隙間を形成し
て、これら押さえ棒3f,3fを折り込みの終了したサ
イドフラップA2…に当接させることにより、サイドフ
ラップA2…の折り込み状態を上折りガイド4,4で下
フラップA3,A3の折り上げが終了するまで保持して
いる。
【0019】上折りガイド4,4は、物品Bの開口する
平行な側面B1,B1と略同一平面上で、しかも下流側
に位置する横折りガイド3,3の待機位置より下流側に
接近して立設され、その上端に下フラップA3,A3と
対向する上り傾斜辺4a,4aを形成して上下動自在に
支持し、この上り傾斜辺4a,4aをエレベーター1の
昇降量と関係なく載置面1aより若干高くなるように調
整移動させ、上記プッシャー2の前進が終了してから物
品Bの開口する側面B1,B1に沿って上昇させること
により、プッシャー2で移送された下フラップA3,A
3に突き当てて開口する側面B1,B1沿いに折り上
げ、エレベーター1の上昇時にそれと同速度で折り込み
ガイド5,5の下端近くまで更に上昇させる。
【0020】折り込みガイド5,5は、上折りガイド
4,4の上方に支持フレーム5b,5bを物品Bの長さ
寸法のサイズ変更に対応して左右方向へ調整移動自在に
配設し、これら支持フレーム5b,5bに夫々の内端5
a,5aを互いに接離させる左右方向へ往復動自在に支
持すると共に、この内端5a,5aを互いに接近させる
方向へ一定の圧力を与える重り部5c,5cと、これら
内端5a,5aの突出を不能にしながら前記エレベータ
ー1の上昇で物品Bの上面B4が当接することにより係
合解除して内端5a,5aの突出を可能にするストッパ
ー5d,5dと、突出した内端5a,5aを突出方向と
逆方向へ移動してストッパー5d,5dに係合させる復
帰手段5e,5eを連設する。
【0021】重り部5c,5cは、例えばワイヤーなど
の線材を介して内端5a,5aと連係し、この線材を上
記支持フレーム5b,5bに設けた遊転自在なローラー
を介して吊持することにより、その重量で内端5a,5
aを互いに接近させる方向へ常に押圧する。
【0022】ストッパー5d,5dは、上記支持フレー
ム5b,5bに対しエレベーター1による物品Bの上昇
途中でしかも内端5a,5aと接離する上下方向へ移動
自在に配設され、例えばバネなどの弾性材で内端5a,
5aと当接させる方向へ常に押圧すると共に、上昇する
物品Bの上面B4の左右端部が突き当たることにより、
内端5a,5aから離れる解除方向へ移動させる。
【0023】復帰手段5e,5eは、上記重り部5c,
5cにより内端5a,5aの突出が終了した後に作動開
始する例えばエレベーター1の下降動力やプッシャー2
の後退動力であり、本実施例の場合には、エレベーター
1の下部から左右方向へ突設したアーム1c,1cに例
えばバネなどの弾性材やワイヤーなどの線材を介して内
端5a,5aを連係させ、エレベーター1が上限位置か
ら所定高さ位置まで下降してから内端5a,5aを互い
に離れる方向へ移動させて初期状態に戻す。
【0024】更に、折り込みガイド5,5の内端5a,
5aより下方には、下方へ向かうに従って物品Bの開口
する側面B1,B1から離れる方向へ下り傾斜する傾斜
面5f,5fを上記支持フレーム5b,5bに連設する
か、又は内端5a,5aに一体形成すると共に、これら
傾斜面5f,5fの下端を折り下げ前の上フラップA
4,A4の幅方向中央と対向する中央部が最も上フラッ
プA4,A4の折り下げ方向、即ち下方へ向け突出する
山形部5g,5gを形成する。
【0025】また、上記折り込みガイド5,5の近くに
は、前記エレベーター1の昇降路1eと対向してラッチ
6…を複数個ずつ出没自在に配設し、その内面6a…を
上方へ向かうに従って昇降路1e内へ徐々に突出するよ
うに傾斜させると共に、昇降路1e内へ突出する方向へ
押圧する例えばバネなどの弾性部材6b…を連設するこ
とにより、エレベーター1で上昇した物品Bの上面B4
両側部が上記傾斜した内面6a…に突き当たってラッチ
6…を昇降路1e外へ押し広げ、これらラッチ6…の間
を物品Bの底面B5が通過し終わった時に、ラッチ6…
を弾性的に突出させてその水平な上面6c…に物品Bの
底面B5両側部を積み上げ可能に支持し、本実施例の場
合には、これらラッチ6…を支持フレーム5b,5bの
先端に2個ずつ配置している。
【0026】前記エレベーター1の下流端に切欠形成し
た凹部1bの下方には、前記プッシャー2による物品B
の移送方向へ延びる基台7aをエレベーター1の下限位
置より低く配設すると共に、この基台7aの上面から凹
部1bに亙って起立片7bを該凹部1b内で物品Bの移
送方向へ往復動自在に立設し、この起立片7bは、その
上端面をラッチ6…の上面6c…と同じ高さに配置さ
せ、プッシャー2により凹部1b上まで移送し終わった
物品Bの底面B5中央部に向けて上流側へ押圧する弾性
体7cを連設することにより、物品Bが凹部1b上まで
移送されない初期状態で起立片7bを凹部1bの上流端
に突き当てて待機させる。
【0027】本実施例の場合には、基台7aの水平な上
面と当接する支持ローラー7dを起立片7bの下端に遊
転自在に連設し、起立片7bとフレーム8との間を折り
畳み可能なヒンジ7eで連結すると共に、このヒンジ7
eのピンの回りに弾性体7cとしてねじりコイルバネを
連設することにより、該ヒンジ7eを常に反折り畳み方
向へ押圧している。
【0028】一方、物品Bに胴巻きされる包装シートA
は、本実施例の場合、その先端部に粘着テープC1,C
2,C2を図1及び図2に示す如く一部突出して貼着し
てからエレベーター1の載置面1aの上方に供給され、
この供給した包装シートA上に略直方体形状の物品Bを
載せて、これら包装シートA及び物品Bをエレベーター
1で下降させることにより、包装シートAを物品Bの両
側面B2,B2に沿って略U字形に折り上げ、その後、
胴巻きガイド11,11を互いに接近する方向へ移動さ
せることにより、包装シートAの両端部A5,A5を物
品Bの上面B4沿いに折り込んで重ね合わせると同時
に、これら両端部A5,A5に亙り粘着テープC1,C
2,C2を貼り付け封鎖して胴巻き工程が終了する。
【0029】更に、前記制御部は、上述したエレベータ
ー1の駆動部、プッシャー2の駆動部、横折りガイド
3,3の駆動部、上折りガイド4,4の駆動部、折り込
みガイド5,5の駆動部、胴巻きガイド11,11の駆
動部など以外にも、シート繰り出し開始スイッチS1及
び包装開始スイッチS2などと夫々電気的に連通し、こ
のシート繰り出し開始スイッチS1を手動操作すること
により、包装シートAを上限位置まで上昇した載置面1
aの上方に一枚ずつ供給する。
【0030】そして、この状態から包装シートA上に物
品Bを載せて包装開始スイッチS2を手動操作すること
により、エレベーター1の駆動部、胴巻きガイド11,
11の駆動部、プッシャー2の駆動部、横折りガイド
3,3の駆動部、上折りガイド4,4の駆動部、折り込
みガイド5,5の駆動部などを順次作動させて、この物
品Bの包装を開始すると同時に、次の包装シートAを載
置面1aの上方に一枚供給する。
【0031】次に、斯かる物品支持装置を配備した包装
機の作動について説明する。
【0032】先ず、シート繰り出し開始スイッチS1と
包装開始スイッチS2の操作により胴巻き工程が終了す
ると、プッシャー2の前進により物品Bが移送されて図
3に示す如くその閉鎖された下流側の側面B2を下流側
の横折りガイド3,3の突き当て部3a,3aに突き当
て、この時点で一時停止したプッシャー2と仮保持部3
d,3dにより仮保持された下流側の突き当て部3a,
3aとの間に、物品Bが移動不能に挟み込まれて位置決
めされる。
【0033】この状態で、上流側の横折りガイド3,3
の前進により夫々の突き当て部3a,3aが物品Bの胴
巻き閉鎖された上流側の側面B2に突き当たって、夫々
の内面中間部が角部B3,B3をなぞりながら1/4回
転するに従って折り込み部3b,3bが下フラップA
3,A3へ向け下降し、これにより上流側のサイドフラ
ップA2,A2全体を下方へ引っ張って、これらサイド
フラップA2,A2の基端上部が角部B3,B3に圧接
しながら物品Bの開口する側面B1,B1に沿ってタイ
トに折り込められる。
【0034】その後、プッシャー2により再び物品Bを
移送して図4に示す如く下流側の横折りガイド3,3の
内面中間部が角部B3,B3をなぞりながら1/4回転
するに従って折り込み部3b,3bが下フラップA3,
A3へ向け下降し、これにより下流側のサイドフラップ
A2,A2全体を下方へ引っ張って、これらサイドフラ
ップA2,A2の基端上部が角部B3,B3に圧接しな
がらタイトに折り込められる。
【0035】特に各張出し端部A1の張出し長さが開口
する各側面B1の幅寸法の半分より長い場合には、上流
側の横折りガイド3,3が折り込み位置で停止したまま
プッシャー2で物品Bが移送されると、折り込んだ上流
側のサイドフラップA2,A2の上下中間部先端の外側
に下流側のサイドフラップA2,A2の上下中間部先端
を重ね合わせると同時に、下フラップA3,A3及び上
フラップA4,A4の両側端の折り込みが途中で止まっ
て、夫々が台形状となり水平状に突出する。
【0036】また、各張出し端部A1の張出し長さが開
口する各側面B1の幅寸法の半分より短い場合には、折
り込み部3b,3bの下端が物品Bの底面B5まで下降
し、その後のプッシャー2による物品Bの移送で図7
(a)に示す如く下フラップA3,A3の下流側基端に
夫々折り目を付ける。
【0037】そして、これら当接回転した横折りガイド
3…の内面の間を物品Bが通過して載置面1aの左右方
向へ短い下流側へ案内され、この載置面1aから突出す
る物品Bの底面B5の左右端部近くに垂れ防止片1c,
1cの上面が当接して支持され、これにより底面B5の
左右端部近くが垂れ下がるのを防止し、これと同時に下
フラップA3,A3の基端がエレベーター1の載置面1
aより若干高い上折りガイド4,4の上り傾斜辺4a,
4aに突き当たって折り上げられ、これにより折り込ん
だサイドフラップA2…が緩むのを防止する。
【0038】これに続いて、プッシャー2により移送し
た物品Bの閉鎖された下流側の側面B2が、図4の二点
鎖線に示す如くエレベーター1の凹部1bの上流端に待
機する起立片7bに突き当たり、その後の移送で起立片
7bが閉鎖された下流側の側面B2に圧接したまま弾性
体7cを反押圧方向へ圧縮して起立片7bが下流側に押
送され、図5に示す如く物品Bの底面B5中央部近くが
凹部1bの上流端まで到達してからプッシャー2の前進
が終了する。
【0039】これと略同時に、上流側の横折りガイド
3,3が後退する途中で戻し突起3c,3cと当接係合
し、これにより上流側の横折りガイド3,3が強制的に
反転回転されて初期状態に戻り、これに続いて上折りガ
イド4,4が上昇して図7(b)に示す如く下フラップ
A3,A3を折り上げ、特に物品Bの上下高さ寸法が高
い時には、押さえ棒3f,3fで折り込み状態を保持し
たサイドフラップA2…の外側に下フラップA3,A3
を折り上げると同時に、上り傾斜辺4a,4aが下流側
の横折りガイド3,3の傾斜カム面3e,3eと当接係
合して、これにより図5に示す如く下流側の横折りガイ
ド3,3が強制的に反転回転されて初期状態に戻す。
【0040】その後、エレベーター1の載置面1a及び
垂れ受け台1d,1dが上昇して、物品Bを前進停止し
た押送面2a及び起立片7bと上昇した上折りガイド
4,4に沿って押し上げ、これにより図6の実線と図7
(c)に示す如く折り下げ前の上フラップA4,A4が
折り込みガイド5,5の山形部5g,5gに突き当たっ
て、上フラップA4,A4の幅方向中央がその折り込み
方向である下方へ最も突出するように押し広げ、これに
より夫々の先端部に貼着された粘着テープC2,C2の
巻き込み接着や上フラップA4,A4のシワ発生が防止
される。
【0041】これと略同時に、上昇する物品Bの上面B
4が傾斜面5f,5fに案内されてその左右端部がスト
ッパー5d,5dに突き当たると、夫々のストッパー5
d,5dが折り込みガイド5,5の内端5a,5aから
離れて解除し、その結果、折り込みガイド5,5の内端
5a,5aを重り部5c,5cにより一定圧力で物品B
の開口する側面B1,B1に押し付ける。
【0042】これにより上フラップA4,A4が下方へ
撫で付けながら徐々に折り下げられ、この先端に貼着し
た粘着テープC2,C2の粘着面が、図6の二点鎖線と
図7(d)に示す如く上折りガイド4,4の外面に突設
した例えばスポンジなどの係合部4bに貼り付けられ
る。
【0043】この状態から、エレベーター1で上昇する
物品Bと上折りガイド4,4が相対的に上下方向へ離れ
て、該上フラップA4,A4を下方へ向け引っ張りなが
ら折り上げた下フラップA3,A3の外側に重ね合わ
せ、そのまま物品Bだけが上昇して上フラップA4,A
4の粘着テープC2,C2が係合部4bから剥がれ、図
6に示す如く上フラップA4,A4の突出長さが物品B
の高さ寸法より短い場合には、折り込みガイド5,5の
内端5a,5aにより引っ張り状態のまま上フラップA
4,A4の粘着テープC2,C2が下フラップA3,A
3に貼り付けられて封鎖し、耳折り工程が終了する。
【0044】また、上フラップA4,A4の突出長さが
物品Bの高さ寸法より長くて折り下げ終了後に上フラッ
プA4,A4の先端が物品Bの底面B5から下方へ突出
する場合には、上昇中の物品Bが折り込みガイド5,5
の内端5a,5aの間を通過し終わった時点で、折り込
みガイド5,5の内端5a,5aが重り部5c,5cで
物品Bの底面B5の左右端部に沿って若干突出し、これ
により垂れ受け台1d,1dに突き当たって突出が停止
する。
【0045】これと同時に、図1及び図2に示す如くラ
ッチ6…が弾性部材6b…により物品Bの底面B5沿い
に突出して底面B5の左右端部を支持すると共に、起立
片7bが弾性体7cで基台7aの上面及び凹部1b沿い
に突出移動して、この起立片7bの上端面が物品Bの底
面B5中央部近くに当接し、これにより該起立片7bを
介して物品Bの底面B5中央部近くが基台7a上に支持
される。
【0046】これらラッチ6…と基台7a及び起立片7
bにより物品Bが支持された後に、次の包装の開始に伴
ってエレベーター1の載置面1a及び垂れ受け台1d,
1dが下降すると同時に、折り込みガイド5,5の内端
5a,5aが重り部5c,5cで図7(e)に示す如く
更に突出して、上フラップA4,A4の先端を物品Bの
底面B5沿いに折り込むと同時に、これらの先端に貼着
した粘着テープC2,C2で貼り付けられて封鎖する。
【0047】この耳折りが終了した物品Bは、次の物品
Bの包装が開始され、エレベーター1が下降を開始して
折り込みガイド5,5が互いに離れる方向へ移動して
も、ラッチ6…と基台7a及び起立片7bにより支持さ
れるから下降せず、包装終了後の物品Bを取り除かずに
次の物品Bを包装した場合には、これら物品Bがラッチ
6…上に積み重ねられる。
【0048】更に、物品Bの外形寸法がサイズ変更にな
ってその物品Bの長さ寸法が変更された時には、寸法入
力データや自動測長値などに基づいて前記制御部が上折
りガイド4,4、折り込みガイド5,5の支持フレーム
5b,5b及び垂れ受け台1d,1dを夫々左右方向へ
移動してこれらの間隔を自動的に変え、高さ寸法が変更
された時には、エレベーター1の下降量と上折りガイド
4,4の高さ位置を自動的に変え、物品Bの幅寸法が変
更された時には、胴巻きガイド11,11を物品Bの移
送方向へ移動してこれらの間隔を自動的に変える。
【0049】尚、前示実施例では、下フラップA3,A
3を折り上げた後にエレベーター1による物品Bの上昇
により上フラップA4,A4を折り下げて下フラップA
3,A3の外側に重ね合わせたが、これに限定されず、
例えば図8に示す如く上フラップA4,A4を下流側の
横折りガイド3,3と上折りガイド4,4との間に配設
した折り下げガイド8,8で折り下げた後に、下フラッ
プA3,A3を上折りガイド4,4で折り上げて重ね合
わせ、これら下フラップA3,A3の先端を予め貼着し
た粘着テープにて封鎖したり、更に折り上げた下フラッ
プA3,A3の先端を折り込みガイド5,5の突出動に
より、物品Bの上面B4沿いに折り込んで予め貼着した
粘着テープC3,C3にて封鎖しても良い。
【0050】また、上フラップA4,A4の先端を予め
貼着した粘着テープC2,C2にて封鎖するか、又は下
フラップA3,A3の先端を予め貼着した粘着テープC
3,C3にて封鎖したが、これに限定されず、例えば包
装工程の途中か又は包装終了位置にテープ貼り付け機構
を配設して、包装途中か包装終了後に粘着テープC1,
C2,C2,C3,C3を貼着したり、固着手段が粘着
テープ以外の糊付けであっても良い。
【0051】更に、耳折りされた物品Bをラッチ6…と
基台7a及び起立片7bで積み上げ可能に支持したが、
これに限定されず、耳折りされた物品Bを積み上げ可能
に支持しない場合はラッチ6…を設けなくても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、以下の
利点を有する。
【0053】1.エレベーターによる物品の上昇時に起
立片を弾性体の反押圧方向へ移動させて物品の側面に押
し付け、エレベーターの上昇で物品が所定高さ位置まで
上昇した時に、起立片を弾性体で基台上及び凹部に沿っ
て押圧移動させることにより、この起立片の上端面が物
品の底面中央部近くまで進入して当接し、該起立片を介
して物品の底面中央部が基台上に支持されるので、物品
の変形可能な底面中央部の垂れ下がりを防止できる。
【0054】従って、物品の底面両側部だけがラッチで
支持される従来のものに比べ、物品が例えば多数積み重
ねられた紙や長手方向へジグザグ形に折り重なった帯状
の布や織物などの変形可能なものでも、荷崩れする恐れ
がなく確実に支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す物品支持装置の縦断正
面図で包装開始と包装終了時を実線により示すものであ
る。
【図2】同横断平面図である。
【図3】サイドフラップの折り込み開始状態を部分拡大
して示す横断平面図である。
【図4】サイドフラップの折り込み終了直前の状態を部
分拡大して示す横断平面図である。
【図5】上フラップの折り下げ開始状態を部分拡大して
示す横断平面図である。
【図6】部分拡大して示す同縦断側面図である。
【図7】耳折り工程を順番に示す斜視図である。
【図8】耳折り工程の変形例を示す斜視図である。
【図9】エレベーターのみの平面図である。
【符号の説明】
A 包装シート B 物品 B5 底面 1 エレベ
ーター 1b 凹部 7a 基台 7b 起立片 7c 弾性体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーター上に略直方体形状の物品を
    載置し、このエレベーターで物品が所定高さ位置まで上
    昇した時に突出して物品を支持する物品支持装置におい
    て、前記エレベーターに凹部を載置した物品の底面中央
    部近くまで切欠形成し、この凹部の下方に基台をエレベ
    ーターの下限位置より低く配設すると共に、これら基台
    上からエレベーターの凹部に亙って起立片を横方向へ往
    復動自在に立設し、上記凹部上に載置した物品の底面中
    央部へ向けて押圧する弾性体を起立片に連設したことを
    特徴とする物品支持装置。
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