JPH0739633Y2 - カートン組立装置 - Google Patents

カートン組立装置

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JPH0739633Y2
JPH0739633Y2 JP1987009127U JP912787U JPH0739633Y2 JP H0739633 Y2 JPH0739633 Y2 JP H0739633Y2 JP 1987009127 U JP1987009127 U JP 1987009127U JP 912787 U JP912787 U JP 912787U JP H0739633 Y2 JPH0739633 Y2 JP H0739633Y2
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JP
Japan
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carton
folding
path
conveying
folded
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清 山下
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、平坦に折り畳んだカートンを多数積み重ねて
保持するマガジンと、マガジンからカートンを1枚ずる
吸着して取り出す吸引カップをマガジンより所定の軌跡
を通って搬送路へ移動させる買値運搬機構と、方形開口
されたカートンを水平な搬送路に沿って箱詰機へ向け搬
送する搬送機構と、マガジン内で折り畳まれた折り畳み
方向と逆方向へカートンを逆折りする逆折り手段と、搬
送方向へカートンを圧縮して再開口する再開口手段を備
え、吸引カップの移動に伴いマガジンから取り出したカ
ートンを吸引カップの移動軌跡に沿って搬送路へ移送し
ながら搬送路上で方形開口させ、この開口したカートン
を搬送路に沿って搬送しながら逆折りして再開口させる
カートン組立装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のカートン組立装置として、例えば特開昭
61-60420号公報に開示される如く回転運搬機構が、固定
歯車の外周に3個の遊星歯車列を噛合させ、これら各遊
星歯車列の外端歯車に吸引カップを夫々連設し、搬送機
構該回転運搬機構と同期して駆動するチェーンコンベア
に多数のプッシャーをカートンの搬送方向の幅寸法ずつ
等間隔毎に立設し、上記固定歯車の外周沿いに各遊星歯
車列が夫々回転して各吸引カップを略正三角形状の内転
トロコイド軌跡で移動させることにより、その第一の頂
点でマガジンからカートンを吸着して順次取り出すと共
に、第二の頂点部でカートンの折り畳み縁を定速度で水
平移動するプッシャーに圧摺接させて徐々に開口し、そ
の後、カートンの吸着が解除され、隣接するプッシャー
でカートンの両側面を挟み込んで起立保持しながら箱詰
機へ搬送するものがある。
更に例えば特開昭59-26833号公報に開示される如く回転
運搬機構が、搬送路上のカートン導入頂点部をカム機構
で略U字状に変更することにより、搬送路上のカートン
の導入時間を約2倍にして高速対応させるものがある。
また、例えば特公昭61-4811号公報に開示される如く回
転運搬機構が、カートンの隣り合う面を吸着する吸引カ
ップと吸引器を近接して配設し、マガジンからカートン
を吸引カップで取り出した後に、吸引器を吸着させて吸
引カップと直角に位置することにより、カートンを強制
的に方形開口させ、定速度で水平移動するチェーンコン
ベアのプッシャーの間に挟み込んで起立保持しながら搬
送するものがある。
また更に、例えば実開昭59-26709号公報に開示される如
く、マガジンから吸引カップにより取り出したカートン
を搬送路上に吸着保持してから、チェーンコンベアのプ
ッシャーで押送し、上動した傾斜ガイドによりカートン
の上方折り畳み縁を上昇させて上方ストッパに突き当て
ると同時に、傾斜ガイドが搬送路下に下動し、その後、
プッシャーの押送により上方ストッパとの間にカートン
を挟んで方形開口させ、この開口状態から揺動レバーが
搬送路の上流側へ揺動して開口したカートンの上面に突
き当てることにより、カートンを強制的に逆折りし、こ
れに伴ってプッシャーが搬送路の上流側へ倒れ、その
後、上方ストッパの下端から斜め下方へ屈曲して連設さ
れる上下方向へ平行な規制レール間に逆折りしたカート
ンを通すことにより、逆折りしたカートンが圧縮されて
折り癖を除去した後に、再開口するものがある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし乍ら、このような従来のカートン組立装置では、
特開昭61-60420号公報や特公昭61-41811号公報の場合、
カートンの折り畳み縁の移動軌跡とチェーンコンベアの
プッシャーの水平移動とのタイミングを正確に合わせる
必要があるため、その調整作業が難しく面倒であり、特
に特開昭61-60420号公報のような略正三角形状の内転ト
ロコイド軌跡の頂点部でカートンがプッシャーの間に短
時間で導入されるものの場合には、カートンを完全に方
形開口させるのに十分な時間を得られず最良の開口条件
を期待できないという問題がある。
このことは、特開昭59-26833号公報のようにカートンの
導入時間を長くしたり、特公昭61-41811号公報のように
カートンを強制的に方形開口させる点からも明らかであ
るが、しかし、これらのものは回転運搬機構の構造が大
変複雑になって、コスト高になるばかりでなく装置全体
が大型化するという問題がある。
また、実開昭59-26709号公報の場合には、傾斜ガイドの
上下動によりプッシャーとストッパとの間にカートンを
挟んで方形開口させ、この開口したカートンに揺動レバ
ーを突き当てて強制的に逆折りするため、カートンを速
いタイミングで方形開口させたり逆折りしようとする
と、カートンへ瞬間的な無理な力がかかってカートンの
表面を傷付け易く、商品価値が低下すると共に、短時間
に多量のカートンを逆折り出来ず、高速作動向きでな
く、しかも構造が複雑でコスト高になり装置全体が大型
化するという問題点がある。
更に、実開昭59-26709号公報の場合には、上方ストッパ
と逆折りしたカートンを圧縮する規制レールの上側とが
連設されるため、カートンの上下高さ寸法がサイズ変更
され、これに対応して搬送路と上方ストッパの間隔を上
下調整動したり、或いはカートンの搬送方向への幅寸法
がサイズ変更され、これに対応して上方ストッパを搬送
方向へ調整動すると、規制レールの間隔が変わってしま
い、規制レールの間隔が狭くなり過ぎてカートンを通過
出来ないことや、規制レールの間隔が広くなり過ぎて逆
折りしたカートンを確実に圧縮出来ず、これにより折り
癖を完全に除去できないことがあるという問題がある。
そして、特開昭61-60420号公報や特公昭61-41811号公報
や実開昭59-26709号公報の場合には、搬送機構によりカ
ートンがフラップを搬送方向と直交する左右方向へ突出
させたまま箱詰機へ搬送されるため、搬送機構の左右幅
寸法をコンパクト化出来ないばかりでなく、加工させた
カートンの筒状部に箱詰機の内容物充填用コンベアを接
近させて配設できず、装置全体が大型化すると共に、内
容物充填用コンベアからカートンの筒状部に向け進退自
在に配設される内容物充填用プッシャーのストロークも
フラップの突出寸法分長く必要になって、内容物の充填
に時間がかかるという問題がある。
更に、フラップを搬送方向と直交する左右方向へ突出さ
せた状態で内容物を充填するため、フラップが僅かでも
内方へ傾斜していると内容物の充填時にフラップを巻き
込んで内容物が確実に充填されないことがあるという問
題がある。
本考案は斯かる従来事情に鑑み、吸引カップによりカー
トンを移動するだけで移動体と連動させることなくカー
トンを確実に方形開口させながら、水平搬送するだけで
スムーズに逆折りすると共に、逆折り中にフラップを外
側へ折り込み、しかも、カートンのサイズ変更と関係な
く一定状態に逆折り圧縮することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案が講ずる技術的手段
は、搬送路上に固定傾斜ガイドをその傾斜面が搬送方向
下流側へ向くように立設し、この傾斜面を搬送路及び下
流側へ向かうに従いカートンの下方折り畳み縁の移動軌
跡と漸次接近して交差する角度に傾斜させ、該傾斜面の
下方に開口したカートンの下方折り畳み側角部と係合す
る下方ストッパを連設すると共に、この下方ストッパよ
り搬送方向下流側の上方に、開口したカートンの上方折
り畳み側角部と係合する上方ストッパを、カートンの上
方折り畳み縁の移動軌跡上に出没動自在で搬送方向へ調
整動自在に配置し、この上方ストッパより若干下方位置
から逆折り手段を、搬送方向下流側へ向かうに従い漸次
水平な搬送路と接近する方向へ下り傾斜させて上方方向
及び搬送方向へ移動不能に配設し、この逆折り手段の下
端面と搬送路までの間隔を折り畳んだカートンの厚さ寸
法と略同寸法にして、これより搬送方向下流側で再開口
手段の搬送方向上流側に、逆折りしたカートンのフラッ
プと当接するフラップ折り手段を、搬送方向下流側へ向
かうに従い漸次上下方向へ傾斜させて配設し、上記逆折
り手段の直下に位置する搬送路の下流側と、固定傾斜ガ
イドが立設される搬送路の上流側と平行移動部材で連結
して、搬送路の上流側を水平状態のまま上下調整動自在
に配置したことを特徴とするものである。
〈作用〉 本考案は上記技術的手段によれば、吸引カップの移動に
伴いカートンの下方折り畳み縁が固定傾斜ガイドの傾斜
面に圧摺接して、カートンを開口方向へ徐々に押圧させ
ることにより、カートンが徐々に方形開口され、この開
口したカートンの下方折り畳み側角部を下方ストッパと
係合して下降及び上流側移動が阻止されると同時に、上
方折り畳み側角部を上方ストッパと係合して上昇及び下
流側移動が阻止されながら、これら両者を対角線方向に
挟み込むことにより、折り畳み方向へ復帰しようとする
反力を利用して方形状に保持され、その後、この反力に
逆らってカートンが搬送機構により下流側へ搬送されな
がら、上方折り畳み縁を下り傾斜した逆折り手段に沿わ
せることにより、カートンの下面側が下流側へ先に搬送
されて徐々に逆折りされ、その後、180度逆折りしたカ
ートンのフラップをフラップ折り手段に突き当てること
により、フラップが略直角状に拡開してからカートンが
再開口され、更にカートンの上下高さ寸法の変更に伴っ
て搬送路の上流側上面から上方ストッパまでの間隔を調
整したり、或いはカートンの搬送方向への幅寸法の変更
に伴って下方ストッパから上方ストッパまでの幅寸法を
調整しても、搬送路の下流側と逆折り手段との間隔が変
化しないものである。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は第1図及び第3図乃至第7図に示す如く回
転運搬機構2が、固定歯車の外周に噛合した3個の遊星
歯車列の外端歯車に夫々吸引カップ2a,2a,2aを連設して
構成することにより、吸引カップ2a,2a,2aを略正三角形
状の内転トロコイド軌跡で移動させ、その第一の頂点で
傾斜状に配設したマガジン1から平坦に折り畳まれてカ
ートンA…を1枚ずつ吸着して取り出し、搬送路4へ向
けて回転移送すると共に、第二の頂点部で取り出したカ
ートンAを固定傾斜ガイド3に圧摺接させて吸引カップ
2aの吸引を解除するものである。
固定傾斜ガイド3は、上記吸引カップ2aの移動軌跡、即
ち内転トロコイド軌跡の第一頂点から第二頂点へ至る部
分に沿って搬送路4の上流端に、その傾斜面3aを搬送方
向下流側へ向けて立設され、この傾斜面3aを搬送路4及
び下流側へ向かうに従って、折り畳まれたカートンAの
下方折り畳み縁A1の移動軌跡と漸次接近して交差する角
度に傾斜させ、吸引カップ2aの移動により該下方折り畳
み縁A1を傾斜面3aに圧摺接させて、カートンAの開口方
向へ徐々に押圧するようにする。
また、上記傾斜面3aの下方には、垂直面3bを連設して該
垂直面3bと、水平な搬送路4の上面とから下方ストッパ
3′をL形状に形成し、これら垂直面3bと搬送路4の上
面に開口したカートンAの下方折り畳み側角部A3が係合
することにより、その下降及び上流側移動を阻止する。
本実施例では、固定傾斜ガイド3を後述する搬送路4の
搬送方向と直交する左右幅方向へ一対配設した上流側支
持部4a3,4a3に夫々搬送方向へ調整動自在に配置し、各
傾斜面3aの傾斜角度を略25度としている。
搬送路4は、上記固定傾斜ガイド3から箱詰機(図示せ
ず)側へ通じる水平な通路で、その上面に開口したカー
トンAの下面を沿わしめると共に、このカートンAの下
面側のみを搬送方向下流側へ搬送する搬送機構4aが配設
される。
搬送機構4aは、開口したカートンAの上流側側面の下端
のみと当接する突起4a1を等間隔毎に外方へ突設したベ
ルトコンベアにより構成し、本実施例の場合には、これ
ら搬送コンベア4a,4aを固定傾斜ガイド3,3の内側に位置
して一対配設している。
各搬送コンベア4aは、その駆動プーリー及び上動プーリ
ーが軸支される支持部を、固定傾斜ガイド3が配置され
る上流側支持部4a3と、後述する逆折り手段の直下に位
置する下流側支持部4a2とに搬送方向へ二分割し、これ
ら上流側支持部4a3と下流側支持部4a2が搬送方向へ延び
る平行リンクなどの平行移動部材4a4を介して連結する
ことにより、上流側支持部4a3を下流側支持部4a2に対し
て固定傾斜ガイド3と共に水平状態のまま上下調整動自
在に支持し、固定ハンドル4a5で位置決めする。
搬送路4の上方空間には、上記下方ストッパ3′より下
流側上方で、開口したカートンAの高さ寸法に相当する
高さ位置に上方ストッパ5が配設される。
上方ストッパ5は、折り畳まれたカートンAの上方折り
畳み縁A2の移動軌跡上に出没自在に配設される保持爪5a
と、開口したカートンAの下流側側面上端と対向して立
設される鉛直面5bとからL形状に形成され、保持爪5a
は、通常バネ5c等の弾性体で上記移動軌跡上に突出して
いるが、吸引カップ2aの下方移動により上方折り畳み縁
A2と接触すると揺動してこれを下方へ通過させると共
に、通過後は再び突出し、これら保持爪5aと鉛直面5bに
上方折り畳み側角部A4が係合することにより、その上昇
及び下流側移動を阻止する。
従って、この上方ストッパ5と上記下方ストッパ3′と
でカートンAの両折り畳み側角部A3,A4を対角線方向に
挟み込み、これらによりカートンAは、その折り畳み方
向へ復帰しようとする反力を利用して方形状に保持され
る。
本実施例では、上方ストッパ5の鉛直面5bを搬送方向へ
延びる左右幅方向へ一対配設した平行な取り付け板5d,5
dの上流端に夫々形成し、これら取り付け板5d,5dに保持
爪5a,5aを夫々軸着すると共に、搬送方向へ延びる長孔5
d1,5d1を貫通開穿し、該長孔5d1,5d1を介して後述する
逆折り手段6の支持部6a2,6a2に搬送方向へ調整動自在
に支持する。
また、上方ストッパ5より若干下方には、搬送路4に沿
って逆折り手段6を、該上方ストッパ5より若干下方位
置から下流側へ向かうに従い漸次搬送路4と接近する方
向へ下り傾斜させて配設し、上記搬送機構4aで搬送され
たカートンAが逆折り手段6に当接することにより、カ
ートンAの下面側を下流側へ先に搬送して、その相対す
る両折り畳み側角部A3,A4が徐々に接近するように傾斜
させ、予めマガジン1内で折り畳まれた折り畳み方向と
逆方向へ逆折りする。
逆折り手段6は、その上流側を傾斜させた突起6a1付き
のベルトコンベア6aにより構成され、上記上方ストッパ
5,5の外側に夫々一対配設すると共に、これら逆折りコ
ンベア6a,6aの下端面と上記搬送コンベア4a,4a上面との
間隔を折り畳み時のカートンAの厚さ寸法と略同寸法に
することにより、180度逆折りさせている。
更に本実施例では、逆折りコンベア6a,6aに加えて、こ
れらの駆動プーリー及び上動プーリーが軸支される支持
部6a2,6a2に、夫々圧潰用ローラ6b,6bが該逆折りコンベ
ア6a,6aの下流端下方に突出して配設され、該圧潰用ロ
ーラ6b,6bで開口したカートンAの下流側側面の下端角
部A5を偏平状に押圧してから逆折りコンベア6a,6aで搬
送することにより、逆折りが円滑に行われるようにして
いるが、上記逆折りコンベア6a,6aのみで逆折りが可能
であれば、この圧潰用ローラ6b,6bはあえて必要ではな
い。
また、上記逆折り手段6の下流側には、逆折りされたカ
ートンAを搬送方向へ圧縮して再び方形開口させる再開
口手段7が配設される。
再開口手段7は、上記搬送コンベア4a,4aの下流側に配
設され、これに同期して連動する左右一対の突起7a1
きベルトコンベア7a,7aと、これら再開口コンベア7a,7a
下流端の下降湾曲面7a2,7a2より落下距離をおいて配設
されると共に、カートンAの搬送方向幅寸法ずつ等間隔
毎に多数の搬送爪7b1…を搬送方向へ調整動自在に立設
した排出コンベア7b,7bと、下降湾曲面7a2,7a2と対向し
て下り傾斜状に配設されるカートンAの下流端縁A7案内
用の傾斜板7c,7cとからなり、上記突起7a1,7a1で逆折り
されたカートンAの上流端縁A6を下流側へ押動して下降
湾曲面7a2沿いに落下させながら、その下流端縁A7を傾
斜板7c,7cに沿って移動し、水平移動する搬送爪7b1に突
き当ててカートンAを搬送方向へ圧縮することにより方
形開口せしめると共に、該搬送爪7b1の移動に伴って再
開口したカートンAの上流側から徐々に起立する他の搬
送爪7b1とによりカートンAの両側面を挟み込んで箱詰
機(図示せず)へ搬送するようにしている。
また、上記傾斜板7c,7cの下端には、排出コンベア7b,7b
の上面との間に再開口したカートンAの上下高さ寸法よ
り若干長い間隔をあけてカートンAの浮き上がりを防止
する水平面7c1,7c1を連設している。
そして、上述した左右一対の搬送コンベア4a,4a、逆折
りコンベア6a,6a及び再開口コンベア7a,7aは、これらの
駆動プーリー及び上動プーリーが軸支される支持部4a2,
4a2,6a2,6a2,7a3,7a3に亙って、ネジ軸8,8,8を夫々左右
方向へ挿通し、支持部4a2,4a2,6a2,6a2,7a3,7a3の左右
どちらか一方のみに螺合させると共に、これらネジ軸8,
8,8を図示しないモーターなどの調整手段に連係させ
て、支持部4a2,4a2,6a2,6a2,7a3,7a3の間隔が同時に左
右方向へ調整されるようになっている。
次に、斯かるカートン組立装置の作動について説明す
る。
先ず、回転運搬機構2の駆動によりマガジン1から平坦
に折り畳まれたカートンAを吸着して一枚ずつ取り出
し、このカートンAが第3図乃至第6図に示すような略
正三角形状の内転トロコイド軌跡で下方へ回転移送され
る。
カートンAが内転トロコイド軌跡の第二の頂点部に接近
すう頃には、カートンAの下方折り畳み縁A1が固定傾斜
ガイド3,3の傾斜面3a,3aに圧摺接して、第7図に示す如
くカートンAの下動に伴い下方折り畳み縁A1をカートン
Aの開口方向へ徐々に押圧してカートンAが方形開口さ
れる。
徐々に開口するカートンAの下方折り畳み縁A1が垂直面
3b,3b沿いに下降してカートンA下面が搬送路4の上面
に接近する頃には、上方折り畳み縁A2が上方ストッパ5,
5の保持爪5a,5aを該上方折り畳み縁A2の移動軌跡外へ揺
動させてこれを通過し、カートンAが方形状に開口す
る。
方形開口したカートンAは、その相対する両折り畳み側
角部A3,A4が垂直面3b,3b及び搬送路4上面からなる下方
ストッパ3′,3′と、保持爪5a,5a下面及び鉛直面5b,5b
からなる上方ストッパ5,5とで移動不能に挟み込まれ
て、カートンAの折り畳み方向へ復帰しようとする反力
を利用して方形状に保持され、この時に吸引カップ2aの
吸引が解除される。
その後、上方ストッパ5,5の鉛直面5b,5bでカートンAの
下流側上端に位置する折り畳み側角部A4を下流側へ移動
不能に保持したまま、搬送コンベア4a,4aの駆動により
カートンAの下面側のみが下流側へ先に搬送されて、上
記両折り畳み側角部A3,A4を接近させるように徐々に逆
折りされ、逆折り手段6を構成する圧潰用ローラ6b,6b
でカートンAの下流側側面の下端角部A5を偏平状に押圧
してから逆折りコンベア6a,6aで搬送させるか、或いは
直接逆折りコンベア6a,6aのみで該逆折りコンベア6a,6a
の下端面と搬送路4上面との間に搬送して180度逆折り
される。
そして、180度逆折りされたカートンAは、再開口コン
ベア7a,7aの突起7a1,7a1の押動により第8図に示す如く
搬送方向へ圧縮されて再び方形開口し、各排出コンベア
7bの搬送爪7b1,7b1の間に挟まれて箱詰機(図示せず)
へ搬送供給される。
一方、カートンAのサイズが変更されあ場合には、下記
のように調整して対応させる。
先ず、カートンAの上下高さ寸法法が変更された場合に
は、第9図及び第10図に示す如く固定ハンドル4a5を解
除して上流側支持部4a3,4a3を下流側支持部4a2,4a2に対
し水平状態のまま上下動させることにより、搬送コンベ
ア4a,4aの上流側上面から上方ストッパ5,5の保持爪5a,5
aまでの上下高さ寸法を調整し、これに伴って固定傾斜
ガイド3,3を搬送方向へ移動させて調整すると共に、傾
斜板7cを搬送方向及び上下動させて調整し、再開口コン
ベア7a,7aの突起7a1,7a1の突出位置を搬送方向へ移動さ
せることにより、再開口コンベア7a,7aの下流端から排
出コンベア7bの搬送爪7b1とのタイミングを調整する。
更に、必要に応じては圧潰用ローラ6b,6bの高さ位置を
上下調整する。
また、カートンAの搬送方向への幅寸法が変更された場
合には、上方ストッパ5,5の取り板5d,5dを長孔5d1,5d1
に沿って逆折りコンベア6a,6aの支持部6a2,6a2に対し搬
送方向へ移動させることにより、下方ストッパ3′,3′
の垂直面3b,3bから上方ストッパ5,5の鉛直面5b,5bまで
の幅寸法を調整し、傾斜板7cを搬送方向へ移動して調整
し、再開口コンベア7a,7aの突起7a1,7a1の突出位置を搬
送方向へ移動して搬送爪7b1とのタイミングを調整する
と共に、搬出コンベア7bの搬送爪7b1,7b1間の間隔を調
整し、更に必要に応じて圧潰用ローラ6b,6bを調整す
る。
カートンAの左右方向へ長さ寸法が変更された場合に
は、調整手段によりネジ軸8,8,8を正逆回転させること
により、搬送コンベア4a,4a、逆折りコンベア6a,6a及び
再開口コンベア7a,7aの左右間隔を調整し、これに伴っ
て固定傾斜ガイド3,3及び上下両ストッパ3′,3′,5,5
の左右間隔も調整される。
〈考案の効果〉 本考案は上記の構成であるから、以下の利点を有する。
吸引カップの移動に伴いカートンの下方折り畳み縁
が固定傾斜ガイドの傾斜面に圧摺接して、カートンを開
口方向へ徐々に押圧させることにより、カートンが徐々
に方形開口され、この開口したカートンの下方折り畳み
側角部を下方ストッパと係合して下降及び上流側移動が
阻止されると同時に、上方折り畳み側角部を上方ストッ
パと係合して上昇及び下流側移動が阻止されながら、こ
れら両者を対角線方向に挟み込むことにより、折り畳み
方向へ復帰しようとする反力を利用して方形状に保持さ
れ、その後、この反力に逆らってカートンが搬送機構に
より下流側へ搬送されながら、上方折り畳み縁を下り傾
斜した逆折り手段に沿わせることにより、カートンの下
面側が下流側へ先に搬送されて徐々に逆折りされ、その
後、180度逆折りしたカートンのフラップをフラップ折
り手段に突き当てることにより、フラップが略直角状に
拡開してからカートンが再開口され、更にカートンの上
下高さ寸法の変更に伴って搬送路の上流側上面から上方
ストッパまでの間隔を調整したり、或いはカートンの搬
送方向への幅寸法の変更に伴って下方ストッパから上方
ストッパまでの幅寸法を調整しても、搬送路の下流側と
逆折り手段との間隔が変化しないので、吸引カップによ
りカートンを移動するだけで移動体と連動させることな
くカートンを確実に方形開口させながら、水平搬送する
だけでスムーズに逆折りすると共に、逆折り中にフラッ
プを外側へ折り込め、しかもカートンのサイズ変更と関
係なく一定状態に逆折り圧縮できる。
従って、カートンの折り畳み縁の移動軌跡とチェーンコ
ンベアのプッシャーの水平移動とのタイミングを正確に
合わせる必要がある従来のものに比べ、調整作業が不要
になって使い勝手が向上すると共に、特に内転トロコイ
ド軌跡の頂点部でカートンが搬送路上へ短時間で導入さ
れるような場合でも簡単な構造で十分に方形開口させる
ことができ、コスト安で装置全体がコンパクトになる。
また、傾斜ガイドの上下動によりプッシャーとストッパ
との間にカートンを挟んで方形開口させ、この開口した
カートンに揺動レバーを突き当てて強制的に逆折りする
従来のものに比べ、カートンを速いタイミングで方形開
口させたり逆折りしてもカートンへ瞬間的に無理な力が
かからず、カートンの表面に傷が付き難く商品価値が低
下せず、短時間に多量のカートンを逆折りできて高速作
動向きであると共に、構造が簡素化できてコスト安で装
置全体がコンパクトになる。
そして、搬送機構によりカートンがフラップを搬送方向
と直交する左右方向へ突出させたまま箱詰機へ搬送され
る従来のものに比べ、搬送機構の左右幅寸法をコンパク
ト化でき、再開口させたカートンの筒状部と箱詰機の内
容物充填用コンベアを接近させて配置でき、装置全体の
小型化されるばかりでなく、内容物充填用プッシャのス
トロークも短くなって内容物の充填時間も短縮化でき、
しかも内容物の充填時にフラップを巻き込むことがなく
内容物を確実に充填できる。
更に、上方ストッパと逆折りしたカートンを圧縮する規
制レールの上側とが連設される従来のものに比べ、カー
トンの上下高さ寸法や搬送方向への幅寸法がサイズ変更
されても、カートンが通過不能になったり、逆折りした
カートンの圧縮量が変化せず、折り癖を完全に除去でき
る。
カートンを固定傾斜ガイドの傾斜面に圧摺接して開
口方向へ徐々に押圧するので、カートンの寸法変化に関
係なく1つの固定傾斜ガイドで方形開口させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すカートン組立装置の側
面図、第2図は要部を拡大して示す横断平面図、第3図
乃至第6図は回転運搬機構の作動状態を段階的に示す要
部拡大側面図、第7図は固定傾斜ガイドに圧摺接してカ
ートンが徐々に開口する状態を示す概略図、第8図は逆
折りされたカートンが再び方形開口する状態を示す要部
拡大側面図、第9図はカートンの高さ変更に対応して搬
送路の上流側を上下動させた状態を示す側面図で要部の
みを示し、第10図は同要部拡大斜視図である。 A……カートン、A1……下方折り畳み縁 A2……上方折り畳み縁、A3……下方折り畳み側角部 A4……上方折り畳み側角部、1……マガジン 2……回転運搬機構、2a……吸引カップ 3……回転傾斜ガイド、3a……傾斜面 3′……下方ストッパ、4……搬送路 4a……搬送機構、4a4……平行移動部材 5′……上方ストッパ、6……逆折り手段 7……再開口手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦に折り畳んだカートンを多数積み重ね
    て保持するマガジンと、マガジンからカートンを1枚ず
    つ吸着して取り出す吸引カップをマガジンより所定の軌
    跡を通って搬送路へ移動させる回転運搬機構と、方形開
    口されたカートンを水平な搬送路に沿って箱詰機へ向け
    搬送する搬送機構と、マガジン内で折り畳まれた折り畳
    み方向と逆方向へカートンと逆折りする逆折り手段と、
    搬送方向へカートンを圧縮して再開口する再開口手段を
    備え、吸引カップの移動に伴いマガジンから取り出した
    カートンを吸引カップの移動軌跡に沿って搬送路へ移送
    しながら搬送路上で方形開口させ、この開口したカート
    ンを搬送路に沿って搬送しながら逆折りして再開口させ
    るカートン組立装置において、前記搬送路上に固定傾斜
    ガイドをその傾斜面が搬送方向下流側へ向くように立設
    し、この傾斜面を搬送路及び下流側へ向かうに従いカー
    トンの下方折り畳み縁の移動軌跡と漸次接近して交差す
    る角度に傾斜させ、該傾斜面の下方に開口したカートン
    の下方折り畳み側角部と係合する下方ストッパを連設す
    ると共に、この下方ストッパより搬送方向下流側の上方
    に、開口したカートンの上方折り畳み側角部と係合する
    上方ストッパを、カートンの上方折り畳み縁の移動軌跡
    上に出没動自在で搬送方向へ調整動自在に配置し、この
    上方ストッパより若干下方位置から逆折り手段を、搬送
    方向下流側へ向かうに従い漸次水平な搬送路と接近する
    方向へ下り傾斜させて上下方向及び搬送方向へ移動不能
    に配設し、この逆折り手段の下端面と搬送路までの間隔
    を折り畳んだカートンの厚さ寸法と略同寸法にして、こ
    れより搬送方向下流側で再開口手段の搬送方向上流側
    に、逆折りしたカートンのフラップと当接するフラップ
    折り手段を、搬送方向下流側へ向かうに従い漸次上下方
    向へ傾斜させて配設し、上記逆折り手段の直下に位置す
    る搬送路の下流側と、固定傾斜ガイドが立設される搬送
    路の上流側とを平行移動部材で連結して、搬送路の上流
    側を水平状態のまま上下調整動自在に配置したことを特
    徴とするカートン組立装置。
JP1987009127U 1987-01-23 1987-01-23 カートン組立装置 Expired - Lifetime JPH0739633Y2 (ja)

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JPS63116323U JPS63116323U (ja) 1988-07-27
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JP2599218B2 (ja) * 1990-09-27 1997-04-09 株式会社フジキカイ 包装ケースの開口装置
CN109263149A (zh) * 2018-11-22 2019-01-25 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟条盒皮自动整平定型收集系统的料库结构

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