JPH0511131Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0511131Y2
JPH0511131Y2 JP1986195338U JP19533886U JPH0511131Y2 JP H0511131 Y2 JPH0511131 Y2 JP H0511131Y2 JP 1986195338 U JP1986195338 U JP 1986195338U JP 19533886 U JP19533886 U JP 19533886U JP H0511131 Y2 JPH0511131 Y2 JP H0511131Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carton
folding
flaps
folded
magazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986195338U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6399808U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986195338U priority Critical patent/JPH0511131Y2/ja
Publication of JPS6399808U publication Critical patent/JPS6399808U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0511131Y2 publication Critical patent/JPH0511131Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、平坦に折り畳んだカートンを多数積
み重ねて保持するマガジンと、マガジンからカー
トンを1枚ずつ吸着して取り出す吸引カツプをマ
ガジンより搬送路へ移動させる回転運搬機構と、
方形開口されたカートンを水平な搬送路に沿つて
箱詰機へ向け搬送する搬送機構と、マガジン内で
折り畳まれた折り畳み方向と逆方向へカートンを
逆折りする逆折り手段と、カートンを搬送方向へ
圧縮して再開口する再開口手段を備え、吸引カツ
プの移動に伴いマガジンから取り出したカートン
を搬送路へ移送しながら搬送路上で方形開口さ
せ、この開口したカートンを搬送路に沿つて搬送
しながら逆折りして再開口させるカートン組立装
置に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のカートン組立装置として、例え
ば特開昭61−60420号公報に開示される如く回転
運搬機構が、固定歯車の外周に3個の遊星歯車列
を噛合させ、これら各遊星歯車列の外端歯車に吸
引カツプを夫々連設し、搬送機構が該回転運搬機
構と同期して駆動するチエーンコンベアに多数の
プツシヤーをカートンの搬送方向の幅寸法ずつ等
間隔毎に立設し、上記固定歯車の外周沿いに各遊
星歯車列が夫々回転して各吸引カツプを略正三角
形状の内転トロコイド軌跡で移動させることによ
り、その第一の頂点でマガジンからカートンを吸
着して順次取り出すと共に、第二の頂点部でカー
トンの折り畳み縁を定速度で水平移動するプツシ
ヤーに圧摺接させて徐々に開口し、その後、カー
トンの吸着が解除され、隣接するプツシヤーでカ
ートンの両側面を挟み込んで起立保持しながら箱
詰機へ搬送するものがある。
また、例えば実開昭59−26709号公報に開示さ
れる如く、マガジンから吸引カツプにより取り出
したカートンを搬送路上に吸着保持してから、チ
エーンコンベアのプツシヤーで押送し、上動した
傾斜ガイドによりカートンの上方折り畳み縁を上
昇させてストツパに突き当てると同時に、傾斜ガ
イドが搬送路下に下動し、その後、プツシヤーの
押送により上記ストツパとの間にカートンを挟ん
で方形開口させ、この開口状態から揺動レバーが
搬送路の上流側へ揺動して開口したカートンの上
面に突き当てることにより、カートンを強制的に
逆折りし、これに伴つてプツシヤーが搬送路の上
流側へ倒れ、その後、上記ストツパの下端と連続
して配設した上下に平行な規制レール間に逆折り
したカートンを通して、折り癖を除去してからカ
ートンが再開口されるものがある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし乍ら、このような従来のカートン組立装
置では、搬送機構によりカートンがフラツプを搬
送方向と直交する左右方向へ突出させたまま箱詰
機へ搬送されるため、搬送機構の左右幅寸法をコ
ンパクト化できないばかりでなく、開口させたカ
ートンの筒状部に箱詰機の内容物充填用コンベア
を接近させて配設できず、装置全体が大型化する
と共に、内容物充填用コンベアからカートンの筒
状部に向け進退自在に配設される内容物充填用プ
ツシヤのストロークもフラツプの突出寸法分長く
必要になつて、内容物の充填に時間がかかるとい
う問題がある。
更に、フラツプを搬送方向と直交する左右方向
へ突出させた状態で内容物を充填するため、フラ
ツプが僅かでも内方へ傾斜していると内容物の充
填時にフラツプを巻き込んで内容物が確実に充填
されないことがあるという問題がある。
そこで、これを解決するために逆折りで上下方
向に折り畳まれたカートンを、例えば特公昭55−
3211号公報に開示される如く搬送機構で搬送しな
がら、その各フラツプを搬送方向下流側へ向かう
に従つて漸次上下方向に傾斜する傾斜ガイドに突
き当てることにより、各フラツプを夫々上下方向
へ拡開して外側へ90度に折り込むことが考えられ
る。
しかし、この場合には、カートンが折り畳み状
態である時は上下フラツプ及び前後フラツプも上
下に重なつて水平に突出するため、特に上下フラ
ツプの突出長さが略同じでしかも前後フラツプの
突出長さが略同じであると、これらのフラツプを
傾斜ガイドに突き当てだけでは、上下に重なつた
上側に位置するフラツプを上方へ、下側に位置す
るフラツプを下方へ夫々仕分けして拡開すること
が難しく、各フラツプを正確に外側へ折り込めな
いという問題がある。
本考案は斯かる従来事情に鑑み、カートンが完
全に再開口される前の時点で上下に重なつたフラ
ツプを夫々上下方向へ正確に仕分けして外側へ折
り込むことを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案が講ずる技術
的手段は、カートンの開口状態で上下方向へ対向
する上下フラツプを搬送方向へ対向する前後フラ
ツプより突出させ、逆折りされたカートンの前後
フラツプ先端より突出する上下フラツプ先端の間
に挟入する水平帯板部と、これに連続して搬送方
向下流側へ向かうに従い漸次上向きと下向きに
夫々傾斜する傾斜面とからなるガイド体を、逆折
り手段の配設位置に搬送路と平行に横設し、これ
ら傾斜面より搬送方向下流側に逆折りしたカート
ンを下降させながら搬送方向へ圧縮する再開口手
段を配設すると共に、この再開口手段の配設位置
に配置されて再開口されるカートンの前後フラツ
プの上下中間位置と対向する頂角と、これに連続
して搬送方向下流側へ向かうに従い漸次上向きと
下向きに夫々傾斜する折曲面とからなる前後フラ
ツプ用折込板を配設したことを特徴とするもので
ある。
〈作用〉 本考案は上記技術的手段によれば、カートンの
逆折り時に発生する上下フラツプの搬送方向への
位置ズレを利用して、これら上下フラツプ先端の
間にガイド体の水平帯板部を挟入させることによ
り、上下フラツプが上下方向へ仕分けして上下傾
斜面沿いに拡開され、前後フラツプは水平帯板部
に接触せず、そのまま搬送方向の下流側で上側に
位置する前フラツプを前後フラツプ用折込板の頂
角から上向きの折曲面に沿つて移動させることに
より、前フラツプが徐々に上方へ拡開されると同
時に、搬送方向の上流側で下側に位置する後フラ
ツプが前後フラツプ用折込板の頂角に接近する頃
には、再開口手段でカートンを下降しながら搬送
方向へ圧縮して徐々に再開口させ、後フラツプを
頂角から下向きの折曲面に沿つて移動させること
により、後フラツプが徐々に下方へ拡開されるも
のである。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この実施例は第1図及び第3図乃至第7図に示
す如く回転運搬機構2が、固定歯車の外周に噛合
した3個の遊星歯車列の外端歯車に夫々吸引カツ
プ2a,2a,2aを連設して構成することによ
り、吸引カツプ2a,2a,2aを略正三角形状
の内転トロコイド軌跡で移動させ、その第一の頂
点で傾斜状に配設したマガジン1から平坦に折り
畳まれたカートンA…を1枚ずつ吸着して取り出
し、搬送路4へ向けて回転移送すると共に、第二
の頂点部で取り出したカートンAを固定傾斜ガイ
ド3に圧摺接させて吸引カツプ2aの吸引を解除
するものである。
固定傾斜ガイド3は、上記吸引カツプ2aの移
動軌跡、即ち内転トロコイド軌跡の第一頂点から
第二頂点へ至る部分に沿つて搬送路4の上流端
に、その傾斜面3aを搬送方向下流側へ向けて立
設され、この傾斜面3aを搬送路4及び下流側へ
向かうに従つて、折り畳まれたカートンAの下方
折り畳み縁A1の移動軌跡と漸次接近して交差す
る角度に傾斜させ、吸引カツプ2aの移動により
該下方折り畳み縁A1を傾斜面3aに圧摺接させ
て、カートンAの開口方向へ徐々に押圧するよう
にする。
また、上記傾斜面3aの下方には、垂直面3b
を連設して該垂直面3bと、水平な搬送路4の上
面とから下方ストツパ3′をL形状に形成し、こ
れら垂直面3bと搬送路4の上面に開口したカー
トンAの下方折り畳み側角部A3が係合すること
により、その下降及び上流側移動を阻止する。
本実施例では、固定傾斜ガイド3が搬送路4の
搬送方向と直交する左右幅方向へ一対立設され、
各傾斜面3aの傾斜角度を略25度としている。
搬送路4は、上記固定傾斜ガイド3から箱詰機
(図示せず)側へ通じる水平な通路で、その上面
に開口したカートンAの下面を沿わしめると共
に、このカートンの下面側のみを搬送方向下流側
へ搬送する搬送機構4aが配設される。
搬送機構4aは、開口したカートンAの上流側
側面の下端のみと当接する突起4a1を等間隔毎に
外方へ突設したベルトコンベアにより構成され、
実施例の場合には、左右固定傾斜ガイド3,3の
内側に位置して一対配設している。
搬送路4の上方空間には、上記下方ストツパ
3′より下流側上方で、開口したカートンAの高
さ寸法に相当する高さ位置に上方ストツパ5が配
設される。
上方ストツパ5は、折り畳まれたカートンAの
上方折り畳み縁A2の移動軌跡上に出没自在に配
設される保持爪5aと、開口したカートンAの下
流側側面上端と対向して立設される鉛直面5bと
からL形状に形成され、保持爪5aは、通常バネ
5c等の弾性体で上記移動軌跡上に突出している
が、吸引カツプ2aの下方移動により上方折り畳
み縁A2と接触すると揺動してこれを下方へ通過
させると共に、通過後は再び突出し、これら保持
爪5aと鉛直面5bに上方折り畳み側角部A4
係合することにより、その上昇及び下流側移動を
阻止する。
従つて、この上方ストツパ5と上記下方ストツ
パ3′とでカートンAの両折り畳み側角部A3,A4
を対角線方向に挟み込み、これらによりカートン
Aは、その折り畳み方向へ復帰しようとする反力
を利用して方形状に保持される。
本実施例では、上方ストツパ5を搬送機構4a
の左右ベルトコンベアの内側に夫々一対配設して
いる。
また、上方ストツパ5より若干下方には、搬送
路4に沿つて逆折り手段6を、該上方ストツパ5
より若干下方位置から下流側へ向かうに従い漸次
搬送路4と接近する方向へ下り傾斜させて配設
し、上記搬送機構4aで搬送されたカートンAが
逆折り手段6に当接することにより、カートンA
の下面側を下流側へ先に搬送して、その相対する
両折り畳み側角部A3,A4が徐々に接近するよう
に傾斜させ、予めマガジン1内で折り畳まれた折
り畳み方向と逆方向へ逆折りする。
逆折り手段6は、下り傾斜させた突起6a1付き
のベルトコンベア6aにより構成され、上記左右
上方ストツパ5,5の外側に夫々一対配設すると
共に、これら両ベルトコンベア6a,6aの下端
面と上記搬送機構4aを構成する左右ベルトコン
ベア上面との間隔を折り畳み時のカートンAの厚
さ寸法と略同寸法にすることにより、180度逆折
りさせている。
更に本実施例では、上記突起6a1付きベルトコ
ンベア6aに加えて圧潰用ローラ6bが該ベルト
コンベア6aの下流端下方に突出して配設され、
該圧潰用ローラ6bで開口したカートンAの下流
側側面の下端角部A5を偏平状に押圧してから突
起6a1付きベルトコンベア6aで搬送することに
より、逆折りが円滑に行われるようにしている
が、上記突起6a1付きベルトコンベア6aのみで
逆折りが可能であれば、この圧潰用ローラ6bは
あえて必要ではない。
また、カートンAの左右各端部には、開口され
た状態でその上下面と連続して上下方向へ対向す
る上下フラツプA6,A7を、上流側側面及び下流
側側面と連続して搬送方向へ対向する前後フラツ
プA8,A9より左右方向へ突出して形成し、これ
ら上下フラツプA6,A7及び前後フラツプA8,A9
を夫々拡開させるフラツプ折り手段7が、上記逆
折り手段6の下流側に搬送路4の左右側縁に沿つ
て配設される。
フラツプ折り手段7は、カートンAの前後フラ
ツプA8,A9先端より突出する上下フラツプA6
A7先端の間に挟入して、これら上下フラツプA6
A7を上下方向へ拡開させる左右一対のガイド体
7a,7aと、これらガイド体7a,7aにより
拡開された上下フラツプA6,A6,A7,A7を90度
折り込む上下フラツプ用折込板7b…と、前後フ
ラツプA8,A8,A9,A9を90度拡開させて折り込
む前後フラツプ用折込板7c,7cとを下流側へ
順次配設している。
ガイド体7aは、その上流端が搬送路4の左右
側縁と平行に上記逆折り手段6の上流端位置まで
延びる水平帯板部7a1を形成し、カートンAの逆
折り時に発生する上下フラツプA6,A7の搬送方
向への位置ズレを利用して、これら上下フラツプ
A6,A7先端の間に該水平帯板部7a1を挟入させ
ると共に、搬送方向中間位置から下流側へ向うに
従つて漸次上向きと下向きに夫々約30度傾斜する
傾斜面7a2,7a2を形成し、これら上下傾斜面7
a2,7a2に沿つて上下フラツプA6,A7を下流側
へ移動させることにより、徐々に上下方向へ拡開
せしめる。
上下フラツプ用折込板7bは、上記ガイド体7
aの傾斜面7a2,7a2の内側、即ち上下フラツプ
A6,A7の基端に相当する箇所に前後フラツプ
A8,A9挿通用の隙間7b1を介して上下一対設け
られ、夫々の上流側には、下流側へ向かうに従つ
て漸次上向きと下向きに夫々傾斜すると共に、搬
送路4内側へ向けて傾斜する折曲面7b2,7b2
形成し、これら上下折曲面7b2,7b2に沿つて上
下フラツプA6,A7を下流側へ移動させることに
より、上下方向へ更に拡開させながら90度に折り
込む。
前後フラツプ用折込板7cは、上記上下フラツ
プ用折込板7bと同様にガイド体7aの内側に配
設され、その上流側には、前後フラツプA8,A9
の上下中間位置と対向して頂角7c1を設け、該頂
角7c1から下流側へ向うに従つて漸次上向きと下
向きに夫々傾斜すると共に、搬送路4内側へ向け
て傾斜する折曲面7c2,7c2を形成し、これら折
曲面7c2,7c2に沿つて前後フラツプA8,A9
下流側へ移動させることにより、上下方向へ拡開
させながら90度に折り込む。
そして更に、上記フラツプ折り手段7より若干
上流位置から下流側に亙つて、逆折りされたカー
トンAを搬送方向へ圧縮して再び方形開口させる
再開口手段8が配設される。
再開口手段8は、上記搬送機構4aを構成する
ベルトコンベアの下流側に配設され、これに同期
して連動する突起8a1付きベルトコンベア8a
と、該ベルトコンベア8a下流端の下降湾曲面8
a2より落下距離をおいて配設されると共に、カー
トンAの搬送方向幅寸法ずつ等間隔毎に多数の搬
送爪8b1…を立設した排出コンベア8bと、下降
湾曲面8a2と対向して下り傾斜状に配設されるカ
ートンAの下流端縁A11案内用の傾斜板8cとか
らなり、上記突起8a1で逆折りされたカートンA
の上流端縁A10を下流側へ押動して下降湾曲面8
a2沿いに落下させながら、その下流端縁A11を水
平移動する搬送爪8b1に突き当ててカートンAを
搬送方向へ圧縮することにより方形開口せしめる
と共に、該搬送爪8b1の前進に伴つて再開口した
カートンAの上流側から徐々に起立する他の搬送
爪8b1とによりカートンAの両側面を挟み込んで
箱詰機(図示せず)へ搬送するようにしている。
また、上記傾斜板8cの下端には、排出コンベ
ア8bの上面との間に再開口したカートンAの上
下高さ寸法より若干長い間隔をあけてカートンA
の浮き上がりを防止する水平面8c1を連設してい
る。
次に、斯かるカートン組立装置の作動について
説明する。
先ず、回転運搬機構2の駆動によりマガジン1
から平坦に折り畳まれたカートンAを吸着して一
枚ずつ取出し、このカートンAが第3図乃至第6
図に示すような略正三角形状の内転トロコイド軌
跡で下方へ回転移送される。
カートンAが内転トロコイド軌跡の第二の頂点
部に接近する頃には、カートンAの下方折り畳み
縁A1が固定傾斜ガイド3の傾斜面3aに圧摺接
して、第7図に示す如くカートンAの下動に伴い
下方折り畳み縁A1をカートンAの開口方向へ
徐々に押圧してカートンAが方形開口される。
徐々に開口するカートンAの下方折り畳み縁
A1が垂直面3b沿いに下降してカートンA下面
が搬送路4の上面に接近する頃には、上方折り畳
み縁A2が上方ストツパ5の保持爪5aを該上方
折り畳み縁A2の移動軌跡外へ揺動させてこれを
通過し、カートンAが方形状に開口する。
方形開口したカートンAは、その相対する両折
り畳み側角部A3,A4が垂直面3b及び搬送路4
上面からなる下方ストツパ3′と、保持爪5a下
面及び鉛直面5bからなる上方ストツパ5とで移
動不能に挟み込まれて、カートンAの折り畳み方
向へ復帰しようとする反力を利用して方形状に保
持され、この時に吸引カツプ2aの吸引が解除さ
れる。
その後、第8図に示す如く、上方ストツパ5の
鉛直面5bでカートンAの下流側上端に位置する
折り畳み側角部A4を下流側へ移動不能に保持し
たまま、搬送機構4aを構成する突起4a1付きベ
ルトコンベアの駆動によりカートンAの下面側の
みが下流側へ先に搬送されて、上記両折り畳み側
角部A3,A4を接近させるように徐々に逆折りさ
れ、第9図に示す如く逆折り手段6を構成する圧
潰用ローラ6bでカートンAの下流側側面の下端
角部A5を偏平状に押圧してから突起6a1付きベ
ルトコンベア6aで搬送させるか、或いは直接突
起6a1付きベルトコンベア6aのみで第10図及
び第11図に示す如く該ベルトコンベア6aの下
端面と搬送路4上面との間に搬送して180度逆折
りされる。
そして,この逆折り途中に第9図に示す如くフ
ラツプ折り手段7を構成するガイド体7aの水平
帯板部7a1が上下フラツプA6,A7先端の間に挟
入され、これに続いて第12図及び第13図に示
す如く傾斜面7a2,7a2に沿つて徐々に上下方向
へ拡開され、その後、上下フラツプ用折込板7
b,7bにより第14図及び第15図に示す如く
上下フラツプA6,A7が夫々外側へ90度に折り込
まれる。
その後、再開口手段8を構成するベルトコンベ
ア8aの突起8a1の押動により第16図及び第1
7図に示す如く搬送方向の下流側で上側に位置す
る前フラツプA8は、前後フラツプ用折込板7c
の頂角7c1から上向きの折曲面7c2に沿つて移動
することにより、徐々に上方へ拡開されると同時
に、搬送方向の上流側で下側に位置する後フラツ
プA9が前後フラツプ用折込板7cの頂角に接近
する頃には、第18図に示す如く再開口手段8の
下降湾曲面8a2に沿つて斜めにカートンAが下降
し始め、後フラツプA9は、頂角7c1から下向き
の折曲面7c2に沿つて移動することにより、徐々
に下方へ拡開され、前後フラツプA8,A9が夫々
外側へ90度に折り込まれる。
そして、再開口手段8を構成する排出コンベア
8bの搬送爪8b1により第19図に示す如く搬送
方向へ圧縮されて再び方形開口し、排出コンベア
8bの搬送爪8b1,8b1の間に挟まれて箱詰機
(図示せず)へ搬送供給される。
〈考案の効果〉 本考案は上記の構成であるから、以下の利点を
有する。
カートンの逆折り時に発生する上下フラツプ
の搬送方向への位置ズレを利用して、これら上
下フラツプ先端の間にガイド体の水平帯板部を
挟入させることにより、上下フラツプが上下方
向へ仕分けされて上下傾斜面沿いに拡開し、前
後フラツプは水平帯板部に接触せず、そのまま
搬送方向の下流側で上側に位置する前フラツプ
を前後フラツプ用折込板の頂角から上向きの折
曲面に沿つて移動させることにより、前フラツ
プが徐々に上方へ拡開されると同時に、搬送方
向の上流側で下側に位置する後フラツプが前後
フラツプ用折込板の頂角に接近する頃には、再
開口手段でカートンを下降しながら搬送方向へ
圧縮して徐々に再開口させ、後フラツプを頂角
から下向きの折曲面に沿つて移動させることに
より、後フラツプが徐々に下方へ拡開されるの
で、カートンが完全に再開口される前の時点で
上下に重なつたフラツプを夫々上下方向へ正確
に仕分けして外側へ折り込める。
従つて、搬送機構によりカートンがフラツプ
を搬送方向と直交する左右方向へ突出させたま
ま箱詰機へ搬送される従来のものに比べ、上下
フラツプの突出長さが略同じでしかも前後フラ
ツプの突出長さが略同じであつても、搬送機構
の左右幅寸法をコンパクト化できて、再開口さ
せたカートンの筒状部と箱詰機の内容物充填用
コンベアを接近させて配置でき、装置全体の小
型化されるばかりでなく、内容物充填用プツシ
ヤのストロークも短くなつて内容物の充填時間
も短縮化でき、しかも内容物の充填時にフラツ
プを巻き込むことがなく内容物を確実に充填で
きる。
再開口手段によりカートンを下降しながらフ
ラツプを折り込んで再開口させるので、内容物
充填用コンベアを再開口したカートンの搬送路
と接近して水平な直線状に横設でき、内容物充
填用コンベアを途中から曲げて再開口したカー
トンの搬送路と接近させるものに比べ、内容物
充填用コンベアの構造が簡単でコストを低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すカートン組立
装置の側面図、第2図は同平面図、第3図乃至第
6図は回転運搬機構の作動状態を段階的に示す要
部拡大側面図、第7図は固定傾斜ガイドに圧摺接
してカートンが徐々に開口する状態を示す概略
図、第8図はカートンを開口保持した状態を示す
要部拡大斜視図、第9図は逆折りが開始された状
態を示す要部拡大斜視図、第10図及び第11図
はカートンが完全に逆折りされた状態を示す要部
拡大斜視図、第12図は逆折りされたカートンの
上下フラツプ間にガイド体が挟入した状態を示す
要部拡大斜視図、第13図は第12図の13−1
3線に沿える拡大断面図、第14図は上下フラツ
プがガイド体により拡開されている状態を示す要
部拡大斜視図、第15図は上下フラツプが上下フ
ラツプ用折込板により略直角状に折り込んだ状態
を示す要部拡大斜視図、第16図は前フラツプが
前後フラツプ用折込板により拡開されている状態
を示す要部拡大斜視図、第17図は第16図の1
7−17線に沿える拡大断面図、第18図は後フ
ラツプが前後フラツプ用折込板により拡開されて
いる状態を示す要部拡大斜視図、第19図は逆折
りされたカートンが再び方形開口する状態を示す
要部拡大側面図である。 A……カートン、A6……上フラツプ、A7……
下フラツプ、A8……前フラツプ、A9……後フラ
ツプ、1……マガジン、2……回転運搬機構、2
a……吸引カツプ、4……搬送路、4a……搬送
機構、6……逆折り手段、7a……ガイド体、7
a1……水平帯板部、7a2……傾斜面、7c……前
後フラツプ用折込板、7c1……頂角、7c2……折
曲面、8……再開口手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平坦に折り畳んだカートンを多数積み重ねて保
    持するマガジンと、マガジンからカートンを1枚
    ずつ吸着して取り出す吸引カツプをマガジンより
    搬送路へ移動させる回転運搬機構と、方形開口さ
    れたカートンを水平な搬送路に沿つて箱詰機へ向
    け搬送する搬送機構と、マガジン内で折り畳まれ
    た折り畳み方向と逆方向へカートンを逆折りする
    逆折り手段と、搬送方向へカートンを圧縮して再
    開口する再開口手段を備え、吸引カツプの移動に
    伴いマガジンから取り出したカートンを搬送路へ
    移送しながら搬送路上で方形開口させ、この開口
    したカートンを搬送路に沿つて搬送しながら逆折
    りして再開口させるカートン組立装置において、
    前記カートンの開口状態で上下方向へ対向する上
    下フラツプを搬送方向へ対向する前後フラツプよ
    り突出させ、逆折りされたカートンの前後フラツ
    プ先端より突出する上下フラツプ先端の間に挟入
    する水平帯板部と、これに連続して搬送方向下流
    側へ向かうに従い漸次上向きと下向きに夫々傾斜
    する傾斜面とからなるガイド体を、逆折り手段の
    配設位置に搬送路と平行に横設し、これら傾斜面
    より搬送方向下流側に逆折りしたカートンを下降
    させながら搬送方向へ圧縮する再開口手段を配設
    すると共に、この再開口手段の配設位置に配置さ
    れて再開口されるカートンの前後フラツプの上下
    中間位置と対向する頂角と、これに連続して搬送
    方向下流側へ向かうに従い漸次上向きと下向きに
    夫々傾斜する折曲面とからなる前後フラツプ用折
    込板を配設したことを特徴とするカートン組立装
    置。
JP1986195338U 1986-12-18 1986-12-18 Expired - Lifetime JPH0511131Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986195338U JPH0511131Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986195338U JPH0511131Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6399808U JPS6399808U (ja) 1988-06-28
JPH0511131Y2 true JPH0511131Y2 (ja) 1993-03-18

Family

ID=31153138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986195338U Expired - Lifetime JPH0511131Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0511131Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553211A (en) * 1978-06-21 1980-01-11 Pioneer Electronic Corp Manufacture of mc cartridge

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553211A (en) * 1978-06-21 1980-01-11 Pioneer Electronic Corp Manufacture of mc cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6399808U (ja) 1988-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11554568B2 (en) Machine and method for forming a container
EP1190842A2 (en) Case forming machine
JPH0640411A (ja) ブリスタパックを製品包装ラインから受け取り、該ブリスタパックをカートンを予め製造するラインから来るカートン内に挿入する装置
JP3830517B2 (ja) カートン装填装置内でカートンの両底部パネルを同時に引き出す装置
US4685275A (en) Carton opening apparatus
JPH07115690B2 (ja) カートン組立装置の胴印刷機構
JPH0220483B2 (ja)
US8684897B2 (en) Method for assembling a blank
US4983154A (en) Carton assembling method and equipment
US3893380A (en) Machine for erecting a carton blank to a carton
US5095960A (en) Apparatus for filling bags with bulk material
US3896601A (en) Packaging machine using two-blank carton system
JPS624495Y2 (ja)
JPH0511131Y2 (ja)
US3956874A (en) Packaging machine using two-blank carton system
EP0622300A1 (en) A process and an apparatus for packaging containers in a carrier in two rows of each at least two containers as well as a blank to be used therein
US5524417A (en) Envelope opening mechanism for inserter apparatus
US4291518A (en) Packing case tab slitter
JPH0536296B2 (ja)
US5033975A (en) Method of and a device for raising flattened parallelepipedic blanks
JPH0536295B2 (ja)
JP2001055208A (ja) カートンの製造(折り曲げ)装置
US4056047A (en) Method and apparatus for assembling a package
JPH0524015B2 (ja)
JPH0511132Y2 (ja)