JPH0536295B2 - - Google Patents

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JPH0536295B2
JPH0536295B2 JP61303511A JP30351186A JPH0536295B2 JP H0536295 B2 JPH0536295 B2 JP H0536295B2 JP 61303511 A JP61303511 A JP 61303511A JP 30351186 A JP30351186 A JP 30351186A JP H0536295 B2 JPH0536295 B2 JP H0536295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carton
folding
conveyance path
magazine
stopper
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61303511A
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English (en)
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JPS63162441A (ja
Inventor
Toshio Nagahashi
Kyoshi Yamashita
Minoru Sato
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP61303511A priority Critical patent/JPS63162441A/ja
Publication of JPS63162441A publication Critical patent/JPS63162441A/ja
Publication of JPH0536295B2 publication Critical patent/JPH0536295B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、平坦に折り畳んだカートンを多数積
み重ねて保持するマガジンと、マガジンからカー
トンを1枚ずつ吸着して取り出す吸引カツプをマ
ガジンより所定の軌跡を通つて搬送路へ移動させ
る回転運搬機構とを備え、吸引カツプの移動に伴
いマガジンから取り出したカートンを吸引カツプ
の移動軌跡に沿つて搬送路へ移送しながら搬送路
上で方形開口させるカートン組立装置に関する。
<従来の技術> 従来、この種のカートン組立装置として、例え
ば特開昭61−60420号公報に開示される如く回転
運搬機構が、固定歯車の外周に3個の遊星歯車列
を噛合させ、これら各遊星歯車列の外端歯車に吸
引カツプを夫々連設し、搬送機構が該回転運搬機
構と同期して駆動するチエーンコンベアに多数の
プツシヤーをカートンの搬送方向の幅寸法ずつ等
間隔毎に立設し、上記固定歯車の外周沿いに各遊
星歯車列が夫々回転して各吸引カツプを略正三角
形状の内転トロコイド軌跡で移動させることによ
り、その第一の頂点でマガジンからカートンを吸
着して順次取り出すと共に、第二の頂点部でカー
トンの折り畳み縁を定速度で水平移動するプツシ
ヤーに圧摺接させて徐々に開口し、その後、カー
トンの吸着が解除され、隣接するプツシヤーでカ
ートンを両側面を挟み込んで開口状態が保持され
ながら搬送するものがある。
更に、例えば特開昭59−26833号公報に開示さ
れる如く回転運搬機構が、のカートン導入頂点部
をカム機構で略U字状に変更することにより、搬
送路上へのカートンの導入時間を約2倍にして高
速対応させるものがある。
また、例えば特開昭53−140777号公報に開示さ
れる如く回転運搬機構が、カートンの隣り合う面
を吸着する吸引カツプと吸引器を近接して配設
し、マガジンからカートンを吸引カツプで取り出
した後に、吸引器を吸着させて吸引カツプと直角
に位置することにより、カートンを強制的に方形
開口させ、定速度で水平移動するチエーンコンベ
アのプツシヤーの間に挟み込んで開口状態が保持
されながら搬送するものがある。
また更に、例えば実開昭59−26709号公報に開
示される如く、マガジンから吸引カツプにより取
り出したカートンを搬送路上に吸着保持してか
ら、チエーンコンベアのプツシヤーで押送し、上
動した傾斜ガイドによりカートンの上方折り畳み
縁を上昇させてストツパに突き当てると同時に、
傾斜ガイドが搬送路下に下動し、その後、プツシ
ヤーの押送により上記ストツパとの間にカートン
を挟んで方形開口させ、この開口状態が保持され
るものがある。
<発明が解決しようとする課題> しかし乍ら、このような従来のカートン組立方
法及び装置では、特開昭61−60420号公報や特開
昭53−140777号公報の場合、カートンの折り畳み
縁の移動軌跡とチエーンコンベアのプツシヤーの
水平移動とのタイミングを正確に合わせる必要が
あるため、その調整作業が難しく面倒であり、特
に特開昭61−60420号公報のような略正三角形状
の内転トロコイド軌跡の頂点部でカートンがプツ
シヤーの間に短時間で導入されるものの場合に
は、カートンを完全に方形開口させるのに十分な
時間を得られず最良の開口条件を期待できないと
いう問題がある。
このことは、特開昭59−26833号公報のように
カートンの導入時間を長くしたり、特開昭53−
140777号公報のようにカートンを強制的に方形開
口させる点からも明らかであるが、しかし、これ
らのものは回転運搬機構の構造がたいへん複雑に
なつて、コスト高になるばかりでなく装置全体が
大型化するという問題がある。
また、実開昭59−26709号公報の場合には、カ
ートンに上動した傾斜ガイドが突き当たつて強制
的に押し上げることによりカートンをプツシヤー
とストツパとの間に挟み込んで方形開口させるた
め、カートンを速いタイミングで方形開口させよ
うとすると、カートンへ瞬間的に無理な力がかか
つてカートンの表面を傷付け易く、商品価値が低
下すると共に、短時間に多量のカートンを開口で
きず、高速作動向きでなく、しかも構造が複雑で
コスト高になり装置全体が大型化するいという問
題がある。
本発明は斯かる従来事情に鑑み、吸引カツプに
よりカートンを移動するだけで移動体と連動させ
ることなくカートンを確実にしかもスムーズに方
形開口させて開口状態を保持することを目的とす
る。
<課題を解決するための手段> 上記課題を解決するために本発明が講ずる技術
的手段は、搬送路上に固定傾斜ガイドをその傾斜
面が搬送方向下流側へ向くように立設し、この傾
斜面を搬送路及び下流側へ向かうに従いカートン
の下方折り畳み縁の移動軌跡と漸次接近して交差
する角度に傾斜させ、該傾斜面の下方に開口した
カートンの下方折り畳み側角部と係合する下方ス
トツパを連設すると共に、この下方ストツパより
搬送方向下流側の上方に、開口したカートンの上
方折り畳み側角部と係合する上方ストツパを、カ
ートンの上方折り畳み縁の移動軌跡上に出没動自
在に配置したことを特徴とするものである。
<作用> 本発明は上記技術的手段によれば、吸引カツプ
の移動に伴いカートンの下方折り畳み縁が固定傾
斜ガイドの傾斜面に圧摺接して、カートンを開口
方向へ徐々に押圧させることにより、カートンが
徐々に方形開口され、この開口したカートンの下
方折り畳み側角部を下方ストツパと係合して下降
及び上流側移動が阻止されると同時に、上方折り
畳み側角部を上方ストツパと係合して上昇及び下
流側移動が阻止されながら、これら両者を対角線
方向に挟み込むことにより、折り畳み方向へ復帰
しようとする反力を利用して方形状に保持される
ものである。
<実施例> 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この実施例は第3図及び第5図乃至第9図に示
す如く回転運搬機構2が、固定歯車の外周に噛合
した3個の遊星歯車列の外端歯車に夫々吸引カツ
プ2a,2a,2aを連設して構成することによ
り、吸引カツプ2a,2a,2aを略正三角形状
の内転トロコイド軌跡で移動させ、その第一の頂
点で傾斜状に配設したマガジン1から平坦に折り
畳まれたカートンA…を1枚ずつ吸着して取り出
し、搬送路4へ向けて回転移送すると共に、第二
の頂点部で取り出したカートンAを固定傾斜ガイ
ド3に圧摺接させて吸引カツプ2aの吸引を解除
するものである。
固定傾斜ガイド3は、上記吸引カツプ2aの移
動軌跡、即ち内転トロコイド軌跡の第一頂点から
第二頂点へ至る部分に沿つて搬送路4の上流端
に、その傾斜面3aを搬送方向下流側へ向けて立
設され、この傾斜面3aを搬送路4及び下流側へ
向かうに従つて、折り畳まれたカートンAの下方
折り畳み縁A1の移動軌跡と漸次接近して交差す
る角度に傾斜させ、吸引カツプ2aの移動により
該下方折り畳み縁A1を傾斜面3aに圧摺接させ
て、カートンAの開口方向へ徐々に押圧するよう
にする。
また、上記傾斜面3aの下方には、垂直面3b
を連設して該垂直面3bと、水平な搬送路4の上
面とから下方ストツパ3′をL形状に形成し、こ
れら垂直面3bと搬送路4の上面に開口したカー
トンAの下方折り畳み側角部A3が係合すること
により、その下降及び上流側移動を阻止する。
本実施例では、固定傾斜ガイド3が搬送路4の
搬送方向と直交する左右幅方向へ一対立設され、
各傾斜面3aの傾斜角度を略25度としている。
搬送路4は、上記固定傾斜ガイド3から箱詰機
(図示せず)側へ通じる水平な通路で、その上面
に開口したカートンAの下面を沿わしめると共
に、このカートンAの下面側のみを搬送方向下流
側へ搬送する搬送機構4aが配設される。
搬送機構4aは、開口したカートンAの上流側
側面の下端のみと当接する突起4a1を等間隔毎に
外方へ突設したベルトコンベアにより構成され、
実施例の場合には、左右固定傾斜ガイド3,3の
内側に位置して一対配設している。
搬送路4の上方空間には、上記下方ストツパ
3′より下流側の上方で、開口したカートンAの
高さ寸法に相当する高さ位置に上方ストツパ5が
配設される。
上方ストツパ5は、折り畳まれたカートンAの
上方折り畳み縁A2の移動軌跡上に出没自在に配
設される保持爪5aと、開口したカートンAの下
流側側面上端と対向して立設される鉛直面5bと
からL形状に形成され、保持爪5aは、通常バネ
5c等の弾性体で上記移動軌跡上に突出している
が、吸引カツプ2aの下方移動により上方折り畳
み縁A2と接触すると揺動してこれを下方へ通過
させると共に、通過後は再び突出し、これら保持
爪5aと鉛直面5bに上方折り畳み側角部A4
係合することにより、その上昇及び下流側移動を
阻止する。
従つて、この上方ストツパ5と上記下方ストツ
パ3′とでカートンAの両折り畳み側角部A3,A4
を対角線方向に挟み込み、これらによりカートン
Aは、その折り畳み方向へ復帰しようとする反力
を利用して方形状に保持される。
本実施例では、上方ストツパ5を搬送機構4a
の左右ベルトコンベアの内側に夫々一対配設して
いる。
また、上方ストツパ5より若干下方には、搬送
路4に沿つて逆折り手段6を、該上方ストツパ5
より若干下方位置から下流側へ向かうに従い漸次
搬送路4と接近する方向へ下り傾斜させて配設
し、上記搬送機構4aで搬送されたカートンAが
逆折り手段6に当接することにより、カートンA
の下面側を下流側へ先に搬送して、その相対する
両折り畳み側角部A3,A4が徐々に近接するよう
に傾斜させ、予めマガジン1内で折り畳まれた折
り畳み方向と逆方向へ逆折りする。
本実施例の場合、逆折り手段6は、下り傾斜さ
せた突起6a1付きのベルトコンベア6aにより構
成され、上記左右上方ストツパ5,5の外側に
夫々一対配設すると共に、これら両ベルトコンベ
ア6a,6aの下端面と上記搬送機構4aを構成
する左右ベルトコンベア上面との間隔を折り畳み
時のカートンAの厚さ寸法と略同寸法にすること
により、180度逆折りさせている。
更に本実施例では、上記突起6a1付きベルトコ
ンベア6aに加えて圧潰用ローラ6bが該ベルト
コンベア6aの下流端下方に突出して配設され、
該圧潰用ローラ6bで開口したカートンAの下流
側側面の下端角部A5を偏平状に押圧してから突
起6a1付きベルトコンベア6aで搬送することに
より、逆折りが円滑に行われるようにしている
が、上記突起6a1付きベルトコンベア6aのみで
逆折りが可能であれば、この圧潰用ローラ6bは
あえて必要ではない。
また、上記逆折り手段6の下流側には、逆折り
したカートンAの上下面と連続して左右方向へ突
出する上下フラツプA6,A7と、カートンAの上
流側側面及び下流側側面と連続して左右方向へ突
出する突出する前後フラツプA8,A9とを夫々拡
開させるフラツプ折り手段7を、搬送路4の左右
側縁に沿つて配設される。
フラツプ折り手段7は、カートンAの前後フラ
ツプA8,A9先端より突出する上下フラツプA6
A7先端の間に挟入して、これら上下フラツプA6
A7を上下方向へ拡開させる左右一対のガイド体
7a,7aと、これらガイド体7a,7aにより
拡開された上下フラツプA6,A6,A7,A7を90度
折り込む上下フラツプ用折込板7b…と、前後フ
ラツプA8,A8,A9,A9を90度拡開させて折り込
む前後フラツプ用折込板7c,7cとを下流側へ
順次配設している。
ガイド体7aは、その上流端が搬送路4の左右
側縁と平行に上記逆折り手段6の上流端位置まで
延びる水平帯板部7a1を形成し、カートンAの逆
折り時に発生する上下フラツプA6,A7の搬送方
向への位置ズレを利用して、これら上下フラツプ
A6,A7先端の間に該水平帯板部7a1を挟入させ
ると共に、搬送方向中間位置から下流側へ向うに
従つて漸次上向きと下向きに夫々約30度傾斜する
傾斜面7a2,7a2を形成し、これら上下傾斜面7
a2,7a2に沿つて上下フラツプA6,A7を下流側
へ移動させることにより、徐々に上下方向へ拡開
せしめる。
上下フラツプ用折込板7bは、上記ガイド体7
aの傾斜面7a2,7a2の内側、即ち上下フラツプ
A6,A7の基端に相当する箇所に前後フラツプ
A8,A9挿通用の隙間7a1を介して上下一対設け
られ、夫々の上流側には、下流側へ向うに従つて
漸次上向きと下向きに夫々傾斜すると共に、搬送
路4内側へ向けて傾斜する折曲面7b2,7b2を形
成し、これら上下折曲面7b2,7b2に沿つて上下
フラツプA6,A7を下流側へ移動させることによ
り、上下方向へ更に拡開させながら90度に折り込
む。
前後フラツプ用折込板7cは、上記上下フラツ
プ用折込板7bと同様にガイド体7aの内側に配
設され、その上流側には、前後フラツプA8,A9
の上下中間位置と対向して頂角7c1を設け、該頂
角7c1から下流側へ向うに従つて漸次上向きと下
向きに夫々傾斜すると共に、搬送路4内側に向け
て傾斜する折曲面7c2,7c2を形成し、これら折
曲面7c2,7c2に沿つて前後フラツプA8,A9
下流側へ移動させることにより、上下方向へ拡開
させながら90度に折り込む。
そして更に、上記フラツプ折り手段7より若干
上流位置から下流側に亙つて、逆折りされたカー
トンAを搬送方向へ圧縮して再び方形開口させる
再開口手段8が配設される。
再開口手段8は、上記搬送機構4aを構成する
ベルトコンベアの下流側に配設され、これに同期
して連動する突起8a1付きベルトコンベア8a
と、該ベルトコンベア8a下流端の下降湾曲面8
a2より落下距離をおいて配設されると共に、カー
トンAの搬送方向幅寸法ずつ等間隔毎に多数の搬
送爪8b1…を立設した排出コンベア8bと、下降
湾曲面8a2と対向して下り傾斜状に配設されるカ
ートンAの下流端縁A11案内用の傾斜板8cとか
らなり、上記突起8a1で逆折りされたカートンA
の上流端縁A10を下流側へ押動して下降湾曲面8
a2沿いに落下させながら、その下流端縁A11を水
平移動する搬送爪8b1に突き当ててカートンAを
搬送方向へ圧縮することにより方形開口せしめる
と共に、該搬送爪8b1の前進に伴つて再開口した
カートンAの上流側から徐々に起立する他の搬送
爪8b1とによりカートンAの両側面を挟み込んで
箱詰機(図示せず)へ搬送するようにしている。
また、上記傾斜板8cの下端には、排出コンベ
ア8bの上面との間に再開口したカートンAの上
下高さ寸法より若干長い間隔をあけてカートンA
を浮き上がりを防止する水平面8c1を連設してい
る。
次に、斯かるカートン組立装置の作動について
説明する。
先ず、回転運搬機構2の駆動によりマガジン1
から平坦に折り畳まれたカートンAを吸着して一
枚ずつ取出し、このカートンAが第5図乃至第8
図に示すような略正三角形状の内転トロコイド軌
跡で下方へ回転移送される。
カートンAが内転トロコイド軌跡の第二の頂点
部に接近する頃には、カートンAの下方折り畳み
縁A1が固定傾斜ガイド3の傾斜面3aに圧摺接
して、第9図に示す如くカートンAを下動に伴い
下方折り畳み縁A1をカートンAの開口方向へ
徐々に押圧してカートンAが方形開口される。
徐々に開口するカートンAの下方折り畳み縁
A1が垂直面3b沿いに下降してカートンA下面
が搬送路4の上面に接近する頃には、上方折り畳
み縁A2が上方ストツパ5の保持爪5aを該上方
折り畳み縁A2の移動軌跡外へ揺動させてこれを
通過し、カートンAが方形状に開口する。
方形開口したカートンAは、その相対する両折
り畳み側角部A3,A4が垂直面3b及び搬送路4
上面からなる下方ストツパ3′と、保持爪5a下
面及び鉛直面5bからなる上方ストツパ5とで移
動不能に挟み込まれて、カートンAの折り畳み方
向へ復帰しようとする反力を利用して方形状に保
持され、この時に吸引カツプ2aの吸引が解除さ
れる。
その後、第10図に示す如く、上方ストツパ5
の鉛直面5bでカートンAの下流側上端に位置す
る折り畳み側角部A4を下流側へ移動不能に保持
したまま、搬送機構4aを構成する突起4a1付き
ベルトコンベアの駆動によりカートンAの下面側
のみが下流側へ先に搬送されて、上記両折り畳み
側角部A3,A4を接近させるように徐々に逆折り
され、第11図に示す如く逆折り手段6を構成す
る圧潰用ローラ6bでカートンAの下流側側面の
下端角部A5を偏平状に押圧してから突起6a1
きベルトコンベア6aで搬送させるか、或いは直
接突起6a1付きベルトコンベア6aのみで第12
図及び第13図に示す如く該ベルトコンベア6a
の下端面と搬送路4上面との間に搬送して180度
逆折りされる。
そして、この逆折り途中に第11図に示す如く
フラツプ折り手段7を構成するガイド体7aの水
平帯板部7a1が上下フラツプA6,A7先端の間に
挟入され、これに続いて第14図及び第15図に
示す如く傾斜面7a2,7a2に沿つて徐々に上下方
向へ拡開され、その後、上下フラツプ用折込板7
b,7bにより第16図及び第17図に示す如く
上下フラツプA6,A7が夫々外側へ90度に折り込
まれる。
その後、再開口手段8を構成するベルトコンベ
ア8aの突起8a1の押動により第18図及び第1
9図に示す如く搬送方向の下流側で上側に位置す
る前フラツプA8は、前後フラツプ用折込板7c
の頂角7c1から上向きの折曲面7c2に沿つて移動
することにより、徐々に上方へ拡開されると同時
に、搬送方向の上流側で下側に位置する後フラツ
プA9が前後フラツプ用折込板7cの頂角に接近
する頃には、第20図に示す如く再開口手段8の
下降湾曲面8a2に沿つて斜めにカートンAが下降
し始め、後フラツプA9は、頂角7c1から下向き
の折曲面7c2に沿つて移動することにより、徐々
に下方へ拡開され、前後フラツプA8,A9が夫々
外側へ90度に折り込まれる。
そして、再開口手段8を構成する排出コンベア
8bの搬送爪8b1により第21図に示す如く搬送
方向へ圧縮されて再び方形開口し、排出コンベア
8bの搬送爪8b1,8b1の間に挟まれて箱詰機
(図示せず)へ搬送供給される。
<発明の効果> 本発明は上記の構成であるから、以下の利点を
有する。
吸引カツプの移動に伴いカートンの下方折り
畳み縁が固定傾斜ガイドの傾斜面に圧摺接し
て、カートンを開口方向へ徐々に押圧させるこ
とにより、カートンが徐々に方形開口され、こ
の開口したカートンの下方折り畳み側角部を下
方ストツパと係合して下降及び上流側移動が阻
止されると同時に、上方折り畳み側角部を上方
ストツパと係合して上昇及び下流側移動が阻止
されながら、これら両者の対角線方向に挟み込
むことにより、折り畳み方向へ復帰しようとす
る反力を利用して方形状に保持されるので、吸
引カツプによりカートンを移動するだけで移動
体と連動させることなくカートンを確実にしか
もスムーズに方形開口させて開口状態を保持で
きる。
従つて、カートンの折り畳み縁の移動軌跡と
チエーンコンベアのプツシヤーの水平移動との
タイミングを正確に合わせる必要がある従来の
ものに比べ、調整作業が不要になつて使い勝手
が向上すると共に、特に内転トロコイド軌跡の
頂点部でカートンが搬送路上へ短時間で導入さ
れるような場合でも簡単な構造で十分に方形開
口させることができ、コスト安で装置全体がコ
ンパクトになる。
また、カートンに上動した傾斜ガイドが突き
当たつて強制的に押し上げることによりカート
ンをプツシヤーとストツパとの間に挟み込んで
方形開口させる従来のものに比べ、カートンを
速いタイミングで方形開口させてもカートンへ
瞬間的に無理な力がかからず、カートンの表面
に傷が付き難く商品価値が低下せず、短時間に
多量のカートンを開口できて高速作動向きであ
ると共に、構造が簡素化できてコスト安で装置
全体がコンパクトになる。
カートンを固定傾斜ガイドの傾斜面に圧摺接
して開口方向へ徐々に押圧するので、カートン
の寸法変化に関係なく1つの固定傾斜ガイドで
方形開口させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すカートン組立
装置の側面図、第2図は同平面図、第3図は要部
を拡大して示す側面図、第4図は同平面図、第5
図乃至第8図は回転運搬機構の作動状態を段階的
に示す要部拡大側面図、第9図は固定傾斜ガイド
に圧摺接してカートンが徐々に開口する状態を示
す概略図、第10図はカートンを開口保持した状
態を示す要部拡大斜視図、第11図は逆折りが開
始された状態を示す要部拡大斜視図、第12図及
び第13図はカートンが完全に逆折りされた状態
を示す要部拡大斜視図、第14図は逆折りされた
カートンの上下フラツプ間にガイド体が挟入した
状態を示す要部拡大斜視図、第15図は第14図
の15−15線に沿える拡大断面図、第16図は
上下フラツプがガイド体により拡開されている状
態を示す要部拡大斜視図、第17図は上下フラツ
プが上下フラツプ用折込板により略直角状に折り
込んだ状態を示す要部拡大斜視図、第18図は前
フラツプが前後フラツプ用折込板により拡開され
ている状態を示す要部拡大斜視図、第19図は第
18図の19−19線に沿える拡大断面図、第2
0図は後フラツプが前後フラツプ用折込板により
拡開されている状態を示す要部拡大斜視図、第2
1図は逆折りされたカートンが再び方形開口する
状態を示す要部拡大側面図である。 A……カートン、A1……下方折り畳み縁、A2
……上方折り畳み縁、A3……下方折り畳み側角
部、A4……上方折り畳み側角部、1……マガジ
ン、2……回転運搬機構、2a……吸引カツプ、
3……固定傾斜ガイド、3a……傾斜面、3′…
…下方ストツパ、4……搬送路、5……上方スト
ツパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平坦に折り畳んだカートンを多数積み重ねて
    保持するマガジンと、マガジンからカートンを1
    枚ずつ吸着して取り出す吸引カツプをマガジンよ
    り所定の軌跡を通つて搬送路へ移動させる回転運
    搬機構とを備え、吸引カツプの移動に伴いマガジ
    ンから取り出したカートンを吸引カツプの移動軌
    跡に沿つて搬送路へ移送しながら搬送路上で方形
    開口させるカートン組立装置において、前記搬送
    路上に固定傾斜ガイドをその傾斜面が搬送方向下
    流側へ向くように立設し、この傾斜面を搬送路及
    び下流側へ向かうに従いカートンの下方折り畳み
    縁の移動軌跡と漸次接近して交差する角度に傾斜
    させ、該傾斜面の下方に開口したカートンの下方
    折り畳み側角部と係合する下方ストツパを連設す
    ると共に、この下方ストツパより搬送方向下流側
    の上方に、開口したカートンの上方折り畳み側角
    部と係合する上方ストツパを、カートンの上方折
    り畳み縁の移動軌跡上に出没動自在に配置したこ
    とを特徴とするカートン組立装置。
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