JP2669429B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP2669429B2 JP60043155A JP4315585A JP2669429B2 JP 2669429 B2 JP2669429 B2 JP 2669429B2 JP 60043155 A JP60043155 A JP 60043155A JP 4315585 A JP4315585 A JP 4315585A JP 2669429 B2 JP2669429 B2 JP 2669429B2
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剛夫 萩本
秀夫 小方
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はエアコン等の空気調和機に関し、特にその遠
隔操作の制御装置に係わる。 従来の技術 近年、空気調和機(以下空調機と呼ぶ)は従来の遠隔
操作用のリモコンとは別にシステム・コントロールと称
される遠隔から1台以上の空調機を一斉に運転/停止さ
せるか、あるいは前述の遠隔操作リモコンで従来通り個
別に空調機を運転操作させるかの設定ができる遠方スイ
ッチを備えたものが市場に現われてきている。 以下図面を参照しながら、上述した従来の空調機の制
御装置の一例について説明する。第2図は従来の空調機
の制御構成を示すものである。 1aは空調機である。2aは遠隔操作リモコンでリモコン
コード3aにて空調機1aに接続されている。4aはリモコン
の制御手段で運転操作信号を空調機1aに出力する。5aは
リモコン2a上の運転スイッチで、6aは操作スイッチ群
(風量,運転モード切換)である。7aはタイマでリモコ
ンの制御手段4aと接続され設定された時間に従って運転
/停止信号を出力する。以上の構成を空調機ユニットと
呼び、8aは第1空調機ユニットである。9は遠方スイッ
チで、第1スイッチ10と第2スイッチ11から成る。遠方
スイッチ9は3本の制御線12−1,12−2,12−3で遠隔操
作リモコン2a、すなわち制御手段4aと接続されている。 第1制御線12−1は、第1スイッチ10と制御手段4aの
入力端子(I0(a))と接続し、第2制御線12−2は第2
スイッチ11と制御手段4aの入力端子(I1(a))と接続
し、第3制御線12−3は第1スイッチ10,第2スイッチ1
1の共通線として第1スイッチ10と第2スイッチ11をリ
モコン2a内に接地している。以上が単数の空調機ユニッ
トを制御する場合であって、複数台の場合は第2図に示
す様に遠隔スイッチ9を共通にして上述した空調機ユニ
ットが3本の制御線12−1,12−2,12−3で並列に複数台
接続された構成となる。8bは第2空調機ユニットでその
構成は第1空調機ユニット8aと同様で空調機1bとリモコ
ンコード3bにて接続された遠隔操作リモコン2bから成
り、タイマ7bを備えている。遠隔操作リモコン2bには運
転スイッチ5b,操作スイッチ群6bとリモコンの制御手段4
bを有している。 以上の様に構成された空調機の制御装置について、以
下その動作について説明する。 第1空調機ユニット8aについて説明すると、遠隔操作
リモコン2a内の制御手段4aは運転スイッチ5a、タイマ7a
及び遠方スイッチ9からの運転/停止信号と操作スイッ
チ群6aからの操作信号(風量,運転モード切換等)を受
けて、リモコンコード3aを介して第1空調機1aに運転制
御信号を送る。 タイマ7aはあらかじめ設定された時刻に制御手段4aに
運転/停止信号を送り、第1空調機ユニット8aを運転/
停止するものである。第2空調機ユニット8bについても
全く第1空調機ユニットと同じ構成である。 ここで遠方スイッチ9であるがこれには各空調機ユニ
ット8a,8b……が並列に接続されており、各空調機ユニ
ット8a,8b……の遠隔操作リモコン2a,2b……とは別に遠
方から各空調機ユニット8a,8b……を一斉に運転/停止
させるもので、第1スイッチ10が第2図に示す様に投入
されていない(OFF)場合は各空調機ユニット8a,8b……
は個別に遠隔操作リモコン2a,2b……及びタイマ7a,7b…
…にて運転/停止を行なうことができるが、第1スイッ
チ10が投入されている(ON)場合は、運転スイッチ5a,5
b……及びタイマ7a,7b……からの入力信号(運転/停止
信号)は無効となり、各空調機ユニット8a,8b……の運
転/停止は第2スイッチ11の投入(ON)/復帰(OFF)
にて行なう様に制御手段4aは構成されている。すなわ
ち、第1スイッチ10をONすることにより、各空調機ユニ
ット8a,8b……の運転/停止を行なうことができるのは
第2スイッチ11のみになり、第1スイッチ10をOFFする
ことによって、各空調機ユニット8a,8b……は個別に運
転スイッチ5a,5b……及びタイマ7a,7b……にて運転/停
止を行なえるものである。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、この様な構成の空
調機は種々雑多なテナント等が入居した中小規模ビルに
設置され、そのビルの管理人が、大多数のテナントの営
業時間に合わせて、遠方スイッチにより、たとえば毎朝
7時30分に一斉に空調機を運転し、夜8時30分に停止さ
せるというものであるが、ある1つのテナントの営業時
間が朝の10時から夜の2時までであった場合、夜8時30
分には空調機は停止してしまう。そういった不備を解決
する為にタイマとの併用が考えられるが、たとえばタイ
マで朝10時に運転開始,夜2時に停止の設定を行って
も、遠方スイッチにより遠方からの一斉運転制御中は遠
隔操作リモコン上の運転スイッチ及びタイマによる運転
/停止信号は無効となるので、結局8時30分には空調機
は停止してしまうという問題点を有していた。 本発明は上記問題点に鑑み、遠方スイッチとタイマと
の併用を可能とした空調機の制御装置を提供するもので
ある。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の空調機の制御装
置は、遠方スイッチが複数台の空調機の一斉運転/停止
設定中にタイマからの運転/停止信号を記憶し、一斉運
転/停止設定解除後に記憶内容を制御手段に送出する記
憶手段を備えたものである。 作 用 本発明は上記した構成によって、遠方スイッチによる
遠方からの空調機の一斉運転制御中にタイマからの運転
開始/停止信号があった場合、記憶手段に記憶し、遠方
スイッチによる一斉運転制御が解除された場合、記憶し
たタイマからの運転開始/停止信号をリモコンの制御手
段に送出するので一斉運転制御中のタイマからの運転開
始/停止信号を有効とすることができるということにな
る。 実 施 例 以下本発明の一実施例の空調機の制御装置について図
面を参照しながら説明する。第1図は本発明の空調機の
制御構成を示すものである。従来例と同一部分について
は同一番号を付し、その詳細な説明を省略する。第1空
調機ユニット8aについて13aはタイマからの運転開始/
停止信号を記憶するための記憶手段で、本実施例ではア
ナログスイッチから成り、タイマからの信号はこの記憶
手段13aを介し、リモコンの制御手段4aに入力される。
またこの記憶手段13aであるアナログスイッチの制御端
子は第1スイッチ10と接続されている。第2空調機ユニ
ット8b中の記憶手段13bについても第1空調機ユニット8
aと同様の構成をとっている。 以上の様に構成された空調機の制御装置について、以
下にその動作を説明する。 ここで、タイマ7a,7b……を用いて空調機ユニットを
運転制御しない場合の動作については従来例と同様であ
るのでその説明を省略する。次にタイマを使用する場合
まず、遠方スイッチ9の第1スイッチ10がOFFしている
場合は、制御手段4a,4b……は、運転スイッチ5a,5b……
からの入力を受けつけ、タイマ7a,7b……からの運転/
停止信号については、記憶手段13a,13bであるアナログ
スイッチはその制御端子への入力レベルは第1スイッチ
10がOFFしているためHレベルとなりアナログスイッチ
は導通となり、タイマ7a,7b……からの信号はそのまま
伝達され制御手段4a,4b……に入力されるのでタイマ7a,
7b……で運転/停止ができる。一方第1スイッチ10がON
している場合は、制御手段4a,4b……は運転スイッチ5a,
5b……からの入力を受けつけず、第2スイッチ11のON/O
FFを受けつけ、空調機ユニット8a,8b……を運転/停止
する。この時第1スイッチ10がONしているので記憶手段
13a,13b……の制御端子への入力レベルはLレベルとな
り、アナログスイッチは非導通となり、タイマ7a,7b…
…からの信号は制御手段4a,4b……に伝達されることは
ない。それゆえ、第1スイッチ10がONの間、タイマ7a,7
b……から設定時刻に達し、出力される運転開始あるい
は停止信号は制御手段4a,4b……に入力されずに第1ス
イッチ10がOFF(遠方一斉運転解除)したときにはじめ
て記憶手段13a,13b……であるアナログスイッチを介し
て入力されるのでその時点からタイマ運転を開始するこ
とになる。 以上の様に本実施例によれば、遠方スイッチ9が複数
台の空調機1a,1b……の一斉運転/停止設定中にタイマ7
a,7b……からの運転/停止信号を記憶し、一斉運転/停
止設定解除後に記憶内容を制御手段4a,4b……に送出す
るアナログスイッチからなる記憶手段13a,13b……を設
けることにより、遠方スイッチ9の第1スイッチ10がON
している間(空調機の一斉運転/停止設定中)は、タイ
マ7a,7b……からの運転/停止信号を制御手段4a,4b……
に伝達せず、第1スイッチ10がOFF(空調機の一斉運転
/停止設定解除)したときに、タイマ7a,7b……からの
運転/停止信号を制御手段4a,4b……に伝達するので、
遠方スイッチ9とタイマ7a,7b……との併用を可能とす
ることができ、従来例の問題点で述べた様な遠方スイッ
チによるビル管理時間帯が空調機を朝7時30分に一斉に
運転開始,夜8時30分に一斉停止に対しても、ある空調
機ユニットのタイマの設定を朝10時開始、夜2時停止と
設定しておけば、その空調機ユニットは、一斉運転制御
中の朝10時にタイマからの運転信号を記憶しているの
で、夜8時30分に一斉停止するが、遠方運転制御を解除
することによって記憶されたタイマの運転信号を制御手
段は受けて再び再開し、夜2時にはタイマにて停止する
ので、ビル管理時間帯外でも使用する使用者は夜8時30
分に一斉停止された後、運転スイッチを再投入する必要
がなく、停止された後の運転再開忘れもなくなり、快適
な空調運転を続けることができ、その実用上の効果は大
きい。 尚、本実施例では記憶手段を回路構成としたが、制御
手段をマイクロコンピュータとし、プログラムにて記憶
手段を構成してもよいのは言うまでもない。 発明の効果 以上の様に本発明は、遠隔から空気調和機を一対一で
運転操作する遠隔操作リモコンと、遠隔操作リモコンと
は別に設けられ、遠方から複数台の空気調和機を一斉に
運転/停止させるか、あるいは一斉運転/停止を解除し
遠隔操作リモコンで個別に運転操作させるか設定する遠
方スイッチと、遠隔操作リモコンのそれぞれに対して設
けられ個々の空気調和機に固有の運転/停止時間を設定
するタイマと、遠隔操作リモコン内にあって遠方スイッ
チとタイマが接続され、遠方スイッチとタイマの状態に
応じて空気調和機に運転/停止信号を送る制御手段と、
遠方スイッチが複数台の空気調和機の一斉運転/停止設
定中にタイマからの運転/停止信号を記憶し、一斉運転
/停止設定解除後に記憶内容を制御手段に送出する記憶
手段を設けることによって、遠方スイッチによる空調機
の一斉運転/停止中のタイマからの運転/停止信号を有
効とすることができるので、遠方スイッチとタイマとの
併用運転が可能であり、より幅広い空調機の運転制御が
できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例における空調機の制御構成図、
第2図は従来例の空調機の制御構成図である。 1a,1b……空調機、2a,2b……遠隔操作リモコン、4a,4b
……制御手段、7a,7b……タイマ、9……遠方スイッ
チ、13a,13b……記憶手段。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.遠隔から空気調和機を一対一で運転操作する遠隔操
    作リモコンと、前記遠隔操作リモコンとは別に設けら
    れ、遠方から複数台の前記空気調和機を一斉に運転/停
    止させるか、あるいは一斉運転/停止を解除し前記遠隔
    操作リモコンで個別に運転操作させるか設定する遠方ス
    イッチと、前記遠隔操作リモコンのそれぞれに対して設
    けられ個々の前記空気調和機に固有の運転/停止時間を
    設定するタイマと、前記遠隔操作リモコン内にあって前
    記遠方スイッチと前記タイマが接続され、前記遠方スイ
    ッチと前記タイマの状態に応じて前記空気調和機に運転
    /停止信号を送る制御手段と、前記遠方スイッチが複数
    台の前記空気調和機の一斉運転/停止設定中に前記タイ
    マからの運転/停止信号を記憶し、一斉運転/停止設定
    解除後に記憶内容を前記制御手段に送出する記憶手段と
    を有する空気調和機の制御装置。
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