JP2669161B2 - バンパー周辺構造 - Google Patents

バンパー周辺構造

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JP2669161B2
JP2669161B2 JP2945991A JP2945991A JP2669161B2 JP 2669161 B2 JP2669161 B2 JP 2669161B2 JP 2945991 A JP2945991 A JP 2945991A JP 2945991 A JP2945991 A JP 2945991A JP 2669161 B2 JP2669161 B2 JP 2669161B2
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JP
Japan
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front side
bumper
side member
cross member
fast cross
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JP2945991A
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JPH04252755A (ja
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邦雄 有重
伸典 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のバンパー周辺構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンパー周辺構造としては例えば
図7および図8に示すようなものがある(実開昭61−
16953号公報参照)。
【0003】すなわち、これら図において、1は自動車
の前端側部の強度部材であるフロントサイドメンバー、
2はこのフロントサイドメンバー1の前端部の下部に固
設された自動車前部の強度部材であるファストクロスメ
ンバー、3は前記フロントサイドメンバー1の前端部の
前側にバンパーステーブラケット4を介して支持された
バンパーステー、5はこのバンパーステー3を前側から
囲むように前記フロントサイドメンバー1およびファス
トクロスメンバー2の前側に配設されたバンパーで、そ
の裏面に突設した上,下リブ6a,6bが前記バンパー
ステー3の上下面に近接して配されている。なお、FR
は車両前方、OXは車幅方向、UPRは車両上方を示
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の構造にあっては、バンパー5の絞り込みによる造
形要望に対応するためには、バンパー5の上,下リブ6
a,6bの長さを短縮し、またファストクロスメンバー
2の取付面を後退させ、さらにはファストクロスメンバ
ー2の断面積を縮小しなければならない。
【0005】しかしながら、上,下リブ6a,6bの長
さを短縮した場合には、バンパー5の剛性が低下し、ま
たファストクロスメンバー2の取付面を後退させた場合
には、車両衝突時における潰れスペースが縮小し、さら
にはファストクロスメンバー2の断面積を縮小した場合
には、ファストクロスメンバー2の剛性が低下するとい
う問題点があり、結局バンパー5の造形上の自由度に限
界があるという課題がある。
【0006】本発明はこのような従来の課題に着目して
なされたもので、バンパーの造形上の自由度を拡大する
ようにしたバンパー周辺構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明はフロントサイドメンバーの前端部の下部位
置とファストクロスメンバーの前端部位置を合致させて
前記フロントサイドメンバーの前端部の下部に前記ファ
ストクロスメンバーを固設すると共に前記フロントサイ
ドメンバーの前端部の上部位置を下部位置に対して後方
に扁位して形成し、前記フロントサイドメンバーの前端
部の前側に、フロントサイドメンバーの上下幅よりも小
さいバンパーステイを、フロントサイドメンバーの上部
位置より低い位置に支持する一方、該バンパーステイを
前側から囲むように前記フロントサイドメンバーおよび
ファストクロスメンバーの前側にバンパーを配設し、該
バンパーの裏側に上、下リブを突設すると共に前記上リ
ブの後端部を前記フロントサイドメンバーの前端部に、
前記下リブの後端部を前記フロントサイドメンバーまた
はファストクロスメンバーの前端部に、各々近接して配
設したものである。
【0008】
【作 用】フロントサイドメンバーの前端部における下
部位置にファストクロスメンバーの前端部位置が合致し
ているため、車両衝突時の潰れスペースが確保でき、か
つファストクロスメンバーの断面積を減少させることが
なく剛性を確保できる。また、フロントサイドメンバー
の前端部の上部位置が下部位置に対して後方に扁位し、
上部位置が延長し所定の長さが確保できるため、バンパ
ーの剛性を落とすことがない。そしてこの場合、下リブ
が短いため、バンパーの前端面位置を後退させることが
できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して従来
と同一の部品に同一符号を付して説明する。
【0010】図1および図2において、1は自動車の前
端側部の強度部材であるフロントサイドメンバー、2は
このフロントサイドメンバー1の前端部の下部に固設さ
れた自動車前部の強度部材であるファストクロスメンバ
ー、3は前記フロントサイドメンバー1の前端部の前側
に、バンパーステーブラケット4を介して前記フロント
サイドメンバー1の上部位置より低い位置に支持された
前記フロントサイドメンバー1の上下幅よりも小さいバ
ンパーステー、5はこのバンパーステー3を前側から囲
むように前記フロントサイドメンバー1およびファスト
クロスメンバー2の前側に配設されたバンパーで、その
裏側に上,下リブ6a,6bが突設されている。この上
リブ6aの後端部は前記フロントサイドメンバー1の前
端部に、また下リブ6bの後端部は前記フロントサイド
メンバー1またはファストクロスメンバー2の前端部に
各々近接して配設されている。前記バンパーステー3の
上下面に近接して配されている。なお、FRは車両前
方、OXは車幅方向、UPRは車両上方を示す。
【0011】前記フロントサイドメンバー1はその前端
部の下部位置Aが前記ファストクロスメンバー2の前端
部位置と合致していると共に、その前端部の上部位置B
が下部位置Aに対して後方に扁位して形成されている。
【0012】次に作用を説明する。フロントサイドメン
バー1の前端部における下部位置Aが従来例に比し後退
せずそのままの位置にあり、この位置にファストクロス
メンバー2の前端部位置が合致しているため、車両衝突
時の潰れスペースが確保でき、かつファストクロスメン
バー2の断面積を縮小させることがなく剛性も確保でき
る。
【0013】ここで、一般に図3ないし図5に示すよう
に、ビーム7の上,下部にリブ7a,7bを有する場合
において、上,下リブ7a,7bの形状が図3の場合の
ように大,大、図4の場合のように大,小、図5の場合
のように小,小の場合に夫々ビーム7の剛性は大,中,
小となる。
【0014】したがってフロントサイドメンバー1の前
端部の上部位置Bが下部位置Aに対して後方に扁位し、
上リブ6aが延長し所定の長さを確保できるため、上記
図4の場合と同様、上,下リブ6a,6bは大,小とな
り、ビーム7に相当するバンパー5の剛性は中程度とな
り極端に落とすことがない。
【0015】そしてこの場合、下リブ6bが短いため、
図6に示すように、バンパー5の前端面位置は従来例の
ものに比し寸法L分後退させることができ、したがって
該バンパー5のサイド部はその分絞り込みに余裕がで
き、造形上の自由度が拡大される訳である。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、フロントサイドメンバーの前端部の下部位置とファ
ストクロスメンバーの前端部位置を合致させて前記フロ
ントサイドメンバーの前端部の下部に前記ファストクロ
スメンバーを固設すると共に前記フロントサイドメンバ
ーの前端部の上部位置を下部位置に対して後方に扁位し
て形成し、前記フロントサイドメンバーの前端部の前側
に、フロントサイドメンバーの上下幅よりも小さいバン
パーステイを、フロントサイドメンバーの上部位置より
低い位置に支持する一方、該バンパーステイを前側から
囲むように前記フロントサイドメンバーおよびファスト
クロスメンバーの前側にバンパーを配設し、該バンパー
の裏側に上、下リブを突設すると共に前記上リブの後端
部を前記フロントサイドメンバーの前端部に、前記下リ
ブの後端部を前記フロントサイドメンバーまたはファス
トクロスメンバーの前端部に、各々近接して配設したた
め、剛性を落とすことなくバンパーの造形上の自由度を
拡大することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同じくその平面図である。
【図3】ビームの形状を示す断面図である。
【図4】同じくビームの形状を示す断面図である。
【図5】同じくビームの形状を示す断面図である。
【図6】本発明の従来例と対比して示した作用説明図で
ある。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】同じくその平面図である。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバー 2 ファストクロスメンバー 3 バンパーステー 5 バンパー 6a 上部リブ 6b 下部リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドメンバーの前端部の下部
    位置とファストクロスメンバーの前端部位置を合致させ
    て前記フロントサイドメンバーの前端部の下部に前記フ
    ァストクロスメンバーを固設すると共に前記フロントサ
    イドメンバーの前端部の上部位置を下部位置に対して後
    方に扁位して形成し、前記フロントサイドメンバーの前
    端部の前側に、フロントサイドメンバーの上下幅よりも
    小さいバンパーステイを、フロントサイドメンバーの上
    部位置より低い位置に支持する一方、該バンパーステイ
    を前側から囲むように前記フロントサイドメンバーおよ
    びファストクロスメンバーの前側にバンパーを配設し、
    該バンパーの裏側に上、下リブを突設すると共に前記上
    リブの後端部を前記フロントサイドメンバーの前端部
    に、前記下リブの後端部を前記フロントサイドメンバー
    またはファストクロスメンバーの前端部に、各々近接し
    て配設したことを特徴とするバンパー周辺構造。
JP2945991A 1991-01-29 1991-01-29 バンパー周辺構造 Expired - Lifetime JP2669161B2 (ja)

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JPH04252755A JPH04252755A (ja) 1992-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3550999B2 (ja) * 1998-01-20 2004-08-04 日産自動車株式会社 車両のバンパー取付け構造
FR2836878B1 (fr) * 2002-03-08 2004-07-09 Plastic Omnium Cie Absorbeur d'energie destine a s'intercaler entre une poutre rigide et une peau de pare-chocs et ensemble d'absorption d'energie

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JPH04252755A (ja) 1992-09-08

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