JP3226078B2 - 車両用バンパ取付部構造 - Google Patents

車両用バンパ取付部構造

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JP3226078B2
JP3226078B2 JP24623594A JP24623594A JP3226078B2 JP 3226078 B2 JP3226078 B2 JP 3226078B2 JP 24623594 A JP24623594 A JP 24623594A JP 24623594 A JP24623594 A JP 24623594A JP 3226078 B2 JP3226078 B2 JP 3226078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂製の車両用
バンパのサイド部を車体に取り付ける部分の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば図
3乃至図9に示すようなものがある。図中符号2は車両
1の前側に配設されたフロントバンパで、このフロント
バンパ2は合成樹脂で形成され、このフロントバンパ2
のサイド部2aが、車体のフロントフェンダ3に取り付
けられている。
【0003】このフロントバンパ2は、上端縁部に水平
方向に沿う上側水平フランジ部2bが車体側に向けて延
設され、端末部に鉛直方向に沿う縦フランジ部2cが車
体側に向けて延設されている。この縦フランジ部2cに
は、挿通孔2dが複数穿設され、これら挿通孔2dに、
リテーナ4を介してボルト5が挿通されている。
【0004】そして、これらボルト5が、フロントフェ
ンダ3に形成された挿通孔3aに挿通されてナット6に
螺合されることにより、サイド部2aがフロントフェン
ダ3に取り付けられている。
【0005】一方、図7乃至図9はリヤバンパ8側を示
し、リヤパネル9の、リヤバンパ8のサイド部8aに対
応した位置に凹部9aが形成されている。そして、この
凹部9aの側壁に取付面部9bが形成され、この取付面
部9bにサイド部8aが、フロントバンパ1側と同様
に、図示省略のボルト・ナットにより取り付けられてい
る。
【0006】このリヤパネル9には、サイド部8aが挿
入される凹部9aが形成されており、この凹部9aの部
分は以下のようにプレス成形される。凹部9aは、角隅
部9cを有し、絞り加工が厳しいため、まず、図8に示
すように、角隅部9cに凸部9dを有する状態にプレス
加工し、次の工程で、図9に示すように、凸部9dを凹
ませるようにしている。凸部9dが有ると、この凸部9
dにリヤバンパ8のコーナ部8bが当たってしまうた
め、この凸部9dを凹ませるようにしている。
【0007】なお、この種のものとしては、例えば特開
昭62ー134351号公報、特開昭62ー25525
9号公報に記載されたようなものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、サイド部2aの上側水平フ
ランジ部2bと縦フランジ部2cとが交わるコーナ部2
eの剛性が高いため、車両前面衝突時に、このコーナ部
2eが変形し難いことから、このコーナ部2eに押され
て、フロントフェンダ3側が図5中二点鎖線に示すよう
に変形してしまう。
【0009】また、このコーナ部2eは、内面2fが型
製作上の観点から図6に示すようにR形状に形成されて
いるため、この部分(斜線部)の肉厚が他の部分の肉厚
より厚くなり、いわゆる肉溜りとなることから、表面に
ヒケが生じる。
【0010】さらに、リヤバンパ8側にあっては、凸部
9dを凹ませる工程が別途必要となり、プレス工程数が
増加してしまう。
【0011】なお、上記各公報に記載されたものは、上
側水平フランジ部2bと縦フランジ部2cとが交わるコ
ーナ部ではなく、縦フランジ部2cの上部側のみに切欠
部が形成されているが、これでは、依然としてコーナ部
の剛性が高いため、この切欠部を、上記従来例に適用し
たとしても上記と同様な問題が生じる。
【0012】そこで、この発明は、車両軽衝突時の車体
の変形を抑制すると共に、バンパのヒケを防止し、更
に、車体側のプレス工程数を削減できる車両用バンパ取
付部構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題に着目してな
されたもので、請求項1に記載された発明は、合成樹脂
製のバンパの、車体側方に回り込むサイド部には、上端
縁部に水平方向に沿う上側水平フランジ部が車体側に向
けて延設されると共に、端末部に鉛直方向に沿う縦フラ
ンジ部が車体側に向けて延設され、該縦フランジ部と前
記上側水平フランジ部とが交わるコーナ部に、該上側水
平フランジ部の一部を含む切欠部が形成され、前記縦フ
ランジ部が車体に取り付けられた車両用バンパ取付部構
造としたことを特徴としている。
【0014】請求項2に記載された発明は、前記縦フラ
ンジ部の鉛直方向の略中間位置に切欠部が形成されたこ
とを特徴としている。
【0015】
【作 用】請求項1に記載された発明によれば、車両前
面軽衝突時に、バンパサイド部と車体との連結部に衝撃
荷重が作用すると、このサイド部のコーナ部には、上側
水平フランジ部の一部を含む切欠部が形成されているた
め、従来より剛性が低下していることから、縦フランジ
部が、容易に変形する。従って、従来より、車体側に伝
達される荷重が減少し、車体の変形が抑制されることと
なる。
【0016】また、従来、肉溜りとなっていたコーナ部
には、切欠部が形成され、この切欠部が形成されている
ため、従来のようなヒケの発生を抑制できる。
【0017】一方、この切欠部をリヤバンパに適用した
場合には、この切欠部内に、リヤパネルの凸部が挿入で
きるようにすれば、この凸部をそのまま残しておいても
問題無いため、この凸部を凹ませるプレス工程が必要な
く、製造工程も削減できることとなる。
【0018】請求項2に記載された発明によれば、請求
項1の作用に加え、縦フランジ部の鉛直方向の中間部に
も切欠部を形成することにより、より縦フランジ部を変
形し易くでき、フロントフェンダの変形をより抑制でき
ることとなる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】図1及び図2は、この発明の第1実施例を
示すものである。
【0021】まず構成を説明すると、図中符号11aは
合成樹脂製のフロントバンパ11のサイド部で、このサ
イド部11aが、車体のフロントフェンダ12に取り付
けられている。
【0022】このフロントバンパ11は、上端縁部に水
平方向に沿う上側水平フランジ部11bが車体側に向け
て延設され、端末部に鉛直方向に沿う縦フランジ部11
cが車体側に向けて延設されている。この縦フランジ部
11cには、挿通孔11dが複数穿設され、これら挿通
孔11dに、リテーナ13を介してボルト14が挿通さ
れている。
【0023】また、このフロントバンパ11のサイド部
11aには、上側水平フランジ部11bと縦フランジ部
11cとが交わるコーナ部11eに、切欠部11fが形
成されている。この切欠部11fは、上側水平フランジ
部11bの一部を含むように形成されている。さらに、
その縦フランジ部11cの鉛直方向の中間部にも切欠部
11gが形成されている。また、リテーナ13は、この
切欠部11gから上下に分割されている。
【0024】一方、フロントフェンダ12には、その縦
フランジ部11cが取り付けられる車体フランジ部12
aが折曲されて形成され、この車体フランジ部12aに
前記ボルト14が挿通される挿通孔(図示省略)が穿設
されている。
【0025】そして、そのボルト14が挿通孔に挿通さ
れてナット15に螺合されることにより、サイド部11
aがフロントフェンダ12に取り付けられている。
【0026】次に、作用について説明する。
【0027】車両前面軽衝突時には、フロントバンパ1
1に衝撃荷重が作用する。この荷重が、サイド部11a
と車体フランジ部12aとの連結部に作用すると、この
サイド部11aのコーナ部11eには、切欠部11fが
形成されているため、従来より剛性が低下していること
から、縦フランジ部11cが、図2中一点鎖線又は二点
鎖線に示すように容易に変形する。従って、従来より、
フロントフェンダ12に伝達される荷重が減少し、フロ
ントフェンダ12の変形が抑制されることとなる。しか
も、その縦フランジ部11cの鉛直方向の中間部にも切
欠部11gを形成すれば、より縦フランジ部11cを変
形し易くでき、フロントフェンダ12の変形をより抑制
できる。
【0028】また、従来、肉溜りとなっていたコーナ部
11eには、切欠部11fが形成され、この切欠部11
fが形成された部分の板厚tは3mm以下に設定されて
いるため、従来のようなヒケの発生を抑制できる。
【0029】ところで、この切欠部11fをリヤバンパ
に適用した場合には、この切欠部11f内に、図8に示
すリヤパネル9の凸部9dが挿入できるようにすれば、
この凸部9dをそのまま残しておいても問題無いため、
この凸部9dを凹ませるプレス工程が必要なく、製造工
程も削減できることとなる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、車両前面軽衝突時に、バンパサ
イド部と車体との連結部に衝撃荷重が作用すると、この
サイド部のコーナ部には、上側水平フランジ部の一部を
含む切欠部が形成されているため、従来より剛性が低下
していることから、縦フランジ部が、容易に変形する。
従って、従来より、車体側に伝達される荷重が減少し、
車体の変形を抑制することができる。
【0031】また、従来、肉溜りとなっていたコーナ部
には、切欠部が形成され、この切欠部が形成されている
ため、従来のようなヒケの発生を抑制できる。
【0032】一方、この切欠部をリヤバンパに適用した
場合には、この切欠部内に、リヤパネルの凸部が挿入で
きるようにすれば、この凸部をそのまま残しておいても
問題無いため、この凸部を凹ませるプレス工程が必要な
く、製造工程も削減できる。
【0033】請求項2に記載された発明によれば、請求
項1の効果に加え、縦フランジ部の鉛直方向の中間部に
も切欠部を形成することにより、より縦フランジ部を変
形し易くでき、フロントフェンダの変形をより抑制でき
る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すフロントバンパのサ
イド部の斜視図である。
【図2】同一実施例を示すサイド部の取付け状態を示す
平面図である。
【図3】車両の側面図である。
【図4】従来例を示すフロントバンパのサイド部の斜視
図である。
【図5】同従来例を示す図3のA−A線に沿う断面図で
ある。
【図6】同従来例を示すフロントバンパサイド部の正面
図である。
【図7】同従来例を示す図3のB−B線に沿う断面図で
ある。
【図8】同従来例を示すリヤバンパのサイド部が取り付
けられるリヤパネルの斜視図である。
【図9】同従来例を示す図8のリヤパネルに更にプレス
工程を加えた斜視図である。
【符号の説明】
11 フロントバンパ(バンパ) 11a サイド部 11b 上側水平フランジ部 11c 縦フランジ部 11e コーナ部 11f 切欠部 11g 切欠部 12 フロントフェンダ(車体)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/24 B60R 19/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のバンパの、車体側方に回り
    込むサイド部には、上端縁部に水平方向に沿う上側水平
    フランジ部が車体側に向けて延設されると共に、端末部
    に鉛直方向に沿う縦フランジ部が車体側に向けて延設さ
    れ、該縦フランジ部と前記上側水平フランジ部とが交わ
    るコーナ部に、該上側水平フランジ部の一部を含む切欠
    部が形成され、前記縦フランジ部が車体に取り付けられ
    たことを特徴とする車両用バンパ取付部構造。
  2. 【請求項2】 前記縦フランジ部の鉛直方向の略中間位
    置に切欠部が形成されたことを特徴とする請求項1記載
    の車両用バンパ取付部構造。
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