JPS6135468Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6135468Y2
JPS6135468Y2 JP3221380U JP3221380U JPS6135468Y2 JP S6135468 Y2 JPS6135468 Y2 JP S6135468Y2 JP 3221380 U JP3221380 U JP 3221380U JP 3221380 U JP3221380 U JP 3221380U JP S6135468 Y2 JPS6135468 Y2 JP S6135468Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
radiator grille
grille
resin material
hard resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3221380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56134216U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3221380U priority Critical patent/JPS6135468Y2/ja
Publication of JPS56134216U publication Critical patent/JPS56134216U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6135468Y2 publication Critical patent/JPS6135468Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用ラジエータ・グリルに関す
る。
一般に自動車の前面に配設されるラジエータ・
グリル1は、第1図に示すように格子構造となつ
ている。
このラジエータ・グリルは、第2図aで示すよ
うに、硬質樹脂材料で成形したもの(例えば実開
昭53−4511)、あるいは第2図bで示すように、
軟質樹脂材料で成形したもの(例えば実開昭52−
112045)が一般に知られている。そして、前者で
は上部および下部に設けた取付ステイ部2を車体
パネル3に固定したブツシユ4にねじ5、座金6
を介して螺合固定し、後者では上部および下部に
設けた取付ステイ部2に補強用取付ステイ7を重
ね合せ、これら取付ステイ部2と補強用取付ステ
イ7を車体パネル3に固定したスクリユーグロメ
ツト4にねじ5、座金6を介して螺合固定してい
る。なお、ラジエータ・グリルの上方にはフード
8が配設され、下方前方にはバンパ9が配設され
る。
また、最近では衝突時の衝撃(外力)10によ
つてバンパ9が第2図a,bに示すように、後方
に移動するいわゆる衝撃吸収バンパが採用されて
いる。このため、衝突の状態によつてはバンパ9
がラジエータ・グリル1後方まで移動し、直接ラ
ジエータ・グリル1に衝撃力が加わることが有
る。この結果、硬質樹脂材料で成形した前者のラ
ジエータ・グリル1にあつては柔軟性がないため
バンパ9が復元しても、ラジエータ・グリル1は
破壊されたままになる。一方、軟質樹脂材料によ
つて成形した後者のラジエータ・グリル1にあつ
ては、軟質のために外力の除去に伴なつて復元し
破壊はされない利点がある。しかし、後者のラジ
エータ・グリル1は取付後のグリル形状を保つた
めに、また、取付ステイ部2の剛性を保つため
に、補強部材である別物の補強用取付ステイ7が
必要となり、コストが高くなるという欠点があつ
た。
したがつて、本考案の目的は、衝突によつても
破壊されず、復元し得る能力があると共にコスト
の安いラジエータ・グリルを提供することにあ
る。
このような目的を達成するために本考案は、硬
質樹脂材料部分と軟質樹脂材料部分とでラジエー
タ・グリルを形成し、後方の硬質部分でグリル形
状を維持させかつ堅固に車体パネル部に固定し、
前方の軟質樹脂部分で衝撃時の外力をその変形で
一時的に吸収し、外力の除去によつて復元させる
ようにしてなるものであつて、以下、実施例によ
り本考案を説明する。
第3図および第4図は、本考案の一実施例によ
るラジエータ・グリルを示す図であつて、第3図
は全体の外観を示す斜視図、第4図は車体パネル
への取付状態を示す断面図である。第3図で示す
ように、ラジエータ・グリル1は、縦枠11と横
枠12とからなる横長の矩形枠となるとともに、
1対の縦枠11間には平行に多数の横棧13が配
設されている。また、各横棧13間および横棧1
3と横枠12は3条の補強片14で連結されてい
る。また第4図でも示すように、ラジエータ・グ
リル1は下部に向かうにつれて前方に徐々に突出
し、車体パネル3に取り付けた状態ではその突出
端は衝撃吸収用のバンパ9の後部上方に臨むよう
になつている。また、前記縦枠11の中央部に
は、後方からU字状の切欠15が設けられてい
る。そして、この切欠15の上部(A部)は硬質
樹脂材料で成形され、切欠15の底部部分から下
部(B部)の前方突出部分は柔軟性を有する軟質
樹脂材料で成形されている。この成形は多重成形
によつて行なう。また、ラジエータ・グリル1の
車体パネル3への取付部となる取付ステイ部2は
上部の硬質樹脂材料領域に硬質樹脂材料で形成さ
れる。すなわち、取付ステイ部2はラジエータ・
グリル1の後部上端部にそれぞれ設けられるとと
もに、ラジエータ・グリル1の両側の前記切欠1
5のすぐ上方の縦枠11と横棧13部分にそれぞ
れ1つずつ設けられる。そして、このような構造
のラジエータ・グリル1は車体パネル3に固定さ
れたスクリユー・グロメツト4に取付ステイ部2
でねじ5、座金6を介して螺合固定される。
この際、ラジエータ・グリル1の硬質樹脂材料
で成形される上部(A部)の前方端は衝突時の衝
撃力によつて後退したバンパ9よりも後方に位置
し、バンパ9の後退によつても直接硬質樹脂材料
で成形された上部(A部)には外力が加わらない
ようになつている。なお、ラジエータ・グリル1
の上方にはフード8が位置する。
このようなラジエータ・グリル1は剛性のある
硬質樹脂材料で成形されている取付ステイ部2で
車体パネル3に取付けられているので堅固に固定
され、ガタツキもなく、上部(A部)も剛性のあ
る硬質樹脂材料で成形されているので、手をつい
てもグリル形状は変形することもない。また、衝
突によるバンパ9の後退によつて直接ラジエー
タ・グリル1の下部の突出部に外力10が加わつ
た場合、切欠底部が柔軟な軟質樹脂で形作られ、
かつ切欠15が下部の変形吸収空間となつている
ため、下部は切欠部を境にして変形する。そし
て、衝撃力がなくなつてバンパ9が元に復帰した
際には、変形している下部はその復元力で元に復
帰する。また、バンパ9の後退によつても直接A
部には衝撃力は加わらない。このため、従来のよ
うなラジエータ・グリル1の破壊は生じない。
また、このようなラジエータ・グリル1によれ
ば、ラジエータ・グリル1は衝突によつても破壊
することはないので、バンパ9のラジエータ・グ
リル1からの突出長さを小さくすることができ、
車体長を短かくすることができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されない。た
とえば、ラジエータ・グリルの下部は衝撃力によ
る変形が小さいように設定する場合には必ずしも
切欠溝を設けなくともよく、下部全体の一時的な
変形で衝突力を吸収すればよい。また、切欠溝は
数段に亘つて設けてもよい。更に、上記実施例で
は下部が前方に突出したラジエータ・グリルの例
を説明したが、これとは逆に上部が前方に突出し
たもの、あるいは車幅方向中央部が前方に突出し
たもの等にも適用できることは言うまでもない。
以上のように、本考案の自動車用ラジエータ・
グリルによれば、衝突によつて外力を受けても破
壊することがないので、従来のように衝突の都度
ラジエータ・グリルを交換しなくともよく、修理
代が軽減される。また、本考案のラジエータ・グ
リルは取付ステイ部も一体成形で、かつ補強用ス
テイも不要となるため、製造コストも安価となる
等の実益もあり、所期の目的が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラジエータ・グリルを取り付け
た自動車の前部を示す一部斜視図、第2図a,b
は従来のラジエータ・グリルの取付構造を示す一
部断面図、第3図は本考案のラジエータ・グリル
の斜視図、第4図は同じ取付構造を示す断面図で
ある。 1……ラジエータ・グリル、2……取付ステイ
部、3……車体パネル、9……バンパ、15……
切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一部が前方に突出するとともに、車体パネルに
    ねじ止めされる取付ステイ部を後部に有しかつ全
    体が樹脂で一体的に形成される自動車用ラジエー
    タ・グリルにおいて、前方に突出する部分を柔軟
    性のある軟質樹脂で形成するとともに、他の部分
    を剛性のある硬質樹脂で形成し、かつ、前記取付
    ステイ部は硬質樹脂で形成される領域に硬質樹脂
    で形成されることを特徴とする自動車用ラジエー
    タ・グリル。
JP3221380U 1980-03-12 1980-03-12 Expired JPS6135468Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3221380U JPS6135468Y2 (ja) 1980-03-12 1980-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3221380U JPS6135468Y2 (ja) 1980-03-12 1980-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56134216U JPS56134216U (ja) 1981-10-12
JPS6135468Y2 true JPS6135468Y2 (ja) 1986-10-15

Family

ID=29628009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3221380U Expired JPS6135468Y2 (ja) 1980-03-12 1980-03-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6135468Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4905314B2 (ja) * 2006-12-28 2012-03-28 日産自動車株式会社 格子部材及び該格子部材を有する車両前部構造
JP6617165B2 (ja) * 2018-02-16 2019-12-11 本田技研工業株式会社 車両前部の外装構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56134216U (ja) 1981-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5066057A (en) Bumper structure
US6412581B2 (en) Radiator mounting structure
JP5969417B2 (ja) 車体前部構造
JPS6135468Y2 (ja)
US6962380B2 (en) Rear bumper assembly structure for vehicle
JPH0453318Y2 (ja)
KR100427248B1 (ko) 자동차 리어 범퍼용 백 비임
JPH01109182A (ja) 車体前部構造
JPH07144576A (ja) 車両用ヘッドランプ取付け部構造
KR100471488B1 (ko) 자동차용 프론트엔드모듈의 범퍼백빔 설치구조
JPH0776251A (ja) 車両用バンパ
JP2553127Y2 (ja) ライセンスプレートブラケット
JP3153709B2 (ja) 自動車用トリム
JPS6013705Y2 (ja) 自動車のソフトフアシアバンパ
CN211442208U (zh) 保险杠组件及车辆
KR0178912B1 (ko) 자동차의 프론트 범퍼 보강구조
JPH069876Y2 (ja) 自動車用インストステイ
JPS6324047Y2 (ja)
KR100253624B1 (ko) 보강 부재를 구비한 자동차의 슈라우드 어퍼 멤버
JP2594302Y2 (ja) 車両のフロントバンパ取付構造
KR100428383B1 (ko) 자동차의 리어 범퍼
KR200157028Y1 (ko) 자동차 범퍼구조
JP2521444Y2 (ja) 自動車のバンパ構造
JPH05213125A (ja) 自動車のフロントグリル取付装置
JPH0976774A (ja) 車両用燃料タンク取付構造