JP2666404B2 - 装飾体の製造方法 - Google Patents

装飾体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、密着性がよく、装飾効果の高いパターンを
金属めっきにより形成した装飾体の製造方法に関するも
のである。
(従来の技術とその課題) 従来、筆記具用軸、化粧品容器、時計用品などといっ
た装飾品において、その装飾効果を向上せしめる手段と
して、物品の表面処理といった方法が用いられるが、こ
の表面処理いかんにより商品価値が大きく左右され、消
費者における購買意欲も多大な影響を受けるものであ
る。
表面処理方法の一つとして、耐食性、耐久性がよく、
装飾効果が高い等により、下地めっきとして、ニッケル
めっきを施し、スクリーン印刷により非パターン部を形
成し、その後パターン部のニッケルめっきを活性化し、
種々のめっきを施してパターンを形成する方法が挙げら
れるが、このニッケルめっきの活性化としては、塩酸に
浸漬する等の酸処理を施した後、ストライクニッケルめ
っき或いはストライク銅めっき等のストライクめっきを
施す方法が知られている。
しかし、これらのストライクめっきは、高電流密度に
より処理を行なうため、スクリーン印刷が剥離し、所望
のパターンが得られない等の問題があった。
このため、低電流密度によるストライクめっきを行な
っているが、低電流密度の場合には、めっき表面を十分
に活性化できないため、その上に、ニッケルめっき、金
めっき等の金属めっき或いは合金めっきを行なって
も、、下地ニッケルめっきとの密着性のバラツキが発生
してしまう等の問題が生じてしまう。
又、ニッケルめっきを行ない、スクリーン印刷を施し
た後、長時間放置しておくと、ニッケルめっきが変色し
不活性となるため、スクリーン印刷した後、すぐにめっ
き処理を行なう必要があり、作業性が劣るという問題も
生じた。
(課題を解決するため手段) 本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、即
ち、その要旨を、金属系基材上にニッケルめっきを施し
た後、スクリーン印刷により非パターン部を形成し非印
刷部をパターン部となし、次いで、パターン部に化学研
磨処理と電気めっきを順次施し、その後、非パターン部
を除去してなる装飾体の製造方法とするものである。
以下、本発明を図面に基づき詳細に説明する。
参照符号1は、鉄、銅アルミニウム、亜鉛等の金属ま
たはこれらの合金等の金属系基材を示すものである。
上記金属系基材1としては、セラミックス、ガラス等
の上に、真空蒸着、スパッタリングイオンプレーティン
グ等により金属系被膜を設けたものであってもよい。
更に、上記金属系基材1上には、適宜、公知の電気め
っき、無電解めっき等を施してもよい。
上記金属系基材1上に、電気めっきによりニッケルめ
っき2を施すものであるが、上記ニッケルめっき2は、
外観上の目的により、無光沢、半光沢、光沢等適宜選択
して用いればよい。
上記ニッケルめっき2上には、適宜、電気めっきによ
り、金属めっき或いは合金めっき等を設けてもよい。
次に、レジストインキを用いてスクリーン印刷により
非パターン部3を形成するものであるが、レジストイン
キとして、具体的には、226Black、227white、229Blac
k、231Black、211Black、205Blue、206Black、16395−P
C Black(熱可塑性)、242A Grer(熱硬化性)(NAZ
−DAR社)、104Black、112blue、180Blue、182Green、1
83Green、185Black、340C Black、370Blue、371Blue
(熱可塑性)、528、529、530、531、550(熱硬化性)
(TROTOKOTE社)、9615Blue(熱可塑性)、PC#33−RX
Green、PC INK(熱硬化性)、セイコー1000、1300、
1690シリーズ(熱硬化性)(セイコーアドバンス(株)
製)等が挙げられ、これらを適宜選択して用いるもので
ある。
次に、こうして非パターン部3を形成することによ
り、パターン部4が形成されるものであるが、該パター
ン部4はニッケルめっき、或いは金属めっき、合金めっ
きよりなるものであり、これらは、必要に応じて、スク
リーン印刷を施した後、除去してもよい。
次に、該パターン部4を活性化させるため、化学研磨
を施すものであるが、用いられる化学研磨液は、酸化
剤、具体的には、H2O2、HNO3等、パターン部を形成する
金属或いは合金と可溶性塩をつくる無機酸、具体的に
は、H2SO4、HF、HCl、HNO3、シュウ酸、酢酸等、或いは
有機酸、具体的には、クエン酸、スルホサリチル酸など
であり、必要に応じて、腐食抑制剤、界面活性剤等を添
加してもよい。更に、キレート剤として、EDTA、DTPA、
GEDTA、トリエタノールアミン等を必要に応じて、添加
してもよい。
こうして、パターン部4を活性化し、電気めっきによ
り、ニッケルめっき、金めっき等の金属めっき或いは合
金めっきよりなる電気めっき層5を形成する。
次に、レジスト剥離剤に浸漬することにより、非パタ
ーン部3を除去するものである。用いられるレジスト剥
離剤は、具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ溶液、トリクロルエタン、トリクロルエ
チレン等の塩素系溶剤、塗膜剥離剤等が挙げられ、これ
らは用いるレジストインキの樹脂の種類により、選択し
て用いるものである。
(実施例) 実施例1 外径8mm、長さ80mm、厚さ0.3mmの真鍮製の円筒状基材
上に、バフ研磨を施し、スコッチブライト #300(住
友3M(株)製)により縦にヘアーライン加工し、浸漬脱
脂、電解脱脂後、10%HC1にて酸活性し、ワット浴に半
光沢めっき用添加剤 コングライト NL(荏原ユージラ
イト(株)製)を規定量滴下し、3〜4μmニッケルめ
っきを施し、水洗、乾燥した。
次に、レジストインキとして、206Black(NA2−DAR社
製)を用い、スクリーン印刷法により、非パターン部を
形成し、80℃、20分間乾燥した。次に、30%H2O213g、H
2SO45g、(COOH)225gに水を加え、、1として化学研
磨液に、30℃、2分間浸漬し、ニッケルめっき表面を活
性化処理した。
次に、光沢ニッケルめっきを15μm施し、ノーブロイ
エボニー((株)シミズ製)に、0.5A/dm2、40℃、180
秒間Ni−Cu−Sn合金めっきを施し、5%クロム酸に浸漬
し、クロメート処理を施した。
次に、トリクロルエチレンに浸漬し、レジストインキ
を剥離し、十分水洗し、ニッケルめっきのヘアラインと
黒の光沢のパターン有する装飾体を得た。
実施例2 実施例1で用いた円筒状基材をバフ研磨し、トリクレ
ンにより洗浄し、浸漬脱脂、電解脱脂後、10%HC1にて
酸活性し、ワット浴にて、5μm光沢ニッケルめっきを
施した。この後、金めっきを0.1μm施し、ノーブロイ
エボニー((株)シミズ製)に、0.5A/dm2、40℃、180
秒間Ni−Cu−Sn合金めっきを施し、水洗、乾燥した。次
に、レジストインキ183Green(PROTOKOTE(株)製)を
用い、スクリーン印刷により、非パターン部を形成し
た。この後、180℃、10分間乾燥し、めっき剥離剤ノー
ブロイエボニー((株)シミズ製)アロリップ100g/
、35%HC1500ml/室温で、浸漬し、Ni−Cu−Sn合金
めっきを剥離し、レジストインキを7%NaOH70℃に浸漬
し、溶解除去し、十分水洗、乾燥し、レジストインキ
セイコー1000(セイコーアドバンス(株)製)を用い、
スクリーン印刷により、非パターン部を形成し、130
℃、20分間乾燥した。
次に、エンストリップAU−78 50g/、KCN10g/ 7
0℃に浸漬し、金めっきを剥離した。この後、CPE−1000
(三菱ガス化学(株)製)に室温で、1分間浸漬し、パ
ターン部を活性化し、パールブライト(上村工業(株)
製)を用いて、5μmサテン調めっきを施し、この後、
Zn−Niめっきを施し、5%クロム酸に、室温で浸漬し、
クロメート処理を施し、塗料剥離剤 R−4Z(グレイト
ール化学(株)製)に、30秒間浸漬し、レジストインキ
を剥離し、十分水洗し、金と黒とグレーのパターンを有
する装飾体を得た。
比較例1 NiCl2 240g/、HC1 125ml/に、30℃、5A/dm2、9
0秒間浸漬し、ストライクニッケルめっきを施し、パタ
ーン部を活性化した他は、実施例1と同様にして、ニッ
ケルめっきのヘアラインと黒の光沢のパターンを有する
装飾体を得た。
比較例2 NiCl2 240g/、HC1 125ml/に、30℃、1A/dm2、9
0秒間浸漬し、ストライクニッケルめっきを施し、パタ
ーン部を活性化した以外は、実施例1と同様にして、ニ
ッケルめっきのヘアラインと黒の光沢のパターンを有す
る装飾体を得た。
(効 果) 実施例1、2、比較例1、2により得られた装飾体を
用い、外観を目視判定し、密着性、耐久性試験を行った
結果を表1に示す。
この様にして、本発明によると、密着性がよく、装飾
効果の高いパターンを金属めっきにより形成した装飾体
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本発明により得られる装飾体の製造
工程を示す。 1……金属系基材、2……ニッケルめっき、 3……非パターン部、4……パターン部、 5……電気めっき層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属系基材上にニッケルめっきを施した
    後、スクリーン印刷により非パターン部を形成し非印刷
    部をパターン部となし、次いで、パターン部に化学研磨
    処理と電気めっきを順次施し、その後、非パターン部を
    除去してなる装飾体の製造方法。
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