JP2665446B2 - 経編機の給糸を制御する方法及びその装置 - Google Patents

経編機の給糸を制御する方法及びその装置

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JP2665446B2
JP2665446B2 JP5258439A JP25843993A JP2665446B2 JP 2665446 B2 JP2665446 B2 JP 2665446B2 JP 5258439 A JP5258439 A JP 5258439A JP 25843993 A JP25843993 A JP 25843993A JP 2665446 B2 JP2665446 B2 JP 2665446B2
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    • D04B27/22Warp beam driving devices electrically controlled

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターンデータと編地
打込み値が入力してある演算装置を備えた経編機の給糸
を制御する方法及びその経編機の給糸装置を制御する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、経編機の給糸を制御する方法及
びかかる装置は、雑誌名「経編実務(kettenwirk-praxi
s)」2/90、の8頁、9頁により公知である。そこでは、
パターンデータと編地打込み値が演算装置に入力される
と、演算装置は各糸ガイド毎に所要の系列及び糸長を算
出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述経編機の
給糸を制御する方法及び装置では、厳密な意味において
正確な給糸値を得るのに複雑な演算が余儀無くされる。
【0004】本発明は、厳密な意味において正確な給糸
値を簡単に得る方法および装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題が方
法に関しては、請求項1に記載する特徴により、又装置
に関しては請求項14に記載する特徴により解決される。
数列の形態により表されるオーバラップ動作とアンダラ
ップ動作は演算操作によって直接決定されるのでなく、
識別ルーチンの枠内において決定される。つまり、識別
ルーチンの枠内において、ラッピング形式と、アンダラ
ップによって実質的に決まるショギング長さとが決定さ
れる。ラッピング形式、ショギング長さ及び事前に入力
した編地打込み値の各組合せに関するテーブルを記憶す
るテーブル記憶装置があり、そこから上記ラッピング形
式、ショギング長さ及び編地打込み値に対応する給糸値
を高精度で読み出すことができる。こうして各編成コー
ス毎に正確な給糸値を得ることができる。
【0006】個々のテーブルへのアクセスは請求項2に
より、編地打込み値及びショギング長さの各組合せ毎に
給糸値を示すテーブルを各ラッピング形式毎に記憶して
おくと極めて簡単である。
【0007】請求項3、15による構成では浮き編、平
編、二目編、そして場合によってはパイル編のラッピン
グ形式が識別される。こうして事実上すべての所望の柄
出しに対処することができる。
【0008】パイル形成のための経編機の場合には、請
求項4記載の展開に従ってまずパイル識別を実行し、結
果が負の場合、無パイルラッピング形式であることを特
定するのが望ましい。
【0009】パイル識別は、パイル形成をどのように行
うかに応じてさまざまなルーチンを必要とする。経編機
が1針ピッチだけ変位可能なパイルシンカバーを有する
なら(ドイツ特許公報第 24 35 312号)、請求項5記載
の方法が望ましい。それに対し、経編機がニードルベッ
ドの方向に移動不可能なパイルシンカバーを有するなら
(ドイツ特許公報第 38 27 265号)、この場合請求項6
記載の方法が望ましい。
【0010】無パイルのラッピング形式を特定するため
には、請求項7により、検査した編成コースでオーバラ
ップの大きさを決定するのが好ましい。
【0011】ショギング長さを決定するためには、請求
項8により処理するのが望ましい。
【0012】請求項9のように、少なくとも2組のテー
ブルを使用すると、異なる機種毎に、例えばトリコット
編機又はラッシェル編機、パイル形成有、弾性パイル形
成有、寸法安定パイル形成有又はテリー形成有、ニード
ルベッド1基又は2基等に関し、さまざまな法則性を考
慮することができる。
【0013】テーブルに含まれた給糸値は、望ましくは
請求項10により、テストパターンを基に得ることができ
る。
【0014】更に、請求項11に記載の修正データにより
外的要因を考慮するのが望ましい。
【0015】この外的要因には特にノックオーバー量の
変化、ニードルゲージの変化、パイルフィンガ高の変化
等が含まれる。
【0016】更に、請求項12記載の系列にまとめ又平均
値を形成するのが有利である。これによりワープビーム
駆動装置の回転がより静かとなり、結果の見通しが向上
し、より少ないデータ量で作業が行われて演算装置の負
荷が減少する利点が得られる。
【0017】給糸系列を最適にまとめることは請求項13
記載の実施態様により糸溜め (糸ストレージ) を考慮し
て得られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0019】図1に概略示した経編機1は、給糸装置と
しての被駆動式のワープビーム2と、供給された糸長と
取り出された糸長との間で補償を行う周知構造の糸テン
ションバー3と、被駆動式編地巻取りロール4とを備え
ている。経編機1は所定のモータ回転数で作動し、編地
巻取りロール4は回転数に関して調整可能に構成されて
いる。ワープビーム2の駆動回転数は制御信号sにより
定まり、この制御信号sは、回転数信号hにより表され
る経編機1の主軸回転数率に依存して、経編機の演算装
置6の制御回路5から呼び出される。この経編機の演算
装置6は、経編機1のその他の機能、例えば信号pで具
体的に示すようなショギング動作も制御する。
【0020】経編機の演算装置6は、通常の構成の如
く、接続用のターミナル7、キーボード8、フロッピー
ディスク装置9を有する。演算装置6は、本実施例の場
合、制御信号sを形成するのに用いられる給糸値FZを発
生させるためにも利用される。
【0021】この目的のため、キーボード8を介し、編
成コースのオーバラップ動作とアンダラップ動作を示す
パターンデータ数列MDがパターンデータ記憶装置10に入
力される。最も単純には上記パターンデータ数列MDは、
スイングイン及びスイングアウトのとき給糸ガイドの位
置を示すチェーンリンク高又はその等価な要素から構成
される。更にキーボード8は、機種、例えば、トリコッ
ト編機又はラッシェル編機、シングルバーかダブルバー
か、パイル有か無しか、パイルの形成タイプに関して、
入力するのに用いられる。
【0022】パターンデータ記憶装置10に付属して設け
てあるプログラム記憶装置11は、そのラッピング形式LA
及びショギング長さSWに関して編成コース毎に識別ルー
チンERを供給し記憶されたパターンデータを検査するこ
とができる。こうして得られた特性が評価回路12に供給
され、この評価回路12が更に入力端子を有し、この入力
端子を介して編地巻取りロール4の編地打込み値WAを設
定することができるよう構成されている。3つの入力デ
ータに基づき、評価回路12が、選択信号ASを読み出し、
この選択信号ASは各編成コース毎に特定の給糸値FZをテ
ーブル記憶装置13から選択する。
【0023】テーブルの値はテストパターンにより予め
決定され、ニードルゲージ、ノックオーバー量等の外的
要因に基づき、入力端子14、15を介して修正することが
できるよう構成されている。
【0024】各編成コース毎にテーブル記憶装置13から
読み出された給糸値FZは、系列形成器16に供給され、該
系列形成器16がその (特定の) 1リピートの給糸値FZを
限定された数列の形態に形成し、それらのそれぞれから
給糸平均値FZm が算出され、この給糸平均値FZm が制御
信号記憶装置5に送られ、この制御信号記憶装置5から
該給糸平均値FZm は制御信号sとしてワープビーム2の
駆動装置に送られる。
【0025】ファイリングを目的に、パターンデータ記
憶装置10内のパターンデータと給糸値FZm は、制御回路
5から、フロッピーディスク装置9内のフロッピーディ
スクに送ることができるため、給糸値FZm は1度得れば
十分となる。その逆に、パターンデータMDから給糸値FZ
m を別の演算装置、例えば柄出し演算装置で得て、フロ
ッピーディスクによりフロッピーディスク装置9を介し
入力することも可能であり、こうして制御信号p、sが
予め決定される。
【0026】図2は考えられる識別ルーチンを示す。ス
タート後、まずキーボード8を介した入力によって機種
別の識別が行われる。次に、自動的に各機種毎にパイル
組織有りのものとパイル組織無し (無パイル組織) のも
のとが識別される。無パイル組織の場合、更に浮き編、
平編及び二目編のいずれかが識別される。こうして決定
された編組織に従って選択された特定のテーブルには、
編地打込み値WA及びショギング長さSWの関数として給糸
値FZが記憶されている。このショギング長さSWは識別ル
ーチンにおいて定まり又編地打込み値WAは予め設定して
あるので、当該編成コースに関しその特定の給糸値FZを
読み出すことができる。
【0027】このことが図3に図示されている。ショギ
ング長さSWは、針値、つまり針ピッチの倍数で記載して
あり、編地打込み値WAは1cm当たりの編目数で示してあ
る。
【0028】図3において、値x、y、zは給糸値に相
当する。
【0029】図4に示した8つのテーブルは図2に示す
識別ルーチンで分類した編組織に相当するものである。
実際にはかかるテーブルを各機種毎にそれぞれ設けてお
くことができる。
【0030】以下、給糸値を自動的に得るための2つの
実施例(実施例A,実施例B)を説明する。
【0031】〔実施例A〕この実施例において、機種と
して取り上げられたトリコット編機はパイルシンカバー
を有し、このパイルシンカバーは各編成サイクルにおい
てアンダラップ中に1針ピッチだけ変位する。リピート
は6つの編成コースをカバーする。編機のゲージは28
E、パイルフィンガ高は2mm、編地打込み値は20mm/ラ
ックである。
【0032】最初、操作者は機種を、そして各編成コー
ス毎にラッピングパターン用パターンデータMDを入力す
る。これは通常のチェーンリンク高テーブル表示法に対
応した数列で行われる。この表示法によると、以下のテ
ーブルの如くなる。
【0033】
【表1】
【0034】この編組織のとき第1コースに1から0へ
のオーバラップが生じ、0から1へのアンダラップが続
く。第2コースではオーバラップが1から2に、アンダ
ラップが2から1に進む。その他のコースについても同
様である。
【0035】ここで検討した機種に関してパイル識別は
以下の如く行うことができる。nコースにおいて少なく
とも1針にわたってオーバラップが、それに続き0、
2、3…針のアンダラップが起き、n+1コースで1針
にわたってオーバラップが起きると、この場合n+1コ
ースがパイルコースである。なぜなら、1針ピッチだけ
変位したパイルシンカが付属の糸を把持するからであ
る。このように、コース1、6でパイルが識別される。
【0036】引き続きすべての無パイルコースの組織が
検査される。ここで決定的なのはそれぞれオーバラップ
である。0のオーバラップは浮き編、1のオーバラップ
は平編、2のオーバラップは二目編に対応する。
【0037】更に各コースに割り当ててあるショギング
長さは実質的にアンダラップに関係している。本実施例
の場合のようにアンダラップが基本的に値1であると、
各コースで2つの数字のうち小さい方を算定し、これか
ら差の絶対値を形成しなければならない。テーブルの末
尾欄に挙げたようにこれがショギング長さである。1よ
り大きいアンダラップに関しては、以下の例で説明する
ように、アンダラップをショギング長さとして代入すれ
ば十分である。
【0038】いまや各コース毎にラッピング形式が既知
であるので、テーブル記憶装置からそれぞれ付属のテー
ブルを呼び出し、このテーブルから、得られたショギン
グ長さSW及び予め設定された編地打込み値WAに基づい
て、付属の給糸値FZを読み出すことができる。末尾欄か
ら明らかとなるように糸消費量はきわめてさまざまであ
る。浮き編の場合、比較的小さな給糸値でよいが、ショ
ギング長さ1のパイル編の場合、浮き編の場合の14倍の
値となる。その他の供給値はその中間にある。
【0039】〔実施例B〕この実施例では機種として寸
法安定パイル形成用トリコット編機が使用される。この
場合、パイルシンカはニードルベッド方向に移動しな
い。編機のゲージはやはり28E、パイルフィンガ高は2
mmである。編地打込み値は20mm/ラックである。この場
合、操作者がラッピングパターンの数列を入力すると、
以下のテーブルが得られる。
【0040】
【表2】
【0041】パイル識別の場合、例えば以下の法則性に
従って処理することができる。nコースに任意のオーバ
ラップとそれに続き少なくとも1針のアンダラップを行
い、n+1コースにおいて1針のオーバラップを行う
と、この場合、n+1コースがパイルコースである。そ
の理由は、これらの前提条件の下でパイルシンカが糸を
把持するからである。従ってコース3、5、7、8、
9、10がパイルを備えている。
【0042】無パイルコースの識別は、上記実施例
(〔実施例A〕)の場合と同様である。
【0043】ここでは編成コース1、2、4、6で各1
つの1針のオーバラップを決定することができ、これは
平編に相当する。
【0044】ショギング長さは上記実施例(〔実施例
A〕)の場合におけると同様に1のアンダラップ毎に得
られる。残りすべてのアンダラップでは、つまり0及び
2、3…では、アンダラップの大きさにショギング長さ
が適用される。
【0045】こうして適宜なテーブルが確定され、次に
このテーブルから、給糸値FZを、ショギング長さSW及び
編地打込み値WAに基づいて読み出すことができる。
【0046】図5には、給糸値FZがmm/ラックの単位で
編成コース数Wにわたって、つまり稼働時間にわたって
記入してある。ここには、変動の激しい勾配の工程が生
じるるが、リピートR全体の平均給糸値FZm を算定する
ことができる。しかしこれは稼働時、実際の給糸値と平
均値との偏差が大きすぎ、その結果過度に高い張力又は
過度に強いたわみによって糸の破損が懸念されるので、
実用上役にたたない。
【0047】このことは図6から認識することができ、
そこには平均給糸値FZm から実際の給糸値FZを差し引い
た積分関数Iが書き込んである。この積分関数Iは中央
位置からの糸テンションバー3の偏位に相当する。最大
偏位はT1点に現れる。このT1点でリピートRを2つの系
列S1、S2に分割すると図7のように図示することができ
る。
【0048】上述のようにすれば、各系列でそれぞれ平
均給糸値FZm1、FZm2を形成することができる。それらを
用いて図8に示すように積分関数Iを生成すると各平均
給糸値の新たな偏位が生じる。最大偏位T2、T3の箇所で
再び分割を行うことができ、合計4つの系列が生じるこ
とになり、各系列の内部で平均給糸値を算定することが
でき、この値が付属のワープビームの駆動(回転数)を
決定する。
【0049】糸テンションバーの容量が十分に大きい場
合、このステップは過度に大きくない所定の系列数が達
成されるまで実行することができる。糸テンションバー
が所定容量のとき、上記分割は、糸溜め(糸ストレー
ジ)の最大偏位を補償できるまで、実施しなければなら
ない。
【0050】本発明の基本的考えから逸脱することなく
図示した実施態様からさまざまな点で変更することがで
きる。例えば、経編機の機種はキーボード8を介し入力
しなくてもよく、テーブル記憶装置13を交換記憶装置と
して使用し、これにその都度特定機種のテーブルを例え
ばフロッピーディスク等のディスクを介しロードするこ
とができる。テーブルを別の形で作成し、例えば各編地
打込み値毎にテーブルを設け、このテーブルから給糸値
をショギング長さ及びラッピング形式に依存して読み出
すようにすることもできる。
【0051】
【発明の効果】しかして、本発明にかかる方法及び装置
によれば、極く正確な給糸値を簡単に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 経編機と協動する演算装置の概要図である。
【図2】 プログラムされた識別ルーチンの実施態様を
示す概略図。
【図3】 編地打込み値及びショギング長さに依存した
給糸値を有する図2のテーブルの内容を示す図である。
【図4】 図2に示す識別ルーチンで分類した編組織に
相当する8つのテーブルを示す図である。
【図5】 個々の編成コースWで現れる給糸値FZを示す
図である。
【図6】 連続した系列間の分割箇所を得るための積分
関数を示す図である。
【図7】 変化した給糸値平均値を有する図5と同様の
図である。
【図8】 図7にそれに付属した積分関数を図6と同様
に示す図である。
【符号の説明】
MD…パターンデータ (パターンデータ数列) FZ…給糸値 LA…編組織形式 WA…編地打込み値 SW…ショギング長さ W…編成コース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−36250(JP,A) 特開 昭49−133651(JP,A) 特開 昭51−112966(JP,A) 特開 昭50−4361(JP,A)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンデータと編地打込み値が入力し
    てある演算装置を用いて経編機の給糸を制御する方法に
    おいて、上記演算装置が、 上記パターンデータ(MD)を、編成コース(W) のオーバラ
    ップ動作とアンダラップ動作を数列の形態で表して入力
    するとともに、 ラッピング形式(LA)、編地打込み値(WA)及びショギング
    長さ(SW)の各組合せによって定まる給糸値(FZ)を有する
    テーブル(100〜107)を予め用意しておき、 上記入力した 数列識別ルーチンをかけて、各編成コー
    ス(W) 毎に少なくとも2つの連続した上記数列の数字を
    比較することにより、いかなるラッピング形式(LA)が形
    成され又いかなるショギング長さ(SW)指示してあるか
    識別あるいは決定し、この決定した 所望のラッピング形式(LA)、所望のショギ
    ング長さ(SW)及び入力した編地打込み値(WA)づい
    て、それぞれの編成コース(W) の給糸値(FZ)を上記テ
    ーブルから読み出して、その給糸値(FZ)に基づいて給糸
    制御することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 編地打込み値(WA)及びショギング長さ(S
    W)の各組合せによって定まる給糸値(FZ)を有するテーブ
    ル(100〜107)を各ラッピング形式(LA)毎に記憶し、所望
    のラッピング形式(LA)に基づいてその形式に付属のテー
    ブル(100〜107)を選び出し、入力した編地打込み値(WA)
    及び決定したショギング長さ(SW)を基に上記テーブルか
    らそれぞれの編成コース(W) の給糸値(FZ)を読み出すこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 識別ルーチンが浮き編、平編及び二目編
    のラッピング形式(LA)のいずれかを、またパイル形成経
    編機を選択した場合、ラッピング形式・パイル編の有無
    も識別することを特徴とする請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 識別ルーチンが最初にパイル識別を実行
    し、結果が負のとき無パイルラッピング形式であること
    を特定することを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 1針ピッチだけ変位可能なパイルシンカ
    バーを有する経編機において、 パイル識別のため、数列に基づいて、先行の編成コース
    においてゼロより大きいオーバラップに1針ピッチとは
    異なるアンダラップが続くかどうか、そして検査した編
    成コースにおいて1針ピッチのオーバラップが続くかど
    うかを点検することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ニードルベッドの方向で移動不可能なパ
    イルシンカバーを有する経編機において、 パイル識別のため、数列に基づいて、先行の編成コース
    においてゼロより大きいオーバラップに少なくとも1針
    ピッチのアンダラップが続くかどうか、そして検査した
    編成コースにおいて1針のオーバラップが続くかどうか
    を点検することを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 無パイルラッピング形式を特定するた
    め、検査した編成コースでオーバラップの大きさを決定
    することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 検査した編成コース及び後続の編成コー
    スにおいて1針ピッチのアンダラップのときショギング
    長さ(SW)を決定するため、オーバラップの初端値と終端
    値のいずれが小さいかを確認し、次に2つの小さい値の
    差を形成し、別のアンダラップのとき、検査した編成コ
    ースのアンダラップの大きさを得ることを特徴とする請
    求項1から請求項7のいずれか1の項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも2組のテーブル(100〜103 と
    104 〜107)が記憶してあり、これが各経編機の機種に対
    応されており、演算装置(6) に希望する機種を入力し、
    入力した機種と決定したラッピング形式(LA)とに対応す
    るテーブルを選び出すことを特徴とする請求項1から請
    求項8のいずれか1の項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 テーブル(100〜107)に含まれる給糸値
    (FZ)をテストパターンに基づいて得ることを特徴とする
    請求項1から請求項9のいずれか1の項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 テーブル(100〜107)に含まれた給糸値
    (FZ)を、演算装置(6) に入力可能な外的要因に基づいて
    変更することを特徴とする請求項1から請求項10のいず
    れか1の項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 連続した編成コース(W) の給糸値(FZ)
    をその都度まとめて1つの系列(S1, S2)とし、その平均
    値(FZm1, FZm2)を利用して実際の給糸を制御することを
    特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1の項に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 各リピート(R) 毎に給糸平均値(FZm)
    を決定し、編成コース形成時間にわたって給糸値を積分
    した後、平均値からの最大偏差を決定してその最大偏差
    箇所(T1,T2,T3)で分割を行い、こうして得た部分リピー
    トをリピート(R) と同様に評価し且つそれ自身を分割
    し、この工程が所定数の系列が達成され又は糸テンショ
    ンバー(3) の偏位が所定値を下まわるまで継続すること
    を特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 パターンデータと編地打込み値を入力
    可能な演算装置を有し経編機の給糸装置を制御する装置
    において、この制御する装置が、 検査した編成コース(W) のラッピング形式(LA)、編地打
    込み値(WA)及びショギング長さ(SW)の各組合せによって
    定まる給糸値(FZ)を記憶したテーブル記憶装置(13)と、 編成コース(W) のオーバラップ動作とアンダラップ動作
    を表しパターンデータ(MD)を形成する数列からラッピ
    ング形式(LA)及びショギング長さ(SW)を識別あるいは決
    る識別ルーチンを供給するプログラム記憶装置(11)
    と、 識別したラッピング形式(LA)、決定したショギング長さ
    (SW)及び入力した編地打込み値(WA)を基にこの検査した
    コースの給糸値(FZ)を読み出す評価回路(12)と、読み出
    した給糸値(FZ)を用いて給糸装置(2) を制御する制御回
    路(5) とを有することを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 テーブル記憶装置(13)が浮き編、平
    編、二目編及び場合によってはパイル編の各ラッピング
    形式(LA)毎にテーブル(100〜107)を有し、このテーブル
    が編地打込み値(WA)及びショギング長さ(SW)の各組合せ
    毎に給糸値(FZ)を有し、評価回路(12)は決定したラッピ
    ング形式(LA)を基に付属のテーブルを選び出し、且つ入
    力した編地打込み値(WA)及び決定したショギング長さ(S
    W)を基に前記テーブルから付属の給糸値(FZ)を読み出す
    ことを特徴とする請求項14記載の装置。
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