JP2540181B2 - 自動糸繰り出し装置の糸量制御装置 - Google Patents

自動糸繰り出し装置の糸量制御装置

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JP2540181B2 JP63017563A JP1756388A JP2540181B2 JP 2540181 B2 JP2540181 B2 JP 2540181B2 JP 63017563 A JP63017563 A JP 63017563A JP 1756388 A JP1756388 A JP 1756388A JP 2540181 B2 JP2540181 B2 JP 2540181B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、縫い目または模様に応じた糸量を繰り出す
ようにした自動糸調子の糸量制御装置の関する。
[従来技術] 従来、ミシンにおいては、天秤と糸供給源の針糸経路
上にばねで押えられた2枚の調整皿を設け、この調整皿
の間に糸を通し、ばねにより調整皿の押圧力を調整し
て、上糸の供給量を適正量にすることが行われていた。
しかしながら、この糸調整装置では、ばねの押圧力が
強いと糸が切れ、また押圧力が弱いと、糸量が縫い目よ
りも多く出され、適正な糸量に調整するには、熟練しな
ければならないという欠点があった。
この欠点を解消するために、本出願人は第6図に示す
自動針糸供給装置を提案した(特公昭60−28152号公報
参照)。第6図において、ミシン1には、針2を装置し
た針棒が設けられ、またミシンの上部に糸供給源4が設
けられ、針棒3に連動して天秤5が設けられている。ま
た、糸供給源4と天秤5の間に、糸6を適量繰り出すた
めに、第1の保持手段7及び糸繰り出し量検出装置8が
設けられ、さらに天秤5の近傍に第2の保持手段9が設
けられ、第1、第2の保持手段8と9の間に、主軸に連
動して回動する偏心カム10に設けられた糸繰り出し体11
が設けられている。
また、第7図に示すように、糸量制御装置は、糸繰り
出し量検出装置8の出力をカウンカ12でカウントし、カ
ウンタ12の出力は比較器14において設定装置13の出力と
比較され、その出力は主軸検出装置15の出力によってリ
セットされるフリップフロップ16に入力され、フリップ
フロップ16の出力は作動回路17を介して第1の保持手段
7に入力され、またフリップフロップ16の出力はインバ
ータ18で反転され、作動回路19を介して第2の保持手段
9入力されている。
このように構成した自動針糸供給装置の動作を第8図
及び第9図のタイムチャートにより説明する。なお、第
8図において、Aは針棒曲線、Bは天秤曲線、Cは繰出
し曲線である。まず、主軸が回転して主軸検出装置15か
ら出力があると、フリップフロップ16はリセットされ、
従ってその出力はLであるので、作動回路17から出力が
出されず、第1の保持手段7は開かれ、またインバータ
18の出力はHになるので、作動回路19からの出力により
第2の保持手段9が作動して閉じる。ここで、主軸に連
動して偏心カム10が回転すると、糸繰り出し体11が作動
し、第1の保持手段7から糸を引き出すことによって糸
繰り出し量検出装置8からのパルスが出力され、設定装
置13で設定されたパルス数をカウンタ12がカウントする
と、比較回路14からHが出力されることにより、フリッ
プフロップ16からHが出力され、それによって第1の保
持手段7は閉じ、第2の保持手段9は開く。このとき、
天秤5が作動して第2の保持手段9から糸を引き、その
後、針棒3が下がり、天秤5が下がって針2で適正な縫
い目を形成される。
[発明が解決しようとする課題] 通常、従来の自動繰り出し装置においては、直線縫い
とジグザグ縫いのような縫い目形態の違いに応じて、直
線縫い時には糸繰り出しの演算式 を用い、またジグザグ縫いのための糸繰り出しの演算式 (k1,k2は補正係数であり縫い目形態により相違する、
xは送りピッチ、yは針の振り幅、dは布厚を示す)を
用いてそれぞれ行われていた。しかしながら、このよう
に構成した自動糸供給装置では、1つの模様内に2つ以
上の縫い形態(例えば直線縫いとジグザグ縫い)が存在
する場合、従来は設定装置13で同じ糸量を設定している
ため、直線縫いに最適な演算式では、ジグザグ縫い目が
引きつれてしまい、またジグザグ縫いに最適な演算式で
は、直線縫い目がたるみ、最適な糸量を設定することが
できないという問題があった。
本発明は、縫い形態が変わる毎に糸量の演算式をその
縫い形態に対応する演算式に変えて糸量を計算すること
により、異なる縫い形態からなる模様であっても、その
模様全体を適正な縫い目で縫製することができる自動糸
調子の糸量制御装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明においては、直線
縫い目とジグザグ縫い目とからなる縫い目形態を順次に
組み合わせて一つの模様を形成するようにし、該一つの
模様が複数種類ある中から一つ選択し、選択した該一つ
の模様を縫い目により形成する模様縫いミシンにおい
て、糸量演算式の結果に基づく一針毎の繰り出し量の縫
い糸を繰り出す糸繰り出し手段を設けた自動糸繰り出し
装置の糸量制御装置であって、上記縫い目形態に対応し
て異なる複数の糸量演算式の中から一つの糸量演算式を
決定する指示データを記憶した記憶手段と、選択された
上記一つの模様の縫い目形成時に縫い目形態に対応した
指示データを読み出す読み出し手段と、読みだされた指
示データに対応した糸量演算式により演算して前記糸繰
り出し手段を制御する制御手段、とを備え、縫い目形態
に対応して読みだされた指示データに対応する糸量演算
式により糸量を設定するものである。
[作用] 上記のように構成された自動糸調子の糸量制御装置に
おいては、演算式を得るための指示データを縫い目毎に
読み出されるようにメモリに記憶させ、一縫い目形成毎
に発生する主軸信号によりアドレスを設定し、このアド
レスによって読み出された指示データから演算式を求
め、演算式による値に応じた制御手段からの出力により
糸量調整手段を制御するか、または演算式を得るための
指示データをグループ化した針数の単位毎に読み出され
るようにメモリに記憶させ、主軸信号の発生回数が当該
単位針数に達したときに次のアドレスを設定し、このア
ドレスによって読み出された指示データから演算式を求
め、この演算式から得られる値の演算式に応じた制御手
段からの出力により糸量調整手段を制御するか、あるい
は模様情報発生装置からの出力内に組み込まれた指示デ
ータにより演算式を発生させ、この演算式に基づいて糸
量調整手段を制御することにより、それぞれ適正な糸繰
り出し量が得られ、最適な縫い目を形成することができ
る。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明すると、第1図に
おいて、CPU20の入力側に主軸検出装置21及び模様選択
装置22が接続され、またメモリ23が接続されている。さ
らに、CPU20の出力側に作動回路17,19を介して第1、第
2の保持手段7、9がそれぞれ接続されている。
次に、本実施例の自動糸調子の糸量制御装置の動作を
第2図のフローチャート及び第3図の縫い目模様から説
明する。
まず、糸量1を求める演算式はメモリ23に記憶された
指示式データ(指示データ)に基づいて読みだされ、例
えば直線縫いの糸量1′とジグザグ縫いの糸量1″はそ
れぞれ次の式により与えられる。
(k1,k2は補正係数であり縫い目形態により相違する、
xは送りピッチ、yは針の振り幅、dは布厚を示す)こ
の指示データは例えば第1表に示すようにメモリ23に順
次記憶されている。ここで、装置がスタートし、主軸検
出装置21からの主軸信号により順次アドレスが設定され
ると、メモリ23からそのアドレス毎に記憶された1針毎
の指示データが出力される。例えば、第3図に示すよう
に主軸信号が0−1、1−2、2−3の縫い目には、
として直線縫いの演算式を指定し、3−4、4−5、5
−6、6−7のそれぞれの縫い目にはとしてジグザグ
縫いの演算式を指定する。
そして、この演算式データに従った出力は、「END」
マークが読み出されない限り、前述の従来例と同様に、
CPU20から作動回路17、19に交互に入力され、それぞれ
第1の保持手段7及び第2の保持手段9に交互に作動し
て、順次直線縫い及びジグザグ縫いが行われる。ここ
で、メモリ23より「END」のマークが読み出されると、
メモリ23の先頭アドレスに戻るか、または他の特定のア
ドレスに移行する。
本実施例の自動糸調子の糸量制御装置では、このよう
に1針毎に指示データを順に取り出して縫製をし、また
縫い目が前と異なった場合には、それに対応した演算式
により縫製を行うので、常に最適な縫い目を得ることが
できる。
次に、本発明の他の実施例では、第2表に示すように
メモリ23に記憶されている。第4図のフローチャートに
示すように、スタートすると、メモリ23に縫い目の針数
をセットし、その針数に対応した指示データをメモリ23
から読み出し、主軸検出装置21から主軸信号が出力され
ると、最初に決められた演算式による信号が作動回路1
7、19に交互に入力されるとともに、主軸信号がカウン
トされ、記憶された縫い目の針数と比較される。そし
て、主軸信号のカウント値とメモリ23に記憶された針数
とが一致すると、メモリ23から次の針数を読み出されて
セットされる。そして、ENDマークが検出されるまで、
順次針数がメモリ23にセットされ、これに対応した演算
式に基づく信号が作動回路17、19に入力され、上記の動
作が繰り返される。ENDマークが検出されると、先頭ア
ドレスかどうか判断され、先頭アドレスであれば、再び
最初の針数から縫製が行われる。また先頭アドレスでな
ければ、他の特定のアドレスに移行する。
このように、グループ化した針数の単位毎に指示デー
タをセットすることにより、上記実施例と同様に適正な
縫い目を得ることができる。
さらに、第5図のフローチャートに示すように、スタ
ートし、主軸検出装置21から主軸信号が出力されると、
この主軸信号で模様情報発生装置を動作させ、これによ
り、布送り及び針振り幅を制御するための模様データと
糸量の演算式を発生させるための指示データを出力させ
る。そして、この指示データが検出されないときは、既
に設定されている演算式に基づく動作信号を作動装置1
7、19に入力する。また模様情報発生装置から指示デー
タが検出されると、そのデータに対応する演算式を発生
し、これに基づく信号を作動回路17、19に入力する。
このように、本実施例では、模様情報発生装置からの
指示データにより演算式を設定することにより、上記実
施例と同様に適正な縫い目を得ることができる。
なお、上記実施例のメモリ23には、演算式を決定する
構成要素として、縫い形態に対応する演算式そのものを
異なる縫い形態の種類だけ記憶させてもよいし、あるい
は演算式は複数の基本的なもののみを記憶させ、そり代
りに演算式の係数を縫い形態に対応してその種類だけ記
憶させ、上記の基本的な演算式と指示データで指示され
る係数との組合わせによりそれぞれの縫い形態に対応す
る演算式を得られるようにしてもよい。
[発明の効果] この発明は、直線縫いやジグザグ縫い等のことなる縫
い形態を順次に組み合わせた複雑な模様でも、その縫い
形態に対応した演算式で演算された適量の糸繰り出し量
が設定できるから、模様全体を適正な縫い調子で縫い目
を形成でき、縫製品の品質を向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の自動糸調子の糸量制御装置の
ブロック図、第2図は第1図の糸量制御装置の動作を説
明するフローチャート、第3図は第2図のフローチャー
トによる縫い目と指示データの関係を示した図、第4図
は本発明の他の実施例の動作を説明するフローチャー
ト、第5図は本発明のさらに他の実施例の動作を説明す
るフローチャート、第6図は本発明を実施するミシンの
自動糸調子装置の概略構成図、第7図は従来の自動糸調
子の糸量制御装置のブロック図、第8図はミシンの動き
を説明する各部の曲線図、第9図は第7図の自動糸調子
の糸量制御装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。 17、19……作動回路、7……第1の保持手段、9……第
2の保持手段、20……CPU、21……主軸検出装置、22…
…模様選択装置、23……メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−119151(JP,A) 特開 昭59−192392(JP,A) 特開 昭57−206483(JP,A) 特開 昭59−40896(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線縫い目とジグザグ縫い目とからなる縫
    い目形態を順次に組み合わせて一つの模様を形成するよ
    うにし、該一つの模様が複数種類ある中から一つを選択
    し、選択した該一つの模様を縫い目により形成する模様
    縫いミシンにおいて、 糸量演算式の結果に基づく一針毎の繰り出し量の縫い糸
    を繰り出す糸繰り出し手段を設けた自動糸繰り出し装置
    の糸量制御装置であって、 上記縫い目形態に対応して異なる複数の糸量演算式の中
    から一つの糸量演算式を決定する指示データを記憶した
    記憶手段と、 選択された上記一つの模様の縫い目形成時に縫い目形態
    に対応した指示データを読み出す読み出し手段と、 読みだされた指示データに対応した糸量演算式により演
    算して前記糸繰り出し手段を制御する制御手段、 とを備え、縫い目形態に対応して読みだされた指示デー
    タに対応する糸量演算式により糸量を設定することを特
    徴とする自動糸繰り出し装置の糸量制御装置。
JP63017563A 1988-01-27 1988-01-27 自動糸繰り出し装置の糸量制御装置 Expired - Fee Related JP2540181B2 (ja)

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JPS5940896A (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 ジューキ株式会社 ミシンの縫糸制御装置
JPS59192392A (ja) * 1983-04-14 1984-10-31 ジューキ株式会社 ミシンの針糸供給装置

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