JP2659921B2 - 文字処理装置 - Google Patents

文字処理装置

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JP2659921B2
JP2659921B2 JP9899695A JP9899695A JP2659921B2 JP 2659921 B2 JP2659921 B2 JP 2659921B2 JP 9899695 A JP9899695 A JP 9899695A JP 9899695 A JP9899695 A JP 9899695A JP 2659921 B2 JP2659921 B2 JP 2659921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイプ練習装置などに
適用可能な、文字処理装置に関するものである。
【0002】さらに詳述すれば、本発明は、例えば、練
習用ドリルとして「ことわざ」など一般に知られている
文章を装置内部に記憶しておき、それらの文章をランダ
ムに選択して表示器に表示し、その表示されている文章
と入力された文字とを比較して、そのタイピングのスピ
ードと正確さを判定するのに好適な、文字処理装置に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】従来からタイプの練習をする場合には、
英文タイプあるいは和文タイプ(日本語ワードプロセッ
サなども含む)に拘りなく、タイプ練習帳を見ながら、
そこに書かれている文字を打ち込んでいくのが通例であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる練習法
にあっては、打ち込んだ文字の正誤判定を行うには手間
がかかり、殊に、所定の制限時間内における正確な打ち
こみ文字数を計数するなど、そのスピードおよび正確さ
を自分自身にて判定することは困難であった。
【0005】また、練習用の問題を選択する際にも、偏
りが生じてしまうという問題があった。
【0006】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、
入力操作の終了に伴って次の特定の文字列をランダムに
選択することにより、問題の選択に偏りがなくなるよう
にした文字処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る文字処理装置は、文字を入力する入
力手段と、表示されている特定の文字列の文字と前記入
力手段により入力された文字との一致を検出する検出手
段と、前記検出手段により検出された一致した文字の数
に基づく情報を表示させる手段と、前記入力手段による
前記表示されている特定の文字列に対する入力が終了し
たことを示す指示に基づき、ランダムに選択された次の
特定の文字列を表示させる手段とを有するものである。
ここで、前記入力手段による前記表示されている特定の
文字列に対する入力が終了したことを示す指示は、ピリ
オドキーの入力による指示とすることができる。また、
一例として、前記特定の文字列は、ことわざとすること
ができる。
【0008】
【作用】本発明の上記構成によれば、入力操作の終了に
伴って、次の特定の文字列がランダムに選択されるの
で、問題の選択に偏りがなくなり、操作者の上達を早め
ることが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。
【0011】図示の構成において、KBはキーボードで
あり、A〜Z,0〜9ピリオド,コンマなどのアルファ
ニューメリックキーANおよびタイプ練習スタートキー
STARTを配設してある。
【0012】CPUはマイクロプロセッサ等からなる制
御ユニットであり、クロックパルス発生回路,遅延回
路,ゲート回路,その他の論理回路(いずれも図示せ
ず)などを有する順序制御回路の形態に構成してある。
【0013】DISは、例えばドットマトリクス型の液
晶表示器などからなる表示装置であり、制御ユニットC
PUからの表示制御信号CDISの制御のもとに、練習
用ドリルである「ことわざ」など特定の文章を表示した
り、あるいは、タイピングの習熟度を表わすスコアを表
示する。
【0014】ROMは読み出し専用記憶装置であり、制
御ユニットCPUが表示装置DIS等の各回路装置に制
御信号を供給する際に必要なマイクロ命令群を記憶させ
てある。
【0015】RAMはランダムアクセス可能な記憶装置
であり、各回路装置の動作状態を記憶し、あるいは、練
習スコアをカウントしたり、トップスコアを記憶する。
【0016】また、本実施例では、練習用ドリルとして
多数の「ことわざ」をこのRAMに記憶してあるものと
する。また、RAM内には、後述する表示用メモリ領域
(以下、単に表示用メモリという)DMが備えられてい
る。
【0017】BUSは制御ユニットCPU,読み出し専
用記憶ROMおよびランダムアクセス可能な記憶装置R
AMの間にて、メモリアドレスやデータを転送するため
のバスラインである。
【0018】TMは練習の制限時間を計数するためのタ
イマである。
【0019】RGは乱数発生器であり、かかる乱数に基
づいて、RAMに記憶されている多数の「ことわざ」か
らひとつの「ことわざ」をランダムに選択する。
【0020】次に、図1の構成による本実施例の動作を
図2および図3を参照して説明する。
【0021】図2は、キー操作に伴う各メモリ記憶状態
ならびに表示器DISの表示内容を示す図である。ま
た、図3は、本実施例のCPUによる制御手順を示すフ
ローチャートである。
【0022】図2の手順1において、キー操作によりパ
ワースイッチがオンされると、図3に示すステップS1
において記憶装置RAM全体がクリアされる。
【0023】その後、ステップS2,S3,S4におい
て、表示用メモリDM内の表示データを表示装置DIS
に表示しながら、タイマTMから送出されるタイムオー
バ信号およびいずれかのキーが押下されたときに送出さ
れるキー入力信号を待機するループを巡回する。
【0024】つぎに、手順2においてSTARTキーが
押下されると、ステップS5においてフラグFの内容が
検知される。スタート時においては、F=0であるので
ステップS6に移行し、次いで、ステップS7に制御が
移る。
【0025】ステップS7では、スコアカウンタをクリ
アし、タイマTMに1分間を計時するよう指示した後、
フラグFをセットする。
【0026】ステップS8においては、練習用「ことわ
ざ」の先頭アドレスが記憶されているテーブルを参照し
て、ランダムに選択された「ことわざ」の先頭アドレス
を決定し、そのアドレスデータ(例えば、本実施例では
701F(16進表示)とする)をロードポインタに格
納する。ここで、多数ある「ことわざ」のうちからひと
つの「ことわざ」をランダムに選択するには、既述の乱
数発生器RG(図1参照)から発せられた乱数によって
上記テーブルのいずれかひとつを選択すればよい。
【0027】次いで、ステップS9では、ロードポイン
タが示すアドレスから表示可能桁数である13文字分の
文字データを表示用メモリDMにロードする。そして、
再びステップS2に戻る。
【0028】手順3において“N”キーを押下すると、
ステップS5,S10,S11に制御が移る。そして、
入力キャラクタ“N”が表示用メモリDM中の左端の文
字“N”と一致するので、ステップS12に制御が移
る。
【0029】ステップS12では、スコアカウンタおよ
びロードポインタの内容を+1する。
【0030】そして、ステップS13へ制御が移る。こ
こで、入力キーは“.”キー(ピリオドキー)ではない
ので、ステップS9へ移行し、ロードポインタが示すア
ドレスから13文字分のデータを再び表示用メモリDM
にロードし、ステップS2に戻ってそのデータを表示す
る。これにより、表示された文章は左方向へスクロール
されることになる。
【0031】つぎに、手順4において、“Q”キーが入
力されると、ステップS5,S10,S11へと制御が
移る。しかし、この手順においては、入力文字“Q”と
表示用メモリDM中の左端の文字が一致しないので、ス
テップS2に戻る。よって、表示された文字がスクロー
ルされることはない。
【0032】その後、手順5,6,7にて図2に示すよ
うなキー操作が行われると、手順3におけるときと同様
な制御が行われ、図2に示されるように、表示その他の
記憶内容が変化する。
【0033】手順8において、“.”キー(ピリオドキ
ー)が押下されると、ステップS5,S10,S11,
S12,S13へと制御が移る。ステップS13では、
入力キーが“.”キーであることを検出し、ステップS
8において新たな「ことわざ」を選択し、その先頭アド
レスをロードポインタに格納する。本実施例では、例え
ば42BC(16進表示)なるアドレスデータが格納さ
れたものとする。そして、ステップS9において、新た
な練習文である「ことわざ」の先頭13文字が表示用メ
モリDMにロードされ、その後にステップS2に戻る。
【0034】手順9において“Rome was”なる
キー操作が行われると、手順3と同様の制御を行い、図
2に示すように表示内容および記憶内容が変化する。
【0035】タイマ10からタイムオーバー信号が送出
されると(手順10)、制御はステップS3からステッ
プS14へと移行する。ここで、スコアカウンタのデー
タ“29”はトップスコア“0”よりも大きいので、ス
テップS15へ制御が移り、スコアカウンタのデータ
“29”がトップスコアとして格納される。
【0036】そして、ステップS16では、スコアカウ
ンタのデータ“29”およびトップスコア“29”を所
定のコメントデータと共に表示用メモリDMに転送し、
フラグFをリセットする。
【0037】かくして、ステップS2において、図2に
示されるような表示が行われる。
【0038】上述した本発明の一実施例によれば、特定
の文章(例えば、「ことわざ」として一般に知られてい
る文章,テクニカルタームなどを含んだ文章)が練習用
ドリルとして表示装置に表示され、これを見てタイピン
グの練習ができるので、興味が高められると共に、特定
の文章を学習することができるという効果が得られる。
【0039】また、表示されている文章の先頭文字を入
力する毎に、練習文が左方向へスクロールされていくよ
う構成することもできるので、高価な多桁表示装置を使
用する必要がなくなるという効果が得られる。
【0040】さらに、制限時間内に入力した正しい文字
の数(ストローク数)が、それまでのトップストローク
数と共に表示されるので、容易に上達度を知ることがで
きるよう構成することも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、入力
操作の終了に伴って、次の特定の文字列がランダムに選
択されるので、問題の選択に偏りがなくなり、操作者の
上達を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】キー操作に伴うメモリの記憶状態ならびに表示
内容を示す図である。
【図3】本実施例の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
KB キーボード AN アルファニューメリックキー START タイプ練習スタートキー CPU 制御ユニット DIS 表示装置 ROM 読み出し専用記憶装置 RAM ランダムアクセス可能な記憶装置 DM 表示用メモリ BUS バスライン TM タイマ CDIS 表示制御信号 RG 乱数発生器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字を入力する入力手段と、表示されている特定の文字列の文字と前記入力手段によ
    り入力された文字との一致を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された一致した文字の数に基づ
    く情報を表示させる手段と、 前記入力手段による前記表示されている特定の文字列に
    対する入力が終了したことを示す指示に基づき、ランダ
    ムに選択された次の特定の文字列を表示させる手段とを
    有する ことを特徴とする文字処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段による前記表示されている
    特定の文字列に対する入力が終了したことを示す指示
    は、ピリオドキーの入力による指示であることを特徴と
    する請求項1の記載の文字処理装置。
  3. 【請求項3】 前記特定の文字列は、ことわざであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の文字処理装置。
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JP4585703B2 (ja) * 2001-02-22 2010-11-24 ソースネクスト株式会社 学習機能付きタイピング練習装置、問題回答によるタイピング練習方法、及び問題回答によるタイピング練習プログラム

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