JP2657155B2 - 短尺経糸を製造するための装置及び方法 - Google Patents
短尺経糸を製造するための装置及び方法Info
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- JP2657155B2 JP2657155B2 JP7154515A JP15451595A JP2657155B2 JP 2657155 B2 JP2657155 B2 JP 2657155B2 JP 7154515 A JP7154515 A JP 7154515A JP 15451595 A JP15451595 A JP 15451595A JP 2657155 B2 JP2657155 B2 JP 2657155B2
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- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に色柄編織分野にお
ける布（編）柄用の短尺経糸を製造するための、請求項
１又は請求項10の前提部分に記載された装置及び方法に
関するものである。
ける布（編）柄用の短尺経糸を製造するための、請求項
１又は請求項10の前提部分に記載された装置及び方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】かかる
装置では、それぞれ色の異なる単糸が順次単層で並行し
て巻き取られ、給糸器は巻取装置の周面輪郭の周りを回
転可能になっている。エンドレス状態で得られる糸シー
トを巻取り方向を横切って切断することができる。
装置では、それぞれ色の異なる単糸が順次単層で並行し
て巻き取られ、給糸器は巻取装置の周面輪郭の周りを回
転可能になっている。エンドレス状態で得られる糸シー
トを巻取り方向を横切って切断することができる。
【０００３】この種の装置又は短尺経糸切断装置は既に
知られている（ドイツ公告特許公報第 22 07 370号）。
それらを利用して各色ごとに単一のスプールで短尺経糸
を整経することができる。こうして、布柄を作製するた
めに、糸シート全体の所定の幅にわたって糸色が変化す
る糸シートを製造することもできる。支持体に配置され
た巻取装置の巻取平面が巻取方向に直交する方向に（横
切って）移動可能であり、巻取装置の支持体が固定され
ている一方で、給糸器が巻取装置の周面輪郭の周りを巻
取面の運動方向に対して直角に（横切る方向に）移動可
能であるような手法で作業がなされる。
知られている（ドイツ公告特許公報第 22 07 370号）。
それらを利用して各色ごとに単一のスプールで短尺経糸
を整経することができる。こうして、布柄を作製するた
めに、糸シート全体の所定の幅にわたって糸色が変化す
る糸シートを製造することもできる。支持体に配置され
た巻取装置の巻取平面が巻取方向に直交する方向に（横
切って）移動可能であり、巻取装置の支持体が固定され
ている一方で、給糸器が巻取装置の周面輪郭の周りを巻
取面の運動方向に対して直角に（横切る方向に）移動可
能であるような手法で作業がなされる。
【０００４】そこでは、巻取装置は、半径方向で調整可
能な周面部分を有するドラムとして構成しておくことが
でき、又は相互に間隔を置いて設けられた少なくとも２
本の転向ローラで構成しておくことができ、これらの転
向ローラ間の間隔が調整可能となっている。この場合、
送り要素（送りエレメント）は、ローラ又はドラムの周
面に配置されて軸方向に周回する送りベルトからなる。
能な周面部分を有するドラムとして構成しておくことが
でき、又は相互に間隔を置いて設けられた少なくとも２
本の転向ローラで構成しておくことができ、これらの転
向ローラ間の間隔が調整可能となっている。この場合、
送り要素（送りエレメント）は、ローラ又はドラムの周
面に配置されて軸方向に周回する送りベルトからなる。
【０００５】公知の短尺経糸切断装置は、半径方向に配
置されたスプールを備えたスプールマガジンを有する。
しかし、このスプールマガジンでは、複数の単糸の均一
な巻取が可能でない。
置されたスプールを備えたスプールマガジンを有する。
しかし、このスプールマガジンでは、複数の単糸の均一
な巻取が可能でない。
【０００６】本発明の課題は、複数の単糸の平行（同
時）巻取を簡単に可能とする冒頭に指摘した種類の短尺
経糸を製造するための装置と方法を提供することであ
る。
時）巻取を簡単に可能とする冒頭に指摘した種類の短尺
経糸を製造するための装置と方法を提供することであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段および作用】本発明によれ
ば、請求項１記載の特徴がこの課題を解決するのに役立
つ。
ば、請求項１記載の特徴がこの課題を解決するのに役立
つ。
【０００８】本発明では、有利には、スプールマガジン
のスプールが、巻取平面に対して直角に延びる軸によっ
て相前後して支承されている。短尺経糸を製造するため
の装置（短尺経糸部分整経機ともいう）のこの構造で
は、明快で簡単に操作することのできる単純で安価で且
つ頑丈な装置が得られる。単糸は、単糸が衝突 (干渉)
して糸が撚れることもなく、相前後して配置されたスプ
ールから同時に引き出すことができる。巻取平面は、最
後に巻き取られた糸層によって定まる。
のスプールが、巻取平面に対して直角に延びる軸によっ
て相前後して支承されている。短尺経糸を製造するため
の装置（短尺経糸部分整経機ともいう）のこの構造で
は、明快で簡単に操作することのできる単純で安価で且
つ頑丈な装置が得られる。単糸は、単糸が衝突 (干渉)
して糸が撚れることもなく、相前後して配置されたスプ
ールから同時に引き出すことができる。巻取平面は、最
後に巻き取られた糸層によって定まる。
【０００９】給糸器と同期して（同体的に）回転する糸
ガイドが、スプールマガジンの各スプールに付属して設
けられている。各スプールの糸ガイドは、給糸器と同じ
回転数で回転し、従って、単糸の衝突 (干渉）を確実に
阻止するのに貢献する。糸ガイドと糸ブレーキ及び糸コ
ントローラとの組合せが有利である。
ガイドが、スプールマガジンの各スプールに付属して設
けられている。各スプールの糸ガイドは、給糸器と同じ
回転数で回転し、従って、単糸の衝突 (干渉）を確実に
阻止するのに貢献する。糸ガイドと糸ブレーキ及び糸コ
ントローラとの組合せが有利である。
【００１０】好ましい実施例では、前記直角に延びる軸
が、給糸器と捩り方向に対して剛性を有して回転するシ
ャフトによって形成されており、このシャフトが各スプ
ールの糸ガイドを捩り方向に剛性を有するよう支承す
る。このシャフトによって、有利なことに、糸ガイド用
の特別の駆動装置を省略することが可能となり、且つ給
糸器との同期化は自動的に付与される。
が、給糸器と捩り方向に対して剛性を有して回転するシ
ャフトによって形成されており、このシャフトが各スプ
ールの糸ガイドを捩り方向に剛性を有するよう支承す
る。このシャフトによって、有利なことに、糸ガイド用
の特別の駆動装置を省略することが可能となり、且つ給
糸器との同期化は自動的に付与される。
【００１１】好ましくは、巻取装置がドラムを有し、そ
のドラム軸がシャフトに対して同軸上に延びているよう
な構成である。
のドラム軸がシャフトに対して同軸上に延びているよう
な構成である。
【００１２】前記直角に延びる軸又はシャフトの遊端は
スプールスタンドで支承しておくことができる。この場
合シャフトは両端が支承されていることが望ましく、こ
のようにすると、高い安定性が得られる。
スプールスタンドで支承しておくことができる。この場
合シャフトは両端が支承されていることが望ましく、こ
のようにすると、高い安定性が得られる。
【００１３】給糸器は、シャフトと捩り力に対して剛に
結合され該シャフトと同体的に回転する環状、円板状又
は放射状の形態に構成することができ、その周面に、ス
プールの数に一致した数の連行体が、スプールから引き
出される糸を分配するよう均一に分散して配置した構成
が望ましい。
結合され該シャフトと同体的に回転する環状、円板状又
は放射状の形態に構成することができ、その周面に、ス
プールの数に一致した数の連行体が、スプールから引き
出される糸を分配するよう均一に分散して配置した構成
が望ましい。
【００１４】例えば、単糸を時間的に前後させて巻き取
ることができるように、又送り装置が、巻き取られる糸
の適宜な横方向のずれを生じることができるように、４
個の相前後して配置されたスプールの４本の単糸を同時
に巻き取るときに、連行体は、望ましくは相互に90°の
角度間隔でもって給糸器に配置される。
ることができるように、又送り装置が、巻き取られる糸
の適宜な横方向のずれを生じることができるように、４
個の相前後して配置されたスプールの４本の単糸を同時
に巻き取るときに、連行体は、望ましくは相互に90°の
角度間隔でもって給糸器に配置される。
【００１５】スプールスタンドはスプールマガジンの軸
線方向に移動可能に構成しておくことができる。このよ
うに構成することによって、糸ガイドと連行体との間に
延びる単糸の角度は、スペース的な事情に応じて、でき
るだけ少ない摩擦でおさまるように、角度的に浅く調整
することができる。
線方向に移動可能に構成しておくことができる。このよ
うに構成することによって、糸ガイドと連行体との間に
延びる単糸の角度は、スペース的な事情に応じて、でき
るだけ少ない摩擦でおさまるように、角度的に浅く調整
することができる。
【００１６】このために、シャフトをドラム内に伸縮可
能とした構成にすることができる。
能とした構成にすることができる。
【００１７】１つの実施例では、複数のスプール用の複
数の糸ガイドが共通の支持体に配置されている。共通
の、例えば放射状になった支持体は、スプールマガジン
のスプールの数に応じて均一な角度間隔で配設された糸
ガイドを取着することができる。この構成によると、ス
プールマガジンの各スプールごとに特別の糸ガイドを設
けることは必要ない。
数の糸ガイドが共通の支持体に配置されている。共通
の、例えば放射状になった支持体は、スプールマガジン
のスプールの数に応じて均一な角度間隔で配設された糸
ガイドを取着することができる。この構成によると、ス
プールマガジンの各スプールごとに特別の糸ガイドを設
けることは必要ない。
【００１８】この方法によれば、有利には、１本の軸上
に相前後して配置されるスプールから複数本の単糸が同
時に引き出され、各スプールに付属した糸ガイド手段
（糸ガイド及び給糸器等の糸を供給する手段）が巻取装
置への給糸と同期して回転するようになっていることで
ある。
に相前後して配置されるスプールから複数本の単糸が同
時に引き出され、各スプールに付属した糸ガイド手段
（糸ガイド及び給糸器等の糸を供給する手段）が巻取装
置への給糸と同期して回転するようになっていることで
ある。
【００１９】
【実施例】図面を参照して、以下、本発明の１実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【００２０】色柄編織分野において、好ましくは布柄用
の短尺経糸を製造するための装置が支持手段３を有し、
この支持手段３のなかで任意の長さのドラム６がドラム
軸７上に配置されており、このドラム軸７は上記支持手
段３の側壁５によって支承されている。このドラム軸７
で支承されるドラム６は回転可能であり、好適な制動手
段によってブレーキング状態（静止状態；固定状態）に
することができる。
の短尺経糸を製造するための装置が支持手段３を有し、
この支持手段３のなかで任意の長さのドラム６がドラム
軸７上に配置されており、このドラム軸７は上記支持手
段３の側壁５によって支承されている。このドラム軸７
で支承されるドラム６は回転可能であり、好適な制動手
段によってブレーキング状態（静止状態；固定状態）に
することができる。
【００２１】合計４本の腕９を有する給糸器４が、上記
ドラム軸７によって回転可能に支承されている。給糸器
４の各腕９が連行体22を担持し、この連行体22によっ
て、ドラム６と送り装置16を有する巻取装置２に、それ
ぞれ１本の単糸を巻き取ることができるよう構成されて
いる。給糸器４はドラム６の正面端８側に配置されて、
上記連行体22と共に該給糸器４がドラム６の周面輪郭の
周りを回転する。単糸１は、連行体22を介して、ドラム
６の周面に配置された送り装置16に給糸される。
ドラム軸７によって回転可能に支承されている。給糸器
４の各腕９が連行体22を担持し、この連行体22によっ
て、ドラム６と送り装置16を有する巻取装置２に、それ
ぞれ１本の単糸を巻き取ることができるよう構成されて
いる。給糸器４はドラム６の正面端８側に配置されて、
上記連行体22と共に該給糸器４がドラム６の周面輪郭の
周りを回転する。単糸１は、連行体22を介して、ドラム
６の周面に配置された送り装置16に給糸される。
【００２２】送り装置16は、巻き取られた糸シートを、
最後の糸層によって形成される巻取平面を横切って、巻
取の進展に伴って搬送する。このことは、巻き取られた
糸シートが、ドラム軸７に対して平行に給糸器４から連
続的に搬出されることを意味する。送り装置16の搬送動
作のための駆動力は、望ましくは、給糸器４の回転運動
から取り出すことができる。送り装置16はドラム軸７に
対して平行に延びる送りベルト17を有し、これらの送り
ベルト17はドラム６のドラム周面で支承された２つの転
向ローラ15の間をエンドレス状態で周回する。送りベル
ト17は、糸が一回ドラム６の周囲を周回するたびに、糸
の直径に見合う所定の送り量だけ動く。４個の連行体22
を備えた給糸器４は、異なるスプール14から４本の単糸
を同時に巻き取ることができる。送り装置16の送りは、
単糸を順次単層で巻き取ることができるように設定され
ている。
最後の糸層によって形成される巻取平面を横切って、巻
取の進展に伴って搬送する。このことは、巻き取られた
糸シートが、ドラム軸７に対して平行に給糸器４から連
続的に搬出されることを意味する。送り装置16の搬送動
作のための駆動力は、望ましくは、給糸器４の回転運動
から取り出すことができる。送り装置16はドラム軸７に
対して平行に延びる送りベルト17を有し、これらの送り
ベルト17はドラム６のドラム周面で支承された２つの転
向ローラ15の間をエンドレス状態で周回する。送りベル
ト17は、糸が一回ドラム６の周囲を周回するたびに、糸
の直径に見合う所定の送り量だけ動く。４個の連行体22
を備えた給糸器４は、異なるスプール14から４本の単糸
を同時に巻き取ることができる。送り装置16の送りは、
単糸を順次単層で巻き取ることができるように設定され
ている。
【００２３】こうして、このように所望の柄に対応した
本数の糸が整経されると、エンドレス状態で得られる糸
シートは希望する柄経糸を得るために横方向（巻取方向
を横切る方向）に切断することができる。
本数の糸が整経されると、エンドレス状態で得られる糸
シートは希望する柄経糸を得るために横方向（巻取方向
を横切る方向）に切断することができる。
【００２４】給糸器４の腕９に設けられる連行体22は相
互に90°ずらされている。１つのスプールマガジン12か
ら４本の単糸が引き出されるよう、図３に示す実施例で
は、このスプールマガジン12が４個のスプール14を含
み、これらのスプール14はシャフト10上に回転可能に相
前後して支承されている。シャフト10は、捩り力に対し
て剛性を有するように給糸器４と結合されており、こう
して給糸器４とシャフト10は同体的に同じ回転数で回転
する。シャフト10はドラム軸７に対して同軸上に延びて
いるが、しかしこれと捩り方向に対して剛に、つまり同
体的に結合されているのではない。シャフト10によって
形成される軸上に合計４個のスプール14を配置すること
で単糸１の相互間であらゆる衝突（干渉）が防止され、
この実施例の場合、給糸器４は４本の単糸１を同時に送
り装置16に巻き取らせることができる。しかし、スプー
ル14の数は４個に限定されるものではない。その際、給
糸器４は、好ましくは相互に同じ角度間隔で配置される
適宜な数の連行体22を備えていなければならない。
互に90°ずらされている。１つのスプールマガジン12か
ら４本の単糸が引き出されるよう、図３に示す実施例で
は、このスプールマガジン12が４個のスプール14を含
み、これらのスプール14はシャフト10上に回転可能に相
前後して支承されている。シャフト10は、捩り力に対し
て剛性を有するように給糸器４と結合されており、こう
して給糸器４とシャフト10は同体的に同じ回転数で回転
する。シャフト10はドラム軸７に対して同軸上に延びて
いるが、しかしこれと捩り方向に対して剛に、つまり同
体的に結合されているのではない。シャフト10によって
形成される軸上に合計４個のスプール14を配置すること
で単糸１の相互間であらゆる衝突（干渉）が防止され、
この実施例の場合、給糸器４は４本の単糸１を同時に送
り装置16に巻き取らせることができる。しかし、スプー
ル14の数は４個に限定されるものではない。その際、給
糸器４は、好ましくは相互に同じ角度間隔で配置される
適宜な数の連行体22を備えていなければならない。
【００２５】シャフト10の遊端18（図１，図３において
左端）はスプールスタンド20で支承しておくことがで
き、これによりスプールマガジン12の支承部の安定性が
向上する。
左端）はスプールスタンド20で支承しておくことがで
き、これによりスプールマガジン12の支承部の安定性が
向上する。
【００２６】スプールスタンド20は、単糸の供給角度を
調節することができるように、シャフト10の軸方向に移
動可能になっている。ドラム６に対向したシャフト10の
末端（図１，図３においてシャフト10の右端）が、ドラ
ム６内で該ドラム６に対して伸縮可能に構成することが
できる。
調節することができるように、シャフト10の軸方向に移
動可能になっている。ドラム６に対向したシャフト10の
末端（図１，図３においてシャフト10の右端）が、ドラ
ム６内で該ドラム６に対して伸縮可能に構成することが
できる。
【００２７】図３から判るように、各スプール14に付属
して糸ガイド26と糸ブレーキ28が設けられており、両者
はシャフト10の回転数と同じ回転数で、つまり同体的に
回転し、こうして４本の単糸１の相互間においてこれら
の各単糸１間の衝突を防止するのに貢献する。
して糸ガイド26と糸ブレーキ28が設けられており、両者
はシャフト10の回転数と同じ回転数で、つまり同体的に
回転し、こうして４本の単糸１の相互間においてこれら
の各単糸１間の衝突を防止するのに貢献する。
【００２８】図４に示す別の実施態様の糸ガイドは、支
持体30を備えており、この支持体30は回転する腕24によ
って、適宜な数のスプール14のための複数の糸ガイド26
を担持している。上記腕24は、シャフト10の回転数と同
じ回転数、つまり同体的に回転し、それぞれ異なる長さ
を有する。図４の実施例では、２個のスプール14のため
に１つの支持体30が図示されている。図面からわかるよ
うに腕24は相互に１８０°ずらされており、図示されな
い第２のスプール１４の糸を衝突することなく下側の糸
ガイド26へと案内することができるように、下側の腕24
の長さが上側の腕24に比べて長く構成されている。支持
体30は、言うまでもなく、スプールマガジン12内に収容
されたスプール14の数に応じて、複数個の回転する腕24
を具備することもできる。
持体30を備えており、この支持体30は回転する腕24によ
って、適宜な数のスプール14のための複数の糸ガイド26
を担持している。上記腕24は、シャフト10の回転数と同
じ回転数、つまり同体的に回転し、それぞれ異なる長さ
を有する。図４の実施例では、２個のスプール14のため
に１つの支持体30が図示されている。図面からわかるよ
うに腕24は相互に１８０°ずらされており、図示されな
い第２のスプール１４の糸を衝突することなく下側の糸
ガイド26へと案内することができるように、下側の腕24
の長さが上側の腕24に比べて長く構成されている。支持
体30は、言うまでもなく、スプールマガジン12内に収容
されたスプール14の数に応じて、複数個の回転する腕24
を具備することもできる。
【００２９】支持体30は、更に、糸ブレーキ28と糸コン
トローラ29とを担持した回転する腕25を有する。スプー
ル14は、回転可能にシャフト10に支承された取着用の円
錐体32上に載置されている。
トローラ29とを担持した回転する腕25を有する。スプー
ル14は、回転可能にシャフト10に支承された取着用の円
錐体32上に載置されている。
【００３０】シャフト10は、図４に示唆するように、複
数のスプール14、例えば色の異なる８個のスプールを相
前後して配置することができるように、細分しておくこ
とができる。この場合、場合によっては巻取装置のため
に必要となるのは４個のスプールだけであってもよい。
数のスプール14、例えば色の異なる８個のスプールを相
前後して配置することができるように、細分しておくこ
とができる。この場合、場合によっては巻取装置のため
に必要となるのは４個のスプールだけであってもよい。
【００３１】個々のシャフト部分11は、迅速な連結が可
能な軸継手 (ラピッドカップリング) によって互いに捩
り力に対して剛性を有するように結合されている。こう
して、さまざまなスプール14を迅速に問題なく交換する
ことができる。
能な軸継手 (ラピッドカップリング) によって互いに捩
り力に対して剛性を有するように結合されている。こう
して、さまざまなスプール14を迅速に問題なく交換する
ことができる。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、複数の単糸の同時巻取
を簡単に可能とする色柄編織分野における特に布柄用の
短尺経糸の製造のための装置及び方法を提供することが
できる。
を簡単に可能とする色柄編織分野における特に布柄用の
短尺経糸の製造のための装置及び方法を提供することが
できる。
【００３３】そして、本発明にかかる短尺経糸の製造の
ための装置によれば、明快で簡単に操作することのでき
る、単純で安価で且つ頑丈な装置が得られ、また、本発
明にかかる方法によれば、複数の単糸の同時巻取が簡単
に実施できる。
ための装置によれば、明快で簡単に操作することのでき
る、単純で安価で且つ頑丈な装置が得られ、また、本発
明にかかる方法によれば、複数の単糸の同時巻取が簡単
に実施できる。
【図１】 本発明にかかる短尺経糸を製造するための装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図２】 図１のII−II矢視からの正面図である。
【図３】 スプールマガジンを拡大して示す側面図であ
る。
る。
【図４】 糸ガイド、糸ブレーキ及び糸コントローラを
備えたスプールマガジンのスプールテークアップ部を示
す部分拡大図である。
備えたスプールマガジンのスプールテークアップ部を示
す部分拡大図である。
１…単糸 ２…巻取装置 ４…給糸器 ８…正面端 12…スプールマガジン 14…スプール 16…送り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルバート ウイスニウスキ ドイツ 48653 ケスフェルト−レッテ インドゥストリー シュトラーセ 25 (56)参考文献 特開 平４−57776（ＪＰ，Ａ) 特公 昭51−46230（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭64−10610（ＪＰ，Ｂ２) 実公 平２−448（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (7)
- 【請求項１】 特に布柄用の短尺経糸を製造するための
装置であって、スプール(14)を備えたスプールマガジン
(12)と、ドラム(6) 及び周面に配置される送り装置(16)
とを備えた巻取装置(2) と、スプールの数に一致した数
の連行体(22)を周面に備えた回転可能な給糸器(4) とを
有し、これらの連行体(22)がドラム(6) の一方の正面端
(8) 側でドラムの周面輪郭の周りを回転して、スプール
から引き出されるそれぞれ色の異なる単糸を、送り装置
(16)の巻取平面へ順次単層で並行して給糸し、この送り
装置(16)が、巻き取られた糸シートを、巻取の進展に伴
ってドラム(6) の他方の正面端の方向に搬送し、更に、
スプール(14)にそれぞれ付属して設けられた給糸器（4)
と同期して回転する糸ガイド(26)を有し、巻取完了後
に、エンドレス状態で得られる糸シートが巻取方向に対
して横切って切断可能となったものにおいて、 スプールマガジンのスプール(14)が、巻取平面に対して
直角に延びる軸によって相前後して支承されており、 上記直角に延びる軸が、糸ガイド(26)と給糸器(4) とを
同体的に回転させるために、それらを互いに結合するシ
ャフト(10)によって形成されていることを特徴とする、
短尺経糸を製造するための装置。 - 【請求項２】 前記ドラム(6) を支持するドラム軸(7)
が、シャフト(10)に対し同軸上に設けられていることを
特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記直角に延びる軸又はシャフト(10)の
遊端(18)がスプールスタンド(20)によって支承されてい
ることを特徴とする請求項１又は２に記載の装置。 - 【請求項４】 前記給糸器(4) が、シャフト(10)と捩り
方向に対して剛性を有するように結合された環状、円板
状又は放射状の形態に形成され、その周面に、スプール
(14)の数に一致した数の連行体(22)が、スプール(14)か
ら引き出される糸(1) を配るよう均一に分散して配置さ
れていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１の
項に記載の装置。 - 【請求項５】 前記スプールスタンド(20)が前記直角に
延びる軸の長手方向に移動可能であることを特徴とする
請求項３又は４のいずれか１の項に記載の装置。 - 【請求項６】 前記シャフト(10)がドラム(6) 内におい
て伸縮可能であることを特徴とする請求項１〜５のいず
れか１の項に記載の装置。 - 【請求項７】 複数のスプール(14)用の複数の糸ガイド
(26)が共通の支持体(30)上に配置されていることを特徴
とする請求項１〜６のいずれか１の項に記載の装置。
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