JP3420526B2 - 電子制御サンプル整経機 - Google Patents

電子制御サンプル整経機

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JP3420526B2 JP10032299A JP10032299A JP3420526B2 JP 3420526 B2 JP3420526 B2 JP 3420526B2 JP 10032299 A JP10032299 A JP 10032299A JP 10032299 A JP10032299 A JP 10032299A JP 3420526 B2 JP3420526 B2 JP 3420526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整経胴に糸を巻き
つける複数個の導糸手段及び回転式クリールを有し、整
経胴上に糸を巻いていく電子制御サンプル整経機におい
て、回転式クリールの糸でも糸セレクトを可能とし、2
本以上の複本数同時整経又は1本の糸のみの整経を自在
にコントロールするようにした装置及び整経方法及び当
該装置に好適に用いられる回転式クリールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の電子制御サンプル整経機として
は、例えば特許第1529104号、特許第15291
08号、特許第1529109号等に開示された図24
〜図28に示されるような構造が知られている。この公
知の電子制御サンプル整経機Wは、中空軸1を有してい
る(図24)。該中空軸1の両端中心には加動軸2と被
動軸3とが突出されている。該加動軸2にはプーリ4に
固定された小歯輪5とプーリ99とが遊装され、また他
端の該被動軸3には導糸手段6を固定した小歯輪7が遊
装されている。導糸手段6は図示例では1本設けた例を
示したが、後述する複本数巻きの場合には2本以上設置
することとなる。
【0003】該小歯輪5及び7は、該中空軸1内の連動
軸8の両端に設けられた小歯輪9及び10の噛み合いに
よって連動せしめられている。該中空軸1は該加動軸2
側で片支持とされており、該被動軸3側の該中空軸1に
は整経胴Aが遊装されている。
【0004】該整経胴Aは、図25に示すごとく、円弧
部11と直線部12とを交互させた同型の外周を有する
胴枠13,14の円弧部11に両端のガイドローラ15
に掛けられ、ドラムスポーク16面上を辷って移動され
るコンベアベルト17(図24)を付設したドラムスポ
ーク16を渡して形成せしめられる。
【0005】該コンベアベルト17は、胴外から適宜駆
動される親歯輪18との噛み合いにより一斉に回転され
る遊星歯車19の胴内螺軸20と螺合せしめた移動ドラ
ム21によって一斉に各々同量ずつ微移動せしめられ
る。該導糸手段6の先端は内方に屈成せしめられて導糸
部材6’となっている。該導糸部材6’は該整経胴Aの
前端円周上に臨ませられている。
【0006】図24において、Bはそれぞれ異種(異色
又は撚りの異なる)の糸22を巻いてある複数本のボビ
ンを立てる固定式クリール、24はボビンから引き出さ
れた糸22を案内するガイドプレート、25は糸22の
張力を調整する張力調整器、26はドロッパーリング、
30は糸22のガイドロッド及びEは基台Yに設けられ
た永久磁石付糸止め具で糸を押えてセットする作用を行
う。
【0007】図24において、27はプログラム設定器
78(図27)の指示により糸22をセレクトしガイド
する複数個の糸セレクトガイド27a〜27j(図2
8)を有する糸セレクトガイド装置である。28はスリ
ット板で、プーリ4の回転に伴ってパルスを発生させ、
該糸セレクトガイド27a〜27jに対応して複数個配
列されたロータリーソレノイド29を作動させる。該糸
セレクトガイド27a〜27jはそれぞれのロータリー
ソレノイド29にそれぞれ取付けられており、ロータリ
ーソレノイド29がオンとなると回動して作動位置(糸
交換位置)に進出し、ロータリーソレノイド29がオフ
となると逆に回動して待機位置(糸収納位置)に復帰す
るように動作する。
【0008】図26において、33,34及び38は糸
22の綾取りを行う綾取りバーで、33及び38は綾取
り上バー、34は綾取り下バーである。35及び37は
綾取りした糸を下側の糸及び上側の糸に区別するカット
綾バーで、35はカット綾上バー、37はカット綾下バ
ーである。なお、図26において綾取り上バー38の図
示は省略されている。
【0009】39は綾取りした糸を切断した下側の糸を
止める糸止め具で、前記胴枠13に設けられている(図
25)。巻き返し機Cは、スケルトン40、ローラ4
1,42、ジクザグコーム43、ローラ44及び織機ビ
ーム45を有している(図26及び図27)。
【0010】図25において、46は主電動機で、イン
バーターモータを用いることによって、運転中の加減速
度、緩衝起動停止、ジョギング運転及び糸巻付速度の高
速化を可能としている。
【0011】なお、図25において、47は主変速プー
リ、58は主変速プーリ47と従変速プーリ48に掛け
られたVベルト、49は従変速プーリ48と同軸のカウ
ンタープーリ、50はブレーキ作動ピニオンでラックを
進退させることによりブレーキドラムDの制動孔(図示
せず)と係合及び離開を行わせ、随時整経胴Aを制御せ
しめるものである。57は加動軸2上のプーリ4間のV
ベルト、51はベルト送りモータ(ACサーボモー
タ)、52はシフトレバー、54はスプロケット車、5
5はチェーン、56は親歯輪18を駆動するチェーンホ
イール、57,58は共にVベルト、59は導糸カバ
ー、Dはブレーキドラムである。
【0012】67a,67bはセンサーで、スリット板
28のスリットが通過するのを検知するものである。
【0013】該スリット板28は導糸手段6と同期的に
回転するように設定されており、該スリット板28のス
リットの回転を検知することによって該導糸手段6の回
転も該センサー67a,67bによって検知される。こ
のセンサー67a,67bは3個が約120度間隔で配
置されている(2個のみ図示されている)。
【0014】図27において、69はコンベアベルト1
7の移動停止切り換えレバー、70は整経胴Aの固定ロ
ックレバー、74は綾取りバー調整レバー、75は綾取
りバー固定ハンドル及び78はプログラム設定器であ
る。79はコントローラである。80は該整経胴Aの直
線部12の中央部分に設けられた糸張り装置である。S
は基台Y上に糸セレクトガイド装置27に対応して設置
されたストッパ板である。
【0015】これらの電子制御サンプル整経機は本願出
願人によって開発されたものであるが、電子制御によっ
て自動的に柄整経が行えるものとして好評を得ている。
【0016】上記した各提案においては、各電子制御サ
ンプル整経機本体に対して異種(異色又は撚りの異な
る)の糸を巻いてある複数本のボビンを立てる固定式ク
リールを設置していた。
【0017】また、糸交換工程を省略し、糸交換時の時
間的ロスを皆無としかつ複本数の糸を同時に整経胴に巻
きつけることを可能とし、さらに整経作業時間の短縮を
可能とした複本数同時整経可能な電子制御サンプル整経
機も既に開発し提案している〔特許第1767706号
(USP4,972,562、EP037548
0)〕。
【0018】この複本数同時整経可能な電子制御サンプ
ル整経機においては、導糸手段は複数個設置されるため
従来の固定式クリールでは対応することが不可能であっ
た。そのため、この複本数同時整経可能な電子制御サン
プル整経機の開発とともに複本数の糸を同時に整経する
ことのできる回転式クリールを開発した。この回転式ク
リールの開発により複本数の糸の同時整経が可能とな
り、その結果整経時間の短縮を実現したものである。
【0019】この回転式クリールの回転と複数個の導糸
手段の回転とは同期運転を行うものであるが、その同期
運転の機構について、図29〜図31によって説明す
る。図29は電子制御サンプル整経機本体のエンコーダ
の概略取付図、図30は従来の回転式クリールの側面的
概略断面図及び図31は従来の回転式クリールの動作原
理を示すブロック図である。
【0020】図29において、プーリ98はタイミング
ベルトによって図25に示したプーリ99と連動せしめ
られ、かつプーリ98が固定されている軸の延長状には
エンコーダ97が取り付けられている。
【0021】図30において、回転式クリールFは同種
の糸(同色又は撚りの同じ糸)及び/又は異種の糸(異
色又は撚りの異なる糸)を巻いてある2本或いは3本以
上のボビン126を立てる。300は回転式クリールF
の回転を検出するエンコーダ、301は減速機付モー
タ、302は減速機出力軸308に固定されるタイミン
グプーリで、スピンドル軸307に固定されているタイ
ミングプーリ303はタイミングベルト309により連
動される。304は糸22の張力を調整する張力調整器
であり、310は糸切れを検知するリミットスイッチで
ある。
【0022】この回転式クリールFは、前記エンコーダ
97と回転式クリールF上のエンコーダ300の回転信
号を常に比較しながら導糸部材6’と同期運転を行うこ
とのできるものである。また、回転式クリールFに立て
られるボビン126の位置は導糸部材6’と相対的に同
位置でなければならない。
【0023】図31において、操作スイッチ312に
は、整経オン、整経オフ、正転寸動、送転寸動の4つの
スイッチがある。このうち、整経オン、整経オフのスイ
ッチ信号は電子制御サンプル整経機W本体へ送出され、
正転寸動、送転寸動のスイッチ信号は導糸部材6’と該
導糸部材6’に掛けられる糸22が巻かれているボビン
126との位置合わせを行うための信号で、同期運転制
御部312へ送られる。
【0024】同期運転制御部312では電子制御サンプ
ル整経機W本体より送られてくるRUN信号(整経オン
信号)、JOG信号(ジョギング運転信号)と、先に述
べた正転寸動信号、送転寸動信号を変換し、ENB信号
(同期運転可信号)として同期運転カード314へ送出
し、FWD(正転)、REV(逆転)、JOG(ジョギ
ング運転)信号等をインバータ313へ送出する。
【0025】また、同期運転カード314には、電子制
御サンプル整経機W本体に設置されているエンコーダ9
7と回転式クリールFに設置されているエンコーダ30
0が接続され、整経オン時及びジョギング運転時には常
時エンコーダ97とエンコーダ300の回転角度を比較
し、導糸部材6’と該導糸部材6’に掛けられる糸22
が巻かれているボビン126の相対的位置を一定に保つ
ためにインバータ313と信号の授受を行っている。
【0026】インバータ313は回転クリールFに設置
されている減速機付モータ301へ回転信号を与える。
なお、インバータ313と同期運転カード314は市販
品を使用できる。
【0027】さらに、整経ドラムに最初の糸列を巻き終
わった後、次の糸列の巻き始めの糸が最初の列の糸より
も前方に位置するように巻くことによって、整経ドラム
上の糸の下層から順序よく整列巻き整経を行うことが可
能で、整経長が長い場合でも織機ビームへの巻取りが容
易な整列巻き可能な電子制御サンプル整経機も提案した
〔特許第2854789号(USP5,630,26
2、EP0652310)〕。これらの改良型の電子制
御サンプル整経機も非常な好評を得ている。
【0028】電子制御サンプル整経機に使用されるクリ
ールを区別すると、上述したごとく、固定式クリールと
回転式クリールと称される2つのクリール方式に区別さ
れる。
【0029】固定式クリールは、同種及び/又は異種の
糸(主として異種の糸)を巻いてある複数本のボビンを
有しており、糸1本ずつの整経をすることができるた
め、柄整経の整経作業を行うことができる利点がある
が、1本の糸を順次整経胴に巻きつけるために整経作業
時間がそれだけかかるという不利がある。
【0030】一方、回転式クリールは、同種及び/又は
異種の糸を巻いてある複数本のボビンを有しており、こ
の複本数同時整経可能な電子制御サンプル整経機と回転
式クリールを使用した整経においては、最初に回転式ク
リールから引出した糸を複数の導糸手段に作業者が糸を
仕掛け、導糸手段を起動させるとその回転と回転式クリ
ールのスピンドル軸が同期運転をしながら最初に導糸手
段に仕掛けた糸の繰り返しのデザインを整経するのに適
している。
【0031】したがって、 図23に示したように、無
地整経〔例えば、赤色糸一色、図23(a)〕、1対1
〔例えば、赤1と白1の繰り返し、S撚1本とZ撚1本
の繰り返し、図23(b)〕、2対2〔例えば、赤2本
と白2本の繰り返し、S撚2本とZ撚2本の繰り返し、
図23(c)〕、4対4〔例えば、赤4本と白4本の繰
り返し、S撚4本とZ撚4本の繰り返し〕等のごく限ら
れたパターンの整経に使用可能である。
【0032】この回転式クリールは、限られたパターン
整経以外の柄整経の整経作業を行うことはできないとい
う不利があるが、複本数の糸を同時に整経胴に巻きつけ
るために整経時間が大幅に短縮されるという利点があ
る。
【0033】例えば、図22に示したような縞柄の織物
を織成するための縦糸の整経を行う場合においては、無
地部分もかなりあり、回転式クリールを用いて無地整経
を行うことが整経時間の点からは有利であるが、異色の
糸による縞部分を有するために回転式クリールを用いる
ことは不可能であり、固定式クリールを使用せざるをえ
なかった。固定式クリールを用いる場合には、無地整経
部分も糸を1本ずつ整経胴に巻きつけるので、整経時間
がそれぞれかかるため、整経作業としてはそれだけ効率
の悪い作業を行わざるを得なかった。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、無地整経と柄整
経とを必要とする整経作業を整経時間を短縮して極めて
効率よく行うことができるようにした電子制御サンプル
整経機を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子制御サンプル整経機は、整経胴の円周
側上を他側面の端部方向に移動する複本数のコンベアベ
ルトと、該整経胴の側面に回転自在に設けられかつ該コ
ンベアベルトを介して該整経胴に糸を巻きつける複数個
の導糸手段と、異種及び/又は同種の糸を巻いてある複
数本のボビンを立てる回転式クリールとを有し、該整経
胴に糸を巻きつけていく電子制御サンプル整経機であ
り、該整経胴を支持する基台の一端部に該導糸手段に対
応して設けられるとともに糸供給時には糸交換位置に回
動突出し、糸収納時には待機位置に回動収納される複数
個の糸セレクトガイドを有し、該回転式クリールの糸を
セレクトする糸セレクトガイド装置を設けたことを特徴
とする。
【0036】整経作業が開始されると予め設定された柄
データに従い、2本以上の糸による複本数同時整経又は
1本の糸のみの整経を自在にコントロールでき、回転式
クリールの糸に対して糸セレクトガイドによる糸の収納
・供給の選別を可能とするのが好適である。
【0037】回転式クリール立て本数(ボビン数)の合
計分の糸セレクトガイドを設ける必要があることは勿論
である。また、整経胴の円周側面上を他側面の端部方向
に移動する複数本のコンベアベルトとしてはエンドレス
コンベアベルトを用いるのが好適である。
【0038】2本以上の糸の複本数同時整経を行う場合
は、回転式クリールの回転と複数個の導糸手段の回転と
は同期運転を行い、かつ導糸手段と回転式クリールに対
応した糸セレクトガイドによって糸の受渡しができるよ
うに構成される。
【0039】複本数を同時整経をする場合は、導糸手段
の回転と回転式クリールとが同期回転をすることが必要
である。同期回転は、電気的又は機械的な構成のいずれ
でも採用することができる。又、回転式クリールが回転
しない場合は回転式クリール上の糸を1本づつ糸交換可
能とする。
【0040】上記2本以上の糸による複本数同時整経又
は1本の糸のみの整経をそれぞれ行う場合において、上
記コンベアベルトの移動量は整経本数に対応してコント
ロール可能とされている。つまり、複本数同時整経の場
合には、1本整経の場合よりもコンベアベルトの移動量
を大として整経本数が変化しても整経密度が実質的に等
しくなるようにコントロールすることができる。
【0041】本発明の電子制御サンプル整経機における
同期運転機構は、整経胴の側面に回転自在に設けられか
つ整経胴に糸を巻きつける複数個の導糸手段と、異種及
び/又は同種の糸を巻いてある複数本のボビンを立てる
回転式クリールとを有し、該整経胴に糸を巻きつけてい
く電子制御サンプル整経機において、前記糸の軌道外に
シンクロシャフト設け、該シンクロシャフトの適宜位置
にクラッチ手段を取付け、前記導糸手段の駆動部と前記
回転式クリールのスピンドル軸とを該シンクロシャフト
を介して連結し、該クラッチ手段のオン/オフ制御によ
り前記導糸手段の回転と回転式クリールの回転の同期運
転のオン/オフ制御を行うことができるようにしたこと
を特徴とする。
【0042】1本の糸の整経を行う場合には、1本の導
糸手段のみを用い、回転式クリールは不動状態で使用さ
れる。
【0043】同期運転中及び回転しない場合において、
回転式クリール上の糸は、導糸手段に順序良くセレクト
可能であると同時に糸が撚れない、つまり、縄状になら
ない限り順番も自由に選択可能とする。
【0044】回転式クリールの糸の収納を早めるため回
転式クリール先端部に糸の引き戻し装置を設けるのが好
適である。
【0045】本発明の整経方法は、回転式クリールを具
備した電子制御サンプル整経機を用いる方法であって、
予め設定された柄データに従い、1本の糸による整経又
は2本以上の糸による複本数同時整経を行うようにした
ことを特徴とする。
【0046】上記1本の糸による整経又は2本以上の糸
による複本数同時整経をそれぞれ行う場合には、整経本
数に対応して整経密度をコントロールし、整経本数が変
化しても整経密度が実質的に等しくなるように整経す
る。
【0047】本発明の回転式クリールは、ベース体と、
回転可能かつ前方に突出して該ベース体に設けられたス
ピンドル軸と、該スピンドル軸にボビンホルダーを介し
て取りつけられた複数個のボビンとを具備し、スピンド
ル軸を回転させることにより、複数個のボビンに巻きつ
けられている複数本の糸を回転させつつ同時に供給する
ことができ、又はスピンドル軸を不動状態とすることに
より1本の糸を供給することができ、かつ供給する糸の
糸交換を行うことができるようにしたことを特徴とす
る。この回転式クリールには、張力調整器、糸保留装
置、糸切検知器及び糸引き戻し装置をさらに設けるのが
好ましい。
【0048】前記糸引き戻し装置としては、整経中の糸
(供給する糸)に必要な適度な張力を付与することがで
き、糸交換時に発生する糸の緩みを迅速にクリール側
(ボビン側)に引き戻すことができ、かつ糸セレクトガ
イドに収納されている糸(休止中の糸)に対して常に緊
張状態を保てる力を付与できるように構成するのが好適
である。
【0049】本発明の糸引き戻し装置の第1の態様は、
上記した本発明の電子制御サンプル整経機に用いられる
ものであって、基体と、該基体に回転可能に取付けられ
かつ糸が進行通過する空間を具備した巻取りリールと、
該巻取りリールを所定方向に回動付勢せしめる付勢機構
とを有し、糸の整経中には糸の張力が付勢機構の付勢力
よりも大となり、かつ、糸に緩みが発生した時には糸の
張力が付勢機構の付勢力よりも小となるように付勢機構
の付勢力を設定し、糸の整経中には糸に適度な張力を付
与するが巻取りリールが回転することがなく、一方糸に
緩みが発生すると巻取りリールが回転して糸を進行方向
と反対方向に引き戻し糸の緩みを迅速に解消することが
できるようにしたことを特徴とする。
【0050】該付勢機構としては、モータやバネ手段を
あげることができる。該糸に対する付勢力を任意に調整
可能とするのがさらに好ましい。
【0051】本発明の糸引き戻し装置の第2の態様は、
上記した本発明の電子制御サンプル整経機に用いられる
ものであって、糸が通過する内部空間を設けたベース体
を有し、糸の供給方向と反対の方向に圧縮空気を吹き込
むことによって糸の引き戻しを行うようにしたことを特
徴とする。
【0052】該糸引き戻し装置は、上記内部空間を進行
する糸の進行方法と反対方向に該内部空間に空気を噴出
する空気導入口を具備した空気導入手段をさらに有し、
該空気導入口から圧縮空気を導入することによって糸に
対して供給方向と反対の引き戻し力を付与し糸の引き戻
しを行うことができるようにするのが好ましい。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面中、図1〜図21に基づいて説明するが、本発明
はこれらの図示例に限定されるものではなく、本発明の
技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能であるこ
とはいうまでもない。図1〜図21において、図24〜
図31に示した従来装置と同一又は類似部材は同一の符
号を用いて説明する。
【0054】図1において、Wは本発明に係る電子制御
サンプル整経機で、後述する本発明の特徴的構成及び作
用を除いては、図24〜図31に示した従来の電子制御
サンプル整経機と基本的に同様の構造及び作用を有して
いる。
【0055】すなわち、巻き返し機Cの構造、綾取りバ
ー33,34及び38及びカット綾バー35,37の配
置、ストッパ板Sの省略等の点において、本発明の実施
の形態は従来装置と異なる点を有するが、電子制御サン
プル整経機W自体の基本的な構成及び作用の変更はない
ので、再度の詳細な説明は省略する。なお、図1におい
て、コントローラ79には、図27に示したと同様にプ
ログラム設定器が設置されているが、作図の都合上図示
を省略してある。また、図1に示したコントローラ79
には回転式クリールFの回転状態又は不動(停止)状態
の選択を行う動作選択制御部が含まれている点が従来の
コントローラとは異なる。
【0056】本発明の電子制御サンプル整経機Wは、図
示されるごとく、前述した従来装置と同様に、整経胴A
の側面に回転自在に設けられかつ整経胴Aに糸22を巻
きつける複数個の導糸手段6と、該整経胴Aを支持する
基台Yの一端部に該導糸手段6に対応して設けられると
ともに糸交換時には糸交換位置に回動突出し、糸収納時
には待機位置に回動収納される複数個の糸セレクトガイ
ド27a〜27jとを有し、導糸手段6と糸セレクトガ
イド27a〜27jとの間で糸22の受け渡しを行うこ
とにより、設定された糸順序に従い、自動的に糸22を
受け渡し整経胴A上に糸22を巻きつけるものである。
【0057】図1において、Gは糸チェンジ部、Hはサ
イドカバー、Jは覗き窓、Kは原動部である。
【0058】そして、図1〜図3によく示されるごと
く、本発明の電子制御サンプル整経機Wにおいては、異
種の糸及び/又は同種を巻いてある複数本のボビン12
6(図11)を立てる回転式クリールFが前記複数個の
糸セレクトガイド27a〜27jに対して設置されてい
る。
【0059】該回転式クリールFの糸22を複数個の糸
セレクトガイド27a〜27jにそれぞれ収納し、整経
胴A上に回転式クリールFの糸22を順次巻きつけるこ
とができるようになっている。
【0060】本発明の電子制御サンプル整経機Wにおい
ては、回転式クリールFを回転状態で使用する場合に
は、回転式クリールFの回転と複数個の導糸手段6の回
転とは同期運転を行う必要がある。この同期運転の態様
としては電気式方式及び機械的方式が適用可能である。
また、本発明においては、回転式クリールFを回転させ
ず、不動状態として1本の糸の整経を固定式クリールを
用いた場合と同様に行うことができる。
【0061】図4は、電気式同期運転方式を適用した構
造例を示す概略全体説明図である。図4において、Wは
本発明に係る電子制御サンプル整経機で、一部の構成及
び作用を除いては、図24〜図28に示した従来の電子
制御サンプル整経機と基本的に同様の構造及び作用を有
している。また、電気式同期運転の動作機構について
は、図29〜図31に示した従来の動作機構と同様の方
式が適用できるので再度の説明は省略する。
【0062】すなわち、前胴枠13及び後胴枠14が、
前部ドラム502及び該前部ドラム502の周側面から
外方に突出するように立設された複数本の前部ドラムア
ーム504の組み合わせ構造、及び後部ドラム506及
び該後部ドラム506の周側面から外方に突出するよう
に立設された後部ドラムアーム508の組み合わせ構造
の変更や後述するコンベアベルトの駆動機構の変更等の
点において本発明の実施の形態は従来装置と異なる点を
有するが、電子制御サンプル整経機W自体の基本的構成
及び作用の変更はないので、再度の詳細な説明は省略す
る。
【0063】もっとも、個々の部材、装置等が高機能、
高効率のものにそれぞれ改良置換されて用いられている
ことはいうまでもないが、電子制御サンプル整経機の基
本的機能は図24〜図28の従来の電子制御サンプル整
経機の構造で理解可能であるので、その後の種々の改良
点については本明細書においては言及しない。
【0064】本発明の電子制御サンプル整経機Wは、図
示したごとく、前述した従来装置と同様に、整経胴Aの
側面に回転自在に設けられかつ整経胴Aの円周側面に糸
22を巻きつける1個又は複数個の導糸手段6と、該整
経胴の円周側面上を他側面の端部方向に移動する複数本
(図示例では16本)の側面略円状に配置されたコンベ
アベルト500とを有している。該導糸手段6が該コン
ベアベルト500の表面に糸22を巻きつけることによ
って整経胴Aの円周側面に糸22が巻きつけられる。
【0065】そして、図4に示されるごとく、本発明の
電子制御サンプル整経機Wにおいては、該コンベアベル
ト500として、従来装置における両端をカットしたコ
ンベアベルト17を移動ドラム21に固定した構造に代
えて、エンドレスコンベアベルトが用いられている。
【0066】このエンドレスコンベアベルト500の採
用に伴なって、従来装置におけるコンベアベルト17及
び移動ドラム21の移動機構に代えてエンドレスコンベ
アベルト500の移動機構が採用される。
【0067】このエンドレスコンベアベルト500は、
ウォームホイル510に駆動ローラ軸を介して同軸的に
取りつけられた駆動ローラ514に懸架されるとともに
前部ドラムアーム504及び後部ドラムアーム508に
上端部に両端部が固着されたドラムスポーク16の両端
部に取りつけられた一対のガイドローラ15,15に懸
架されている。522はテンションローラで、これを調
節することによってエンドレスベルト500の張力を変
化させることができる。
【0068】上記後部ドラムアーム508の内側面には
ウォーム軸を介してチェーンホイル528及びウォーム
530が並んで設けられている。該ウォーム530は上
記ウォームホイル510と噛合するように配置されてい
る。
【0069】図4において、536は整経胴Aの外部側
に設置された駆動源であるサーボモータである。538
は基台Y上に配置されたカウンタボックスである。該カ
ウンタボックス538の一側面にはカウンタプーリ54
0が設けられ、また他側面には該カウンタプーリ540
と同軸的に回転する駆動ホイル542が設けられてい
る。該カウンタプーリ540は上記サーボモータ536
のモータプーリ536aとタイミングベルト544を介
して連結されている。
【0070】546はセンタースプロケットで、上記駆
動ホイル542とチェーン548を介して連結されてい
る。該センタースプロケット546は中空軸1に回転自
在に取りつけられたセンタギヤ550と同軸的に回転す
る。552は該センタギヤ550と噛合する送りギヤで
ある。554は該送りギヤ552と同軸的に回転する送
りチェーンホイルである。該送りチェーンホイル554
と前記したチェーンホイル528とはチェーン556に
よって連結されている。
【0071】上記のような伝達機構により、サーボモー
タ536を駆動させると、モータプーリ536a、タイ
ミングベルト544、カウンタプーリ540、駆動ホイ
ル542、チェーン548、センタースプロケット54
6、センタギヤ550、送りギヤ552、送りチェーン
ホイル554、チェーン556、チェーンホイル52
8、ウォーム530、ウォームホイル510を経由して
駆動ローラ514が回転せしめられる。
【0072】したがって、該駆動ローラ514に噛み合
い係合懸架されているエンドレスコンベアベルト500
が回転せしめられる。
【0073】560は中空軸1の外面にドラムスポーク
16の設置本数と同本数だけ立設されたバーチカルシャ
フトである。562は該中空軸1の周囲に設けられた円
環状のバーチカルホルダーで、該バーチカルシャフト5
60を支持する作用を果す。該バーチカルシャフト56
0の中間部分にはプレートボス564を介して円環状プ
レート566が装着されている。該バーチカルシャフト
560の上端にはエンドメタル568を介在してビーム
サポートメタル570が取りつけられている。該ビーム
サポートメタル570の上面にはドラムスポーク16が
取りつけられる。該バーチカルシャフト560の中間部
を補強ベルト(図示せず)によって連結することにより
補強効果をさらに高めることができる。
【0074】上記したように、バーチカルシャフト56
0を用いて整経胴Aの全体を補強することができる。こ
のような補強構造を採用すれば、整経胴Aの全体を円筒
状の補強ドラムを用いて補強するよりも格段の軽量化を
達成することができる。
【0075】図4〜図6及び図11〜図16に示したご
とく、回転式クリールFは、ベース体129を有し、該
ベース体129は下面にキャスター132を具備したベ
ース板130と、該ベース板130の前後端に立設され
た前フレーム134a及び後フレーム134bから構成
されている。
【0076】該フレーム134a,134bの上部には
スピンドル軸124が前後のピローベアリング136
a,136bを介して回転可能に取りつけられている。
該スピンドル軸124はその前端側が、該前フレーム1
34aよりも前方に突出するように設けられている。該
スピンドル軸124の後端部には、図30に示したもの
と同様のエンコーダ300が取り付けられている。この
回転式クリールFは図29〜図31に示した場合と同様
に前記したエンコーダ97と回転式クリールF上のエン
コーダ300の回転信号を常に比較しながら導糸杆6と
同期運転を行うことのできるものである。
【0077】該スピンドル軸124の突出部分には、前
ピローベアリング136aに隣接してタイミングプーリ
142が装着されている。該タイミングプーリ142は
タイミングベルト144を介してベース板130上に設
置された減速機付モータ138のモータプーリ140に
連結しており、減速機モータ138が起動するとその回
転はモータプーリ140、タイミングベルト144及び
タイミングプーリ142によってスピンドル軸124に
伝達されてスピンドル軸124が回転するようになって
いる。
【0078】128は該スピンドル軸124の突出部分
に設けられたボビンホルダーで、その先端部には複数個
(図示の例では8個)のボビン126が取り付けられて
いる。該ボビン126には異種及び/又は同種の糸22
が巻きつけられている。したがって、複数本同時整経運
転中にはスピンドル軸124の回転とともに複数個のボ
ビン126が前記導糸手段6の回転と同期状態を維持し
て回転しつつ糸22の供給を行うことができる。なお、
一本整経運転を行う場合には減速機モータ38はコント
ローラ79からの指令によって停止し、回転式クリール
Fの回転も停止し、不動状態となる。
【0079】122は該スピンドル軸124の前端部に
設けられたフロントホルダーで、その先端部には複数個
(図示の例では8個)の糸保留装置(一般的にはアキュ
ムレーターといわれる)120が取り付けられている。
【0080】該糸保留装置120の前方には糸引き戻し
装置118が連設されている。114はガイドプレート
枠で、該フロントホルダー122の前面側に設けられた
ガイドプレートアーム116を介して該糸引き戻し装置
118の前方に位置するように設置されている。
【0081】112は糸22を集中的にガイドするガイ
ドプレートで、回動可能な一対のプレート板によって構
成されており、該ガイドプレート枠114の前面にガイ
ドプレート駆動装置146を介在させて設けられてい
る。121は糸切りを検知する糸切検知器である。な
お、図4〜図6は、回転式クリールFの構造を概略的に
示したもので、ガイドプレート112及びその関連部材
についての図示は省略してある。したがって、ガイドプ
レート112及びその関連部材並びにそれらの作用につ
いては図11〜図16に基づいて説明する。
【0082】該ガイドプレート112は、該ガイドプレ
ート駆動装置146によって一対のプレート板が起伏か
つ開閉せしめられ、図13及び図14に示した休止状態
(伏かつ閉)及び図15及び図16に示した運転状態
(起かつ開)の2つの状態を、とることができるように
なっている。運転中は該プレート板を起かつ開状態とす
ることによって回転するボビン126から供給される複
数本の糸がからまり合うのを効果的に防止することがで
きる。
【0083】ガイドプレート112は複数本の糸がから
まないように作用すればよいもので、図15及び図16
に示した例のように、ガイドプレート112を一対のプ
レート板によって構成し、そのプレート板を起伏かつ開
閉させる構造以外にも図17及び図18に示したように
一枚の不動のプレート板によってガイドプレート112
を構成することも勿論可能である。また、この一枚のガ
イドプレート112を上下動可能に設け、休止状態では
降下し、運転状態では上昇する構成を採用することもで
きる。
【0084】119は回転式クリールFの作動条件を制
御するコントロールボックスで、適宜位置に設置可能で
あるが、図示例ではベース板130上に設置した場合を
示してある。123は該フロントホルダの前面中央部に
固着された中継ボックスである。糸保留装置120にお
ける糸22の糸保留のコントロールボックス119によ
る制御は、該中継ボックス123によって中継される。
【0085】図12において、125は、スピンドル軸
124のピローベアリング136a,136bの間に位
置する部分にナイロン等の絶縁体166を介して装着さ
れた複数個のスリップリングである。127はカーボン
ブラシで、該スリップリング125の外周面に接触する
ように設けられている。
【0086】168はカーボンブラシ127を保持する
カーボンブラシホルダーで、配線133によってコント
ロールボックス119と接続している。
【0087】一方、スピンドル軸124の中空内部12
4aには配線コード131が配設されており、その一端
部131aはスリップリング125に固定されかつその
他端部は前記した中継ボックス123に接続されてい
る。つまり、該中継ボックス123はコントロールボッ
クス119と電気的に接続されており、コントロールボ
ックス119による糸保留制御の中継を行うことができ
る。
【0088】したがって、複数個のボビン126にそれ
ぞれ巻かれていた複数本の糸22は、糸保留装置12
0、糸戻し装置118及びガイドプレート112を通っ
て、整経運転中はスピンドル軸124の回転とともに複
数個のボビン126が導糸手段6の回転と同期状態を維
持した状態で回転しつつ、導糸手段6に誘導されて整経
胴Aに巻きつけられる。一方、整経休止中は、該ボビン
126に巻かれていた糸22は、糸保持装置120、糸
戻し装置118及びガイドプレート112を通った後、
糸セレクトガイド装置27に誘導されてその内部に収納
される。
【0089】前記糸戻し装置118は、糸22が弛緩し
た場合に引き戻して弛緩状態を解消する作用を果すもの
で、引き戻し作用を行う装置であれば使用可能である
が、図9及び図10にその好ましい態様を示した。
【0090】図9及び図10に示した糸の引き戻し装置
118は、モータやバネ手段などの糸に所定の付勢力を
付与できる付勢手段を利用して糸を迅速に引き戻すこと
ができるようにした新規な構成であり、以下に説明す
る。
【0091】該糸の引き戻し装置118の詳細な構成
は、図9及び図10に示されている。該糸の引き戻し装
置118は、糸22が進行通過する空間450を具備し
た巻き取りリール452を有している。454は基体
で、その内部にはモータ456が内蔵されている。該基
体454の一端部は該巻取りリール452を受ける受け
凹部458となっており、該受け凹部458の中央部に
は該モータ456のモータ軸460が外方に向かって突
出している。
【0092】該巻取りリール452は、その中央に穿設
された軸孔462を介して該モータ軸460に回転可能
に嵌着されている。462は該モータ456に接続する
電線コードである。464はガイドロッドであり、該空
間450の上部に取り付けられ、糸22の走行のガイド
を行う。466は巻き取りリール452をカバーするリ
ールカバーで、該受け凹部458とスタッドピン468
を介して所定間隔を維持して設けられている。470は
該巻取りリール452の前後に設けれられたガイド部材
である。472は糸22に緩みが生じた場合に弛んだ糸
22wのガイドを行うように作用するガイドピンであ
る。
【0093】上記モータ456は、糸22が整経中の場
合には、糸22vの張力によって逆転せしめられて、糸
22及びガイドロッド464が図10に示す糸軌道22
v及びガイドロッド位置464vに位置し、一方糸22
が糸交換の収納時や休止中に糸の緩みが発生し、糸22
に張力が全くかからないか、又はわずかにかかる程度の
場合には該モータ456はその回転力によって正転し
て、糸22及びガイドロッド464が図10に示す糸軌
道22w及びガイドロッド位置464wに位置し、糸の
緩みが迅速に解消せしめられる。
【0094】また、モータ456は、糸の進行方向と反
対方向に所定の付勢力を付与できる付勢手段であればよ
く、モータ456の代わりに例えば、バネ手段を用いる
こともできる。
【0095】なお、この糸の引き戻し装置118として
は、糸に緩みが発生した時に、迅速に糸緩みを解消する
機能を有するものであればよく、他のタイプの糸の引き
戻し装置を採用できることはいうまでもない。
【0096】図19に示した糸の引き戻し装置118
は、圧縮空気を利用して糸を迅速に引き戻すことができ
るようにした新規な構成であり、以下に説明する。
【0097】該糸の引き戻し装置118は、糸22が進
行通過する内部空間250を具備したガイドチューブ2
52を有している。該ガイドチューブ252の先端部に
はベース体254がベースホルダー255を介して取り
つけられている。該ベースホルダー255は支持板21
6上に固定されている。
【0098】該ベース体254の内部には貫通孔256
が長手方向に穿設されており、該貫通孔256の基端部
分には上記したガイドチューブ252の先端部が嵌入さ
れている。
【0099】258はエアーノズルで、該貫通孔256
の先端開口部から該貫通孔256内部に挿入嵌着されて
いる。該エアーノズル258の先端部分は径小に形成さ
れており、該エアーノズル258の先端部の外周面と該
貫通孔256の内周面との間に空気吹き込み空間260
が形成されるように該貫通孔256の中央部分に遊挿さ
れている。該空気吹き込み空間260は糸22の進行方
向と反対方向に空気を該内部空間250に吹き込むこと
ができる構造、即ち糸22の進行方向と反対方向に空気
噴出口261が開口するように構成されている。
【0100】該エアーノズル258の基端部分は径大に
形成されており、該貫通孔256の先端部に嵌着されて
いる。該エアーノズル258の内部には糸挿通孔262
が長手方向に開穿されており、糸22が挿通可能とされ
ている。
【0101】該エアーノズル258の下部には、上端が
上記空気吹き込み空間262に開口し、下端が下方に開
口する空気導入口264が開穿されている。266はエ
アーパイプで、該空気導入口264に連通するように継
手268によってベース体254に取り付けられてい
る。該エアーパイプ266は、圧縮空気源267に接続
されており、圧縮空気源267又はエアーパイプ266
の適宜位置に設けられたソレノイドバルブ269のオン
/オフによって圧縮空気の入(注入)/切(遮断)が行
われる。即ち、ソレノイドバルブ269がオンのときは
圧縮空気が空気導入口264に導入され、ソレノイドバ
ルブ269がオフになると圧縮空気は遮断される。
【0102】符号270はセラミックガイドで、その中
央部に糸を挿通するための貫通孔272が開穿されてい
る。該セラミックガイド270は、上記ガイドチューブ
252の基端部を支持板216の基端板216aの開口
部274に取りつける働きを行う。276は前記エアー
ノズル258の先端開口部に装着されたセラミックリン
グである。
【0103】圧縮空気源267のソレノイドバルブ26
9のオン/オフはセレクトガイド27a〜27jの各セ
レクトソレノイド29と同タイミングでオン/オフされ
る。したがって、空気吹き込み口260に圧縮空気が流
されるのは糸22の供給時及び糸22の収納時のみであ
る。つまり、糸22の供給の時と収納の時に糸の引き戻
し装置118が作動し、糸22を導糸手段6に受け渡す
供給時には糸22に張力を付与し、糸22を導糸手段6
から外す収納の時の糸緩み発生時に糸の緩みをボビン1
26側に引き戻すものである。
【0104】又、圧縮空気源267のソレノイドバルブ
269とセレクトガイド27a〜27jの各セレクトソ
レノイド29はNO.1のセレクトソレノイド29とN
O.1のソレノイドバルブ269、NO.2のセレクト
ソレノイド29とNO.2のソレノイドバルブ269、
NO.3のセレクトソレノイド29とNO.3のソレノ
イドバルブ269、NO.4のセレクトソレノイド29
とNO.4のソレノイドバルブ269、NO.5のセレ
クトソレノイド29とNO.5のソレノイドバルブ26
9という具合に相対応して動作するように電気的に結線
されている。
【0105】圧縮空気が空気吹き込み空間260に流れ
ると、糸の進行方向とは逆の方向へ吹き出され、空気の
流れが糸の進行方向と逆になる。そのため、図19で示
すようにエアーノズル258の糸挿通孔262内にも糸
の進行方向とは逆の吸い込み方向の空気の流れが完成
し、糸22を引き戻す作用が糸に働くことになる。
【0106】その結果、エアーノズル258内を通って
いる糸22に糸の進行方向と逆の作用が働くことにな
り、糸22が緩んでいると糸22を引き戻し、糸22が
張っている場合は張力を加える作用が可能となる。又、
この作用の強弱は圧縮空気の圧力の強弱により決定され
るので図示されていない市販の減圧弁(レギュレータ)
により、圧縮空気の元圧を調整可能とするのが好適であ
る。
【0107】図19に示した糸の引き戻し装置118に
おいては、糸が進行通過する内部空間250は、ガイド
チューブ250及びベース体254の基端部分によって
形成される例を示したが、内部空間250としては糸が
進行通過する空間が形成されれればよいもので、図20
に示したようにガイドチューブ250を省略してベース
体254の基端部分の内部空間250のみを利用しても
同様に糸22の引き戻し作用を行わせることができるこ
とはいうまでもない。なお、図20において、図19に
示した部材と同一又は類似部材は同一符号で示してあ
り、その作用も同様であるので再度の説明は省略する。
【0108】また、図9,10,19及び20に示した
糸の引き戻し装置118が、図1〜8に示した本発明の
電子制御サンプル整経機、図24〜27に示した従来の
電子制御サンプル整経機及びその他のタイプの電子制御
サンプル整経機に適用可能であることは勿論である。
【0109】つまり、該糸戻し装置118としては、整
経中の糸(供給する糸)に必要な適度な張力を付与する
ことができ、糸交換時に発生する糸の緩みを迅速にクリ
ール側(ボビン側)に引き戻すことができ、かつ糸セレ
クトガイドに収納されている糸(休止中の糸)に対して
常に緊張状態を保てる力を付与できるように構成するの
が好適である。
【0110】該糸に対する付与力を任意に調整可能とす
るのがさらに好ましい。
【0111】上記した説明では、回転式クリールFと導
糸杆6との同期運転をエンコーダ97及び300によっ
て電気的に行う場合について説明したが、この同期運転
を機械的に行うことも可能であって、その場合の一例を
図7及び図8に基づいて説明する。
【0112】図7及び図8に示した機械的同期運転方式
において、その基本的な構成は図4〜図6に示した電気
的同期運転方式と一致しているので、同一又は類似部材
については同一の符号によって図示を行い、その相違点
のみについて説明する。
【0113】図7において、350はスプロケット車
で、カウンタプーリ49と同軸的に設けられている。3
52はシンクロシャフトで、基台Yの下部内を挿通する
とともに回転式クリールF方向に突出して設けられてい
る。該シンクロシャフト352の基端部にはスプロケッ
ト車354が取り付けられており、該スプロケット車3
54と上記スプロケット車350とはチェーン356に
よって連結されている。
【0114】該シンクロシャフト352の先端部は、回
転式クリールFのベース板130の下面に止め具35
8,358によって固着されている。360は該シンク
ロシャフト352の適宜位置に設けられたクラッチブレ
ーキユニットで、シンクロシャフト基端部352aとシ
ンクロシャフト先端部352bとの間の回転の伝達及び
中断を行うクラッチ部並びにフリーとなった場合のシン
クロシャフト先端部352bの妄動を停止させるブレー
キ部から構成されている。362は該シンクロシャフト
352の先端部に設けられたタイミングプーリであり、
タイミングベルト144によってスピンドル軸124に
設けられたタイミングプーリ142と連結されている。
【0115】上記した構成により、主電動機46を起動
すると、主変速プーリ47、従変速プーリ48、カウン
タープーリ49、Vベルト57、プーリ4、小歯車5、
小歯車9、小歯車10、小歯車7の回転運動を介して導
糸杆6が回転せしめられる。
【0116】一方、該カウンタープーリ49に同軸的に
取り付けられたスプロケット車350が、該カウンター
プーリ49の回転とともに回転すると、チェーン35
6、スプロケット車354、シンクロシャフト352、
タイミングプーリ362、タイミングベルト144、タ
イミングプーリ142及びスピンドル軸124の回転運
動を介してフロントホルダー122及びボビン126が
回転せしめられ、即ち回転式クリールFが回転せしめら
れる。
【0117】この導糸杆6の回転と回転クリールFの回
転は、主電動機46の回転が、同軸的に取り付けられた
カウンタープーリ49とスプロケット車354を介在し
てそれぞれ行われるので、両者の回転は機械的に同期し
た状態で行われるものである。
【0118】つまり、該導糸杆6(導糸手段)の駆動部
(主電動機46、プーリ47、48、49等)と該回転
式クリールFのスピンドル軸124とをシンクロシャフ
ト352を介して同比率に連結し、該導糸杆6の回転と
回転式クリールの回転の同期運転を行うことができる。
【0119】なお、該シンクロシャフト352の適宜位
置に設けられたクラッチブレーキユニット360のクラ
ッチ手段のオン/オフ制御によって、シンクロシャフト
基端部352aの回転のシンクロシャフト先端部352
bへの伝達及び中断、即ち両者の同期回転のオン/オフ
制御を行うことができ、さらに回転の伝達の中断を行っ
た場合にフリーとなったシンクロシャフト先端部352
bの妄動をそのブレーキ手段を用いることによって制動
停止させることができる。
【0120】つまり、回転式クリールFによって複本数
同時整経を行う場合には、シンクロシャフト基端部35
2aとシンクロシャフト先端部352bとをクラッチ手
段によって接続しておいて、導糸杆6と回転式クリール
Fの同期運転を行わせる。
【0121】また、回転式クリールFによって一本整経
を行う場合には、シンクロシャフト基端部352aとシ
ンクロシャフト先端部352bとをクラッチ手段によっ
て分断しておいて前者の回転を後者に伝達しない状態と
し、さらにその上後者が妄動することを防止するために
ブレーキ手段によって後者を制動停止せしめた状態とし
ておくものである。このように、クラッチブレーキユニ
ット360を用いることによって回転式クリールFによ
る複本数同時整経又は一本整経の切り替えを容易に行う
ことができる。
【0122】回転式クリールFを回転状態(複本数同時
整経)で使用するか不動(停止)状態(1本整経)で使
用するかは、予め設定された柄データ(糸順序)に従
い、自動的に判断され、回転式クリールFの回転又は不
動(停止)が交互に選択使用されるが、図21によって
さらに詳細に説明する。図21は回転式クリールFによ
る複本数同時整経又は1本整経の選択使用の手順を示す
フローチャートである。
【0123】電子制御サンプル整経機Wの電源をオンと
し、整経条件をプログラム設定器78から入力し、整経
の対象となる柄データをコントローラ79に与える。つ
いで、起動スイッチをオンとすると、コントローラ79
内の選択制御部によって複本数同時整経か(回転クリー
ルFを回転状態とするか)1本整経か(回転クリールF
を不動又は停止状態とするか)の選択が行われる。
【0124】複本数同時整経が選択された場合には、回
転式クリールFの複数個の導糸手段によって複数本の糸
が同時に整経胴Aに巻きつけられ、巻きつけられた糸2
2の巻本数がカウントされ所定の柄本数(又は無地本
数)に達すると再びクリール選択が行われる。
【0125】1本整経が選択された場合には、回転式ク
リールFの複数個の導糸手段のうちの一個の導糸手段に
よって1本の糸が整経胴Aに巻きつけられ、巻きつけら
れた糸22の巻本数がカウントされ所定の柄本数(又は
無地本数)に達すると再びクリール選択が行われる。
【0126】このようにして複本数同時整経と1本整経
とを交互に選択して予め設定された柄データ(糸順序)
に従って柄整経が行われ必要な糸の本数が整経胴Aに巻
きつけられると柄整経作業は終了する。
【0127】上記2本以上の糸による複本数同時整経又
は1本の糸のみ整経をそれぞれ行う場合には、前記した
エンドレスコンベアバルト500又は従来のコンベアベ
ルト17の移動量は整経本数に対応してコントロールさ
れ、つまり、複本数同時整経の場合には、1本整経の場
合よりもコンベアベルトの移動量を大として整経本数が
変化しても整経密度が実質的に等しくなるようにコント
ロールされる。
【0128】上述した構成により、その作用を説明す
る。図22は本発明に係る糸交換機能付の回転式クリー
ルFを具備した電子制御サンプル整経機で整経可能な縦
糸デザインの1例である。以下、この縦糸デザインの整
経手順を説明する。
【0129】図22の縦糸デザインは、442本の1リ
ピート縞を10回繰り返し整経し、整経幅200cm、
総本数4220本の整経縦糸デザインである。図22の
左端より整経を開始し、図22の右端で整経を終了する
事を意味する。
【0130】図22の如く、1リピートの回転クリール
の運転は、赤2本白2本の200本分の部分の整経につ
いて、8本同時整経が可能であるので同期運転し、次の
赤色糸10本の部分、白色糸2本の部分、赤色糸10本
の部分は、それぞれ一本づつの整経を行い、回転式クリ
ールFは予め決められた位置で同期運転を停止させて整
経をする。そして赤2本白2本の200本分の部分の整
経は再び8本同時整経が可能で同期運転する。
【0131】先ず、縦糸デザインを専用プログラム設定
器又はパソコンを利用してコントローラ79へ入力し、
整経条件(整経幅、整経総本数、整経長)を入力する。
【0132】次に赤色糸4個及び白色糸4個を用意し
て、予め決められている回転式クリールFのボビン12
6の番号に合わせ、No.1のボビン126aには赤色
糸22a、No.2のボビン126bに赤色糸22b、
No.3のボビン126cに白色糸22c、No.4の
ボビン126dに白色糸22d、No.5のボビン12
6eに赤色糸22e、No.6のボビン126fに赤色
糸22f、No.7のボビン126gに白色糸22g、
No.8のボビン126hに白色糸22hを仕掛けそれ
に対応した糸保留装置120、糸切検知器121、引き
戻し装置118に各糸を通す。
【0133】上記の各糸を一束として糸止め具Eに固定
し、その糸止め具Eを基台Yの前部にある糸セレクトガ
イド装置27の裏側へセットする。糸止め具Eは、マグ
ネットが付いているので固定は簡単である。
【0134】(1)回転式クリールFのNo.1のボビ
ン126aに仕掛けた赤色糸22aをNo.1の糸セレ
クトガイド27aに収納する。
【0135】(2)回転式クリールFのNo.2のボビ
ン126bに仕掛けた赤色糸22bをNo.2の糸セレ
クトガイド27bに収納する。
【0136】(3)回転式クリールFのNo.3のボビ
ン126cに仕掛けた白色糸22cをNo.3の糸セレ
クトガイド27cに収納する。
【0137】(4)回転式クリールFのNo.4のボビ
ン126dに仕掛けた白色糸22dをNo.4の糸セレ
クトガイド27dに収納する。
【0138】(5)回転式クリールFのNo.5のボビ
ン126eに仕掛けた赤色糸22eをNo.5の糸セレ
クトガイド27eに収納する。
【0139】(6)回転式クリールFのNo.6のボビ
ン126fに仕掛けた赤色糸22fをNo.6の糸セレ
クトガイド27fに収納する。
【0140】(7)回転式クリールFのNo.7のボビ
ン126gに仕掛けた白色糸22gをNo.7の糸セレ
クトガイド27gに収納する。
【0141】(8)回転式クリールFのNo.8のボビ
ン126hに仕掛けた白色糸22hをNo.8の糸セレ
クトガイド27hに収納する。
【0142】(9)起動スイッチをONするとコントロ
ーラ79の指令により、回転式クリールFが同期運転か
固定運転か判断され(このデザインの場合、まず同期運
転と判断される)、導糸杆6が低速で回転始める。
【0143】(10)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.1
の糸セレクトガイド27aが回動してNo.1の導糸杆
6aに22aの糸(赤色糸)を供給する。
【0144】(11)No.2の導糸杆6bが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.2
の糸セレクトガイド27bが回動してNo.2の導糸杆
6bに22bの糸(赤色糸)を供給する。
【0145】(12)No.3の導糸杆6cが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.3
の糸セレクトガイド27cが回動してNo.3の導糸杆
6cに22cの糸(白色糸)を供給する。
【0146】(13)No.4の導糸杆6dが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.4
の糸セレクトガイド27dが回動してNo.4の導糸杆
6dに22dの糸(白色糸)を供給する。
【0147】(14)No.5の導糸杆6eが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.5
の糸セレクトガイド27eが回動してNo.5の導糸杆
6eに22eの糸(赤色糸)を供給する。
【0148】(15)No.6の導糸杆6fが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.6
の糸セレクトガイド27fが回動してNo.6の導糸杆
6fに22fの糸(赤色糸)を供給する。
【0149】(16)No.7の導糸杆6gが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.7
の糸セレクトガイド27gが回動してNo.7の導糸杆
6gに22gの糸(白色糸)を供給する。
【0150】(17)No.8の導糸杆6hが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくると、No.8
の糸セレクトガイド27hが回動してNo.8の導糸杆
6hに22hの糸(白色糸)を供給する。
【0151】(18)各導糸杆6a〜6hに糸22a〜
22hの供給が終了すると導糸杆6a〜6hの回転速度
は低速から高速へ移行すると同時に、予め決められたポ
ジションよりコンベアベルト500の送りが開始され
る。8本同時整経のときは、コントローラ79にて演算
された8本分の送り量で搬送が開始する。
【0152】(19)200本分の整経本数が終了する
と導糸杆6a〜6hの回転速度は高速から低速へ移行す
る。
【0153】(20)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.1の
糸セレクトガイド27a、糸はずし部材184が回動し
てNo.1の導糸杆6aから22aの糸(赤色糸)を外
し、No.1の糸セレクトガイド27aへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22aの糸(赤色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0154】(21)No.2の導糸杆6bが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.2の
糸セレクトガイド27b、糸はずし部材184が回動し
てNo.2の導糸杆6bから22bの糸(赤色糸)を外
し、No.2の糸セレクトガイド27bへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22bの糸(赤色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0155】(22)No.3の導糸杆6cが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.3の
糸セレクトガイド27c、糸はずし部材184が回動し
てNo.3の導糸杆6cから22cの糸(白色糸)を外
し、No.3の糸セレクトガイド27cへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22cの糸(赤色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0156】(23)No.4の導糸杆6dが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.4の
糸セレクトガイド27d、糸はずし部材184が回動し
てNo.4の導糸杆6dから22dの糸(白色糸)を外
し、No.4の糸セレクトガイド27dへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22dの糸(白色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0157】(24)No.5の導糸杆6eが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.5の
糸セレクトガイド27e、糸はずし部材184が回動し
てNo.5の導糸杆6eから22eの糸(赤色糸)を外
し、No.5の糸セレクトガイド27eへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22eの糸(赤色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0158】(25)No.6の導糸杆6fが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.6の
糸セレクトガイド27f、糸はずし部材184が回動し
てNo.6の導糸杆6fから22fの糸(赤色糸)を外
し、No.6の糸セレクトガイド27fへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22fの糸(赤色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0159】(26)No.7の導糸杆6gが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.7の
糸セレクトガイド27g、糸はずし部材184が回動し
てNo71の導糸杆6gから22gの糸(白色糸)を外
し、No.7の糸セレクトガイド27gへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22gの糸(白色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0160】(27)No.8の導糸杆6hが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.8の
糸セレクトガイド27h、糸はずし部材184が回動し
てNo.8の導糸杆6hから22hの糸(白色糸)を外
し、No.8の糸セレクトガイド27hへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22hの糸(白色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0161】(28)その間、回転式クリールFはコン
トローラ79により、予め決められた角度にて同期運転
を停止する。しかし導糸杆6a〜6hは低速で回転す
る。
【0162】(29)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.1の
セレクトガイド27aが回動してNo.1の導糸杆6a
に22aの糸(赤色糸)を供給する。
【0163】(30)No.1の導糸杆6aに糸22a
の供給が終了すると、導糸杆6a〜6hの回転速度は低
速から高速へ移行すると同時に、糸引き戻し装置のモー
タ456は停止し、糸引き戻し力を開放する。又、予め
決められたポジションよりコンベアベルト500の送り
が開始される。1本の整経のときはコントローラ79で
演算された1本分の送り量で搬送が開始する。
【0164】(31)22aの糸(赤色糸)10本分の
整経が終了すると導糸杆6a〜6hは高速から低速へ移
行する。
【0165】(32)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.1の
セレクトガイド27a、糸はずし部材184が回動し
て、No.1の導糸杆6aから回転式クリールFの糸引
き戻し装置118のモータ456が回転し、22aの糸
(赤色糸)の緩みを回転式クリールF側へ引戻す。
【0166】(33)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.2の
セレクトガイド27bが回動して、No.1の導糸杆6
aに22bの糸(白色糸)を供給する。
【0167】(34)No.1の導糸杆6aが糸22b
に供給されると、導糸杆6a〜6hの回転は低速から高
速へ移行すると同時に、糸引き戻し装置118のモータ
456は停止し、糸引き戻し力を開放する。又、予め決
められたポジションによりコンベアベルト500の送り
が開始される。
【0168】(35)22bの糸(白色糸)2本分の整
経が終了すると導糸杆6a〜6hは高速から低速へ移行
する。
【0169】(36)No.1の導糸杆6a〜6hが予
め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.2の糸セレクトガイド27b、糸はずし部材184
が回動してNo.1の導糸杆6aから22bの糸(白色
糸)を外し、No.2の糸セレクトガイド27bに収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し、22bの糸(白色糸)の緩
みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0170】(37)つづいてNo.1の導糸杆6aが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.1のセレクトガイド27aが回動してNo.1の導
糸杆6aに22aの糸(赤色糸)を供給する。
【0171】(38)No.1の導糸杆6aに糸22a
を供給すると、導糸杆6a〜6hの回転は低速から高速
へ移行すると同時に、糸引き戻し装置118のモータ4
56は停止し、引き戻し力を開放する。又、予め決めら
れたポジションよりコンベアベルト500の送りが開始
される。
【0172】(39)22aの糸(赤色糸)10本分の
整経が終了すると導糸杆6a〜6hは高速から低速へ移
行する。
【0173】(40)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.1の
糸セレクトガイド27a、糸はずし部材184が回動し
てNo.1の導糸杆6aから22aの糸(赤色糸)を外
し、No.1の糸セレクトガイド27aに収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し、22aの糸(赤色糸)の緩みを回転
式クリールF方向へ引戻す。
【0174】(41)つづいてNo.1の導糸杆6aが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.1のセレクトガイド27aが回動してNo.1の導
糸杆6aに22a(赤色糸)の糸を供給する。
【0175】(42)つづいてNo.2の導糸杆6bが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.2のセレクトガイド27bが回動してNo.2の導
糸杆6bに22b(赤色糸)の糸を供給する。
【0176】(43)つづいてNo.3の導糸杆6cが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.3のセレクトガイド27cが回動してNo.3の導
糸杆6cに22c(赤色糸)の糸を供給する。
【0177】(44)つづいてNo.4の導糸杆6dが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.4のセレクトガイド27dが回動してNo.4の導
糸杆6dに22d(白色糸)の糸を供給する。
【0178】(45)つづいてNo.5の導糸杆6eが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.5のセレクトガイド27eが回動してNo.5の導
糸杆6eに22e(赤色糸)の糸を供給する。
【0179】(46)つづいてNo.6の導糸杆6fが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.6のセレクトガイド27fが回動してNo.6の導
糸杆6fに22f(赤色糸)の糸を供給する。
【0180】(47)つづいてNo.7の導糸杆6gが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.7のセレクトガイド27gが回動してNo.7の導
糸杆6gに22g(白色糸)の糸を供給する。
【0181】(48)つづいてNo.8の導糸杆6hが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.8のセレクトガイド27hが回動してNo.8の導
糸杆6hに22h(白色糸)の糸を供給する。
【0182】(49)各導糸杆6a〜6hに糸22a〜
22hの供給が終了すると、導糸杆6a〜6hの回転速
度は低速から高速へ移行すると同時に予め決められたポ
ジションよりコンベアベルト500の送り及び回転式ク
リールFの同期運転が開始され、回転式クリールFの糸
引き戻し装置118のモータ456への電源供給が切
れ、糸引き戻し力は開放される。
【0183】(50)200本分の整経本数が終了する
と導糸杆6a〜6hの回転速度は高速から低速へ移行す
る。
【0184】(51)No.1の導糸杆6aが予め決め
られたセレクトポジションに回転してくるとNo.1の
糸セレクトガイド27a、糸はずし部材184が回動し
てNo.1の導糸杆6aから22a(赤色糸)の糸を外
し、No.1の糸セレクトガイド27aへ収納する。こ
の時、回転式クリールFの糸引き戻し装置118のモー
タ456が回転し(電源供給)、22a(赤色糸)の緩
みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0185】(52)つづいてNo.2の導糸杆6bが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.2の糸セレクトガイド27b、糸はずし部材184
が回動してNo.2の導糸杆6bから22b(赤色糸)
の糸を外し、No.2の糸セレクトガイド27bへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22b(赤色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0186】(53)つづいてNo.3の導糸杆6cが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.3の糸セレクトガイド27c、糸はずし部材184
が回動してNo.3の導糸杆6cから22c(白色糸)
の糸を外し、No.3の糸セレクトガイド27cへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22c(白色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0187】(54)つづいてNo.4の導糸杆6dが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.4の糸セレクトガイド27d、糸はずし部材184
が回動してNo.4の導糸杆6dから22d(白色糸)
の糸を外し、No.4の糸セレクトガイド27dへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22d(白色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0188】(55)つづいてNo.5の導糸杆6eが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.5の糸セレクトガイド27e、糸はずし部材184
が回動してNo.5の導糸杆6eから22e(赤色糸)
の糸を外し、No.5の糸セレクトガイド27eへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22e(赤色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0189】(56)つづいてNo.6の導糸杆6fが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.6の糸セレクトガイド27f、糸はずし部材184
が回動してNo.6の導糸杆6fから22f(赤色糸)
の糸を外し、No.2の糸セレクトガイド27fへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22f(赤色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0190】(57)つづいてNo.7の導糸杆6gが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.7の糸セレクトガイド27g、糸はずし部材184
が回動してNo.7の導糸杆6gから22g(白色糸)
の糸を外し、No.7の糸セレクトガイド27gへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22g(白色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0191】(58)つづいてNo.8の導糸杆6hが
予め決められたセレクトポジションに回転してくるとN
o.8の糸セレクトガイド27h、糸はずし部材184
が回動してNo.8の導糸杆6hから22h(白色糸)
の糸を外し、No.8の糸セレクトガイド27hへ収納
する。この時、回転式クリールFの糸引き戻し装置11
8のモータ456が回転し(電源供給)、22h(白色
糸)の緩みを回転式クリールF方向へ引戻す。
【0192】これで図22の1リピート分のデザインは
終了し、上述と同じ動さを繰り返し、総本数4220本
の整経を終了することができる。
【0193】これで1リピート分(1柄分)の整経が終
了したので後の動作は(1)〜(58)の動作を整経本
数分進行せしめればよい。なお、上記説明において、糸
22a〜22hは説明の都合上区別して示したもので図
示されていない。
【0194】上記した整経動作において、本発明のサン
プル整経機上の各装置、つまり、回数カウント、糸の本
数カウント綾取、コンベアの送りは、回転式クリールの
使用に対応してコントロールされて随時進行されている
事は言うまでもない。
【0195】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、無
地整経は勿論、柄整経における整経作業の整経時間を短
縮して極めて効率よく行うことができるという効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子制御サンプル整経機の概略側面
説明図である。
【図2】 図1の概略上面図である。
【図3】 回転式クリールを背面から見た図を含む図1
の概略正面図である。
【図4】 電気的同期運転方式の電子制御サンプル整経
機を示す概略側面説明図である。
【図5】 電気的同期運転方式の電子制御サンプル整経
機に用いられる回転式クリールを示す拡大概略側面図で
ある。
【図6】 図5のV−V線矢視図である。
【図7】 機械的同期運転方式の電子制御サンプル整経
機を示す概略側面説明図である。
【図8】 機械的同期運転方式の電子制御サンプル整経
機に用いられる回転式クリールを示す拡大概略側面説明
図である。
【図9】 糸引き戻し装置の1例を示す概略断面説明図
である。
【図10】 同上の糸引き戻し装置の概略正面説明図で
ある。
【図11】 電子制御サンプル整経機本体の糸セレクト
ガイド装置と回転式クリールとの位置関係を示す側面説
明図である。
【図12】 スピンドル軸とコントロールボックスとの
接続関係を示す一部断面説明図である。
【図13】 図11に示した回転式クリール(運転休止
状態)の拡大側面説明図である。
【図14】 図13の回転式クリールの正面説明図であ
る。
【図15】 回転式クリールの運転状態を示す図13と
同様の図面である。
【図16】 図15の回転式クリールの正面説明図であ
る。
【図17】 回転式クリールの他の例を示す側面説明図
である。
【図18】 図17の回転式クリールの正面説明図であ
る。
【図19】 糸引き戻し装置の他の例を示す概略断面説
明図である。
【図20】 同上の糸引き戻し装置の変形例を示す概略
断面説明図である。
【図21】 複本数同時整経及び一本整経の選択使用の
手順を示すフローチャートである。
【図22】 本発明の糸交換機構付き回転式クリールを
具備した電子制御サンプル整経機を用いて整経可能な縦
糸デザインを示す説明図である。
【図23】 従来の回転式クリールを具備した電子制御
サンプル整経機を用いて整経可能な縦糸デザインを示す
説明図で、(a)は無地整経、(b)は1:1整経、
(c)は2:2整経、(d)は4:4整経を示す。
【図24】 従来の電子制御サンプル整経機の側面的概
略断面説明図である。
【図25】 同上の概略正面説明図である。
【図26】 同上の概略上面説明図である。
【図27】 同上の概略側面説明図である。
【図28】 従来の糸交換機構を示す概略説明図であ
る。
【図29】 従来の電子制御サンプル整経機本体のエン
コーダの概略取付図である。
【図30】 従来の回転式クリールの側面的概略断面図
である。
【図31】 従来の回転クリールの動作原理を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1:中空軸、2:加動軸、3:被動軸、4,98,9
9:プーリ、5,7,9,10:小歯輪、6:導糸手
段、6’:導糸部材、8:連動軸、11:円弧部、1
2:直線部、13,14:胴枠、15:ガイドローラ、
16:ドラムスポーク、17:コンベアベルト、18:
親歯輪、19:遊星歯車、20:胴内螺軸、21:移動
ドラム、22,22v,22w,22y,22x:糸、
24:ガイドプレート、25:張力調整器、26:ドロ
ッパーリング、26a:糸挿通孔、27:糸セレクトガ
イド装置、27a〜27j:糸セレクトガイド、28:
スリット板、29:ロータリーソレノイド、30:ガイ
ドロッド、32:糸外し装置、32a:糸外し、33,
38:綾取り上バー、34:綾取り下バー、35:カッ
ト綾上バー、37:カット綾下バー、39:糸止め具、
40:スケルトン、41,42,44:ローラ、43:
ジクザグコーム、45:織機ビーム、46:主電動機、
47:主変速プーリ、48:従変速プーリ、49:カウ
ンタープーリ、50:ブレーキ作動ピニオン、51:ベ
ルト送りモータ、52:シフトレバー、54:スプロケ
ット車、55:チェーン、56:チェーンホイール、5
7,58:Vベルト、59:導糸カバー、59a:ガイ
ドバー、67a,67b:センサー、69:移動停止切
り換えレバー、70:固定ロックレバー、74:綾取り
バー調整レバー、75:綾取りバー固定ハンドル、7
8:プログラム設定器、79:コントローラ、80:糸
張り装置、97,300:エンコーダ、112:ガイド
プレート、114:ガイドプレート枠、116:ガイド
プレートアーム、118:糸引き戻し装置、119:コ
ントロールボックス、120:糸保留装置(アキュムレ
ーター)、121:糸切検知器、122:フロントホル
ダー、123:中継ボックス、124:スピンドル軸、
125:スリップリング、126:ボビン、127:カ
ーボンブラシ、128:回転式クリール用ボビンホルダ
ー、129:ベース体、130:ベース板、131:配
線コード、132:キャスター、133:配線、134
a:前フレーム、134b:後フレーム、136a:前
ピローベアリング、136b:後ピローベアリング、1
38:モータ、140:モータプーリ、142:タイミ
ングプーリ、144:タイミングベルト、145a:ガ
イド穴、145:穴付きガイド、146:ガイドプレー
ト駆動装置、148:ロータリーソレノイド、148
a:軸、166:絶縁体、168:カーボンブラシホル
ダー、301:減速機付モータ、302,303:タイ
ミングプーリ、304:張力調整器、307:スピンド
ル軸、308:減速機出力軸、309:タイミングベル
ト、310:リミットスイッチ、312:同期運転制御
部、313:インバータ、314:同期運転カード、5
00:エンドレスコンベアべルト、502:前部ドラ
ム、504:前部ドラムアーム、506:後部ドラム、
508:後部ドラムアーム、510:ウォームホイル、
514:駆動ローラ、522:テンションローラ、52
8:チェーンホイル、530:ウォーム、536:サー
ボモータ、538:カウンタボックス、540:カウン
タプーリ、542:駆動ホイル、536a:モータプー
リ、544:タイミングベルト、546:センタースプ
ロケット、548:チェーン、550:センタギヤ、5
52:送りギヤ、554:チェーンホイル、556:チ
ェーン、A:整経胴、B:固定式クリール、C:巻き返
し機、D:ブレーキドラム、E:永久磁石付糸止め具、
F:回転式クリール、G:糸チェンジ部、H:サイドカ
バー、J:覗き窓、K:原動部、S:ストッパ板、Y:
基台、W:電子制御サンプル整経機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02H 3/00 D02H 1/00 B65H 59/00 - 59/40

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整経胴の円周側面上を他側面の端部方向
    に移動する複数本のコンベアベルトと、該整経胴の一側
    面に回転自在に設けられかつ該コンベアベルトを介して
    該整経胴に糸を巻きつける複数個の導糸手段と、異種及
    び/又は同種の糸を巻いてある複数本のボビンを立てる
    回転式クリールとを有し、該整経胴に糸を巻きつけてい
    く電子制御サンプル整経機であり、該整経胴を支持する
    基台の一端部に該導糸手段に対応して設けられるととも
    に糸供給時には糸交換位置に回動突出し、糸収納時には
    待機位置に回動収納される複数個の糸セレクトガイドを
    有し、該回転式クリールの糸をセレクトする糸セレクト
    ガイド装置を設け、整経作業が開始されると予め設定さ
    れた柄データに従い、2本以上の糸による複本数同時整
    経又は1本の糸のみの整経を自在にコントロールできる
    ようにしたことを特徴とする電子制御サンプル整経機。
  2. 【請求項2】 2本以上の糸の複本数同時整経を行う場
    合は、回転式クリールの回転と複数個の導糸手段の回転
    とは同期運転を行い、かつ回転式クリールに対応した糸
    セレクトガイドによって導糸手段への糸の受渡しができ
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子制御
    サンプル整経機。
  3. 【請求項3】 1本の糸の整経を行う場合には、1本の
    導糸手段のみを用い、前記回転式クリールを不動状態で
    使用し、かつ回転式クリールに対応した糸セレクトガイ
    ドによって導糸手段への糸の受渡しができるようにした
    ことを特徴とする請求項2記載の電子制御サンプル整経
    機。
  4. 【請求項4】 前記導糸手段の回転と回転式クリールの
    回転の同期運転を電気的又は機械的に制御をして電気的
    又は機械的に同期運転ができるようにしたことを特徴と
    する請求項1〜のいずれか1項記載の電子制御サンプ
    ル整経機。
  5. 【請求項5】 前記2本以上の糸による複本数同時整経
    又は1本の糸のみの整経をそれぞれ行う場合において、
    前記コンベアベルトの移動量を整経本数に対応してコン
    トロール可能としたことを特徴とする請求項のい
    ずれか1項記載の電子制御サンプル整経機。
  6. 【請求項6】 整経胴の側面に回転自在に設けられかつ
    整経胴に糸を巻きつける複数個の導糸手段と、異種及び
    /又は同種の糸を巻いてある複数本のボビンを立てる回
    転式クリールとを有し、該整経胴に糸を巻きつけていく
    整経作業が開始されると予め設定された柄データに従
    い、2本以上の糸による複本数同時整経又は1本の糸の
    みの整経を自在にコントロールできるようにした電子制
    御サンプル整経機において、前記糸の軌道外にシンクロ
    シャフト設け、該シンクロシャフトの適宜位置にクラッ
    チ手段を取付け、前記導糸手段の駆動部と前記回転式ク
    リールのスピンドル軸とを該シンクロシャフトを介して
    連結し、該クラッチ手段のオン/オフ制御により前記導
    糸手段の回転と回転式クリールの回転の同期運転のオン
    /オフ制御を行うことができるようにしたことを特徴と
    する電子制御サンプル整経機における同期運転機構。
  7. 【請求項7】 回転式クリールを具備した電子制御サン
    プル整経機を用いる整経方法であって、予め設定された
    柄データに従い、1本の糸による整経又は2本以上の糸
    による複本数同時整経を行うようにしたことを特徴とす
    る整経方法。
  8. 【請求項8】 前記1本の糸による整経又は2本以上の
    糸による複本数同時整経をそれぞれ行う場合において、
    整経本数に対応して整経密度をコントロールするように
    したことを特徴とする請求項記載の整経方法。
  9. 【請求項9】 ベース体と、回転可能かつ前方に突出し
    て該ベース体に設けられたスピンドル軸と、該スピンド
    ル軸にボビンホルダーを介して取りつけられた複数個の
    ボビンとを具備し、スピンドル軸を回転させることによ
    り、複数個のボビンに巻きつけられている複数本の糸を
    回転させつつ同時に供給することができ又はスピンドル
    軸を不動状態とすることにより、1本の糸を供給するこ
    とができ、かつ供給する糸の糸交換を行うことができる
    ようにしたことを特徴とする回転式クリール。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれか1項記載の電
    子制御サンプル整経機において用いられる糸引き戻し装
    置であって、基体と、該基体に回転可能に取り付けられ
    かつ糸が進行通過する空間を具備した巻取りリールと、
    該巻取りリールを所定方向に回動付勢せしめる付勢機構
    とを有し、糸の整経中には糸の張力が付勢機構の付勢力
    よりも大となり、かつ、糸に緩みが発生した時には糸の
    張力が付勢機構の付勢力よりも小となるように付勢機構
    の付勢力を設定し、糸の整経中には糸に適度な張力を付
    与するが巻取りリールが回転することがなく、一方糸に
    緩みが発生すると巻取りリールが回転して糸を進行方向
    と反対方向に引き戻し糸の緩みを迅速に解消することが
    できるようにしたことを特徴とする糸引き戻し装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれか1項記載の電
    子制御サンプル整経機において用いられる糸引き戻し装
    置であって、糸が通過する内部空間を設けたベース体を
    有し、糸の供給方向と反対の方向に圧縮空気を吹き込む
    ことによって糸の引き戻しを行うようにしたことを特徴
    とする糸引き戻し装置。
  12. 【請求項12】前記内部空間を進行する糸の進行方向と
    反対方向に該内部空間に空気を噴出する空気導入口を具
    備した空気導入手段をさらに有し、該空気導入口から圧
    縮空気を導入することによって糸に対して供給方向と反
    対の引き戻し力を付与し糸の引き戻しを行うことができ
    るようにしたことを特徴とする請求項11記載の糸引き
    戻し装置。
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