JP4086793B2 - 直巻きサンプル整経機 - Google Patents

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Description

本発明は、整経ドラムの外周側に糸を直接巻き付けることによって整経を行うことができるようにした直巻きサンプル整経機に関する。
従来、特許文献1に記載されたようなサンプル整経機が知られている。この第1の公知のサンプル整経機は、整経ドラムの側面に回転自在に設けられかつ整経ドラムに糸を巻き付ける1本のヤーンガイドと、該整経ドラムを支持する基台の一端部に該ヤーンガイドに対応して設けられるとともに糸交換時には糸交換位置に回動突出し、糸収納時には待機位置に回動収納される複数個の糸選択手段、即ち糸選択装置と、該複数個の糸選択装置に対応して設置され異種及び/又は同種の糸を巻いてある複本数のボビンを立てる固定クリールとを有し、ヤーンガイドと糸選択装置との間で糸の受け渡しを行うことにより、設定された糸順序に従い自動的に糸を交換し、整経ドラム上のコンベアベルトに糸を巻き付けるものである。
又、特許文献2に記載されたようなサンプル整経機も知られている。この第2の公知のサンプル整経機は、整経ドラムの側面に回転自在に設けられたヤーンガイドを複数本設け、回転クリールより引出された複本数の糸をコンベアベルト上に巻き付けるようにした、いわゆる複本数同時整経を行うものである。
なお、サンプル整経機の基本的構成及び作用は上記した特許公報等により広く知られており、詳細な説明は省略する。
さらに、特許文献3に記載されるごとく、整経長に関係なく、長いサンプル及び小ロットの製品の整経を可能とする整列巻きを行うことのできるサンプル整経機も公知である。整列巻き可能なサンプル整経機の構成及び作用は、上記した特許公報に詳述されているので、再度の説明は省略する。
上記した従来の整列巻き機構付サンプル整経機を用いて、長尺(巻回数を増加する)の整列巻き整経を行うと、糸はコンベアベルト上に巻き付けられるため、巻き付けられた糸が長くなるにつれて、その張力が増大してコンベアベルトの移動が困難となり、このコンベアベルトを円滑に移動させるためには大きな容量の動力を必要とする不利があった。
さらに、伸びのある糸を整列巻き整経すると、コンベアベルトは大きな締め付け圧を受けるため、コンベアベルトの取付ガイド構造の強度を大としなければならなかった。この様に、今後益々多種多様な糸の整列巻き整経の需要が増大するに従い、上記した従来構造の整列巻き機構を具備したサンプル整経機による整経は不能となってしまうことが予想される。
そこで、本発明者らは、コンベアベルトの設置を省略し、糸巻き付け手段により整経ドラムに糸を直接巻き付けることによって、従来のコンベアベルトの設置に起因する種々の不都合を全て解消した構造の直巻きサンプル整経機についての提案を既に行った(特許文献4)。この提案済の直巻きサンプル整経機は、コンベアベルトを用いることなく整経ドラムに直接糸を巻き付けることができるために従来のサンプル整経機においては不可避であった巻き付け張力の増大に伴うトラブルの発生が皆無となる利点があるが、糸巻き付け機構に問題があるために実際の操業に用いるにはいまだ充分でなかった。
特許第1529104号 特許第1767706号 特許第2854789号 特許第3413402号
発明者らは既に提案した直巻きサンプル整経機についての改良をさらに行い、実用に適した直巻きサンプル整経機を完成し提案に及ぶものである。本発明は、糸巻き付け手段により整経ドラムに糸を直接巻き付けることによって、従来のコンベアベルトの設置に起因する種々の不都合を全て解消し、少なくとも整経幅、整経本数、整経長(巻回数)及び糸配列順の整経データを有する柄整経を回転クリールからの1本又は複数本の糸の同時巻き付けによって効率よく短時間で行うことができるようにした直巻きサンプル整経機を提供することを目的とする。
本発明の直巻きサンプル整経機は、内ドラム板及び外ドラム板を備えた整経ドラムと、床上に設置された回転クリール用スライドベースと、該回転クリール用スライドベース上を移動可能に構成され、かつ同種及び/又は異種の糸を巻いてある複数本のボビンを有する回転クリールと、該回転クリールに接続され、かつ該回転クリールと同期回転するボビンベースと、該ボビンベースの先端部にその他端部が連結されたジョイントパイプと、前記整経ドラムの外周面の長手方向に摺動自在に設けられた摺動ベースと、該ジョイントパイプの一端部に取り付けられ、かつ該整経ドラムの外周面上にその円周方向に回転クリールと同期的に回転可能でかつ該摺動ベースの外側面に回転可能に取付けられた円環状回転ベースと、該円環状回転ベースに設けられ、かつ糸巻き付け位置及び糸巻き付け休止位置に変位可能とされた複数本のヤーンガイドと、を含む糸巻き付け手段と、該整経ドラムの側面長手方向に互いに平行に設置されかつ該糸巻き付け手段の長手方向の移動と同期して連続的又は間欠的に移動する複数本の綾取手段とからなり、該回転クリールからの1本又は複数本の糸を該糸巻き付け手段によって該整経ドラムの外周面に直接巻き付けるようにしたことを特徴とする。
前記糸巻き付け手段としては、前記整経ドラムの外周面の長手方向に摺動自在に設けられた摺動ベースと、該摺動ベースの外側面に回転可能に取り付けられた回転ベースと、該回転ベースに設置された複数本のヤーンガイドとからなる構成とするのが好ましい。
前記複数本のヤーンガイドの各々を糸巻き付け位置及び糸巻き付け休止位置に変位可能とすれば、糸の巻き付け状態と糸の巻き付け休止状態とを自在に選択して柄整経を行うことが可能となり好適である。
前記摺動ベースの外側面に前記複数本のヤーンガイドに対応して複数個の第1クリップ装置及び複数個のピックアップ装置を設け、前記回転ベースの内側面に前記複数本のヤーンガイドに対応しかつ該回転ベースの回転の下流側に位置するカッターを備えた複数個の第2クリップ装置を設ける構成とすれば、糸の巻き付け状態と糸の巻き付け休止状態との切り替えを円滑に行うことができる。
上記構成において、前記複数本のヤーンガイド中の所定のヤーンガイドが糸巻き付け位置から糸巻き付け休止位置に変位すると、該ヤーンガイドによって前記整経ドラムに巻き付けられていた糸は、該整経ドラムの巻き付け位置から外れ、該ヤーンガイドに対応する第1クリップ装置及びカッターを備えた第2クリップ装置にそれぞれクリップされかつ該クリップされた糸が該カッターによって切断され、その切断された糸が該第2クリップ装置によってクリップされた状態で当該糸の巻き付けを行わないまま該ヤーンガイドが回転することができる。
上記構成において、前記所定のヤーンガイドが糸巻き付け休止位置から糸巻き付け位置に変位すると、前記ピックアップ装置が該ヤーンガイドと前記糸をクリップした状態の第2クリップ装置との間に位置する糸部分をピックアップするとともに該第2クリップ装置から糸を外し、該ヤーンガイドが前記整経ドラムへの糸の巻き付けを行うことができる。
上記構成において、予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)
及び糸配列順の整経データによって複数本のヤーンガイドを使用して各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行うにあたり、各ヤーンガイドが整経糸ピッチR(R=整経幅÷整経総本数)分の間隔を有して糸配列順に糸の巻き付けを行うことによって第1セクションの第1周目の糸層を作成し、さらに各ヤーンガイドがヤーンガイド1回転当たり糸の直径の1/2倍以上のピッチP分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイドが糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層を作成し、このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行い、前記糸巻き付け手段が次セクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うことができる。
上記構成において、予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)
及び糸配列順の整経データによって複数本のヤーンガイドを使用して各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行うにあたり、各ヤーンガイドの糸巻き付け位置を同一として糸配列順に糸を巻き付けることによって第1セクションの第1周目の糸層を作成し、さらに各ヤーンガイドがヤーンガイド1回転当たり糸の直径dの1/2倍以上のピッチPA(PA≧d/2)分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイドが糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層を作成し、このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行い、前記糸巻き付け手段が次セクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うことができる。
上記構成において、予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)
及び糸配列順の整経データによって複数本のヤーンガイドを使用して各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行うにあたり、各ヤーンガイドが整経糸ピッチRA(RA≧rA(rA=直前に巻き付けられた糸の半径+巻き付けられる糸の半径))分の間隔を有して糸配列順に糸の巻き付けを行うことによって第1セクションの第1周目の糸層を作成し、さらに各ヤーンガイドがヤーンガイド1回転当たり整経糸ピッチRAの1/2倍以上のピッチPR(PR≧RA/2)分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイドが糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層を作成し、このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行い、前記糸巻き付け手段が次セクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うことができる。
本発明によれば、コンベアベルトの設置を省略し、糸巻き付け手段により整経ドラムに糸を直接巻き付けることによって、従来のコンベアベルトの設置に起因する種々の不都合を全て解消し、かつ回転クリールからの1本又は複数本の糸の同時巻き付けによって柄整経を効率よく短時間で整経できるという大きな効果を奏することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
図1は本発明の直巻きサンプル整経機の一部切欠側面説明図である。図2は図1の整経機フレーム部分を示す摘示拡大図である。図3は図1の回転クリールフレーム部分を示す摘示拡大図である。図4は図1の綾取バーフレーム移動用モータ部分を示す摘示拡大図である。図5は図1の回転クリールフレーム移動用モータ部分を示す摘示拡大図である。図6は図1のII−II線矢視方向から見た整経ドラム及び摺動ベースの摘示説明図である。図
7は図1のII−II線矢視方向から見た整経ドラム及び回転ベースの摘示説明図である。
図1において、10は本発明に係る直巻きサンプル整経機で、整経ドラム12を有している。該整経ドラム12は、内ドラム板14と、該内ドラム板14に相対向して設けられた外ドラム板16と、該内ドラム板14及び該外ドラム板16を介して横架された複数本のドラムスポーク18とから構成されている。
20は床22上に設置された整経機フレームである。該フレーム20には主軸パイプ24が水平方向に突設され、該主軸パイプ24には上記整経ドラム12が回転可能に取り付けられている。26は主軸メタルである。
該整経機フレーム20の上面には該主軸パイプ24と平行する方向に綾取バーフレーム用スライドレール28が設けられている。該スライドレール28上には綾取バーフレーム用スライドブロック30を介して綾取バーフレーム32が移動可能に載置されている。該綾取バーフレーム32には複数本の綾取手段、即ち綾取バー33a〜33fが該整経ドラム12の側方に位置するように互いに平行状態で突出して設けられている。
34は該綾取バーフレーム32の内部に設置された綾取バーフレーム移動用モータである。該モータ34の駆動軸34aにはモータープーリ35が取り付けられている。36はネジナット回転ユニット37を内蔵したユニットメタルであり、綾取バーフレーム32に連結されている。該ネジナット回転ユニット37には整経機フレーム20内の長手方向に設置された綾取バーフレーム用ネジシャフト38が螺合されている。該ネジナット回転ユニット37にはネジナットプーリ39が固着されている。40はプーリベルトで、該モータープーリ35及びネジナットプーリ39を介して架設されている。
このような駆動機構によりモータ34を駆動するとモータープーリ35、プーリベルト40及びネジナットプーリ39を介してネジナット回転ユニット37が回転し、この回転により綾取バーフレーム32がスライドレール28上を移動し、それとともに綾取バー33a〜33fが整経ドラム12の側方を移動する。整経時には、該綾取バー33a〜33fは後述する糸巻き付け手段の移動と同期して間欠的に移動する。
42は床22上に前記整経機フレーム20と相対向して設置された回転クリール用スライドベースである。該スライドベース42の上面には前記主軸パイプ24と平行する方向に回転クリールフレーム用スライドレール44が設けられている。該スライドレール44上には回転クリールフレーム用スライドブロック46を介して回転クリールフレーム48が移動可能に載置されている。
50は該回転クリールフレーム48の内部に設置された回転クリールフレーム移動用モータである。該モータ50の駆動軸50aにはモータープーリ51が取り付けられている。52はネジナット回転ユニット53を内蔵したユニットメタルであり、回転クリールフレーム48に連結されている。該ネジナット回転ユニット53にはスライドレール44内の長手方向に設置された回転クリールフレーム用ネジシャフト54が螺合されている。該ネジナット回転ユニット53にはネジナットプーリ55が固着されている。56はプーリベルトで、該モータープーリ51及びネジナットプーリ55を介して架設されている。
このような駆動機構によりモータ50を駆動すると、モータープーリ51、プーリベルト56及びネジナットプーリ55を介してネジナット回転ユニット53が回転し、この回転により回転クリールフレーム48がスライドレール44上を移動する。綾取バーフレーム32及び回転クリールフレーム48は、綾取バーフレーム移動用モータ34及び回転クリール移動用モータ50により整経が開始されると、予め設定された整経総本数、整経幅、整経長の条件によって整経下流方向へ連続的又は間欠的に同期移動する。
上記回転クリールフレーム48の架台48a上面には一対の軸受メタル57,57が設置されている。該軸受けメタル57,57には、ドライブシャフト58が回転自在に設置されている。該ドライブシャフト58はモータープーリ59、プーリベルト60及びカウンタプーリ61を介してドライブモータ62によって駆動せしめられる。前記ドライブシャフト58には回転クリール64が取り付けられている。該回転クリール64は該ドライブシャフト58の回転とともに回転する。該回転クリール64は支持プレート66を有しており、該支持プレート66には異種及び/又は同種の糸68を巻いてある複数本のボビン70が立てられている。72は該ボビン70の前方に支持シャフト74を介して設けられたガイドプレートで、該ボビン70からの糸68をガイドする作用を行う。
76は基端部を径小とし先端部を径大としたラッパ状のボビンベースで、支持体77を介して前記ドライブベース63に接続され、該ドライブベース63の回転とともに回転する。
前記整経ドラム12の内ドラム板14と外ドラム板16との間に主軸パイプ24に平行に複数本のガイドシャフト78が設置されている(図6)。80は円環状の摺動ベースで、該ガイドシャフト78を介してその長手方向に摺動自在に設けられている。該摺動ベース80の外側面にはリング状のスライドレール82が取り付けられている(図6)。84は円環状の回転ベースで、複数個のスライドブロック86を介して該摺動ベース80に取り付けられており、該摺動ベース80のスライドレール82上を回転自在に回動する(図7)。
前記回転ベース84には複数本(図示例では8本)のヤーンガイド88が設けられている(図7)。該ヤーンガイド88はヤーンガイド位置変換装置90を備え、糸巻き付け位置P1及び糸巻き付け休止位置P2に変位可能とされている(図17)。前記摺動ベース80と回転ベース84とヤーンガイド88によって糸巻き付け手段が構成される。なお、該ヤーンガイド位置変換装置90は上記したヤーンガイドのP1及びP2の位置変換を行う以外に、後述するように整列巻きを行う際に整列巻きに必要なヤーンガイドの変位動作を行うこともできるようになっている。ヤーンガイド位置変換装置90はパルスモータ、シリンダー、ソレノイド等を駆動源として用い、ヤーンガイド88を変位させるものである。
前記摺動ベース80の外側面には、前記複数本のヤーンガイド88に対応して複数の第1クリップ装置92及びピックアップ装置94が設けられている。該第1クリップ装置92は、図8に示すように、長孔96を有するクリップベース98を具備し、該長孔96に一対のクリップロッド100,100を開閉自在に収納設置した構造を有している。該クリップロッド100,100を閉じることによって糸をクリップし、該クリップロッド100,100を開くことによって糸を解放するように動作する。クリップロッド100,100はいずれか一方を固定とし、他方を可動として開閉する構造でもよい。さらに、クリップロッド100,100の双方が回転自在のローラー式又はいずれか一方がローラー式であってもよく、このローラー式が右回転又は左回転方向の外力には回転しないワンウェイクラッチ(ブレーキ)を保有するローラーであると好ましい。又、クリップロッド100,100の双方が薄板ワッシャー式又はいずれか一方がワッシャー式であってもよい。このクリップロッド100,100の開閉を例えばエアーシリンダーを使用し、供給エアー圧の調整によりクリップ力又はクリップ圧を調整できるようにすることにより、後述の切断前と切断後のクリップ力又はクリップ圧を調整できるので好適である。該ピックアップ装置94は、図9に示すように、ピックアップベース102にピックアップロッド104を開閉自在に装着した構造を有している。該ピックアップロッド104を閉じることによって糸をピックアップし、該ピックアップロッド104を開くことによって糸を解放するように動作する。このピックアップロッド104の開閉を例えばエアーシリンダーを使用し、供給エアー圧の調整及び流量調節を可能とすることもできる。
一方、前記回転ベース84の内側面には、前記複数本のヤーンガイドに対応しかつ該回転ベース84の回転の下流側に位置するようにカッター106を備えた複数個の第2クリップ装置108が設けられている。第2クリップ装置108は、図10に示すように、カッター106を備える点を除いては、第1クリップ装置92と同様の構成であり、再度の説明は省略するが、クリップベース98aの長孔96aに収納設置されたクリップロッド100a,100aを閉じることによって糸をクリップし、該クリップロッド100a,100aを開くことによって糸を解放するように動作する。
110はジョイントパイプで、前記回転ベース84の外側面にその一端部が取り付けられている。該ジョイントパイプ110は前記ヤーンガイド88に対応して複数個設けられる。該ジョイントパイプ110の他端部は前記ボビンベース76の先端部に連結されている。該回転ベース84、ジョイントパイプ110、ボビンベース76及び回転クリール64は互いに同期して回転し、回転クリール64のボビン70から給糸される糸68をヤーンガイド88にガイドし供給する作用を行う。又、前述の実施の形態のように、回転ベース84とボビンベース76とをジョイントパイプ110をもって連結することによって機械的同期回転ではなく、モータ等を使用し単独で回転する構造を有する回転ベース84としてボビンベース76の回転と電気的に同期回転できるように構成することにより、同様の作用が可能であることはいうまでもない。
上記した構成により、ヤーンガイド88によって整経ドラム12上に糸巻き付け及び糸の巻き付け休止を行う場合について図11〜図14を用いて説明する。糸巻き付け状態の糸を糸巻き付け休止状態とするには、前記複数のヤーンガイド88中の所定のヤーンガイド88aが第1クリップ装置92の手前まで回転してくると、糸巻き付け位置P1から糸巻き付け休止位置P2に変化し、該ヤーンガイド88aによって整経ドラム12に巻き付けられていた糸68aは整経ドラム12表面から摺動ベース80方向へ外れて複数個の第1クリップ装置92中の対応する第1クリップ装置92aにクリップされ及び複数個の第2クリップ装置108中の対応する第2クリップ装置108aにクリップされる(図11)。次いで、該糸68aは該第2クリップ装置108aに備えられたカッター106aによって切断され、その切断された糸68aが該第2クリップ装置108aによってクリップされた状態で該糸68の整経ドラム12上への巻き付けを行わないままヤーンガイド88aは回転を続ける(図12)。なお、第1クリップ装置92による糸68aのクリップ動作は整経の進行とともに不必要となるので適宜時点で解除される。
次に、上記した糸巻き付け休止状態の糸68aを糸巻き付け状態とするには、前記複数個のピックアップ装置94中の対応するピックアップ装置94aが、ヤーンガイド88aと第2クリップ装置108aにクリップされている糸68aをピックアップするとともに該第2クリップ装置108aによる糸68aのクリップ状態を解除し、ヤーンガイド88aが糸巻き付け休止位置P2から糸巻き付け位置P1に変位することにより整経ドラム12への糸の巻き付けを行う(図10及び図11)。なお、該ピックアップ装置94aによる糸68aのピックアップ状態は糸68aの整経ドラム12への巻き付け作業が再開された後適宜時点で解除すればよい。
上記したような糸の巻き付け及び糸の巻き付け休止を各ヤーンガイド88について行うことによって、予め設定された柄データ(糸配列順、色糸配列順)に従い、複数本同時整経による柄整経を行うことができる。
本発明のサンプル整経機においては予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)及び糸配列順の整経データによって整列巻きを行うことも可能であり、図18〜図21を用いて以下に説明する。図18〜図21において、112は枕部材で、巻き付け開始時の整列巻き状態を良好にするためにドラムスポーク18の基端部上面に内ドラム板14に隣接して取り付けられる。該枕部材112の上面には先端方向下方に傾斜するテーパ面114が形成されている。該枕部材112のテーパ面114の角度は巻き付けられた糸68が枕部材112のテーパ面114から滑り落ちない角度が好適である。
図18に示したように、各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行う場合について説明する。図18は複数本の糸を整経する場合の第1の態様の枕部材及び整列巻きの状態を示す説明図である。第1回目(第1セクション)の同時整経本数が5本(A,B,C,D,E)である場合は、指定された5本のヤーンガイド88は糸巻き付け順(糸配列順)に整経糸ピッチR(R=整経幅÷整経総本数)分の間隔を有して第1周目の巻き付けを行い、第1周目の糸層(A1,B1,C1,D1,E1)を作成する。
この第1セクションにおいて、さらに各ヤーンガイド88がヤーンガイド1回転当たり糸の直径dの1/2倍以上のピッチP(P≧d/2)分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイド88が糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第2周目の糸層(A2,B2,C2,D2,E2)を作成する。この第2周目の糸層の作成と同様に第3周目以降の糸層(A3,B3,C3,D3,E3)、(A4,B4,C4,D4,E4)、(A5,B5,C5,D5,E5)及び(A6,B6,C6,D6,E6)も作成する。このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行う。
前記糸巻き付け手段は第2セクション以降のセクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うことができる。図18において、第2セクションにおけるZはZ1で示し、第3セクションにおけるZはZ2で示した。
図18に示したように、第2回目(第2セクション)の同時整経本数が3本(F,A,C)であれば、指定された3本のヤーンガイド88が第1セクションの第1周目の糸巻き付けと同様にして第2セクションの第1周目の糸層(F1,A1,C1)を作成し、次いで第1セクションの第2周目以降の糸層の作成と同様に第2周目以降の糸層(F2,A2,C2)、(F3,A3,C3)、(F4,A4,C4)、(F5,A5,C5)及び(F6,A6,C6)の作成を行うことにより第2セクションの整列巻き整経を行うことができる。さらに、第3周目(第3セクション)の同時整経本数が4本(D,G,F,B)の場合も第1セクションの場合と同様に糸の巻き付けを行うことにより、図18に示したような整列巻きが可能となる。同様に第4周目(第4セクション)以降の整列巻きを行うことができる。
又、図19に示したような態様で整列巻きを行うこともできる。図19は複数本の糸を整経する場合の第2の態様の枕部材及び整列巻きの状態を示す説明図である。第1セクションの同時整経本数が5本(A,B,C,D,E)である場合に、指定された5本のヤーンガイド88の糸の巻き付け開始位置を同一として糸V1(この場合は5本の糸A1,B1,C1,D1,E1からなる)の巻き付けを行うことによって第1セクションの第1周目の糸層V1(A1,B1,C1,D1,E1)を作成する。
この第1セクションにおいて、さらに、各ヤーンガイド88がヤーンガイド1回転当たり糸の直径dの1/2倍以上のピッチPA分変位しながら糸巻き付けを行うのが好ましい。図19の例ではPA=5d/2となっている。次いで、糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイド88が糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させる。このような整経動作を行うことによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層V2(A2,B2,C2,D2,E2)、V3(A3,B3,C3,D3,E3)、V4(A4,B4,C4,D4,E4)、V5(A5,B5,C5,D5,E5)及びV6(A6,B6,C6,D6,E6)を作成する。このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行う。次いで図18の場合と同様にして、第2セクション(同時整経本数が3本(F,A,C)及びW1〜W6の糸層)及び第3セクション(同時整経本数が4本(D,G,F,B)及びX1〜X6の糸層)についても、図19に示したような整列巻きを行うことができる。
さらに、図20及び図21に示したような態様で整列巻きを行うこともできる。図20は複本数の糸を整経する場合の第3の態様の枕部材及び整列巻きの状態を示す説明図である。図21は、図20の整列巻きにおいて巻き始めにおける第1周目の糸層の状態を示す説明図である。第1セクションの同時整経本数が5本(A,B,C,D,E)であるが糸Cの直径が他の糸A,B,D,Eよりも大である場合に、図21に示すごとく、指定された5本のヤーンガイド88が整経糸ピッチRA(RA A (r A =直前に巻き付けられた糸の半径+巻き付けられる糸の半径)分の間隔を有して糸配列順に糸の巻き付けを行うことによって第1セクションの第1周目の糸層を作成する。この第1セクションにおいて、さらに各ヤーンガイド88がヤーンガイド1回転当たり整経糸ピッチRAの1/2以上のピッチPR(PR≧RA/2)分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイド88が糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって残りの第2周目以降の糸層を作成する。なお、図21に示した糸の巻き始めの状態では、整経糸ピッチR1は糸A1の半径+糸B1の半径又は糸D1の半径+糸E1の半径等であり、ピッチR2は糸B1の半径+糸C1の半径以上又は糸C1の半径+糸D1の半径以上である。但し、図21に示した状態は糸の巻き始めだけであって、第2周目の糸が巻かれると、太い糸C2は糸B1と糸C1の間に滑り落ちて、図20に示した状態、即ち、糸C1と糸C2とが並んだ状態となる。第3周目〜第6周目の糸C3〜C6も同様に、図20に示したように糸C3と糸C4及び糸C5と糸C6が並んだ状態となる。このように、糸C1〜C6は上述したように巻き付けられるが、残りの糸A1,B1,D1,E1,F1は図18の場合と同様に、n(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行う。次いで、図18の場合と同様に、第2セクション(糸F,A,C)及び第3セクション(糸D,G,F,B)についても図20に示したような整列巻きを行うことができる。
本発明の直巻きサンプル整経機の一部切欠側面説明図である。 図1の整経機フレーム部分を示す摘示拡大図である。 図1の回転クリールフレーム部分を示す摘示拡大図である。 図1の綾取バーフレーム移動用モータ部分を示す摘示拡大図である。 図1の回転クリールフレーム移動用モータ部分を示す摘示拡大図である。 図1のII−II線矢視方向から見た整経ドラム及び摺動ベースの摘示説明図である。 図1のII−II線矢視方向から見た整経ドラム及び回転ベースの摘示説明図である。 本発明のサンプル整経機の第1クリップ装置を示す斜視概略説明図である。 本発明のサンプル整経機のピックアップ装置を示す斜視概略説明図である。 本発明のサンプル整経機の第2クリップ装置を示す斜視概略説明図である。 本発明のサンプル整経機において糸巻き付け状態から糸巻き付け休止状態への第1の移行状態を示す説明図である。 本発明のサンプル整経機において糸巻き付け状態から糸巻き付け休止状態への第2の移行状態を示す説明図である。 本発明のサンプル整経機において糸巻き付け休止状態から糸巻き付け状態への第1の移行状態を示す説明図である。 本発明のサンプル整経機において糸巻き付け休止状態から糸巻き付け状態への第2の移行状態を示す説明図である。 糸巻き付け状態から糸巻き付け休止状態へ移行する糸が第1クリップ装置及び第2クリップ装置にクリップされた図8と同様の状態を示す斜視概略説明図である。 糸巻き付け休止状態から糸巻き付け状態へ移行する糸がピックアップ装置にピックアップされた状態で整経ドラムに巻き付けられる図11と同様の状態を示す斜視概略説明図である。 ヤーンガイドの動きを示す摘示拡大説明図である。 複数本の糸を整経する場合の第1の態様の枕部材及び整列巻きの状態を示す説明図である。 複数本の糸を整経する場合の第2の態様の枕部材及び整列巻きの状態を示す説明図である。 複数本の糸を整経する場合の第3の態様の枕部材及び整列巻きの状態を示す説明図である。 図20の整列巻きにおいて巻き始めにおける第1周目の糸層の状態を示す説明図である。
符号の説明
12:整経ドラム、14:内ドラム板、16:外ドラム板、18:ドラムスポーク、20:整経機フレーム、22:床、24:主軸パイプ、26:主軸メタル、28:綾取バーフレーム用スライドレール、30:綾取バーフレーム用スライドブロック、32:綾取バーフレーム、33a〜33f:綾取バー、34:綾取バーフレーム移動用モータ、34a:駆動軸、35:モータープーリ、36:ユニットメタル、37:ネジナット回転ユニット、38:綾取バーフレーム用ネジシャフト、39:ネジナットプーリ、40:プーリベルト、42:スライドベース、44:回転クリールフレーム用スライドレール、46:回転クリールフレーム用スライドブロック、48:回転クリールフレーム、48a:架台、50:回転クリール移動用モータ、50a:駆動軸、51:モータープーリ、52:ユニットメタル、53:ネジナット回転ユニット、54:回転クリールフレーム用ネジシャフト、55:ネジナットプーリ、56:プーリベルト、57:軸受メタル、58:ドライブシャフト、59:モータープーリ、60:プーリベルト、61:カウンタプーリ、62:ドライブモータ、63:ドライブベース、64:回転クリール、66:支持プレート、68,68a:糸、70:ボビン、74:支持シャフト、76:ボビンベース、77:支持体、78:ガイドシャフト、80:摺動ベース、82:スライドレール、84:回転ベース、86:スライドブロック、88,88a:ヤーンガイド、90:ヤーンガイド位置変換装置、92,92a:クリップ装置、94,94a:ピックアップ装置、96,96a:長孔、98,98a:クリップベース、100,100a:クリップロッド、102:ピックアップベース、104:ピックアップロッド、106,106a:カッター、108,108a:クリップ装置、110:ジョイントパイプ、112:枕部材、114:テーパ面。

Claims (7)

  1. 内ドラム板及び外ドラム板を備えた整経ドラムと、
    床上に設置された回転クリール用スライドベースと、
    該回転クリール用スライドベース上を移動可能に構成され、かつ同種及び/又は異種の糸を巻いてある複数本のボビンを有する回転クリールと、
    該回転クリールに接続され、かつ該回転クリールと同期回転するボビンベースと、
    該ボビンベースの先端部にその他端部が連結されたジョイントパイプと、
    前記整経ドラムの外周面の長手方向に摺動自在に設けられた摺動ベースと、該ジョイントパイプの一端部に取り付けられ、かつ該整経ドラムの外周面上にその円周方向に回転クリールと同期的に回転可能でかつ該摺動ベースの外側面に回転可能に取付けられた円環状回転ベースと、該円環状回転ベースに設けられ、かつ糸巻き付け位置及び糸巻き付け休止位置に変位可能とされた複数本のヤーンガイドと、を含む糸巻き付け手段と、
    該整経ドラムの側面長手方向に互いに平行に設置されかつ該糸巻き付け手段の長手方向の移動と同期して連続的又は間欠的に移動する複数本の綾取手段と
    からなり、
    該回転クリールからの1本又は複数本の糸を該糸巻き付け手段によって該整経ドラムの外周面に直接巻き付けるようにしたことを特徴とする直巻きサンプル整経機。
  2. 前記摺動ベースの外側面に前記複数本のヤーンガイドに対応して複数個の第1クリップ装置及び複数個のピックアップ装置を設け、前記回転ベースの内側面に前記複数本のヤーンガイドに対応しかつ該回転ベースの回転の下流側に位置するカッターを備えた複数個の第2クリップ装置を設けたことを特徴とする請求項記載の直巻きサンプル整経機。
  3. 前記複数本のヤーンガイド中の所定のヤーンガイドが糸巻き付け位置から糸巻き付け休止位置に変位すると、該ヤーンガイドによって前記整経ドラムに巻き付けられていた糸は該整経ドラムの巻き付け位置から外れ、該ヤーンガイドに対応する第1クリップ装置及びカッターを備えた第2クリップ装置にそれぞれクリップされかつ該クリップされた糸が該カッターによって切断され、その切断された糸が該第2クリップ装置によってクリップされた状態で当該糸の巻き付けを行わないまま該ヤーンガイドが回転するようにしたことを特徴とする請求項記載の直巻きサンプル整経機。
  4. 前記所定のヤーンガイドが糸巻き付け休止位置から糸巻き付け位置に変位すると、前記ピックアップ装置が該ヤーンガイドと前記糸をクリップした状態の第2クリップ装置との間に位置する糸部分をピックアップするとともに該第2クリップ装置から糸を外し、該ヤーンガイドが前記整経ドラムへの糸の巻き付けを行うようにしたことを特徴とする請求項記載の直巻きサンプル整経機。
  5. 予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)及び糸配列順の整経データによって複数本のヤーンガイドを使用して各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行うにあたり、各ヤーンガイドが整経糸ピッチR(R=整経幅÷整経総本数)分の間隔を有して糸配列順に糸の巻き付けを行うことによって第1セクションの第1周目の糸層を作成し、さらに各ヤーンガイドがヤーンガイド1回転当たり糸の直径の1/2倍以上のピッチP分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイドが糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層を作成し、このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行い、前記糸巻き付け手段が次セクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の直巻きサンプル整経機。
  6. 予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)及び糸配列順の整経データによって複数本のヤーンガイドを使用して各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行うにあたり、各ヤーンガイドの糸巻き付け位置を同一として糸配列順に糸を巻き付けることによって第1セクションの第1周目の糸層を作成し、さらに各ヤーンガイドがヤーンガイド1回転当たり糸の直径dの1/2倍以上のピッチP(P≧d/2)分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイドが糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層を作成し、このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行い、前記糸巻き付け手段が次セクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の直巻きサンプル整経機。
  7. 予め設定された少なくとも整経幅、整経総本数、整経長(巻回数)及び糸配列順の整経データによって複数本のヤーンガイドを使用して各セクションが複数の糸層を有する複数のセクションからなる複本数同時整経を行うにあたり、各ヤーンガイドが整経糸ピッチR(R≧r(r=直前に巻き付けられた糸の半径+巻き付けられる糸の半径))分の間隔を有して糸配列順に糸の巻き付けを行うことによって第1セクションの第1周目の糸層を作成し、さらに各ヤーンガイドがヤーンガイド1回転当たり整経糸ピッチRの1/2倍以上のピッチP(P≧R/2)分変位しながら糸巻き付けを行うとともに糸の巻き付けが予め設定した整経長(巻回数)に達すると該ヤーンガイドが糸巻き付け開始位置に復帰するように動作させることによって第1セクションの残りの第2周目以降の糸層を作成し、このようにしてn(n≧1)層の糸層を有する第1セクションの整列巻き整経を行い、前記糸巻き付け手段が次セクションの整経本数に応じて距離Z(Z=整経幅÷整経総本数×同時整経本数)分だけ連続的又は間欠的に順次移動し、各セクションにおいて上述した第1セクションの整列巻き整経と同様の手順で整列巻き整経を行うようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の直巻きサンプル整経機。
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