JP2656587B2 - 建築用板材の取付け工法 - Google Patents

建築用板材の取付け工法

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JP2656587B2 JP30943388A JP30943388A JP2656587B2 JP 2656587 B2 JP2656587 B2 JP 2656587B2 JP 30943388 A JP30943388 A JP 30943388A JP 30943388 A JP30943388 A JP 30943388A JP 2656587 B2 JP2656587 B2 JP 2656587B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長手両縁に本実等の接合部を有する長方形
の板材を建築物下地に取付ける板材の取付け工法に関す
る。
〔従来の技術〕
本実、相決りなどの接合部を長手縁に有するセメント
等の窯業系材料によってつくられた長方形の板材は、遮
音性、防火性等に優れ、押出成形によって容易に製造可
能なことから建築用板材として広く使用されている。
従来、これら板材を、断面c字形の金属製間材、或い
は木製間柱等に取付けるには、第17図に示すように、平
板状の係止板部1およびこの係止板部1に突設され、板
材2の接合部に係合する等して板材を取付ける板材取付
け板部3よりなる金具4の上記係止板部1を、上記板材
取付け板部3を下板材の接合部に当て、タッピングねじ
或いは釘5で間柱6よりなる下地に係止し、次いで上板
材の接合部を接合したり、第18図に示すように、板材2
を間柱6に当接して、タッピングねじ、釘5等で間柱6
に取付けている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前者の方法は、間柱に孔をあけ、金具の所定
の位置に取付けなければならないため施工に時間がかか
り、後者の方法は、釘頭などが外面に露出して外観を損
なう。さらに上記いずれの方法も、間柱6の不陸を調整
することが出来ない。
本発明は、上記の事情に鑑み、間柱の不陸が調整され
た下地を容易に形成出来、さらに、ねじ等を使用せずに
板材を取付けることが出来る建築用板材の取付け工法を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の工法において
は、横断面が鉤状の長尺胴縁を、間柱の不陸を調節して
間柱に沿って取付けて下地とし、この下地に、ねじ等を
用いないで、取付け金具を係止し、この取付け金具によ
って板材をとめ付ける。
〔作用〕
本発明の工法は上記の構成となっているので、不陸の
ない下地が容易に形成され、これに、引掛け、係合、或
いはピン止めなどのほぼワンタッチの操作で、板材が止
め付けられる取付け金具を係止することが出来る。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は、本発明に係る工法の第1実施
例を示すもので、第1図および第2図は胴縁11である。
胴縁11は、長尺長方形の第1板部12と、この第1板部
12の一方の長手縁に第1板部に対して直角で、第1板部
の幅より狭い幅の一体に連設された第2板部13と、この
第2板部13の長手縁に、第2板部に対して直角で、第1
板部12と対向して一体に連設された、さらに幅の狭い第
3板部14とよりなり、その横断面は鉤状となっている。
上記第2板部13には、長方形の取付け孔15が長さ方向
に所定の間隔をおいて穿設されており、上記取付け孔15
の下縁には、第2板部13に対して鋭角に内側に折曲され
たはずれ止め16が形成されている。
また、第3図は、本発明の工法に用いる取付け金具17
の一例を示すもので、先端部に、上記はずれ止め16に係
合する係止爪18を有する、上記取付け孔15の幅より大き
くない幅の、鉤状に折曲された係止部19が上縁に、また
上記係止部19と反対側に突出し、板材2の接合部に嵌合
されて、板材をとめ付ける板材取付け部20が下縁に、そ
れぞれ一体に連設された、長方形の金具本体21によって
取付け金具17が構成されている。
これら胴縁11および取付け金具17を用いて板材2をと
め付けるには、第4図および第5図に示すように、先ず
胴縁11の第1板部12を間柱6の側面にその不陸を調整し
て、ビス22によって係止する。次いで取付け金具17の係
止部19を取付け孔15に引っ掛けるとともに、下板材2の
接合部の溝23に板材取付け部20の下向き先端を嵌合し、
上板体2の接合部を当接し、上記板材取付け部20の上向
先端によって、上板体を係止する。上記操作によって、
板体はとめつけられる。
上記取付け金具11は、係止部19に取付け孔15引っ掛け
れば、はずれ止め16に係止爪18が係合してはずれること
なく、また金具本体の面が第2板部に当接するので、板
材2は安定してとめ付けられる。なお24は雨水等の侵入
を防止するシーリング材である。
上記説明において、板材取付け部20は、先が上下に突
出した、断面T字形としたが、第6図(a)(b)に示
すように、板材の接合部に沿う形状のもの、第7図
(a)(b)に示すように、板材2の面に、接合縁に平
行に設けられた係合溝25に引っかけるもの等、その形状
の制限はない。上記係合溝25を用いるものは、一枚の板
材2を複数個所によってとめ付けることが出来る利点が
ある。また、この実施例の場合、第3板部14は不要であ
るが、これがないと胴縁の強度が低下するので好ましく
ない。
第8図ないし第11図は、本発明の工法の第2実施例を
示すもので、第1図、ないし第4図と同一部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
第8図は、第2実施例に使用する胴縁11を示すもの
で、第3板部14が、横断面が半円状に形成され、その先
端には、こまかい凹凸26が設けられている。
また、第9図は取付け金具17を示すもので、長方形の
金具本体21の下縁には板材取付け部20が一体に連結さ
れ、一方の側縁には、上記板材取付け部と反対側に180
゜屈曲され、先端が上記金具本体の面に近接した、把持
部27が一体に連設され、上記把持部には、上記第3板部
14の凹凸26と係合する係合凹凸27bが設けられている。
上記胴縁11および取付け金具17を用いて板材2を取付
けるには、第10図および第11図に示すように、先ず、間
柱6の側面に同縁11の第1板部を、間柱6の不陸を調整
してビス22によって係止する。次いで、板材取付け部20
を下板材2の溝23に嵌合し、横にすべらし、取付け金具
11の把持部27を第3板部14側から押し込み、第3板部14
を挾持する。これにより、係合凹凸27bは凹凸26に係合
し、取付け金具17は胴縁に固定されるとともに下板材2
がとめ付けられる。次に上板材2の接合部を接合する。
第12図ないし第16図は、本発明の工法の第3実施例を
示すもので、第1図ないし第4図と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
第12図は第3実施例に使用する胴縁11を示すもので、
第1板部12と第3板部14を直角に挿通出来るピン孔28
が、長さ方向に所定の間隔をおいて穿設されている。
また第13図は取付け金具17を示すもので、長方形の金
具本体21の下縁には板材取付け部20が一体に連設され、
両側縁には、それぞれ金具本体21に対して直角かつ同一
方向に突出する係止板29が一体に連設されている。この
係止板29の間隔は、上記第1板部12と第3板部の外面を
挾持する寸法となっており、係止板29には、これらによ
って、第1板部12および第3板部14の外面を挾持し、金
具本体21を第2板部13に当接した場合、上記ピン孔28と
合致する係止孔30が穿設されている。
上記胴縁11および取付け金具17を用いて板材2を取付
けるには、第14図および第15図に示すように、先ず間柱
6の側面に胴縁11の第1板部12を、間柱6の不陸を調整
してビス22によって係止する。次いで、板材取付け部20
を下板材2の溝23に嵌合し、上記係止板29によって、第
1板部12および第3板部14を挾持して、ピン孔28と係止
孔30を合致せしめ、第16図に示す係止ピン31を挿通し、
先端に設けられたとめ孔31aに割ピン31bを嵌合するとと
もに割ピン31bの先端を開いて係止ピン31の抜けるのを
防止する。これにより下板材2が取付けられる。次に上
板材2の接合部を接合する。
上記第2、第3実施例においては、取付け金具17の板
材取付け部20の形状をT字形として説明したが、第1実
施例と同様、種々なものが使用可能で、その形状の制限
はない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の工法は、間柱の不陸を胴
縁によって調整して下地とし、この不陸のない下地に、
ビス等を使用することなく、取付け金具を取付けて板材
をとめ付けるので、熟練を要さず、外面の平な、外観の
優れた外壁が容易に形成され、しかも現場施工が簡単と
なる等、多くの長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明の工法の第1実施例を示
すもので、第1図は胴縁の斜視図、第2図は第1図のII
−II線矢視断面図、第3図は取付け金具の一例を示す斜
視図、第4図は、上記胴縁および取付け金具を用いて板
材を取付けた状態を示す平面図、第5図は第4図のV−
V線矢視図、第6図(a)(b)、第7図(a)(b)
は、それぞれ板材取付け部の形状の異なる取付け金具の
斜視図、およびこれを用いて板材をとめ付けた状態を示
す第5図相当図、第8図ないし第11図は本発明の第2実
施例を示すもので、第8図は胴縁の斜視図、第9図は、
取付け金具の一例を示す斜視図、第10図は、上記胴縁お
よび取付け金具を用いて板材を取付けた状態を示す平面
図、第11図は第10図のXI−XI線矢視図、第12図ないし第
16図は本発明の第3実施例を示すもので、第12図は、胴
縁の斜視図、第13図は取付け金具の一例を示す斜視図、
第14図は、上記胴縁、取付け金具を用いて板材をとめ付
けた状態を示す平面図、第15図は、第14図のXV−XV線矢
視図、第16図は、係止ピン、割ピンの斜視図、第17図お
よび第18図は、従来の板材の取付け工法の説明図であ
る。 1……係止板部、2……板材、3……板材取付け板部、
4……金具、5……タッピングねじまたは釘、6……間
柱、11……胴縁、12……第1板部、13……第2板部、14
……第3板部、15……取付け孔、16……はずれ止め、17
……取付け金具、18……係止爪、19……係止部、20……
板材取付け部、21……金具本体、22……ビス、23……
溝、24……シーリング材、25……係合溝、26……凹凸、
27……把持部、27a……先端、27b……係合凹凸、28……
ピン孔、29……係止板、30……係止孔、31……係止ピ
ン、31a……とめ孔、31b……割ピン。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手両縁に本実等の接合部を有する長方形
    の板材を建築物の下地に取付ける建築用板材の取付け工
    法において、長尺長方形の第1板部と、この第1板部の
    一方の長手縁に第1板部に対して直角、かつ一体に連設
    された上記第1板部より幅の狭い第2板部と、上記第2
    板部の長手縁に第2板部に対して直角で、第1板部と対
    向して一体に連設されたさらに幅の狭い第3板部とより
    なる横断面が鉤状の胴縁の、上記第2板部に所定の間隔
    をおいて下縁内側に第2板部に対して鋭角に折曲された
    はずれ止めを有する長方形の取付け孔を穿設し、この取
    付け孔が穿設された胴縁の第1板部を建築物の間柱の側
    面に沿いかつその不陸を調整して取付けて下地とし、先
    端部に上記取付け孔のはずれ止めに係合する係止爪を有
    する、上記取付け孔の幅より大きくない幅の鉤状に折曲
    された係止部が上部に、上記係止部と反対側に突出し、
    板材を係止する板材取付け部が下部に一体に連設された
    金具本体よりなる取付け金具の上記係止部を上記取付け
    孔に引っ掛けて、上記金具本体を第2板部に当接すると
    ともに板材取付け部によって板材をとめ付けることを特
    徴とする建築用板材の取付け工法。
  2. 【請求項2】長手両縁に本実等の接合部を有する長方形
    の板材を建築物の下地に取付ける建築用板材の取付け工
    法において、長尺長方形の第1板部と、この第1板部の
    一方の長手縁に第1板部に対して直角、かつ一体に連設
    された上記第1板部より幅の狭い第2板部と、上記第2
    板部の長手縁に第2板部に対して直角で、第1板部と対
    向して一体に連設されたさらに幅の狭い第3板部とより
    なる横断面が鉤状の胴縁の、上記第3板部を先端部にこ
    まかい凹凸を有する断面半円状に形成し、上記第1板部
    を間柱に不陸を調整して取付けて下地とし、下部に板材
    取付け部が一体に連続され、側縁に、上記板材取付け部
    と半谷側に180゜屈曲され、先端が金具本体に近接する
    とともに、上記第3板部の凹凸に係合する凹凸が形成さ
    れた把持部が一体に連設された金具本体よりなる取付け
    金具の、上記把持部によって、第3板部を把持せしめ、
    第2板部と金具本体とを当接させるとともに、板材取付
    部によって板材をとめ付けることを特徴とする建築用板
    材の取付け工法。
  3. 【請求項3】長手両縁に本実等の接合部を有する長方形
    の板材を建築物の下地に取付ける建築用板材の取付け工
    法において、長尺長方形の第1板部と、この第1板部の
    一方の長手縁に第1板部に対して直角、かつ一体に連設
    された上記第1板部より幅の狭い第2板部と、上記第2
    板部の長手縁に第2板部に対して直角で、第1板部と対
    向して一体に連設されたさらに幅の狭い第3板部とより
    なる横断面が鉤状の胴縁の、上記第1板部、第3板部を
    挿通するピン孔を長さ方向に所定の間隔をおいて設け、
    上記第1板部を間柱に不陸を調整して取付けて下地と
    し、側縁に、それぞれ直角かつ同じ方向に突出し、その
    間隔が上記胴縁の第1板部、第3板部の外面を挟持する
    寸法で、挟持した場合、上記ピン孔と合致する係止孔が
    穿設されている係止板および下部に上記係止板と反対方
    向に突出する板材取付け部が一体に連設された金具本体
    よりなる板材取付け金具の、上記係止板によって、上記
    第1板部および第3板部を把持せしめ、上記係止孔、ピ
    ン孔に係止ピンを挿通して、第2板部と金具本体とを当
    接せしめるとともに、板材取付け部によって板材をとめ
    付けることを特徴とする建築用板材の取付け工法。
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