JP2655373B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP2655373B2 JP30557391A JP30557391A JP2655373B2 JP 2655373 B2 JP2655373 B2 JP 2655373B2 JP 30557391 A JP30557391 A JP 30557391A JP 30557391 A JP30557391 A JP 30557391A JP 2655373 B2 JP2655373 B2 JP 2655373B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真感光材料を複数の
処理液に順次浸漬して処理するに際し、異なる処理液の
間に溶剤液を充填して処理液の混合(コンタミネーショ
ン)を防止した構成の感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料を処理する際に、感光材料
の進行に伴い前浴の処理液が後浴の処理液中に混入する
と、処理液の成分が変化して適正な処理が行われず、処
理ムラとなってしまう。そこで、処理液の混入するため
に、特開平1−105946号に開示されているよう
に、異なる複数の処理液層の下に処理液より比重の大き
くかつ溶解度が10重量%以下の有機溶剤液の層を設け
た感光材料処理装置が提案されている。この装置によれ
ば、処理液と溶剤液との比重の関係で複数の処理液は溶
剤液により分離されているので混合することはない。ま
た感光材料が処理液から溶剤液中に搬送された際に処理
液が溶剤液中に混入しても処理液成分は溶剤液中を上昇
して処理液中に戻り、感光材料が溶剤液中から次の処理
液中に搬送された際に溶剤液がこの処理液中に混入して
も溶剤液は処理液中を下降して溶剤液中に戻る。そのた
め、感光材料の処理中であっても溶剤液を介して異なる
処理液が混合されることはない。
【0003】またこの溶剤液は比重が高いので、感光材
料が通過するときに、感光材料表面に付着していた処理
液成分を除去する(スクイズ)機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】感光材料を処理すると
きに、処理液の成分分布が均一になるように処理液を攪
拌することが好ましいが、上記のように互いの液が接し
ていると界面が平坦にならず波打ったようになる。ま
た、感光材料が処理液と溶剤液の界面を通過するときの
衝撃や処理液の攪拌により液泡が生じてしまう。すると
感光材料が処理液中から溶剤液中に進入した際のスクイ
ズ機能が低下し、感光材料表面に付着した処理液成分を
確実に除去することができず、適正な処理が行われな
い。更には、処理液中への浸漬時間が不均一になり、感
光材料を均一に処理することができない。
【0005】本発明の目的は上記問題を解決することに
あり、上記溶剤液によるスクイズ機能の低下を招くこと
のなく、均一な処理を行うことのできる感光材料処理装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、ハロゲン化銀感光材料を写真処理液で処理した後、
該処理液の下層として設けられており、比重が1.1以
上でかつ水に対する溶解度が10重量%以下の溶剤の液
を通過させる感光材料処理装置において、感光材料の通
路を有し前記処理液と前記溶剤の液とを分離する液遮断
部材を、前記処理液と前記溶剤の液との接触界面に位置
させて設けたことを特徴とする感光材料処理装置によっ
て達成される。
【0007】すなわち、液遮断部材を両液の接触界面に
位置させて設けることにより、処理液を攪拌した際の処
理液の振動が溶剤液にほとんど伝わらず、また液遮断部
材が溶剤液を押さえるので、処理液の攪拌や感光材料の
搬送によっても、溶剤液面が波打つことはなく、処理液
への浸漬時間が一定になり、均一な処理を行うことがで
きる。更に、処理液を攪拌しても溶剤液面が波打たない
ので、均一な処理を行うことができ、しかも高速攪拌に
よる悪影響がないので迅速に処理することができる。ま
た、溶剤液による感光材料のスクイズ機能を一定に維持
することができる。
【0008】また、処理液が感光材料に付着して溶剤液
中に持ち込まれても、処理液は溶剤液より比重が小さい
ので感光材料通路から上層に戻ることができる。この場
合、感光材料通路を液遮断部材の最高部に形成し液遮断
部材の下面を下降させておけば、処理液は必ず感光材料
通路に向かって上昇し通路から上層に戻ることができ
る。なお、感光材料通路とは別に処理液が通過できるよ
うな孔(形状の限定はない)を設けてもよい。また、液
遮断部材は処理槽に固定した方が好ましいが、比重が処
理液と溶剤液との間の材料により液遮断部材を形成して
浮蓋のように設けてもよい。
【0009】本発明で用いる溶剤は、比重が1.1以
上、好ましくは1.2以上、より好ましくは1.4〜
2.9である。すなわち、ここで比重が処理液の約1と
ほとんど同じであると両者が混合してしまうので好まし
くないからである。また、水に対する溶解度が10重量
%(以下、%と略称する。)以下、好ましくは1%以
下、より好ましくは0.1%以下のものであり、主とし
てハロゲン化炭化水素系溶剤が用いられる。しかし、他
の溶剤でも上記要件を満足するものであれば使用するこ
とができ、例えば二硫化炭素、炭酸エチレン、o−ニト
ロアニソール、ニトロベンゼン、モノクロル酢酸、トリ
クロル酢酸、グリセリン−α,γ−ジクロルヒドリンな
どがあげられる。尚、当然のことながら、ハロゲン化銀
感光材料の支持体を溶解したり等、感光材料に悪影響を
与えないものが好ましい。このうち、特にハロゲン化炭
化水素系溶剤が好ましく、例えば、テトラクロルエチレ
ン(比重1.62〜1.63;水への溶解度160mg
/リットル)、トリフッ化トリ塩化エタン(比重1.5
7;水への溶解度90mg/リットル)、塩化メチレン
(比重1.33)、クロロホルム(比重1.49)、四
塩化炭素(比重1.59)、1,1,1−トリクロルエ
タン(比重1.35)、1,1,2−トリクロルエタン
(比重1.44)、テトラクロルエタン(比重1.59
〜1.60)、ペンタクロルエタン(比重1.68)、
ヘキサクロルエタン(比重2.09)、トリクロルエチ
レン(比重1.46)、テトラクロルエチレン(比重
1.62)、1,2,3−トリクロルプロパン(比重
1.39)、臭化エチレン(比重2.16)、テトラブ
ロムエタン(比重2.96)、クロルブロムメタン(比
重1.92)、エチレンクロルプロミド(比重1.7
4)、o−ジクロルベンゼン(比重1.31)、1,
2,4−トリクロルベンゼン(比重1.46)、o−ジ
ブロムベンゼン(比重1.97)、フルオロジクロルメ
タン(比重1.43)、ジクロルジフルオルメタン(比
重1.33)、フルオルトリクロルメタン(比重1.4
9)、トリフルオルモノブロムメタン(比重1.5
7)、1,1,2−トリクロル−1,2,2−トリフル
オルエタン(比重1.58)、1,1,2,2−テトラ
クロロ−1,2−ジフルオロエタン(比重1.64)な
どがあげられる。これらは単独でも2種以上混合して用
いてもよい。
【0010】本発明では写真処理液でハロゲン化銀感光
材料を処理した後、該処理液の下層として設置された上
記溶剤の相を通過させることを特徴とする。ここで写真
処理液としては、ハロゲン化銀感光材料の現像処理工程
で用いる処理液、例えば現像液、漂白液、定着液、漂白
定着液、リンス液等があげられる。また、現像液として
は黒白現像液、発色現像液があげられる。本発明では、
該溶剤層を通過するに要する時間は任意とすることがで
きるが、現像処理液成分、特に現像主薬が感光材料から
溶剤中へ移動するのに十分な時間を処理速度との関連で
決めるのがよい。一般的には、該溶剤層を1〜60秒、
好ましくは3〜20秒かけて通過するのがよい。また溶
剤で処理する温度は20〜80℃、好ましくは30〜6
0℃である。
【0011】次に本発明の処理装置における処理工程及
び各工程で使用する処理液、処理される感光材料の種類
について記載する。 処理工程 本発明では、下記のA〜Kにおいて発色現像の次に溶剤
処理を設けることができ、L〜Oにおいては、黒白現像
及び/又は発色現像の後に溶剤処理を設けることができ
る。尚、P及びQにおいては黒白現像の後に溶剤処理を
設ける。さらに、現像工程以外の処理工程の間にも溶剤
処理を設けることができる。
【0012】A.発色現像−漂白定着−水洗−乾燥 B.発色現像−リンス−漂白定着−水洗−乾燥 C.発色現像−漂白−定着−水洗−乾燥 D.発色現像−漂白−漂白定着−定着−水洗−乾燥 E.発色現像−漂白−漂白定着−水洗−乾燥 F.発色現像−定着−漂白定着−水洗−乾燥 G.発色現像−漂白−水洗−定着−水洗−安定−乾燥 H.発色現像−漂白−定着−水洗−安定−乾燥 I.発色現像−漂白−漂白定着−水洗−安定−乾燥 J.発色現像−漂白定着−水洗−安定−乾燥 K.発色現像−定着−漂白定着−水洗−安定−乾燥 L.黒白現像−リンス−反転−発色現像−調整−漂白−
定着−水洗−安定−乾燥 M.黒白現像−リンス−発色現像−漂白−定着−水洗−
安定−乾燥 N.黒白現像−リンス−発色現像−漂白−漂白定着−水
洗−安定−乾燥 O.黒白現像−リンス−発色現像−漂白定着−水洗−安
定−乾燥 P.黒白現像−定着−水洗−乾燥 Q.黒白現像−停止−定着−水洗−乾燥
【0013】上記A〜Qの方法は、あくまでも例示のた
めに記載したものであり、本発明の処理は上記処理工程
に限定されるものではない。尚、上記Bの方法では、現
像処理→溶剤処理に続いて水洗(リンス)が設けられて
いるが、このようにリンスを行うと、ハロゲン化銀感光
材料を構成する乳剤層内部に取り込まれた現像液成分を
少量の水で除去できるので好ましい。また、上述したよ
うに、本発明では溶剤層を現像液等の写真処理液の下層
として設けるので、上記L〜Oのように工程が複雑な場
合に、処理工程の長さを圧縮でき、コンパクトな処理機
をつくることができる。また、L〜Oにおいて黒白現像
の後にも溶剤処理を設けると、次の水洗を省略できると
いう大きな利点が得られるのである。
【0014】現像処理 本発明では、現像液として発色現像液又は黒白現像液を
用いる。このうち、発色現像液は、好ましくは芳香族第
一級アミン系発色現像主薬を主成分とするアルカリ性水
溶液である。この発色現像主薬としては、アミノフェノ
ール系化合物も有用であるが、p−フェニレンジアミン
系化合物が好ましく使用され、その代表例としては3−
メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、3−
メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン、3−
メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−メトキシエ
チルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩もしくはp−
トルエンスルホン酸塩が挙げられる。これらの化合物は
目的に応じて2種以上併用することもできる。
【0015】発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホ
ウ酸塩もしくはリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物
塩、沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾー
ル類もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤また
はカブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要
に応じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシル
アミン、亜硫酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバジ
ド類、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸
類、トリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコールのような有機溶
剤、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコール、四
級アンモニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素
形成カプラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイド
ライドのようなカブラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾ
リドンのような補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリ
オルボン酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン
酸、ホスホノカルボン酸に代表されるような各種キレー
ト剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジア
ミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、1−ヒド
ロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−
N,N,N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジアミ
ン−N,N,N′−N′−テトラメチレンホスホン酸、
エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)
及びそれらの塩を代表例として挙げることができる。
【0016】また反転処理を実施する場合は通常黒白現
像を行ってから発色現像する。この黒白現像液には、ハ
イドロキノンなどのジヒドロキシベンゼン類、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類また
はN−メチル−p−アミノフェノールなどのアミノフェ
ノール類など公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み
合わせて用いることができる。これらの発色現像液及び
黒白現像液のpHは一般的には9〜12である。またこ
れらの現像液の補充量は、処理するカラー写真感光材料
にもよるが、一般に感光材料1平方メートル当たり3リ
ットル以下であり、補充液中の臭化物イオン濃度を低減
させておくことにより500ml以下にすることもでき
る。補充量を低減する場合には処理槽の空気との接触面
積を小さくすることによって液の蒸発、空気酸化を防止
することが好ましい。また現像液中の臭化物イオンの蓄
積を抑える手段を用いることにより補充量を低減するこ
ともできる。
【0017】漂白及び/又は定着処理(脱銀処理) 発色現像後、通常漂白処理される。漂白処理は定着処理
と同時に行なわれてもよいし(漂白定着処理)、個別に
行なわれてもよい。更に処理の迅速化を図るため、漂白
処理後漂白定着処理する処理方法でもよい。さらに二槽
の連続した漂白定着浴で処理すること、漂白定着処理の
前に定着処理すること、又は漂白定着処理後漂白処理す
ることも目的に応じ任意に実施できる。漂白剤として
は、例えば鉄 (III)、コバルト(III) 、クロム(VI)、銅
(II)などの多価金属の化合物、過酸類、キノン類、ニト
ロ化合物等が用いられる。代表的漂白剤としてはフェリ
シアン化物;重クロム酸塩;鉄(III) もしくはコバルト
(III) の有機錯塩、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四
酢酸、メチルイミノ二酢酸、1,3−ジアミノプロパン
四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、などのア
ミノポリカルボン酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リン
ゴ酸などの錯塩;過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸
塩;ニトロベンゼン類などを用いることができる。これ
らのうちエチレンジアミン四酢酸鉄(III)錯塩を始めと
するアミノポリカルボン酸鉄(III) 錯塩及び過硫酸塩は
迅速処理と環境汚染防止の観点から好ましい。さらにア
ミノポリカルボン酸鉄(III) 錯塩は漂白液においても、
漂白定着液においても特に有用である。これらのアミノ
ポリカルボン酸鉄(III) 錯塩を用いた漂白液又は漂白定
着液のpHは通常5.5〜8であるが、処理の迅速化の
ために、さらに低いpHで処理することもできる。
【0018】漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴に
は、必要に応じて漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤として、具体的には、米国特許第3,
893,858号、西独特許第1,290,812号、
特開昭53−95630号、リサーチ・ディスクロージ
ャーNo.17129号(1978年7月)などに記載
のメルカプト基またはジスルフィド結合を有する化合
物;特開昭50−140129号に記載のチアゾリジン
誘導体;米国特許第3,706,561号に記載のチオ
尿素誘導体;特開昭58−16235号に記載の沃化物
塩;西独特許第2,748,430号に記載のポリオキ
シエチレン化合物類;特公昭45−8836号記載のポ
リアミン化合物;臭化物イオン等があげられる。なかで
もメルカプト基またはジスルフィド基を有する化合物が
促進効果が大きいので好ましく、特に米国特許第3,8
93,858号、西独特許第1,290,812号、特
開昭53−95630号に記載の化合物が好ましい。更
に、米国特許第4,552,834号に記載の化合物も
好ましい。これらの漂白促進剤は感材中に添加してもよ
い。撮影用のカラー感光材料を漂白定着するときにこれ
らの漂白促進剤は特に有効である。
【0019】定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸
塩、チオエーテル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物
塩等をあげることができるが、チオ硫酸塩の使用が一般
的であり、特にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使用
できる。漂白定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩や重亜
硫酸塩あるいはカルボニル重亜硫酸付加物が好ましい。
【0020】水洗及び/又は安定化処理 上記脱銀処理後、水洗及び/又は安定工程を経るのが一
般的である。水洗工程の水洗水量は、感光材料の特性
(例えばカプラー等使用素材による)、用途、更には水
洗水温、水洗タンクの数(段数)、向流、順流等の補充
方式、その他種々の条件によって広範囲に設定し得る。
このうち、多段向流方式における水洗タンク数と水量の
関係は、Journal of the Society of Motion Picture a
nd Television Engineers 第64巻、p.248〜25
3(1955年5月号)に記載の方法で求めることがで
きる。
【0021】前記文献に記載の多段向流方式によれば、
水洗水量を大幅に減少し得るが、タンク内における水の
滞留時間の増加により、バクテリアが繁殖し、生成した
浮遊物が感光材料に付着する等の問題が生じる。本発明
のカラー感光材料の処理において、このような問題の解
決策として、特願昭61−131632号に記載のカル
シウムイオン、マグネシウムイオンを低減させる方法を
極めて有効に用いることができる。また、特開昭57−
8542号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアペン
ダゾール類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩
素系殺菌剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著
「防菌防黴剤の化学」、衛生技術会編「微生物の滅菌、
殺菌、防黴技術」、日本防菌防黴学会編「防菌防黴剤事
典」に記載の殺菌剤を用いることもできる。
【0022】使用する水洗水のpHは、4〜9であり、
好ましくは5〜8である。水洗水温、水洗時間も、感光
材料の特性、用途等で種々設定し得るが、一般には、1
5〜45℃で20秒〜10分、好ましくは25〜40℃
で30秒〜5分の範囲が選択される。更に、本発明の感
光材料は、上記水洗水に代り、直接安定波によって処理
することもできる。このような安定化処理においては、
特開昭57−8543号、同58−14834号、同6
0−220345号に記載の公知の方法はすべて用いる
ことができる。
【0023】又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処
理する場合もあり、その例として、撮影用カラー感光材
料の最終浴として使用される、ホルマリンと界面活性剤
を含有する安定浴を挙げることができる。この安定浴に
も各種キレート剤や防黴剤を加えることもできる。上記
水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー液は
脱銀工程等他の工程において再利用することもできる。
【0024】本発明におけるハロゲン化銀カラー感光材
料には処理の簡略化及び迅速化の目的で発色現像主薬を
内蔵しても良い。内蔵するためには、発色現像主薬の各
種ブレカーサーを用いるのが好ましい。例えば米国特許
第3,342,597号記載のインドアニリン系化合
物、同第3,342,599号、リサーチ・ディスクロ
ージャー14,850号及び同15,159号記載シッ
フ塩基型化合物、同13,924号記載のアルドール化
合物、米国特許第3,719,492号記載の金属塩錯
体、特開昭53−135628号記載のウレタン系化合
物を挙げることができる。
【0025】本発明におけるハロゲン化銀カラー感光材
料は、必要に応じて、発色現像を促進する目的で、各種
の1−フェニル−3−ピラゾリドン類を内蔵しても良
い。典型的な化合物は特開昭56−64339号、同5
7−144547号、及び同58−115438号等に
記載されている。上記各種処理液は10℃〜50℃で使
用される。通常は33℃〜38℃の温度が標準的である
が、より高温にして処理を促進し処理時間を短縮した
り、逆により低温にして画質の向上や処理液の安定性の
改良を達成することができる。また、感光材料の節銀の
ため西独特許第2,226,770号または米国特許第
3,674,499号に記載のコバルト補力もしくは過
酸化水素補力を用いた処理を行ってもよい。
【0026】処理対象 本発明の装置で処理される感光材料としては、例えばカ
ラーペーパー、カラー撮影用ネガフィルム、カラー反転
フィルム、カラー反転(直接ポジ)ペーパー等のカラー
感光材料、黒白ネガフィルム、医療用感光材料、印刷用
感光材料、マイクロフィルム等の黒白感光材料を挙げる
ことができる。
【0027】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されない。
【0028】図1は本発明の実施態様である感光材料処
理装置の断面図である。処理槽2は底部近傍を除いて隔
壁4により仕切られており、下層には溶剤液6が充填さ
れており、その上層には例えば現像液8と漂白定着液1
0とがそれぞれ充填されている。溶剤液6としては例え
ばダイフロンS−1、ダイフロンS−2、ダイフロンS
−3(いずれも商品名)を用いることができる。溶剤液
6の比重は現像液8及び漂白定着液10の比重より大き
く、静止状態で3種の液は分離している。溶剤液6の比
重をγS 、現像液8の比重をγD 、深さをa、漂白定着
液10の比重をγF 、深さをbとすると、溶剤液面の差
xは下式で表される。 x=(γF b−γD a)/γS
【0029】感光材料12は図示しない搬送手段(搬送
ローラ、搬送ベルト等)により想像線で示すように矢印
方向へ搬送されて、各処理液に浸漬して処理される。溶
剤液6と現像液8及び漂白定着液10の界面に位置して
液遮断部材14が設けられており、この液遮断部材14
は処理槽2に固着されている。液遮断部材14には感光
材料12が通過するスリット状の通路16が形成されて
おり、感光材料12は通路16を通って他の液中に搬送
される。更に、液遮断部材14には貫通孔18が形成さ
れている。感光材料12の移動により現像液8の一部は
溶剤液6中に持ち込まれ、また感光材料12が溶剤液6
中を移動することにより感光材料12に付着していた現
像液8が除去される。このようにして溶剤液6中に混入
した現像液8は溶剤液6中を上昇し、貫通孔18及び通
路16から現像液8中に戻るようになっている。また、
感光材料12が溶剤液6中から漂白定着液10中に移動
した際に溶剤液6の一部が漂白定着液10中に持ち込ま
れるが、溶剤液6は漂白定着液10中を下降して液遮断
部材14の貫通孔18及び通路16から溶剤液6中に戻
るようになっている。
【0030】液遮断部材14に感光材料12の通路16
が形成されているだけでも、現像液8及び溶剤液10は
それぞれ上記のように戻ることができるが、液遮断部材
14は通路16以外に貫通孔18を有することが好まし
い。図2は液遮断部材14の変形例の平面図であり、
(a)に示す液遮断部材14は貫通孔18がスリット孔
であり、(b)に示す液遮断部材14は貫通孔18が円
孔である。
【0031】液遮断部材14は感光材料12の通過を可
能にしながらも、現像液8と溶剤液6との界面を実質的
に水平に維持しているので、界面が波打つことがない。
したがって、現像液8の成分分布や濃度分布を均一にす
るために現像液10を攪拌しても、界面が波打たないの
で浸漬時間が一定になり、また溶剤液6によるスクイズ
機能も一定になる。また、漂白定着液10を同様に攪拌
しても溶剤液6との界面が波打たないので浸漬時間が一
定になる。更に、攪拌による悪影響がないので高速攪拌
も可能であり、ムラなく迅速に現像処理及び漂白定着処
理を行うことができる。また、感光材料12の移動によ
り溶剤液6内に持ち込まれた現像液8は、浮き上がって
元の上層に戻るので、現像液8が漂白定着液10に混入
することがなく、漂白定着液10の変質も防止すること
ができ、良好な漂白定着処理を保証できる。
【0032】図3は液遮断部材14の他の変形例を備え
た感光材料処理装置の断面図であり、液遮断部材14以
外は図1に示す装置と同じ構成である。この液遮断部材
14は上記貫通孔18がなく通路16だけが形成されて
いるが、搬送方向上流側の液遮断部材14は下面が通路
16に向かって上昇傾斜しており、下流側の液遮断部材
14は上面が通路16に向かって下降傾斜している。液
遮断部材14のこのような形状により、溶剤液6中に混
入した現像液8は液遮断部材14の下面に沿って通路1
6に向かって上昇し上層に戻る。また、漂白定着液10
中に混入した溶剤液6は液遮断部材14の上面に沿って
通路16に向かって下降し下層に戻る。このような簡単
な形状であっても、図1に示す液遮断部材14と同様の
効果が得られる。
【0033】図1及び図3に示す処理装置は現像処理と
漂白処理とを行う装置であるが、この装置に連設する水
洗槽又はリンス槽も同じ構成とすることができる。写真
処理を行うための処理槽で処理液どうしを上記溶剤液で
仕切り、かつ処理液と溶剤液との間に液遮断部材14を
設けて処理することにより、処理液が混合されることは
なく、また処理液と溶剤液の界面もほぼ平坦に維持でき
るので、少量の処理液でも適正な処理を行うことがで
き、処理装置を小型にすることができる。
【0034】図1及び図3に示す処理装置は、上層に現
像液と漂白定着液とを充填したものであるが、充填する
液としてはこれらに限定されない。上流側と下流側での
上層の処理液の組合せとしては、現像液と漂白液、漂白
液と定着液、定着液と水洗水、水洗水と安定化液等があ
る。これらのいずれの液の組合せに対して本発明を適用
しても、両液の界面を一定に維持することができるので
適正な浸漬時間が得られる。更に、両液は溶剤液により
分離されているので両液が混合することはなく、両液の
変質や劣化を防止することができる。更に、感光材料に
付着した前浴の液は溶剤液と接触により確実に除去され
るので、前浴の液が後浴の液に混入することはない。
【0035】図4は水洗処理又はリンス処理に溶剤液6
を利用した水洗装置の概略構成図である。水洗装置は4
槽の水洗槽W1,W2,W3,W4が設けられている。
第1水洗槽W1と第2水洗槽W2との間、及び第3水洗
槽W3と第4水洗槽W4との間は、それぞれ前述の装置
と同様に底部近傍を除いて隔壁20により仕切られてい
る。なお、第2水洗槽W2と第3水洗槽W3との間も同
様な隔壁で仕切ってもよい。各水洗槽の下層には水と混
和しない溶剤液6が充填されており上層には水洗水19
が充填されている。そして、水洗槽は下流側の槽から順
次上流側に向かって水洗水がオーバーフローするように
カスケード配管されており、新鮮水は第4水洗槽W4に
補充される。したがって、水洗水19は上流側に向かう
ほど清浄度が低くなっている。
【0036】またこの装置をリンス処理に適用した場合
は、第1水洗槽W1で硫化が起こることもあるが、硫化
物やコロイド銀等は高濃度液中に沈澱するので、これら
沈澱物が感光材料12に付着して感光材料12が汚れる
ことはない。また、銀の回収も容易になる。
【0037】図5は水洗装置の変形例の概略構成図であ
る。この水洗装置は断面がU字状かつスリット状に形成
された水洗槽を2つ連続して設けたものであり、U字状
の底部には溶剤液6が充填されており、その上部には水
洗水19が充填されて4つの水洗槽W1,W2,W3,
W4が構成されている。2つのU字状水洗槽の連結部分
である図中の逆U字状部はブレードシャッタ20で仕切
られており、感光材料12が通過していないときやブレ
ードシャッタ20の左右で水圧差がないときは水洗水1
9が通過しないようになっている。
【0038】また、第1水洗槽W1と第2水洗槽W2と
の間、及び第3水洗槽W3と第4水洗槽W4との間は、
それぞれバイパス管22で連結されており、各バイパス
管22には弁24が設けられている。第4水洗槽W4に
はポンプ26により新鮮水28が圧入されて補充される
ようになっており、ポンプ26は制御装置30により作
動を制御される。また、バイパス管22に設けた弁24
も制御装置30により作動を制御され、ポンプ26の作
動と同時に弁24が開くように作動される。そして、ポ
ンプ26により第4水洗槽W4に新鮮水が圧入される
と、第4水洗槽W4から第3水洗槽W3に水洗水19が
流れ、第2水洗槽W2から第1水洗槽W1に水洗水が流
れ、更に第3水洗槽W3から第2水洗槽W2へもブレー
ドシャッタ20の隙間を通って水洗水19が流れる。こ
のように、水洗水19は順次上流槽に流れるので、水洗
槽はカスケード状態になり、上流側にある槽ほど水洗水
19の清浄度が低くなっている。
【0039】このようなスリット状の水洗槽W1〜W4
に充填された水洗水をカスケード状態にして処理するこ
とにより、極めて少量の水により水洗を行うことがで
き、廃液量を減らすことができる。更に、硫化物やコロ
イド銀が生じてもこれらは溶剤液中に沈澱するので感光
材料に付着することはなく、銀の回収も容易である。
【0040】なお、逆U字状部は図6に示す構成であっ
てもよい。図6示す構成では、処理槽上部が開放してお
り、逆U字状部では第3水洗槽W3内の水洗水が第2水
洗槽W2へオーバーフローするようになっている。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、液遮断部材を両液の接
触界面に位置させて設けることにより、処理液を攪拌し
た際の処理液の振動が溶剤液にほとんど伝わらず、また
液遮断部材が溶剤液を押さえるので、処理液の攪拌や感
光材料の搬送によっても、溶剤液面が波打つことはな
い。したがって処理液による感光材料の処理及び溶剤液
による感光材料のスクイズ機能も一定に維持することが
できる。また、処理液成分が感光材料に付着して溶剤中
に持ち込まれても、処理液成分は溶剤より比重が小さい
ので感光材料通路から処理液中に戻ることができ、前浴
の液が後浴の液に混入することがなく、両液の変質を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は感光材料処理装置の断面図である。
【図2】図2は液遮断部材の平面図である。
【図3】図3は感光材料処理装置の変形例の断面図であ
る。
【図4】図4は水洗装置の概略構成図である。
【図5】図5は水洗装置の変形例の概略構成図である。
【図6】図6は図5の逆U字部の変形例の構成図であ
る。
【符号の説明】
2 処理槽 4 隔壁 6 溶剤液 8 現像液 10 漂白定着液 12 感光材料 14 液遮断部材 16 通路 18 貫通孔 20 ブレードシャッター 22 バイパス管 24 弁 26 ポンプ 28 新鮮水 30 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀感光材料を写真処理液で処
    理した後、該処理液の下層として設けられており、比重
    が1.1以上でかつ水に対する溶解度が10重量%以下
    の溶剤の液を通過させる感光材料処理装置において、 感光材料の通路を有し前記処理液と前記溶剤の液とを分
    離する液遮断部材を、前記処理液と前記溶剤の液との接
    触界面に位置させて設けたことを特徴とする感光材料処
    理装置。
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