JP2655162B2 - 合成樹脂フィルム包装体 - Google Patents
合成樹脂フィルム包装体Info
- Publication number
- JP2655162B2 JP2655162B2 JP63061754A JP6175488A JP2655162B2 JP 2655162 B2 JP2655162 B2 JP 2655162B2 JP 63061754 A JP63061754 A JP 63061754A JP 6175488 A JP6175488 A JP 6175488A JP 2655162 B2 JP2655162 B2 JP 2655162B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- package
- synthetic resin
- resin film
- packaged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
- Packages (AREA)
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱収縮性合成樹脂フイルムにより商品を包
んで成る合成樹脂フイルム包装体に関する。
んで成る合成樹脂フイルム包装体に関する。
従来、熱収縮性合成樹脂フイルムによる商品の包装と
して、フイルムにより商品を包むとともにこのフイルム
の一端部をフイルム外面に重合させ、この重合部分を熱
溶着させるものが知られている。
して、フイルムにより商品を包むとともにこのフイルム
の一端部をフイルム外面に重合させ、この重合部分を熱
溶着させるものが知られている。
このような包装体の開封性を良くするため、特開昭62
−168872号公報および実開昭60−167780号公報には、重
合部分にカツトテープを設ける構成が開示されている。
しかしこのような構成においては、包装工程でカツトテ
ープを重合部分に挿入するために、包装システムに特別
な装置を設置しなければならないという問題がある。
−168872号公報および実開昭60−167780号公報には、重
合部分にカツトテープを設ける構成が開示されている。
しかしこのような構成においては、包装工程でカツトテ
ープを重合部分に挿入するために、包装システムに特別
な装置を設置しなければならないという問題がある。
また実開昭59−186262号公報には、包装後、フイルム
に破切部を形成するとともにこの破切部にカツトテープ
を貼付する構成が開示されている。しかしこの場合、破
切部を加工するための特別な装置が必要であり、また被
包装物が柔かい物あるいは脆い物である場合には破損す
るおそれがある。
に破切部を形成するとともにこの破切部にカツトテープ
を貼付する構成が開示されている。しかしこの場合、破
切部を加工するための特別な装置が必要であり、また被
包装物が柔かい物あるいは脆い物である場合には破損す
るおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成を有する包装
機により、被包装物を損傷させるおそれなく得られ、し
かも開封性の優れた合成樹脂フイルム包装体を得ること
を目的としてなされたものである。
機により、被包装物を損傷させるおそれなく得られ、し
かも開封性の優れた合成樹脂フイルム包装体を得ること
を目的としてなされたものである。
本発明は、熱収縮性合成樹脂フイルムの端部を該フイ
ルムの外面に重合させて被包装物を包み、重合部分を熱
接着させてなる合成樹脂フイルム包装体において、該重
合部分の上側に位置するフイルムの端部の内面及び/又
は重合部分の下側に位置するフイルムの上側該端部と略
相接する部分の外面にフイルムの流れ方向に沿つて該重
合部分の巾より狭い巾の離型剤層が設けられていること
を特徴とする合成樹脂フイルム包装体に関するものであ
る。
ルムの外面に重合させて被包装物を包み、重合部分を熱
接着させてなる合成樹脂フイルム包装体において、該重
合部分の上側に位置するフイルムの端部の内面及び/又
は重合部分の下側に位置するフイルムの上側該端部と略
相接する部分の外面にフイルムの流れ方向に沿つて該重
合部分の巾より狭い巾の離型剤層が設けられていること
を特徴とする合成樹脂フイルム包装体に関するものであ
る。
以下図示実施例に基いて本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る合成樹脂フイルム包
装体10を示す。この包装体10は、例えば直方体状の被包
装物を、塩化ビニル、ポリプロピレンおよびポリエチレ
ン等から成る1枚の熱収縮性合成樹脂フイルムにより包
んで形成される。すなわちフイルムは、被包装物の表面
形状に沿つて張られており、被包装物との間に実質的に
大きな隙間を有しない。包装工程において、包装体の縁
部11に形成される開口は熱接着により密封され、またフ
イルム端部の重合部分12は熱接着により接合される。第
1図において実線13は上側に位置するフイルムの端部
(以下、上側端部と略称することがある)を、破線Bは
下側に位置するフイルムの端部を示し、重合部分12のう
ち破線Bと点線Cの間の部分は熱溶着により相互に接着
しているが、点線Cと実線13に挾まれた部分14は該部分
14のフイルムとフイルムとの間、即ち、フィルムの重合
部分の巾より狭い巾であり、フィルム重合部分の上側端
部の内面(下側に位置するフィルムとの相接する面)及
び/又は該上側端部と略相接する下側フィルムの部分の
外面(上側に位置するフィルムとの相接する面)に離型
剤層が設けられており、実質的に接着されていない。従
つて重合部分12の上側端部13をツメで引つかけることに
より該端部13を容易に引き起こすことができ、これを上
方向に引張ることによりフイルムを比較的容易に破るこ
とができる。
装体10を示す。この包装体10は、例えば直方体状の被包
装物を、塩化ビニル、ポリプロピレンおよびポリエチレ
ン等から成る1枚の熱収縮性合成樹脂フイルムにより包
んで形成される。すなわちフイルムは、被包装物の表面
形状に沿つて張られており、被包装物との間に実質的に
大きな隙間を有しない。包装工程において、包装体の縁
部11に形成される開口は熱接着により密封され、またフ
イルム端部の重合部分12は熱接着により接合される。第
1図において実線13は上側に位置するフイルムの端部
(以下、上側端部と略称することがある)を、破線Bは
下側に位置するフイルムの端部を示し、重合部分12のう
ち破線Bと点線Cの間の部分は熱溶着により相互に接着
しているが、点線Cと実線13に挾まれた部分14は該部分
14のフイルムとフイルムとの間、即ち、フィルムの重合
部分の巾より狭い巾であり、フィルム重合部分の上側端
部の内面(下側に位置するフィルムとの相接する面)及
び/又は該上側端部と略相接する下側フィルムの部分の
外面(上側に位置するフィルムとの相接する面)に離型
剤層が設けられており、実質的に接着されていない。従
つて重合部分12の上側端部13をツメで引つかけることに
より該端部13を容易に引き起こすことができ、これを上
方向に引張ることによりフイルムを比較的容易に破るこ
とができる。
第3図は包装体10の製造方法すなわち包装工程を示
す。合成樹脂フイルム21はロール軸22に巻かれて保持さ
れ、ロール軸22から引出された後、図示されない塗工装
置及び乾燥装置により、一方の端部13の内面(裏面)に
フイルム21の流れ方向に沿つて重合部の巾より狭い巾の
離型剤層15が形成される。
す。合成樹脂フイルム21はロール軸22に巻かれて保持さ
れ、ロール軸22から引出された後、図示されない塗工装
置及び乾燥装置により、一方の端部13の内面(裏面)に
フイルム21の流れ方向に沿つて重合部の巾より狭い巾の
離型剤層15が形成される。
なお、該離型剤層15を形成させるための離型剤は、特
に限定されるものではなく、例えば、シリコーン樹脂、
ポリビニルアルコール、パラフイン、ワツクス類、ポリ
テトラフルオロエチレンデイスパージヨンなど公知のも
のが使用できる。
に限定されるものではなく、例えば、シリコーン樹脂、
ポリビニルアルコール、パラフイン、ワツクス類、ポリ
テトラフルオロエチレンデイスパージヨンなど公知のも
のが使用できる。
次いで、図示されない成形装置により、フイルム21の
両端部は矢印Aの方向に湾曲変形せしめられ、フイルム
21内に被包装物Dの収容空間23が形成される。この時、
内面に離型剤層15を有する端部が、第3図において下側
すなわち他端部の外面に重合される。すなわち重合部分
12は収容空間23の下側に位置する。またこの時、フイル
ム21の収容空間23より前方部分すなわち前縁部16が溶断
カツタ24により加熱されて切断される。これにより、前
縁部16において上側のフイルムと下側のフイルムが溶着
し、被包装物Dが収容空間23の開口部から矢印Eに沿つ
て挿入される。
両端部は矢印Aの方向に湾曲変形せしめられ、フイルム
21内に被包装物Dの収容空間23が形成される。この時、
内面に離型剤層15を有する端部が、第3図において下側
すなわち他端部の外面に重合される。すなわち重合部分
12は収容空間23の下側に位置する。またこの時、フイル
ム21の収容空間23より前方部分すなわち前縁部16が溶断
カツタ24により加熱されて切断される。これにより、前
縁部16において上側のフイルムと下側のフイルムが溶着
し、被包装物Dが収容空間23の開口部から矢印Eに沿つ
て挿入される。
被包装体Dを包んだ包装体10はコンベア25上に受渡さ
れ、この受渡し後、包装体10の後縁部17は溶断カツタ24
により切断される。すなわち包装体10は後続するフイル
ム21から分断される。この状態において、包装体10のフ
イルムは被包装物との間に空隙を有するが、次いでコン
ベア25により移送されて加熱装置26内を通過する間に、
加熱され、これにより熱収縮して被包装物の表面に密着
するようになる。なおこの前の工程において、フイルム
には小さな孔が穿設されており、フイルムの熱収縮時、
フイルム内の空気はこの孔を通つて外部に放出される。
またこの時、コンベア25の表面も加熱装置26により加熱
されており、このコンベア25の熱により、重合部分12は
熱溶着される。次いで、包装体10は加熱装置26から出た
後、冷却され、次の工程へ送られる。
れ、この受渡し後、包装体10の後縁部17は溶断カツタ24
により切断される。すなわち包装体10は後続するフイル
ム21から分断される。この状態において、包装体10のフ
イルムは被包装物との間に空隙を有するが、次いでコン
ベア25により移送されて加熱装置26内を通過する間に、
加熱され、これにより熱収縮して被包装物の表面に密着
するようになる。なおこの前の工程において、フイルム
には小さな孔が穿設されており、フイルムの熱収縮時、
フイルム内の空気はこの孔を通つて外部に放出される。
またこの時、コンベア25の表面も加熱装置26により加熱
されており、このコンベア25の熱により、重合部分12は
熱溶着される。次いで、包装体10は加熱装置26から出た
後、冷却され、次の工程へ送られる。
なお、離型剤層の形成位置は前記の他、フイルム21の
もう一方の端部Bからフイルム中央寄りの位置であつ
て、包装体10を形成した時フイルム重合部分12の端部13
の内面(裏面)と略相接する位置の外面(表面)であつ
てもよく、また、その両方であつてもよい。
もう一方の端部Bからフイルム中央寄りの位置であつ
て、包装体10を形成した時フイルム重合部分12の端部13
の内面(裏面)と略相接する位置の外面(表面)であつ
てもよく、また、その両方であつてもよい。
以上のように本発明によれば、通常の塗工装置及び乾
燥装置を組込んだだけの簡単な構成を有する包装機によ
り、被包装物を損傷させるおそれなく、かつ開封性の優
れた包装体を得ることができる。
燥装置を組込んだだけの簡単な構成を有する包装機によ
り、被包装物を損傷させるおそれなく、かつ開封性の優
れた包装体を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る包装体を示す斜視図、
第2図は包装体10を第1図のI−I′で切断した時の断
面図、第3図は包装工程を示す斜視図、第4図(a)及
び(b)は包装前のフイルム12をII−II′で切断した時
の断面図を示す。 10……包装体、11……包装体の縁部、 12……フイルム重合部分、 13……フイルム重合部分の上側に位置するフイルムの端
部、 15、15′……離型剤層、 16……被包装物収容空間の前縁部、 17……包装体の後縁部、 21……合成樹脂フイルム、22……ロール軸、 23……被包装物の収容空間、 24……溶断カツタ、25……コンベア、 26……加熱装置、 B……フイルム重合部分の下側に位置するフイルムの端
部、 D……被包装物。
第2図は包装体10を第1図のI−I′で切断した時の断
面図、第3図は包装工程を示す斜視図、第4図(a)及
び(b)は包装前のフイルム12をII−II′で切断した時
の断面図を示す。 10……包装体、11……包装体の縁部、 12……フイルム重合部分、 13……フイルム重合部分の上側に位置するフイルムの端
部、 15、15′……離型剤層、 16……被包装物収容空間の前縁部、 17……包装体の後縁部、 21……合成樹脂フイルム、22……ロール軸、 23……被包装物の収容空間、 24……溶断カツタ、25……コンベア、 26……加熱装置、 B……フイルム重合部分の下側に位置するフイルムの端
部、 D……被包装物。
Claims (1)
- 【請求項1】熱収縮性合成樹脂フィルムの端部を該フィ
ルムの外面に重合させて被包装物を包み、重合部分を熱
接着させてなる合成樹脂フィルム包装体において、該重
合部分の上側に位置するフィルムの端部の内面及び/又
は該重合部分の下側に位置するフィルムの上側該端部と
略相接する部分の外面にフィルムの流れ方向に沿って該
重合部分の巾より狭い巾の離型剤層が設けられているこ
とを特徴とする合成樹脂フィルム包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63061754A JP2655162B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 合成樹脂フィルム包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63061754A JP2655162B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 合成樹脂フィルム包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01240459A JPH01240459A (ja) | 1989-09-26 |
JP2655162B2 true JP2655162B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13180262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63061754A Expired - Lifetime JP2655162B2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 合成樹脂フィルム包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655162B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69226641T2 (de) * | 1992-05-27 | 1999-03-11 | Kohjin Co., Ltd., Tokio/Tokyo | Einwickelverfahren und eingewickelter gegenstand |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6138054U (ja) * | 1984-08-08 | 1986-03-10 | 株式会社 とうかい企画 | 容器 |
JPH0610018B2 (ja) * | 1986-01-18 | 1994-02-09 | 大倉工業株式会社 | 熱収縮性合成樹脂フイルムによる包装体の開封方法 |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP63061754A patent/JP2655162B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01240459A (ja) | 1989-09-26 |
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Legal Events
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