JP2652140B2 - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP2652140B2
JP2652140B2 JP6241867A JP24186794A JP2652140B2 JP 2652140 B2 JP2652140 B2 JP 2652140B2 JP 6241867 A JP6241867 A JP 6241867A JP 24186794 A JP24186794 A JP 24186794A JP 2652140 B2 JP2652140 B2 JP 2652140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば田植機体を昇降さ
せる上下用油圧シリンダと、田植機体を左右に傾斜させ
る水平用油圧シリンダとを備えた田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭56−16893号公報に
示す如く、左右一対のローリングセンサにより田植機体
の左右傾斜を検出し、植付け田面に対して田植機体を水
平支持する技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、
ローリングセンサを互に独立して昇降自在に取付ける構
造で、ローリング油圧切換弁を切換える揺動アームに、
互に反対方向に延設させる左右センサワイヤを介し、左
右ローリングセンサを連結させていたから、苗の植付け
深さ調節によってセンサワイヤの緩み長さが変化して検
出感度が変更される不具合があると共に、左右ローリン
グセンサの一方が所定高さに保たれた状態で他方が上昇
または下降したとき、または両方のローリングセンサの
上昇量(または下降量)に差が生じたとき、一方のセン
サワイヤが緩むだけで機体の左右傾斜を適正に検出し得
ない等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、接地
型の左右ローリングセンサを独立して昇降自在に取付け
ると共に、水平制御を行うローリング油圧切換弁及び油
圧シリンダを設ける田植機において、ローリング支点軸
回りの回転によってローリング油圧切換弁を切換える受
筒を設け、受筒内部に芯軸を回転自在に挿入させ、芯軸
両端に入力リンクを介してロッド上端側を連結させ、各
ロッド下端側に左右ローリングセンサを連結させ、左右
ローリングセンサの同一方向の昇降動作によって芯軸を
芯軸軸芯回りに回転させ、かつ左右ローリングセンサの
昇降高さの差によって受筒をローリング支点軸回りに回
転させてローリング油圧切換弁を切換えるように構成し
たもので、左右ローリングセンサが同一方向に同量だけ
昇降したとき、受筒を一定姿勢に保って芯軸だけを回転
させるから、植深調節などによって機体を昇降させても
左右ローリングセンサ接地圧を適正に維持し得ると共
に、左右いずれか一方のローリングセンサだけが昇降し
たとき、または左右ローリングセンサが同一向に異な
る高さに昇降したときにも、左右ローリングセンサの高
さの差によって受筒を回転させるから、機体の左右傾斜
検出機能を従来よりも容易に向上させ得、水平制御を行
うローリング油圧切換弁切換機能の向上などを容易に図
り得るものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は要部の説明図、図2は歩行型田植機の側面
図、図3は同平面図であり、図中(1)はエンジン、
(2)はミッションケース、(3)は前記ミッションケ
ース(2)に伝動ケース(4)を介して連設する植付ケ
ース、(5)は前記エンジン(1)及び各ケース(2)
(3)(4)によって構成する田植機体上側を覆うボン
ネット、(6)は前記ボンネット(5)の後部上面に設
ける予備苗載台、(7)は前記植付ケース(3)に連設
する操向ハンドル、(8)は前記ハンドル(7)の上側
にガイドレール(9)(10)を介して左右に往復摺動
自在に取付ける前低後高の苗載台、(11)は前記植付
ケース(3)に取付けて苗載台(8)を横送り駆動する
横送り軸、(12)は前記植付ケース(3)に植付アー
ム(13)を介して取付けて苗載台(8)から一株分の
苗を取出して植付ける植付爪、(14)は前記ミッショ
ンケース(2)にスイングケース(15)を介して昇降
自在に支持する左右一対の水田車輪、(16)は前記ス
イングケース(15)(15)に左右スイングロッド
(17)(17)を介して連結して左右の水田車輪(1
4)(14)を同時に出入制御して田植機体を昇降させ
る上下用油圧シリンダ、(18)は前記エンジン(1)
及ひ各ケース(2)(3)(4)下側に前部リンク(1
9)及び植付深さレバー(20)を介して支持する植付
田面整地用の均平フロート、(21)は前記植付爪(1
2)の苗の植付深さ変化に伴う前記フロート(18)前
部の昇降を検出するピッチングセンサ、(22)は前記
フロート(18)の後部両側で水田車輪(14)後方に
配設して田植機体の左右方向の傾斜検出並びに轍の整地
(車輪跡消し)を行う偏平橋板形のローリングセンサで
ある。
【0006】図4及び図5に示す如く、前記ミッション
ケース(2)に車体フレーム(23)を介してエンジン
(1)を連設支持し、その車体フレーム(23)に前記
上下用油圧シリンダ(16)を取付けると共に、前記シ
リンダ(16)のピストンロッド(24)先端にピッチ
ング調節筒軸(25)中間を連結固定する。そして前記
筒軸(25)にローリング調節軸(26)中間を回転自
在に内挿させ、前記ローリング調節軸(26)の回転に
より左右のスイングロッド(17)(17)の押引方向
が逆になるように、その軸(26)両端にアーム(2
7)(27)を介して各スイングロッド(17)(1
7)先端を連結すると共に、田植機体の左右傾斜を補正
して略水平に保つ水平用油圧シリンダ(28)を備え、
そのシリンダ(28)を前記筒軸(25)にブラケット
(29)を介して取付け、前記シリンダ(28)のピス
トンロッド(30)をローリング調節軸(26)にアー
ム(31)を介して連結させるもので、上下用油圧シリ
ンダ(16)制御により前記各軸(25)(26)を機
体前後方向に摺動変位させ、左右スイングロッド(1
7)(17)を同一方向に押引して田植機体を昇降さ
せ、苗植付深さを略一定に保つ一方、水平用油圧シリン
ダ(28)制御によりローリング調節軸(26)を回転
させ、左右スイングロッド(17)(17)を異なる方
向に押引して左右車輪(14)(14)の支持高さを異
ならせ、田植機体を略水平に支持するように構成してい
る。
【0007】さらに前記上下用油圧シリンダ(16)を
駆動制御する油圧ユニットケース(34)を備え、その
ユニットケース(34)を前記ミッションケース(2)
の一側に固設すると共に、設定以上の押圧力で縮小する
連接ロッド(35)及びリンク(36)(37)を介し
てそのユニットケース(34)に前記ピッチングセンサ
(21)を連結させ、前記ピッチングセンサ(21)に
より均平フロート(18)前部の昇降動作を検出して上
下用油圧シリンダ(16)を自動的に作動させる一方、
前記操向ハンドル(7)に設けた昇降レバー(38)に
アーム(39)を介して前記ピッチングセンサ(21)
を連結させ、前記昇降レバー(38)の手動操作により
上下用油圧シリンダ(16)を作動させるように構成し
ている。
【0008】次に図6に示す如く、下降規制ストッパ
(40)により下降最低位置を設定するローリングセン
サアーム(41)を備え、前記の左右ローリングセンサ
アーム(41)(41)に後端左右のローリングセンサ
(22)(22)を夫々連設固定すると共に、前記伝動
ケース(4)の後部上側に設けた軸受体(42)に左右
ローリングセンサアーム(41)(41)前端を夫々独
立して回転可能に支持する。また前記水平用油圧シリン
ダ(28)を作動制御するローリング油圧切換弁(4
3)を備え、その切換弁(43)を前記ミッションケー
ス(2)の後部上側に台フレーム(44)を介して固設
すると共に、前記台フレーム(44)にローリング支点
軸(45)を介して受筒(46)中間を支持し、揺動自
在に機体左右方向に前記受筒(46)を横架させ、この
受筒(46)に回転自在に内挿させる芯軸(47)両端
に入力リンク(48)(48)基端を固設し、前記ロー
リングセンサアーム(41)に一体連設したリンク(4
9)と前記入力リンク(48)とをロッド(50)によ
って連結し、各部材(22)(41)(46)(47)
(48)(49)を支点軸(45)を中心に左右対称に
形成するもので、前記アーム(49)と植付ケース
(3)との間に接地保持バネ(51)を張設し、左右対
称に設けるバネ(51)(51)によって左右のローリ
ングセンサ(22)(22)を植付け田面に夫々圧接さ
せると共に、左右のローリングセンサ(22)が略同時
に同一方向に昇降したとき、左右の入力リンク(48)
(48)が芯軸(47)を中心に揺動して前記ローリン
グ油圧切換弁(43)を中立保持する一方、左右ローリ
ングセンサ(22)(22)か異なる方向にまたはいず
れか一方だけが昇降したとき、前記左右リンク(49)
(49)の揺動量の差によりローリング支点軸(45)
を中心に受筒(46)を揺動させ、ローリング油圧切換
弁(43)を作動させて水平用油圧シリンダ(28)を
駆動制御するように構成している。
【0009】上記から明らかなように、接地型の左右ロ
ーリングセンサ(22)(22)を独立して昇降自在に
取付けると共に、水平制御を行うローリング油圧切換弁
(43)及び油圧シリンダ(28)を設ける田植機にお
いて、ローリング支点軸(45)回りの回転によってロ
ーリング油圧切換弁(43)を切換える受筒(46)を
設け、受筒(46)内部に芯軸(47)を回転自在に挿
入させ、芯軸(47)両端に入力リンク(48)(4
8)を介してロッド(50)(50)上端側を連結さ
せ、各ロッド(50)(50)下端側に左右ローリング
センサ(22)(22)を連結させ、左右ローリングセ
ンサ(22)(22)の同一向の昇降動作によって芯
軸(47)を芯軸(47)軸芯回りに回転させ、かつ左
右ローリングセンサ(22)(22)の昇降高さの差に
よって受筒(46)をローリング支点軸(45)回りに
回転させてローリング油圧切換弁(43)を切換えるよ
うに構成している。そして、左右ローリングセンサ(2
2)(22)が同一方向に同量だけ昇降したとき、受筒
(46)を一定姿勢に保って芯軸(47)だけを回転さ
せ、植深調節などによって機体を昇降させても左右ロー
リングセンサ(22)( 22)接地圧を適正に維持でき
ると共に、左右いずれか一方のローリングセンサ(2
2)だけが昇降したとき、または左右ローリングセンサ
(22)(22)が同一方向に異なる高さに昇降したと
きにも、左右ローリングセンサ(22)(22)の高さ
の差によって受筒(46)を回転させ、機体の左右傾斜
検出機能を従来よりも容易に向上させ、水平制御を行う
ローリング油圧切換弁(43)切換機能の向上などを図
れるように構成している
【0010】また前記下降規制ストッパ(40)をU字
形に形成し、上記ガイドレール(9)を支持する苗取出
板(52)下面にブラケット(53)を介して前記スト
ッパ(40)のU字形両端を固設し、前記ストッパ(4
0)にローリングセンサアーム(41)中間を上下動自
在に挿通させ、そのローリングセンサアーム(41)の
下降をストッパ(40)によって規制し、前記左右一対
のローリングセンサ(22)を植付ケース(3)の後側
方で夫々独立して上下動自在に軸受体(42)に支持さ
せると共に、その軸受体(42)を伝動ケース(4)上
側にブラケット(54)を介して固設し、植付ケース
(3)より前側に軸受体(42)を設けて伝動ケース
(4)と略平行にセンサアーム(41)を延出させるも
ので、前記ローリングセンサ(22)の下面を均平フロ
ート(18)下面と略同一高さに位置させるべく、前記
バネ(51)により下動保持するセンサアーム(41)
をストッパ(40)により下降規制すると共に、前記ス
トッパ(40)によりセンサアーム(41)の左右揺動
を阻止し、前記ローリングセンサ(22)の左右移動を
規制するように構成している。
【0011】図1及ひ図6に示す如く、前記ローリング
油圧切換弁(43)のスプールアーム(55)下端と前
記受筒(46)中間とをロッド(56)で連結し、ロー
リング支点軸(45)を中心としたその受筒(46)の
揺動を前記ロッド(56)を介して連動させるスプール
アーム(55)の揺動でもって切換弁(43)のスプー
ル(57)を回動させ、前記切換弁(43)を作動させ
る一方、ローリングロック機構(58)を前記切換弁
(43)に備え、切換弁(43)の作動を中止させるも
ので、前記切換弁(43)を作動させるローリング検出
回動軸であるスプール(57)に前記ローリングロック
機構(58)を可及的に近接させて設けている。
【0012】前記ローリングロック機構(58)は、扇
形切欠(59)を備えるローリングロック板(60)
と、該ロック板(60)を上下操作するローリングロッ
クレバー(61)からなり、固定筒(62)に上下動自
在に挿入するローリングロッド(63)下端を前記ロッ
ク板(60)に連結固定し、そのローリングロッド(6
3)上端の固定ピン(64)を前記レバー(61)先端
の摺動溝(65)に係止させ、ロック板(60)とロッ
クレバー(61)を連動連結し、常時即ち田植機体の水
平制御を行う時は前記切欠(59)上部の円弧面(59
a)が前記切換弁(43)のスプールアーム(55)上
端に固設する係止ピン(66)上方に位置するように前
記ロック板(60)を吊下け支持させ、円弧面(59
a)内方側で前記係止ピン(66)をスプールアーム
(55)と共に揺動させてスプール(55)を回動さ
せ、切換弁(43)を作動させる一方、田植機体が水平
制御によって傾くと不都合な時は前記レバー(61)を
リターンバネ(67)に抗して支点軸(68)を中心に
揺動させてロック板(60)を引上け、切欠(59)両
側の摺動面(59c)(59c)を介して前記切欠(5
9)下部の係止溝(59d)に前記係止ピン(66)を
係合させ、スプールアーム(55)を強制的に垂直状態
で保持して、そのスプール(57)の回動動作を阻止さ
せ、前記切換弁(43)を中立位置で保持するように構
成している。
【0013】また、前記レバー(61)を多段的に係止
するレバー支持板(61a)を備え、前記レバー(6
1)の操作量を調節して前記ロック板(60)の引上げ
量を調節自在に位置保持し、スプールアーム(55)の
揺動に共う前記扇形切欠(59)内での係止ピン(6
6)の揺動範囲を規制するように構成している。
【0014】また前記ロックレバー(61)にワイヤ
(69)を介して図2に示す植付クラッチレバー(7
0)を連結させ、前記レバー(70)の植付クラッチ切
操作でもって前記ローリングロック機構(58)を介し
て切換弁(43)を中立位置で保持すると共に、前記レ
バー(70)の植付クラッチ入操作でもってローリング
ロック機構を解除して前記切換弁(43)を作動させる
ように構成している。
【0015】図7に示す如く、上下用油圧シリンダ(1
6)及び水平用油圧シリンダ(28)にミッションケー
ス(2)内の作動油を圧送する油圧ポンプ(71)と、
上下用及び水平用の各油圧シリンダ(16)(28)に
夫々必要な油圧ポンプ(71)からの圧油を2つの絞り
弁(72)(73)を介して分流供給するフローデバイ
ダ(74)と、上下用油圧シリンダ(16)を作動制御
するピッチング油圧切換弁(75)と、ローリング及び
ピッチングの各油圧切換弁(43)(75)と前記フロ
ーデバイダ(74)の間に接続させて設定以上の回路油
圧の上昇によりフローデバイダ(74)吐出側をミッシ
ョンケース(2)内に短絡させるピッチング及びローリ
ング用の各リリーフ弁(76)(77)とを、前記油圧
ユニットケース(34)に夫々内設させるものであり、
フローデバイダ(74)の絞り弁(72)(73)によ
って設定した最適油量の高圧油を各切換弁(75)(4
3)を介して各シリンダ(16)(28)に印加させ、
ピッチングセンサ(21)及び昇降レバー(38)によ
りピッチング油圧切換弁(75)を作動させ、上下用油
圧シリンダ(16)を作動制御すると共にローリングセ
ンサ(22)(22)によりローリング油圧切換弁(4
3)を作動させ、水平用油圧シリンダ(28)を作動制
御する一方、前記ローリング油圧切換弁(43)と水平
用油圧シリンダ(28)間に高圧に対して確実にシール
することができるパイロットチェック弁(78)(7
9)を組込み、前記ローリングロック機構(58)によ
ってローリング油圧切換弁(43)を中立位置で保持し
たとき、中立位置での油漏れを防止して確実にロックす
るように構成している。
【0016】図8及び図9に示す如く、ローリング制御
用の油圧ホース(80)(81)を、前記エンジン
(1)からミッション(2)へ出力伝達する駆動ベルト
(82)と該ベルト(82)を覆うベルトカバー(8
3)の間に挿入し、前記ホース(80)(81)を泥水
並びに障害物から保護するように配置している。
【0017】なお図6に示す如く、前記左右リンク(4
9)(49)にこの上方から圧接させてバネ(51)
(51)に抗して左右ローリングセンサ(22)(2
2)を持上け支持するローリング制御規制アーム(8
4)を備え、伝動ケース(4)上側にブラケット(8
5)を介して前記規制アーム(84)を上下方向に揺動
自在に軸支させると共に、前記ローリング制御規制アー
ム(84)にワイヤ(86)を介して前記ロックレバー
(61)を連結させ、前記レバー(61)の油圧切換弁
(43)の作動操作と連動して規制アーム(84)を上
動させて該アーム(84)を左右リンク(49)(4
9)から離反させ、左右ローリングセンサ(22)(2
2)を昇降自在に支持し、また前記レバー(61)の油
圧切換弁(43)のロック操作と連動して規制アーム
(84)を下動させて該アーム(84)を左右リンク
(49)(49)に圧接させ、左右ローリングセンサ
(22)(22)を均平フロート(18)よりも高い位
置に持上げ支持するように構成している。
【0018】本実施例は上記の如く構成しており、苗載
台(8)を左右に往復移動させ、その苗載台(8)から
植付爪(12)により一株分の苗を順次取出して植付け
るもので、昇降レバー(38)操作により上下用油圧シ
リンダ(16)を作動させ、田植機体を昇降させて畦際
での方向転換などを行うと共に、耕盤の凹凸変化などに
より均平フロート(18)前部が昇降することにより、
ピッチングセンサ(21)が昇降して上下用油圧シリン
ダ(16)が作動し、苗載台(8)及び植付爪(12)
などを備える植付部が昇降して均平フロート(18)の
接地圧を略一定に保ち、植付爪(12)の苗植付深さを
略一定に保つ植付部の植深制御を自動的に行わせる。ま
た耕盤の凹凸変化などにより田植機体が左右に傾斜する
ことにより、左右のローリングセンサ(22)(22)
が異なる方向にまたはそれらのいずれか一方だけが昇降
し、水平用油圧シリンダ(28)が作動し、苗載台
(8)及び植付爪(12)などを備える植付部を左右に
傾斜させ、植付け田面に対して田植機体を略水平に保つ
植付部の水平制御を自動的に行わせるものである。
【0019】上記のように田植機体の水平制御中におい
ては、図1の実線に示す如く、ロックレバー(61)を
水平状態にしてスプールアーム(55)の係止ピン(6
6)か円弧面(59a)内方側で揺動可能にロック板
(60)を垂下支持して、ローリングセンサ(22)
(22)による耕盤の凹凸検出動作と連動させるように
スプールアーム(55)をフリー状態にし、その検出動
作信号に基づいてローリング油圧切換弁(43)をスプ
ール(57)の回動でもって作動させて水平用油圧シリ
ンダ(28)を自動的に作動制御する。
【0020】また田植機体を上昇させての畦際での方向
転換時並びに路上走行時など田植機体が水平制御によっ
て傾くと不都合なときには、図1の仮想線に示す如く、
ロックレバー(61)を下降させてロック板(60)を
引上け、スプールアーム(55)が垂直状態即ち切換弁
(43)が中立位置にあるときはそのまま係止ピン(6
6)を係止溝(59b)に係合させると共に、スプール
アーム(55)が傾斜状態即ち切換弁(43)が中立位
置以外にあるときは何れか一側の摺動面(59c)に前
記係止ピン(66)を摺接させてスプールアーム(5
5)を垂直に戻しながら係止ピン(66)を係止溝(5
9b)に係合させ、ローリング油圧切換弁(43)を強
制的に中立位置で係保持して、たとえローリングセンサ
(22)が旋回時の遠心力或いは障害物に衝突して傾き
の検出動作を行ってもローリングロック機構(58)で
もってスプール(57)の回動を阻止してローリング油
圧切換弁(43)の作動を阻止し、水平用油圧シリンダ
(28)の作動を規制して田植機体の水平制御を中止で
きるものである。
【0021】また上記の水平制御中止操作は植付クラッ
チレバー(70)でも行えるもので、畦際での方向転換
並び路上走行などにおける植付クラッチレバー(70)
の「切」操作時、自動的にローリングロック機構(5
8)を作動させて、そのロック機構(58)の操作忘れ
をなくすと共に、操作の省略化を図って苗植付作業能率
を従来よりも向上できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、接地型の左右ローリングセンサ(22)(22)を
独立して昇降自在に取付けると共に、水平制御を行うロ
ーリング 油圧切換弁(43)及び油圧シリンダ(28)
を設ける田植機において、ローリング支点軸(45)回
りの回転によってローリング油圧切換弁(43)を切換
える受筒(46)を設け、受筒(46)内部に芯軸(4
7)を回転自在に挿入させ、芯軸(47)両端に入力リ
ンク(48)(48)を介してロッド(50)(50)
上端側を連結させ、各ロッド(50)(50)下端側に
左右ローリングセンサ(22)(22)を連結させ、左
右ローリングセンサ(22)(22)の同一方向の昇降
動作によって芯軸(47)を芯軸(47)軸芯回りに回
転させ、かつ左右ローリングセンサ(22)(22)の
昇降高さの差によって受筒(46)をローリング支点軸
(45)回りに回転させてローリング油圧切換弁(4
3)を切換えるように構成したもので、左右ローリング
センサ(22)(22)が同一方向に同量だけ昇降した
とき、受筒(46)を一定姿勢に保って芯軸(47)だ
けを回転させるから、植深調節などによって機体を昇降
させても左右ローリングセンサ(22)(22)接地圧
を適正に維持できると共に、左右いずれか一方のローリ
ングセンサ(22)だけが昇降したとき、または左右ロ
ーリングセンサ(22)(22)が同一方向に異なる高
さに昇降したときにも、左右ローリングセンサ(22)
(22)の高さの差によって受筒(46)を回転させる
から、機体の左右傾斜検出機能を従来よりも容易に向上
させることができ、水平制御を行うローリング油圧切換
弁(43)切換機能の向上などを容易に図ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の拡大説明図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】部分拡大平面図。
【図5】同側面図。
【図6】同背面図。
【図7】油圧回路図。
【図8】部分側面図。
【図9】同平面図。
【符号の説明】
(22) ローリングセンサ(28) 油圧シリンダ (43) ローリング油圧切換弁(45) ローリング支点軸 (46) 受筒 (47) 芯軸(48) 入力リンク (50) ロッド
フロントページの続き (72)発明者 高 橋 宏 之 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−135218(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地型の左右ローリングセンサ(22)
    (22)を独立して昇降自在に取付けると共に、水平制
    御を行うローリング油圧切換弁(43)及び油圧シリン
    ダ(28)を設ける田植機において、ローリング支点軸
    (45)回りの回転によってローリング油圧切換弁(4
    3)を切換える受筒(46)を設け、受筒(46)内部
    に芯軸(47)を回転自在に挿入させ、芯軸(47)両
    端に入力リンク(48)(48)を介してロッド(5
    0)(50)上端側を連結させ、各ロッド(50)(5
    0)下端側に左右ローリングセンサ(22)(22)を
    連結させ、左右ローリングセンサ(22)(22)の同
    一方向の昇降動作によって芯軸(47)を芯軸(47)
    軸芯回りに回転させ、かつ左右ローリングセンサ(2
    2)(22)の昇降高さの差によって受筒(46)をロ
    ーリング支点軸(45)回りに回転させてローリング油
    圧切換弁(43)を切換えるように構成したことを特徴
    とする田植機。
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