JPH0324006Y2 - - Google Patents

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JPH0324006Y2
JPH0324006Y2 JP1984193167U JP19316784U JPH0324006Y2 JP H0324006 Y2 JPH0324006 Y2 JP H0324006Y2 JP 1984193167 U JP1984193167 U JP 1984193167U JP 19316784 U JP19316784 U JP 19316784U JP H0324006 Y2 JPH0324006 Y2 JP H0324006Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は田植機体全体を昇降させる上下用油圧
シリンダと、田植機体を左右に傾斜させる水平用
油圧シリンダとを備えた田植機に関する。
「従来の技術」 従来、特開昭52−131823号広報に示す如く、左
右一対のローリングセンサにより田植機体の左右
傾斜を検出し、植付け田面に対して田植機体を水
平支持する技術があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、左右のローリングセンサを常
時上下動自在に支持していたので、路上走行など
において田植機体を持上げることにより旋回時の
遠心力などにより前記ローリングセンサが遊動し
易く、路上走行中に田植機体が左右に傾斜して操
向ハンドル操作が不安定になると共に、路肩の障
害物(石など)に前記ローリングセンサが衝突し
て損傷する等の問題があつた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、左右一対のローリングセン
サを田植機体の後側方で夫々独立して上下動自在
に配設し、その左右一対のローリングセンサの動
きを規制するローリング制御規制部材を設けたも
のである。
「作用」 従つて、田植機体を持上げてもローリングセン
サを持上げ支持することにより、ローリングセン
サの誤作動によつて田植機体が左右に傾斜するの
を防止し得、路上走行並びに田植作業途中の畦際
での方向転換などを安全に行い得、運転操作を安
定良く行えて従来よりも簡便に取扱えるものであ
る。
「実施例」 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図は油圧回路図、第2図は歩行型田植機
の側面図、第3図は同平面図であり、図中1はエ
ンジン、2はミツシヨンケース、3は前記ミツシ
ヨンケース2に伝動ケース4を介して連設する植
付部である植付ケース、5は前記エンジン1及び
各ケース2,3,4によつて構成する田植機体上
側を覆うボンネツト、6は前記ボンネツト5の後
部上面に設ける予備苗載台、7は前記植付ケース
3に連設する操向ハンドル、8は前記ハンドル7
の上側にガイドレール9,10を介して左右に往
復摺動自在に取付ける前低後高の苗載台、11は
前記植付ケース3に取付けて苗載台8を横送り駆
動する横送り軸、12は前記植付ケース3に植付
アーム13を介して取付けて苗載台8から一株分
の苗を取出して植付ける植付爪、14は前記ミツ
シヨンケース2にスイングケース15を介して昇
降自在に支持する左右一対の水田車輪、16は前
記スイングケース15,15に左右スイングロツ
ド17,17を介して連結して左右の水田車輪1
4,14を同時に出入制御して田植機体を昇降さ
せる上下用油圧シリンダ、18は前記エンジン1
及び各ケース2,3,4下側に前部リンク19及
び植付深さレバー20を介して支持する植付田面
整地用の均平フロート、21は前記植付爪12の
苗の植付深さ変化に伴う前記フロート18前部の
昇降を検出するピツチングセンサ、22は前記フ
ロート18の後部両側で水田車輪14後方に配設
して田植機体の左右方向の傾斜検出並びに轍の整
地(車輪跡消し)を行う偏平橇板形のローリング
センサである。
第4図及び第5図に示す如く、前記ミツシヨン
ケース2に車体フレーム23を介してエンジン1
を連設支持し、その車体フレーム23に前記上下
用油圧シリンダ16を取付けると共に、前記シリ
ンダ16のピストンロツド24先端にピツチング
調節筒軸25中間を連結固定する。そして前記筒
軸25にローリング調節軸26中間を回転自在に
内挿させ、前記ローリング調節軸26の回転によ
り左右のスイングロツド17,17の押引方向が
逆になるように、その軸26両端にアーム27,
27を介して各スイングロツド17,17先端を
連結すると共に、田植機体の左右傾斜を補正して
略水平に保つ水平用油圧シリンダ28を備え、そ
のシリンダ28を前記筒軸25にブラケツト29
を介して取付け、前記シリンダ28のピストンロ
ツド30をローリング調節軸26にアーム31を
介して連結させるもので、上下用油圧シリンダ1
6制御により前記各軸25,26を機体前後方向
に摺動変位させ、左右スイングロツド17,17
を同一方向に押引して田植機体を昇降させ、苗植
付深さを略一定に保つ一方、水平用油圧シリンダ
28制御によりローリング調節軸26を回転さ
せ、左右スイングロツド17,17を異なる方向
に押引して左右車輪14,14の支持高さを異な
らせ、田植機体を略水平に支持するように構成し
ている。
さらに前記上下用油圧シリンダ16を駆動制御
する油圧ユニツトケース34を備え、そのユニツ
トケース34を前記ミツシヨンケース2の一側に
固設すると共に、設定以上の押圧力で縮小する連
接ロツド35及びリンク36,37を介してその
ユニツトケース34に前記ピツチングセンサ21
を連結させ、前記ピツチングセンサ21により均
平フロート18前部の昇降動作を検出して上下用
油圧シリンダ16を自動的に作動させる一方、前
記操向ハンドル7に設けた昇降レバー38にアー
ム39を介して前記ピツチングセンサ21を連結
させ、前記昇降レバー38の手動操作により上下
用油圧シリンダ16を作動させるように構成して
いる。
次に下降規制ストツパ40により下降最低位置
を設定するローリングセンサアーム41を備え、
前記の左右ローリングセンサアーム41,41に
後端左右のローリングセンサ22,22を夫々連
設固定すると共に、前記伝動ケース4の後部上側
に設けたローリング支点である軸受体42に左右
ローリングセンサアーム41,41前端を夫々独
立して回転可能に支持する。また前記水平用油圧
シリンダ28を作動制御するローリング油圧切換
弁43を備え、その切換弁43を前記ミツシヨン
ケース2の後部上側に台フレーム44を介して固
設すると共に、前記台フレーム44にローリング
支点軸45を介して受筒46中間を支持し、揺動
自在に機体左右方向に前記受筒46を横架させ、
この受筒46に回転自在に内挿させる芯軸47両
端に入力リンク48,48基端を固設し、前記ロ
ーリングセンサアーム41に一体連設したリンク
49と前記入力リンク48とをロツド50によつ
て連結し、各部材22,41,46,47,4
8,49を支点軸45を中心に左右対称に形成す
るもので、前記アーム49と植付ケース3との間
に接地保持バネ51を張設し、左右対称に設ける
バネ51,51によつて左右のローリングセンサ
22,22を植付け田面に夫々圧接させると共
に、左右のローリングセンサ22が略同時に同一
方向に昇降したとき、左右の入力リンク48,4
8が芯軸47を中心に揺動して前記ローリング油
圧切換弁43を中立保持する一方、左右ローリン
グセンサ22,22が異なる方向にまたはいずれ
か一方だけが昇降したとき、前記左右リンク4
9,49の揺動量の差によりローリング支点軸4
5を中心に受筒46を揺動させ、ローリング油圧
切換弁43を作動させて水平用油圧シリンダ28
を駆動制御するように構成している。
また第1図にも示す如く、前記下降規制ストツ
パ40をU字形に形成し、上記ガイドレール9を
支持する苗取出板52下面にブラケツト53を介
して前記ストツパ40のU字形両端を固設し、前
記ストツパ40にローリングセンサアーム41中
間を上下動自在に挿通させ、そのローリングセン
サアーム41の下降をストツパ40によつて規制
し、前記左右一対のローリングセンサ22を植付
ケース3の後側方で夫々独立して上下動自在に軸
受体42に支持させると共に、その軸受体42を
伝動ケース4上側にブラケツト54を介して固設
し、植付ケース3より前側に軸受体42を設けて
伝動ケース4と略平行にセンサアーム41を延出
させるもので、前記ローリングセンサ22の下面
を均平フロート18下面と略同一高さに位置させ
るべく、前記バネ51により下動保持するセンサ
アーム41をストツパ40により下降規制すると
共に、前記ストツパ40によりセンサアーム41
の左右揺動を阻止し、前記ローリングセンサ22
の左右移動を規制するように構成している。
さらに前記ローリング油圧切換弁43のスプー
ル55に長孔56を介して前記受筒46のアーム
57を係合連結し、ローリング支点軸45を中心
としたその受筒46の揺動により前記アーム57
を介してスプール55を出入させ、前記切換弁4
3を作動させるように構成している。
次いで、前記左右リンク49,49にこの上方
から圧接させてバネ51,51に抗して左右ロー
リングセンサ22,22を持上げ支持するローリ
ング制御規制アーム58を備え、伝動ケース4上
側にブラケツト59を介して前記規制アーム58
を上下方向に揺動自在に軸支させると共に、第5
図のように苗載台8及び植付爪12を作動制御す
る植付クラツチ(図示省略)を入切操作する植付
クラツチアーム60を植付ケース3に取付け、第
2図に示す植付クラツチレバー61に前記植付ク
ラツチアーム60を連結させる一方、前記ローリ
ング制御規制アーム58にワイヤ62に介してそ
の植付クラツチレバー61を連結させ、前記レバ
ー61の植付クラツチ入操作と連動して規制アー
ム58を上動させて該アーム58を左右リンク4
9,49から離反させ、左右ローリングセンサ2
2,22を昇降自在に支持し、また前記レバー6
1の植付クラツチ切操作と連動して規制アーム5
8を下動させて該アーム58を左右リンク49,
49に圧接させ、左右ローリングセンサ22,2
2を均平フロート18よりも高い位置に持上げ支
持するように構成している。
本考案は上記の如く構成しており、苗載台8を
左右に往復移動させ、その苗載台8から植付爪1
2により一株分の苗を順次取出して植付けるもの
で、昇降レバー38操作により上下用油圧シリン
ダ16を作動させ、田植機体を昇降させて畦際で
の方向転換などを行うと共に、耕盤の凹凸変化な
どにより均平フロート18前部が昇降することに
より、ピツチングセンサ21が昇降して上下用油
圧シリンダ16が作動し、田植機体が昇降して均
平フロート18の接地圧を略一定に保ち、植付爪
12の苗植付深さを略一定に保つ。また耕盤の凹
凸変化などにより田植機体が左右に傾斜すること
により、左右のローリングセンサ22,22が異
なる方向にまたはそれらのいずれか一方だけが昇
降し、水平用油圧シリンダ28が作動して田植機
体を左右に傾斜させ、植付け田面に対して田植機
体を略水平に保つものである。
上記のように左右ローリングセンサ22,22
の昇降量に差が生じたときに受筒46がローリン
グ支点軸45を中心に揺動し、ローリング油圧切
換弁43を作動させて水平用油圧シリンダ28を
自動的に作動制御すると共に、左右ローリングセ
ンサ22,22が略同量だけ同一方向に昇降して
も、芯軸47を回転させるだけで前記油圧切換弁
43を中立位置に支持する。また軸受体42を前
方に設けることにより前記ローリングセンサ22
に対して走行抵抗が上昇力として作用させ、セン
サ22の前方沈下を阻止すると共に、畦際での方
向転換時などで操向ハンドル7を持上げても、バ
ネ51により下動保持するセンサアーム41をス
トツパ40により下降規制し、ローリングセンサ
22が垂け下がるのを防ぎ、またストツパ40に
よりセンサアーム41の左右揺動を防いでローリ
ングセンサ22の左右移動を阻止するものであ
り、植付クラツチレバー61の切操作と連動して
ローリング規制アーム58を左右リンク49,4
9に圧接させ、左右ローリングセンサ22,22
をフロート18より高位置に強制的に持上げる一
方、植付クラツチレバー61の入操作と連動して
前記規制アーム58を左右リンク49,49から
離反させ、左右ローリングセンサ22,22を昇
降自在に植付け田面に圧着させ、左右ローリング
センサ22,22の昇降量の差に基づいて水平用
油圧シリンダ28によるローリング制御を開始す
るものである。
なお、上記実施例では、植付クラツチレバー6
1にワイヤ62を介してローリング制御規制アー
ム58を連結させたが、前記レバー61に代え
て、上記昇降レバー38に前記ワイヤ62を連結
させ、昇降レバー38の上昇操作により規制アー
ム58を左右リンク49,49に圧着させ、左右
ローリングセンサ22,22を持上げ支持する一
方、前記昇降レバー38の下降操作により、ロー
リングセンサ22を昇降自在に降下させてローリ
ング制御を開始することも容易に行えると共に、
前記各レバー38,61を並列に前記規制アーム
58に連結させ、昇降レバー38の上昇操作また
は植付クラツチレバー61の切操作の少なくとも
いずれか一方の操作により、ローリングセンサ2
2を持上げてローリング制御を中止することも行
えるものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、田植
機体に対する左右走行輪14,14の支持高さを
調節して田植機体を略水平に保つ水平用油圧シリ
ンダ28を備えると共に、田植機体の左右傾斜を
検出するローリングセンサ22を設けた田植機の
植付制御装置において、左右一対のローリングセ
ンサ22,22を田植機体の後側方で夫々独立し
て上下動自在に配設し、その左右一対のローリン
グセンサ22,22の動きを規制するローリング
制御規制アーム58などのローリング制御規制ア
ーム58などのローリング制御規制部材を設けた
もので、田植機体を持上げてもローリングセンサ
22を持上げ支持することにより、ローリングセ
ンサ22の誤作動によつて田植機体が左右に傾斜
するのを防止でき、従来に比べて路上走行並びに
田植作業途中の畦際での方向変換などを安全に行
うことができ、運転操作を安定良く行えて従来よ
りも簡便に取扱うことができる等の実用的な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部背面図、
第2図は全体の側面図、第3図は同平面図、第4
図は要部の平面図、第5図は同側面図である。 14……走行輪、22……ローリングセンサ、
28……水平用油圧シリンダ、58……ローリン
グ制御規制アーム(ローリング制御規制部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 田植機体に対する左右走行輪の支持高さを調節
    して田植機体を略水平に保つ水平用油圧シリンダ
    を備えると共に、田植機体の左右傾斜を検出する
    ローリングセンサを設けた田植機の植付制御装置
    において、左右一対のローリングセンサを田植機
    体の後側方で夫々独立して上下動自在に配設し、
    その左右一対のローリングセンサの動きを規制す
    るローリング制御規制部材を設けたことを特徴と
    する田植機の植付制御装置。
JP1984193167U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH0324006Y2 (ja)

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JP1984193167U JPH0324006Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JPS61105421U JPS61105421U (ja) 1986-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0797929B2 (ja) * 1988-06-29 1995-10-25 井関農機株式会社 水田用農作業機のローリング制御装置

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