JP2651609B2 - 給紙装置における厚紙・封筒の分離機構 - Google Patents
給紙装置における厚紙・封筒の分離機構Info
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- JP2651609B2 JP2651609B2 JP28341988A JP28341988A JP2651609B2 JP 2651609 B2 JP2651609 B2 JP 2651609B2 JP 28341988 A JP28341988 A JP 28341988A JP 28341988 A JP28341988 A JP 28341988A JP 2651609 B2 JP2651609 B2 JP 2651609B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印字装置に搭載される給紙装置に利用される
厚紙・封筒の分離機構に関するものである。
厚紙・封筒の分離機構に関するものである。
従来、第7図及び第8図に示すように、厚紙及び封筒
の給紙装置は、回転駆動する給紙ローラ102と、枢軸103
aを回転軸として回動可能であるように設けられた圧板1
03と、常時、給紙ローラ102の方向へ圧板103を押上げる
バネ104と、給紙ローラ102と圧板103との間で挾持され
る用紙105を堆積するホッパー本体101と、ホッパー本体
101と一体で堆積された用紙105が、当接する平らな傾斜
面を有する分離送り出し部101aによって構成されてお
り、圧板103により給紙ローラ102に押圧された用紙105
は、給紙ローラ102の回転と分離送り出し部101aによっ
て分離されていた。
の給紙装置は、回転駆動する給紙ローラ102と、枢軸103
aを回転軸として回動可能であるように設けられた圧板1
03と、常時、給紙ローラ102の方向へ圧板103を押上げる
バネ104と、給紙ローラ102と圧板103との間で挾持され
る用紙105を堆積するホッパー本体101と、ホッパー本体
101と一体で堆積された用紙105が、当接する平らな傾斜
面を有する分離送り出し部101aによって構成されてお
り、圧板103により給紙ローラ102に押圧された用紙105
は、給紙ローラ102の回転と分離送り出し部101aによっ
て分離されていた。
しかし、このような平らな傾斜面による分離送り出し
部を設けた給紙装置に利用される厚紙・封筒の分離機構
においては、堆積した用紙を分離する場合、用紙の堆積
枚数によって、分離送り出し部と用紙との傾斜角度の変
化範囲が多いので、用紙の堆積枚数を制限するか、枢軸
103aと給紙ローラ102との距離を長くしなければならな
い欠点があった。
部を設けた給紙装置に利用される厚紙・封筒の分離機構
においては、堆積した用紙を分離する場合、用紙の堆積
枚数によって、分離送り出し部と用紙との傾斜角度の変
化範囲が多いので、用紙の堆積枚数を制限するか、枢軸
103aと給紙ローラ102との距離を長くしなければならな
い欠点があった。
本発明は、この問題を解決するものであり、枢軸を回
転軸として回動する圧板により、給紙ローラへ堆積した
用紙を押圧する給紙装置の場合でも、用紙の堆積枚数に
関わらず、用紙の分離を行う分離機構を提供することを
目的としている。
転軸として回動する圧板により、給紙ローラへ堆積した
用紙を押圧する給紙装置の場合でも、用紙の堆積枚数に
関わらず、用紙の分離を行う分離機構を提供することを
目的としている。
本発明による給紙装置は、堆積された用紙の下面を規
制する受板部と、枢軸を回転軸として回動可能であって
前記用紙の背面を前方に押圧する圧板と、前記用紙の表
面側に接触して用紙を下方に引出す給紙ローラと、受板
部の前方に下方に傾斜するように前記枢軸側に凹状の曲
線をした分離送り出し部とを有し、堆積された前記用紙
の量にかかわらず前記用紙の最上位の一枚と前記分離送
り出し部とのなす角度が略一定であることを特徴とす
る。
制する受板部と、枢軸を回転軸として回動可能であって
前記用紙の背面を前方に押圧する圧板と、前記用紙の表
面側に接触して用紙を下方に引出す給紙ローラと、受板
部の前方に下方に傾斜するように前記枢軸側に凹状の曲
線をした分離送り出し部とを有し、堆積された前記用紙
の量にかかわらず前記用紙の最上位の一枚と前記分離送
り出し部とのなす角度が略一定であることを特徴とす
る。
このように構成された給紙装置の厚紙・封筒の分離機
構は、回転駆動する給紙ローラと枢軸を回転軸として回
転可能であるように設けられた圧板とで、適当な圧力に
よって挾持された堆積した用紙の最上位の用紙が、給紙
ローラが回転駆動することにより、用紙堆積部の送り出
し方向の分離送り出し部1aに突当たる。次に突当たった
用紙は、分離送り出し部を滑り送り出されようとする
が、最上位の一枚と分離送り出し部とのなす角度を用紙
の堆積枚数に関わらず、狭い範囲の角度変化となるよう
な曲部をもつ分離送り出し部においては、最上位の一枚
のみ分離送り出し部における滑り抵抗に打ち勝ち、印字
装置へ送り出され、二枚目以降の下位の用紙は、最上位
の用紙の反力による分離送り出し部への押付けにより滑
り抵抗が増し、送り出されず、堆積されたままの状態と
なる。以上のような作用により本発明の目的は達成され
る 〔実施例〕 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
構は、回転駆動する給紙ローラと枢軸を回転軸として回
転可能であるように設けられた圧板とで、適当な圧力に
よって挾持された堆積した用紙の最上位の用紙が、給紙
ローラが回転駆動することにより、用紙堆積部の送り出
し方向の分離送り出し部1aに突当たる。次に突当たった
用紙は、分離送り出し部を滑り送り出されようとする
が、最上位の一枚と分離送り出し部とのなす角度を用紙
の堆積枚数に関わらず、狭い範囲の角度変化となるよう
な曲部をもつ分離送り出し部においては、最上位の一枚
のみ分離送り出し部における滑り抵抗に打ち勝ち、印字
装置へ送り出され、二枚目以降の下位の用紙は、最上位
の用紙の反力による分離送り出し部への押付けにより滑
り抵抗が増し、送り出されず、堆積されたままの状態と
なる。以上のような作用により本発明の目的は達成され
る 〔実施例〕 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例の斜視図を第1図に、断面図を第2
図に示す。
図に示す。
回転駆動する給紙ローラ2と、堆積された用紙5の横
方向位置を規制し、枢軸3aを回転軸として回動可能であ
るように設けられた圧板3と、前記圧板3を給紙ローラ
2方向に押圧し用紙5の最上位の一枚が給紙ローラ2に
適当な圧力を保って当接される様に作用するバネ4と、
堆積された用紙の下面を規制するホルダー本体1の受板
部と、受板部の前方に下方に傾斜するように枢軸側に凹
状の曲線をした分離送り出し部とによって構成されてい
る。
方向位置を規制し、枢軸3aを回転軸として回動可能であ
るように設けられた圧板3と、前記圧板3を給紙ローラ
2方向に押圧し用紙5の最上位の一枚が給紙ローラ2に
適当な圧力を保って当接される様に作用するバネ4と、
堆積された用紙の下面を規制するホルダー本体1の受板
部と、受板部の前方に下方に傾斜するように枢軸側に凹
状の曲線をした分離送り出し部とによって構成されてい
る。
次に作用について説明する。
第3図は最上位の用紙における作用を説明する図、第
4図は最上位の用紙の下の用紙における作用を説明する
図である。
4図は最上位の用紙の下の用紙における作用を説明する
図である。
上記構成において、多くの用紙を堆積した場合、第3
図に示した一点鎖線の最上位の用紙と分離送り出し部1a
の角度はθ1で、最上位の用紙は給紙ローラ2の回転と
分離送り出し部1aで分離される。
図に示した一点鎖線の最上位の用紙と分離送り出し部1a
の角度はθ1で、最上位の用紙は給紙ローラ2の回転と
分離送り出し部1aで分離される。
2〜5枚の用紙を堆積した場合、実線で示した最上位
の用紙と分離送り出し部1aの角度はθであり、最上位の
用紙は給紙ローラの回転と分離送り出し部1aで分離され
る。
の用紙と分離送り出し部1aの角度はθであり、最上位の
用紙は給紙ローラの回転と分離送り出し部1aで分離され
る。
従って、用紙の堆積枚数の変化による角度の変化は小
さくなる。このように分離送り出し部1aを曲部で形成し
たので、枢軸と給紙ローラとの距離を長くしなくても、
用紙の堆積枚数に関わらず、用紙の分離を行うことがで
きる。
さくなる。このように分離送り出し部1aを曲部で形成し
たので、枢軸と給紙ローラとの距離を長くしなくても、
用紙の堆積枚数に関わらず、用紙の分離を行うことがで
きる。
なお、本発明において、第5図に示すように分離送り
出し部が曲線状面を有するリブ11a断続的に有する構造
でもよい。
出し部が曲線状面を有するリブ11a断続的に有する構造
でもよい。
さらに、本発明において、分離送り出し部に、素材の
摩擦係数μを使わないようにテープ21bを貼り付けるこ
とも有効である。(第6図) 〔発明の効果〕 本発明は以上説明したように、分離送り出し部の形状
が、曲線をもつ分離機構にしたので、用紙の堆積量に関
係なく、最上位の用紙と分離送り出し部でなす角がある
範囲内にあるので、枢軸を回転軸として回動可能である
ように設けられた圧板を用いた給紙装置の分離機構にお
いても用紙の分離ができ、重送,給紙不良等の分離不良
の発生軽減に多大な効果がある。
摩擦係数μを使わないようにテープ21bを貼り付けるこ
とも有効である。(第6図) 〔発明の効果〕 本発明は以上説明したように、分離送り出し部の形状
が、曲線をもつ分離機構にしたので、用紙の堆積量に関
係なく、最上位の用紙と分離送り出し部でなす角がある
範囲内にあるので、枢軸を回転軸として回動可能である
ように設けられた圧板を用いた給紙装置の分離機構にお
いても用紙の分離ができ、重送,給紙不良等の分離不良
の発生軽減に多大な効果がある。
さらに、構造が簡単なので安価に提供できることも大
きな効果である。
きな効果である。
第1図は、本発明の実施例を示す斜視図。 第2図は、本発明の実施例を示す断面図。 第3図,第4図は、本発明の作用を示す説明図。 第5図は、他の実施例を示す図。 第6図は、他の実施例を示す図。 第7図は、従来例を示す斜視図。 第8図は、従来例を示す断面図。 1……ホルダー本体 1a……分離送り出し部 2……給紙ローラ 3……圧板 3a……枢軸 4……バネ 5……用紙 11a……リブ 21a……テープ 101……ホッパー本体 101a……分離送り出し部 102……給紙ローラ 103……圧板 104……バネ 105……用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大風 義信 東京都日野市日野347番地 オリエント 時計株式会社日野工場内 (72)発明者 北沢 健夫 東京都日野市日野347番地 オリエント 時計株式会社日野工場内 (72)発明者 本橋 靖夫 東京都日野市日野347番地 オリエント 時計株式会社日野工場内 (56)参考文献 特開 昭59−149244(JP,A) 特開 平1−261131(JP,A) 実開 昭59−170526(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】堆積された用紙の下面を規制する受板部
と、枢軸を回転軸として回動可能であって前記用紙の背
面を前方に押圧する圧板と、前記用紙の表面側に接触し
て用紙を下方に引出す給紙ローラと、受板部の前方に下
方に傾斜するように前記枢軸側に凹状の曲線をした分離
送り出し部とを有し、堆積された前記用紙の量にかかわ
らず前記用紙の最上位の一枚と前記分離送り出し部との
なす角度が略一定であることを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28341988A JP2651609B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 給紙装置における厚紙・封筒の分離機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28341988A JP2651609B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 給紙装置における厚紙・封筒の分離機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02132018A JPH02132018A (ja) | 1990-05-21 |
JP2651609B2 true JP2651609B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=17665288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28341988A Expired - Fee Related JP2651609B2 (ja) | 1988-11-09 | 1988-11-09 | 給紙装置における厚紙・封筒の分離機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651609B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5350168A (en) * | 1992-03-26 | 1994-09-27 | Xerox Corporation | Corrugated fang for multi media feeder |
EP0781720B1 (en) * | 1995-12-26 | 2000-05-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeder having improved sheet separation regardless of rigidity and size of sheet |
JP3648831B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2005-05-18 | ブラザー工業株式会社 | 給紙装置及びこれを用いた印刷装置 |
JP3731260B2 (ja) * | 1996-09-06 | 2006-01-05 | ブラザー工業株式会社 | 給紙装置及びそれを備える画像記録機 |
-
1988
- 1988-11-09 JP JP28341988A patent/JP2651609B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02132018A (ja) | 1990-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |