JP2001031271A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2001031271A
JP2001031271A JP11210901A JP21090199A JP2001031271A JP 2001031271 A JP2001031271 A JP 2001031271A JP 11210901 A JP11210901 A JP 11210901A JP 21090199 A JP21090199 A JP 21090199A JP 2001031271 A JP2001031271 A JP 2001031271A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙に与えるダメージを軽減させながら重
送、空送を防止し、多種の厚みの用紙やカールした用紙
を確実に捌きながら一枚ずつ給紙することのできる給紙
装置を提供する。 【解決手段】 給紙装置31において、重ねられた用紙
Aを上から送り出す送り出し手段1と、この送り出し手
段1の用紙送り出し側に配設され送り出された用紙Aの
上面に外周面の一部を接触させて送り出し方向と同方向
に回転される分離ローラ3と、この分離ローラ3の外周
面に接して配設され送り出された用紙Aの下面に接触す
る摩擦部材5と、送り出し手段1と分離ローラ3との間
に配設され送り出された用紙Aの先端に当接する傾斜面
を有し且つ傾斜面の傾斜角度が可変自在な摩擦パッド1
7とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重ねられた用紙を
上から一枚ずつ捌いて送り出す給紙装置に関し、更に詳
しくは、重送、空送を防止する捌き機構の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】厚手の用紙にダメージを与えずに給紙す
る給紙装置としてスリット分離方式、摩擦パッド方式、
及びこれら二つを組み合わせた方式(例えば、特公平6
−71946号公報に開示)を採用するものが知られて
いる。
【0003】スリット分離方式の給紙装置は、分離ロー
ラと、この分離ローラの外周面に接近して配設される摩
擦部材とを有する。分離ローラと摩擦部材との間には間
隙(スリット)が形成され、この間隙は用紙一枚分の厚
みより大きく且つ用紙二枚分の厚みより小さく設定され
る。従って、スリットに二枚の用紙が挿入されると、分
離ローラに接する用紙が分離ローラの回転によって送り
出される一方、分離ローラに接しない用紙が摩擦部材に
大きな摩擦力で接触して送り出されず、その結果二枚の
用紙が捌かれて、重送が防止される。
【0004】また、摩擦パッド方式の給紙装置は、分離
ローラと、付勢されてこの分離ローラに接する摩擦部材
(摩擦ローラ等)と、分離ローラの紙挿入方向手前側
に、所定角度に傾斜して配設される摩擦パッドとを有す
る。用紙は、分離ローラ及び摩擦部材に挿入される前
に、摩擦パッドの傾斜面に当たる。従って、二枚の用紙
が挿入され、例えば下側の用紙が摩擦パッドに当たる
と、下側の用紙は摩擦パッドに大きな摩擦力で接して後
方へずれ、上側の用紙のみが分離ローラと摩擦部材との
間に挿入されて、重送が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら。上述し
たスリット分離方式の給紙装置は、用紙の厚みに応じ
て、分離ローラと摩擦部材との間隙を微妙に調整しなけ
ればならなかった。また、摩擦パッド方式の給紙装置
は、摩擦パッドが固定されているため、特定の用紙に対
してのみしか捌き効果を得ることができなかった。例え
ば、重送され易い薄紙に対しては、摩擦パッドの傾斜角
度が大きく設定され、捌き効果が高められるが、このよ
うな傾斜角度の大きく設定された摩擦パッドに、厚紙が
当接すると、抵抗が大きくなり過ぎ、送り出しが行えず
空送の生じる虞れがあった。また、傾斜角度の大きい摩
擦パッドに、厚紙が当接すると、用紙にダメージを与え
る虞れがあった。これに対して、傾斜角度の小さく設定
された摩擦パッドに、薄紙が当接すると、抵抗が小さ
く、十分な捌き効果が得られずに、重送の生じる虞れが
あった。更に、摩擦パッドの傾斜角度が一定である場合
には、例えばカールされた用紙に対して摩擦力が変動
し、重送や空送の生じる虞れがあった。本発明は上記状
況に鑑みてなされたもので、用紙に与えるダメージを軽
減させながら重送、空送を防止し、多種の厚みの用紙や
カールした用紙を確実に捌きながら一枚ずつ給紙するこ
とのできる給紙装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明を、実施の形態に対応する図1、図2を用いて
説明すると、請求項1記載の給紙装置31は、重ねられ
た用紙Aを上から送り出す送り出し手段(送り出しロー
ラ1)と、前記送り出し手段1から送り出された用紙A
の先端に当接する傾斜面を有し且つ該傾斜面の傾斜角度
が可変自在な摩擦パッド17を具備したことを特徴とす
る。
【0007】この給紙装置31では、摩擦パッド17に
設けられた傾斜面の傾斜角度が可変自在となり、送り出
し手段1によって送り出された用紙Aの先端が異なる角
度の傾斜面に当接可能になる。例えば、重送され易い薄
紙の場合には、傾斜角度が大きくなり、傾斜面と用紙A
との摩擦力が大きくなって、捌き効果が高められる。空
送され易い厚紙の場合には、傾斜角度が小さくなり、傾
斜面と用紙Aとの摩擦力が小さくなって、搬送抵抗が減
少し、空送が生じにくくなる。また、傾斜角度が小さく
なることで、厚紙にダメージが生じにくくなる。
【0008】請求項2記載の給紙装置31は、前記摩擦
パッド17よりも用紙送り出し方向に位置し、軸線が用
紙送り出し方向と直交するように配設され、送り出され
た用紙Aの上面に外周面の一部を接触させて送り出し方
向と同方向に回転される分離ローラ3と、該分離ローラ
の外周面に接して配設され送り出された用紙の下面に接
触する摩擦部材(摩擦ローラ5)を具備したことを特徴
としている。
【0009】請求項3記載の給紙装置31は、前記摩擦
パッド17が、前記分離ローラ3の中心軸と同方向の揺
動軸19と、該揺動軸19に揺動自在に支持される揺動
アーム21と、前記傾斜面を有し該揺動アーム21に固
設されるパッド23と、前記揺動アーム21に付勢力を
付与して前記揺動アーム21を前記揺動軸回りの一方向
に回転させる付勢手段(引っ張りバネ25)と、前記揺
動アーム21に当接して前記一方向の回転を規制すると
ともに回動されることによって前記揺動アーム21との
当接面を変位させる揺動角調整部材(調整ダイヤル2
7)とからなることを特徴とする。
【0010】この給紙装置31では、揺動角調整部材2
7が回転されると、揺動アーム21に当接する揺動角調
整部材27の当接面が変位し、揺動アーム21の揺動角
度が変化する。これにより、揺動アーム21に固設され
たパッド23の傾斜角度が容易な構造で可変可能にな
る。
【0011】請求項4記載の給紙装置41は、前記揺動
角調整部材27を正逆回転させるモータ43と、前記用
紙Aの厚みを電気信号として検出する紙厚検出手段(紙
厚センサ47)と、該紙厚検出手段47によって検出し
た紙厚値に基づき紙厚に応じた前記傾斜面の規定傾斜角
度値を記憶情報から呼出し前記傾斜面の傾斜角度が該規
定傾斜角度値に一致するように前記モータ43を駆動制
御する制御手段45とを具備したことを特徴とする。
【0012】この給紙装置41では、送り出し手段1に
よって送り出された用紙Aの厚みが紙厚検出手段47に
よって検出され、この検出値に基づき制御手段45がモ
ータ43を制御する。これにより、送り出される用紙A
に対しての摩擦パッド17の最適な傾斜角度が自動で調
節可能になる。
【0013】請求項5記載の給紙装置31、41は、前
記摩擦パッド17の揺動範囲内で前記傾斜面が前記分離
ローラ3の外周面に接触することを特徴とする。
【0014】この給紙装置31、41では、傾斜した摩
擦パッド17に用紙Aが当たる時の捌き効果と、分離ロ
ーラ3と摩擦パッド17の間に用紙Aが挿入される時の
捌き効果との二重の捌き効果が得られ、特に重送され易
い薄厚の用紙Aの捌きが確実に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る給紙装置の好
適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明に係る給紙装置の要部構成図である。給紙装置
の給紙トレイ上には、複数枚の用紙Aが束状に重ねられ
ている。最上部の用紙Aの上面には、送り出し手段であ
る送り出しローラ1の外周面の一部が接している。送り
出しローラ1は、図1の紙面に垂直な方向の回転軸を中
心に反時計回りに回転される。従って、最上部の用紙A
は、送り出しローラ1との摩擦により図1の右方向へ送
り出される。
【0016】送り出しローラ1の紙送り出し側には、送
り出しローラ1と同方向の回転軸を中心に回転される分
離ローラ3が配設されている。分離ローラ3は、送り出
しローラ1によって送り出された用紙Aの上面に外周面
の一部を接触させて、用紙Aの送り出し方向と同方向
(反時計回り)に回転される。
【0017】分離ローラ3の下方には、摩擦部材である
摩擦ローラ5が配設されている。摩擦ローラ5は、送り
出しローラ1と同方向の回転軸を中心に回転自在とな
る。この摩擦ローラ5は、送り出しローラ1や分離ロー
ラ3と異なり、回転駆動されない。摩擦ローラ5は、軸
受部7が圧縮バネ9より図1の上方向へ押圧され、外周
面を分離ローラ3に接触させている。従って、摩擦ロー
ラ5は、分離ローラ3の回転に伴って時計回りに従動回
転する。摩擦ローラ5は、送り出しローラ1によって送
り出された用紙Aの下面に接触する。この摩擦ローラ5
には、回転抵抗が付与される。なお、本実施の形態で
は、摩擦部材が摩擦ローラ5である場合を例に説明する
が、本発明に係る給紙装置において、摩擦部材はローラ
以外の例えば摩擦板であってもよい。
【0018】分離ローラ3と摩擦ローラ5との間には切
欠部の形成されたガイド板11が設けられ、ガイド板1
1は切欠部から摩擦ローラ5の上部を突出させている。
ガイド板11の上面は、送り出しローラ1から送り出さ
れた用紙Aの案内面となる。摩擦ローラ5の送り出しロ
ーラ1側には、略垂直に起立したフレーム板13が設け
られている。フレーム板13の上端部は、摩擦ローラ5
側へ向けて曲面形状に折り曲げられた滑面15となって
いる。この滑面はフレーム板13と一体に形成されたも
のでもよいし、別部材であってもよい。送り出しローラ
1から送り出された用紙Aは、先端がこの滑面15に当
たることで、分離ローラ3及び摩擦ローラ5側へスムー
スに案内される。
【0019】送り出しローラ1と分離ローラ3との間に
は、摩擦パッド17が配設される。摩擦パッド17は、
揺動軸19と、揺動アーム21と、パッド23と、付勢
手段(引っ張りバネ25)と、揺動角調整部材(調整ダ
イヤル27)とからなる。
【0020】揺動軸19は、分離ローラ3の中心軸と同
方向の軸で、フレーム板13の摩擦ローラ5側の面に支
持される。揺動アーム21は、例えば板金材からなり、
上下方向の略中央部分が揺動軸19に回動自在に支持さ
れる。揺動アーム21の上部21aは、滑面15と摩擦
ローラ5との間で、滑面15より突出して配置される。
この上部21aには、板状のパッド23が固設されてい
る。パッド23は、基端が上部21aに固定され、先端
が上部21aから突出している。パッド23は、例えば
ゴム板により形成することができる。即ち、板金材から
なる上部21aの上面にゴム板が固着された構造とな
る。パッド23の上面は、用紙Aの送り出し方向に交差
する傾斜面となる。この傾斜面の傾斜角度は、揺動アー
ム21が揺動軸19を中心に揺動されることで、可変さ
れるようになっている。
【0021】また、揺動アーム21の上下方向の略中央
部分には、略水平に突出するバネ固定部21bが突設さ
れている。バネ固定部21bには引っ張りバネ25の一
端が固定されている。引っ張りバネ25は、バネ固定部
21bを引っ張ることで、揺動アーム21を揺動軸回り
の一方向(図で見て時計回り方向)に回転付勢する。
【0022】フレーム板13には調整ダイヤル27が回
動自在に支持されている。調整ダイヤル27は、フレー
ム板13に略垂直な軸を中心に正逆回転可能となってい
る。調整ダイヤル27は、一端が調整板27aとなっ
て、フレーム板13の送り出しローラ1側の面から露出
されている。調整板27aの表面には例えばドライバ等
の治具による回転を可能にする不図示の凹部が形成され
ている。調整板27aの裏面中心部には支持軸27bが
突設され、支持軸27bは不図示の装置フレームに回動
自在に支持される。
【0023】調整ダイヤル27は、調整板27aの裏面
に、揺動アーム21の下端部21cが当接する当接面2
7cを有している。下端部21cは、揺動アーム21が
引っ張りバネ25によって図で見て時計回り方向に付勢
されていることで、常に当接面27cに押圧された状態
となる。これにより、揺動アーム21は、図で見て時計
回り方向の回転が規制されている。また、当接面27c
は、円周方向に異なる高さの小面が階段状に連続されて
形成される。つまり、調整ダイヤル27が回動されるこ
とにより、揺動アーム21との当接面27cは、変位す
るようになっている。揺動アーム21は、調整ダイヤル
27の回動によって、揺動角度が可変されるようになっ
ている。
【0024】また、この実施の形態では、摩擦パッド1
7の揺動範囲内で、パッド23の傾斜面が分離ローラ3
の外周面に接触するように、摩擦パッド17の揺動範囲
が設定されている。
【0025】次に、このように構成された給紙装置31
の作用を説明する。送り出しローラ1が回転されると、
上面の用紙Aは、図1の右方向へ送り出され、先端が滑
面15に案内されてパッド23の傾斜面に当たる。この
時、例えば複数枚の用紙Aが重送されていると、下側の
用紙Aがパッド23に当たる。下側の用紙Aは、上側の
用紙Aとの摩擦力より、パッド23との摩擦力が大きく
なるため、上側の用紙Aより後方へずれる。この時、分
離ローラ3から送り出された用紙Aが更に複数枚である
と、従来と同様に分離ローラ3と摩擦ローラ5とによっ
て捌かれることとなる。
【0026】摩擦パッド17は、パッド23が分離ロー
ラ3に接する状態に設定されてもよい。この場合、傾斜
したパッド23に用紙Aが当たる時の捌き効果と、分離
ローラ3とパッド23の間に用紙Aが挿入される時の捌
き効果との二重の捌き効果が得られ、特に重送され易い
薄厚の用紙Aの捌きが確実に行えるようになる。
【0027】摩擦パッド17の傾斜角度は、調整ダイヤ
ル27を回動することにより、可変される。摩擦パッド
17は、重送され易い用紙Aに対しては、傾斜角度が大
きく設定される。特に薄手の用紙Aに対しては、上述の
ようにパッド23が分離ローラ3に当接するように、傾
斜角度が大きく設定される。一方、空送され易い用紙A
や下側にカールされた用紙A、及びダメージを受け易い
用紙Aに対しては、摩擦パッド17の傾斜角度が小さく
設定される。
【0028】このように、上述の給紙装置31では、摩
擦パッド17に設けられた傾斜面の傾斜角度が可変自在
となり、送り出しローラ1によって送り出された用紙A
の先端が異なる角度の傾斜面に当接可能になる。従っ
て、重送され易い薄紙の場合には、傾斜角度を大きく
し、傾斜面と用紙Aとの摩擦力を大きくして、捌き効果
を高めることができる。また、空送され易い厚紙の場合
には、傾斜角度を小さくし、傾斜面と用紙Aとの摩擦力
を小さくして、搬送抵抗を減少させ、空送を生じにくく
することができる。更に、傾斜角度を小さくすること
で、厚紙にダメージを生じにくくすることができる。
【0029】そして、調整ダイヤル27を回転させるこ
とで、揺動アーム21と調整板27aとの当接面が変位
し、揺動アーム21の揺動角度が変化するので、摩擦パ
ッド17の傾斜角度を容易な構造で可変させることがで
きる。
【0030】次に、本発明に係る給紙装置の他の実施の
形態を説明する。図2は本発明に係る給紙装置の他の実
施の形態の要部構成図である。なお、図1に示した部材
と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省
略するものとする。この実施の形態による給紙装置41
は、調整ダイヤル27の支持軸27bが、モータ43に
よって正逆転可能となっている。このモータ43は、マ
イクロコンピュータ等の制御手段45によって回転が制
御される。制御手段45には、用紙Aの厚みを電気信号
として検出する紙厚検出手段(紙厚センサ47)が電気
的に接続されている。
【0031】紙厚センサ47としては、例えば光透過型
のセンサを用いることができる。光透過型のセンサで
は、用紙Aを透過する光量の違いにより、用紙Aの厚み
を検出する。即ち、光量の多い場合には薄い用紙Aであ
ると判断され、光量の少ない場合には厚い用紙Aである
と判断される。なお、紙厚検出手段は、光透過型以外の
センサであっても勿論よい。
【0032】制御手段45には、紙厚に応じ、その紙厚
に最適な摩擦パッド17の傾斜角度が予め規定傾斜角度
値として記憶されている。従って、制御手段45は、紙
厚センサ47によって検出した紙厚値に基づきその紙厚
に応じた規定傾斜角度値を記憶情報から呼出し、傾斜角
度がこの規定傾斜角度値に一致するようにモータ43を
駆動制御するようになっている。
【0033】この給紙装置41によれば、送り出しロー
ラ1によって送り出された用紙Aの厚みが紙厚センサ4
7によって検出され、この検出値に基づき制御手段45
がモータ43を制御することで、送り出された用紙Aに
最適な傾斜角度を自動で調節することができる。
【0034】なお、紙厚センサ47は、摩擦パッド17
と送り出しローラ1との間に配設してもよいし、本実施
の形態の図2に示したように紙厚センサ47を分離ロー
ラ3の送り出し側に配設してもよい。この場合には二枚
目に送り出された用紙Aから摩擦パッド17の傾斜角度
が最適に設定される。
【0035】更に、制御手段45による摩擦パッド17
の角度調整は、送り出される用紙Aの一枚ずつに対して
行われるものであってもよく、また、所定枚数ごとに対
して行われるものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る給紙装置によれば、摩擦パッドに設けられた傾斜面の
傾斜角度を可変自在にしたので、送り出し手段によって
送り出された用紙の先端を、異なる角度の傾斜面に当て
ることができる。これにより、用紙の厚みや、カール状
態に応じて摩擦パッドの傾斜角度を可変させ、用紙に与
えるダメージを軽減させながら重送、空送を防止し、多
種の厚みの用紙やカールした用紙を確実に捌きながら一
枚ずつ給紙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の要部構成図である。
【図2】本発明に係る給紙装置の他の実施の形態の要部
構成図である。
【符号の説明】
1 送り出しローラ(送り出し手段) 3 分離ローラ 5 摩擦ローラ(摩擦部材) 17 摩擦パッド 19 揺動軸 21 揺動アーム 23 パッド 25 引っ張りバネ(付勢手段) 27 調整ダイヤル(揺動角調整部材) 31、41 給紙装置 43 モータ 45 制御手段 47 紙厚センサ(紙厚検出手段) A 用紙
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 AA05 AA14 AA23 AB25 BA03 BA08 3F343 FA02 FB01 FC01 FC04 GA01 GB01 GC01 GD01 HA12 HB01 JA01 JD03 JD08 JD33 LA04 LA15 LC06 LC22 LD04 LD10 LD25 MA04 MA14 MA27 MB04 MB14 MC11 MC21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ねられた用紙を上から送り出す送り出
    し手段と、 前記送り出し手段から送り出された用紙の先端に当接す
    る傾斜面を有し且つ該傾斜面の傾斜角度が可変自在な摩
    擦パッドとを具備したことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦パッドよりも用紙送り出し方向
    に位置し、軸線が用紙送り出し方向と直交するように配
    設され、送り出された用紙の上面に外周面の一部を接触
    させて送り出し方向と同方向に回転される分離ローラ
    と、 該分離ローラの外周面に接して配設され送り出された用
    紙の下面に接触する摩擦部材とを具備したことを特徴と
    する請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記摩擦パッドが、 用紙送り出し方向と直交する軸線を備えた揺動軸と、 該揺動軸に揺動自在に支持される揺動アームと、 前記傾斜面を有し該揺動アームに固設されるパッドと、 前記揺動アームに付勢力を付与して前記揺動アームを前
    記揺動軸回りの一方向に回転させる付勢手段と、 前記揺動アームに当接して前記一方向の回転を規制する
    とともに回動されることによって前記揺動アームとの当
    接面を変位させる揺動角調整部材とからなることを特徴
    とする請求項3記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動角調整部材を正逆回転させるモ
    ータと、 前記用紙の厚みを電気信号として検出する紙厚検出手段
    と、 該紙厚検出手段によって検出した紙厚値に基づき紙厚に
    応じた前記傾斜面の規定傾斜角度値を記憶情報から呼出
    し前記傾斜面の傾斜角度が該規定傾斜角度値に一致する
    ように前記モータを駆動制御する制御手段とを具備した
    ことを特徴とする請求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記摩擦パッドの揺動範囲内で前記傾斜
    面が前記分離ローラの外周面に接触することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の給紙装置。
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JP2013155018A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Konica Minolta Inc 原稿搬送装置および画像形成装置

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