JP2650594B2 - 和音入力装置および自動伴奏装置 - Google Patents

和音入力装置および自動伴奏装置

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JP2650594B2
JP2650594B2 JP4356696A JP35669692A JP2650594B2 JP 2650594 B2 JP2650594 B2 JP 2650594B2 JP 4356696 A JP4356696 A JP 4356696A JP 35669692 A JP35669692 A JP 35669692A JP 2650594 B2 JP2650594 B2 JP 2650594B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動演奏や自動編曲を
目的として和音名を入力する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽譜に表記された和音(コード)
を入力し、この入力された和音に基づいて自動的に合奏
演奏を奏でる自動演奏装置や、その入力された和音に基
づいて合奏演奏のための演奏データを作成する自動編曲
装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動演奏装置や自動編曲装置は、最もよく用いられ
ている表記法で表記された和音のみを入力できるように
されていた。一般に、和音の表記法は1種類ではなく、
同じ和音でも楽譜により表記法が異なっていることが多
い。したがって、装置が処理できる和音であったとして
も、該和音の表記法が異なるために、操作者は該和音を
入力できないことがあった。例えば、和音“Cm7♭
5”は、“Cm7―5”または“Cφ”と表記されるこ
とがあり、“Cm7♭5”と表記された和音は入力でき
ても、異表記同和音である“Cm7―5”または“C
φ”は入力できないことがあった。特に、和音等譜面の
知識のない操作者にとっては、譜面どおりにしか和音を
入力できないために非常に使い難いという問題が生じて
いた。
【0004】また、メモリ容量や操作性等の面から装置
によっては使用頻度の低い和音を処理しないように構成
しているものもあり、その和音が他の和音で代用しても
差し支えないものであったとしても操作者は入力するこ
とができなかった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、表記法の異なる和音や処理できない和音を入力する
ことが可能である和音入力装置および自動演奏装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の和音入力装置は、複数の表記方法で和音名
を、文字または文字列で入力可能な和音名入力手段と、
前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
部について、複数の表記方法の中の特定の表記方法にお
いて使用される文字または文字列に変換する変換手段
と、前記和音名入力手段で入力された文字または文字列
の一部から、入力された和音名の和音について根音の音
名を示す根音情報を出力する根音情報出力手段と、複数
の和音種類について、前記特定の表記方法の文字または
文字列とそれぞれの和音種類を表す和音種類情報とを対
応して記憶する和音種類テーブルと、前記変換手段で変
換された文字または文字列から、前記和音種類テーブル
を参照して、前記入力された和音名の和音について和音
種類を表す和音種類情報を出力する和音種類情報出力手
段と、根音情報と和音種類情報とからなる和音情報を順
次記憶する和音情報記憶手段と、前記根音情報出力手段
で出力された根音情報と、前記和音種類情報出力手段で
出力された和音種類情報とを和音情報として前記和音情
報記憶手段に書き込む書込手段とを備えることを特徴と
する。好ましくは、前記変換手段は、前記和音名入力手
段で入力された文字または文字列、あるいは前記変換手
段によって変換された後の文字または文字列の一部を、
その前または後の文字または文字列に応じて他の文字ま
たは文字列へ変更する手段を含むことを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、本発明の和音名
表示装置は、複数の表記方法で和音名を、文字または文
字列で入力可能な和音名入力手段と、前記和音名入力手
段で入力された文字または文字列の一部について、複数
の表記方法の中の特定の表記方法において使用される文
字または文字列に変換する変換手段と、複数の和音種類
について、前記特定の表記方法の文字または文字列とそ
れぞれの和音種類を表す和音種類情報とを対応して記憶
する和音種類テーブルと、前記和音名入力手段で入力さ
れた文字または文字列の一部から、入力された和音名の
和音について根音の音名と、前記変換手段で変換された
文字または文字列から、前記和音種類テーブルを参照し
て、前記入力された和音名の和音について和音種類を検
出する和音検出手段と、和音名を表示する表示手段と、
前記和音検出手段で検出された和音の和音名を、前記変
換手段で変換された文字または文字列で前記表示手段に
表示させるように指示する和音名表示指示手段とを備え
たことを特徴とする。また、好ましくは、前記変換手段
は、前記和音名入力手段で入力された文字または文字
列、あるいは前記変換手段によって変換された後の文字
または文字列の一部を、その前または後の文字または文
字列に応じて他の文字または文字列へ変更する手段を含
むことを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、本発明の自動伴
奏装置は、複数の表記方法で和音名を、文字または文字
列で入力可能な和音名入力手段と、前記和音名入力手段
で入力された文字または文字列の一部について、複数の
表記方法の中の特定の表記方法において使用される文字
または文字列に変換する変換手段と、前記和音名入力手
段で入力された文字または文字列の一部から、入力され
た和音名の和音について根音の音名を示す根音情報を出
力する根音情報出力手段と、複数の和音種類について、
前記特定の表記方法の文字または文字列とそれぞれの和
音種類を表す和音種類情報とを対応して記憶する和音種
類テーブルと、前記変換手段で変換された文字または文
字列から、前記和音種類テーブルを参照して、前記入力
された和音名の和音について和音種類を表す和音種類情
報を出力する和音種類情報出力手段と、根音情報と和音
種類情報からなる和音情報を順次記憶する和音情報記憶
手段と、前記根音情報出力手段で出力された根音情報
と、前記和音種類情報出力手段で出力された和音種類情
報とを和音情報として前記和音情報記憶手段に書き込む
書込手段と、前記和音情報記憶手段から出力される和音
情報に基づいて自動伴奏を行う自動伴奏手段とを備える
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の和音入力装置に依れば、根音情報出力
手段により、和音名入力手段で入力された文字または文
字列の一部から、入力された和音名の和音について根音
の音名を示す根音情報が出力され、和音種類情報出力手
段により、変換手段で変換された文字または文字列か
ら、和音種類テーブルを参照して、前記入力された和音
名の和音について和音種類を表す和音種類情報が出力さ
れ、このようにして出力された根音情報と和音種類情報
とが和音情報として和音情報記憶手段に書き込まれる。
好ましくは、前記和音名入力手段で入力された文字また
は文字列、あるいは前記変換手段によって変換された後
の文字または文字列の一部が、その前または後の文字ま
たは文字列に応じて他の文字または文字列へ変更され
る。
【0010】また、本発明の和音名表示装置に依れば、
和音検出手段により、和音名入力手段で入力された文字
または文字列の一部から、入力された和音名の和音につ
いて根音の音名と、変換手段で変換された文字または文
字列から、和音種類テーブルを参照して、前記入力され
た和音名の和音について和音種類とが検出され、このよ
うにして検出された和音の和音名が、前記変換手段で変
換された文字または文字列で表示手段に表示させるよう
に指示される。また、好ましくは、前記和音名入力手段
で入力された文字または文字列、あるいは前記変換手段
によって変換された後の文字または文字列の一部が、そ
の前または後の文字または文字列に応じて他の文字また
は文字列へ変更される。
【0011】さらに、本発明の自動伴奏装置に依れば、
根音情報出力手段により、和音名入力手段で入力された
文字または文字列の一部から、入力された和音名の和音
について根音の音名を示す根音情報が出力され、和音種
類情報出力手段により、変換手段で変換された文字また
は文字列から、和音種類テーブルを参照して、前記入力
された和音名の和音について和音種類を表す和音種類情
報が出力され、このようにして出力された根音情報と和
音種類情報とが和音情報として和音情報記憶手段に書き
込まれ、自動伴奏手段により、この和音情報記憶手段か
ら出力される和音情報に基づいて自動伴奏が行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0013】図1は、本発明に係る自動編曲装置の一実
施例の概略構成を示すブロック図である。同図におい
て、本実施例の自動編曲装置は、鍵盤1と、各種制御情
報を入力するためのスイッチ群2と、全体の制御を司る
CPU3と、CPU3が実行する処理プログラムを格納
するプログラムメモリ4と、演算結果や入力情報を一時
記憶するワーキングメモリ5と、入力された和音を演奏
順に進行させるための和音進行メモリ6と、該和音進行
メモリ6から出力される和音に基づいて楽音信号を出力
する自動伴奏装置7と、鍵盤1により入力された音名に
応じてCPU3が出力するノートコードに基づいて楽音
信号を出力するトーンジェネレータ(TG)8と、各種
入力情報や演算結果等を表示する表示器9とにより主と
して構成されている。
【0014】自動伴奏装置7の出力側およびトーンジェ
ネレータ8の出力側は両者の楽音信号出力をミキシング
するためのミキシング装置10の入力側に接続され、ミ
キシング装置10の出力側はスピーカ等のサウンドシス
テム(SS)11の入力側に接続されている。
【0015】さらに、バスライン12を介して、鍵盤
1、スイッチ群2、CPU3、プログラムメモリ4、ワ
ーキングメモリ5、和音進行メモリ6、自動伴奏装置
7、トーンジェネレータ8、表示器9は相互に接続され
ている。
【0016】図2は、入力パネル上に配設されたスイッ
チ群2の一例を示し、説明に必要なスイッチのみを図示
してある。同図において、本実施例のスイッチ群2は、
和音を入力するための和音入力スイッチ21と、入力さ
れた和音を1和音とするためのリターン(RET)スイ
ッチ22と、自動伴奏装置の開始または停止を行うスタ
ート/ストップ スイッチ23とにより構成されている。
【0017】図3は、入力された和音を実施例の自動編
曲装置が処理できる和音に変換するための変換ルールの
一例を示す図である。同図において、“dim”は「デ
ィミニッシュ」を、“m”は「マイナ」を、“M”は
「メイジャ」を、“aug”は「オーグメント」を、そ
れぞれ示している。(a),(c),(d)において、
各矢印の左側の表記法が右側の表記法に変換される。
(b)に示す“―”は、当該記号の直後が“5”である
場合または前に“m”,“sus4”,“dim”,
“aug”がある場合には、“♭”に、直後が“6”ま
たは“7”である場合または前に“m”,“sus
4”,“dim”,“aug”がない場合には、“m”
にそれぞれ変換され、“M”は、当該記号の直後が
“9”,“11”または“13”である場合には、
“#”に、直後が“9”,“11”または“13”以外
である場合には、そのまま“M”にそれぞれ変換され
る。ここで、“sus4”は“サスペンデッド フォー
ス”を示している。
【0018】また、図3には“add”「アド」と“o
mitt”「オミット」についてはルールを設けていな
い。そして、後述する図7の文字配列にもこれらの対応
領域を設けていない。すなわち、本装置では、“ad
d”や“omitt”を用いた表記法を解釈しないよう
にしている。例えば“Cadd9”なら“C9”で“C
7omitt5”なら“C7”で代用しても音楽的にさ
ほど差し支えないことから、解釈しないようにしている
が、特に“add”と“omitt”の場合には、単純
に無視するだけでよいので、処理上も簡単で有利であ
る。
【0019】図4は本実施例のメインルーチンのフロー
チャートであり、ステップS1では各種パラメータの初
期設定を行う。次に、ステップS2では鍵盤1の鍵や各
種スイッチがオン/オフされたか否かを検出するキーイ
ベント処理を行い、ステップS3ではスタート/ストッ
プ スイッチ23が押された場合に、自動伴奏装置7が停
止しているときには開始させ、動作しているときには停
止させる処理を行う。続くステップS4では、ステップ
S2の処理において和音入力スイッチ21が押されたか
否かを判別して、押されたときには続くステップS5
で、和音入力サブルーチン処理を行い、押されないとき
にはステップS5をスキップしてステップS6に進む。
ステップS6ではテンポ調整等のその他の処理を実行
し、その後ステップS2に戻って前述の処理を繰り返
す。
【0020】図5は、本発明の特徴を成す和音入力サブ
ルーチン(図4のステップS4)の処理の詳細を示すフ
ローチャートであり、まず、ステップS11で、後述す
る和音進行メモリ6内の入力された和音の根音を記憶す
るメモリ(CPM(CP))および該和音のタイプ(コ
ードタイプ)を記憶するメモリ(CPM(CP+1))
の位置を示すポインタCPをリセット(“0”)し、ス
テップS12で、ワーキングメモリ5内の入力された和
音を一時記憶するメモリCHR1( )をクリアする。
【0021】次に、譜面に表記された和音を構成する文
字または文字列(以下、「文字等」という)が前記和音
入力スイッチ21により入力されると、ステップS13
で、該文字等は、その入力順に、メモリCHR1( )
に記憶され、ステップS14で前記リターン スイッチ
2が押されるまでステップS13の入力処理を繰り返
す。図6(a)は、メモリCHR1( )に記憶された
和音の一例を示し、図示例では、例えば、和音“Cau
gΔ7”を入力したときに、ステップS13からステッ
プS14のループにより各文字等がメモリCHR1(
)に(i)で示す領域に入力順に配列される。
【0022】ステップS14の判別ルーチンにおいて、
リターン スイッチ22が押されると、ステップS15に
進み、図6(a)の領域(ii)に、即ち和音を構成す
る文字等の最後にエンドコードが記憶され、メモリCH
R1( )の先頭からエンドコードまでが1つの和音と
みなされる。
【0023】続くステップS16では、前記メモリCH
R1( )の内容が、前述した図3の変換ルールに従っ
て変換されて同一メモリCHR1( )に一時記憶され
(図6(b))、この記憶された文字等がワーキングメ
モリ5内のメモリCHR2()に配列し直される文字変
換処理が行われる。図7は、メモリCHR2( )に配
列し直された和音の一例および該メモリの各記憶領域
〜に記憶される文字等を示す図である。同図中、
“:”〜“:”に記載された文字等はメモリCHR
2( )の各記憶領域〜に記憶される文字等を示
し、“:”に記載された文字等は、この優先順位で記
憶領域に記憶される。
【0024】図8は、前記図5のステップS16の文字
変換処理のサブルーチンの詳細を示すフローチャートで
ある。
【0025】同図において、ステップS31〜ステップ
S34で、メモリCHR1( )の和音は、それぞれ図
3の(a)〜(d)の変換ルールに従って変換され、同
一メモリCHR1( )に一時記憶される。このとき、
ステップS31,ステップS33およびステップS34
において、変換後の文字が多くなるときには後ろのデー
タを後ろにずらし、変換後の文字が少なくなるときには
後ろのデータを前につめる。即ち、例えば“Cφ”が入
力されると、まずメモリCHR1( )には、図9
(a)に示すように文字等が入力順に記憶され、次に該
文字等が前記変換ルールによって変換され、図9(b)
に示すように“Cm7♭5”が同一メモリCHR1(
)に記憶される。このとき、1文字である“φ”は4
文字である“m7♭5”に変換されるので、後ろのデー
タである“エンドコード”は3文字分後ろにずらして記
憶される。一方、例えば“C7+5−9”が入力される
と該和音は“C7aug♭9”に変換され、初めは2文
字であった“+5”が1文字である“aug”に変換さ
れるので、後ろのデータ、即ち“♭”は1文字分前につ
めて記憶される。
【0026】続くステップS35では、メモリCHR1
( )の最初の文字等をワーキングメモリ5内のメモリ
ROOTに記憶し、ステップS36では、メモリCHR
2()の内容をクリアして、ステップS37では、ステ
ップS31〜ステップS34で変換された変換結果を、
前述した図7に示す記憶ルールに従ってメモリCHR2
( )の各記憶領域〜に記憶する。図7のメモリC
HR2( )は、図6(b)のメモリCHR1( )に
記憶された和音を前記記憶ルールに従って配列し直した
結果を示している。即ち、メモリCHR1( )の先頭
の文字等(“C”)と最後の文字等(“エンドコー
ド”)が除かれ、メモリCHR2( )には、“au
g”が記憶領域に、“M7”が記憶領域にそれぞれ
記憶される。また、図9(b)のメモリCHR1( )
に記憶された和音“Cm7♭5”がメモリCHR2(
)に記憶される場合には、“m”が記憶領域に、
“7”が記憶領域に左づめで、“なし”が記憶領域
に、“♭5”が記憶領域にそれぞれ記憶される。ここ
で、各記憶領域〜に記憶される文字等は、参照する
メモリCHR1( )の和音によっては、前記記憶ルー
ルに記載された文字等(“:”〜“:”に記載され
た文字等)に相当しない場合があり、その場合には“な
し”を記憶する。即ち、当該領域には何も記憶しないで
おく。
【0027】次に、図5のステップS17に戻り、入力
された和音のタイプを決定するための和音パターンテー
ブルとメモリCHR2( )の内容とを対照させ、その
結果決定された和音のタイプをワーキングメモリ5内の
メモリTYPEに記憶する。図10は、この和音パター
ンテーブルの一例を示す図であり、例えば、プログラム
メモリ4に予め記憶されている。例えば、図7のメモリ
CHR2( )と図10の和音パターンテーブルとが対
照されると、“augM7”は和音パターンテーブル内
のTYPE番号が10番のものと一致するので、前記メ
モリTYPEに“10”が記憶される。
【0028】続くステップS18では、ステップS17
において、入力された和音が和音パターンテーブルとマ
ッチングしたか否かを判別し、和音のタイプが検出され
た場合、即ち、和音パターンテーブルとマッチングした
場合には、ステップS19に進み、表示器9に、検出さ
れた和音名を表示する。このとき、表示器9には、必ず
しも入力された和音がそのまま表示される訳ではなく、
前記文字変換処理により変換された和音が表示される。
したがって、操作者は、入力した和音に別の表記法があ
ることや、入力した和音が他の和音で代用されることを
知ることができる。
【0029】さらに、ステップS20に進み、前記ポイ
ンタCPで示されるメモリCPM(CP)および次のメ
モリCPM(CP+1)に、それぞれメモリROOTお
よびメモリTYPEの内容を記憶して、ステップS21
でポインタCPを2だけ進める。ここで、メモリCPM
(CP)(CP=0,1,…)は、和音進行メモリ6内
にCPM(0)から順に配列され、和音が入力されて、
その和音のルートとタイプが決定されると、メモリCP
M(CP)の若い番号から順にそのルートとタイプが記
憶される。ポインタCPは、その和音のルートとタイプ
を記憶するメモリCPM(CP)の位置を決定する役割
を果している。
【0030】続くステップS22では、和音の入力が終
了したか否かを判別し、操作者は和音の入力を終了した
いときには、図示しない確定キーを押して、CPU3に
和音の入力を終了することを知らせる。即ち、前記確定
キーが押されると、ステップS22の判別ルーチンでそ
の答は肯定(YES)となるため、和音入力処理を終了
し、確定キーが押されないと、ステップS12に戻って
次の和音入力があるまで待機する。
【0031】一方、ステップS18で和音のタイプが検
出されなかった場合には、ステップS23に進み、表示
器9にエラー表示がなされ、ステップS22に進む。
【0032】以上説明したように、操作者は、譜面に表
記された殆ど全ての和音、即ち、表記法が異なる同一和
音や本装置では処理できないが他の和音で代用すること
ができる和音でも入力することが可能となり、特に、あ
まり譜面を知らない操作者でも譜面上に種々の表示法で
記載されている和音を入力することができる。
【0033】なお、本実施例では本発明の特徴を成す和
音入力のみについて説明したが、単音入力も和音入力と
同時にできることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の和音入力
装置に依れば、根音情報出力手段により、和音名入力手
段で入力された文字または文字列の一部から、入力され
た和音名の和音について根音の音名を示す根音情報が出
力され、和音種類情報出力手段により、変換手段で変換
された文字または文字列から、和音種類テーブルを参照
して、前記入力された和音名の和音について和音種類を
表す和音種類情報が出力され、このようにして出力され
た根音情報と和音種類情報とが和音情報として和音情報
記憶手段に書き込まれるので、表記法の異なる和音や処
理できない和音を入力することが可能となる効果を奏す
る。また、複数の表記法による和音名を受け付けること
ができるので、あまり譜面の知識のない操作者であって
も、譜面上の和音名を入力していて、入力が受け付けら
れなくて困るといったことが少なくなる。また、本発明
の和音名表示装置に依れば、和音検出手段により、和音
名入力手段で入力された文字または文字列の一部から、
入力された和音名の和音について根音の音名と、変換手
段で変換された文字または文字列から、和音種類テーブ
ルを参照して、前記入力された和音名の和音について和
音種類とが検出され、このようにして検出された和音の
和音名が、前記変換手段で変換された文字または文字列
で表示手段に表示されるので、操作者は、入力した和音
に別の表記法があることや、入力した和音が他の和音で
代用されることを知ることができる。さらに、本発明の
自動伴奏装置に依れば、根音情報出力手段により、和音
名入力手段で入力された文字または文字列の一部から、
入力された和音名の和音について根音の音名を示す根音
情報が出力され、和音種類情報出力手段により、変換手
段で変換された文字または文字列から、和音種類テーブ
ルを参照して、前記入力された和音名の和音について和
音種類を表す和音種類情報が出力され、このようにして
出力された根音情報と和音種類情報とが和音情報として
和音情報記憶手段に書き込まれ、自動伴奏手段により、
この和音情報記憶手段から出力される和音情報に基づい
て自動伴奏が行われるので、表記法の異なる和音や処理
できない和音を入力することができるとともに、その入
力した和音で自動伴奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動編曲装置の一実施例の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】入力パネル上に配設されたスイッチ群の一例を
示す図である。
【図3】入力された和音を実施例に係る自動編曲装置が
処理できる和音に変換する変換ルールを示す図である。
【図4】本実施例のメインルーチンのフローチャートで
ある。
【図5】本発明の特徴を成す和音入力ルーチンの処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図6】メモリCHR1( )に記憶された和音の一例
を示す図である。
【図7】メモリCHR2( )に記憶された和音の一例
を示す図である。
【図8】図5中の文字変換処理のサブルーチンの詳細を
示すフローチャートである。
【図9】メモリCHR1( )に記憶された和音の他の
一例を示す図である。
【図10】和音パターンテーブルの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 和音入力スイッチ(和音名入力手段) 3 CPU(変換手段、根音情報出力手段、和音種類情
報出力手段、書込手段、和音検出手段、和音名表示指示
手段) 4 プログラムメモリ(和音種類テーブル) 5 ワーキングメモリ(和音情報記憶手段) 7 自動伴奏装置(自動伴奏手段) 9 表示器(表示手段)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表記方法で和音名を、文字または
    文字列で入力可能な和音名入力手段と、 前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
    部について、複数の表記方法の中の特定の表記方法にお
    いて使用される文字または文字列に変換する変換手段
    と、 前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
    部から、入力された和音名の和音について根音の音名を
    示す根音情報を出力する根音情報出力手段と、 複数の和音種類について、前記特定の表記方法の文字ま
    たは文字列とそれぞれの和音種類を表す和音種類情報と
    を対応して記憶する和音種類テーブルと、 前記変換手段で変換された文字または文字列から、前記
    和音種類テーブルを参照して、前記入力された和音名の
    和音について和音種類を表す和音種類情報を出力する和
    音種類情報出力手段と、 根音情報と和音種類情報とからなる和音情報を順次記憶
    する和音情報記憶手段と、 前記根音情報出力手段で出力された根音情報と、前記和
    音種類情報出力手段で出力された和音種類情報とを和音
    情報として前記和音情報記憶手段に書き込む書込手段と
    を備えることを特徴とする和音入力装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、前記和音名入力手段で
    入力された文字または文字列、あるいは前記変換手段に
    よって変換された後の文字または文字列の一部を、その
    前または後の文字または文字列に応じて他の文字または
    文字列へ変更する手段を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の和音入力装置。
  3. 【請求項3】 複数の表記方法で和音名を、文字または
    文字列で入力可能な和音名入力手段と、 前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
    部について、複数の表記方法の中の特定の表記方法にお
    いて使用される文字または文字列に変換する変換手段
    と、 複数の和音種類について、前記特定の表記方法の文字ま
    たは文字列とそれぞれの和音種類を表す和音種類情報と
    を対応して記憶する和音種類テーブルと、 前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
    部から、入力された和音名の和音について根音の音名
    と、前記変換手段で変換された文字または文字列から、
    前記和音種類テーブルを参照して、前記入力された和音
    名の和音について和音種類を検出する和音検出手段と、 和音名を表示する表示手段と、 前記和音検出手段で検出された和音の和音名を、前記変
    換手段で変換された文字または文字列で前記表示手段に
    表示させるように指示する和音名表示指示手段とを備え
    たことを特徴とする和音名表示装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、前記和音名入力手段で
    入力された文字または文字列、あるいは前記変換手段に
    よって変換された後の文字または文字列の一部を、その
    前または後の文字または文字列に応じて他の文字または
    文字列へ変更する手段を含むことを特徴とする請求項3
    に記載の和音名表示装置。
  5. 【請求項5】 複数の表記方法で和音名を、文字または
    文字列で入力可能な和音名入力手段と、 前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
    部について、複数の表記方法の中の特定の表記方法にお
    いて使用される文字または文字列に変換する変換手段
    と、 前記和音名入力手段で入力された文字または文字列の一
    部から、入力された和音名の和音について根音の音名を
    示す根音情報を出力する根音情報出力手段と、 複数の和音種類について、前記特定の表記方法の文字ま
    たは文字列とそれぞれの和音種類を表す和音種類情報と
    を対応して記憶する和音種類テーブルと、 前記変換手段で変換された文字または文字列から、前記
    和音種類テーブルを参照して、前記入力された和音名の
    和音について和音種類を表す和音種類情報を出力する和
    音種類情報出力手段と、 根音情報と和音種類情報からなる和音情報を順次記憶す
    る和音情報記憶手段と、 前記根音情報出力手段で出力された根音情報と、前記和
    音種類情報出力手段で出力された和音種類情報とを和音
    情報として前記和音情報記憶手段に書き込む書込手段
    と、 前記和音情報記憶手段から出力される和音情報に基づい
    て自動伴奏を行う自動伴奏手段とを備えることを特徴と
    する自動伴奏装置。
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