JPH05273975A - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JPH05273975A
JPH05273975A JP4097022A JP9702292A JPH05273975A JP H05273975 A JPH05273975 A JP H05273975A JP 4097022 A JP4097022 A JP 4097022A JP 9702292 A JP9702292 A JP 9702292A JP H05273975 A JPH05273975 A JP H05273975A
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    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
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    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/121Musical libraries, i.e. musical databases indexed by musical parameters, wavetables, indexing schemes using musical parameters, musical rule bases or knowledge bases, e.g. for automatic composing methods
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の自動伴奏用の伴奏パターンを簡単かつ
迅速に選択することを可能とする。 【構成】 伴奏のパート(コーバッキング、ベース、打
楽器)毎に、複数の伴奏パターンの特徴がメモリに記憶
されている。操作者が、拍子、雰囲気等の伴奏パターン
の特徴を検索条件として指定すると、その条件を満たす
伴奏パターンが選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指定された和音、リズ
ムの種類等に基づいてコードバッキング音、ベース音及
び打楽器音を所定のパターンに従って自動的に発生する
自動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の伴奏パターン(1,2小節単位で
繰り返される演奏パターン)を予めメモリに記憶してお
き、演奏者がパターンの番号を指定することにより、伴
奏パターンが選択され、自動伴奏が行われるようにした
自動伴奏装置は従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パター
ン番号だけではそのパターンがどのようなパターンか分
らないため、所望の伴奏パターンを迅速に選択できない
という問題があった。
【0004】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたものであり、演奏者が所望の伴奏パターンを簡単か
つ迅速に選択することができるようにした自動伴奏装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数の伴奏パターンを記憶するパターン記憶
手段と、該パターン記憶手段から伴奏パターンを読み出
し、自動的に演奏する自動演奏手段とを備えた自動伴奏
装置において、前記複数の伴奏パターンの特徴をパター
ン毎に記憶するパターン特徴記憶手段と、操作者が必要
な伴奏パターンの特徴を検索条件として入力するための
パターン検索条件入力手段と、該パターン検索条件入力
手段から入力される検索条件に基づいて前記パターン特
徴記憶手段を検索し、前記検索条件を満たす伴奏パター
ンを選択するパターン検索手段とを設けるようにしたも
のである。
【0006】さらに本発明は、複数の伴奏パターンを記
憶するパターン記憶手段と、前記複数の伴奏パターンの
特徴をパターン毎に記憶するパターン特徴記憶手段と、
複数の演奏パートを指定する演奏パート指定手段と、操
作者が必要な伴奏パターンの特徴を検索条件として入力
するためのパターン検索条件入力手段と、該パターン検
索条件入力手段から入力される検索条件に基づいて、前
記パターン特徴記憶手段を検索し、前記演奏パート指定
手段によって指定された複数の演奏パート毎に伴奏パタ
ーンを選択するパターン検索手段と、該選択された複数
のパート毎の伴奏パターンを前記伴奏パターン記憶手段
からそれぞれ読出し、同時に合奏演奏する自動演奏手段
とを備える自動伴奏装置を提供するようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】操作者が必要とする伴奏パターンの特徴を検索
条件として入力すると、その条件を満たす伴奏パターン
が選択され、その伴奏パターンによる自動伴奏が行われ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1は、本発明の一実施例に係る自動伴奏
装置を備えた電子楽器の全体構成を示すブロック図であ
る。同図において、鍵盤1は、押鍵状態を検出する検出
回路3及びバスライン6を介して中央処理装置(CP
U)7に接続されており、押鍵状態を示す信号(例え
ば、キーオン信号、キーコード信号等)がCPU7に供
給される。バスライン6には、検出回路4及びドライバ
5を介してパネル2が接続されている。パネル2には、
各種スイッチ及び文字キーの配列22と表示器21とが
設けられている。検出回路4は、各種スイッチ及び文字
キーの操作状態を検出し、その検出信号をCPU7に入
力する。ドライバ5は、CPU7から供給される表示デ
ータ信号に応じて表示器21を駆動する。
【0010】CPU7には、クロック信号を供給するタ
イマ12が接続され、さらにバスライン6を介してプロ
グラムメモリ8、ワーキングメモリ9、パターンデータ
メモリ10、自動伴奏データメモリ11及びトーンジェ
ネレータ13が接続されている。トーンジェネレータ1
3は、D/A変換器、増幅器、スピーカ等より成るサウ
ンドシステム14に接続されている。
【0011】CPU7は、鍵盤1の押鍵状態及びパネル
2のスイッチ・文字キーの操作状態に応じて各種処理を
行うものであり、具体的にはプログラムメモリ8に格納
されたプログラムにしたがって後述する図4〜6及び図
8〜12に示す処理を行い、トーンジェネレータ13に
発音を指示する信号を出力する。これにより、サウンド
システム14から楽音が発音される。
【0012】プログラムメモリ8及びパターンデータメ
モリ10は、ROM(Read OnlyMemory)であり、それぞ
れCPU7を作動させるプログラム及び伴奏パターンに
関するデータを格納するものである。パターンデータメ
モリ10は、パターン項目メモリ10a及びパターンメ
モリ10bから成る。パターン項目メモリ10aには、
例えば図3に示すように、コードバッキング、ベース及
び打楽器の各パート毎に、101種類の伴奏パターンの
パターン番号PTN、パターン名(PTNNAME)、拍子(METE
R)、3連系か否かを示するデータ(TRPLT)、雰囲気(MOO
D)、その他の特徴(OTHER)が格納されている。ここで、
雰囲気は、例えばハード(HARD)、ソフト(SOFT)、ポップ
(POP)といったことばで表現される伴奏パターンの特徴
であり、その他の特徴としては、例えば、シンコペーシ
ョン(Syncopation)、フィルイン(FILL IN)などがある。
また、パターン名は、ディスコ(DISCO)、16ビート(16
-BEAT)、スウィング(SWING)、ワルツ(WALTZ)などといっ
たパターンの特徴を適確に表現することばを用いてい
る。
【0013】ベースや打楽器のパートについても、コー
ドバッキングと同様の内容が格納されているが、パート
毎のパターンの種類は必ずしも同数である必要はない。
【0014】パターンメモリ10bには、各パート及び
パターン番号に対応した伴奏パターンのデータが格納さ
れている。
【0015】ワーキングメモリ9及び自動伴奏データメ
モリ11は、RAM(Random AccessMemory)であり、そ
れぞれCPU7における演算途中のデータの一時的な記
憶及び自動伴奏実行時に選択された伴奏パターンの一時
的な記憶に使用される。
【0016】図2は、パネル2の具体的な構成例を示す
図であり、パネル2には、表示器21とともに編集スイ
ッチ22a、カーソルスイッチ22b、ENTERスイ
ッチ22c、ESCスイッチ22d、START/ST
OPスイッチ22e、パートスイッチ22f、論理式記
号スイッチ22g、削除スイッチ22h(DEL)及び
文字キー22iが設けられている。
【0017】パートスイッチ22fは、コードバッキン
グパートに対応するスイッチCHRD1及びCHRD
2、ベースパートに対応するスイッチBASS、並びに
打楽器パートに対応するスイッチRYTHM1及びRY
THM2から成り、これらのスイッチのそれぞれに対応
して伴奏パターンを選択できるように構成されている。
したがって、コードバッキングパート及び打楽器パート
については、それぞれ2つの伴奏パターンを選択するこ
とができる。
【0018】論理式記号スイッチ22g
は、「(」、「)」、「〜」、「&」、「|」、「=」
のスイッチから成り、「(」、「)」及び「=」は通常
の数式で使用される場合と同様の意味に用いる。また、
「〜」は、論理の反転演算の記号、「&」は論理積演算
の記号、「|」は論理和演算の記号を入力するためのス
イッチである。例えば「(TRPLT|METER=3
/4)&HARD」という論理式は、「三連系(TRPLT)
又は3/4拍子でかつハード(HARD)な雰囲気」という条
件を表わす。
【0019】なお、上記スイッチ22a〜22hはいず
れも自己復帰型のスイッチである。次に、図4〜図12
を参照してCPU7で実行される処理内容を詳細に説明
する。
【0020】図4はメインルーチンのフローチャートで
あり、ステップS1では各種パラメータの初期設定を行
い、次にパネル2の編集スイッチ22aがオンされたか
否かを判別する(ステップS2)。オンされていなけれ
ば、ステップS6に進み、オンされたときには、図5に
示す検索サブルーチン(ステップS3)、図6に示す選
択サブルーチン(ステップS4)及び図8に示す編集サ
ブルーチン(ステップS5)を実行して、ステップS6
に進む。ステップS3〜S5により、必要な伴奏パター
ンの特徴を検索条件としたパターン番号の検索及び演奏
に使用するパターンの決定が行われる。
【0021】ステップS6では、鍵盤1でキーイベント
が発生したか否かを判別し、発生していなければ直ちに
ステップS8に進み、発生していれば図9に示すキーイ
ベントサブルーチンを実行して(ステップS7)、ステ
ップS8に進む。キーイベントサブルーチンでは、新た
に押鍵又は離鍵されたキーの鍵域に応じて、発音/消音
処理又は和音の検出が行われる。
【0022】ステップS8では、パネル2のSTART
/STOPスイッチ22eがオンされたか否かを判別
し、オンされていなければステップS2にもどり、オン
されたときには図10に示すスタート/ストップサブル
ーチンを実行し(ステップS9)、ステップS2にもど
る。スタート/ストップサブルーチンでは、自動伴奏デ
ータメモリ11の自動伴奏開始アドレスを示すポインタ
の設定又は消音処理が行われる。
【0023】図5は、図4のメインルーチンのステップ
S3で実行される検索サブルーチンのフローチャートで
ある。
【0024】ステップS11は、パートスイッチ22f
(図2)がオンされるのを待つ処理であり、パートスイ
ッチ22fがオンされるとステップS12に進む。パー
トスイッチ22fは、前述したように、コードバッキン
グパートに対応するスイッチCHRD1及びCHRD
2、ベースパートに対応するスイッチBASS、並びに
打楽器パートに対応するスイッチRYTHM1及びRY
THM2から成り、これらのスイツチに対してパート番
号0〜4が、上述した順序で割当てられている。すなわ
ち、スイッチCHRD1がパート番号0であり、スイッ
チRYTHM2がパート番号4である。
【0025】ステップS12では、オンされたパートス
イッチのパート番号を選択処理中パート番号PARTと
し、次に表示器21の表示内容を記憶するバッファをク
リアして表示器21の画面を切換える(ステップS1
3)。続くステップS14では、文字キー22i、論理
式記号スイッチ22g、カーソルスイッチ22bによる
文字若しくは論理式記号の入力指示、又は削除スイッチ
22hによる文字若しくは記号の削除指示があるか否か
を判別し、なければ直ちにステップS16に進む。文
字、記号の入力指示、又は削除指示があれば、バッファ
内のカーソルに対応する位置に文字コード(記号のコー
ドも含む)を挿入し、または対応する位置の文字コード
を削除して、表示器21に表示する。このときの表示器
21の表示は、例えば図7(a)に示すようになる。こ
の例は、「4/4拍子かつ三連系又はパターン名がWA
LTZ」という検索条件が入力された場合を示してい
る。
【0026】ステップS16では、ENTERスイッチ
22cがオンされたか否かを判別し、オンされなければ
ステップS14に戻り、オンされたときにはステップS
17に進む。
【0027】ステップS14及びS15で操作者により
検索条件が入力され、ENTERスイッチオンでその条
件が確定する。
【0028】ステップS17では、バッファの内容、す
なわち入力された検索条件を他のメモリ領域STRに移
し、次いで演算記号「(」、「)」、「〜」、「&」、
「|」によって項目に分解し(ステップS18)、演算
記号の優先順位にしたがってパターンデータメモリ10
を検索し、検索条件を満たすパターン番号PTNを抜き
出す(ステップS19)。該当パターンがなければ(ス
テップS20の答が否定(NO))、表示器21に「パ
ターンなし」と表示して(ステップS23)、メインル
ーチン(図4)のステップS6へ戻る。該当パターンが
あれば(ステップS20の答が肯定(YES))、その
パターン番号PTNを、選択候補番号LST(j)(j
=0〜(選択候補番号の数−1))とし(ステップS2
1)、LST(j)とそれに対応するパターン名PTN
NAMEを、例えば、図7(b)に示すように表示器2
1に表示する(ステップS22)。
【0029】図5の検索サブルーチンにより、操作者が
設定した検索条件を満たすパターン番号PTN及びパタ
ーン名PTNNAMEが検索され、選択候補として表示
器21に表示される。
【0030】次に、図6に示す選択サブルーチンに進
む。本ルーチンは、操作者が表示器21に表示されたカ
ーソルをカーソルスイッチ22bにより移動させ、選択
候補の中から一つを選択する処理を行うものである。す
なわち、カーソルスイッチがオンされれば(ステップS
31の答が肯定(YES))、カーソルを移動する(ス
テップS32)処理をENTERスイッチ22cがオン
されるまで繰り返し、ENTERスイッチ22cがオン
されたとき(ステップS33の答が肯定(YES))、
カーソル上のパターン名PTNNAMEに対応するパタ
ーン番号PTNを選択パターン番号SELとし(ステッ
プS34)、選択パターン番号SEL及び対応するパタ
ーン名PTNNAMEを、例えば、図7(c)に示すよ
うに表示器21に表示する(ステップS35)。
【0031】次に、図8の編集サブルーチンを実行す
る。本ルーチンは、選択した伴奏パターンの試聴及び選
択の確定のための処理を行うものである。
【0032】START/STOPスイッチ22e又は
ENTERスイッチ22cのいずれかがオンされるまで
は(ステップS41及びS42の答がともに否定(N
O))、CPU7は待機状態にあり、START/ST
OPスイッチ22eがオンされたとき(ステップS41
の答が肯定(YES))、選択処理中パート番号PAR
Tに対応するパートの選択パターン番号SELに対応す
る伴奏パターンデータ(パターンメモリ10bに格納さ
れているデータ)の先頭にパターンポインタをセットす
る(ステップS43)。
【0033】次に、伴奏パターンの試聴中であることを
示すテストフラグPRUNを値1として、START/
STOPスイッチがオンされるのを待つ(ステップS4
5)。この待機状態で、図11に示す割込みルーチンが
実行される。
【0034】図11の割込みルーチンは、1/12拍ご
とに実行され、試聴中又は自動伴奏中にパターンポイン
タが指すアドレスに記憶されているデータに基づく発音
処理を行うものである。
【0035】前記テストフラグPRUN及び自動伴奏中
のとき値1に設定される自動伴奏フラグRUNがともに
値0のときは、直ちに本ルーチンを終了する。
【0036】テストフラグPRUN=1のときには(ス
テップS11の答が肯定(YES))、選択処理中パー
ト番号PARTを発音パート番号iとし(ステップS7
2)、パターンポインタが指すパターンデータを読み出
して、発音データDATAとする(ステップS73)。
発音データDATAがエンドコードのときは(ステップ
S74の答が肯定(YES))、パターンポインタを当
該パターンデータの先頭にセットして(ステップS7
5)、ステップS73にもどる。発音データDATA
が、エンドコードでなければ(ステップS74の答が否
定(NO))、根音RTをC、タイプTPをメジャーと
して(ステップS76)、図12の再生サブルーチンを
実行する。
【0037】図12の再生サブルーチンは、発音データ
DATAに応じてキーオフ信号又はキーオン信号、キー
コード及び発音パート番号iをトーンジェネレータ13
に出力する処理を行うものである。
【0038】発音データDATAがキーオフコードのと
きには(ステップS91の答が肯定(YES))、キー
オフ信号及び発音パート番号iをトーンジェネレータ1
3に出力し(ステップS92)、パターンポインタを歩
進させて(ステップS96)、本ルーチンを終了する。
【0039】発音データDATAがキーオンコードのと
きには(ステップS93の答が肯定(YES))、発音
データDATAを根音RT及びタイプTPに応じて音高
データに変換する(ステップS94)。すなわち、発音
データDATAがキーコードに変換される。次いで、キ
ーオン信号、キーコードDATA及び発音パート番号i
をトーンジェネレータ13に出力し(ステップS9
5)、ステップS96に進む。
【0040】発音データDATAが、キーオフコード又
はキーオンコードのどちらでもないときには(ステップ
S93の答が否定(NO))、直ちにステップS96に
進む。
【0041】本ルーチンにより、パターンポインタが指
す発音データDATAに応じた発音指示信号が、トーン
ジェネレータ13に出力され、楽音として発音される。
【0042】図8のステップS45にもどり、STAR
T/STOPスイッチ22eがオンされない限り、1/
12拍毎に割込ルーチンが実行され、選択された伴奏パ
ターンが発音される。START/STOPスイッチ2
2eがオンされると、テストフラグPRUNを値0に設
定し(ステップS46)、ENTERスイッチ22c又
はESCスイッチ22dがオンされるまで待機する(ス
テップS47及びS48の答がともに否定(NO))。
【0043】ESCスイッチ22dがオンされたときに
は、直ちに本ルーチンを終了する一方、ENTERスイ
ッチ22cがオンされたときには、選択処理中パート番
号PARTに対応するパートの選択パターン番号SEL
に対応する伴奏パターンを、パターンデータメモリ10
から自動伴奏データメモリ11のパート番号PARTに
対応する記憶領域にコピーして(ステップS49)、本
ルーチンを終了する。
【0044】なお、本ルーチン開始後直ちにENTER
スイッチ22cがオンされたとき(ステップS42の答
が肯定(YES))にも、ステップS49の処理が行わ
れる。すなわち、本ルーチンによれば、選択した伴奏パ
ターンの試聴後、又は試聴しなくても、ENTERスイ
ッチ22cがオンされると選択が確定し、選択された伴
奏パターンのデータが自動伴奏メモリ11にコピーされ
る。
【0045】以上のように、図4のステップS2〜S5
によれば、操作者が所望の伴奏パターンの特徴を検索条
件として入力することにより、その条件を満たす伴奏パ
ターンを簡単かつ迅速に選択することができる。なお、
このような選択操作をパート番号0〜4の各パート(C
HRD1,CHED2,BASS,RYTHM1,RY
THM2)について行うことにより、それぞれのパート
に対応する伴奏パターンが選択される。
【0046】次にメインルーチン(図4)のステップS
7で実行されるキーイベントサブルーチンについて説明
する。
【0047】このサブルーチンでは、図9に示すよう
に、イベント(押鍵又は離鍵)が発生した鍵域が右鍵域
か否かを判別する(ステップS51)。本実施例では、
鍵盤1を左右二つの鍵域に分け、右鍵域でのキー操作に
対しては通常の発音/消音処理を行う(ステップS5
3)一方、左鍵域でのキー操作があったときには、和音
検出を行い、検出された和音の根音を根音RTとし、タ
イプ(メジャー、マイナー、セブンスなど)をタイプT
Pとする(ステップS52)。
【0048】次に、メインルーチン(図4)のステップ
S9で実行されるスタート/ストップサブルーチンにつ
いて図10を参照して説明する。
【0049】本ルーチンでは、先ず自動伴奏フラグRU
Nを反転させる、すなわちRUN=0のときにはRUN
=1とし、RUN=1のときはRUN=0とする(ステ
ップS61)。次いで、フラグRUNが値1であるか否
かを判別し(ステップS62)、RUN=0のときには
消音処理を行い(ステップS63)、RUN=1のとき
には自動伴奏データメモリ11の各パートの伴奏パター
ンが格納されたトラックの先頭にパターンポインタをセ
ットする。
【0050】本ルーチンにより、自動伴奏実行中にST
ART/STOPスイッチ22eがオンされたときに
は、自動伴奏が停止される一方、自動伴奏停止中にST
ART/STOPスイッチ22eがオンされたときに
は、自動伴奏が開始される。
【0051】自動伴奏中は、メインルーチン(図4)の
ステップS2→ステップS6〜S8→ステップS2とい
うループ処理が行われ、その間に1/12拍ごとに図1
1の割込みルーチンが実行され、トーンジェネレータ1
3に対する伴奏音の発音指示が行われる。すなわち、図
11の割込みルーチンにおいて、PRUN=0かつRU
N=1であるので、ステップS71の答が否定(N
O)、ステップS78の答が肯定(YES)となり、ス
テップS79〜S85の処理が実行される。
【0052】ステップS79では、発音パート番号iを
値0とし、次にパート番号iのパターンポインタが指す
自動伴奏データを自動伴奏データメモリ11から読み出
し、発音データDATAとする(ステップS80)。こ
の発音データDATAがエンドコードのときには(ステ
ップS81の答が肯定(YES))、パターンポインタ
を当該パターンデータの先頭にセットして(ステップS
82)、ステップS80にもどる。発音データDATA
がエンドコードでなければ(ステップS81の答が否定
(NO))、前述した図12の再生サブルーチンを実行
し(ステップS83)、発音パート番号iを値1だけイ
ンクリメントする(ステップS84)。発音パート番号
iは、パートスイッチ22fのCHRD1,CHED
2,BASS,RYTHM1,RYTHM2に対応して
0〜4の値をとるので、i=5となる(ステップS85
の答が肯定(YES)となる)まで、ステップS80〜
S85を繰り返した後、本ルーチンを終了する。このよ
うにして、選択された各パートの合奏伴奏が行なわれ
る。
【0053】以上のように、図4のステップS6〜S9
により、鍵盤1の押鍵状態、START/STOPスイ
ッチ22eの操作状態及び選択した伴奏パターンに応じ
た楽音の発音が行われる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、操作者が必要とする伴奏パターンの特徴を検
索条件として入力すると、その条件を満たす伴奏パター
ンが選択されるので、所望の伴奏パターンを簡単かつ迅
速に選択することができる。
【0055】また、請求項2記載の発明は、演奏パート
毎に検索によって選択された伴奏パターンを組み合わせ
て合奏の伴奏パターンを作り出すことができるので、無
数に(実施例図3の場合には1,000,000通り)
あるパート毎のパターンの組み合わせに対し、所望の条
件にあったパターンを検索して組み合わせることで、新
たな所望の合奏伴奏パターンを迅速に作り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子楽器の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】パネルの具体的な構成を示す図である。
【図3】図1のパターン項目メモリに記憶されるデータ
の内容を説明するための図である。
【図4】図1の中央処理装置(CPU)で実行されるメ
インルーチンのフローチャートである。
【図5】図4の検索サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図6】図4の選択サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】図1の表示器の表示例を示す図である。
【図8】図4の選択サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図9】図4のキーイベントサブルーチンのフローチャ
ートである。
【図10】図4のスタートストップサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図11】割込みルーチンのフローチャートである。
【図12】図11の再生サブルーチンのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 鍵盤 2 パネル 7 中央処理装置(CPU) 10 パターンデータメモリ 11 自動伴奏データメモリ 21 表示器21 22a 編集スイッチ 22f パートスイッチ 22g 論理式記号スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伴奏パターンを記憶するパターン
    記憶手段と、該パターン記憶手段から伴奏パターンを読
    み出し、自動的に演奏する自動演奏手段とを備えた自動
    伴奏装置において、前記複数の伴奏パターンの特徴をパ
    ターン毎に記憶するパターン特徴記憶手段と、操作者が
    必要な伴奏パターンの特徴を検索条件として入力するた
    めのパターン検索条件入力手段と、該パターン検索条件
    入力手段から入力される検索条件に基づいて前記パター
    ン特徴記憶手段を検索し、前記検索条件を満たす伴奏パ
    ターンを選択するパターン検索手段とを設けたことを特
    徴とする自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 複数の伴奏パターンを記憶するパターン
    記憶手段と、前記複数の伴奏パターンの特徴をパターン
    毎に記憶するパターン特徴記憶手段と、複数の演奏パー
    トを指定する演奏パート指定手段と、操作者が必要な伴
    奏パターンの特徴を検索条件として入力するためのパタ
    ーン検索条件入力手段と、該パターン検索条件入力手段
    から入力される検索条件に基づいて、前記パターン特徴
    記憶手段を検索し、前記演奏パート指定手段によって指
    定された複数の演奏パート毎に伴奏パターンを選択する
    パターン検索手段と、該選択された複数のパート毎の伴
    奏パターンを前記伴奏パターン記憶手段からそれぞれ読
    出し、同時に合奏演奏する自動演奏手段とを備える自動
    伴奏装置。
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