JP2649591B2 - オムライスおよびその製造方法 - Google Patents

オムライスおよびその製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工業的に生産されるオムライスおよびその製
造方法に関し、詳しくは、オムレツ状に焼成する際、卵
液がオムライスの具であるピラフ等の御飯類に移行して
なるいわゆる玉子飯を防止し、御飯類が本来の美味しさ
を保つことができるオムライスおよびその製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に、オムライスはフライパンで薄焼玉子を焼き、
別に調整した御飯類、例えば、チキンライス等のピラフ
を具としてオムレツ状に包んだものをいい、家庭やレス
トランで手軽に作られ、供せられている。
しかし、このオムライスを工業的に大量生産するとな
ると、ピラフの成形、充填方法、オムレツ状の成形の困
難さなど問題点が多く、一般的にいってスーパーなどの
市場ではあまり見当たらない。一部、出回っている製品
もあるが、これは、ピラフ等の御飯類に卵液が浸透した
いわゆる玉子飯の状態になったもので、とてもオムライ
スと言える品質のものではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記オムライスのようになる原因としては、その製造
技術の中で御飯類の取り扱いの難しさに起因する。つま
り、オムレツ焼成機を使用する際、オムレツ鍋に卵液を
投入し半煮え状態で成型した御飯類を充填すると、御飯
類の飯粒の間に卵液が浸透し、そのまま熱凝固するた
め、いわゆる玉子飯状態になる。よって、本来の御飯類
の美味しい味がなくなり、特に、御飯類がピラフの場合
ではパラパラとした食感を喪失し、美味しくないといっ
た問題点を生じる。
また、卵液が完全に焼けてから成型した御飯類を充填
したのでは、製造に時間がかかると共に、オムレツ状に
成型するのが困難となる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、ピラフ
等の御飯類に卵液が浸透するのを防止して、本来の御飯
類の美味しさを保つことができるオムライスおよびその
製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するため、次のように構成し
た。
(1)御飯類を薄い玉子焼で包装してなるオムライスに
おいて、 前記御飯類と玉子焼の間に該御飯類を包装する可食性
フィルムを介設したことを特徴とするオムライス。
(2)御飯類を薄い玉子焼で包装してなるオムライスの
製造方法において、 前記御飯類を可食性フィルムで包装した後、該包装し
た御飯類をオムレツ鍋内で半煮え状態となっている卵液
に入れてオムレツ状に焼成することを特徴とするオムラ
イスの製造方法。
〔作用〕
本発明によれば、御飯類を可食性フィルムで包装した
ことにより、卵液が具の御飯類中に浸透せず、御飯類の
本来の美味しい味が保持され、家庭やレストランで調整
したものと変わらない美味しさが出せる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る一実施例を説明する。
可食性フィルムとしては大豆蛋白,カゼイン,オブラ
ートなどがあるが、本実施例ではプルラン(マルトトリ
オースがα1.6結合したポリサッカライド)を使用し
た。また、オムライスの種類はチキンオムライスとし、
下記に材料を示す。
○チキンオムライス 配合 チキンピラフ ライス 280 g 鶏肉 40 g 玉葱 50 g 卵液 卵 200 g ミルク 50 g 塩 3 g 次に、製造方法について示す。
まず、のピラフを調整し、常温まで冷却した後、そ
のピラフ60gをプルランのフィルム(11×12cm)で棒状
に包む。次に、オムレツ焼成機(鍋反転、重ね合わせ
式)の鍋に卵液を入れ、半煮え状態になったところに、
プルランで包装したピラフを投入し、鍋を反転させ、ピ
ラフを上下から卵でくるみ、オムライス状または棒状に
成型,焼成する。
以上のようにして製造されたオムライスは、ピラフを
可食性フィルムで包装したことにより、ピラフに卵液が
浸透することがなく、パラパラとしたピラフ本来の美味
しさを保持することができる。
また、プルランなどの可食性フィルムは、電子レンジ
等で解凍,加熱しても感知しないため、本製品を冷凍
し、電子レンジ等で解凍,加熱しても製品に影響するこ
とがない。よって、冷蔵あるいは冷凍にて流通が可能と
なり、大量生産,大量保存にむくと共に、広く一般消費
者に高品質の製品を提供することができる。
本発明は上記実施例に限るものではなく、例えば、オ
ムライスの具を混ぜ御飯やライス等にしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、次のような効果
がある。
御飯類を可食性フィルムで包装したことにより、御飯
類に卵液が浸透するのを防止でき、御飯類本来の美味し
さが保持され、御飯類と玉子焼の夫々の美味しさを味わ
うことができる。また、御飯類がピラフの場合にはピラ
フ本来のパラパラとした美味しい食感を味わうことがで
きる。
そして、卵液が半煮え状態で御飯類を充填するので、
製造に時間がかからないと共に、オムレツ状に成型する
のが容易となる。よって、大量生産が可能となる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】御飯類を薄い玉子焼で包装してなるオムラ
    イスにおいて、 前記御飯類と玉子焼の間に該御飯類を包装する可食性フ
    ィルムを介設したことを特徴とするオムライス。
  2. 【請求項2】御飯類を薄い玉子焼で包装してなるオムラ
    イスの製造方法において、 前記御飯類を可食性フィルムで包装した後、該包装した
    御飯類をオムレツ鍋内で半煮え状態となっている卵液に
    入れてオムレツ状に焼成することを特徴とするオムライ
    スの製造方法。
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