JPH089874A - 焼きパイ器状包み食品の製造方法と焼きパイ器状包み食品及び未加熱焼きパイ器状包み食品。 - Google Patents

焼きパイ器状包み食品の製造方法と焼きパイ器状包み食品及び未加熱焼きパイ器状包み食品。

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JPH089874A
JPH089874A JP6173404A JP17340494A JPH089874A JP H089874 A JPH089874 A JP H089874A JP 6173404 A JP6173404 A JP 6173404A JP 17340494 A JP17340494 A JP 17340494A JP H089874 A JPH089874 A JP H089874A
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pie
packaged
food
baked
raw material
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JP6173404A
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Mutsutaka Toramatsu
睦孝 寅松
Yukio Mizoguchi
征雄 溝口
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Nichiro Corp
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Nichiro Corp
Nichiro Gyogyo Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生地のほぼ中央部に被包装用食品原料を載置
し、加熱するだけという簡単な操作だけで、誰にでも確
実に焼きパイ器状包み食品を製造することすることが可
能となり、新規なる焼きパイ器状包み食品を提供するも
のである。 【構成】 包み込めるように所定形状に成形されたパイ
生地製包込み用シートと、当該パイ生地製包込み用シー
トに包まれるに適した量で、適当な重さと加熱しても少
なくとも2分程度保形性を有する被包装用食品原料とを
用意し、前記パイ生地製包込み用シートのほぼ中央位置
に被包装用食品原料を載置して周囲にパイ生地製包込み
用シートが延出するように組み合わせ、その組み合わせ
状態のままオーブンに入れて所定時間加熱し、パイ生地
製包込み用シートの周囲延出部分だけが膨張変性して盛
り上がり包むように膨れ、被包装用食品原料の載置部分
はほとんど膨張しないまま熱変性して包み込み、被包装
用食品原料はその内部まで加熱されて調理食品になるよ
うに焼成されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装用食品原料を側
部外周を美しく膨張変性した焼きパイで包み、底部をほ
とんど膨張しないまま熱変性し固化した焼きパイで包ん
でなる外観が良好で美味しい焼きパイ器状包み食品の製
造方法と焼きパイ器状包み食品および未加熱焼きパイ器
状包み食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アップルパイ、ミートパイ、
タルト、焼きパイで蓋をしたスープなどパイを用いた各
種食品がある。しかし、これらパイ食品は、美味しく人
気があるが、パイ生地を作ったり、パイを焼いたり、容
器にパイを固定する技術などが難しく手間がかかるの
で、一般家庭やファーストフーズ等で手軽につくること
ができず、主に専門店や調理人のいるレストランなどで
提供されているのが一般的である。
【0003】このようにパイ食品は、美味しいが製造法
が難しいため身近ではない。発明者は、このようなパイ
食品を一般家庭やファーストフーズ等でもっと簡便に調
理できる身近な食品にすべく、パイの研究をしながら種
々新しいパイ食品とその簡便な調理加工方法の開発に努
力している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、パイの研
究しているうち、焼きパイ蓋の付いた料理が簡単な操作
だけで、誰にでも確実に容器の開口部へ焼きパイで蓋を
するように固定することが可能となることに気付き、焼
きパイで蓋付き食品とその製法を開発し、これを出願し
た。
【0005】発明者らは、その後もパイの研究している
うち、再び面白い現象のあることに気付いた。それは、
パイ生地をオーブンに入れ加熱すると、まずその周縁部
から加熱膨張してやがてその膨張はパイ全面に及び、焼
きパイとして膨れた状態で変性固化する傾向があるこ
と、しかもそのパイ生地の上に適当な重量以上の物、低
温の物、水分の比較的多い物などを載せると、パイ生地
に物を載せた部分はほとんど膨張されないまま熱変性し
固化する性質のあることを見出した。このようにパイが
膨張した状態で熱変性し固化する現象は、生地中の液体
の気化、熱膨張と固形成分の熱変性や焼成との微妙なタ
イミングとバランスの上にはじめて生じることで、この
バランスが崩れると膨張しないまま蛋白質の熱変性だけ
が進行し固化してしまうものと思われる。
【0006】本発明者は、このようなパイ生地の性質に
着目し、これを利用して新規なパイ器状包み食品とその
新規な製造方法を開発することを想起した。
【0007】本発明に係る新規なパイ器状包み食品とい
うのは、被包装用食品原料の側部周囲をパイ生地が膨張
変性して外輪山のように盛り上がって包み、被包装用食
品原料の底部はパイ生地がほとんど膨張しないまま熱変
性して成形固化して包み、被包装用食品原料が器状焼き
パイ内に詰め込まれように半包みにされた状態で加熱調
理されてなる食品である。
【0008】従来のパイ食品のなかで、パイを容器状に
焼いて使用した食品を探したところ、タルトがあること
に気付いた。当該タルトは、パイ生地を型に入れてオー
ブンで周囲が色づく程度に容器を空焼きし、この容器の
中にリンゴ等で作ったフィリング(詰め物)や生クリー
ムに卵などを入れて撹拌したソースを詰め込み、焼き上
げて菓子としたものである。しかし、このタルトは、パ
イ生地を膨張させずに容器となるように固く焼き上げた
もので、本発明のようにフィリング(詰め物)の周囲を
自動的に膨張変性した焼きパイで包むものとは製法も全
く異なるものであり、外見、風味、食感等が異なる構成
を有するものである。
【0009】発明者は、前記新しく見出した知見を利用
すれば、パイ生地のほぼ中央部に被包装用食品原料を載
置し、加熱するだけという簡単な操作だけで、誰にでも
確実に焼きパイ器状包み食品を製造することが可能とな
ることに気付き、本発明を完成したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】特許を受けようとする第
1発明は、包み込めるように所定形状に成形されたパイ
生地製包込み用シートと、当該パイ生地製包込み用シー
トに包まれるに適した量で、適当な重さと加熱しても少
なくとも2分程度保形性を有する被包装用食品原料とを
用意し、前記パイ生地製包込み用シートのほぼ中央位置
に被包装用食品原料を載置して周囲にパイ生地製包込み
用シートが延出するように組み合わせ、その組み合わせ
状態のままオーブンに入れてパイ生地が焼成するに必要
な設計された所定時間加熱し、それによってパイ生地製
包込み用シートは、まず被包装用食品原料の周囲延出部
分だけが1〜2分のうちに膨張変性して外輪山のように
盛り上がり、その後更に包むように膨れて側壁部になる
とともに、被包装用食品原料の載置部分はほとんど膨張
しないまま熱変性して底部となり、被包装用食品原料を
包むような器状焼きパイが成形され、その後に被包装用
食品原料の内部まで加熱されて調理食品になるととも
に、先に成形された器状焼きパイは、被包装用食品原料
を包み込んだ状態のまま固化焼成されるようにしたこと
を特徴とする焼きパイ器状包み食品の製造方法である。
【0011】用意する包み込めるように所定形状に成形
されたパイ生地製包込み用シートは、例えば16層〜1
82層までのように何層にも折重ねた折りパイ生地であ
り、その厚さも1〜15mm位までであれば良い。好ま
しくは、64層〜96層に折り重ねた2〜5mmの厚さ
の折りパイのものを用いれば、良く膨らみ、形のよいも
のが出来る。なお、当該パイ生地は、出来たての生のも
のであっても、冷凍後解凍されたものであっても、冷凍
されているものであっても良い。また、本発明に係るパ
イ生地製包込み用シートの形状は、円形、楕円形、多角
形、その他必要に応じてその形状を自由に設計してよい
が、必要なのは、包み込めるように利用するのであるか
ら、後で載せる被包装用食品原料が包める程度に周囲に
パイ生地の延出部分があることが必要である。更に、パ
イ生地蓋は、平板状に形成されていれば十分である。
【0012】また、用意する被包装用食品原料は、各種
シチュウ類、各種煮込み料理類、グラタン類、ドリア
類、タルト類、コキール類の、アップルパイ原料、ミー
トパイ原料のいずれかの種類であって、その商品形態が
冷凍食品、常温食品、チルド食品、インスタント食品の
いずれかであること、その量や形状は、パイ生地製包込
み用シートとの相対的関係において、包み込まれるのに
適しており、食するのに適した量にすればよい。当然同
じ食品でも、1人前、2人前、3人前などその用途に従
って、その形状や量は変わってくる。
【0013】また用意する被包装用食品原料は、適当な
重さと加熱しても少なくとも2分程度保形性を有するも
のとなっているが、これはあまり軽いものだと載置部分
のパイ生地も膨張して、うまく包んだ状態にはならない
ことがあるためであるし、例えば液卵やスープやソース
等のように流動性のあるものでも、これを凍結してあれ
ば載置時には保形性を有しており、被包装用食品原料と
して適している。なぜなら、これを加熱しても少なくと
も2分程度ならあまり解けず保形性を維持するので、こ
の間に被包装用食品原料の周囲延出部分が1〜2分のう
ちに膨張変性して外輪山のように盛り上がって側壁部を
形成してしまうためであり、その後に被包装用食品原料
に流動性が生じるような場合でも問題はない。なお被包
装用食品原料が温度の低い冷凍品やチルド品、または含
有水分の比較的多い物などの場合には、パイ生地製包込
み用シートの載置部分が膨張しにくいので、そのような
ものは本発明の被包装用食品原料として最適である。
【0014】なお、用意する被包装用食品原料は、オー
ブンでパイ生地を焼き上げる時間加熱するだけで、その
被包装用食品原料が喫食に適した状態に仕上げ加熱調理
が済むように半加工状態に下拵え(調整調理加工処理)
してあることが望ましい。
【0015】次に、作業者による具体的操作は、パイ生
地製包込み用シートのほぼ中央位置に被包装用食品原料
を載置して組み合わせ、その組み合わせ状態のままオー
ブンに入れてパイ生地が焼成するに必要な設計された所
定時間加熱するだけである。パイ生地が焼成するに必要
な設計された所定時間加熱するというのは、焼成するパ
イの大きさや品温にもよるが一般にはオーブン中にて1
50℃〜250℃の温度で、10分〜20分間加熱する
方法である。普通、営業用オーブンだと、200℃で1
2分〜20分間のオーブン加熱というのが望ましく、家
庭用オーブンだと、これより温度が低いので、加熱時間
が長く掛かることになる。このように、製造方法は、パ
イ生地シートに詰め物を載せてオ−ブンに入れ、加熱す
るという簡単な操作だけで、パイ生地シートに詰め物を
自動的に包み込み焼きパイ器状包み食品を製造できるの
で、だれにでもパイ料理を製造することが可能となる。
【0016】特許を受けようとする第2発明は、被包装
用食品原料の側部周囲をパイ生地が膨張変性して外輪山
のように盛り上がって包み、被包装用食品原料の底部は
パイ生地がほとんど膨張しないまま熱変性して成形固化
して包み、被包装用食品原料が器状焼きパイ内に詰め込
まれように半包みにされた状態で加熱調理されている焼
きパイ器状包み食品である。
【0017】第2発明は、第1発明の製造方法により簡
単に製造された焼きパイ器状包み食品である。このパイ
食品は、被包装用食品原料の側部周囲にはパイ生地が膨
張変性して外輪山のように盛り上がって包み込まれてお
り、当該被包装用食品原料の底部はパイ生地がほとんど
膨張しないまま熱変性して成形固化して包みこまれてい
る。このように被包装用食品原料の周囲を2種類の性質
の異なった、焼きパイで包んだ食品は従来なかったもの
である。すなわち、被包装用食品原料を包んでその旨味
や風味を逃さないようにすると同時に、膨張した焼きパ
イの触感や風味と固焼きした焼きパイの触感と風味との
3種類の異なる美味しさを同時に味わえるものであり、
外観はふっくらと膨れた焼きパイで被包装用食品原料を
包んでいるので、美しく見映えをよくする。しかも、被
包装用食品原料の下は、固く焼き上がっていて、 中身
が簡単に壊れてこぼれないようになっている。
【0018】特許を受けようとする第3発明は、包み込
めるように所定形状に成形されたパイ生地製包込み用シ
ートと、当該パイ生地製包込み用シートに包まれるに適
した量で、適当な重さと加熱しても少なくとも2分程度
保形性を有し、オーブンに入れてパイ生地が焼成するに
必要な設計された所定時間加熱することにより仕上げ調
理食品となるように下拵え(調整調理加工処理)された
被包装用食品原料との組み合わせに係る請求項1に記載
の焼きパイ器状包み食品の製造方法を指定する未加熱焼
きパイ器状包み食品である。
【0019】当該第3発明は、未加熱焼きパイ器状包み
食品である。これは、最終商品である第2発明の焼きパ
イ器状包み食品を製造するための半加工製品であり、流
通製品となる。現在は、冷凍食品やチルド食品、インス
タント食品など、食品の流通にあっては、そのまま喫食
出来る完成食品ではなく、比較的簡便な最終加工処理を
残し、下拵え(調整調理加工処理)した半加工製品が数
多く出回っている。これは、加熱調理食品は、本来調理
した直後や出来たてのものが美味しいからである。本発
明の場合も同じ発想の製品で、何と言っても焼き立ての
焼きパイ器状包み食品が一番美味しく、風味もあるとこ
ろから、第3発明の未加熱焼きパイ器状包み食品を用意
しておけば、ファーストフーズや家庭でも、極めて簡単
な製造方法で美味しい第2発明の焼きパイ器状包み食品
を製造出来ることになる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明に係る包み込めるように所定
形状に成形されたパイ生地製包込み用シートの実施例を
示す斜視図であり、図2は、本発明に係る被包装用食品
原料の実施例を示す斜視図である。
【0021】発明者は、図示実施例の如く、先ず、パイ
生地製包込み用シート1として、96層に折り重ねた折
りパイ生地を円形に裁断したもの1aと、正方形に裁断
したもの1bを数枚づつ用意した。また、被包装用食品
原料2としてグラタン用に配合調整した材料をカップに
入れて冷凍したもの2aと、挽き肉に野菜のきざんだも
のを調味料と共に練り合せた詰め物2bをパイ生地製包
込み用シート1の枚数に合わせた数だけ用意した。その
他、業務用のオーブン3を一台用意した。
【0022】次に、図3に示す如く、前記パイ生地製包
込み用シート1のほぼ中央部に被包装用食品原料2を載
置し、周囲にパイ生地製包込み用シート1が延出する周
囲延出部分1cが形成されるように組み合わせたうえ、
当該組み合わせた物をそのまま図4に示すように、オー
ブン3に入れて、200℃で16分間加熱した(図
5)。
【0023】すると、パイ生地製包込み用シート1と被
包装用食品原料2の組み合わせた物がオーブン3中で加
熱されて図6乃至図8に示すように、次第に膨張されて
パイ生地製包込み用シート1が被包装用食品原料2をう
まく包み込み、焼きパイ器状包み食品に焼き上げてい
く。これを詳細に観察すると、先ず、パイ生地製包込み
用シート1は、その被包装用食品原料2の周囲延出部分
1cだけが1〜2分のうちに膨張変性して外輪山のよう
に盛り上がる(図6)。このため、被包装用食品原料2
が加熱によって多少流動性が生じても、パイ生地製包込
み用シート1の外にこぼれなくなる。その後加熱が進む
と更に被包装用食品原料を包み込むように膨れて側壁部
1eを形成する。これに対し、被包装用食品原料2の載
置部分は重さとか冷たさとか水分などにより、ほとんど
膨張しないうちに、加熱されて熱変性し固めの底部1d
となり、被包装用食品原料2を包むような器状焼きパイ
が成形される(図7)。その後に被包装用食品原料2
は、その内部まで加熱されて調理食品になるとともに、
先に成形された器状焼きパイは、被包装用食品原料を包
み込んだ状態のまま固化焼成され焼きパイ器状包み食品
4が製造される(図8)。
【0024】すなわち、出来上がった焼きパイ器状包み
食品4は、図9に示すように、被包装用食品原料2の側
部周囲をパイ生地が膨張変性して盛り上がって包み込
み、被包装用食品原料2の底部はパイ生地がほとんど膨
張しないまま熱変性して成形固化して包み、被包装用食
品原料2が器状焼きパイ内に詰め込まれように半包みに
された状態で加熱調理されてなる食品となる。
【0025】
【効果】第1発明の焼きパイ器状包み食品の製造方法
は、用意したパイ生地製包込み用シートのほぼ中央位置
に被包装用食品原料を載置して組み合わせ、その組み合
わせ状態のままオーブンに入れてパイ生地が焼成するに
必要な設計された所定時間加熱するだけで、後は自動的
に焼きパイ器状包み食品が焼き上がるので、誰にでも簡
単に美味しいパイ食品を製造できることになった。
【0026】第2発明の焼きパイ器状包み食品は、被包
装用食品原料を包んでその旨味や風味を逃さないように
すると同時に、膨張した焼きパイの触感や風味と固焼き
した焼きパイの触感と風味との3種類の異なる美味しさ
を同時に味わえるものであり、外観はふっくらと膨れた
焼きパイで被包装用食品原料を包んでいるので、美しく
見映えがよい。しかも被包装用食品原料の下は、固く焼
き上がっていて、中身が簡単に壊れてこぼれない器状に
なっているので、取り扱い易い新規なパイ食品である。
【0027】第3発明の未加熱焼きパイ器状包み食品
は、最終商品である焼きパイ器状包み食品を製造するた
めの半加工製品で、これは比較的簡便な最終加工処理を
残して下拵え(調整調理加工処理)した半加工製品流通
製品である。このような未加熱焼きパイ器状包み食品を
製品として工場で大量生産し、冷凍食品、チルド食品と
して素姓流通させ、広く需要者に提供できれば、ファー
ストフーズ店や一般家庭でも、組み合わせてオーブンで
加熱するという極めて簡単な処理だけで、美味しい焼き
パイ器状包み食品を造り、気楽に食することができる。
このように本発明により従来専門家の調理食品と思われ
ている、パイ食品が身近な食品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包み込めるように所定形状に成形
されたパイ生地製包込み用シートの実施例を示す斜視図
である。
【図2】本発明に係る被包装用食品原料の実施例を示す
斜視図である。
【図3】前記パイ生地製包込み用シートのほぼ中央部に
被包装用食品原料を載置した状態を示す斜視図である。
【図4】パイ生地製包込み用シートと被包装用食品原料
の組み合わせた物をオーブンにて所定時間加熱している
状態を示す正面図である。
【図5】パイ生地製包込み用シートのほぼ中央部に被包
装用食品原料を載置し、周囲にパイ生地製包込み用シー
トが延出する周囲延出部分が形成されるように組み合わ
せた状態を示す側面図である。
【図6】パイ生地製包込み用シートと被包装用食品原料
の組み合わせた物がオーブン中で加熱により次第に焼き
上げていく状態を示すもので、当初被包装用食品原料の
周囲延出部分だけが1〜2分のうちに膨張変性して外輪
山のように盛り上がった状態を示す縦断説明図である。
【図7】図6の続きとしてオーブン中での加熱により次
第に膨張されて被包装用食品原料を包み込んでいく状態
を示す縦断説明図である。
【図8】焼きパイ器状包み食品がオーブン中で焼き上が
った状態を示す縦断説明図である。
【図9】出来上がった焼きパイ器状包み食品を示す斜視
図である。
【主な符合の説明】
1 パイ生地製包込み用シート 1c 周囲延出部分 1d 底部 1e 側壁部 2 被包装用食品原料 3 オーブン 4 焼きパイ器状包み食品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包み込めるように所定形状に成形された
    パイ生地製包込み用シートと、当該パイ生地製包込み用
    シートに包まれるに適した量で、適当な重さと加熱して
    も少なくとも2分程度保形性を有する被包装用食品原料
    とを用意し、前記パイ生地製包込み用シートのほぼ中央
    位置に被包装用食品原料を載置して周囲にパイ生地製包
    込み用シートが延出するように組み合わせ、その組み合
    わせ状態のままオーブンに入れてパイ生地が焼成するに
    必要な設計された所定時間加熱し、それによってパイ生
    地製包込み用シートは、まず被包装用食品原料の周囲延
    出部分だけが1〜2分のうちに膨張変性して外輪山のよ
    うに盛り上がり、その後更に包むように膨れて側壁部に
    なるとともに、被包装用食品原料の載置部分はほとんど
    膨張しないまま熱変性して底部となり、被包装用食品原
    料を包むような器状焼きパイが成形され、その後に被包
    装用食品原料の内部まで加熱されて調理食品になるとと
    もに、先に成形された器状焼きパイは、被包装用食品原
    料を包み込んだ状態のまま固化焼成されるようにしたこ
    とを特徴とする焼きパイ器状包み食品の製造方法。
  2. 【請求項2】 被包装用食品原料の側部周囲をパイ生地
    が膨張変性し盛り上がって包み込み、被包装用食品原料
    の底部はパイ生地がほとんど膨張しないまま熱変性して
    成形固化して包み、被包装用食品原料が器状焼きパイ内
    に詰め込まれように半包みにされた状態で加熱調理され
    ている焼きパイ器状包み食品。
  3. 【請求項3】 包み込めるように所定形状に成形された
    パイ生地製包込み用シートと、当該パイ生地製包込み用
    シートに包まれるに適した量で、適当な重さと加熱して
    も少なくとも2分程度保形性を有し、オーブンに入れて
    パイ生地が焼成するに必要な設計された所定時間加熱す
    ることにより仕上げ調理食品となるように下拵えされた
    被包装用食品原料との組み合わせに係る請求項1に記載
    の焼きパイ器状包み食品の製造方法を指定する未加熱焼
    きパイ器状包み食品。
JP6173404A 1994-07-01 1994-07-01 焼きパイ器状包み食品の製造方法と焼きパイ器状包み食品及び未加熱焼きパイ器状包み食品。 Pending JPH089874A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103609634A (zh) * 2013-10-25 2014-03-05 河南省淇县永达食业有限公司 果味派的制作方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103609634A (zh) * 2013-10-25 2014-03-05 河南省淇县永达食业有限公司 果味派的制作方法

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