JP2649380B2 - クロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗い方法 - Google Patents
クロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗い方法Info
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- JP2649380B2 JP2649380B2 JP63111379A JP11137988A JP2649380B2 JP 2649380 B2 JP2649380 B2 JP 2649380B2 JP 63111379 A JP63111379 A JP 63111379A JP 11137988 A JP11137988 A JP 11137988A JP 2649380 B2 JP2649380 B2 JP 2649380B2
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- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25F—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC REMOVAL OF MATERIALS FROM OBJECTS; APPARATUS THEREFOR
- C25F1/00—Electrolytic cleaning, degreasing, pickling or descaling
- C25F1/02—Pickling; Descaling
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C25F1/00—Electrolytic cleaning, degreasing, pickling or descaling
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- C25F1/04—Pickling; Descaling in solution
- C25F1/06—Iron or steel
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- Materials Engineering (AREA)
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、初めにNa2SO4の水溶液で酸洗いを行なった
のち、好ましくは混酸より成る酸で酸洗いを行ない、そ
の間電流を流さないでもよい、クロームを含有するステ
ンレス鋼の電解酸洗い方法に関するものである。
のち、好ましくは混酸より成る酸で酸洗いを行ない、そ
の間電流を流さないでもよい、クロームを含有するステ
ンレス鋼の電解酸洗い方法に関するものである。
本発明はクロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗
い方法であって、酸洗いは初めにNa2SO4の水溶液の中で
行ない、そののち好ましくは混酸より成る酸の中で行な
う。途中で還元剤と酸とを加えてpH値と酸化還元電位と
を調整し、反応の過程で生成されるCrO4 2-をCr2(SO3)
3又はCr2(SO4)3に変換する。その酸としてはH2SO4
を用い、また、還元剤としては1群の物質NaxHySzOv
(ただし、x=0〜2、y=0〜2、z=1〜6、v=
2〜6までの値である)から選ばれた物質を使用する。
そのpH値は、酸の添加によって3より小になるように調
整する。
い方法であって、酸洗いは初めにNa2SO4の水溶液の中で
行ない、そののち好ましくは混酸より成る酸の中で行な
う。途中で還元剤と酸とを加えてpH値と酸化還元電位と
を調整し、反応の過程で生成されるCrO4 2-をCr2(SO3)
3又はCr2(SO4)3に変換する。その酸としてはH2SO4
を用い、また、還元剤としては1群の物質NaxHySzOv
(ただし、x=0〜2、y=0〜2、z=1〜6、v=
2〜6までの値である)から選ばれた物質を使用する。
そのpH値は、酸の添加によって3より小になるように調
整する。
オーストリア特許出願(AT−PS)252.685号に開示さ
れているクロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗い
方法においては、フッ化水素酸と硝酸との混合物が混酸
として使用されている。その第1工程でミルスケールが
除去され、一方、その第2工程では、そのミルスケール
の下側のアニーリング中に形成されるクロームの減少し
た層が分解除去されている。この方法は、例えばステン
レス鋼帯の酸洗いを行なう方法として世界的に認められ
ているが、この方法には次の様な不都合がある。即ち、
ミルスケール中のクロームは電流によって酸化されてCr
O4 2-となり、一方、鉄は分解される際にFe(OH)3とし
て直ちに沈澱する。生成されるCrO4 2-は水溶液中に残
り、スラッジ除去中にステンレス鋼帯と共に取出され、
その時に還元剤によって毒性の強い6価クロームCr6+が
解毒されるだけである。その目的のために、主としてpH
値の範囲で0〜2又は7〜8にあるFeSO4水溶液による
還元が容認されていた。
れているクロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗い
方法においては、フッ化水素酸と硝酸との混合物が混酸
として使用されている。その第1工程でミルスケールが
除去され、一方、その第2工程では、そのミルスケール
の下側のアニーリング中に形成されるクロームの減少し
た層が分解除去されている。この方法は、例えばステン
レス鋼帯の酸洗いを行なう方法として世界的に認められ
ているが、この方法には次の様な不都合がある。即ち、
ミルスケール中のクロームは電流によって酸化されてCr
O4 2-となり、一方、鉄は分解される際にFe(OH)3とし
て直ちに沈澱する。生成されるCrO4 2-は水溶液中に残
り、スラッジ除去中にステンレス鋼帯と共に取出され、
その時に還元剤によって毒性の強い6価クロームCr6+が
解毒されるだけである。その目的のために、主としてpH
値の範囲で0〜2又は7〜8にあるFeSO4水溶液による
還元が容認されていた。
上述の2つのpH値の範囲で還元した場合には、共にそ
の後で再び水溶液を中和させて、その水溶液中のすべて
の金属イオンを水酸化物の形で沈澱させる必要がある。
更に、万一予期しない非常に多量のCrO4 2-を含む水溶液
を使用する場合には、CrO4 2-の破過点に達する危険が常
に存在し、その場合はCrO4 2-が流出する虞がある。その
方法の別の欠点は生成されるCrO4 2-の内の一部分だけが
その水溶液からNa2SO4の作用で除去されて、一方、残っ
た部分はその水溶液中での濃度が高まりプラスチックの
パイプライン及びポンプに次第に蓄積されてしまうこと
である。
の後で再び水溶液を中和させて、その水溶液中のすべて
の金属イオンを水酸化物の形で沈澱させる必要がある。
更に、万一予期しない非常に多量のCrO4 2-を含む水溶液
を使用する場合には、CrO4 2-の破過点に達する危険が常
に存在し、その場合はCrO4 2-が流出する虞がある。その
方法の別の欠点は生成されるCrO4 2-の内の一部分だけが
その水溶液からNa2SO4の作用で除去されて、一方、残っ
た部分はその水溶液中での濃度が高まりプラスチックの
パイプライン及びポンプに次第に蓄積されてしまうこと
である。
「Chemical Abstracts」誌Vol.87、No.14、1977年10
月3日発行の396ページ、Abstract No.108322sには、Cr
O4又はCr2O7の生成について実際に記載されている。し
かし、この課題に対する解答は何ら与えられていない。
月3日発行の396ページ、Abstract No.108322sには、Cr
O4又はCr2O7の生成について実際に記載されている。し
かし、この課題に対する解答は何ら与えられていない。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、その目
的は、上述の欠点を回避できるようなクロームを含有す
るステンレス鋼の電解酸洗い方法を提供するにある。
的は、上述の欠点を回避できるようなクロームを含有す
るステンレス鋼の電解酸洗い方法を提供するにある。
この目的を達成するために、本発明による方法では、
Na2SO4の水溶液にそのpH値及び酸化還元電位に応じて酸
と還元剤とを加えて、CrO4 2-を含有しない酸洗い用の溶
液を得るようにした。
Na2SO4の水溶液にそのpH値及び酸化還元電位に応じて酸
と還元剤とを加えて、CrO4 2-を含有しない酸洗い用の溶
液を得るようにした。
具体的には、Na2SO4の水溶液にH2SO4を加えてその溶
液のpH値を3より小さくなるように調整し、好ましくは
1.5〜2.5に調整し、更に好ましくは2に調整する。
液のpH値を3より小さくなるように調整し、好ましくは
1.5〜2.5に調整し、更に好ましくは2に調整する。
そして更に、酸と還元剤との添加によって、その溶液
の酸化還元電位を甘コウ電極を基準に測定して50〜100m
V低くなるようにする。また、還元剤としては1群の物
質NaxHySzOv(ただし、x=0〜2、y=0〜2、z=
1〜6、v=2〜6までの値)から選択した物質の形で
使用し、Na2SO4が反応中にまた生成されるようにするの
がよい。
の酸化還元電位を甘コウ電極を基準に測定して50〜100m
V低くなるようにする。また、還元剤としては1群の物
質NaxHySzOv(ただし、x=0〜2、y=0〜2、z=
1〜6、v=2〜6までの値)から選択した物質の形で
使用し、Na2SO4が反応中にまた生成されるようにするの
がよい。
斯かる本発明に依れば、次のような反応過程で還元が
進行する。
進行する。
(反応1) 3Na2SO3+3H2SO4+2H2CrO4→Cr2(SO4)3 +3Na2SO4+5H2O (反応2) 6Na2S2O3+6H2SO4+2H2CrO4→Cr2(SO4)3+3Na2SO4 +3Na2SO4O6+8H2O (反応3) 3Na2S2O4+3H2SO4+2H2CrO4→Cr2(SO4)3 +3Na2S2O5+5H2O 3Na2S2O5+3H2O6NaHSO3 6NaHSO3+2H2CrO4→Cr2(SO3)3+3Na2SO4+5H2O 3Na2S2O4+3H2SO4+4H2CrO4→Cr2(SO4)3 +Cr2(SO3)3+3Na2SO4+7H2O (反応4) 3Na2S2O5+2H2CrO4→Cr2(SO3)3+3Na2SO4+2H2O (反応5) 3Na2S2O6+3H2O3NaHSO3+3NaHSO4 3Na2S2O6+2H2CrO4→Cr2(SO4)3+3Na2SO4+2H2O 更に、その溶解されたFe2(SO4)3もその還元剤によ
って次のような過程で還元される。
って次のような過程で還元される。
Fe2(SO4)3+Na2SO3+H2O→2FeSO4+2NaHSO4 そして、ここで生成されたFeSO4は次の反応式に従っ
てH2CrO4と更に反応する。
てH2CrO4と更に反応する。
2H2CrO4+6FeSO4+6H2SO4→Cr2(SO4)3 +3Fe2(SO4)3+8H2O, この反応は、反応1に従う全体の反応に加わるので、
余分の還元剤が無駄になることはない。
余分の還元剤が無駄になることはない。
これらの物質の酸化によって、Na2SO4がまた生成さ
れ、この物質はそのNa2SO4溶液の中で導体塩として働
き、そして、その溶液のpH値を適当に選択することによ
り、その溶解されたFe3+をその溶解度以上になった後に
Fe(OH)3の形で沈澱させることができる。その結果と
して、Feの濃度が一定値に達したあととその溶液を廃棄
する必要はなく、Fe(OH)3のスラッジを除去するだけ
でよい。その溶液中でのNa2SO4の濃度は10〜250g/、
特に170〜200g/であるのがよい。
れ、この物質はそのNa2SO4溶液の中で導体塩として働
き、そして、その溶液のpH値を適当に選択することによ
り、その溶解されたFe3+をその溶解度以上になった後に
Fe(OH)3の形で沈澱させることができる。その結果と
して、Feの濃度が一定値に達したあととその溶液を廃棄
する必要はなく、Fe(OH)3のスラッジを除去するだけ
でよい。その溶液中でのNa2SO4の濃度は10〜250g/、
特に170〜200g/であるのがよい。
本発明によれば、これらの反応のためpH値は3より小
に選択されるが、好ましくは1.5〜2.5がよく、2である
となおよい。pH値がその値のときには、その溶液中での
反応速度は積度に高くなり、そのCrO4 2-を含む溶液中で
甘コウ電極を基準に測定した酸化還元電位はCrO4 2-を含
まない溶液のそれよりも50〜100mV高くなる。その酸化
還元電位を測定する方法に加えて、他の分析化学的方法
をその溶液中のCrO4 2-の含有量の測定のために使用する
こともできる。しかし、前者の方法が最も簡単で、か
つ、最も経済的であることが分かった。
に選択されるが、好ましくは1.5〜2.5がよく、2である
となおよい。pH値がその値のときには、その溶液中での
反応速度は積度に高くなり、そのCrO4 2-を含む溶液中で
甘コウ電極を基準に測定した酸化還元電位はCrO4 2-を含
まない溶液のそれよりも50〜100mV高くなる。その酸化
還元電位を測定する方法に加えて、他の分析化学的方法
をその溶液中のCrO4 2-の含有量の測定のために使用する
こともできる。しかし、前者の方法が最も簡単で、か
つ、最も経済的であることが分かった。
以下、本発明の実施例につき説明する。
実施例1 帯方向速度8・4m/minで移動する1000×6.0mmの大き
さのステンレス鋼帯を、電解酸洗いプラントでNa2SO4の
水溶液にて酸洗いしたのち、そのミルスケール層の下に
位置するクロームの減少した層を硝酸とフッ化水素酸と
を使用した混酸槽の中で除去した。新たに調製したNa2S
O4の水溶液中では、Cr6+の濃度は高まり8時間の間にそ
の濃度は0.2gCr6+/に達した。
さのステンレス鋼帯を、電解酸洗いプラントでNa2SO4の
水溶液にて酸洗いしたのち、そのミルスケール層の下に
位置するクロームの減少した層を硝酸とフッ化水素酸と
を使用した混酸槽の中で除去した。新たに調製したNa2S
O4の水溶液中では、Cr6+の濃度は高まり8時間の間にそ
の濃度は0.2gCr6+/に達した。
96%のH2SO4を加えてpH値を2.0に調整したのち、その
水溶液の1リットルにつき8.8mlの10%Na2SO3溶液及び
3.7mlの96%H2SO4を更に加えてその全部のCr6+を還元し
た。この際に、その溶液の酸化還元電位は甘コウ電極を
基準に測定して、前の値である620mVから530mVに変化し
た。
水溶液の1リットルにつき8.8mlの10%Na2SO3溶液及び
3.7mlの96%H2SO4を更に加えてその全部のCr6+を還元し
た。この際に、その溶液の酸化還元電位は甘コウ電極を
基準に測定して、前の値である620mVから530mVに変化し
た。
その後に続く8時間の間、Na2SO3溶液及び硫酸を更に
添加することによりその酸化還元電位は一定に維持され
た。その8時間の時間の終わり頃には、その水溶液中で
はCr6+は分析化学的にはもう検出されなかった。
添加することによりその酸化還元電位は一定に維持され
た。その8時間の時間の終わり頃には、その水溶液中で
はCr6+は分析化学的にはもう検出されなかった。
実施例2 実施例1の後に、その酸化還元電位が再び620mVに上
がるまで還元剤の添加を中止した。それから約4時間後
に分析化学的に測定されたCr6+の濃度は0.11gCr6+/に
達した。固体のNa2O5を1につき0.9gのNa2O5(62%)
を混入するように添加することにより、その酸化還元電
位をもう一度甘コウ電極を基準に測定して520mVとなる
ように再設定することができた。そして、分析科学的に
は、Cr6+はもう検出されなかった。Na2O5を添加する間
に、その溶液のpH値は2.0から1.9に落ちた。
がるまで還元剤の添加を中止した。それから約4時間後
に分析化学的に測定されたCr6+の濃度は0.11gCr6+/に
達した。固体のNa2O5を1につき0.9gのNa2O5(62%)
を混入するように添加することにより、その酸化還元電
位をもう一度甘コウ電極を基準に測定して520mVとなる
ように再設定することができた。そして、分析科学的に
は、Cr6+はもう検出されなかった。Na2O5を添加する間
に、その溶液のpH値は2.0から1.9に落ちた。
実施例3 実施例2による添加の後で、再びCr6+の濃度が0.16gC
r6+/に達するまで、その水溶液に対する還元剤の添加
を中止した。溶液1につき3.9mlの10%Na2S2O4溶液及
び1.3mlの96%H2SO4を添加することにより、その酸化還
元電位は515mVに再設定され、分析化学的にはCr6+はも
う検出されなかった。
r6+/に達するまで、その水溶液に対する還元剤の添加
を中止した。溶液1につき3.9mlの10%Na2S2O4溶液及
び1.3mlの96%H2SO4を添加することにより、その酸化還
元電位は515mVに再設定され、分析化学的にはCr6+はも
う検出されなかった。
上述の全実施例において、酸又は混酸によるそれぞれ
の処理が終わった後で、そのステンレス鋼帯は、ミルス
ケールが除去され銀色の光沢を有していた。
の処理が終わった後で、そのステンレス鋼帯は、ミルス
ケールが除去され銀色の光沢を有していた。
なお、本発明は、上述の実施例に限定されず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能であるのは勿論で
ある。
の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能であるのは勿論で
ある。
本発明のクロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗
い方法は、Na2SO4の水溶液のpH値と酸化還元電位を調整
するように酸と還元剤とを添加し、還元剤としてNaxHyS
zOv(ただし、x=0〜2,y=0〜2,z=1〜6,v=2〜
6)を用いるので、極めて経済的な方法で有毒な6価ク
ロームCr6+が存在しない酸洗い溶液を経済的に得ること
ができる利点がある。
い方法は、Na2SO4の水溶液のpH値と酸化還元電位を調整
するように酸と還元剤とを添加し、還元剤としてNaxHyS
zOv(ただし、x=0〜2,y=0〜2,z=1〜6,v=2〜
6)を用いるので、極めて経済的な方法で有毒な6価ク
ロームCr6+が存在しない酸洗い溶液を経済的に得ること
ができる利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−47827(JP,A) 特開 昭48−27573(JP,A) 特開 昭49−5866(JP,A) 特開 昭53−21078(JP,A) 特開 昭52−16863(JP,A) 特開 昭52−56755(JP,A) 特開 昭60−122092(JP,A) 特公 昭57−10200(JP,B2)
Claims (7)
- 【請求項1】初めにNa2SO4の水溶液で酸洗いを行なった
あと酸で酸洗いを行なう、クロームを含有するステンレ
ス鋼の電解酸洗い方法において、 上記Na2SO4の水溶液のpH値を3より小さくなるようにH2
SO4を加えて調整し、該水溶液の甘コウ電極に対する酸
化還元電位を測定し、酸及び還元剤を加え、上記酸化還
元電位が50〜100mVだけ低下し該酸化還元電位が到達し
た値に維持されるまで6価クロームを還元して、CrO4 2-
を含有しない酸洗い溶液を得るようにし、その際、1群
の物質NaxHySzOv(ただし、x=0〜2,y=0〜2,z=1
〜6,v=2〜6)から選んだ1つの物質を還元剤として
使用し、反応中にNa2SO4がまた生成されるようにしたこ
とを特徴とするクロームを含有するステンレス鋼の電解
酸洗い方法。 - 【請求項2】上記のあとで使用する酸が混酸であること
を特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】上記あとの酸処理が電流を流さずに行われ
ることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項4】上記H2SO4の添加により調整されるpH値は
1.5と2.5の間であることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項5】上記H2SO4の添加により調整されるpH値が
2であることを特徴とする請求項4の方法。 - 【請求項6】上記水溶液のNa2SO4濃度を100〜250g/に
調整することを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項7】上記水溶液のNa2SO4濃度を170〜200g/に
調整することを特徴とする請求項6の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT1147/87 | 1987-05-07 | ||
AT0114787A AT387406B (de) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | Verfahren zum elektrolytischen beizen von chromhaeltigem edelstahl |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63286600A JPS63286600A (ja) | 1988-11-24 |
JP2649380B2 true JP2649380B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=3507621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63111379A Expired - Lifetime JP2649380B2 (ja) | 1987-05-07 | 1988-05-07 | クロームを含有するステンレス鋼の電解酸洗い方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4851092A (ja) |
EP (1) | EP0291493B1 (ja) |
JP (1) | JP2649380B2 (ja) |
KR (1) | KR960001599B1 (ja) |
AT (1) | AT387406B (ja) |
DE (1) | DE3851086D1 (ja) |
ES (1) | ES2058340T3 (ja) |
FI (1) | FI86649C (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT391486B (de) * | 1988-09-14 | 1990-10-10 | Andritz Ag Maschf | Verfahren zum elektrolytischen beizen von edelstahlband |
KR920003063B1 (ko) * | 1990-02-28 | 1992-04-13 | 재단법인 한국화학연구소 | 신규한2-(2-이미다졸린-2-일)-3-(아미노옥소아세틸)-피리딘유도체와그염 |
AT395601B (de) * | 1990-07-27 | 1993-02-25 | Andritz Ag Maschf | Verfahren zum beizen von edelstahl |
JPH0762279B2 (ja) * | 1991-08-02 | 1995-07-05 | 日本冶金工業株式会社 | ステンレス鋼の中性塩電解脱スケール方法 |
TW401471B (en) * | 1994-07-28 | 2000-08-11 | Hitachi Ltd | Treatment of neutral salt electrolyte, and treating device therefor, descaling of stanless steel and device therefor |
AT401183B (de) * | 1995-02-15 | 1996-07-25 | Andritz Patentverwaltung | Verfahren zur regeneration von elektrolyten, insbesondere na2so4 aus abbeizen von edelstahl, insbesondere edelstahlbändern |
AT404030B (de) * | 1995-02-15 | 1998-07-27 | Andritz Patentverwaltung | Verfahren zur beize von materialien aus stahl, insbesondere edelstahl |
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US6096183A (en) * | 1997-12-05 | 2000-08-01 | Ak Steel Corporation | Method of reducing defects caused by conductor roll surface anomalies using high volume bottom sprays |
AT406486B (de) * | 1998-12-22 | 2000-05-25 | Andritz Patentverwaltung | Verfahren zum beizen von edelstahl |
AT408451B (de) | 1999-11-18 | 2001-12-27 | Andritz Ag Maschf | Verfahren zur herstellung von edelstahlbändern mit verbesserten oberflächeneigenschaften |
Family Cites Families (14)
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JPS495866A (ja) * | 1972-02-08 | 1974-01-19 | ||
JPS5047827A (ja) * | 1973-08-31 | 1975-04-28 | ||
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JPS5321078A (en) * | 1976-08-11 | 1978-02-27 | Hitachi Ltd | Treating method for waste liquid for electrolytic processing |
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