JP2648013B2 - キラル化合物 - Google Patents
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Description
ての有用性を有するキラル化合物およびその製造方法に
関する。
腫瘍剤として知られている。AZTとして知られている、
このような化合物の1つは、AIDSの治療に使用されてき
た。より近年の例としては、欧州特許出願公開EP−A−
4268672号、米国特許US−A−4742064号および英国特許
出願公開GB−A−2217320号に開示されており、それら
には、詳細な説明によって、カルボビア(Carbovir)
(炭素環式2′,3′−ジデヒドロ−2′,3′−ジデオキ
シグアノシン)として知られている化合物が開示されて
いる。このようなクラル化合物のエナンチオマーが異な
る活性を有することは驚くことではない。
クタム、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン
−3−オン、すなわち式[I]: [式中、Xは、−CH2−であり、−Y−Z−は、−CH=C
H−であり、Rnは、存在しない] で示される化合物から製造される。従来技術は、この最
終生成物または如何なる中間体もしくは出発物質が公知
の方法によって分解され得ること、および該生成物のラ
セミ混合物がキラル的に純粋な化合物に酵素的に転換さ
れ得ることを示唆している。このγ−ラクタムは、シク
ロペンタジエンをシアン化トシルと反応させることによ
って製造することができる。
アン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.J.Ph
armacol.)122(1986)339−348には、式[II]: [式中、−X−は、−CH2−であり、−Y−Z−は、−C
H=CH−であり、R1およびR2はHである] で示される化合物を含む、分解および未分解の一連のGA
BA類似物が開示されている。特に、(+)−1R,4R−ア
ミノシクロペンタ−2−エン−1−カルボン酸が、その
活性は構造異性体1−エンの活性よりも非常に低いけれ
ども、開示されている。
て、該ラクタムの単一のエナンチオマーを得ることがで
きるラクタマーゼおよびエナンチオマー形の対応する式
[II]で示される開環化合物の驚くべき発見に基づく。
このエナンチオマーは、新規な化合物であり、所望のカ
ルボビア(Carbovir)のエナンチオマーまたは医薬的に
活性な類似物の優れたシントンズ(synthons)である。
2−、−Q−、−CH2−Q−または−Q−CH2−であり、
Qは、ヘテロ原子(NHを含む)であり;YおよびZは、独
立して、−CH2−、およびヘテロ原子(NHを含む)であ
るか、または−Y−Z−が−CH=CH−、−CH=N−もし
くは−N=CH−であるかのいずれかであり;Rnは、存在
しないか、またはX,Y,Z−含有環上の利用可能な位置に
存在する1またはそれ以上の独立的に選択される置換基
である。R1は、Hまたはアルキルであり;R2は、Hまた
は保護基である。
ルボン酸は公知であるけれども、本発明は新規な利用
性、すなわち、式[II]で示される他の化合物、例えば
シントン(synthon)への転換を提供するものである。
−CH=CH−、−CH=N−または−N=CH−を表す)は、
一般的に公知の方法によって、式[III]: で示される対応する化合物をシアン化トシルまたはイソ
シアン酸クロロスルホニルと反応させることからなるデ
ィールス−アルダー反応によって製造することができ
る。Xの性質によって、式[III]で示される化合物
は、様々であり、例えば、シクロペンタジエン、1,3−
シクロヘキサジエン、フラン、ピロールまたは1,2−ジ
ヒドロピリジンである。
を、必要に応じて影響されやすい基を同時保護(concom
itant protectino)しながら、還元して、式[I]で示
される飽和ラクタムを得ることができる。不飽和ラクタ
ムは、1またはそれ以上の置換基Rを有する本発明の化
合物の製造にも利用することができる。
数の置換基であってよい;Rの例としては(存在する場
合)、メチル、エチル、n−ブチル、OH、Cl、Br、F、
CF3およびアジドが挙げられる。例えば、Fまたは他の
ハロゲンは、Xの置換基、例えば−CHHal−であり得
る。1つまたは複数の基R中の合計炭素原子数は、通
常、8を越えない。nは、例えば、1または2である
が、Rnは、好ましくは存在しない。
クロヘキサジエンであり、最も好ましくは、(対称的
な)5員化合物である。Xは、好ましくは、−CH2−で
ある。式[I]で示される化合物の詳しい例としては、
以下ものが挙げられる。
と選択的に反応させて、良好な収率で所望の生成物が得
られるであろうということは、驚くべきことである。こ
の物質は、便宜のために、本明細書ではラクタマーゼと
記載する。
ルカリゲネス属(Alcalignes)、アースロバクター属
(Arthrobacter)、ブレビバクテリウム属(Brevibacte
rium)、ノカルジア属(Nocardia)、ロドコッカス属
(Rhodococcus)およびコリネバクテリウム属(Coryneb
acterium)のある新規な野生型単離体に存在するもので
あるが、これらの属の単離体に限定されるものではな
い。これらの活性に関する選択は、1またはそれ以上の
N−アシル置換基を含有する化合物の存在下で行うこと
ができる。必要な場合、活性の高められたレベルは、こ
のような化合物の存在下での細胞の増殖によって生じ得
る。適切な活性の詳細な例は、唯一の菌株ENZA−20およ
びロドコッカス・エス・ピー(Rhodococcus sp)ENZA−
1の細胞中で最高に活性を生じるものであり、後者は、
N−アセチル−L−フェニルアラニンまたはN−アセチ
ル−D,L−フェニルアラニンの存在下、適切な培地中で
培養した場合である。
チル−L−フェニルアラニンを含有する無機塩類培地中
での集積培養によって、ロドコッカス・エス・ピー(Rh
odococcus sp)ENZA−1を土壌試料から単離した。この
単離体を1989年10月17日に、アバディーンのNCIMBに寄
託した。受託番号は、NCIMB 40213である。
に、NCIMBに寄託した。受託番号は、NCIMB 40249であ
る。
1]ヘプタ−5−エン−3−オンおよび(−)−4−ア
ミノシクロペンタ−2−エン−1−カルボン酸のエナン
チオマーの立体選択的形態を生じる能力を有する。この
寄託された微生物は、改良効果を得るために、所望によ
って、慣用の突然変異誘発性/選択方法を行ってもよ
い。
って、必要または所望に応じて、未反応ラクタムとの混
合物から分離することができる式[II]で示される化合
物を得る。所望により、この生成物(R2=H)を無水酢
酸のようなアシル化剤と反応させて、対応する化合物
(II:R2=アシル)を得ることができる。所望により、
例えば、CH2Ar、COOalk、CONHalk、SO2alk、Si(alk)
3、CHOおよびCOalk(alkは、最も広範な意味でアルキ
ルを表す)のような他の慣用のN−保護基を導入するこ
とができる。
る。他方、求核試薬を用いて、アルキルまたは他の基R1
を直接導入することもできる。例えば、求核試薬は、メ
タノールである。
ルボン酸および式[II]で示される他のシス化合物は、
しばしばこの方法の生成物である。所望により、ラセミ
体シスアミノ酸をラセミ体シス/トランスアミノ酸に転
換し、次いで、これをエステル化し、分離し易くする。
いわゆる(+)−トランスエスルを単離してもよい。
ば、アミンまたはアルコール)によるラセミ体ラクタム
[I]の開裂によるものである。この開裂は、エナンチ
オ選択性を示し、得られたジアステレオ異性体を分別晶
出によって分離することができる。酸加水分解(必要で
ある場合)によって、遊離アミノ酸が遊離する。
からなる。可能な例は、 (i) 非対称ヒドロホウ素化[エイチ・シー・ブラウ
ン(H.C.Brown)によって提唱された]、 (ii) 触媒化非対称ジヒドロキシル化[ビー・シャー
プレス(B.Sharples)]、 (iii) ビナフチルロジウム/ルテニウム−触媒化二
重結合置換[ノヨリ(Noyori);このような方法はトン
の規模のメントール製造において使用される] である。
能生成物を用いてキラル薬剤への経路を進めることがで
きる。
ルイス酸触媒またはシアン化トシルの代わりにキラルジ
エノフィルによるディールス−アルダー付加を行うこと
からなる。経済的には、キラル触媒の利用が好ましい。
ラセミ体から可能であるよりも高収率の純粋な(−)−
ラクタムを得るために、得られた光学的に富んでいるラ
クタムに新規な生体内変化方法を行うことができる。
融点を有しており、従って、高い格子エネルギーを有し
ている。したがって、エナンチオマーは、接種したもの
よりもエナンチオマーを回収することができるので、優
先晶出法(飛沫同伴)によって、すなわち、純粋なエナ
ンチオマーを有する適切な溶媒中にラセミ体の過飽和水
溶液を接種することによって得ることができる。
-1)、NaCl(2gl-1)、CaCl2・6H2O(0.01gl-1)、FeCl
3・7H2O(0.08gl-1)、ZnSO4・7H2O(0.0001gl-1)、
(NH4)2SO4(2gl-1)、酵母抽出液(1gl-1)およびグ
ルコース(10gl-1)を含有する培地中でロドコッカス・
エス・ピー(Rhodococcus sp)ENZA−1を増殖させた。
この培地を5M NaOHでpH7.0に調節し、121℃で20分間、
圧力滅菌することによって滅菌した。pH7のN−アセチ
ル−L−フェニルアラニンを濾過器滅菌し、冷却した培
地に添加して、最終濃度10gl-1を得た。この培地を5
の振盪フラスコ内で1に、500mlの振盪フラスコ内で1
00mlに分布させた。ENZA−1の斜面培養物からのループ
フルを上記培地100ml中に接種し、24時間、200rpmで振
盪しながら、30℃で増殖させた。次いで、5の振盪フ
ラスコにシード培養物50mlを接種し、同一条件下で増殖
させた。次いで、全培養物を48時間増殖させた後、遠心
分離によって収穫し、細胞ペーストを、使用するまで−
20℃で貯蔵した。
ロドコッカス・エス・ピー(Rhodococcus sp)ENZA−1
細胞ペースト(1.50g)を懸濁させた。次いで、細胞の
懸濁液を音波処理によって崩壊させて、本質的に細胞不
含の抽出液を得た。
タ−5−エン−3−オン(218ml、2ミリモル)を、pH7
のリン酸塩緩衝溶液(0.1M、5.0ml)に溶解し、細胞不
含抽出液0.5mlを添加した。次いで、得られた混合物
を、14日間、振盪しながら、30℃で接種した。
ml)で抽出し、有機層を無水MgSO4で乾燥させた。濾過
の後、この有機層を、減圧下、30℃で回転蒸発によって
濃縮して、白色固形物(110mg)を得、これを、移動相
としてジエチルエーテルの存在下、シリカ(5g)上でク
ロマトグラフィーによって分別して、(+)−ラクタム
(97mg、0.9ミリモル;88%e.e.)を得た。
ミドの単離 反応混合物をジクロロメタン抽出物から得た水性相
を、希HCl(1M)でpH1に酸性化し、次いで、減圧下、35
℃で、回転蒸発によって濃縮してほとんど乾燥状態にし
た。次いで、得られた油状物を、ディーン−スターク装
置中で1時間、ベンゼン(25ml)と一緒に還流して、水
を除去した。次いで、得られた混合物を、減圧下、35℃
で、回転蒸発によって濃縮して、茶色の固形物を得、こ
れを乾燥メタノール(25ml)と一緒に5時間還流した。
次いで、得られた溶液を濾過し、減圧下、35℃で蒸発乾
固させた。乾燥ピリジン(10ml)を添加し、溶液を氷浴
中で冷却した。この時点で、攪拌しながら、無水酢酸
(5ml)を滴下し、混合物を室温に温めた。さらに2時
間攪拌した後、この溶液を、減圧下、35℃で、蒸発によ
って濃縮した。次いで、得られた油状物をジクロロメタ
ン(150ml)中に取り、水(30ml)、NaHCO3飽和水溶液
(2×30ml)、希KCl(0.1M、2×30ml)および食塩水
(30ml)で連続して洗浄し、この時点で、この溶液を無
水MgSO4で乾燥させた。その後、この溶液を減圧下、35
℃で蒸発によって濃縮し、組成物:CH2Cl2/(CH3)2CO 8
0:20を有する移動相の存在下、シリカ(10g)上でクロ
マトグラフィーによって分別して、(−)−エステル/
アミド(II:X=CH2;−Y−Z−=−CH=CH−;R1=CH3;R
2=Ac)を得た(128mg、0.7ミリモル;81%e.e.)。
り返し行った。細胞調製において、N−アセチル−L−
フェニルアラニンの存在下における増殖は、必要なかっ
た。アセミ体ラクタムとの反応による生成物は、(−)
−ラクタムおよび(+)−アミノ酸であった。(−)−
ラクタムは、>98%e.e.を有していた。(+)−エステ
ル/アミドが単離された。
Claims (11)
- 【請求項1】少なくとも他のエナンチオマーを実質的に
含まない2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン
−3−オンのエナンチオマー。 - 【請求項2】少なくとも88%のエナンチオマー過剰率の
2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−3−オ
ンである請求項1記載のエナンチオマー。 - 【請求項3】少なくとも88%のエナンチオマー過剰率の
(+)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン
−3−オンである請求項1記載のエナンチオマー。 - 【請求項4】98%を越えるエナンチオマー過剰率の
(−)−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン
−3−オンである請求項1記載のエナンチオマー。 - 【請求項5】請求項1〜4いずれか1項記載のエナンチ
オマーおよび4−アミノシクロペンタ−2−エン−1−
カルボン酸の反対のエナンチオマーまたはそのアルキル
エステルの混合物。 - 【請求項6】2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−
エン−3−オンのエナンチオマーの混合物を、2−アザ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−3−オンのエナ
ンチオマーのうちの1つのエナンチオマーとの立体特異
的反応能を有するラクタマーゼ活性を有する酵素と反応
させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記
載のエナンチオマーの製造方法。 - 【請求項7】酵素が、請求項5記載の混合物を形成する
ためのラセミ体2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5
−エン−3−オンの立体選択的反応能を有する請求項6
記載の製造方法。 - 【請求項8】2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−
エン−3−オンのエナンチオマーの混合物を、請求項6
または7記載のラクタマーゼ活性を有する微生物と反応
させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記
載のエナンチオマーの製造方法。 - 【請求項9】微生物がNCIMB 40213として寄託されたも
のまたはその突然変異体の特徴を有する請求項8記載の
製造方法。 - 【請求項10】微生物がNCIMB 40249として寄託された
ものまたはその突然変異体の特徴を有する請求項8記載
の製造方法。 - 【請求項11】求核試薬の存在下で行われ、これによっ
てアルキルエステルが形成される請求項5記載の混合物
を製造するための請求項6または8記載の製造方法。
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