JP2647310B2 - 壁パネル - Google Patents

壁パネル

Info

Publication number
JP2647310B2
JP2647310B2 JP4216073A JP21607392A JP2647310B2 JP 2647310 B2 JP2647310 B2 JP 2647310B2 JP 4216073 A JP4216073 A JP 4216073A JP 21607392 A JP21607392 A JP 21607392A JP 2647310 B2 JP2647310 B2 JP 2647310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
gypsum board
wall panel
plastic member
alc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4216073A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0657851A (ja
Inventor
敏昭 福住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP4216073A priority Critical patent/JP2647310B2/ja
Publication of JPH0657851A publication Critical patent/JPH0657851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2647310B2 publication Critical patent/JP2647310B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁パネルに係り、特に
ニット式建物を構成する建物ユニットの外壁および内壁
に利用できる。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物を構成する建物ユニット
は、四隅の4本の柱と、これらの柱の上端間同士および
下端間同士を結合する天井梁,床梁からなる骨組みに、
外壁や内壁,天井材,床材等を取り付けて構成される。
ところで、建物ユニット内の各種艤装、例えば内壁仕上
げは外壁の内面に直接布クロスあるいはビニルクロス等
を貼って行うことができれば好都合であるが、外壁内面
の仕上げ精度や外壁の取り付け精度等の問題から、必ず
しも良好な結果が得られてはいなかった。そのため、外
壁等は図4に示すように取り付けられている。
【0003】すなわち、従来は外壁30と内壁31とを別体
として製作し、外壁30を天井梁,床梁に取り付け、その
内側に木パネル枠32で形成された内壁31を取り付けてい
る。木パネル枠32内には断熱材33が詰められており、木
パネル枠32の室内側の面には石膏ボード34が取り付けら
れている。
【0004】また、建物を耐火構造としたい時は、外壁
30同士の目地部Cには耐火目地材36が詰められており、
さらにバックアップ材37が詰められ、最後にコーキング
38も詰められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような外壁30等の取り付けは、外壁30と内壁31とが別体
として製作されるとともに、外壁30が取り付けられた後
で内壁31が取り付けられており、製作も取り付けも二度
手間となり作業性が悪いという問題があった。また、内
壁31を構成する木パネル枠32を作成しなければならず、
パネル枠32内には断熱材33も詰めなければならないた
め、パネル枠32の製作が面倒であり、材料費も嵩むとい
う問題もあった。
【0006】さらに、耐火構造については外壁30の目地
部Cに耐火目地材36を詰めるには、現場で行わなくては
ならず、作業が煩雑となっている。
【0007】ここに本発明の目的は、製作および取り付
け作業が容易となるとともに、室内空間を広くとること
ができ、かつ耐火性能に優れた建物ユニットにおける
壁パネルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで第1の発明に係る
壁パネルは、ユニット式建物を構成し、かつ、四隅に立
設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士および下
端間同士を結合する各4本の天井梁、床梁を含んで形成
された骨組みを有する建物ユニットに使用される壁パネ
ルであって、ALCの裏面に、発泡プラスチック部材を
介して石膏ボードが一体的に設けられ、これらの発泡プ
ラスチック部材および石膏ボードの上下端間の寸法は、
前記天井梁、床梁間の間隔内に前記発泡プラスチック部
材および石膏ボードが収まり可能な寸法とされ、前記A
LCは、その上下端部の少なくとも一方が前記発泡プラ
スチック部材および石膏ボードより突出していることを
特徴とするものである。
【0009】また、第2の発明に係る壁パネルは、前記
発泡プラスチック部材の表面、かつ、前記ALCの目地
部近傍に耐火材を設けたものである。
【0010】
【作用】このような本発明では、ALCの裏面に発泡プ
ラスチック部材を固着し、さらにこの発泡プラスチック
部材の裏面に石膏ボードを取り付け、これらが一体的と
なった壁パネルを構成する。ここで、発泡プラスチック
部材の表面、かつ、前記ALCの目地部近傍に耐火材を
設けてもよい。
【0011】このような壁パネルではALCを外壁部と
できるとともに、このALCの裏面に、発泡プラスチッ
ク部材を介して石膏ボードが取り付けられているので、
これらの石膏ボード等を内壁部とすることができる。そ
して、ALCを取り付けると同時に内壁が形成されるこ
ととなり、外壁と内壁とを別個に揃えなくてもよくなる
ので、製作および取り付け作業が容易となる。また、
膏ボード等は、建物ユニットの天井梁、床梁間の間隔内
に収まるので、石膏ボード等の室内側の面が外壁側に近
づく結果、建物ユニットの室内空間を広くとることがで
き、これらにより前記目的が達成される。また、発泡プ
ラスチック部材の、外壁材の裏面と接触する面に耐火材
を設けてあれば、耐火性能が優れた壁パネルとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の壁パネルの全体が示され
ている。同図において壁パネル1は、建物ユニットの骨
組みである天井梁10, 床梁11に取り付けられるALC
高温高圧蒸気養生の軽量気泡コンクリート)2と、こ
のALC2の裏面に取り付けられた発泡プラスチック部
材としての、例えば発泡ポリスチレン3と、発泡ポリス
チレン3の裏面に取り付けられ内壁となる石膏ボード4
との3層からなり、これらが一体化された構造とされて
いる。ここで、ALC2と発泡ポリスチレン3および発
泡ポリスチレン3と石膏ボード4とは、それぞれ接着等
によって一体化されている。また、石膏ボード4の室内
側の一面には、布あるいはビニルクロス5等が貼られ、
壁の内面仕上げが行われている。
【0013】このようなALC2の上下端部は、発泡ポ
リスチレン3と石膏ボード4の上下端より突出してお
り、また、発泡ポリスチレン3と石膏ボード4との上下
端間の寸法は、図1に示すように、建物ユニットの天井
梁10および床梁11に干渉しないように、かつ、天井梁10
と床梁11との間の間隔内に石膏ボード4等が収まるよう
な寸法とされている。また、このような壁パネル1にお
いて、発泡ポリスチレン3と石膏ボード4の両端はAL
C2に対して幅方向の端部をずらして取り付けられてい
る。
【0014】すなわち、壁パネル1の平面を示す図2に
おいて、発泡ポリスチレン3および石膏ボード4の一端
3Aが、ALC2の一端より後退した位置にあり、その分
ポリスチレン3の他端3BがALC2の他端2Bより突出し
ている。そして、この突出部には上下方向に連続して耐
火材6が埋め込まれている。この耐火材6は、隣合う外
壁材2,2間のつなぎ部、つまり目地部Cの幅より幅広
に形成されており、出火時の目地部Cからの火の侵入、
あるいは室内からの火が外部に逃げないようになってい
る。なお、耐火材6としては、例えば石綿セメント珪酸
カルシウム(ケイカル板)等が使用されれば好適であ
る。また、隣合う外壁材2,2間の目地部Cにはバック
アップ材7とコーキング7とが詰められている。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
発泡ポリスチレン3の表面、かつ目地部Cの近傍の一端
側端部に耐火材6を予め埋め込んでおいて、ポリスチレ
ン3の裏面に石膏ボード4を接着によって取り付け、こ
れらを一体化する。
【0016】このような発泡ポリスチレン3等を、それ
らの一端3AがALC2の一端2Aより後退させ、他端3B
LC2の他端2Bより突出するようにずらして位置決め
して、両者を接着によって取り付け、これらにより3層
からなる壁パネル1を構成する。
【0017】次に、それぞれの壁パネル1を建物ユニッ
トの天井梁10,床梁11等に取り付ける。壁パネル1を構
成するALC2の目地部Cには、バックアップ材7とコ
ーキング7とを詰める。
【0018】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、本実施例の壁パネル1は、A
C2の裏面に発泡ポリスチレン3を接着して取り付け、
さらにポリスチレン3の裏面に石膏ボード4を接着によ
って一体的に取り付けた3層から構成されており、石膏
ボード4の内面に布あるいはビニルクロス5を貼りつけ
れば室内の内面仕上げとなり、壁パネル1が外壁と内壁
とを兼ねるので、実用価値の高いパネルとなっている。
【0019】また、壁パネル1を構成する発泡ポリスチ
レン3は軽量であり、取扱い等が容易である。さらにポ
リスチレン3はカッター等で容易に切断できるので、壁
パネル1の製作が容易となる。
【0020】また、本実施例の壁パネル1は、ALC2
の裏面に発泡ポリスチレン3と石膏ボード4とを取り付
けた3層からなる一体型となっているので、ALC2だ
けを建物ユニットの天井梁10,床梁11等に取り付ければ
よく、壁パネル1の取り付けが容易に行える。
【0021】さらに、ALC2の裏面に発泡ポリスチレ
ン3を取り付けてあり、このポリスチレン3はALC2
に取り付けやすいばかりでなく断熱効果があるので、新
たに断熱材を必要とせず、材料費の節約ができる。ま
た、ポリスチレン3は消音効果も高いので、外の騒音を
遮断でき室内の静寂が保たれるという効果も生ずる。
【0022】さらにまた、発泡ポリスチレン3の表面か
つ、目地部C近傍の一端側には耐火材6が埋め込まれて
おり、この耐火材6は複数のALC2が天井梁10,床梁
11等に取り付けられた際、隣合うALC2の目地部Cよ
り幅広となっている。そのため、出火時の目地部Cから
の火の侵入、あるいは室内からの火が外部に逃げず、従
って、建物ユニットの耐火構造が優れたものとなってい
る。
【0023】また、内壁となる石膏ボード4等の上下端
間の寸法は、天井梁10と床梁11間の間隔内に収まる寸法
となっており、ALC2を取り付けたとき、石膏ボード
4等の室内側の面がALC2側に近づく結果、建物ユニ
ットの室内空間を広くとることができる。
【0024】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、次に示すような変形例を含むものであ
る。すなわち、前記実施例では壁パネル1の目地部にお
いては、発泡ポリスチレン3および石膏ボード4の端部
、ALC2の端部よりずらして一端を後退させ他端を
突出させた形状としたが、これに限らず、例えば図
示すようにしてもよい。なお、前記実施例と同一部材に
は同一符号を付すとともに、その説明は省略する。
【0025】すなわち、本実施例によれば、発泡ポリス
チレン30および石膏ボード40の端部をALC2の端部に
略揃えて形成し、つまりALC2のつなぎ部とポリスチ
レン30および石膏ボード40の目地部とを同一線上に位置
させたものである。この場合には、ポリスチレン30の隣
合う端部に耐火材6Aを埋め込み、ポリスチレン30および
石膏ボード40の幅は、壁パネル1Aを取り付ける際、隣合
う壁パネル1Aのポリスチレン30の端部同士がいくぶん圧
縮されるような長さとされている。このような本実施例
では、発泡ポリスチレン30および石膏ボード40をALC
2へ取り付ける際、端部をずらさなくてもよいので、取
り付けが容易であるという効果がある。
【0026】その他、本発明の実施の際の具体的な構造
および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば他の構造等でもよい。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の壁パネ
ルによれば、壁パネルのALCを外壁部とできるととも
に、このALCの裏面に、発泡プラスチック部材を介し
て石膏ボードが取り付けられているので、これらの石膏
ボード等を内壁部とすることができる。そして、ALC
を取り付けると同時に内壁が形成されることとなり、外
壁と内壁とを別個に揃えなくてもよくなるので、製作
よび取り付け作業が容易となる。また、石膏ボード等
は、建物ユニットの天井梁、床梁間の間隔内に収まるの
で、石膏ボード等の室内側の面が外壁側に近づく結果、
建物ユニットの室内空間を広くとることができるさら
に、発泡プラスチック部材の、外壁材の裏面と接触する
面に耐火材を設けてあるので、耐火性能が優れた壁パネ
ルとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る壁パネルの全体を示す
斜視図である。
【図2】同壁パネルのつなぎ部の詳細を示し、図1にお
けるII矢視図である。
【図3】同壁パネルのつなぎ部の変形例を示す平面図で
ある。
【図4】従来の外壁と内壁との取り付けを示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 壁パネル 2 LC 3 発泡ポリスチレン(発泡プラスチック部材) 4 石膏ボード 6 耐火材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E04B 2/56 605Z 611 611B 632 632B 632C 632L 645 645B 645F

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット式建物を構成し、かつ、四隅に
    立設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士および
    下端間同士を結合する各4本の天井梁、床梁を含んで形
    成された骨組みを有する建物ユニットに使用される壁パ
    ネルであって、ALCの裏面に、発泡プラスチック部材
    を介して石膏ボードが一体的に設けられ、これらの発泡
    プラスチック部材および石膏ボードの上下端間の寸法
    は、前記天井梁、床梁間の間隔内に前記発泡プラスチッ
    ク部材および石膏ボードが収まり可能な寸法とされ、前
    記ALCは、その上下端部の少なくとも一方が前記発泡
    プラスチック部材および石膏ボードより突出しているこ
    とを特徴とする壁パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の壁パネルにおいて、前記
    発泡プラスチック部材の表面、かつ、前記ALCの目地
    部近傍に耐火材が設けられていることを特徴とする壁パ
    ネル。
JP4216073A 1992-08-13 1992-08-13 壁パネル Expired - Lifetime JP2647310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216073A JP2647310B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 壁パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4216073A JP2647310B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 壁パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0657851A JPH0657851A (ja) 1994-03-01
JP2647310B2 true JP2647310B2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=16682839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4216073A Expired - Lifetime JP2647310B2 (ja) 1992-08-13 1992-08-13 壁パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2647310B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005299194A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Mitsui Home Co Ltd 木造建築物の外壁構造
JP6511252B2 (ja) * 2014-11-17 2019-05-15 株式会社フジタ 外壁パネル目地部耐火構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS486811U (ja) * 1971-06-07 1973-01-25
JPS6120732U (ja) * 1984-07-06 1986-02-06 株式会社 アイジ−技術研究所 建築用パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0657851A (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3775916A (en) Prefabricated wall panel
US4522004A (en) Insulated wall construction
JP2647310B2 (ja) 壁パネル
US2307787A (en) Building structure
JP3083455B2 (ja) ユニット建物の天井構造
US2070479A (en) Building panel
KR20210126642A (ko) 시멘트 패널을 포함하는 방폭 벽
JPS6320974B2 (ja)
JP3142995B2 (ja) ユニット式建物
KR930004843Y1 (ko) 건축용 경량 판넬
JPH09158348A (ja) 住宅外壁部の断熱材取付構造とその取付方法
JPH0478776B2 (ja)
JP3015650U (ja) 外壁面の改修構造
JP2507573Y2 (ja) 床天井複合パネル
JPH05171725A (ja) 外壁パネル
JPS6013935Y2 (ja) 建築用壁版
JPH0827942A (ja) 吊式天井下地材及びそれを用いた吊式天井施工法
JP2542873Y2 (ja) 複合床パネルを用いた床構造
JPS63156141A (ja) 建築物における屋根の耐火構造
JPH05133031A (ja) 木質構造建築物の床構造
JP2024065922A (ja) 耐火気密構造及び耐火建築物
JPH0622020Y2 (ja) 建物用パネル
JPH0694736B2 (ja) 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法
JPS6124755A (ja) 内・外壁改修構造
JPS6237187B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970325