JPH0694736B2 - 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法 - Google Patents
鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法Info
- Publication number
- JPH0694736B2 JPH0694736B2 JP3203865A JP20386591A JPH0694736B2 JP H0694736 B2 JPH0694736 B2 JP H0694736B2 JP 3203865 A JP3203865 A JP 3203865A JP 20386591 A JP20386591 A JP 20386591A JP H0694736 B2 JPH0694736 B2 JP H0694736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- reinforced concrete
- concrete structure
- blow
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート構造
物において、吹抜の室内空間を縦方向に分割して増床す
る際に利用する増床方法に関するものである。
物において、吹抜の室内空間を縦方向に分割して増床す
る際に利用する増床方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造のマンション等に
おいて、その与える印象や採光性の良さから吹抜が多く
採用された時期があった。しかし、最近は冷暖房や照明
の効率の悪さが問題となっていた。又、マンション等で
は子供部屋等が必要になったとしても増築することはで
きないため、室内空間を有効に利用して増室するしかな
かった。
おいて、その与える印象や採光性の良さから吹抜が多く
採用された時期があった。しかし、最近は冷暖房や照明
の効率の悪さが問題となっていた。又、マンション等で
は子供部屋等が必要になったとしても増築することはで
きないため、室内空間を有効に利用して増室するしかな
かった。
【０００３】しかし、床材としての充分な強度と耐火性
を有する必要性から、従来はコンクリート打設による増
床が行われていた。そのため、室内において、型枠の組
み立てやコンクリート打設をしなければならず、生活し
ながらの施工は困難であった。その上、作業日数や作業
コストもかかるという問題があった。
を有する必要性から、従来はコンクリート打設による増
床が行われていた。そのため、室内において、型枠の組
み立てやコンクリート打設をしなければならず、生活し
ながらの施工は困難であった。その上、作業日数や作業
コストもかかるという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、居住
者の生活に支障を来たすことなく容易に増床でき、しか
もその施工にかかる作業コストも大幅に削減できる鉄筋
コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法を提供するこ
とにある。
者の生活に支障を来たすことなく容易に増床でき、しか
もその施工にかかる作業コストも大幅に削減できる鉄筋
コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の対
向する内垂直壁面間に軽量箱状鋼管からなる桁材を複数
個並列状態に架設し、同桁材の上面及び下面に発泡コン
クリート板等の耐火性軽量材を張設し、上方の耐火性軽
量材上面に床用合板を被着し、下方の耐火性軽量材下面
に天井用下地板を被着して吹抜空間に増床を形成するこ
とを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の増床方法にあ
る。
発明の要旨は、鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の対
向する内垂直壁面間に軽量箱状鋼管からなる桁材を複数
個並列状態に架設し、同桁材の上面及び下面に発泡コン
クリート板等の耐火性軽量材を張設し、上方の耐火性軽
量材上面に床用合板を被着し、下方の耐火性軽量材下面
に天井用下地板を被着して吹抜空間に増床を形成するこ
とを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の増床方法にあ
る。
【０００６】
【作用】本発明の鉄筋コンクリート構造物の増床方法
は、軽量箱状鋼管を桁材として使い、又発泡コンクリー
ト板（ＡＬＣ板）等の耐火性軽量材を床・天井下地板と
するので、軽量で充分な強度を有する。
は、軽量箱状鋼管を桁材として使い、又発泡コンクリー
ト板（ＡＬＣ板）等の耐火性軽量材を床・天井下地板と
するので、軽量で充分な強度を有する。
【０００７】又、本発明にかかる増床方法は、室内に型
枠を仮設し、コンクリートを流し込む作業でないので、
その施工も容易であり、現場となる室内において居住者
の生活に支障を来たすこともなく、短工期で増床するこ
とができる。
枠を仮設し、コンクリートを流し込む作業でないので、
その施工も容易であり、現場となる室内において居住者
の生活に支障を来たすこともなく、短工期で増床するこ
とができる。
【０００８】
【実施例】実施例については、図面に基づいて説明す
る。図１は本発明に係る増床例を示す説明図、図２は本
発明により施工された床の例を示す断面図、図３は桁材
の架設方法の例を示す説明図である。
る。図１は本発明に係る増床例を示す説明図、図２は本
発明により施工された床の例を示す断面図、図３は桁材
の架設方法の例を示す説明図である。
【０００９】本実施例では、鉄筋コンクリート構造物１
０の吹抜部１２を縦に２分割して増床する際の例に基づ
き説明する。
０の吹抜部１２を縦に２分割して増床する際の例に基づ
き説明する。
【００１０】本発明の増床方法を用いて床１を施工する
にあたっては、まず、吹抜部１２の対向する内壁面１１
間に桁材２を複数並列して架設する。同桁材２として軽
量箱状鋼管を用いることで、充分な強度を持たせること
ができる。
にあたっては、まず、吹抜部１２の対向する内壁面１１
間に桁材２を複数並列して架設する。同桁材２として軽
量箱状鋼管を用いることで、充分な強度を持たせること
ができる。
【００１１】桁材２を壁面１１間に架設する方法の一例
を図３に基づいて説明する。まず、壁面１１内に配され
た軽量Ｃ型梁材１５に、上方に向けて開口したコ字状の
支持部材１６をビス止めで取り付ける。その後は、所定
長さの軽量箱状鋼管の桁材２の両端部を前記支持部材１
６内に嵌入し、ビス止めで固定するだけで、壁面１１間
に架設することができる。
を図３に基づいて説明する。まず、壁面１１内に配され
た軽量Ｃ型梁材１５に、上方に向けて開口したコ字状の
支持部材１６をビス止めで取り付ける。その後は、所定
長さの軽量箱状鋼管の桁材２の両端部を前記支持部材１
６内に嵌入し、ビス止めで固定するだけで、壁面１１間
に架設することができる。
【００１２】次に、該桁材２の上面及び下面に発泡コン
クリート板３，４を張り、ビス９でもって固定する。そ
の後は、上方の発泡コンクリート板３の上面には床用合
板５を被着し、下方の発泡コンクリート板４の下面には
天井用下地板７を被着するだけでよい。
クリート板３，４を張り、ビス９でもって固定する。そ
の後は、上方の発泡コンクリート板３の上面には床用合
板５を被着し、下方の発泡コンクリート板４の下面には
天井用下地板７を被着するだけでよい。
【００１３】もちろん、部屋１４の内装として床用合板
５上にはカーペット６等を敷き、部屋１３の天井部分に
はクロス等の表装材８を張り付ければ外観上も優れたも
のとなる。
５上にはカーペット６等を敷き、部屋１３の天井部分に
はクロス等の表装材８を張り付ければ外観上も優れたも
のとなる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、容易に短工期で施工することができる。増床
工事は居住空間が現場となるため、材料等の搬入・搬出
径路も制限されるが、本発明にかかる床材は大変軽量で
あるだけでなく、施工も簡便であるので、必要な機械・
工具類も少なくて済み、大変都合が良い。又、居住者も
生活しながら施工することができるので、仮住居等の出
費の必要もなく、施工にかかるコスト自体も大幅に削減
できるので、経済効果が高い。実際には、従来のコンク
リート打設による増床工事に比べ１／３程度のコストで
増床することができる。
いるので、容易に短工期で施工することができる。増床
工事は居住空間が現場となるため、材料等の搬入・搬出
径路も制限されるが、本発明にかかる床材は大変軽量で
あるだけでなく、施工も簡便であるので、必要な機械・
工具類も少なくて済み、大変都合が良い。又、居住者も
生活しながら施工することができるので、仮住居等の出
費の必要もなく、施工にかかるコスト自体も大幅に削減
できるので、経済効果が高い。実際には、従来のコンク
リート打設による増床工事に比べ１／３程度のコストで
増床することができる。
【図１】本発明に係る増床例を示す説明図である。
【図２】床の例を示す断面図である。
【図３】桁材の架設方法の例を示す説明図である。
１ 床 ２ 桁材 ３ 発泡コンクリート板 ４ 発泡コンクリート板 ５ 床用合板 ６ カーペット ７ 天井用下地板 ８ 表装材 ９ ビス １０ 鉄筋コンクリート構造物 １１ 内壁面 １２ 吹抜部 １３ 部屋 １４ 部屋 １５ 梁材 １６ 支持部材
Claims (1)
- 【請求項１】 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の対
向する内垂直壁面間に軽量箱状鋼管からなる桁材を複数
個並列状態に架設し、同桁材の上面及び下面に発泡コン
クリート板等耐火性軽量材を張設し、上方の耐火性軽量
材上面に床用合板を被着し、下方の耐火性軽量材下面に
天井用下地板を被着して吹抜空間に増床を形成すること
を特徴とする鉄筋コンクリート構造物の増床方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203865A JPH0694736B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203865A JPH0694736B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525944A JPH0525944A (ja) | 1993-02-02 |
| JPH0694736B2 true JPH0694736B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16480987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203865A Expired - Fee Related JPH0694736B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694736B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5504579B2 (ja) * | 2008-05-12 | 2014-05-28 | 積水ハウス株式会社 | 住宅の床着脱構造及び住宅の改装方法 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3203865A patent/JPH0694736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0525944A (ja) | 1993-02-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4052829A (en) | Semi-prefabricated monolithic steel-reinforced cement building construction | |
| US1031926A (en) | Building construction. | |
| JP7175534B2 (ja) | 建築物の外壁構造、断熱構造及び断熱方法 | |
| US5233808A (en) | Method of constructing a building | |
| US2069755A (en) | Building construction | |
| US3772844A (en) | Method of fabricating fire resistant duct or shaft | |
| EP0462790B1 (en) | A building and building method | |
| JPH0694736B2 (ja) | 鉄筋コンクリート構造物の吹抜空間の増床方法 | |
| US2070479A (en) | Building panel | |
| JP2002097730A (ja) | 区画壁の固定構造 | |
| JPS6320974B2 (ja) | ||
| JP2647310B2 (ja) | 壁パネル | |
| JP6754554B2 (ja) | 建物の外周壁構造及び建物の外周壁の改修方法 | |
| JPH10169066A (ja) | 鉄骨造建築物の建設方法 | |
| JP3142995B2 (ja) | ユニット式建物 | |
| JP6635534B1 (ja) | 木造軸組工法住宅の遮熱断熱構造 | |
| JP7465577B2 (ja) | 間仕切壁と床版の接続構造とその施工方法 | |
| JP3015650U (ja) | 外壁面の改修構造 | |
| JPH0868151A (ja) | ユニット建物の天井構造 | |
| JP3147673B2 (ja) | 鉄骨造り建築物における耐火性間仕切壁の設置工法 | |
| JPS59500279A (ja) | 解体可能建物用構築システム | |
| JP2842706B2 (ja) | 木質構造建築物の床構造及び床施工方法 | |
| KR200228546Y1 (ko) | 차음 성능과 기밀성능이 향상된 경량 벽체 구조 | |
| JPH03151433A (ja) | 建設部材の補強方法 | |
| AU2022258870A1 (en) | Seismic ceiling bracket/system |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |