JP2640867B2 - 束高調整金具 - Google Patents

束高調整金具

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、束高調整金具に係り、より詳細には、大曳
と束石との間に床束を配置した建築物基礎構造における
該大曳の水平状態を簡単な構成でもって調整(修正)で
きるようにした束高調整金具に関する。
〔従来の技術〕
従来、大曳と束石との間に床束を配置した建築物基礎
構造において、地盤の沈下や、大曳、床束等の収縮、軋
み等により、上記大曳が水平状態を崩れた場合、通常、
大曳と束石とを固定している鎹を外した後、両者間に楔
を打ち込み、上記大曳を水平状態に調整し、更に、鎹を
打ち直すことで、その調整を行うようにしている。
しかし、大曳と床石とが構成する床底空間は狭いた
め、該空間内に入って、鎹取り外し作業、楔打ち作
業の二作業を行うことは、その作業効率が悪く、かつ作
業をし難い等の問題がある。
そこで、かかる問題を解消する手段として、『束石と
床束との間に、細砂を入れて砂溜まりを設け、地盤の沈
下によって大曳の水平度がずれた場合に、上記砂溜まり
より、細砂を地盤沈下、大曳、床束等の収縮、軋み等に
より形成された束石と床束との隙間部に流動・埋め込め
るようにした構成』の手段が提案されている(特開昭62
−72821号公報参照)。そして、この手段の場合、微少
の地盤沈下に対しては、大曳の水平度修正を行う必要な
く、該大曳の水平度を一定に調整できるという利点を有
する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この手段の場合、砂溜まり部の砂が地盤沈
下により生じた束石と床束との隙間部を確実に埋め込む
ことが難しい、床底空間が小さくなる、等の問題があ
る。
本発明は、上述した点に対処して創案したものであっ
て、その目的とする処は、大曳と束石との間に床束を配
置した建築物基礎構造における該大曳の水平状態を簡単
な構成でもって調整できるようにした束高調整金具を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そして、上記課題を解決するための手段としての本発
明の束高調整金具は、大曳と束石との間に床束を配置し
た建築物基礎構造における該大曳の水平状態を調整する
ための調整金具であって、該大曳または床石に取着する
固定具と、該大曳または床石に対面する床束端部に装着
する床束保持具とを有し、該固定具と床束保持具とを相
対的に移動できるように一体化すると共に、該固定具ま
たは床束保持具の上記大曳または束石と床束端部との接
続部位に対応する部位に楔挿入部を設け、該楔挿入部に
楔を挿入することで、上記大曳の水平状態を調整できる
ようにした構成よりなる。
また、本発明の束高調整金具は、大曳を下方より保持
する凹状固定具と、該大曳と対面する床束端部を上方よ
り保持する倒立凹状床束保持具とを有し、該凹状固定具
と倒立凹状床束保持具の両側辺をそれぞれ接続板で接続
して一体化すると共に、該倒立凹状床束保持具を接続板
に対して相対的に移動できるようにし、かつ該凹状固定
具と倒立凹状床束保持具間に楔挿入孔を形成してなる構
成も含み、また、束石の上面に配置する中央に所定間隔
をおいて二個の立ち上がり片を有する固定具と、該両立
ち上がり片に嵌合し、かつ上記束石に対面する床束端部
に装着する凹状床束保持具を有し、該凹状床束保持具を
上記固定具に対して相対的に移動できるようにし、また
該凹状床束保持具の下端部に楔挿入孔を設けてなる構成
も含む。
〔作用〕
そして、上記構成に基づく、本発明の束高調整金具
は、大曳と束石との間に床束を配置した建築物基礎構造
において、予め、固定具を大曳または束石に、床束保持
具を床束端部にそれぞれ取着した状態で、建築物の基礎
構造を得る。
そして、この状態で地盤沈下、大曳、床束の収縮、軋
み等によって、上記大曳の水平状態が崩れた場合、楔挿
入孔より楔を打ち込み、床束保持具を固定具に対して相
対的に移動させることで、大曳に水平状態を調整させ得
るように作用する。
従って、本発明の束高調整金具によれば、大曳と床
束、または床束と束石との接続部が固定具と床束保持具
によって保護され、かつ基礎構造において、頑丈に一体
化されると共に、その水平状態の調整が簡単に行えると
いう作用を奏する。
なお、本明細書において、金具には、金属以外の硬質
プラスチック材料等の硬質材料で形成されるものも含
む。
〔実施例〕
以下、本発明を具体化した実施例について、図面を参
照しながら説明する。
ここに、第1〜3図は、本発明の一実施例を示し、第
1図は、取り付け状態を示す概略正面図、第2図は床束
保持具の斜視図、第3図は固定具の斜視図である。
本実施例は、大曳1と束石2との間に床束3を配置し
た建築物基礎構造において、床束3と束石2との間に束
高調整金具4を配置して、大曳1の水平状態を調整でき
るようにした建築物基礎構造である。
そして、本実施例に用いる束高調整金具4は、概略す
ると、固定具5と床束保持具6との二つの部分より構成
されている。
固定具5は、束石(換言すれば、土台)2に固定・載
置される固定金具(鋼製金具)であって、水平板7の中
央部に間隔を開けて二本の立ち上がり片8、8を有する
構成よりなる。そして、水平板7には、固定具5を束石
2にコンクリート釘9等によって固定するための複数個
の釘孔10を有し、また、立ち上がり片8、8には、それ
ぞれ縦長状の長孔11、11が穿設されている。なお、水平
板7と束石2とは、コンクリートボンドによっても接合
するようにしている。そして、立ち上がり片8、8間
が、床束保持具6の嵌合部を形成している。ここで、固
定具5は、通常、縦90mm、横150mm程度の矩形状板水平
板が用いられていて、その中央に形成される立ち上がり
片8、8間の間隔95mm、立ち上がり高さ50mm、幅50mm程
度とされている。
床束保持具6は、水平部12の両端に立ち上がり片13、
13を備え、床束3の下端部3aに嵌合固定する凹状金具
(鋼製金具)である。そして、床束保持具6は、固定具
5の立ち上がり片8、8間に形成される嵌合部に、立ち
上がり片13、13が、それぞれ対面するようにして嵌合す
るように配置されるように構成され、その水平部12の下
底12aには立ち上がり片13、13間を連絡方向に二条の楔
挿入孔(楔挿入溝を含む概念)14、14が設けられてい
る。また、立ち上がり片13、13の外面には、それぞれボ
ルト15、15がスタッド溶接等によって固定され、また、
その周囲には、複数個の釘孔16、16・・・が穿設されて
いる。そして、ボルト15、15によって、立ち上がり片
8、8に穿設されている長孔11、11に挿入・締付られ、
床束保持具6が、固定具5に対して相対的に移動できる
ようにされている。ここで、床束保持具6は、立ち上が
り片13、13間が90mm、立ち上がり片13、13の高さ50mm、
幅90mm程度とされている。なお、17、17は、締め付け用
のナットであり、また、前述寸法は床束・大曳等の形状
・大きさによって、適宜、変更できることは自明であ
る。
そして、上記構成に基づく、本実施例の建築物基礎構
造の場合、束石2上に固定配置された固定具5と、床束
3の下端部3aに固定配置された床束保持具6とにより、
束石2と床束3とを保護するようにして接続するように
しているので、両者間を強固に固定保持する基礎構造が
得られる。
ここで、基礎構造において、地盤沈下、大曳、床束の
収縮、軋み等によって、大曳1に歪みが生じた場合、換
言すれば、大曳1の水平状態が崩れた状態となった場
合、ナット17、17を緩めて、床束保持具6を固定具5に
対して移動自在状態とした後、楔挿入孔(溝)14、14に
水平状態を保持できる形状・大きさの楔18、18を打ち込
み、大曳1を水平状態に調整し、さらにナット17、17を
締め付け・固定することで、その水平状態を調整するこ
とができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるもので
なく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変形実施でき
るものを含む。因みに、第4〜6図に示すような構成と
してもよい。この実施例は、大曳1と束石2との間に床
束3を配置した建築物基礎構造において、大曳1と床束
2との間に束高調整金具4を配置して、大曳1の水平状
態を調整できるようにした建築物基礎構造である。
そして、本実施例は、前述した実施例と同様に固定具
5と床束保持具6との二つの部分より構成されている。
すなわち、固定具5は、大曳1を下方より保持する凹状
固定具として形成され、また床束保持具6は、大曳1と
対面する床束3の上端部3bを上方より保持する倒立凹状
床束保持具として形成され、凹状固定具5と倒立凹状床
束保持具6の両側辺5a、5a、6a、6aをそれぞれ接続板1
9、19で接続して一体化すると共に、倒立凹状床束保持
具6を接続板19に対して、接続板19に穿設された長孔1
1、11、倒立凹状床束保持具6のボルト15、15、ナット1
7、17とによって相対的に移動できるようにされてい
て、かつ凹状固定具5と倒立凹状床束保持具6間(接続
板19、19の中央に対応する部位)に楔挿入部14、14が形
成された構成となっている。
この基礎構造の場合は、前述した実施例と同様な作用
をするが、大曳1の水平状態調整を、大曳1と床束2と
の間における束高調整金具4でもって行うようにしてい
る。
ところで、建築物基礎構造において、前述した両実施
例における構造を組み合わせて用いるようにした構成と
してもよいことは当然である。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明の束高調整金
具によれば、大曳と束石との間に床束を配置した建築物
基礎構造において、大曳と床束、または床束と束石に配
置された固定具と床束保持具とよりなる束高調整金具を
介して、それぞれの接続端部が保護されると共に、固定
具と床束保持具とを相対的に移動できるようにし、かつ
楔挿入部を設けていることより、地盤沈下、大曳、床束
の収縮、軋み等によって、上記大曳の水平具態が崩れた
場合、楔挿入部より楔を打ち込み、床束保持具を固定具
に対して相対的に移動させるという簡単な作業でもっ
て、大曳の水平状態を調整させ得るという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本発明の一実施例を示し、第1図は、取
り付け状態を示す概略正面図、第2図は床束保持具の斜
視図、第3図は固定具の斜視図、第4〜6図は、本発明
の他の実施例を示し、第4図は、取り付け状態を示す概
略正面図、第5図は束高調整金具の正面図、第6図は側
面図である。 1……大曳、2……束石、3……床束、3a……床束の下
端部、3b……床束の上端部、4……束高調整金具、5…
…固定具、6……床束保持具、7……水平板、8……立
ち上がり片、9……コンクリート釘、10……釘孔、11…
…長孔、12……水平部、12a……水平部の下底、13……
立ち上がり片、14……楔挿入部(孔、溝)、15……ボル
ト、16……釘孔、17……ナット、18……楔、19……接続

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大曳と束石との間に床束を配置した建築物
    基礎構造における該大曳を水平状態に調整するための調
    整金具であって、該大曳または床石に取着する固定具
    と、該大曳または床石に対面する床束端部に装着する床
    束保持具とを有し、該固定具と床束保持具とを相対的に
    移動できるように一体化すると共に、該固定具または床
    束保持具の上記大曳または束石と床束端部との接続部位
    に対応する部位に楔挿入部を設け、該楔挿入部に楔を挿
    入することで、上記大曳の水平状態を調整できるように
    したことを特徴とする束高調整金具。
  2. 【請求項2】大曳を下方より保持する凹状固定具と、該
    大曳と対面する床束端部を上方より保持する倒立凹状床
    束保持具とを有し、該凹状固定具と倒立凹状床束保持具
    の両側辺をそれぞれ接続板で接続して一体化すると共
    に、該倒立凹状床束保持具を接続板に対して相対的に移
    動できるようにし、かつ該凹状固定具と倒立凹状床束保
    持具間に楔挿入孔を形成している請求項1に記載の束高
    調整金具。
  3. 【請求項3】束石の上面に配置する中央に所定間隔をお
    いて二個の立ち上がり片を有する固定具と、該両立ち上
    がり片に嵌合し、かつ上記束石に対面する床束端部に装
    着する凹状床束保持具を有し、該凹状床束保持具を上記
    固定具に対して相対的に移動できるようにし、また該凹
    状床束保持具の下端部に楔挿入孔を設けている請求項1
    に記載の束高調整金具。
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