JP3347937B2 - コンクリート型枠の組立工法及びこの工法に使用する型枠固定具並びにレベル調整材の位置決め具 - Google Patents

コンクリート型枠の組立工法及びこの工法に使用する型枠固定具並びにレベル調整材の位置決め具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート型
枠の組立て工法及びこの工法に使用する型枠固定具並び
レベル調整材の位置決め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート型枠はベニヤ板の
外面に、横桟木と縦桟木とを取付けて成るもので、これ
をコンクリート床スラブ面より一定の高さの所に、水平
に架設された敷桟木の上に垂直に立てて、倒れないよう
に組立てた後、コンクリート型枠の内側にコンクリート
を流し込んで打設するものである。
【0003】従来のコンクリート型枠の組立て手順を図
21ないし図23を用いて説明するとつぎのとおりであ
る。 a.壁,柱等の鉄筋(縦筋)Hにレベルを出し、任意の
高さを決め、水平に糸を張り渡す。 b.張り渡した糸より既打設コンクリート床スラブZの
不陸を測定し、ベニヤ片を重ねたレベル用パッキンJの
高さを決める。 c.既打設コンクリート床スラブZにレベル用パッキン
Jを間に挟み、敷桟木22を水平にし、コンクリート釘
Qで止める。 d.予め製作してあるコンクリート型枠T(合板ベニヤ
Pに縦桟木Lと横桟木Mを釘止めしたもの)を敷桟木2
2に乗せて釘止めする。 e.コンクリート型枠Tの内側にコンクリートSを流し
込んで打設する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は a.既打設コンクリートSの不陸が一様でないため、レ
ベル調整用のパッキンJに多種のバリエーションが必要
となる。 b.上,下調整は、パッキンJの一枚分の厚さの範囲で
の調整となるため、微妙な調整ができない。 c.コンクリート釘Qを敷桟木22とパッキンJを貫通
して打つ為、はねて打ちづらい。 d.敷桟木22はコンクリートに接する為、腐食、そり
等で数回の転用で駄目になる。 e.型枠Tの解体時、敷桟木22とパネル型枠Tがせっ
て、はずれにくく、無理にバール等ではずす為、型枠T
が傷む。 f.レベル調整用パッキンJの取付間隔を狭めると、す
べてを合わせることが大変なため、1m前後の間隔で配
置するが、その場合、コンクリート打設時、上からのコ
ンクリートの荷重により敷桟木22がパッキンJのない
個所で下がる。それによりパネル型枠頭部での切り付け
の線が波打ち、仕上のコンクリート精度が悪くなる。 g.以上の要因により敷桟木22の敷設には時間と手間
を要する事はもとより、かなりの熟練技術を要する。 h.また、コンクリート型枠T同志の組立ては主として
釘を打付けて組立てていたので、釘の打付けが面倒であ
り、また解体時に釘を引抜かなければならないので、解
体に手間を要する。 i.コンクリート型枠T同志の組立て,解体に、釘を用
いると、釘で縦桟木、横桟木が損傷してしまい、パネル
型枠Tの寿命を長く保てない。
【0005】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、レベル調整材の水平レベルの微調整を可能
とし、かつレベル調整材を釘打ちで固定する必要がない
ようにし、さらにレベル調整材の取りはずしを容易に
し、さらにコンクリート精度を高め、レベル調整材の設
置に手間、熟練を要することなく、さらにコンクリート
型枠同志の組立てに釘を用いる必要がないようにして、
組立て,解体が迅速に行えるようにするとともに、コン
クリート型枠の長寿命化を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るコンクリート型枠の組立て工法は、レベル調整材1を
水平にレベル調整し、その上にコンクリート型枠を並
べ、隣接するコンクリート型枠の継ぎ目部分における
内,外面を挟む挟持片a,bから成る仮止め枠13,1
4でコンクリート型枠相互間を仮止めし、ついで、隣接
するコンクリート型枠の継ぎ目部分における縦桟木同志
を固定する型枠固定具11であって、一方のコンクリー
ト型枠T2の縦桟木Laに固着される第1止着部材11
Aと、切欠部11mを有しこの切欠部11mを貫通する
ボルト11kにより第1止着部材11Aに螺着される部
分と,他方のコンクリート型枠T1の縦桟木Lbを押圧
してコンクリート型枠相互間を固定する押圧ボルト11
fが螺着されるナット11gを有する部分とを具備する
第2止着部材11Bとを備えた型枠固定具11を用い
ンクリート型枠を組立てるようにした。請求項2に係
る型枠固定具は、隣接するコンクリート型枠の継ぎ目部
分における縦桟木同志を固定する型枠固定具11におい
て、一方のコンクリート型枠T2の縦桟木Laに固着さ
れる第1止着部材11Aと、切欠部11mを有しこの切
欠部11mを貫通するボルト11kにより第1止着部材
11Aに螺着される部分と,他方のコンクリート型枠T
1の縦桟木Lbを押圧してコンクリート型枠相互間を固
定する押圧ボルト11fが螺着されるナット11gを有
する部分とを具備する第2止着部材11Bとを備えたも
のとした。請求項3に係るレベル調整材1の位置決め具
5は、レベル調整材1の一方の側面に対接する立上り片
5aとこの立上り片5aの下端から折曲されレベル調整
材の下を通過して反対側に突出する水平片5bとから成
る第1L字体5Aと、上記レベル調整材1の他方の側面
に対接するとともに上記立上り片5aとほぼ同一長さの
長手片5cと上記レベル調整材1の高さよりも若干短い
かほぼ等しい程度の長さで、上記長手片5cの下端より
上記水平片5bと同一方向に折曲された短手片5dとか
ら成る第2L字体5Bとより構成し、この第2L字体5
Bを、短手片5dがレベル調整材1の他方の側面に対接
する如く止着可能とした。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,図2,図3は本発明によるコンク
リート型枠の組立て工法及びレベル調整材及び型枠固定
具及びレベル調整材の位置決め具の実施の形態を示す斜
視図であり、同図において、1はコンクリート床スラブ
(十分に水平度が確保されてはいない)2より一定の高
さの所に、水平に架設される中空なレベル調整材であ
る。これは、剛性を有する鋼鉄型材,プラスチック等の
合成樹脂製型材あるいは角パイプより成り、図2に示す
ように長板状の水平板1aの両縁より下方に折曲された
側板1b,1bの下端に水平な内曲り板1c,1cを有
するもので、水平板1aには適当な間隔の所に、作業孔
1dを有し、この作業孔1dに対応して、レベル調整材
1の内部にボルト3aが直立する。ボルト3aの頭面に
は、十字状又は一状のドライバ差し込み穴3bが設けら
れ、その下端にはコンクリート床スラブ2に接地した円
形の安定板3bが固定されている。なお、上記ドライバ
差し込み穴に代えて、多角形形状の箱形の溝等の凹凸を
有するレンチ穴でもよい。4はボルト3aが螺合された
ねじ孔(タップ)4aを有する調整片であり、内曲り板
1c,1c間に橋絡されて溶接される。なお、上記ねじ
孔4aを貫通孔とし、調整片4の上にナットを設けても
よい。従って、作業孔1dよりドライバ(図示せず)の
先端を挿入し、ボルト3aの頭面のドライバ差し込み穴
3bに差し込んで回すことにより、ボルト3aをドライ
バ差し込み穴3bとともに回せば調整片4に上方向又は
下方向の附勢力を与えて、レベル調整材1自体を上,下
動調整できる。
【0012】したがって、複数個所に位置されたボルト
3aを個別に調整することにより、レベル調整材1を予
め設定した規定の高さの位置で、水平に調整できる。な
お、上記側板1b,1b間に、上記ボルト3aに螺合す
るウォームギアを回動自在に橋絡し、このウォームギア
をレベル調整材の横側から調整可能としてもよい。
【0013】5は第1L字体5A,第2L字体5Bより
成るレベル調整材1の位置決め具である。第1L字体5
Aは、レベル調整材1の一方の側板1bの側面に対接す
る立上がり片5aとこの立上がり片5aの下端から折曲
されてレベル調整材1の下部をくぐり抜けて反対側より
突出する水平片5bとから成る。上記水平片5bのレベ
ル調整材1より外側に突出した部分には釘穴5mを有す
る。第2L字体5Bは、長手片5cとこの長手片5cの
一端から折曲される短手片5dとより成り、長手片5
c,短手片5dには釘穴5f,5eを有する。短手片5
dを水平片5bの上に置き、短手片5dの釘穴5eと水
平片5bの釘穴5mを合わせて、これ等釘穴5e,5m
よりコンクリート釘6を打込めば、位置決め具5自体を
コンクリート床スラブ2上にセットでき、この状態で立
上り片5a,長手片5c間にレベル調整材1を配置して
からボルト3aを回してレベル調整材1の水平レベルの
調整を行えば、レベル調整材1の前,後位置を規制した
状態で、上,下調整できる。なお、第1L字体5Aと第
2L字体5Bとはあらかじめ、互いに固定しておいても
よい。
【0014】立上り片5a,長手片5cの上端はレベル
調整材1の上面より上方に突出しているので、型枠Tを
持上げて型枠Tの下端を立上り片5a,長手片5cの間
に落し込んで配置すれば、型枠Tを水平に配置できる。
【0015】型枠Tを、レベル調整材1の上に矢印Rに
示すように真横からはめ込むときは、長手片5cの上部
が邪魔となるので、短手片5dが立上るように、長手片
5cを水平片5bの上に乗せ、長手片5cの釘穴5f,
水平片5bの釘穴5m,長手片5cを介してコンクリー
ト釘6を釘打ちすればよい。このときは、短手片5dが
レベル調整材1の側板1bの外面に対接する。
【0016】上記位置決め具5の使用方法の具体例を図
4ないし図8に示す。各図はセパ・フォームタイ9を用
いて型枠T,Tを互いに対向する如く位置決めして、こ
のコンクリート壁の打設空間10aを形成する場合を示
す。この場合、片側(図示右側)の位置決め部材Xは、
立上り片5aに対し、高さの高い長手片5cが対向する
如く固定し、反対側(図示左側)の位置決め部材5Yは
立上り片5aに対し、高さの低い短手片5dが対向する
如く固定する(図4参照)。つぎに、図5に示すように
位置決め部材5Xの上に、上から型枠Tの下端を落し込
んでセットし、図6に示すようにセパ・フォームタイ9
を型枠Tに取付け、図7に示すようにレベル調整材1の
上に型枠Tを横からスライドするように配置し、型枠T
のベニヤPに予め設けた孔Wに、セパレータ9aの先端
を嵌入する。この場合、短手片5dは上には何も突出し
ていないので、型枠Tをレベル調整材1の上に装着する
のに全く邪魔にはならない。つぎに、図8に示すように
セパレータ9aの先端のねじ部に、セパ・フォームタイ
9の反対側を螺着し、セパ・フォームタイ9の両側で型
枠Tを止める。打設空間10aにコンクリートを流し込
んで打設すれば、コンクリート壁10を得ることができ
る。
【0017】図1において、11はコンクリート型枠T
1,T2同志をL字状に固定するための型枠固定具であ
り、これは図9ないし図13に示すように第1止着部材
11Aと第2止着部材11Bとより成る。上記第1止着
部材11Aは図11に示す如く、一方のコンクリート型
枠T2の外側に位置する縦桟木Laの内側にねじ(ビ
ス)11aで固着され、上部に孔11bを有するコ字状
体11c(図11参照)と、上記孔11bに対応する部
位に溶接されたナット11dとからなる。上記第2止着
部材11Bはコンクリート型枠T1の外側に位置する縦
桟木Lbの内側を、先端の溶接座板11eを介して押圧
する押圧ボルト11fと、この押圧ボルト11fを螺着
するナット11g,貫通孔11hを有するL字体11i
を有する。上記ナット11gはL字体11iに溶接で固
着される。なお、ナット11gは図13に示すようにL
字体11iの内側に設けてもよい。上記L字体11iの
突片11jは孔11bの上部方向に延長するもので、こ
れには、図10に示すように下向きの切欠部11mが設
けられる。切欠部11mは上向きであってもよいが、こ
れには孔11bを介してナット11dに螺着されるボル
ト11kのねじ部が嵌着される。この切欠部11mは下
を向き、この切欠部11mにボルト11kのねじ部を嵌
着した状態で、ナット11gに螺合される押圧ボルト1
1fを締付けて、先端の溶接座板11eで縦桟木Lbの
内側を押圧すれば、コンクリート型枠T1,T2間をし
っかりと接続して固定できる。
【0018】図1,図14において、12は上部に握手
12aを有し、先端が外曲りにカールしたU字状の型枠
固定具であり、これは直線配列のコンクリート型枠T
1,T3間を接続する場合に用いられるもので、図14
に示すようにこの型枠固定具12のU字状体をなす脚片
12b,12bで、隣接する縦桟木Lc,Lcを外側よ
り挟み込むことにより、コンクリート型枠T1,T3同
志を固定できる。この場合、足元のレベル調整材1の水
平度が十分に確保されていれば、コンクリート型枠T
1,T3同志がずれてしまうことはない。なお、上記型
枠固定具12は図18に示すように横桟木をレベル調整
材1の上に止着する場合にも用いられる。同図におい
て、12fは補強材である。また、上記型枠固定具12
は図15,16に示すように入隅用、図17に示すよう
に出隅用のために配置したコンクリート型枠T4,T5
同志、コンクリート型枠T6,T7同志を接続するため
に、縦桟木Lm,Lm同志を狭持して取付けるものにも
使用される。
【0019】図1において、13,14はコンクリート
型枠T1,T3間,コンクリート型枠T1,T2の間を
仮止めするコ字状の仮止め枠であり、これは、平面形状
が、コンクリート型枠T1,T2間,コンクリート型枠
T1,T3の隣接部分の形状に合わせた形状とされる。
仮止め枠13は直線状、仮止め枠14はL字状となる
(図19参照)。このような仮止め枠13,仮止め枠1
4をレベル調整材1の上に立てたコンクリート型枠T
1,T2の継ぎ目部分,コンクリート型枠T1,T3の
継ぎ目部分に上からかぶせることにより、仮止め枠1
3,仮止め枠14の挟持片a,bの挟持力でコンクリー
ト型枠T1,コンクリート型枠T2との間の継ぎ目部
分,コンクリート型枠T1,コンクリート型枠T3との
間の継ぎ目部分を両サイド(内,外面)から挟むことに
より、各型枠相互間のずれを防止できる。このように仮
止め枠13,仮止め枠14を用いて仮止めした後に型枠
固定具11,型枠固定具12を用いて型枠同志を固定す
れば、型枠の組立てを容易に行うことができる。なお、
仮止め枠13,仮止め枠14の平面形状は型枠の配置に
合わせて種々の形状のものが考えられることはもちろん
である。また、図20に示すように高さの違う型枠を仮
止めする場合は、仮止め枠14として、低い方の型枠の
上面と、高い方の型枠の側面を保持するような形状とし
てもよい。
【0020】以上の構成において、コンクリート型枠を
組立てるには、レベル調整材1を水平にレベル調整し、
その上にコンクリート型枠T1,T2,T3を並べ、隣
接するコンクリート型枠の継ぎ目部分における内,外面
を挟む挟持片a,bから成る仮止め枠13,14でコン
クリート型枠相互間を仮止めし、ついで、隣接するコン
クリート型枠の継ぎ目部分における縦桟木同志を固定す
る型枠固定具11,12でコンクリート型枠相互間を固
定してコンクリート型枠を組立てる。レベル調整材1の
水平レベルを調整するには、ボルト3aを作業孔1dを
介して操作して追退させることによりレベル調整材1の
水平レベルを調整する。
【0021】入隅,出隅を形成するためにL字状に配置
されて互いに隣接するコンクリート型枠T1,T2の継
ぎ目部分における縦桟木同志を固定するには型枠固定具
11において、一方のコンクリート型枠T1の縦桟木よ
り他方のコンクリート型枠T2の縦桟木方向に突出する
とともに垂直方向を向く突片11jに設けた切欠部11
mをボルト11kに嵌合して他方のコンクリート型枠T
2の縦桟木側の第1止着部材11Aに螺着すればよい。
直線配列の隣接するコンクリート型枠T1,T3の継ぎ
目部分における縦桟木同志を固定するには、U字体から
成る型枠固定具12で隣接の縦桟木を一緒に両側から挟
み込むようにすればよい。
【0022】以上説明したように、本発明によれば、レ
ベル調整材の上に載せたコンクリート型枠相互間を、仮
止め枠で仮止めしてからコンクリート型枠同志を固定す
るようにしたので、コンクリート型枠の固定時にコンク
リート型枠が動かないので、固定作業を迅速かつ確実に
行える。また、レベル調整材1の水平レベルを微調整す
るようにしたので、従来のように、ベニヤ片を複数重ね
でレベル調整するのと異なり、ベニヤ片を重ねて多重の
バリエーションのものをそろえるという手間を省け、ま
た、微調が可能となり、しかも、レベル調整材,ベニヤ
片のパッキンを重ねて釘打ちする必要がなく、しかもレ
ベル調整材のコンクリートへの接地を防止でき、また、
解体もスムーズに行え、また、レベル調整材を剛性に富
む角パイプとか鋼製型材,樹脂製型材等より形成した場
合は、レベル調整材の反りを防止でき、レベル調整材の
設置を短時間で、熟練を要することなく実施できる。ま
た、本発明ではコンクリート型枠相互の接続,固定を型
枠固定具を用いて行うようにしたので、釘止めを不要と
でき、このため、コンクリート型枠の組立て,解体が容
易となり、しかもコンクリート型枠の長寿命化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のコンクリート型枠の組立て工法及
びレベル調整材及び型枠固定具及びレベル調整材の位置
決め具の一例を示す斜視図である。
【図2】 この発明を構成するレベル調整材の一例を示
す断面図である。
【図3】 この発明を構成する位置決め具の一例を示す
斜視図である。
【図4】 この発明を構成するレベル調整材の設置例を
示す断面図である。
【図5】 この発明を構成するレベル調整材の設置例を
示す断面図である。
【図6】 この発明を構成するレベル調整材の設置例を
示す断面図である。
【図7】 この発明を構成するレベル調整材の設置例を
示す断面図である。
【図8】 この発明を構成するレベル調整材の設置例を
示す断面図である。
【図9】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示す
断面図である。
【図10】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す斜視図である。
【図11】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す斜視図である。
【図12】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す側面図である。
【図13】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す側面図である。
【図14】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す平面図である。
【図15】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す断面図である。
【図16】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す断面図である。
【図17】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す断面図である。
【図18】 この発明を構成する型枠固定具の一例を示
す断面図である。
【図19】 この発明を構成する仮止め枠の一例を示す
斜視図である。
【図20】 この発明を構成する仮止め枠の一例を示す
斜視図である。
【図21】 従来のコンクリート型枠の組立て工法の一
例を示す側面図である。
【図22】 従来のコンクリート型枠の組立て工法の一
例を示す断面図である。
【図23】 従来のコンクリート型枠の組立て工法の一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レベル調整材、2 コンクリート床スラブ、3a
ボルト、4 調整片、5 位置決め具、6 コンクリー
ト釘、9 セパ・フォームタイ、11 型枠固定具、1
2 型枠固定具、13 仮止め枠、14 仮止め枠。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 17/14 E04G 17/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レベル調整材1を水平にレベル調整し、
    その上にコンクリート型枠を並べ、隣接するコンクリー
    ト型枠の継ぎ目部分における内,外面を挟む挟持片a,
    bから成る仮止め枠13,14でコンクリート型枠相互
    間を仮止めし、ついで、隣接するコンクリート型枠の継
    ぎ目部分における縦桟木同志を固定する型枠固定具11
    であって、一方のコンクリート型枠T2の縦桟木Laに
    固着される第1止着部材11Aと、切欠部11mを有し
    この切欠部11mを貫通するボルト11kにより第1止
    着部材11Aに螺着される部分と,他方のコンクリート
    型枠T1の縦桟木Lbを押圧してコンクリート型枠相互
    間を固定する押圧ボルト11fが螺着されるナット11
    gを有する部分とを具備する第2止着部材11Bとを備
    えた型枠固定具11を用いてコンクリート型枠を組立て
    るようにしたことを特徴とするコンクリート型枠の組立
    て工法。
  2. 【請求項2】 隣接するコンクリート型枠の継ぎ目部分
    における縦桟木同志を固定する型枠固定具11におい
    て、一方のコンクリート型枠T2の縦桟木Laに固着さ
    れる第1止着部材11Aと、切欠部11mを有しこの切
    欠部11mを貫通するボルト11kにより第1止着部材
    11Aに螺着される部分と,他方のコンクリート型枠T
    1の縦桟木Lbを押圧してコンクリート型枠相互間を固
    定する押圧ボルト11fが螺着されるナット11gを有
    する部分とを具備する第2止着部材11Bとを備えたこ
    とを特徴とする型枠固定具。
  3. 【請求項3】 レベル調整材1を位置決めするレベル調
    整材の位置決め具5において、レベル調整材1の一方の
    側面に対接する立上り片5aとこの立上り片5aの下端
    から折曲されレベル調整材の下を通過して反対側に突出
    する水平片5bとから成る第1L字体5Aと、上記レベ
    ル調整材1の他方の側面に対接するとともに上記立上り
    片5aとほぼ同一長さの長手片5cと上記レベル調整材
    1の高さよりも若干短いかほぼ等しい程度の長さで、上
    記長手片5cの下端より上記水平片5bと同一方向に折
    曲された短手片5dとから成る第2L字体5Bとより構
    成し、この第2L字体5Bを、短手片5dがレベル調整
    材1の他方の側面に対接する如く止着可能としたことを
    特徴とするレベル調整材の位置決め具。
JP09874796A 1996-04-19 1996-04-19 コンクリート型枠の組立工法及びこの工法に使用する型枠固定具並びにレベル調整材の位置決め具 Expired - Fee Related JP3347937B2 (ja)

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