JP2003035036A - 鉄筋コンクリート造外断熱建築物に於ける外壁形成方法及び使用金具 - Google Patents

鉄筋コンクリート造外断熱建築物に於ける外壁形成方法及び使用金具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋コンクリート造外断熱建築物の外壁形成
方法に於て、壁外枠体として使用する外断熱複合パネル
の床スラブ上への立設固定時の不陸調整を可能とすると
共に、並設複合パネル相互の隣接部でも面一に連結す
る。 【解決手段】各複合パネル1を基礎床スラブS上に位置
決め立設し、各複合パネル1の隣接部に沿った上下適所
を連結金具20を用いて複合パネルを面一に連結し、連
結金具の最下端のものを固定金具24を介して床スラブ
上に固定し、床スラブ上に立設固定した複合パネルを外
型枠として内側壁型板とで壁型枠を形成し、コンクリー
ト打設して複合パネルを外側に一体化固定したコンクリ
ート壁を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
造外断熱建築物に於ける外壁形成方法と該方法の実施に
使用する金具に関するものであり、より詳しくは、従来
の外断熱複合パネルを外側壁型枠に採用して壁コンクリ
ート打設によって複合パネルの一体化固定された外壁を
形成する方法に於いて、複合パネルの立設、仮固定、等
の面に改良を加えた外壁形成方法と該方法の実施に好適
な金具類に関するものであって、鉄筋コンクリート建築
の分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】内面及び両側面に条溝を備えた押出成形
セメント板Paと断熱層とを一体化積層した外断熱複合
パネル(商品名KDパネル、アキレス(株)製)を外側
壁型枠に採用し、内側型枠板との間に壁コンクリートを
打設して鉄筋コンクリート造外断熱建築物を建造するこ
とは既に実施されている。即ち、従来の、鉄筋コンクリ
ート造外断熱建築物に於ける典型的な外壁形成方法は、
図8乃至図11に示す如きものであって、図8は外壁型
枠組立状態の内側から見た一部切欠斜視図であり、図9
は外側壁型枠組立状態の外側からの斜視図、図10
(A)は1階外壁型枠の部分断面図、図10(B)は他
の1階外側型枠を立設する部分説明図であり、図11
(A)は外壁型枠の一部横断説明図、図11(B)は外
壁型枠の部分縦断説明図である。
【0003】図8,図9及び図10(A)に示す外壁型
枠にあっては、基礎構造体の外周型枠にも基礎複合パネ
ル1´を採用して基礎複合パネル1´と一体の基礎コン
クリートを形成し、基礎複合パネル1´上端Btにはパ
ネル1´の断熱層Pbと同幅で厚さd(20mm)の断
熱材2を貼着し、基礎複合パネル1´上には、1階複合
パネル1を断熱層Pbが断熱材2上に、且つ、1階の隣
接複合パネル1の両側セメント板Paと基礎の隣接複合
パネル1´の両側のセメント板Paとを、十字ジョイン
ト(図示せず)を各セメント板Paの端部条溝に嵌入す
ることにより、上下各セメント板間には目地26を形成
して上方複合パネル1の下端面Beを床スラブ上面Sf
と面一の形態に連結立設している。
【0004】そして、図9の如く、コンクリートと一体
化した基礎複合パネル1´のセメント板Pa表面に固定
した縦端太パイプ7群の延長部L(60〜70mm)で
1階複合パネル1のセメント板Pa下部を下方複合パネ
ル(基礎複合パネル)のセメント板Pa上部と面一とす
るか、図10(A)の如く、必要に応じて、上下両パネ
ルのセメント板Pa間の目地26に断面方形の横桟木1
3を当接して縦端太パイプ7群で横桟木13を押圧して
1階複合パネル1のセメント板Pa下部を下方複合パネ
ルセメント板Pa上部と面一としている。尚、基礎複合
パネル1´への縦端太パイプ7群の固定は、図示の如
く、基礎構造体のコンクリート型枠に使用した軸足(軸
足セパレータ)5´にフォームタイ6、リブ座金8、ナ
ット9で締着している。
【0005】更に、1階複合パネル1相互の隣接部に
は、図8及び図11(A)に示す如く、内側の断熱層P
b上の隣接境界部適所に両側に長孔を有するジョイント
プレート10を当接し、セメント板Paの皿ボルト孔H
からの挿入皿ボルト3をジョイントプレート10の長
孔(図示せず)から突出して断熱アンカー4を螺着固定
し、両側の複合パネル1側端縁でセメント板Pa当接線
及び断熱層当接線L が直線となった形態に連結一
体化している。
【0006】また、1階複合パネル1の外型枠と内側壁
型板14とは、複合パネルのセメント板Pa上に配置し
た横端太パイプ7´と内側壁型板14を支承する縦端太
パイプ7群を介した横端太パイプ7´群とを、セメント
板Paのセパレータ孔Hに挿通した軸足(軸足セパレ
ータ)5´、KPコン12、セパレータ5、Pコン11
を介して軸足5´側に螺合したフォームタイ6、及びP
コン11側に螺合したフォームタイ6にリブ座金8及び
ナット9で締着し、壁コンクリート打設型枠を形成して
いる。また、コンクリート内鉄筋の配筋組立ては、複合
パネル1の配置仮固定後の内側型枠板14の配設前に実
施している。
【0007】また、複合パネル1を外側型枠とする前の
立設した段階での仮固定は、複合パネル外方では、単管
足場を構築するか、鳥居型枠組足場を配設し、複合パネ
ル上端と足場材との間を木片の突張り材で連結し、複合
パネル内方では、複合パネル上部と床スラブ上に固定し
た木片とを木片又はパイプサポートで突張るか、床スラ
ブ上に鉄筋アンカー及び木片を固定し、鉄筋アンカーと
パネル上部とをターンバックル付チェーンで引張ると共
に、床スラブ上の木片とパネル上部との間をパイプサポ
ートで突張るかしている。また、建物の出隅部は、両方
向からのコンクリートの側圧がかかり、且つ、セパレー
タ5が出隅部より離れている(図8)ので型枠が変形し
易いため、複合パネル外面の出隅では図2(A)に示す
如く、横端太パイプ7´に当接して縦端太パイプ16を
配置し、縦端太パイプ16とフォームタイ6とをチェー
ン17で拘束し、ターンバックル18でチェーン17の
長さを調整して型枠を締め固めている。
【0008】図10(B)は、1階壁の外側型枠として
の型枠合板を1階床スラブ上に立設する従来技術の典型
例であって、図10(B)に示す如く、基礎構造体の型
枠のセパレータに端太受け金具を固定し、端太受け金具
で端太角材を支承固定し、型枠板を1階床スラブ端縁と
桟木とで挟着して桟木を端太角材に釘打ちするものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の図8,図9,図
10(A),図11(A),(B)に示す典型的な複合
パネルを用いた外壁形成方法にあっては、例えば、以下
A〜Gに示す如き問題点があった。 A.一般的に、基準より上方の建物構造体を精度良く形
成するには、基礎構造体及び1階床スラブのコンクリー
トを精度良く形成する必要があるが、基礎及び1階床ス
ラブの形成には土工事が係わるため、基礎スラブ、基礎
梁の高さ相違等により精度を高く形成出来ない。そし
て、従来の壁外枠としての1階の複合パネル1の立設
は、基礎構造体のコンクリート打設により一体化した不
陸を有する基礎複合パネル1´を基準として連続立設す
るため、精度に信頼の置けない基礎に符合した形態で立
設され、1階複合パネル1は外側面の不陸防止が出来な
い。
【0010】B.隣接する複合パネル1を連結するジョ
イントプレート10は、パネル1の張設の作業性を向上
させるが、皿ボルト3及び断熱アンカー4の締付けによ
りジョイントプレートが複合パネル1の断熱層Pbに減
り込み、従って、ジョイントプレート10の両側の孔で
の皿ボルト3、又は断熱アンカー4の締付けに差異があ
ると隣接複合パネル1間に不陸を生ずる危険すらあり、
ジョイントプレート10ではセメント板面の不陸は調整
出来ない。 C.基礎構造体と一体の基礎複合パネル1´の断熱層上
に断熱材2を載置して断熱材2で上下セメント板Pa間
に目地26を形成すると共に、断熱材2上面を床スラブ
上面Sfと面一とし、上方複合パネル1は下端面Beを
床スラブ上面Sfと面一に形成するため、複合パネル1
の下端面Beから床スラブ上面Sfへ雨水の浸出の危険
がある。
【0011】D.複合パネル1の隣接連結部にあって
は、各セメント板継目線Lと断熱層継目線Lが連続
直線形態(図11(A))であるため、外壁型枠内へ打
設したコンクリートが継目線L→Lへと漏れ出し、
セメント板表面を汚染損傷する危険がある。 E.複合パネル型枠の建物出隅部にあっては、断熱層の
厚み分だけセパレータ5の位置が離れられるため、セパ
レータ5のコンクリート受圧限度を越える危険があり、
型枠外面でのチェーン17の張設による補強だけでは出
隅部で複合パネル1端部が外方に膨出した外壁となる危
険がある。
【0012】F.複合パネル1は型枠用合板より曲げ応
力が強いため、外側型枠に用いる際には、縦端太パイプ
が省略出来て横端太パイプ7´のみを適宜間隔(50cm
前後)に配置使用(図9)するが、セメント板Paに横
端太パイプ7´が当接しているため、コンクリート打設
時に、図11(B)の如く、こぼれたコンクリートが横
端太パイプ7´とセメント板Pa間に溜まってコンクリ
ート片Cとなり、型枠解体後にコンクリート片Cを剥離
除去しても、セメント板Pa表面がコンクリート侵食を
受けて縞模様を生じ、該縞模様はサンドペーパーで処理
してもセメント板Paの外観を損なう。 G.複合パネル1の立設仮固定は、外側では、構築した
枠組足場と複合パネル上端とを木片の突張り材で連結
し、内側では、床スラブに鉄筋アンカーや木片を固定
し、チェーンやパイプサポートを取付けるが、鉄筋組立
てや内型枠形成作業時には、これらチェーン、パイプサ
ポート、木片は撤去しなければならず、これら枠組足場
との連結保持手段、及び床スラブ側からのパネル支持手
段の付設及び撤去は、建築作業性からも安全性からも、
更にはコスト面からも問題である。
【0013】また、図10(B)に示す従来の1階床ス
ラブから外側型枠合板を立設する技術にあっては、1階
床スラブ側端縁を基準として外側型枠を当接支持するた
め、型枠は、形成精度の低い基準構造体と一体の床スラ
ブ側面の不陸に追従することとなり、型枠の床スラブ側
端縁から独立した不陸調整は出来ない。
【0014】本発明は、従来の複合パネルを用いた外壁
形成技術に就いて、発明者が、作業面、コスト面から各
プロセスを分析探究し、少なくとも前述のA〜Gの問題
点を改善又は解決するに到ったものであり、新規な外壁
形成方法により、外断熱複合パネルを外型枠に用いてコ
ンクリート壁と一体化する鉄筋コンクリート造外断熱建
築物でありながら、不陸の無い外観及び性能の優れた外
壁を、しかも作業面、コスト面からも有利に提供出来る
ようにしたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、例え
ば図1,図4に示す如く、押出成形セメント板Paと断
熱層Pbとを積層一体化した外断熱複合パネル1の外側
壁型枠と、内側壁型板14とを、軸足5´、KPコン1
2、セパレータ5及びPコン11を介して壁型枠を形成
して配筋し、コンクリート打設して床スラブと共にコン
クリート壁を形成する外壁形成方法に於いて、各複合パ
ネル1は、基礎床スラブS上に位置決め立設し、各複合
パネル1の隣接部適所で断熱層Pb上に複数の連結金具
20を当接し、隣接複合パネル1のセメント板Paから
の皿ボルト3で連結金具20を締着して隣接部での両側
複合パネルを面一に連結すると共に、最下端に配置した
連結金具20、及び/又は、KPコン12に固定金具2
4の垂直片24aを止着して固定金具24を基礎床スラ
ブS上に固定し、各複合パネル1の下部を床スラブS上
に強固に保持してコンクリート打設する、鉄筋コンクリ
ート造外断熱建築物に於ける外壁形成方法である(請求
項1)。
【0016】尚、連結金具20は、典型的には、皿ボル
ト3の締着によっても変形しない程度の肉厚の鋼板又は
プラスチック板とし、締着時に断熱層内に減り込まない
面積を備えたものである。また、固定金具24は、典型
的には図5(B)に示す如く、垂直片24aが連結金具
20又はKPコン12の上下位置に対処可能な切欠長孔
24cを備えたものであり、「当接止着」は、KPコン
12と断熱層Pb間に挟着(図5(C))や、連結金具
20上に断熱アンカー4で締着、或いは連結金具20と
断熱層Pb間に挟着することであり、固定金具24の床
スラブSへの固定は、複合パネル1への止着後でも止着
前でも可能であり、典型的には、予め複合パネルの位置
に符合して床スラブ表面にコンクリート釘で固定する
が、複合パネルに当接止着後に床スラブSへ釘打ち固定
しても良い。また、固定金具24による複合パネル下部
の固定は、下方階より上方階へと複合パネルを十字ジョ
イント(図示せず)により連結する際の基準となる最下
方の複合パネルに適用するものであり、典型的には、厳
密な位置決めの必要な1階の複合パネルに実施する。
【0017】本発明によれば、複合パネル1は、下方の
構造体又は立設床スラブに不陸があっても、何の制約も
無く複合パネル1を独立的に位置調整、不陸調整出来る
ため、均斉な複合パネル外壁が形成出来る。また、複合
パネル1の下部は連結金具20、及び/又は、KPコン
12に止着した固定金具24を介して床スラブSに固定
するため、固定金具24の取付部の床スラブSに不陸が
あっても垂直片24aと連結金具、及び/又は、KPコ
ン12との止着で吸収出来、コンクリート打設圧に対し
てもセパレータ5の耐力を補強し、型枠設計どおりの複
合パネル外壁が得られる。
【0018】また、連結金具20が両側の皿ボルト用横
長孔Hと中央の袋ナット20dとを備え、セメント板
側から座金20bを介してボルト20cを袋ナット20
dに締着して隣接各セメント板Paを面一に連結するの
が好ましい(請求項2)。尚、連結金具20は、両複合
パネルの隣接部に亘っており、袋ナット位置はセメント
板境界位置となるため、当然、ボルト20c挿通孔をセ
メント板境界に穿孔する(図4)が、コンクリート打設
後にはボルト20c及び座金20bを除去し、ボルト2
0c挿通孔にも発泡断熱材(典型的には硬質発泡ウレタ
ンフォーム)を充填するため支承は生じない。従って、
複合パネル隣接部にあっては、連結金具20の座金20
bを介したボルト20cの袋ナット20dへの強固な締
着作用により、セメント板Pa表面での不陸が防止出
来、セメント板面が好都合に面一化出来る。
【0019】また、各階の複合パネル1下端面Beは、
各階の床スラブ上面Sfより段差Sdを保って低く立設
するのが好ましい(請求項3)。上下複合パネル境界面
での結露を防止するため、上方複合パネル下端面Beの
断熱層Pbは、厚さd(20mm)の断熱材2を介して
下方複合パネル上端面Bt上に載置するが、上下パネル
のセメント板Pa間には断熱材2に相当する目地26が
存在するので、当然、目地26はシーリング仕上げする
が、建物使用中には、耐候性の問題により、又仕上げ不
良の原因により、目地26から雨水が浸入する危険があ
り、従って、床スラブ上面Sfが複合パネル下端面Be
より上方位置にあれば水返し作用を奏し、雨水侵入防止
性能を備えた外壁が形成出来る。
【0020】また、外側壁型枠としての複合パネル1の
断熱層Pbを載置する基礎断熱材2B及び下方複合パネ
ルの断熱層Pb上には、断熱材2B及び断熱層Pbの幅
Wと同幅の断熱材2を載置し、断熱材2上には、断熱材
幅Wより大な幅W14の型枠板14aを先端T14が内
方へ突出した形態に付設した床スラブ型枠にコンクリー
ト打設するのが好ましい(請求項4)。この場合、型枠
板14aを備えた床スラブ型枠内にコンクリートを打設
すれば、型枠14aが床スラブSの端縁を規定するた
め、基礎床スラブSを含む各床スラブSは、型枠板14
aを除去した床スラブ端縁に、段差Sd、幅(型枠板1
4aの内方への突出長)Cdの落込み部Csが形成出
来、段差Sdは複合パネル1の下端面Beと共に新規形
成されるコンクリート壁下面と既設床スラブ上面Sfと
の界面からの水返し機能を奏し、落込み幅Cdの存在は
複合パネル1の立設時の独立的不陸調整も可能にする。
勿論、落込み部Csは上階の壁コンクリート打設でコン
クリート充填される。
【0021】また、複合パネル1は、セメント板Paと
断熱層Pbとを幅方向に段差Gを有して積層し、複合パ
ネル1の並設接合部では、断熱層相互の継目線Lをセ
メント板内面に当接させるのが好ましい(請求項5)。
この場合は、コンクリート打設時の断熱層継目Lへの
浸出コンクリートもセメント板Paによってセメント板
Pa表面までの漏出は阻止出来、従って、壁型枠内への
打設コンクリートの複合パネル表面への漏出汚染が阻止
出来、従来のコンクリート打設後の外壁パネル表面のコ
ンクリート除去清掃作用が不要となる。
【0022】また、複合パネル1から成る壁外型枠の出
隅部Cwでは、断面コ字状でアングル形態の出隅金具2
5を複合パネル1の断熱層コーナー部Cθに当接し、出
隅金具25の各当接面をセメント板Pa側からの皿ボル
ト3及び断熱層Pb側からの断熱アンカー4で挟圧締着
して出隅部内側を補強するのが好ましい(請求項6)。
外断熱複合パネル1の断熱層Pbはかなり肉厚(75m
m)であり、従って、建物出隅部でのセパレータ5の配
置は断熱層Pbのためにパネル端から比較的離れた位置
となるため、従来の型枠外面のセメント板上でのチェー
ン17による出隅補強だけでは打設コンクリート圧によ
って型枠パネル1が膨出する危険があったが、出隅金具
25を断熱層コーナー部Cθに直接当接して皿ボルト3
で締着すれば、配筋作業に支障を生じない形態に配置出
来て、壁外側型枠の出隅部Cwの十分な補強が可能とな
る。
【0023】また、複合パネル1のセメント板Pa面上
の横端太パイプ7´当接位置には、フォームタイ6挿通
用の切欠19aを下辺19uから散在配設した細長ゴム
板19を延設し、横端太パイプ7´をゴム板上に載置し
てリブ座金8を介してフォームタイ6で締着するのが好
ましい(請求項7)。この場合、コンクリート打設時に
コンクリートホースから飛散してセメント板Pa表面に
こぼれ落ちるコンクリート液は、横端太パイプ7´とゴ
ム板19の隙間に、図7(A)の如く、溜まってコンク
リート片Cに固化するが、型枠解体時にゴム板19と共
に除去出来、従って、セメント板Pa表面のコンクリー
トによる汚染は最小限に阻止出来、従来の手間のかかっ
たセメント板Pa表面のコンクリート汚染除去作業が最
小限に省略出来、セメント板Pa表面のコンクリート汚
染による損傷が、実質上無視出来る程度に防止出来る。
しかも、ゴム板19は、セメント板Paと横端太パイプ
7´との緩衝材の機能を奏し、フォームタイ6のナット
9の締付け過度によるセメント板Paのひび割れを防止
すると共に、横端太パイプ7´とセメント板Paとの隙
間発生も防止して複合パネル1の不陸も和らげる。勿
論、袋ナット20dを具えた連結金具20で複合パネル
相互を連結する場合(請求項2)にあっては、セメント
板Pa側に座金20b及びボルト頭部が露出しているた
め、ゴム板19に座金20bを嵌入するための図7
(B)に示す如き切欠19bを設けるのが好都合である
が、切欠19bを設けなくともゴム板19は可撓性を有
するため装着可能であり、横端太パイプ7´の弾力的締
着及びコンクリート液の溜めの機能は発揮出来る。
【0024】また、複合パネル1上部の立設仮固定は、
複合パネル上端に係止金具21を嵌合し、係止金具21
のアンカー片21dを介して押圧手段で複合パネル1上
端を着脱可能に挟持し、係止金具の方形プレート21a
から外方に突設した長ナット21cを、ボルト、ターン
バックル及びクランプを介して枠組足場と着脱自在に締
着固定するのが好ましい(請求項8)。従来より、鉄筋
コンクリート造建築物の型枠組みに際しては、鳥居型枠
組足場を転倒防止のため、図6(C)に示すボルト、タ
ーンバックル及びクランプから成る壁つなぎ金具を用
い、ボルトを固化したコンクリート壁に固定している。
従って、鳥居型型枠組足場等の枠組足場の縦パイプ材に
壁つなぎ金具をクランプで固定し、ターンバックルを介
してボルトを立設した複合パネルの上端に止着した係止
金具21に締着することにより、複合パネル1は、型枠
組み作業時の仮固定維持が可能となり、必要に応じて、
慣用のターンバックル付チェーンで引張っても良い。
【0025】また、押圧手段は、典型的には方形プレー
ト21aに設けた締着用ボルト21bであるが、アンカ
ー片の屈曲片21d´と方形プレート21aとで複合パ
ネル上端を挟み、方形プレート21aとパネルのセメン
ト板Pa間に木片又はゴム片の楔(くさび)を介挿して
も良く、図6(A)の如く、セメント板Paが条溝を備
えておれば、ボルト21bに換えて、楔を屈曲片21d
´後部の条溝22内に着脱挿入するのも簡便、且つ有効
である。従って、立設複合パネル1は、型枠作業用に設
置した枠組足場に、新規な係止金具21のみを採用して
慣用の壁つなぎ金具の併用により好都合に仮固定出来、
枠組足場との連結、解体作業が簡略化出来、複合パネル
1の内側からの突張り支持も省略出来るので、床スラブ
上への木片やアンカー鉄筋の取付け及び撤去作業も不要
となり、複合パネル1の仮固定作業が合理化出来る。
【0026】また、複合パネル1のセメント板Paが内
面に通気用条溝22を備え、係止金具21がアンカー片
21dの屈曲片21d´を該条溝22に嵌入して方形プ
レート21a側からのボルト21bでセメント板Paを
挟持するのが好ましい(請求項9)。この場合、係止金
具21の複合パネル上端への嵌合は、アンカー片21d
の屈曲片21d´を条溝22内に落し込むだけであるの
で、断熱層を傷めることなく簡単に実施出来、且つパネ
ル1の押圧挟持も締着用のボルト21bの出没操作だけ
であるので、複合パネル1の上端の係止把持が簡単とな
る。
【0027】複合パネル下部の床スラブへの固定用金具
としては、水平片24bと垂直片24aとを備え、水平
片24bには、床スラブ上面Sfに釘打ちするための釘
孔24dを穿設し、垂直片24aには幅中央部に上端か
ら略中間部迄の皿ボルト3嵌入用の切欠長孔24cを設
けた(請求項10)。本固定金具24を用いれば、垂直
片24aは、図5(B)に示す如く、複合パネル1の断
熱層Pb面に当接固定した連結金具20面に当接して皿
ボルト3を長孔24cから突出させ、断熱アンカー4
(図2(A))で締着することも、図5(C)に示す如
く、断熱層PbとKPコン12との間に挟んでKPコン
12で締結することも、必要に応じて断熱層Pbと連結
金具20との間に挟んで断熱アンカー4を連結金具20
から突出した皿ボルト3に締着することも可能である。
【0028】いずれの場合も、切欠長孔24cの先端か
ら皿ボルト3やセパレータ5への差し込みによって装着
が容易であり、床スラブ上面Sfと複合パネル下端面B
eとの上下関係不陸調整にも、皿ボルト3又はKPコン
12の上下位置変化にも長孔24cが対処出来、パネル
下端面Beの前後関係調整に応じて水平片24bは釘孔
24dを介して床スラブに固定出来る。従って、固定金
具を用いることにより、複合パネル1は、独立的に不陸
調整して位置決めした状態で下方を床スラブSに固定す
ることが出来、しかも、固定金具24は、セパレータ5
と共に打設コンクリート圧対抗力も発揮するので、品質
の高い、きれいな外壁の形成が容易となる。
【0029】また、複合パネル1の上部の仮固定に用い
る係止金具としては、方形プレート21aの前面中央部
にはボルト螺入用の長ナット21cを前方に突設すると
共に、ボルト21bを前後動自在に螺入し、方形プレー
ト21a上部からは先端に下方への屈曲片21d´を備
えたアンカー片21dを後方へ突出形成し、ボルト21
bと屈曲片21d´とでセメント板Paを挟持可能とし
た(請求項11)。尚、ボルト21bは、複合パネルセ
メント板Pa表面を押圧するものであるため、先端には
座金等の当接面体を備えるのが、押圧作用上も、セメン
ト板表面損傷防止上も有利であり、取付位置及び取付本
数は制限されないが、屈曲片21d´とで挟着する作用
上、及び操作上から長ナット21cの上部に配置するの
が好ましい。
【0030】本係止金具21は、方形プレート21aと
屈曲片21d´を備えたアンカー片21dとの断面コ字
状形態であって複合パネル1上端への嵌着離脱が容易で
あり、ボルト21bの回動によってパネル上端の挟着、
開放が簡単に実施出来る。しかも、複合パネル1の上端
の仮固定支持に際しては、慣用の枠組足場のコンクリー
ト壁への固定に使用している壁つなぎ金具(図6
(C))の先端のボルトを本金具の長ナット21cに螺
合することで、複合パネル1の上部の枠組足場との固定
による仮固定が実施出来るため、複合パネル1上端の仮
固定作業の合理化に有利である。
【0031】また、並設複合パネル1の隣接部での連結
に用いる金具としては、方形平板状の連結片20aと座
金20bと締着ボルト20cとを含み、連結片20a
が、中央部に内面から突出した袋ナット20dと、両側
には下端に連通する切欠Hcを備えた皿ボルト3用の横
長孔Hを有し、座金20bをセメント板Paに当接
し、連結片20aを断熱層面に当接して締着ボルト20
cをセメント板Pa側から袋ナット20dに締着すると
共に、皿ボルト3をセメント板Pa側から挿入して横長
孔Hに断熱アンカー4で締着するようにした(請求項
12)。
【0032】尚、連結片20aは、両側の横長孔H
で皿ボルト3によって締着した際に、断熱層に減り込ま
ない面積と屈曲変形を生じない強度を備えた板状体であ
れば良く、鋼板又はプラスチック板で形成可能である
が、典型的には、長さ100mm、幅44mm、肉厚3mmの
鋼板である。従って、本金具を用いれば、並設両側パネ
ルの隣接部では、複合パネル1のセメント板Pa側の座
金20bと連結片20aとを、締着ボルト20cの袋ナ
ット20dへの締着で隣接部を強固に挟圧して締着する
ことにより、両側パネルのセメント板Pa端相互が座金
20bで面一となり、且つ両側セメント板Pa端部から
の皿ボルト3の連結片面側の横長孔Hへの断熱アンカ
ー4によるナット締めにより、両パネルは隣接部で断熱
層を損傷することなく面一、且つ強固に連結出来る。
【0033】また、複合パネル外側壁型枠用の出隅補強
金具としては、断面コ字状鋼板で隅部に面取り25cを
備えたアングル形態を有し、上下水平フランジ25bの
両端部には鉄筋係止用の孔25hを備え、両側の垂直ウ
エブ25aには皿ボルト3挿通用の横長孔25dを設け
た(請求項13)。本金具は、コーナー部25cの存在
により、コ字状鋼板でのアングル形状への板金加工が容
易と成ると共に、コーナー部25cへのコンクリート流
入によりコンクリート壁との一体化に有利である。
【0034】本金具を用いれば、垂直ウェブ25aの横
長孔25dの存在により、出隅部での補強金具固定用の
特別の皿ボルト孔を複合パネルに穿設しなくても、出隅
部からの皿ボルト3を横長孔25dの符号位置に挿通締
着出来、補強金具25がコーナー部Cθで直接断熱層に
圧接した形態で装着出来るため、鉄筋の配筋との干渉な
く設置出来、水平フランジで25b両端間に孔25hを
介して鉄筋も配筋出来るため、補強金具25が表面アン
グル形態であるに係らず、あたかも表面三角形態の如き
変形強度を発揮する。従って、本金具は、簡単、且つ低
コスト物品でありながら、設置容易で出隅部の内側から
のコンクリート打設圧に対する補強機能を十分に果た
し、出隅部における慣用の外側からの補強手段との併用
により、打設コンクリート圧による出隅部での複合パネ
ルの膨出が完全に阻止出来、設計どおりのきれいな外観
の出隅部外壁の形成が可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】〔連結金具20(図4)〕連結金
具20は、図4に示すとおり、連結片20aとして、幅
20が44mm、長さL20が100mmで3mm厚の方形
の平鋼板の中央部には内方からの締着ボルト20cを締
着するための袋ナット20dを表面に突設し、袋ナット
20dの両側には幅dが10mm、長さdが20mmの
皿ボルト用横長孔Hを、幅dが10mmの切欠Hcを
形成して配置する。座金20bは、30mm辺の正方形で
5mm厚の鋼板であって、中央に7mm径のボルト孔を備え
たものであり、締着ボルト20cは6mm径で首下長さ1
15mmである。
【0036】〔固定金具24(図5)〕固定金具24
は、図5に示す如く、高さH24が200mmの垂直片2
4a、長さL24が150mmの水平片24b、幅W24
が44mmで、厚さ3mmの平鋼をL形状に屈曲したもので
あり、垂直片24aの幅中央部には上端から幅10mmで
70mm長の皿ボルト挿通用切欠長孔24cを設け、水平
片24bには幅中央部で先端から30mm位置、及び50
mm位置に6mm径の釘孔24dを穿設したものである。
【0037】〔係止金具(図6)〕係止金具は、図6に
示す如く、幅W21が50mm、高さH21が65mm、厚
さ5mmの方形プレート21aの幅中央部上端背面に、幅
Wdが20mm、長さLdが35mmで先端に10mm長の屈
曲片21d´を下方に突出した肉厚3mmのアングル鋼片
から成るアンカー片21dを突設溶着し、方形プレート
21aの前面中央には13mm径の雌ねじを有する長さ2
0mmの長ナット21cを突出溶着すると共に、長ナット
21c上部には内端に座金21eを有するボルト21b
をねじ孔Hに螺入し、前端の十字溝21xによりボル
ト21bを前後動可能とした。
【0038】〔出隅用補強金具(図3(A)〕出隅用補
強金具は、図3(B)に示す如く、3mm厚の鋼板をL字
状屈曲した一辺が150mm長の等辺アングル形態であっ
て、出隅には30mmの面取り25cを形成した断面コ字
状部材であり、両側の垂直ウェブ25aは幅W25が4
0mmで幅中央部には外方寄りに10mm幅で80mm長の横
長孔25dを備え、上下水平フランジ25bの両端には
補強鉄筋25r係止用の孔25hを備えた構造である。
【0039】〔施工〕本発明の複合パネルを外側壁材と
して用い、壁コンクリートの打設によってコンクリート
壁と一体化した外壁を形成するに際しては、複合パネル
の立設→壁配筋組立→内側型枠の形成→床スラブの型枠
形成→床スラブ配筋組立→床スラブ型枠と壁型枠への同
時コンクリート打設→型枠の解体、の順序で施工する
が、本発明は、特に、複合パネルの立設に関して種々の
新規な手法を案出したものである。
【0040】〔基礎構造体床スラブの形成(図5
(A))〕図5(A)に示す如く、複合パネル1の断熱
層Pbの幅(75mm)と同幅の基礎断熱材2Bを外側型
板14´に当接し、基礎断熱材2B上には該断熱材2B
と同幅で20mm厚の断熱材2を貼着し、基礎断熱材2B
の外側には型板14´を当接してセパレータ5と接続し
た軸足5´を型板14´から突出してフォームタイ6、
リブ座金8を介してナット9により桟木13´に固定
し、内側型板(図示せず)と外側型板14´とを強固に
固定する。更に、基礎断熱材2B上には、厚さ14dが
12mmの型枠板14aを先端T14が断熱材2内端より
内方に幅Cd(15mm)だけ突出した形態に載置し、桟
木13´上端に釘打ち固定して基礎スラブ型枠を形成す
る。次いで、該型枠内にコンクリート打接し、型枠を解
体して基礎スラブを形成する。
【0041】尚、コンクリート打設時には床スラブ上面
Sfの鏝(こて)仕上げは型枠板14aを基準に実施
し、床スラブ上面Sfは型枠板14aの上面より若干
(1mm前後)低く仕上げる。従って、型枠解体後には、
基礎床スラブSの前端縁には、図5(B),(C)に示
す如く、段差Sd(型枠板厚14dより若干小で約11
mm)で幅Cdが15mmの落込み部Csが形成出来る。
【0042】〔使用する複合パネル(図2)〕使用する
複合パネル1としては、図2(B)に示す如く、セメン
ト板Paは厚みtが25mmで、内面に深さ22tが1
2mm、幅22wが30mmの条溝22を等間隔に多数備え
ており、厚さWが75mmの断熱層と10mmの段差Gを備
えて積層一体化したもので、図2(A)の如く、複合パ
ネル1の幅中央部には上下方向等間隔に5個のセパレー
タ孔Hを、両側端部には、上端及び下端から150mm
の位置と中間部の3個所で、且つセメント板Pa側端か
ら30mmの位置には皿ボルト孔Hを穿設したものを用
意した。
【0043】〔1階複合パネルの位置決め〕1階床スラ
ブ上面Sfに、壁、柱等の建物の位置を表す墨出しを行
う。又、1階床スラブ上面Sfの高さを基礎高さとの比
較の下にチェックする。基礎構造物外側の出来形をチェ
ックし、出来形に符合する形態で建物の位置を調整し
て、建物内外のコンクリート壁の位置及び複合パネルの
位置を床スラブ上面Sfに印す。即ち、複合パネル1の
内外方向位置は、設定位置から1000mm内方の床スラ
ブ上面Sfに返った位置に墨を入れる。床スラブSの基
準高さと、打設した1階床スラブSの上面Sfの高さを
チェックして、1階床スラブ上面Sfの高さを決定する
場合、床スラブ上面が高ければコンクリートを削り、低
ければ床補修をするが、コストの関係上、床スラブ上面
Sfの一番高い部分に合せて1階床の高さを決定する。
また、1階床スラブ上面Sfの基準との比較の下に、基
礎断熱材2B上に載置した断熱材2の高さを表示し、必
要に応じて断熱材2上に断熱材片付加、又は木片の飼物
等を施し、複合パネル載置上下関係位置を規定する。
【0044】〔階複合パネルの立設(図4,図5,図
6)〕1階複合パネル1は、上下位置調整された基礎構
造体上の断熱材2上に、且つ建物の前後方向は、床スラ
ブ上面の返り墨に従って床スラブ前端の段差Sdを有す
る落込み部Cs上から断熱材2上に亘る面上の所定位置
に吊下げ載置し、図6に示す如く、複合パネル上端面B
tのセメント板Paの条溝22に係止金具21のアンカ
ー片21dを係止してボルト21bと屈曲片21d´と
でセメント板Paを挟持し、外側に構築した慣用の枠組
足場の壁つなぎ金具23の先端のボルトを係止金具21
の長ナット21cに螺入固定して複合パネル1を仮保持
する。
【0045】次いで、図1の如く、複合パネル1の幅中
央部に上下配置した5個のセパレータ孔Hから挿通し
たKPコン12の最下端のKPコン12と断熱層Pbと
の間に、図5(C)の如く固定金具24の垂直片24a
を挿入すると共に、水平片24bを床スラブSに釘孔2
4dを介して釘打ち固定し、他のセパレータと共にKP
コン12を締着する。また、1階各複合パネルの並列接
続部では、図4(B)に示す如く、セメント板の皿ボル
ト孔Hから皿ボルト3を断熱層Pb面に挿入して連結
片20aの横長孔Hから突出して断熱アンカー4で両
側の皿ボルト3を締着すると共に、両セメント板Pa間
の境界部にはボルト孔20eを形成して、セメント板P
a側の座金20bを介して締着ボルト20cを連結片2
0aの袋ナット20dに強固に締着し、両側複合パネル
を接続部で面一とする。勿論、セメント板Pa間の目地
位置に開けたボルト孔20eは、型枠解体後のセメント
板面に露出する他の孔(セパレータ孔H、皿ボルト孔
)と共に硬質発泡ウレタンフォームを充填する。
【0046】また、最下端(複合パネル下端面Beから
150mm)の連結片20aに対しては、図5(B)に示
す如く、断熱アンカー締着前に、固定金具24の垂直片
24aの長孔24cに皿ボルト3先端を嵌入すると共
に、固定金具24の水平片24bを、釘孔24dからの
釘打ちによって床スラブに固定し、断熱アンカー4を強
固に締着する。従って、順次位置決めして、セメント板
Pa両端の条溝に亘って十字ジョイントを嵌入して相互
位置決め並設される複合パネル1群は、順次最下端のK
Pコン12及び最下端の連結金具20を介して固定金具
24によって1階床スラブにパネル下部を強固に固定し
た後、1階複合パネル1を外型枠とし、慣用の壁型枠組
み手段で1階壁型枠を形成し、2階床スラブ型枠も慣用
の手段で形成し、2階床スラブと1階壁を同時にコンク
リート打設する。
【0047】勿論、各上方床スラブの形成に際しても、
基礎床スラブ形成と同様に、床スラブ上面前端には複合
パネル下端載置用の段差Sdを備えた落込み部Cs(図
5)を本発明手法により形成する。また、1階複合パネ
ル1のコンクリート打設固定後の2階、3階へとの複合
パネル型枠の立設は、下方複合パネルに嵌入した十字ジ
ョイントの突出上半部への各複合パネル1の下端両側の
セメント板条溝の嵌合によって、自動的に上下左右を面
一に連結して行くため、上方階の複合パネル型枠は、1
階複合パネルで厳密に位置決めした状態のまま上方へ形
成される。
【0048】〔壁型枠の出隅部内側補強(図3)〕複合
パネル1で連接形成する壁型枠の出隅部Cwにあって
は、図3(A)に示す如く、出隅金具25の垂直ウェブ
25aを断熱層Pbの角隅に当接して皿ボルト3を垂直
ウェブ25aの横長孔25dから突出させて断熱アンカ
ー4により強固に締着し、出隅金具25の上下水平フラ
ンジ25b端の孔h間には6mm径の鉄筋25rを差し渡
す。本金具は、水平フランジ25bの幅が10mmと細い
ため、壁配筋作業は従来同様に支障なく実施出来る上、
垂直ウェブには長寸(80mm)の長孔を備えているた
め、複合パネルのセメント板Paには特別に皿ボルト孔
を穿設せずとも出隅金具の使用が可能である。
【0049】〔壁型枠の外側補強(図2,図7)〕出隅
部の外側には、図2(A)に示す如く、従来同様に出隅
部用縦端太パイプ16を介在してターンバックル18を
備えたチェーン17をフォームタイ6突出部と縦端太パ
イプ16間に張設して締付ける。また、コンクリート一
体化固定された下方複合パネル1に対する上方複合パネ
ル1の型枠としての連結は、慣用の十字ジョイント(図
示せず)をセメント板Paの各側端部の条溝22に嵌入
して上下セメント板を連結するが、上方複合パネルの下
端と下方複合パネルの上端とのセメント板Pa目地26
の外面からは断面短形の桟木13で押圧し、十字ジョイ
ントでの連結部を外方から補強する。
【0050】また、型枠複合パネル1の外面の補強横端
太パイプ7´の当接形態は、図7に示す如く、幅W19
が100mmで厚さ1.5mmの細長ゴム板19を、フォー
ムタイ当接部としての下辺16uからの切欠長孔19a
を500mm間隔に設け、且つ、連結金具の座金20bの
当接部としての切欠19bも下辺から設け、該ゴム板1
9を各フォームタイ6及び座金20bに上方から係止す
る形態でセメント板Pa上の各フォームタイ6に亘って
延設して粘着テープで止め、ゴム板19上に横端太パイ
プ7´を載置してリブ座金8を介してナット9で横端太
パイプ7´をセメント板Pa上に強固に締着する。この
場合、ゴム板19の緩衝作用によってセメント板Paに
ひび割れを生ずる危険はなくなるばかりか、図7(A)
に示す如く、コンクリート打設時の飛散したコンクリー
ト液が、例えセメント板Pa上に流下しても、ゴム板1
9と横端太パイプ7´との間に溜まってコンクリート片
Cに固化するが、型枠解体時のゴム板19の取り剥がし
と共に固化コンクリート片Cも同時に除去出来る。
【0051】
【発明の効果】複合パネルを壁型枠に用いてコンクリー
トと一体化する外壁の形成に於いて、基準となる複合パ
ネルの位置決めを、出来形精度の低い基礎構造体や基礎
床スラブに対して独立的に不陸調整の下に位置決定する
ため、基礎構造体の出来形精度に関係なく、設計どおり
の均斉、且つ不陸のない優れた外観の複合パネル外壁が
形成出来る。また、基準となる複合パネルの位置決め仮
固定段階で複合パネル下部を固定金具24で床スラブ上
面Sfに強固に固定するため、型枠形成段階からコンク
リート打設固化までに複合パネル1の位置確保が保障出
来、形成外壁パネルの品質のばらつき発生が抑制阻止出
来る。
【0052】また、複合パネル1の下部の連結金具20
やKPコン12に固定金具24の垂直片24aを当接止
着して複合パネルを固定するため、出来形制度が低くて
不陸の存在する基礎床スラブ上面Sfへの固定であって
も、垂直片24aと連結金具20やKPコン12との止
着部で床スラブ上面の不陸が吸収出来、複合パネル1の
設計どおりの位置決め固定が可能である。また、複合パ
ネル並列隣接部の連結に用いる連結金具20が、両側の
皿ボルト締着と、中央の座金20bと袋ナット20dと
ボルト20cでの締着であるため、隣接部での両セメン
ト板Pa端の不陸は座金20bの押圧によって補正出
来、セメント板面の面一の連結が可能となる。
【0053】また、各階での複合パネル下端面の床スラ
ブへの載置は、パネル下端面Beが床スラブ上面Sfよ
り段差Sdを保つため、目地26からの雨水のコールド
ジョイント境界を介した床スラブ上面Sfへの侵入が阻
止出来る。また、複合パネル1をセメント板Paと断熱
層Pbとを幅方向に段差Gを設けて積層形成し、複合パ
ネル1の並設接合部では断熱層相互の継目線Lをセメ
ント板Pa内面に当接させて外型枠とするので、コンク
リート打設圧によるコンクリート液の断熱層継目線L
からのセメント板表面への漏出が阻止出来、セメント板
Pa表面の損傷が抑制出来る。
【0054】また、セメント板Paを表面とする複合パ
ネルの壁外枠に対する横端太パイプ7´の当接補強時に
は、セメント板Paと横端太パイプ7´間にゴム板19
を介在させるので、ゴム板19が横端太パイプ7´とセ
メント板Paとの緩衝材となって、横端太パイプ7´に
過強圧締着が生じても、セメント板Paにひび割れを生
ずることなく、且つ横端太パイプ7´とセメント板表面
間に隙間を生ずることもなくスムーズに締着出来ると共
に、ゴム板19がセメント板Pa表面に飛散付着したコ
ンクリート液の流下を支承するため、コンクリート液に
よるセメント板表面の汚染を最小限に抑制出来、型枠解
体時にゴム板19と共に固化コンクリート片Cが簡単に
除去出来、従って、従来の外壁形成後のセメント板Pa
表面の清掃補修作業が画期的に改善出来る。従って、本
発明は、従来の複合パネルを用いた外壁形成技術に関す
る多くの問題点を一挙に改善又は解決したものであり、
品質面、作業性等の面で極めて実用性の高い外壁形成方
法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外側型枠の内面斜視図である。
【図2】本発明外側型枠説明図であって、(A)は外面
斜視図、(B)は一部横断面図である。
【図3】本発明の壁型枠説明図であって、(A)は出隅
部説明図、(B)は出隅用金具の斜視図である。
【図4】本発明の複合パネル連結説明図であって、
(A)は連結金具内面図、(B)は連結金具外面図、
(C)は連結部横断説明図、(D)は連結部縦断説明図
である。
【図5】本発明の複合パネル設置説明図であって、
(A)は複合パネル載置床スラブの縦断説明図、(B)
は固定金具を連結金具に適用した斜視図、(C)は固定
金具をKPコンに適用した縦断説明図である。
【図6】本発明複合パネルの上方固定説明図であって、
(A)は係止金具の係合状態斜視図、(B)は係止金具
の係合状態側面図、(C)は係止金具に接続する壁つな
ぎ金具側面図である。
【図7】本発明のゴム板の説明図であって、(A)は使
用状態縦断面図、(B)はゴム板平面図である。
【図8】従来の外側型枠の内面斜視図である。
【図9】従来の外側型枠の外面斜視図である。
【図10】従来の外側型枠基礎の説明図であって、
(A)は複合パネルを用いた説明図、(B)は外側型枠
として型枠合板を用いた説明図である。
【図11】従来の型枠説明図であって、(A)は横断面
図、(B)は部分縦断拡大図である。
【符号の説明】
1:複合パネル、 2:断熱材、 3:
皿ボルト、4:断熱アンカー、 5:セパレータ、
5´:軸足、6:フォームタイ、 7:縦端
太パイプ、 7´:横端太パイプ、8:リブ座金、
9:ナット、 10:ジョイントプレー
ト、11:Pコン、 12:KPコン、
14:内側壁型板、14a:型枠板、 16:出隅
用縦端太パイプ、 17:チェーン、18:ターンバッ
クル、 19:ゴム板、 19a:切欠長孔、1
9b:切欠、 20:連結金具、 20a:
連結片、20b:座金、 20c:締着ボルト、
20d:袋ナット、20e:ボルト孔、 21:係
止金具、 21a:方形プレート、21b:ボル
ト、 21c:長ナット、 21d:アンカー
片、21e:座金、 21x:十字溝、 2
2:条溝、23:壁つなぎ、 24:固定金具、
24a:垂直片、24b:水平片、 24c:
切欠長孔、 24d:釘孔、25:出隅金具、
25a:垂直ウェブ、 25b:水平フランジ、25
d:横長孔、 25h:孔、 Be:複合
パネル下端面、Bt:複合パネル上端面、H:セパレ
ータ孔、 H:Pコン孔、 H:横長孔、
:皿ボルト孔、 L:セメント板継目線、 L
:断熱層継目線、Pa:セメント板、 Pb:断熱
層、

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形セメント板(Pa)と断熱層
    (Pb)とを積層一体化した外断熱複合パネル(1)の
    外側壁型枠と、内側壁型板(14)とを、軸足(5
    ´)、KPコン(12)、セパレータ(5)及びPコン
    (11)を介して壁型枠を形成して配筋し、コンクリー
    ト打設して床スラブと共にコンクリート壁を形成する外
    壁形成方法に於いて、各複合パネル(1)を、基礎床ス
    ラブ(S)上に位置決め立設し、各複合パネル(1)の
    隣接部適所で断熱層(Pb)上に複数の連結金具(2
    0)を当接し、隣接複合パネル(1)のセメント板(P
    a)からの皿ボルト(3)と連結金具(20)上の断熱
    アンカー(4)とを締着して隣接部での両側複合パネル
    を面一に連結すると共に、最下端に配置した連結金具
    (20)、及び/又は、KPコン(12)に固定金具
    (24)の垂直片(24a)を当接止着して固定金具
    (24)を床スラブ(S)上に固定し、各複合パネル
    (1)の下部を床スラブ(S)上に強固に保持してコン
    クリート打設する、鉄筋コンクリート造外断熱建築物に
    於ける外壁形成方法。
  2. 【請求項2】 連結金具(20)が両側の皿ボルト用横
    長孔(H)と中央の袋ナット(20d)とを備え、セ
    メント板側から座金(20b)を介してボルト(20
    c)を袋ナット(20d)に締着して隣接各セメント板
    (Pa)を面一に連結する、請求項1の外壁形成方法。
  3. 【請求項3】 各階の複合パネル下端面(Be)は、各
    階の床スラブ上面(Sf)より段差(Sd)を保って低
    く立設する、請求項1又は2の外壁形成方法。
  4. 【請求項4】 外側壁型枠としての複合パネル(1)の
    断熱層(Pb)を載置する基礎断熱材(2B)及び下方
    複合パネルの断熱層(Pb)上には、断熱材(2B)及
    び断熱層(Pb)の幅(W)と同幅(W)の断熱材
    (2)を載置し、断熱材(2)上には、断熱材幅(W)
    より大な幅(W14)の型枠板(14a)を先端(T
    14)が内方へ突出した形態に付設した床スラブ型枠に
    コンクリート打設する、請求項1乃至3のいずれか1項
    の外壁形成方法。
  5. 【請求項5】 複合パネル(1)は、セメント板(P
    a)と断熱層(Pb)とを幅方向に段差(G)を有して
    積層し、複合パネル(1)の並設接合部では、断熱層相
    互の継目線(L)をセメント板内面に当接させる、請
    求項1乃至4のいずれか1項の外壁形成方法。
  6. 【請求項6】 複合パネル(1)から成る壁外型枠の出
    隅部(Cw)では、断面コ字状でアングル形態の出隅金
    具(25)を複合パネル(1)の断熱層コーナー部(C
    θ)に当接し、出隅金具(25)の各当接面をセメント
    板(Pa)側からの皿ボルト(3)及び断熱層(Pb)
    側からの断熱アンカー(4)で挟圧締着して出隅部内側
    を補強する、請求項1乃至5のいずれか1項の外壁形成
    方法。
  7. 【請求項7】 複合パネル(1)のセメント板(Pa)
    面上の横端太パイプ(7´)当接位置には、フォームタ
    イ(6)挿通用の切欠(19a)を下辺(19u)から
    散在配設した細長ゴム板(19)を延設し、横端太パイ
    プ(7´)をゴム板上に載置してリブ座金(8)を介し
    てフォームタイ(6)で締着する、請求項1乃至6のい
    ずれか1項の外壁形成方法。
  8. 【請求項8】 複合パネル(1)上部の立設仮固定は、
    複合パネル上端に係止金具(21)を嵌合し、係止金具
    (21)のアンカー片(21d)を介して押圧手段で複
    合パネル(1)上端を着脱可能に挟持し、係止金具の方
    形プレート(21a)から外方に突設した長ナット(2
    1c)を、ボルト、ターンバックル及びクランプを介し
    て枠組足場と着脱自在に締着固定する、請求項1乃至7
    のいずれか1項の外壁形成方法。
  9. 【請求項9】 複合パネル(1)のセメント板(Pa)
    が内面に通気用条溝(22)を備え、係止金具(21)
    がアンカー片(21d)の屈曲片(21d´)を該条溝
    (22)に嵌入して方形プレート(21a)側からのボ
    ルト(21b)でセメント板(Pa)を挟持する、請求
    項8の外壁形成方法。
  10. 【請求項10】 水平片(24b)と垂直片(24a)
    とを備え、水平片(24b)には床スラブ上面(Sf)
    に釘打ちするための釘孔(24d)を穿設し、垂直片
    (24a)には幅中央部に上端から略中間部迄の皿ボル
    ト(3)嵌入用の切欠長孔(24c)を設けた、複合パ
    ネル(1)の下部に用いる固定金具。
  11. 【請求項11】 方形プレート(21a)の前面中央部
    にはボルト螺入用の長ナット(21c)を前方に突設す
    ると共に、ボルト(21b)を前後動自在に螺入し、方
    形プレート(21a)上部からは先端に下方への屈曲片
    (21d´)を備えたアンカー片(21d)を後方へ突
    出形成し、ボルト(21b)と屈曲片(21d´)とで
    セメント板(Pa)を挟持可能とした、複合パネル
    (1)の上部に用いる係止金具。
  12. 【請求項12】 方形平板状の連結片(20a)と座金
    (20b)と締着ボルト(20c)とを含み、連結片
    (20a)が、中央部に内面から突出した袋ナット(2
    0d)と、両側には下端に連通する切欠(Hc)を備え
    た皿ボルト(3)用の横長孔(H)を有し、座金(2
    0b)をセメント板(Pa)に当接し、連結片(20
    a)を断熱層面に当接して締着ボルト(20c)をセメ
    ント板(Pa)側から袋ナット(20d)に締着すると
    共に、皿ボルト(3)をセメント板(Pa)側から挿入
    して横長孔(H)に断熱アンカー(4)で締着可能と
    した、複合パネル用連結金具。
  13. 【請求項13】 断面コ字状鋼板で隅部に面取り(25
    c)を備えたアングル形態を有し、上下水平フランジ
    (25b)の両端部には鉄筋係止用の孔(25h)を備
    え、両側の垂直ウエブ(25a)には皿ボルト(3)挿
    通用の横長孔(25d)を設けた複合パネル外側壁型枠
    用出隅補強金具。
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