JP2634315B2 - 帯電防止性透明アクリル系樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止性透明アクリル系樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規な帯電防止性透明アクリル系樹脂組成
物、さらに詳しくは、優れた永久帯電防止性を有し、か
つ安価で、透明性が良好であって、例えば照明器具、機
器銘版、メーターカバーをはじめとし、エレクトロニク
ス製品、家電製品、OA機器などの各種部品における静電
気帯電を防止しうる材料などとして好適なアクリル系樹
脂とポリアミドエラストマーと含有して成る樹脂組成物
に関するものである。
従来の技術 従来、アクリル系樹脂は優れた透明性と剛性とを有す
ることから、例えばエレクトロニクス製品、家電製品、
OA機器などの各種部品の素材として幅広く用いられてい
る。
しかしながら、このアクリル系樹脂は表面固有抵抗が
大きく、摩擦などにより容易に帯電するため、ゴミやほ
こりが付着して外観をそこねたり、あるいは電子機器部
品などでは静電気帯電による好ましくない事態を招来す
るなどの欠点を有している。したがって、アクリル系樹
脂の優れた特性を保持するとともに、帯電防止性が付与
された材料の開発が望まれている。
該アクリル系樹脂に帯電防止性を付与する方法として
は、例えば界面活性剤を練り込んだり、表面に塗布する
方法などがよく知られているが、このような方法では、
表面に存在する帯電防止剤が水洗や摩擦などによって除
去されやすく、永久的な帯電防止性を付与することが困
難である。
永久的な帯電防止性を付与する方法としては、例えば
(1)ポリオキシエチレン鎖及びスルホン酸塩、カルボ
ン酸塩あるいは第四級アンモニウム塩構造を有するビニ
ル共重合体をアクリル樹脂に混練する方法(特開昭55−
36237号公報、特開昭63−63739号公報)、(2)ポリエ
ーテルエステルアミドをメタクリル酸メチル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体(MBS樹脂)やメタクリル酸メチ
ル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
(MABS樹脂)に混練する方法(特開昭62−119256号公
報)などが提案されており、さらに、(3)アクリル樹
脂に、ポリアミドエラストマー及びカルボキシル基、エ
ポキシ基、アミノ基、ヒドロキシル基などの少なくとも
1種の官能基を含有する変性ビニル系重合体、さらに必
要に応じてゴムグラフト共重合体を添加し、層状剥離の
ない表面光沢に優れる永久帯電防止樹脂(特開平1−30
8444号公報)なども提案されている。
しかしながら、前記(1)の方法においては、配合さ
れるビニル共重合体が特殊なビニルモノマーを用いるた
め高価であって、これを配合したアクリル樹脂は製造コ
ストが高くつくのを免れない上、特に特開昭55−36237
号公報記載の方法では、ビニル共重合体の配合量が多
く、アクリル樹脂本来の耐熱性などが低下するのを避け
られないなどの欠点がある。一方、前記(2)の方法に
おいては、非晶質ポリエーテルエステルアミドとMBS樹
脂やMABS樹脂との屈折率差を0.02以下として、得られる
組成物の透明性を保持しているが、組合せの自由度が少
なく、代表的なアクリル樹脂であるポリメタクリル酸メ
チルでは屈折率を合わせにくく、透明性がそこなわれる
という欠点がある。
また、前記(3)の帯電防止樹脂は、アクリル樹脂
に、それと相容しないポリアミドエラストマーと官能基
を含有する変性ビニル重合体とを添加して相容性を向上
させ、層状剥離を防止して永久帯電防止効果を付与した
ものであるが、透明性については必ずしも満足しうるも
のではない。
ところで、アクリル系樹脂は透明性に優れていること
が大きな特徴であり、該アクリル系樹脂に永久帯電防止
性を付与するために高分子化合物を混練する場合、相容
性に劣り透明性がそこなわれることが多い。また、透明
性の良いものが得られたとしても、十分な帯電防止効果
が得られなかったり、耐熱性が低下したりする。さらに
は十分な帯電防止効果を発揮させるために、複雑な構造
の高分子化合物を製造すると、製造コストが高くなり、
安価な帯電防止性を有するアクリル系樹脂とすることが
できない。
このような事情のもとで、優れた永久帯電防止性を有
し、かつ安価で透明性の良好なアクリル系樹脂組成物の
開発が望まれていた。
本発明者らは、優れた永久帯電防止性と透明性を有す
るアクリル系樹脂組成物について研究を重ね、先に、ハ
ードセグメントの含有量が少ないポリアミドエラストマ
ーが、アクリル樹脂に良好な親和性を有し、微分散して
透明で、かつ帯電防止性に優れる組成物を与えることを
見い出した(特願平1−74898号)。しかしながら、こ
のポリアミドエラストマーは淡黄色を呈しており、この
ものを含有するアクリル系樹脂組成物は淡黄色に着色す
るという欠点を有している。
発明が解決しようとする課題 本発明は、このような事情のもとで、優れた永久帯電
防止性を有する上、透明性が良好でかつ着色度が極めて
少ない安価なアクリル系樹脂組成物を提供することを目
的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の好ましい性質を有するアクリル
系樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、特定
のポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントと
し、カプロラクタムを所定の割合で含有するポリアミド
形成性モノマー及び特定のジカルボン酸から形成された
両末端がカルボキシル基のポリアミドをハードセグメン
トとし、かつ特定の該ポリオキシエチレングリコールセ
グメントの含有量、ヘイズ数及び相対粘度を有するポリ
アミドエラストマーは、着色が少なくかつアクリル系樹
脂との親和性が良好であって、アクリル系樹脂に所定の
割合で配合することにより、帯電防止性に優れ、かつ透
明で着色度の極めて少ない組成物を与えうること、及び
さらに前記ポリアミドエラストマーとともに、特定の化
合物を所定の割合で配合することにより、帯電防止性が
より一層優れた組成物を与えうることを見い出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)アクリル系樹脂70〜95重
量%と、(B)(イ)少なくとも50重量%のカプロラク
タムを含有するポリアミド形成性モノマー、(ロ)炭素
数6〜20のジカルボン酸及び(ハ)数平均分子量800〜3
000のポリオキシエチレングリコールの縮合生成物で、
かつポリオキシエチレングリコールセグメント含有量55
〜80重量%、温度30℃における相対粘度1.5以上及び厚
み1mmのヘイズ数50%以下の透明ポリアミドエラストマ
ー30〜5重量%とから成るか、あるいは場合により、さ
らに(A)成分と(B)成分との合計量100重量部当
り、10重量部を超えない量の(C)有機スルホン酸塩及
び有機リン酸塩の中から選ばれた少なくとも1種の化合
物を配合して成り、全光線透過率88.9%以上を有するこ
とを特徴とする透明で帯電防止性を有するアクリル系樹
脂組成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明組成物において、(A)成分として用いられる
アクリル系樹脂としては、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸プロピル、ポ
リメタクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチル、ポリア
クリル酸エチル、メタクリル酸メチル−アクリル酸メチ
ル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル
共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共
重合体、メタクリル酸メチル−アクリル酸エチル共重合
体などの(メタ)アクリル酸のメチル、エチル、プロピ
ル、ブチルなどのアルキルエステル化合物の単独重合体
あるいは共重合体などが挙げられる。これらのアクリル
系樹脂は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよく、またその製造方法については特に制限さ
れず、公知の懸濁重合法、乳化重合法、バルク重合法な
どで用いられる。
本発明組成物において、(B)成分として用いられる
ポリアミドエラストマーは(イ)少なくとも50重量%の
カプロラクタムを含有するポリアミド形成性モノマー
(ロ)炭素数6〜20のジカルボン酸及び(ハ)数平均分
子量が800〜3000のポリオキシエチレングリコールから
得られ、かつ該(イ)成分と(ロ)成分とから形成され
たハードセグメントとなる両末端にカルボキシル基を有
するポリアミドと、ソフトセグメントとなる(ハ)成分
のポリオキシエチレングリコールとをエステル結合で連
結した構造のマルチブロック型の共重合体である。
該(イ)成分のカプロラクタム以外のポリアミド形成
性モノマーとしては、例えばラウリンラクタム、11−ア
ミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、ヘキサメチ
レンジアミン−アジピン酸塩、ヘキサメチレンジアミン
−セバシン酸塩、ヘキサメチレンジアミン−ドデカン二
酸塩、ヘキサメチレンジアミン−イソフタル酸塩などが
挙げられ、これらは1種用いてもよいし、2種以上組み
合わせて用いてもよい。
得られるエラストマーの透明性やアクリル系樹脂との
親和性及び帯電防止性能を十分に発現させるためには、
ポリアミド形成性モノマー中のカプロラクタムの含有量
が50重量%以上であることが必要であり、その量はポリ
オキシエチレングリコールの分子量が大きくなるほど、
またポリアミドセグメントの含有量が多くなるほど50重
量%より多くした方が前記の特性を満たしやすい。ポリ
オキシエチレングリコールの分子量にもよるが、ポリア
ミド形成性モノマー中のカプロラクタムの含有量は70重
量%以上が望ましい。
また、カプロラクタムとそれ以外のポリアミド形成性
モノマーを併用することで、ポリアミドセグメントに異
種構造が導入され、エラストマーに透明性の改良や融点
の低下をもたらしたり、あるいはポリアミドセグメント
の結晶化が防止され、アクリル系樹脂との組成物の流動
性が改良されるなどの効果をもたらす。
該(ロ)成分の炭素数6〜20のジカルボン酸は脂肪族
ジカルボン酸であってもよいし、芳香族ジカルボン酸で
あってもよく、このようなものとしては、例えばアジピ
ン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸などが挙げられる。これらのジカルボ
ン酸は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよく、その使用量は(ハ)成分のポリオキシエチ
レングリコールと実質上等モル、すなわち0.9〜1.1モル
倍の範囲で選ぶのが望ましい。
ハードセグメントであるポリアミドは該エラストマー
の耐熱性、強度、硬度やアクリル系樹脂との親和性に関
するものであり、エラストマー中での該ポリアミドセグ
メントの含有量は20〜45重量%(すなわち、ポリオキシ
エチレングリコールセグメントの含有量が80〜55重量
%)の範囲にあることが必要である。この含有量が20重
量%未満ではエラストマーの強度が低く、アクリル系樹
脂に混練した際、機械的物性が低くなるし、45重量%を
超えると、アクリル系樹脂に混練した場合、親和性が悪
くなり、くもりを生じ透明性が低下する。
また、帯電防止性はポリアミドエラストマーがアクリ
ル系樹脂と完全に混和すると発現されにくく、アクリル
系樹脂中に適度に微分散していることが好ましい。一
方、相容性が悪いと相分離の程度が大きくなり、不透明
となる。該ポリアミドセグメントの含有量が多くなると
アクリル系樹脂と相容しにくくなるが、該ポリアミドセ
グメントを共重合系にすることによって、この範囲が広
くとれるようになり、好ましい。例えば該ポリアミドセ
グメントがカプロラクタムとヘキサメチレンジアミン−
アジピン酸塩との共重合体から成る場合、ポリアミドセ
グメント含有量が20〜45重量%で透明組成物が得られる
が、これに対し、カプロラクタムのみでポリアミドセグ
メントを形成する場合には、その含有量は20〜35重量%
が好ましい。
さらに、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩を共
重合成分として用いる場合には透明性が低下しやすいの
で、ポリアミド形成性モノマー中のカプロラクタムの含
有量を70重量%以上とするのが有利である。同じ変性量
でもポリオキシエチレングリコールの分子量が大きくな
るとポリヘキサメチレンアジパミドの分子量も大きくな
りやすく、透明性が低下しやすくなる。別の指標で表わ
せば、ポリオキシエチレングリコールと等モル以下のヘ
キサメチレンジアミン−アジピン酸塩を用いるようにす
るのが好ましい。
また、このポリアミドセグメントの数平均分子量は、
通常400〜1500、好ましくは500〜1200の範囲で選ばれ
る。この数平均分子量が400未満では融点が低く、得ら
れる組成物は耐熱性に劣るし、1500を超えると組成物の
透明性が低下する傾向がみられ、好ましくない。
該(ハ)成分のポリオキシエチレングリコールは、数
平均分子量が800〜3000、好ましくは1200〜2500の範囲
にあることが必要である。この数平均分子量が800未満
ではポリアミドセグメントの分子量が小さくなって固化
しにくくなり、ポリアミドエラストマーの製造上好まし
くないし、3000を超えるとエラストマーの透明性が低下
する傾向がみられる。
前記(B)成分のポリアミドエラストマーの製造方法
については、均質なポリアミドエラストマーが得られる
方法であればよく特に制限はないが、例えば前記の
(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分を、(ロ)成分
と(ハ)成分とが実質上等モルになるような割合で混合
し、反応で生成する重合体中の水分を、反応系中に窒素
を流すか、あるいは700〜300トール程度に減圧すること
により、系外へ除去しながら、好ましくは150〜300℃、
より好ましくは180〜280℃の範囲の温度において重合さ
せる方法などを用いることができる。この方法において
は、脱水縮合させる際に、反応温度を段階的に昇温させ
ることもできる。
この際、一部のカプロラクタムは未反応で残るが、こ
れは減圧下に留去して反応混合物から除くことが望まし
い。この未反応のカプロラクタムを除いた後の反応混合
物は、必要に応じて減圧下に、好ましくは200〜300℃、
より好ましくは230〜280℃の範囲の温度で後重合するこ
とによりさらに高重合させることができる。この後重合
に際しては、チタニウムアルコキシドやジルコニウムア
ルコキシドなどの脱水縮合触媒を用いると反応時間が短
縮し、ポリマーの着色も防止できるので有利である。こ
れらの触媒は水が存在すると失活しやすいので、未反応
カプロラクタムの留去とともに、反応系中の水を系外へ
除去したのちに添加するのが有利である。このようにす
ることにより、短時間で高重合度化することができ、着
色度も極めて少ない透明なポリアミドエラストマーが得
られる。
該反応方法では脱水縮合の過程でエステル化とアミド
化を同時に起こさせることにより、粗大相分離すること
を防止し、これにより均質で透明なエラストマーが得ら
れる。このエラストマーは、アクリル系樹脂との親和性
に優れ、アクリル系樹脂に混練した際に、優れた帯電防
止効果及び機械的特性をもたらす。
本発明組成物において、(B)成分として用いられる
ポリアミドエラストマーは、肉厚1mmでのヘイズ数が50
%以下の透明性を有することが必要であり、このヘイズ
数が50%を超えると得られる組成物ににごりが生じる傾
向がみられる。
本発明組成物に用いるポリアミドエラストマーの重合
度を、必要に応じて任意に変えることができるが、該エ
ラストマー濃度が0.5重量/容量%のメタクレゾール溶
液の温度30℃で測定した相対粘度が1.5以上であること
が必要である。この相対粘度が1.5未満では機械的物性
に劣り、アクリル系樹脂と混練した場合に、組成物の機
械的物性が不足するおそれがある。好ましい相対粘度は
1.6以上である。
さらに、得られたポリアミドエラストマーの熱安定性
を高めるために、各種の耐熱老化防止剤、酸化防止剤な
どの耐熱安定剤を用いることができ、これらは重合の初
期、中期、末期のどの段階で添加してもよい。また、重
合後、アクリル系樹脂との混練前に添加することもでき
る。
この耐熱安定剤としては、例えばN,N′−ヘキサメチ
レン−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシケ
イ皮酸アミド)、4,4′−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール)、2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−
t−ブチルフェノール)などの各種ヒンダードフェノー
ル類:N,N′−ビス(β−ナフチル)−p−フェニレンジ
アミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ン)などの芳香族アミン類:ジラウリルチオジプロピオ
ネートなどのイオウ化合物やリン化合物などが挙げられ
る。
本発明組成物においては、前記(A)成分のアクリル
系樹脂と(B)成分のポリアミドエラストマーは、重量
比70:30ないし95:5、好ましくは80:20ないし95:5、より
好ましくは85:15ないし95:5の割合で配合することが必
要である。該(B)成分の配合量が(A)成分と(B)
成分との合計重量に基づき5重量%未満では十分な帯電
防止効果が得られないし、30重量%を超えると剛性が低
下する傾向がみられる。
このようにして得られたアクリル系樹脂組成物は優れ
た帯電防止性と透明性を有し、透明アクリル系樹脂組成
物として用いる場合、2mm厚みでのヘイズ数が15%以下
のものが好ましく用いられる。
本発明の樹脂組成物は、(A)成分と(B)成分の混
合物を公知の方法、例えばバンバリーミキサー、ミキシ
ングロール、一軸若しくは二軸の押出機などを使用して
混練する方法を用いることができる。この際の混練温度
は180〜280℃の範囲で行うのが好ましい。
本発明においては、帯電防止効果をさらに発揮させる
ために(C)成分として、有機スルホン酸塩や有機リン
酸塩を用いることができる。この有機スルホン酸塩や有
機リン酸塩としては、例えばドデシルベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、ドデシルジフェニルエー
テルジスルホン酸、ナフタリンスルホン酸などの芳香族
スルホン類、ラウリルスルホン酸のようなアルキルスル
ホン酸、亜リン酸ジフェニル、リン酸ジフェニルなどの
有機リン酸のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩など
が挙げられるが、これらの中でアルカリ金属塩が好まし
く、特にナトリウム塩及びカリウム塩が好適である。
この(C)成分は1種用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよく、その配合量は、前記(A)分
のアクリル系樹脂と(B)成分のポリアミドエラストマ
ーとの合計量100重量部に対し、10重量部以下、好まし
くは0.1〜5重量部の範囲で選ばれる。この量が10重量
部を超えると剛性が低下したり、成形品にした場合、表
面の肌荒れが生じたり、成形時に着色したりするなど、
好ましくない事態を招来する。
本発明の樹脂組成物には、その物性をそこなわない範
囲において、他の成分、例えば染料、紫外線吸収剤、耐
候剤、熱安定剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、離型剤、
ポリオキシエチレングリコールやその他の重合体など
を、混練過程や成形過程などの任意の過程において含有
させることができる。
このようにして得られた本発明のアクリル系樹脂組成
物は、一般に熱可塑性樹脂の成形に用いられている公知
の方法、例えば射出成形、押出成形、ブロー成形、真空
成形などの方法によって成形することができる。
発明の効果 本発明のアクリル系樹脂組成物はアクリル系樹脂とポ
リオキシエチレングリコールセグメントの含有量が55〜
80重量%の透明なポリアミドエラストマーを含有して成
るものであって、優れた永久帯電防止性を有するととも
に、透明性が良好で、着色度も極めて低く、かつ安価で
あるなどの特徴を有し、例えば照明器具、機器銘版、メ
ーターカバーをはじめとし、エレクトロニクス製品、家
電製品、OA機器などの各種部品の静電気帯電を防止しう
る材料などとして好適に用いられる。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によってなんら限定されるもの
ではない。
なお、組成物及びエラストマーの各物性は次に示す方
法に従って求めた。
(1)エラストマーの引張破断強度 ASTM D638に準じて、23℃、55%RHで測定した。
(2)エラストマーの相対粘度 メタクレゾール中30℃、0.5重量%/容量%の条件で
測定した。
(3)組成物の表面抵抗率 50×50×2mmの成形試料を用い、アドバンテスト社製
のエレクトロメータTR8651と電極及び安藤電気社製のシ
ールドボックスと電極ホルダーを使用して、500V印加し
た際の抵抗値を測定して表面抵抗率を求めた。
(4)組成物の全光線透過率及びヘイズ数 50×50×2mmの成形試料について、日本電色工業社製
の曇度計を使用して、JIS K−7105の方法に準じて測定
した。
(5)組成物の曲げ弾性率 ASTM D−790に準じて1/8インチ厚みの試験片を用い
て、23℃、55%RHで測定した。
(6)組成物の黄色度 50×50×2mmの成形試料について、日本電色工業社製
の測色色差計を使用して、JIS K−7103の方法に準じて
透過法で測定した。
製造例1 ポリアミドエラストマーA−1の製造 かきまぜ機、窒素導入口、留去管を取り付けた300ml
セパラブルフラスコに数平均分子量1490のポリオキシエ
チレングリコール84.0g、セバシン酸11.4g、ヘキサメチ
レンジアミン−アジピン酸塩1.38g、カプロラクタム35.
7g及びペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕0.24gを仕込み、窒素を30ml/minで流しながら、2
50℃で4時間反応した。
次いで、反応系を徐々に減圧にし、未反応カプロラク
タムを留去したのち、窒素を入れて常圧に戻してから、
テトラブトキシジルコニウム0.24gを添加し、ただちに
減圧して260℃、1トールで1時間反応させて透明なポ
リアミドエラストマーを得た。
このポリアミドエラストマーは、ポリオキシエチレン
グリコールセグメント72重量%を含有し、ヘイズ数11
%、相対粘度2.2、引張強度230kg/cm2、ショア硬度80A
であった。
製造例2 ポリアミドエラストマーA−2の製造 製造例1において、ヘキサメチレンジアミン−アジピ
ン酸塩量を7.4g、カプロラクタム量を28.7g、窒素の流
量を80ml/minに変えた以外は、製造例1と同様に反応さ
せて、ポリオキシエチレングリコールセグメント含有量
70重量%、ヘイズ数15%、引張強度240kg/cm2、相対粘
度2.2、ショア硬度74Aの透明なポリアミドエラストマー
を得た。
製造例3 ポリアミドエラストマーA−3の製造 製造例1と同様の装置に数平均分子量1980のポリオキ
シエチレングリコール84.0g、セバシン酸8.6g、ヘキサ
メチレンジアミン−アジピン酸塩1.1g、カプロラクタム
43.8g及びN,N′−ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシケイ皮酸アミド)0.24gを仕
込み、250℃、窒素の流量80ml/minで4時間反応した。
次いで、反応系を徐々に減圧にし、未反応カプロラク
タムを留去したのち、窒素を入れて常圧に戻してから、
テトラブトキシジルコニウム0.24gを添加し、再び減圧
して260℃、1トールで1.5時間反応させて透明なポリア
ミドエラストマーを得た。
このポリアミドエラストマーは、ポリオキシエチレン
グリコールセグメント72重量%を含有し、ヘイズ数43
%、相対粘度2.1、引張強度235kg/cm2、ショア硬度83A
であった。
製造例4 ポリアミドエラストマーA−4の製造 製造例1と同様の装置に数平均分子量1490のポリオキ
シエチレングリコール72.0g、セバシン酸9.8g、ヘキサ
メチレンジアミン−アジピン酸塩3.8g、カプロラクタム
59.3g及びペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕0.24gを仕込み、製造例3と同様の条件で反応
させた。
次いで、反応系を徐々に減圧にし、未反応カプロラク
タムを留去したのち、窒素を入れて常圧に戻してから、
テトラブトキシチタニウム0.24gを添加し、再び減圧し
て260℃、1トールで3時間反応させて透明なポリアミ
ドエラストマーを得た。
このポリアミドエラストマーは、ポリオキシエチレン
グリコールセグメント59重量%を含有し、ヘイズ数15
%、相対粘度1.95、引張強度290kg/cm2、ショア硬度90A
であった。
製造例5 ポリアミドエラストマーA−5の製造 製造例1と同様の反応装置に数平均分子量1980のポリ
オキシエチレングリコール72.0g、テレフタル酸6.1g、
カプロラクタム36.6g及びN,N′−ヘキサメチレン−ビス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシケイ皮酸アミ
ド)0.24gを仕込み、窒素30ml/minで流しながら250℃で
4時間反応させた。
次いで減圧してカプロラクタムを留去したのち、窒素
で常圧に戻してからテトラブトキシジルコニウム0.24g
を添加し、再び減圧して260℃、1トールで4.5時間反応
させて透明なポリアミドエラストマーを得た。
このポリアミドエラストマーは、ポリオキシエチレン
グリコールセグメント71重量%を含有し、ヘイズ数7
%、相対粘度1.9、引張強度220kg/cm2、ショア硬度85A
であった。
製造例6 ポリアミドエラストマーA−6の製造 窒素導入口、留去管、かきまぜ機、触媒投入ポットを
備えたステンレス製の10オートクレーブに、数平均分
子量1490のポリオキシエチレングリコール2.68kg、セバ
シン酸363g、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩4
7.1g、カプロラクタム1.53kg及びペンタエリスリチル−
テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕8gを仕込み、窒素1
/minで流しながら250℃で3時間反応させた。次いで減
圧にして未反応カプロラクタムを留去し、減圧下で触媒
ポットからテトラブトキシジルコニウム8gをカプロラク
タム50gに溶かした液を反応系に添加し、240℃、1トー
ルで4.5時間重合して透明なポリアミドエラストマーを
得た。
このポリアミドエラストマーは、ポリオキシエチレン
グリコールセグメントを65.5重量%含有し、ヘイズ数7
%、引張強度270kg/cm2、相対粘度2.2、ショア硬度84A
のものであった。
製造例7 ポリアミドエラストマーA−7の製造 製造例1と同様にして数平均分子量1490のポリオキシ
エチレングリコール66.0g、セバシン酸9.0g、ヘキサメ
チレンジアミン−アジピン酸塩1.2g、カプロラクタム7
9.8gを用い、ポリオキシエチレングリコールセグメント
51.5重量%を含有し、相対粘度1.93、ヘイズ数18%のポ
リアミドエラストマーを得た。
製造例8 ポリアミドイミドエラストマーA−8の製造 製造例5のテレフタル酸の代りに無水トリメリット酸
7.0gを用いた以外は、製造例5と同様にして淡黄色のポ
リアミドイミドエラストマーを得た。このものはポリオ
キシエチレングリコールセグメント71重量%を含有し、
ヘイズ数20%、引張強度270kg/cm2、相対粘度2.3であっ
た。
製造例9 ポリアミドエラストマーA−9の製造 製造例5のポリオキシエチレングリコールの代りに数
平均分子量1980のポリオキシテトラメチレングリコール
を用いた以外は、製造例5と同様にしてポリオキシテト
ラメチレングリコールセグメント70重量%を含有し、ヘ
イズ数23%、引張強度290kg/cm2、相対粘度1.95のポリ
アミドエラストマーを得た。
製造例10 ポリアミドエラストマーA−10の製造 数平均分子量993のポリオキシエチレングリコール60.
0g、テレフタル酸10.0g、カプロラクタム66.5g及びN,N
−ヘキサメチレン−ビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシケイ皮酸アミド)0.24gを用いた以外は、
製造例5と同様にしてポリアミドエラストマーを得た。
このものは、ポリオキシエチレングリコールセグメン
ト49重量%を含有し、ヘイズ数13%、相対粘度1.8であ
った。
実施例1〜11、比較例1〜4 第1表に示す組成の各成分を一軸押出機で240℃にて
混練してストランドを水冷し、ペレット化した。次い
で、得られたペレットを乾燥したのち、シリンダー温度
240℃、金型温度50℃で射出成形した。
成形した試料は23℃、55%RHで2日間調湿してから物
性を測定した。その結果を第1表に示す。
なお、実施例及び比較例で用いたアクリル系樹脂及び
添加剤の記号は次を意味する。
アクリル系樹脂 B−1:アクリル樹脂デルペット60N〔旭化成工業(株)
製〕 B−2:メタクリル酸メチル単位85重量%とアクリル酸エ
チル単位15重量%とから成る共重合樹脂 B−3:アクリル樹脂デルペット80N〔旭化成工業(株)
製〕 添 加 剤 C−1:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム C−2:ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリ
ウム C−3:ジフェニル亜リン酸ナトリウム 実施例12、比較例5 第2表に示す組成の樹脂組成物について、その黄色度
を測定した。結果を第2表に示す。
比較例6 実施例4におけるポリアミドエラストマーA−4の代
りに同量のポリアミドエラストマーA−10(ポリオキシ
エチレングリコールセグメント含有量49重量%)を用い
ること以外は、実施例4と同様にして射出成形し、試料
を作成した。この試料について実施例4と同様にして物
性を測定し、その結果を第3表に示す。
比較例7 実施例5におけるポリアミドエラストマーA−4の代
りに同量のポリアミドエラストマーA−10を用いること
以外は実施例5と同様にして、射出成形し、試料を作成
した。この試料について実施例5と同様にして物性を測
定し、その結果を第3表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 三樹彦 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭化成工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−90246(JP,A) 特開 平1−308444(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アクリル系樹脂70〜95重量%と、
    (B)(イ)少なくとも50重量%のカプロラクタムを含
    有するポリアミド形成性モノマー、(ロ)炭素数6〜20
    のジカルボン酸及び(ハ)数平均分子量800〜3000のポ
    リオキシエチレングリコールの縮合生成物で、かつポリ
    オキシエチレングリコールセグメント含有量55〜80重量
    %、温度30℃における相対粘度1.5以上及び厚み1mmのヘ
    イズ数50%以下の透明ポリアミドエラストマー30〜5重
    量%とから成り、全光線透過率88.9%以上を有すること
    を特徴とする透明で帯電防止性を有するアクリル系樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】(A)アクリル系樹脂70〜95重量%と、
    (B)(イ)少なくとも50重量%のカプロラクタムを含
    有するポリアミド形成性モノマー、(ロ)炭素数6〜20
    のジカルボン酸及び(ハ)数平均分子量800〜3000のポ
    リオキシエチレングリコールの縮合生成物で、かつポリ
    オキシエチレングリコールセグメント含有量55〜80重量
    %、温度30℃における相対粘度1.5以上及び厚み1mmのヘ
    イズ数50%以下の透明ポリアミドエラストマー30〜5重
    量%との混合物100重量部に対し、10重量部を超えない
    量の(C)有機スルホン酸塩及び有機リン酸塩の中から
    選ばれた少なくとも1種の化合物を配合して成り、全光
    線透過率88.9%以上を有することを特徴とする透明で帯
    電防止性を有するアクリル系樹脂組成物。
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