JP2630356B2 - 漏水のない組立容易なタンク - Google Patents

漏水のない組立容易なタンク

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JP2630356B2
JP2630356B2 JP63058079A JP5807988A JP2630356B2 JP 2630356 B2 JP2630356 B2 JP 2630356B2 JP 63058079 A JP63058079 A JP 63058079A JP 5807988 A JP5807988 A JP 5807988A JP 2630356 B2 JP2630356 B2 JP 2630356B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、漏水のない組立容易なタンクに関するも
のである。
(従来の技術) 単位板を組み合わせてタンクを作ることは、公知であ
る。単位板としては、直角四辺形の基板の四辺に、基板
に対して135度の角度で起立する傾斜接合縁を設け、そ
の先に基板に対して垂直に起立する直立接合縁を設け
て、浅い箱状としたものが用いられた。これを単位板に
使用すると、傾斜接合縁同志を当接して単位板を垂直に
接合することができ、また直立接合縁同志を当接して単
位板を同一平面上に延ばすことができ、従って唯一種類
の単位板を用いて、大小さまざまなタンクを組み立てる
ことができるから、便利である。単位板を接続するにあ
っては、接合縁間にパッキンを挟み、結合縁同志をボル
トで緊結して、水漏れを防ぐこととされた。
上述の単位板を用いてタンクを組み立てるときは、4
個の単位板が一点に会合するところで、漏水を起こしや
すかった。とくに、タンクの稜線上で4個の単位板が一
点に会合するところでは、4個の単位板のかどが一点に
会合することになるが、ここには実際上の小さな隙間が
できるのを避けることができず、従って、ここでとくに
水漏れを生じやすかった。そこで稜線上で4個の単位板
が会合する点では、とくに水漏れのないように注意する
必要があった。
実公昭55−46637号公報は、稜線上で4個の単位板が
会合する位置に、特殊なパッキンを使用することを提案
している。その提案は、第2図に示したように、断面が
Y字状をなすパッキンに、幅方向に延びる条状突起Aを
設けたパッキンBを使用すべきだ、と言うのである。詳
しく言えば、単位板Cの直立接合縁の稜線Dを条状突起
Aに添わせて、条状突起Aの隆起により、単位板が4個
会合するところに生じる隙間を充填しようとするのであ
る。ところが、条状突起Aに添わせて単位板Cを4個固
定することは、容易でない。なぜならば、パッキンB
は、まず条状突起の設けられていない片Eを単位板Cの
傾斜接合縁間に挟んで固定され、互いに垂直に接続され
るべき単位板C間の気密を維持しなければならないから
である。互いに垂直に接続されるべき単位板間の気密
と、互いの同一平面上に接続されるべき単位板間の気密
とを同時に維持することはパッキンBがずれ易いために
非常に困難だからである。このことは、4個の単位板の
うち最後に接続される単位板において、とくに困難であ
る。従って、上述の提案は、現実に行うことが困難であ
った。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、、タンクの稜部上で4個の単位板が一点
に会合するところで、水漏れのない組立タンクを容易に
組立できるようにすることを目的としてなされたもので
ある。
(問題を解決するための手段) この発明は、Y字状パッキンとT字状パッキンとの2
種類のパッキンを用いることにより、水漏れを防ぐとと
もに組立を容易にしたものである。その構想は、同一平
面上又は垂直に単位板を接続してまず組としておき、そ
のあとでこの組としたもの同志をそれぞれ垂直に又は同
一平面上に接続してタンクの稜部とすることに基づいて
いる。そして、同一平面上に接続する場合には、単位板
の稜を形成すべき直立接合縁のかどにT字状パッキンを
当接することとし、垂直に接続する場合には、単位板の
傾斜接合縁のかどにY字状パッキンを当接することとす
るのである。しかも、こうして当接されたT字状パッキ
ンとY字状パッキンとを一部で重ね合わせて水漏れを防
ぐこととしたのである。
この発明は、直角四辺形の四辺に、基板に対して135
度の角度をなして起立する傾斜接合縁と、その先に基板
に対して垂直に起立する直立接合縁とを設けてなる浅い
箱状体を単位板とし、2個の単位板を同一平面上に並べ
て直立接合縁間にT字状パッキンのTの足に相当する片
を挟むとともに、Tの頭に相当する片を直線状に接続さ
れた2個の直立接合縁上に延ばしてタンクの平面壁と
し、2個の平面壁を基板同志が直交するように並べて、
4個の傾斜接合縁の間にY字状パッキンの1片を挟み、
他を2片を互いに直交する直立接合縁に添わせ、4個の
単位板のかど部を一点に会合させて傾斜接合縁同志を固
定し、Y字状パッキンの上記2片をT字状パッキンの頭
に相当する片に重ね、外がわからアングル材を押しつけ
て直立接合縁に固定することを特徴とする、漏水のない
組立容易なタンクを要旨とするものである。
(実 施 例) この発明に係るタンクを実施の一例につき図面に基づ
いて説明すると、次のとおりである。第1図は、この発
明に係るタンクの一部切欠分解斜視図である。第2図は
従来のタンクの一部切欠分解斜視図である。
第1図において、単位板P、Q、R及びSは、何れも
傾斜接合縁と直立接合縁とを持った単位板である。すな
わち、これらの単位板は、何れも直角四辺形の基板1の
四辺に、基板1に対して135度の角度をなして起立する
傾斜接合縁2と、その先に基板1に対して垂直に起立す
る直立接合縁3とを設けて作られ、浅い箱状を呈してい
る。
タンクの側壁は、第1図に示すように、少なくとも2
個の単位板PとQとが、同一平面上に並べられ、直立接
合縁3同志を対向させ、その間にパッキンを挟みボルト
で緊結することによって構成される。タンクの低壁は、
少なくとも2個の単位板RとSとが、同一平面上に並べ
られ、同様に直立接合縁3同志を対向させ、パッキンを
挟んでボルトで緊結することによって構成される。その
上で、こうして構成された側壁とと低壁とが、基板同志
を互いに直交するように並べられ、接合縁を外側に向
け、4個の単位板P、Q、R及びSのかど部が一点に会
合するように配置され、傾斜接合縁2同志を結合され
て、タンクの稜を形成する。接合縁同志の結合にはボル
トとナットとが用いられる。単位板PとQとの間には、
タンクの稜上に来るべきかど部に、直立接合縁3に添っ
てT字状パッキン11が付設される。T字状パッキンは、
2個の帯状片を幅方向が平行になるように向けて、T字
状に接続した形状のものである。付設するにあたって
は、T字状パッキンのTの足に相当する片が対向する直
立接合縁の間に挟まれ、Tの頭に相当する片が、直線状
に延びて接続される2個の直立接合縁に当接するように
配置される。この場合、T字状パッキン11の足に相当す
る片が短くされているときには、足片の先に別に帯状パ
ッキン13を継ぎ足す。こうして、直立接合縁間にパッキ
ンを挟み、ボルトで締結して側壁が構成される。
単位板RとSとが、同様にタンクの稜上に来るべきか
ど部にT字状パッキンを付設され、直立接合縁同志をボ
ルトで締結されて、低壁を構成する。
こうして構成された側壁と低壁とは、それぞれの傾斜
接合縁間にY字状パッキン12を挟んでボルトで締結され
る。Y字状パッキン12は、3個の帯状片が一側縁を一線
に会合させて結合され、帯状片の幅方向が会合線から放
射状に延びる形状にされて、横断面がY字状にされたも
のである。Y字状パッキン12は、その一片が単位板P、
Q、R及びSの傾斜接合縁2の間に挟まれるように配置
される。また、Y字状パッキン12は、Yの中心に位置す
る会合部が、各単位板P、Q、R及びSの傾斜接合縁2
と直立接合縁3との折曲線に密接するように配置され
る。この場合、Y字状パッキン12には、その先に別の帯
状パッキン14を一部で重ね合わせて継ぎ足す。こうし
て、傾斜接合縁2の間にパッキンを挟み、ボルトで締結
することにより、タンクの稜部が構成される。
こうして構成された稜部では、Y字状パッキン12の残
る2片が、タンクの外側に突出することとなる。上記2
片のうち、1片は側壁を構成する単位板P及びQの直立
接合縁に当接可能になり、また、他の1片は低壁を構成
する単位板R及びSの直立接合縁に当接可能となってい
る。しかも、これら2片をそれぞれの直立接合縁に当接
させると、その2片はそれぞれT字状パッキン11の頭に
相当する片に密接することとなる。そこで、この2片に
外がわからアングル材15を当接し、ボルトで固定する。
アングル材15は、タンクの外に突出しているY字状パ
ッキンの2片の幅にほぼ等しい幅を持つようにする。ま
た、アングル材15の各片にはボルト孔16及び17を設け
て、直立接合縁3への締結用に使用するが、ボルト孔16
及び17は何れも長孔として、孔の長さ方向を各片の幅方
向に向けるのが好ましい。このようにすると、パッキン
の厚みのためにアングル材15のボルト孔が位置を変更し
てもアングル材15を直立接合縁3に容易に固定すること
ができる。
T字状パッキン11及びY字状パッキン12は、何れも中
心部の肉厚を大きくすることが望ましい。すなわち、T
字状パッキン11では、Tの足を構成する片が頭を構成す
る片に接続されて構成される中心部の肉厚を大きくし、
中心部から遠ざかるに従って次第に肉薄とすることが望
ましい。但し、その肉厚の変動は、単位板のかどから大
約最初のボルト孔までの間とし、それより端の方は同じ
肉厚としてもよい。また、各片の幅方向では肉厚を変化
させないで、等しくする。Y字状パッキン12では、3個
と帯状片の側縁が会合されて構成される中心部の肉厚を
大きくし、中心部から遠ざかるに従って次第に肉薄とす
ることが望ましい。またY字状パッキン12は、側縁の延
びる方向では肉厚を等しくする。
T字状パッキン11及びY字状パッキン12は、帯状パッ
キン13及び14と同様にゴム状の柔軟な材料で構成する。
ゴム状の柔軟な材料は、これを発泡体で構成することが
望ましい。
なお、Y字状パッキンは、傾斜接合縁間に挟まれる1
片の中央部を切欠18してもよい。但し、切欠部18は、低
壁に形成されるV字状溝に面する部分内とする。すなわ
ち、低壁では単位板が傾斜接合縁を備えているために、
接合単位板間にV字状の溝が形成されるので、この溝に
面する部分だけを切欠する。
(発明の効果) この発明によれば、直角四辺形の基板に四辺に、基板
に対して135度の角度をなして起立する傾斜接合縁と、
その先に基板に対して垂直に起立する直立接合縁を設け
てなる浅い箱状体を単位板とするから、従来のものと同
じく、同一種類の単位板を同一平面上にも垂直にも接続
することができ、従って唯一種の単位板を用いて大小さ
まざまのタンクを作ることができる。また、2個の単位
板を同一平面上に並べて接続するときには、直立接合間
にT字状パッキンを当接し、Tの足に相当する片を直立
接合縁の間に挟み、Tの頭に相当する片を直線状に接続
された2個の直立接合縁上に延ばすこととしたから、2
個の単位板の接続されたかど部を気密に接続して容易に
平面壁とすることができる。さらに、こうして作られた
平面壁を基板同志が直交するように並べて、4個の傾斜
接合縁の間にY字状パッキンの1片を挟み、他の2片を
互いに直交する直立接合縁に添わせ、4個の単位板のか
ど部を一点に会合させて傾斜接合縁同志を固定したか
ら、単位板の接続は容易であって、しかも4個の単位板
のかど部が会合するところでは、T字状パッキンとY字
状パッキンとが重なり合うこととなって、隙間の生成が
確実に妨がれる。その上で、Y字状パッキンを上記2片
をT字状パッキンの頭に相当する片に重ね、外がわから
アングル材を押しつけて直立接合縁に固定することとし
たから、Y字状パッキンはT字状パッキンと気密に接触
し、従って4個の単位板の会合点は確実に水漏れが防止
できる。この発明は、このような利点をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るタンクの一部切欠分解斜視図
である。第2図は、従来のタンクの一部切欠分解斜視図
である。 第1図において、P、Q、R及びSは単位板である。1
は基板、2は傾斜接合縁、3は直立接合縁である。11は
T字状パッキン、12はY字状パッキン、13及び14は帯状
パッキンである。15はアングル材、16及び17はボルト孔
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直角四辺形の基板の四辺に、基板に対して
    135度の角度をなして起立する傾斜接合縁と、その先に
    基板に対して垂直に起立する直立接合縁とを設けてなる
    浅い箱状体を単位板とし、少なくとも2個の単位板を同
    一平面上に並べて直立接合縁間にT字状パッキンのTの
    足に相当する片を挟むとともに、Tの頭に相当する片を
    直線状に接続された2個の直立接合縁上に延ばしてタン
    クの平面壁とし、2個の平面壁を基板同志が直交するよ
    うに並べて、4個の傾斜接合縁の間にY字状パッキンの
    1片を挟み、他を2片を互いに直交する直立接合縁に添
    わせ、4個の単位板のかど部を一点に会合させて傾斜接
    合縁同志を固定し、Y字状パッキンの上記2片をT字状
    パッキンの頭に相当する片に重ね、外がわからアングル
    材を押しつけて直立接合縁に固定することを特徴とす
    る、漏水のない組立容易なタンク。
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