JPH018552Y2 - - Google Patents

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JPH018552Y2
JPH018552Y2 JP10042284U JP10042284U JPH018552Y2 JP H018552 Y2 JPH018552 Y2 JP H018552Y2 JP 10042284 U JP10042284 U JP 10042284U JP 10042284 U JP10042284 U JP 10042284U JP H018552 Y2 JPH018552 Y2 JP H018552Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、パネル組立式水槽に使用するパネル
接合体の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、単位パネルを用いたパネル組立式水槽を
建物内に設置する場合、建物の天井の梁や配管設
備機器などを避けるために水槽の一部を切欠いた
第15図に示すような異形の水槽1を作ることが
ある。一方、第16図に示すように従来の単位パ
ネル2は、方形の受圧面2aの周囲に該受圧面2
aと135度の角度で外方に傾斜する傾斜接合縁2
bを設け、さらに該傾斜接合縁2bの周囲に上記
受圧面2aと90度の角度をなす垂直接合縁2cを
設けて形成されている。上記構成の単位パネル2
の複数個を組合せて水槽を作る場合には、第17
図の単位体パネルの一部切欠組立斜視図に示すよ
うに、Aが水槽の外側、Bは内側となるため水槽
の角部は外側が凸形状となるように組立てざるを
えないので、この単位パネル2をそのままの形で
第15図の水槽1における斜線で示す凹部に使用
することができない。そこで、従来は単位パネル
2を加工して第18図に示す形状の切欠単位パネ
ル3を形成する。すなわち、これは垂直接合縁3
cの一辺を切欠き、さらに切欠いた垂直接合縁3
cに直交して連設する他の2辺の両垂直接合縁3
c,3cの上記切欠き垂直接合縁3cとの隣接部
を上記受圧面3aと45度の角度で切欠いて切欠部
3dを形成したものである。
次に上記切欠単位パネル3の2枚を用い、相互
の切欠部3dを突合せ適宜方法で接着して第19
図の斜視図、第20図の側面図に示すような受圧
面3a相互が直角となるL字形のパネル接合体4
を形成し、これを第15図の斜線部分に使用して
いた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のパネル接合体には次のよ
うな欠点があり好ましくなかつた。すなわち、 (1) パネル接合体4を1個作るために切欠単位パ
ネル3が2個必要でありこのための切欠加工費
が高価となる。
(2) 切欠単位パネル3の両垂直縁部における45度
の切欠角度は、パネル接合体4における受圧面
3a,3aの直角精度を左右するために正確に
加工しなくてはならず、このため切欠に高価な
特珠工具を必要とする。
(3) 2個の切欠単位パネル3の切欠部3dを突合
せ接着する場合、互に受圧面3aと45度方向に
スライドしやすいために位置決めが難しい。
本考案は上記欠点に鑑みてなされたものであ
り、作業性良好で且つ容易に製作できる単位パネ
ルをを安価に提供せんことを目的としたものであ
る。
(課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本考案の構成を、実
施例に対応する第1図〜第4図を用いて説明する
と、本考案は、方形の受圧面5aの周囲に該受圧
面5aと135度の角度で外方に傾斜する傾斜接合
縁5bを設け、さらに該傾斜接合縁5bの周囲に
上記受圧面5aと90度の角度をなす垂直接合縁5
cを設けてなる単位パネルを複数個形成し、一方
の単位パネルの垂直接合縁5cの少なくとも一辺
を切欠くとともにこの切欠いた垂直接合縁5cの
両端に直交し連設する2辺の垂直接合縁5cを垂
直接合縁5cの高さの幅で連続して切欠いて切欠
単位パネル5を形成し、四周に垂直接合縁2cを
有する他方の単位パネル2の垂直接合縁2cを上
記切欠単位パネル5の切欠部5dに受圧面2a,
5a相互が直角となるように固定した技術手段を
講じている。
(作用) そして、本考案は前記の手段により、切欠単位
パネル5の垂直接合縁5cの一辺と、該一辺の両
端に直交し連続する垂直接合縁5cの隅部を他の
垂直接合縁2cの高さの幅で方形に切欠いた切欠
部5dに、四周に傾斜接合縁2b及び垂直接合縁
2cを有する単位パネル2の垂直接合縁2cの一
辺を受圧面同志5a,2aが外向きに且つ直交す
るよう嵌合位置決めし、相互を接着剤を用いて接
着しパネル接合体6を形成する。
(考案の実施例) 以下図面により本考案を説明する。
第1図、第2図、第3図は本考案の一実施例を
示すL字形のパネル接合体6の斜視図、側面及び
断面図である。第4図は本考案の切欠単位パネル
の斜視図である。
2は、方形の受圧面2aの四周に受圧面2aと
135゜をなす傾斜接合縁2bを設けるとともに傾斜
接合縁2bの四周に受圧面2aと90゜をなす垂直
接合縁2cを設けF.R.P.等の合成樹脂により一体
形成された単位パネルである。5は、受圧面2a
の四周に傾斜接合縁2b及び垂直接合縁2cを設
けた前記単位パネル2の垂直接合縁2cの一辺を
切欠くとともに、該一辺の両端に直交し且つ連続
する垂直接合縁2cの隅部を垂直接合縁2cの高
さの幅で方形に連続して切欠いて切欠部5dを形
成させた切欠単位パネルである。
そして、パネル接合体6を形成するには、一方
の単位パネル5の切欠部5dに他方の単位パネル
2の垂直接合縁2cを受圧面5a,2aが外向き
に且つ直交するよう挿入し、単位パネル5の切欠
部5d端部と単位パネル2の垂直接合縁2c周縁
部とを接着剤を介して固定する。
次に第5図は本考案の他の実施例のL形のパネ
ル接合体9の斜視図、第6図は第5図のC−C断
面図、第7図は第5図のB−B断面図である。
上記パネル接合体9は、切欠単位パネル7と単
位パネル8とから構成されるが、この場合の切欠
単位パネル7は、第8図の斜視図、第9図の平面
図に示すように基本的形状は第4図に示す切欠単
位パネル5と同一であるが、切欠部7dを形成し
た一辺の垂直接合縁に連設する傾斜接合縁7bに
所定の間隔で横方向に多数の孔7eを設け、さら
に切欠部7dの両端に水封用コーナブロツク10
を取付けた点が異なつている。
また、単位パネル8は、受圧面8aの周囲の傾
斜接合縁8bの一辺に横方向に所定の間隔で多数
の孔8dが形成される。次いで切欠単位パネル7
の切欠部7dと、単位パネル8の孔8dを形成し
た傾斜接合縁8bに連設する垂直接合縁8cを突
合せ、孔7eを有する傾斜接合縁7bと孔8dを
有する傾斜接合縁8b上に、上記孔7e,8dに
相当する位置に孔12aを設けた連続板12を重
ねボルト11により単位パネル8と切欠単位パネ
ル7を締結する。なお、13は水封用柔軟材であ
る。
次に第10図は本考案のその他の実施例を示す
二方向L字形のパネル接合体の斜視図である。該
二方向L字形のパネル接合体15は、単位パネル
2と切欠単位パネル5からなるL字形の単位パネ
ルの一側面に、第11図に示す隣接する二辺の垂
直接合縁と、さらにこれら垂直接合縁の両端と連
設する残りの垂直接合縁の隣接部分とを切欠いて
切欠部14dを設けた二辺切欠単位パネル14を
突合せ全体を接着あるいはFRPあるいは合成樹
脂のオーバレイによりえられる。
上記の二方向L字形のパネル接合体15を第1
4図に示す斜線部分に取り付けることによつて直
方体の隅角部を切欠いた二方向異形の水槽16を
製作することができる。
(考案の効果) 本考案は上記構成よりなるので以下のような効
果を奏する。
(1) 単位パネル相互を突合せ固定してパネル接合
体を作る場合、単位パネルの切欠部に他の単位
パネルの垂直接合縁が直角に突当るため位置決
めが容易であり簡単に製作できる。
(2) パネル接合体を構成する複数の単位パネルの
内、少なくとも1個は切欠加工を全く必要とし
ないので、この分だけ切欠加工費を節減するこ
とができる。
(3) 単位パネルにおける垂直接合縁の切欠形状が
受圧面と平行あるいは直角のために、切欠作業
が容易でかつ特殊工具を必要としないために安
価に製作することができる。
(4) 異形水槽の組立据付現場において、パネル接
合体を組立てることが可能となるので、かさば
つたパネル接合体を輸送する必要がなく輸送費
が安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は第1図の側面図、第3図は第1図のA−A断面
図、第4図は本考案の切欠単位パネルの斜視図、
第5図は本考案の他の実施例を示す斜視図、第6
図は第5図のC−C断面図、第7図は第5図のB
−B断面図、第8図は本考案の他の実施例を示す
切欠単位パネルの斜視図、第9図は第8図の底面
図、第10図は本考案の他の実施例を示す斜視
図、第11図は第10図の切欠単位パネルの斜視
図、第12図は第10図のB矢視図、第13図は
第10図のC矢視図、第14図は水槽の斜視図、
第15図は水槽の斜視図、第16図は単位パネル
の斜視図、第17図は単位パネルの一部切欠組立
て斜視図、第18図は従来の実施例を示す斜視
図、第19図は従来の実施例を示す組立て斜視
図、第20図は第19図の側面図である。 符号の説明、1……水槽、2……単位パネル、
2a……受圧面、2b……傾斜接合縁、2c……
垂直接合縁、3……切欠単位パネル、3a……受
圧面、3b……傾斜接合縁、3c……垂直接合
縁、3d……切欠部、4……パネル接合体、5…
…切欠単位パネル、5a……受圧面、5b……傾
斜接合縁、5c……垂直接合線、5d……切欠
部、6……パネル接合体、7……切欠単位パネ
ル、7a……受圧面、7b……傾斜接合縁、7c
……垂直接合縁、7d……切欠部、7e……孔、
8……単位パネル、8a……受圧面、8b……傾
斜接合縁、8c……垂直接合縁、8d……孔、9
……パネル接合体、10……水封用コーナブロツ
ク、11……ボルト、12……接続板、12a…
…孔、13……水封用柔軟材、14……二辺切欠
単位パネル、14a……受圧面、14b……傾斜
接合縁、14c……垂直接合縁、14d……切欠
部、15……パネル接合体、16……水槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形の受圧面の周囲に該受圧面と135度の角度
    で外方に傾斜する傾斜接合縁を設け、さらに該傾
    斜接合縁の周囲に上記受圧面と90度の角度をなす
    垂直接合縁を設けてなる単位パネルを複数個形成
    し、一方の単位パネルの垂直接合縁の少なくとも
    一辺を切欠くとともに、この切欠いた垂直接合縁
    の両端に直交し連設する2辺の垂直接合縁を垂直
    接合縁の高さの幅で連続して切欠いて切欠単位パ
    ネルを形成し、四周に垂直接合縁を有する他方の
    単位パネルの垂直接合縁を上記切欠単位パネルの
    切欠部に受圧面相互が直角となるように固定して
    なることを特徴とするパネル接合体。
JP10042284U 1984-07-03 1984-07-03 パネル接合体 Granted JPS6117095U (ja)

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JP10042284U JPS6117095U (ja) 1984-07-03 1984-07-03 パネル接合体

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JPS6117095U JPS6117095U (ja) 1986-01-31
JPH018552Y2 true JPH018552Y2 (ja) 1989-03-07

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