JP2627257B2 - 二段式二輪車駐輪装置 - Google Patents

二段式二輪車駐輪装置

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JP2627257B2
JP2627257B2 JP6232239A JP23223994A JP2627257B2 JP 2627257 B2 JP2627257 B2 JP 2627257B2 JP 6232239 A JP6232239 A JP 6232239A JP 23223994 A JP23223994 A JP 23223994A JP 2627257 B2 JP2627257 B2 JP 2627257B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車、原動機付き自
転車等の二輪車を上下二段に駐輪する二段式二輪車駐輪
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自転車、原動機付き自転車等の二輪車を
上下二段に駐輪する二段式二輪車駐輪装置には、従来、
特公昭64−5149号公報に記載されたもの等があ
る。この従来の駐輪装置は、二輪車を載置する載置ラッ
クを上下二段に備え、上段の載置ラックの前後に前輪止
め枠と後輪止め枠とを設けると共に、上段の載置ラック
を前後方向に出し入れ及び傾動自在に構成している。そ
して、上段の載置ラックに対して二輪車を出し入れする
場合には、上段の載置ラックを後方に引き出して下側に
傾動させ、その後端を床面に接地させて傾斜状態にした
後、この上段の載置ラック上に二輪車を載置し、又は載
置ラック上から二輪車を降ろすようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の駐輪装置は、
僅かの空間に多数の二輪車を駐輪できるという利便性が
あり、広く普及する傾向にある。しかし、従来の駐輪装
置では、上段の載置ラックに二輪車を載せる場合、二輪
車の前輪に鍵を掛けると、前輪が回転しなくなるため、
載置ラック上への最初の乗り上げが困難になる欠点があ
る。
【0004】即ち、上段の載置ラックに二輪車を載せる
場合には、通常、先ず上段の載置ラックを後方に引き出
して下側に傾斜させる。そして、二輪車の前輪側を持ち
上げて後輪止め枠を越し、二輪車の前輪を載置ラックに
載せた後、後輪側を持ち上げた状態で前輪を載置ラック
に沿って押し上げる。そして、後輪が後輪止め枠を越え
れば、後輪を載置ラック上に載せる。これで二輪車の前
輪が前輪止め枠によって止まり、後輪が後輪止め枠によ
って止まるので、次に前輪又は後輪に鍵を掛けた後、後
端のハンドルを持って持ち上げながら、上段の載置ラッ
クを前方に押し込んで行く。
【0005】しかし、前輪側に鍵が付いている場合、載
置ラック上に二輪車を載せる前に鍵を掛けると、前述の
ように前輪が回転しなくなるので、前輪を載置ラックの
傾斜に沿って上方へと摺動させながら押し上げる必要が
ある。このため、載置ラック上への最初の乗り上げが困
難になる欠点がある。本発明は、かかる従来の課題に鑑
み、二輪車の前輪に鍵を掛けて前輪が廻らないような場
合でも、二輪車を上段の載置ラックに軽く容易に載せる
ことができる二段式二輪車駐輪装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、二輪車4 を載置する載置ラック3,28を上下二段に備
え、上段の載置ラック3 の前後に前輪止め枠12と後輪止
め枠14とを設けると共に、この上段の載置ラック3 を前
後方向に出し入れ及び傾動自在に設けた二段式二輪車駐
輪装置において、上段の載置ラック3 上に、二輪車4 の
前輪11を載せる前輪載せ台18をガイドレール17を介して
前後方向に移動自在に設け、このガイドレール17は上側
が開放し且つ二輪車4 の後輪13を載置可能な溝部19と、
この溝部19の上端側から左右両側に突出し且つ上段の載
置ラック3 との間にガイド部22を形成する折り曲げ縁部
20とを備え、前輪載せ台18を板材により構成し、この前
輪載せ台18の左右両側に、各折り曲げ縁部20の外側で下
方に屈曲し且つ前輪載せ台18の左右移動を規制すべく各
折り曲げ縁部20の外端側に当接可能な左右一対の折り曲
げ脚部23を設け、この各折り曲げ脚部23の内側に、上段
の載置ラック3 上を前後方向に転動すべく各ガイド部22
に外側から嵌合する前後一対のガイドローラ24を設け、
前輪載せ台18の前後両端に、上側に突出する滑り止め用
ストッパー25,26 を左右方向の略全幅に亘って折り曲げ
形成したものである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、前輪載せ台18よりも上側で前輪止め
枠12と後輪止め枠14とを前後方向に連結する左右一対の
ガイド杆12a を設けたものである。請求項3に記載の本
発明は、請求項1又は2に記載の発明において、上段の
載置ラック3 を後ろ下がりに傾動させた時に、前輪11を
載置可能な前輪載置位置Aで前輪載せ台18が停止するよ
うに、前輪載せ台18のガイドローラ24が当接するストッ
パー27を、折り曲げ縁部20を下側に折り曲げて構成しけ
たものである。
【0008】
【作用】上段の載置ラック3 に二輪車4 を載せる場合に
は、上段の載置ラック3 を後方に引き出して下側に傾斜
させる。そして、二輪車4 の前輪11側を持ち上げて後輪
止め枠14を越し、前輪11を載置ラック3 上の前輪載せ台
18に載せた後、後輪13側を持ち上げた状態で二輪車4 を
押し上げる。この時、前輪載せ台18のガイドローラ24が
載置ラック3 側のガイド部22に支持案内され、前輪載せ
台18が載置ラック3 に沿って上方に移動するので、前輪
11に鍵を掛けて前輪11が廻らない状態であっても、二輪
車4 を軽く容易に押し上げて載置ラック3 上に載せるこ
きができる。前輪載せ台18の前後に、上側に突出する滑
り止め用ストッパー25,26 が左右方向の略全幅にあるた
め、前輪載せ台18の移動時に、前輪11が前輪載せ台18か
ら脱輪することがなく、上段の載置ラック3 に対して二
輪車4 を容易に出し入れすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1乃至図3は二段式自転車駐輪装置の概
要を示し、1 は支柱で、左右方向に所定間隔をおいて床
面2 に立設されている。3 は自転車4 を載置する上段の
載置ラックで、この上段の載置ラック3 は、各支柱1 の
上端部に装着された支持フレーム5 に前後方向に出し入
れ及び傾動自在に設けられている。支持フレーム5 の後
端部には、前後両端に受けローラ6,7 を有する揺動フレ
ーム8 が、その受けローラ6 側の支軸9 により上下揺動
自在に枢支され、この揺動フレーム8 の後端部と支持フ
レーム5 の後端部との間にガススプリング10が介在され
ている。
【0010】上段の載置ラック3 は、下側が開放するC
チャンネル材等により構成されており、支持フレーム5
上で揺動フレーム8 の受けローラ6,7 により前後方向に
出し入れ自在に支持されると共に、ガススプリング10に
抗して揺動フレーム8 と共に支軸9 廻りに傾動するよう
になっている。上段の載置ラック3 の前後には、この載
置ラック3 上に載置された自転車4 の前輪11を止める前
輪止め枠12と、後輪13を止める後輪止め枠14とが設けら
れ、また前輪止め枠12と後輪止め枠14は、その下部側の
ガイド杆12a により前後に連結されている。
【0011】前輪止め枠12及び後輪止め枠14は、従来と
同様に平面視の形状がU字状に構成されており、そのU
字状部分に自転車4 の前輪11及び後輪13が嵌合して、自
転車4 の前後移動及び左右への倒れを阻止するようにな
っている。なお、前輪止め枠12及び後輪止め枠14の脚部
側は、上段の載置ラック3 の上面の左右両端に固定され
ている。上段の載置ラック3 の後端部には、操作用のハ
ンドル15と接地部16とが取り付けられている。
【0012】上段の載置ラック3 の上面には、図4乃至
図6に示すように、ガイドレール17を介して前輪載せ台
18が前後方向に移動自在に装着されている。ガイドレー
ル17は上方が開放し且つ自転車4 の後輪13を載置可能な
広幅の溝部19と、この溝部19の上端から左右外方に突出
する折り曲げ縁部20とを一体に備えた断面逆ハット状で
あって、溝部19の下面側を上段の載置ラック3 の左右方
向の中央部に当接させた状態で、前後方向に複数個のネ
ジ21により上段の載置ラック3 に固定されている。そし
て、このガイドレール17の左右の折り曲げ縁部20と上段
の載置ラック3とにより、左右一対のガイド部22が前後
方向に形成されている。
【0013】前輪載せ台18は、板材の左右両側を下側に
折り曲げた折り曲げ脚部23を前後方向の略全長に備えた
断面コ字状で、各折り曲げ脚部23の内側に前後一対のガ
イドローラ24が回転自在に枢支されている。そして、こ
の各ガイドローラ24は、上段の載置ラック3 側の左右の
ガイド部22内に嵌合され、上段の載置ラック3 の上面を
前後方向に転動するようになっている。前輪載せ台18の
前後には、その前後両側を上方に折り曲げた滑り止め用
ストッパー25,26 が左右方向の略全幅に設けられ、この
滑り止め用ストッパー25,26 により、前輪載せ台18上の
前輪11が前後に滑って脱輪しないようにしている。滑り
止め用ストッパー25,26 は前側が後側に比べて若干高く
なっている。
【0014】なお、前輪載せ台18の左右移動は、ガイド
レール17の左右の折り曲げ縁部20により規制されてい
る。またガイドレール17の後端には、折り曲げ縁部20を
下側に折り曲げたストッパー27が設けられている。スト
ッパー27は、図1に仮想線で示すように、上段の載置ラ
ック3 を傾斜させた時に、前輪載置位置Aで前輪載せ台
18を係止するためのもので、ガイドローラ24が当接して
前輪載せ台18の下方への移動を規制するようになってい
る。
【0015】28は自転車4 を載置する下段の載置ラック
で、この下段の載置ラック28は、上段の載置ラック3 と
上下に相対応するように前後方向に配置され、前端部側
が各支柱1 の下端部に固定されている。下段の載置ラッ
ク28は上側が開放する断面コ字状であって、内部に多数
の受けローラ29が回転自在に設けられている。下段の載
置ラック28の前側には、この載置ラック28上の自転車4
が倒れないように、その前輪11を止める前輪止め枠31が
装着されている。
【0016】上記構成の駐輪装置において、自転車4 を
駐輪する場合には、図1に実線で示すように、上下の各
載置ラック3,28に自転車4 を夫々載置する。上段の載置
ラック3 に自転車4 を載置するに際しては、先ず上段の
載置ラック3 の後端のハンドル15を把持して、上段の載
置ラック3 を後方に引き出しながら下方に傾動させる。
この引き出し時に、上段の載置ラック3 は揺動フレーム
8 の受けローラ6,7 によって案内されて行く。また下方
への傾動時に、揺動フレーム8 がガススプリング10に抗
しながら支軸9 廻りに時計方向に回動して、揺動フレー
ム8 と共に上段の載置ラック3 が傾動して行く。
【0017】上段の載置ラック3 を図1に仮想線で示す
ように傾動させると、左右のガイド部22に沿って移動自
在な前輪載せ台18は、上段の載置ラック3 の傾動に伴っ
て後下方に移動する。そして、上段の載置ラック3 の後
端の接地部16を接地させた時、前輪載せ台18がガイドレ
ール17の後端まで移動して、ガイドローラ24がガイドレ
ール17のストッパー27に当接し、前輪載置位置Aで停止
する。
【0018】次に、図1に仮想線で示すように、自転車
4 の前輪11側を持ち上げた状態で後輪止め枠14を越し、
前輪11側を傾斜状態にある上段の載置ラック3 側に入れ
た後、前輪11を前輪載置位置Aにある前輪載せ台18上に
載せる。次に、自転車4 の後輪13側を持ち上げた状態
で、自転車4 を上段の載置ラック3 に沿って上方側に押
し上げると、ガイドローラ24がガイド部22内で上段の載
置ラック3 の上面を転動して、前輪載せ台18が上段の載
置ラック3 に沿って上方に移動する。従って、前輪11に
鍵を掛けている場合であっても、自転車4 の前輪11側を
上段の載置ラック3 の傾斜に沿って軽く容易に押し上げ
ることができる。また前輪載せ台18の前側には滑り止め
用ストッパー25があるので、雨天等で前輪11が濡れてい
るような場合でも、この滑り止め用ストッパー25によっ
て前輪11の脱輪を防止することができる。
【0019】しかも、滑り止め用ストッパー25の高さを
前輪11が乗り越え得ない程度の適当な高さにしておけ
ば、前輪11に鍵を掛けていない場合でも、前輪11が滑り
止め用ストッパー25に当接した時に、この滑り止め用ス
トッパー25によって前輪11の回転が止まるので、前輪載
せ台18からの前輪11の脱輪を防止できる。このため、前
輪11に鍵を掛けていない場合でも、前輪載せ台18を上段
の載置ラック3 に沿って上方に移動させ、自転車4 の前
輪11側を上段の載置ラック3 の傾斜に沿って軽く容易に
押し上げることができる。そして、自転車4 の前輪11が
前輪止め枠12に入る位置まで前輪載せ台18が移動する
と、後輪13が後輪止め枠14の後端部を越えるので、自転
車4 の後輪13側を降ろしてガイドレール17の溝部19上に
載せる。この時、後輪13は後輪止め枠14内に入るため、
自転車4 は前輪止め枠12と後輪止め枠14とによって支持
されて動かなくなる。
【0020】次に、ハンドル15を持って上段の載置ラッ
ク3 の後部側を持ち上げながら、上段の載置ラック3 を
支持フレーム5 に沿って前方に押し込んで行く。この
時、自転車4 の前輪11が上段の載置ラック3 で前後方向
に移動自在な前輪載せ台18上に載っているが、自転車4
の前後移動が前輪止め枠12と後輪止め枠14とによって規
制されているため、前輪載せ台18が上段の載置ラック3
上で不安定に前後に移動するようなことはない。また上
段の載置ラック3 には、ガススプリング10のスプリング
力が持ち上げ方向に作用しているので、上段の載置ラッ
ク3 を軽く容易に持ち上げることができる。なお、上段
の載置ラック3 を持ち上げた後、支持フレーム5 に沿っ
て前端まで押し込めば、上段の載置ラック3 は図外のロ
ック手段によりロックされる。
【0021】上段の載置ラック3 に駐輪中の自転車4 を
降ろす場合には、前述と逆の順序で行えば良い。この時
にも、上段の載置ラック3 を後下方に傾動させた後、前
輪載せ台18上に前輪11を載せた状態のままで、前輪載せ
台18を上段の載置ラック3 に沿って後下方に移動させれ
ば良い。すると、前輪載せ台18の後側に滑り止め用スト
ッパー26があるため、前輪11に鍵を掛けたままの場合は
勿論のこと、鍵を掛けていない場合でも、前輪11が前輪
載せ台18から脱輪することなく、自転車4 を上段の載置
ラック3 から容易に降ろすことができる。
【0022】前輪載せ台18の前後の滑り止め用ストッパ
ー25,26 は、前側の滑り止め用ストッパー25を高くして
いるので、傾斜状態の上段の載置ラック3 に沿って押し
上げる時にも、滑り止め用ストッパー25によって前輪11
の脱輪を確実に防止することができる。また後側の滑り
止め用ストッパー26を前側の滑り止め用ストッパー25よ
りも低くしているので、前輪載置位置Aで前輪載せ台18
上に前輪11を載せる場合に、この滑り止め用ストッパー
26が邪魔にならず、前輪11を前輪載せ台18上に容易に載
せることができる。しかも、後側の滑り止め用ストッパ
ー26が機能するのは、自転車4 を降ろす場合であり、こ
の時には傾斜状態の上段の載置ラック3 に沿って前輪載
せ台18を後下方に下降させるので、後側の滑り止め用ス
トッパー26の高さを多少低くしても、前輪載せ台18から
の脱輪を少なくすることができる。
【0023】構造的には、上段の載置ラック3 側に左右
一対のガイド部22を設け、このガイド部22に案内される
ガイドローラ24を前輪載せ台18の左右に設けているた
め、上段の載置ラック3 上で前輪載せ台18を移動させる
時の安定性が良く、その移動が非常に容易且つ円滑であ
る。また前輪載せ台18には、その左右両側にガイドロー
ラ24を支持する折り曲げ脚部23が前後方向の略全長にあ
り、前後両側に滑り止め用ストッパー25,26 が左右方向
の略全長にあるため、これらによって前輪載せ台18を補
強して剛性を確保することができ、前輪載せ台18の板厚
を薄くして、前輪載せ台18側の重量を軽くすることがで
きる。
【0024】しかも、断面逆ハット状のガイドレール17
を上段の載置ラック3 上に装着して、このガイドレール
17の折り曲げ縁部20と上段の載置ラック3 とによってガ
イド部22を構成しているため、構造が非常に簡単であ
る。更に、各ガイドローラ24が上段の載置ラック3 上を
転動するようになっているので、ガイドレール17に大き
な荷重がかからず、ガイドレール17の板厚を薄くするこ
とができる。
【0025】図7は本発明の第2実施例を例示し、自転
車4 の車輪径が異なる場合を考慮して、最大径の前輪11
a を持つ自転車4 を載せる場合を基準とし、前輪11a を
後輪止め枠14の後端上部の後輪受け部14a に載せた状態
から、そのままで前輪11a を載置ラック3 側に入れた時
に、その前輪11a が前輪載せ台18上に載るように、最大
径の前輪11a に合わせて前輪載置位置Aを設定したもの
である。この場合には、前輪径の大きい自転車4 でも、
前輪載せ台18上に前輪11a を容易に載せることができる
と共に、仮想線で示すように前輪径の小さい自転車4 で
も、前輪載せ台18上に前輪11b を載せる際の移動量を少
なくすることができ、車輪径の大小に関係なく容易に載
せることが可能である。
【0026】以上、本発明の各実施例を説明したが、本
発明は各実施例に限定されるものではない。例えば、実
施例では、前輪11に鍵を掛けているか否かを問わず、上
段の載置ラック3 上への最初の乗り上げ時に、常に前輪
載せ台18上に前輪11を載せて移動させるようにしている
が、前輪載せ台18を利用するのは、前輪11に鍵を掛けて
いる場合のみとしても良い。
【0027】即ち、滑り止めストッパー25の高さを前輪
11の滑りによる脱輪を阻止する程度に低くしておけば、
前輪11に鍵を掛けていない場合には、前輪載せ台18上に
前輪11を載せた後、自転車4 を上段の載置ラック3 に沿
って押し上げた時に、前輪11が回転して滑り止め用スト
ッパー25上を乗り越えるので、前輪載せ台18を前輪載置
位置Aに停止させたままで、自転車4 を上段の載置ラッ
ク3 上にのせることが可能である。
【0028】また前輪載せ台18の前後の滑り止め用スト
ッパー25,26 は同一高さに構成しても良いし、前輪載せ
台18の端部を折り曲げて構成する他、丸棒材等を折り曲
げて前輪載せ台18に固定しても良い。前輪載せ台18は、
上段の載置ラック3 側のガイド部22に沿って摺動するよ
うに構成しても良い。更に、実施例では、自転車4 用の
駐輪装置について説明したが、この他、原動機付き自転
車等の二輪車の場合にも、同様に実施可能であることは
いうまでもない。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、二輪
車4 を載置する載置ラック3,28を上下二段に備え、上段
の載置ラック3 の前後に前輪止め枠12と後輪止め枠14と
を設けると共に、この上段の載置ラック3 を前後方向に
出し入れ及び傾動自在に設けた二段式二輪車駐輪装置に
おいて、上段の載置ラック3 上に、二輪車4 の前輪11を
載せる前輪載せ台18をガイドレール17を介して前後方向
に移動自在に設けているで、鍵を掛ける等によって前輪
11が廻らないような場合でも、二輪車4 を上段の載置ラ
ック3 に軽く容易に載せることができ、上段の載置ラッ
ク3 への最初の乗り上げが非常に容易である。またガイ
ドレール17は上側が開放し且つ二輪車4 の後輪13を載置
可能な溝部19と、この溝部19の上端側から左右両側に突
出し且つ上段の載置ラック3 との間にガイド部22を形成
する折り曲げ縁部20とを備え、前輪載せ台18を板材によ
り構成し、この前輪載せ台18の左右両側に、各折り曲げ
縁部20の外側で下方に屈曲し且つ前輪載せ台18の左右移
動を規制すべく各折り曲げ縁部20の外端側に当接可能な
左右一対の折り曲げ脚部23を設け、この各折り曲げ脚部
23の内側に、上段の載置ラック3 上を前後方向に転動す
べく各ガイド部22に外側から嵌合する前後一対のガイド
ローラ24を設けているので、上段の載置ラック3 上で前
輪載せ台18を移動させる時の安定性が良く、その移動が
非常に容易且つ円滑であると共に、上段の載置ラック3
、ガイドレール17及び前輪載せ台18を含む全体の構造
を簡単にし軽量化できる。しかも、前輪載せ台18を板材
により構成し、この前輪載せ台18の左右両側に、下方に
屈曲する左右一対の折り曲げ脚部23を設ける他、前後両
端から上側に突出する滑り止め用ストッパー25,26 を左
右方向の略全幅に亘って折り曲げ形成しているので、滑
り止め用ストッパー25,26 によって前輪11の脱輪を確実
に防止できると共に、折り曲げ脚部23及び滑り止め用ス
トッパー25,26 によって前輪載せ台18を補強でき、前輪
載せ台18を軽量化できる。
【0030】請求項2に記載の本発明にれば、請求項1
に記載の発明において、前輪載せ台18よりも上側で前輪
止め枠12と後輪止め枠14とを前後方向に連結する左右一
対のガイド杆12a を設けているので、二輪車4 を上段の
載置ラック3 に軽く容易に載せることができる。請求項
3に記載の本発明によれば、請求項1又は2に記載の発
明において、上段の載置ラック3 を後ろ下がりに傾動さ
せた時に、前輪11を載置可能な前輪載置位置A で前輪載
せ台18が停止するように、前輪載せ台18のガイドローラ
24が当接するストッパー27を、折り曲げ縁部20を下側に
折り曲げて構成しているので、二輪車4 を上段の載置ラ
ック3 に軽く容易に載せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を例示する二段式自転車駐
輪装置の概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施例を例示する上段の載置ラッ
ク側の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例を例示する上段の載置ラッ
ク側の背面図である。
【図4】本発明の第1実施例を例示する前輪載せ台部分
の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例を例示する前輪載せ台部分
の側面図である。
【図6】本発明の第1実施例を例示する前輪載せ台部分
の断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を例示する前輪載せ台部分
の側面図である。
【符号の説明】
1 支柱 3 上段の載置ラック 4 自転車 5 支持フレーム 11 前輪 12 前輪止め枠 13 後輪 14 後輪止め枠 17 ガイドレール 18 前輪載せ台 22 ガイド部 24 ガイドローラ 25,26 滑り止め用ストッパー A 前輪載置位置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二輪車(4) を載置する載置ラック(3)(2
    8) を上下二段に備え、上段の載置ラック(3) の前後に
    前輪止め枠(12)と後輪止め枠(14)とを設けると共に、こ
    の上段の載置ラック(3) を前後方向に出し入れ及び傾動
    自在に設けた二段式二輪車駐輪装置において、上段の載
    置ラック(3) 上に、二輪車(4) の前輪(11)を載せる前輪
    載せ台(18)をガイドレール(17)を介して前後方向に移動
    自在に設け、このガイドレール(17)は上側が開放し且つ
    二輪車(4) の後輪(13)を載置可能な溝部(19)と、この溝
    部(19)の上端側から左右両側に突出し且つ上段の載置ラ
    ック(3) との間にガイド部(22)を形成する折り曲げ縁部
    (20)とを備え、前輪載せ台(18)を板材により構成し、こ
    の前輪載せ台(18)の左右両側に、各折り曲げ縁部(20)の
    外側で下方に屈曲し且つ前輪載せ台(18)の左右移動を規
    制すべく各折り曲げ縁部(20)の外端側に当接可能な左右
    一対の折り曲げ脚部(23)を設け、この各折り曲げ脚部(2
    3)の内側に、上段の載置ラック(3) 上を前後方向に転動
    すべく各ガイド部(22)に外側から嵌合する前後一対のガ
    イドローラ(24)を設け、前輪載せ台(18)の前後両端に、
    上側に突出する滑り止め用ストッパー(25)(26)を左右方
    向の略全幅に亘って折り曲げ形成したことを特徴とする
    二段式二輪車駐輪装置。
  2. 【請求項2】 前輪載せ台(18)よりも上側で前輪止め枠
    (12)と後輪止め枠(14)とを前後方向に連結する左右一対
    のガイド杆(12a) を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の二段式二輪車駐輪装置。
  3. 【請求項3】 上段の載置ラック(3) を後ろ下がりに傾
    動させた時に、前輪(11)を載置可能な前輪載置位置(A)
    で前輪載せ台(18)が停止するように、前輪載せ台(18)の
    ガイドローラ(24)が当接するストッパー(27)を、折り曲
    げ縁部(20)を下側に折り曲げて構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の二段式二輪車駐輪装置。
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