JP2627170B2 - 印刷版現像装置 - Google Patents

印刷版現像装置

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JP2627170B2
JP2627170B2 JP63130775A JP13077588A JP2627170B2 JP 2627170 B2 JP2627170 B2 JP 2627170B2 JP 63130775 A JP63130775 A JP 63130775A JP 13077588 A JP13077588 A JP 13077588A JP 2627170 B2 JP2627170 B2 JP 2627170B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は現像液塗布部に少量現像液供給部材としての
スリットノズルを有する少量現像液塗布式の印刷版現像
装置に関する。
〔従来の技術〕
感光材料を用いた印刷版特にPS版の現像装置は、第5
図に示すように、フレーム1に各機能が収納され、ジャ
ッキボルト13を介して床に据付けられている。そしてPS
版等の印刷版101が挿入台102から供給され、搬送ローラ
2A、2Bに挾持されガイドローラ2Cに保持されながら搬送
されシャワーパイプ3によって、現像液が印刷版表面に
浴びせられてブラシローラ5により更に濡れ面の感光層
の膨潤溶解剥離を容易にすることにより現像を進行さ
せ、そして次の水洗工程に搬送され、シャワーパイプに
よる水流を浴びせられて水洗され、次のリンス部におい
てゴム状ガム液又はリンス液が印刷版表面に塗られ該表
面が保護されて現像処理を終わり回収されるようにして
ある。
そして、現像槽9の現像液はポンプPによって熱交換
器9Aを通して循環温調されるとともにポンプ8Aによっ
て、シャワーパイプ3より吐出されながら繰返し、循環
して使用されている。
又、同様に水洗槽10の水、リンス槽11のリンス液もそ
れぞれポンプ8B、8Cによってシャワーパイプ3A,3Cより
吐出されながら循環使用されている。しかし現像液のよ
うに温調はされない。
この間図示はしていないが新液も定期的に旧液と交換
されるようにしてある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような印刷版の現像装置では現像液が酸化し易
く、循環使用させ新液を補充して行っても現像液の劣化
が大きく安定した現像品質が得られにくく、又シャワー
浴による現像剤の飛散による装置の汚染がおこるという
欠点があった。
本発明はこのような欠点を解決するため、少量の必要
なだけの現像剤を印刷版表面に均一に一様に塗布させる
現像装置を提供することを目的にする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的は次の技術手段(1)〜(3)によって達成
される。
(1) 2枚の平板状シートの先端部をずらして重ねた
スリットノズルを有し、下側に位置する平板状シートの
先端部は、印刷版搬送路に存在するガイドローラに接触
し、該シートの後端部の取付保持面角度θは、鉛直面に
対して30〜45゜に設定され、上側に位置する平板状シー
トの後端部の取付保持面は略鉛直に設定されて、両シー
トの先端部の重なり部が形成され、該2枚のシートの間
に現像液を供給する複数の吐出口を設けた吐出管を有す
ることを特徴とする印刷版現像装置。
(2) (1)項に記載の印刷版現像装置において、下
側に位置する平板状シートの剛性は上側に位置する平板
状シートの剛性より大きくしたことを特徴とする印刷版
現像装置。
(3) (1)項又は(2)項に記載の印刷版現像装置
において、前記2枚の平板状シートの先端部重なり部の
接触長さが20〜50mmであることを特徴とする印刷版現像
装置。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図、第2図(A),(B),
(C)及び第3図を用いて説明する。
図中従来例と同じ機能をもつ部材は同じ番号をもって
表示する。
又、本発明は本実施態様だけに限定されるものではな
い。
本発明の感光材料を用いた印刷版特にPS版の現像装置
は第1図に示すようにフレーム1に各機能が収納されジ
ャッキボルト13を介して床に据付けられている。そして
調節ナット13Aによって水平調節がなされる。
そして、PS版等の印刷版101が挿入台102からプレヒー
トローラ部130を経て供給され搬送ローラ2A、2Bに挾持
されガイドローラ2Cに保持されながら搬送されてくる。
そしてスリットノズル部20で、ガイドオーラ2C上に供給
されてくる印刷版の感光層面に新鮮な現像液が必要なだ
け少量ずつ流出され一様均一に塗布される。次に浅底式
のディップ現像槽部50にて、搬送中の印刷版はローラ15
にガイドされて浸漬現像されブラシローラ5にて濡れ面
の感光層の膨潤、溶解、剥離を容易にすることにより現
像を促進させながら次工程の水洗工程に搬送されシャワ
ーパイプ3A,3Cによる水流を浴びて水洗され、次のガム
工程又はリンス塗布工程に進み、表面をガム液又はリン
ス液にて被覆され印刷版表面が、傷等の障害から保護さ
れるようにする。そして図示していないが乾燥工程を経
て現像処理が終り回収されるようになっている。
ここで浅底のディップ現像槽は液面表面積が大きく又
ローラ15でガイドされる印刷版101が液中を搬送してか
きまぜらえるので蒸発し易くなっている。そこで蒸発防
止手段として蓋40が設けられている。尚、浅底式のディ
ップ現像槽によるディップ現像は塗布現像による印刷版
周辺のエッジ効果と称される未現像部分を解消するため
に設けられたものである。該未現像部分は印刷工程にお
いてよごれを生じさせるので好ましくない。しかしこの
現像液の新鮮度はそれ程必要とされない。
次に、現像液の混合部60及びスリットノズル部への供
給ポンプ110について説明する。
現像液原液はカートリッジタンク61に入れられ、該タ
ンクは固定架台65に沿ってスライドする移動架台64にさ
かさにされて載置され該タンクの栓部62から補助タンク
68の注入部にホースで接続されている。補助タンク68の
上部は細くしてある部分67を形成し且つ大気に解放され
ている。しかし、大気との接触面積が小さいので原液が
酸化されることが少い。そして、補助タンク68の下部は
広い部分68Aを形成し、しかもカートリッジタンク61の
最下部よりも低くなるようにしてある。これによって補
助タンク68の一部を透明にしておけば、カートリッジタ
ンク内の液面を知ることが可能になり、又、カートリッ
ジタンクの底部近辺の補助タンクに液面検出部としてフ
ロートスイッチSW0を設けておけばカートリッジタンク
内の現像原液が空になるまで使われて検出され、そのと
きでも補助タンクにはまだ原液があるので、装置全体の
運転をとめることなく新しい原液のカートリッジタンク
と交換することができる。ここでカートリッジタンク61
はキュービテーナとして原液詰めで市販されているもの
をほぼそのまま使用することができるので便利である。
そして、補助タンク68の吐出口からホースでポンプ69A
の注入口に配管され、該ポンプの吐出口から混合槽81に
ホース配管がなされている。
一方希釈水の水槽71はポンプ69Bの注入口に接続され
更に該ポンプの吐出口は混合槽へ配管されている。通常
現像液原液1に対して希釈水5になるように各ポンプの
吐出量が調節してある。しかし希釈度はこれに限定され
るものでなく、多様に調節可能である。
このようにして混合槽内の両液は攪拌器82によって充
分混合され、フロートスイッチSW1が検出するまで両液
が注入されながら混合される。そしてそのまま停止待機
して現像液一時貯蔵槽内のレベル検出用フロートスイッ
チSW3が現像液の残量が少なくなったことを検知すると
バルブ開閉ソレノイドが作動して底部の電磁弁83が開い
て現像液一時貯蔵槽85の底に近い部分87から送りこまれ
る。この間、現像原液と水の混合槽81への送りこみは中
止される。そして現像液一時貯蔵槽内に混合済み現像液
が流れこみフロートスイッチSW2が液面を検出すると前
記電磁弁83が作動してバルブが閉まり再び現像原液、水
が混合槽内に注入されて行き攪拌器82が駆動される。そ
して次のロットの現像液の混合希釈が前のロットの現像
液が消費される前に完了するようにしてある。したがっ
て現像液一時貯蔵槽85からの現像液の供給が印刷版現像
の中でとぎれることはない。
現像液一時貯蔵槽85内の現像液は該槽下部の流出口か
ら配管によって供給ポンプ110の流入側に接続される。
該ポンプ110はベローズポンプ111,112,113を3連で使
い、お互いに位相が120゜ずつずれて吸込吐出を繰り返
すようにしてあり、吐出側の脈動がとれて均一な現像液
塗布が行われるようになっている。そして、該ポンプ11
0より吐出された現像液は温調器115を通ることによっ
て、一定温度にした状態でスリットノズル部20に送りこ
まれ印刷版への現像液塗布がなされる。
さて、水洗槽10の水、リンス槽11のリンス液はそれぞ
れポンプ8B、8Cによてシャワーパイプ3A,3Cより吐出さ
れながら循環使用されている。この間、図示していない
が新液と旧液の交換が定期的に行われるようにしてあ
る。
ところで本発明の現像装置ではスリットノズルを設け
て、現像液を循環使用することなく常に新液を塗布現像
に必要な量だけ供給し、ごくわずかの余剰の現像液は別
の回収バットに溜めて原則として廃液にする少量現像シ
ステムをとっている。
したがって常に新鮮な少量の現像液による純正な現像
が効率良く行われるようにしてある。その少量均一一様
塗布を安定させるようにした手段を提案したので、その
実施例について説明する。
即ち、印刷版の感光材料面に現像液が均一に塗布され
て行くためにそのスリットノズルを形成する材料として
平板状シート(本発明の1実施例では写真感光材料の支
持体ベースとして使われるポリエステルベースを用い
た)を2枚重ねてその先端部を合わせ目から定量が印刷
板上に均一塗膜を形成して、流出塗布せしめるようにし
た。
そこで第2図(A)の側面図及び第3図の正面図に示
すような複数個の吐出口22をあけた角パイプ21の両側に
該パイプの中心軸に平行な平面を有する保持板24、25を
固定して設け、該保持板の各々に、前記中心軸に平行な
平面を有する補助保持板26を設け前記保持板及び補助保
持板の内側にプラスチック等のやや硬質の緩衝板24A,25
A及び26A,26Bを固定し、該緩衝板の固定面の下部で狭く
上部で広くなるようにしてある。
そして保持バー27がポリエステルベース材28,29を介
して嵌めこまれ自重で下ることにより前記ベース28,29
は確実に一様な力ではさみこまれて固定され、該ベース
28、29の先端部で形成されるスリット部も波うつことな
く一様なスリット状になる。従ってこの状態で現像液を
角パイプに給送してやれば複数の吐出口22から必要量の
現像液がポリエステルベース28、29の間に吐出され、そ
の先端部から一様に均一に印刷板101の感光層面に塗布
がなされて行く。
これによって安定少量液現像が実現する。そしてポリ
エステルベース材は保持バー27を上部に持ち上げること
により簡単に外すことができる。これによって該ベース
の洗浄等が行われる。
前記保持バー27は前述のように丸棒でもよいが、第2
図(B)に示すように角棒の場合も提案する。即ち、前
記緩衝材24A又は25Aに平行な平面と緩衝材26A又は26Bに
平行な平面とを対向面とした角棒27Aであり、丸棒と同
様にポリエステルベース材の保護作用は良好であり該角
棒を上部に向ってずらすことにより該ベースの着脱を行
える。
又、ポリエステルベース28、29の固定手段の他の実施
例を第2図(C)に示す。角パイプ21に固定された保持
板24、25のポリエステルベース28、29の接触面にマグネ
ットの吸引力で押圧可能で且つ蝶番36で開閉自在にされ
た押圧部材35が設けられている。そして該部材35にはゴ
ム状マグネット材35Aが固定されている。
これによって前記ポリエステルベース28、29は着脱が
可能になり、しかも着装時は均整に押圧され均一なスリ
ットノズルが形成されるようになる。
さて、第3図に示すように吐出管21にパイプ33,31、
エルボ32を通じて希釈現像液が供給される。吐出管21は
第2図(A),(B),(C)に示すような角パイプ又
は図示していない通常のパイプにすることもできるが、
本実施例の説明には角パイプの場合をとり上げる。
該、吐出管21には、複数の吐出口22があけらている
が、パイプ31を経て供給される現像液はほぼ水平に設け
られた吐出管21の約半分の容積が該液で満たされるよう
に連続的に供給される。そして、吐出口22が中心よりや
や低い箇所にあけられていて吐出口23からオーバフロー
する現像液が2枚の平板状シートの間に落とされるゆ
く。又、該吐出口は、中心よりやや高い位置にあけられ
ていても本質的には差支えない。
さてこのように吐出管21をはさんで2枚の平板状シー
トがスリットノズルを形成している。そして下側の平板
状シート29はその後端部を鉛直面に対して30゜〜45゜を
なして上方のホルダで保持され先端部を下方の印刷版搬
送路にあるガイドローラ2C上に接触して載置するように
配置されている。そして該シート29の上に更に上側の平
板状シート28が重なり吐出管21から吐出される現像液の
重ねを加えても下側の平板状シート29の先端部がずり下
げられてローラ2Cから外れてしまわない程の剛性が該シ
ート29には必要である。
又、上側の平板状シート28はその後端部を上方のホル
ダでほぼ鉛直に保持され先端部を下側を平板状シート29
のなだらかな自重で形成される懸垂面カーブに倣って順
応して接触密着し合い、現像液が通過中には押し上げら
れて滑らかな液膜の流れが形成できる程度の剛性が要求
される。
そして下側の平板状シート29の後端はホルダに入れら
れ保持バー27又は27A又は押圧部材35を介して鉛直面に
対して取り付け角度θがほぼ45゜にセットされその先端
部がガイドローラ27上にあるが、一方上側の平板状シー
ト28の後端はホルダに入れられ、前者と同じく保持バー
又は押圧部材を介してほぼ鉛直にセットされその先端部
が下側の平板状シートの上に接触して殆んど密着状態に
なっている。そしてその接触長さlが20mm乃至50mmの範
囲になるように、シートの剛性が選定された場合の現像
液の一様流延塗布状態が特に良好であることが実験的に
確認されている。
本実施例ではその要求を満足させるために下側の平板
状シート29は厚さ175μmのポリエステルフィルムベー
ム(写真フィルム用)を用い上側の平板状シート28は厚
さ75μmの同じ材質のフィルムベースを使用して目的を
達成した。
そしてこのようにして構成されたスリットノズルの先
端部とローラ2Cとの間を印刷版がくぐり抜けて搬送され
るとき前記現像液の一様な液膜が印刷版上に一様に流延
され、高品質な塗布現像が進行する。
ちなみに、上側の平板状シート28の剛性をローラ2Cよ
り外れない程度に強くした下側の平板状シート29の剛性
のように徐々に強くしたものを用いて行くと、両シート
の先端部での接触領域即ち現像液が流れる場合の一様な
スリット間隙形成領域が短くなって行き遂に線又は点又
はそれに近い小さな領域となり一様な液膜の形成や印刷
版上への流延塗布状態の一様性が悪くなる。実験ではこ
のような接触領域lの範囲が20乃至50mmであれば一様流
延塗布状態が良好で安定していることを確認した。
その実施例として、下側の平板状シート29は厚さ175
μm、横850mm、縦120mm程度の写真用ポリエステルフィ
ルムベースとし上側の平板状シート28を厚さ75μm乃至
120μmのほぼ同面積同材質のものにして上記のl寸法2
0〜50mmを得ることができた。
このように、実施例として良好な接触領域を同材質で
厚みの違うシートによって行ったが、例えば銅板とポリ
エステルシートなどのように、異材質で厚みを同じにし
ても良く、異材質で厚みを違えて行っても良い。
又、上下の平板状シートの先端部の位置の差Sは零又
は上側シートの方が短くなる場合の方がよく5mm以下で
安定域であることを実験的に確認した。
しかし、以上のように条件を設定していっても、下側
の平板状シートの後端部の取付け角度θが鉛直面に対し
て45゜を越してゆくと、シート間の現像液の液溜りヘッ
ド(水柱)が小さくなり塗布現像液の流れや塗布液膜の
形成が円滑でなくなる。
又逆に前記取付け角度が鉛直面に対してだんだん小さ
くなり、30゜よりも更に小さくなると、シート間の現像
液の液溜りのヘッド(水柱)が大きくなり現像液が早く
流出しすぎたりして印刷版上への塗布量が多くなったり
少なくなったりとぎれたりすることになる。
このような現像があるため、安定した現像液の塗布膜
や塗布量が確保され一様な高品質の印刷版現像ができる
に必要な要件は、実験の結果下記の表にまとめたように
下側の平板状シートの後端部の取付角度θが30゜乃至45
゜であり上側の平板状シートの後端部の取付け面がほぼ
鉛直であことが確認できる。
但し、○印は良、×は不可である。
尚、本実施例に用いた感光材料、現像液及び露光条件
は具体的には、下記に示すものである。しかし勿論これ
だけに限定されるものではない。
ポジ型PS版 厚さ0.24mmのJIS1050アルミニウム板を2%の水酸化
ナトリウム水溶液中に浸漬し、脱脂処理を行った後に、
希塩酸溶液中にて電気化学的に粗面化し、よく洗浄した
後に希塩酸溶液中で陽極酸化処理を行って2.5g/m2の酸
化皮膜を上記アルミニウム板表面上に形成させた。
得られたアルミニウム板を水洗、乾燥後、下記組成の
感光液を乾燥重量2.5g/m2となるように塗布し、乾燥し
てポジ型PS版を得た。版の寸法は1003×800mmとした。
(感光液) レゾルシン−ベンズアルデヒド樹脂のナフトキノン−1,
2−ジアジド(2)−5−スルホン酸エステル(特開昭5
6−1044号公報の実施例1に記載されているもの) …1 部 クレゾール−フェノール−ホルムアルデヒド樹脂 …3 部 tert−ブチルフェノール−ベンズアルデヒド樹脂のナフ
トキノン−1,2−ジアド(2)−5−スルホン酸エステ
ル(特開昭60−31138号公報の実施例1に記載されてい
るもの) …0.1 部 クリスタルバイオレット(B.A.S.F.製 染料)…0,05部 エチレングリコールモノメチルエーテル …20 部 得られたポジ型PS版に透明ポジティブフィルムを密着
させて2キロワットのメタルハライドランプで70cmの距
離から60秒間露光を行った。
ネガ型PS版 また、厚さ0.24mmのJIS1050アルミニウム板を20%リ
ン酸ナトリウム水溶液に浸漬して脱脂し、希硝酸溶液中
にて電気化学的に粗面化し、よく洗浄した後に希硫酸溶
液中で陽極酸化処理を行って1.5g/m2の酸化皮膜を上記
アルミニウム板表面上に形成させた。
得られたアルミニウム板を、さらにメタケイ酸ナトリ
ウム水溶液中に浸漬して封孔処理を行い、水洗い、乾燥
した後に、下記の感光液を乾燥重量2.0g/m2となるよう
に塗布し、乾燥してネガ型PS版を得た。
(感光液) p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドと
の縮合物のヘキサフルオロ燐酸塩 …1 部 N−(4−ヒドロキシフェニルメタクリルアミド共重合
体(特公昭57−43890号公報の実施例1に記載のもの) …10 部 ビクトリア・ピュア・ブルー・BOH(保土谷化学(株)
製、染料) …0.2部 エチレングリコールモノメチルエーテル …100 部 このネガ型PS版に透明ネガティブフィルムを密着させ
て2キロワットのメタルハライドランプで70cmの距離か
ら、30秒間露光を行った。
上記の露光済みのポジ型及びネガ型PS版を第1図に示
した自動現像機を用い、下記現像液Iで現像処理した。
現像液I(ポジ型及びネガ型PS版に兼用) ・ケイ酸ナトリウム(JISケイ酸ソーダ3号) 5 重量部 ・水酸化ナトリウム 2 重量部 ・フェニルセロソルブ 1 重量部 ・ペレックスNB−L(商品名 花王(株)社製 アニオ
ン型界面活性剤) 10 重量部 ・無水亜流酸ナトリウム 1 重量部 ・エマルゲン147(商品名 花王(株)社製 非イオン
型界面活性剤) 0.1重量部 ・水 120 重量部 現像液II(ポジ型PS版専用) ・A珪酸カリ(日本化学工業(株)社製 珪酸カリウ
ム) 100重量部 ・水 1000重量部 ・安息香酸 20重量部 ・エマルゲン147(花王(株)社製 ノニオン型界面活
性剤) 1重量部 ・50%水産化カリウム 20重量部 調整液25℃においてpH13.00に調製した。
現像液III(ネガ型PS版専用) ・ジエタノールアミン 1.5重量部 ・フェニルセロソルブ 3.5重量部 ・p−tert−ブチル安息香酸 2.0重量部 ・50%水産化カリウム 1.0重量部 ・ペレックスNBL(花王(株)アニオン型界面活性剤)
1.0重量部 ・亜硫酸ナトリウム 0.3重量部 ・水 90.7重量部 尚、ポジ型、ネガ型兼用現像液については本出願人に
より特願昭63−50499に、ポジ型専用及びネガ型専用の
現像液については本出願人により特願昭63−50498に出
願済みである。
〔発明の効果〕
本発明により、PS版等印刷版の現像が少量の新鮮な現
像液で安定してでき、現像液劣化を受けることなく高品
質で効率の高い低コストの印刷版現像が実現できるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図。 第2図(A)は本発明に使われるスリットノズル部の側
面図。 第2図(B)は第2図(A)の一部変形図。 第2図(C)は第2図(B)と同様第2図(A)の一部
変形図。 第3図は第2図(A)に示した部分の正面図。 第4図は従来の現像装置の全体構成図。 20……スリットノズル部 21……現像液供給角パイプ 22……現像液吐出口 24,25……保持板 24A,25A……緩衝板 26……補助保持板 26A……緩衝板 27……保持バー、27A……角棒 28,29……ポリエステルベース材(平板状シート)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の平板状シートの先端部をずらして重
    ねたスリットノズルを有し、下側に位置する平板状シー
    トの先端部は、印刷版搬送路に存在するガイドローラに
    接触し、該シートの後端部の取付保持面角度θは、鉛直
    面に対して30〜45゜に設定され、上側に位置する平板状
    シートの後端部の取付保持面は略鉛直に設定されて、両
    シートの先端部の重なり部が形成され、該2枚のシート
    の間に現像液を供給する複数の吐出口を設けた吐出管を
    有することを特徴とする印刷版現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の印刷版現像装置におい
    て、下側に位置する平板状シートの剛性は上側に位置す
    る平板状シートの剛性より大きくしたことを特徴とする
    印刷版現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の印刷版現像
    装置において、前記2枚の平板状シートの先端部重なり
    部の接触長さが20〜50mmであることを特徴とする印刷版
    現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62238564A (ja) * 1986-04-09 1987-10-19 Konika Corp 現像均一性が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法、装置
JPS62257171A (ja) * 1986-04-30 1987-11-09 Konika Corp 現像性が改良される感光性平版印刷版の現像方法と装置
JPS6388554A (ja) * 1986-10-01 1988-04-19 Konica Corp 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH076800Y2 (ja) * 1990-06-29 1995-02-22 積水化学工業株式会社 培養用バック

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