JPS648820B2 - - Google Patents

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JPS648820B2
JPS648820B2 JP7701781A JP7701781A JPS648820B2 JP S648820 B2 JPS648820 B2 JP S648820B2 JP 7701781 A JP7701781 A JP 7701781A JP 7701781 A JP7701781 A JP 7701781A JP S648820 B2 JPS648820 B2 JP S648820B2
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JP
Japan
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processing
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plate
liquid
processing step
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JP7701781A
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JPS57190950A (en
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Minoru Kyono
Susumu Aoki
Akihiko Suzuki
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to DE8282302586T priority patent/DE3269585D1/de
Priority to EP82302586A priority patent/EP0066990B1/en
Publication of JPS57190950A publication Critical patent/JPS57190950A/ja
Publication of JPS648820B2 publication Critical patent/JPS648820B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/40Treatment after imagewise removal, e.g. baking

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、感光性平版印刷版から平版印刷版を
作成する製版方法に関するものであり、特に現像
処理工程後の処理工程の改良に関するものであ
る。
一般に感光性平版印刷版(Presensitized
Plateと呼ばれるが、略してPS版と称される)は
これを画像露光および現像処理した後、現像を停
止させると同時に印刷版に付着した現像液や溶解
した感光成分、樹脂等を取り除くための現像停止
処理ならびに非画線部の親水性を高めて印刷する
までの間、非画線部を保護するための不感脂化処
理等を順次行う方法、あるいは現像の停止と不感
脂化処理を同時に行う方法等により製版すること
ができる。上記の現像停止、不感脂化処理を順次
行なう処理方法は、主にジアゾ化合物又はo―キ
ノンジアジド化合物を感光成分とし、アルカリ性
現像剤で現像するPS版の製版に適用されていた
が、現像停止処理液として多量の水を使用し、且
つそれを排出しなければならず、コスト面、公害
対策面で不利であるため、現像停止処理と不感脂
化処理を同時に行なう方法、例えば特開昭54−
8002号公報に開示されている方法が行なわれるよ
うになつてきた。そして感光剤として光重合性あ
るいは光架橋性成分を含有するものは、現像停止
と不感脂化処理を同時に行なう処理方法によるの
が一般的である。しかしながら、これらの方法に
おいては、自動現像機等で多量にPS版を処理す
る場合、現像工程後の各処理液を循環して使用す
るのが一般的であるため、多量の現像停止処理液
(一般には水)が不必要となる利点はあるものの、
なお且つ次のような欠点を有していることが判明
した。
1 多数枚の印刷版を処理する場合、頻繁に例え
ば20〜30m2/処理毎に処理液を交換しなけれ
ばならず作業効率が悪い。
2 交換が必要な時期に近づくにつれ、いわゆる
地汚れ(非画線部にインキ着肉性を生ずる)等
の現象が見られ性能の維持管理が難かしい。
3 感脂成分(油分)等を含んだ処理剤の液を廃
棄しなければならず公害対策上望ましくない。
従つて本発明の目的は、現像工程後の後処理に
おいて、各処理液の廃液を生じさせないか、又は
これを極く少量にとどめるごとき平版印刷版の製
版方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、現像工程後の後処理にお
いて長期間安定して地汚れの発生のない処理を行
なえる平版印刷版の製版方法を提供することにあ
る。
本発明者等は、種々検討を重ねた結果、感光性
平版印刷版を画像露光および現像した後、現像を
停止する処理工程および/または不感脂化処理工
程を含む湿式処理工程により処理する製版方法に
おいて、上記現像を停止する処理工程のうち少な
くとも1つの工程および/または上記不感脂化処
理工程のうち少なくとも1つの工程に用いられる
処理液が循環して使用され、且つ処理液が循環し
て使用される工程の少なくとも1つの工程に用い
られる処理液内に該工程の直前の工程から持ち込
まれる処理液の量が該工程の処理液外に持ち出さ
れる該工程の処理液の量より少なく、その不足分
が該処理液の補充液で補充される製版方法により
前記目的が達成されることを見出した。
以下本発明の製版方法について更に詳細に説明
する。
本発明において使用されるPS版は、好ましく
は予め加工処理が施された支持体上に感光性物質
を層とし塗設した従来から知られたPS版である。
即ち本発明に使用されるPS版の上記支持体と
しては紙、プラスチツクラミネートされた紙、ア
ルミニウム、亜鉛、銅等の金属板、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレン、三酢酸セルロ
ースなどのプラスチツクフイルムおよびクロム、
ニツケル等の金属が蒸着もしくはラミネートされ
た金属板、紙、プラスチツクフイルム等が含まれ
る。これらの支持体のうちアルミニウム板は寸度
安定性に優れており、且つ安価であるため特に好
ましく使用される。
これらの支持体の表面は、親水化するため、さ
らにはその上に層として設ける感光性組成物との
有害な反応を防ぎ、かつ感光層との密着性を向上
させるための処理が施される。例えばアルミニウ
ム版の場合には、機械的、化学的砂目立を行つた
後、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム酸カリウム、
燐酸塩等の水溶液への浸漬処理あるいは陽極酸化
処理を施すことが好ましい。
また、本発明に使用されるPS版の上記感光性
物質としては例えばジアゾ化合物、、o―キノン
ジアジド化合物、光架橋性化合物および光重合性
化合物等が含まれる。
上記のジアゾ化合物には代表的なものとしてジ
アゾニウム塩及びp―ジアゾジフエニルアミンと
ホルムアルデヒドの縮合物であるジアゾ樹脂、特
公昭52−7364号公報に記載されているp―ジアゾ
ジフエニルアミンのフエノール塩又はフルオロカ
プリン酸塩等、特公昭49−48001号公報に記載さ
れている3―メトキシジフエニルアミン―4―ジ
アゾニウムクロライドと4―ニトロジフエニルア
ミンのパラホルムアルデヒド共縮合物の有機溶剤
可溶性塩からなるジアゾ樹脂化合物、p―ジアゾ
ジフエニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物
の2―メトキシ―4―ヒドロキシ―5―ベンゾイ
ルベンゼンスルホン酸塩等があげられる。これら
縮合物の中では特にp―ジアゾジフエニルアミン
とホルムアルデヒドとの縮合物のヘキサフルオロ
リン酸塩が好適である。
また、o―キノンジアジド化合物のうち特に好
ましいものはo―ナフトキノンジアジド化合物で
あり、例えば米国特許第3046110号、同第3046111
号、同第3046121号、同第3046115号、同第
3046118号、同第3046119号、同第3046120号、同
第3046122号、同第3046123号、同第3061430号、
同第3102809号、同第3106465号、同第3635707号、
同第3647443号等の明細書に記載されている。こ
れらの化合物例の内で芳香族ヒドロキシ化合物の
o―ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルま
たはo―ナフトキノンジアジドカルボン酸エステ
ル、および芳香族アミノ化合物のo―ナフトキノ
ンジアジドスルホンアミドまたはo―ナフトキノ
ンジアジドカルボン酸アミド等が好ましく、特に
特開昭56−1044号公報に記載されている1,2―
ジアゾベンゾキノンスルホン酸クロライドとポリ
ヒドロキシフエニルとのエステルまたは1,2―
ジアゾナフトキノンスルホン酸クロライドとレゾ
ルシン―ベンズアルデヒド樹脂とのエステルが好
ましい。
さらに、光架橋性ホトポリマーとしては米国特
許第3860426号明細書中に記載されているもの、
また光重合性ホトポリマーとしては米国特許第
4072528号および同第4072527号の各明細書中に記
載されているもの等が含まれる。
これ等の感光性物質を含む感光層を形成させる
ためには感光層の物性を改良する目的で種々の樹
脂を混入させ担体として用いる。
このような担体用の樹脂としては、ジアゾ化合
物を感光性物質として含有させる場合には、シエ
ラツク、ポリビニルアルコールの誘導体あるいは
特開昭50−118802号公報中に記載されている側鎖
にアルコール性水酸基を有する共重合体等が挙げ
られるが、特開昭55―155355号公報中に記載され
ているフエノール性水酸基を側鎖に持つ共重合体
が特に好ましい。
また層中に感光性物質としてo―キノンジアジ
ド化合物を含ませる場合は、担体用樹脂としてフ
エノールホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホル
ムアルデヒド樹脂、p―tert―ブチルフエノール
樹脂、フエノール変性キシレン樹脂等のアルカリ
可溶性ノボラツク樹脂が好適に使用される。
本発明に使用されるPS版の上記により形成さ
れる感光層には更に染料、可塑剤、プリントアウ
ト性能を与える成分などの添加剤を加えることが
できる。かかる組成を有する感光層は適当な溶剤
の溶液を使用して支持体上に塗布される。
支持体上に設けられる上記感光層の塗布層は好
ましくは0.1〜7g/m2であり、より好ましくは
0.5〜3g/m2である。
かくして得られたPS版は透明原図を通してカ
ーボンアーク灯、水銀灯、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の活性光線豊富な光源
により露光され、次いで湿式処理による現像処理
工程にて現像される。
上記現像処理工程に際して使用される現像液と
して、ジアゾ化合物、o―キノンジアジド化合物
を感光成分とするPS版の現像の場合には、水を
主溶媒としてアルカリ剤、有機溶媒、界面活性
剤、無機塩等を含ませたものが使用され、又、光
架橋性または光重合性感光成分を有するPS版の
現像の場合には、有機溶剤を主溶媒として界面活
性剤、アルカリ剤等を含ませたものが用いられ
る。
現像液が水を主溶媒とする場合のアルカリ剤と
しては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウ
ム、第三リン酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸アンモニウム等の無機アルカ
リ剤またはモノ、ジ―、もしくはトリエタノール
アミンあるいはプロパノールアミンのような有機
アルカリ剤等が有利に使用される。
また前記の有機溶剤としては、ベンジルアルコ
ール、n―プロピルアルコール等が有用であり、
さらに界面活性剤としては、アニオン、ノニオ
ン、両性界面活性剤が有用である。
またさらに無機塩としては亜硫酸塩が有用であ
る。
一方、前記現像液が有機溶剤を主溶媒とする場
合の有機溶剤としては、α―ブチロラクトン、フ
エニルセロソルブ等が有用である。これらの現像
液中には必要に応じて更に消泡剤、湿潤剤等を含
有させておくことも有用である。
本発明に係わる現像処理工程後の湿式処理工程
には、現像を停止する処理工程(以下、「現像停
止処理工程」という)、不感脂化処理工程のそれ
ぞれ個々の処理工程、現像停止処理工程とそれに
引続く不感脂化処理工程、および現像停止処理工
程と不感脂化処理工程とを同時に行なう処理工程
が含まれる。
このような処理工程の例としては例えば特開昭
54−8002号公報に記載がある。
そして本発明の方法において、現像処理工程の
直後の処理工程が現像停止処理工程であり、これ
に続く処理工程が不感脂化処理工程であることが
特に好ましい。
上記の現像停止処理工程としては、現像液を中
和させる成分例えば無機酸(リン酸、硫酸等)、
有機酸(クエン酸、コハク酸等)などを含む溶剤
で処理する工程、ならびに現像液中の感光成分、
樹脂等を不活性化する成分、例えば公知の界面活
性剤を含んだ溶液で処理する工程あるいは比較的
多量の溶剤(例えば水)で現像液を希釈して現像
能力を低下させる処理工程等が含まれるが、処理
液として安価な溶剤でもある水を用いて現像液を
希釈する処理工程が好ましく用いられる。
また本発明において、上記現像停止処理工程に
引続いて好ましく用いられる不感脂化処理工程と
しては、例えばアラビアゴム、デキストリン等の
如き不感脂化作用を有する水溶性高分子化合物の
溶液、ならびに必要に応じて該溶液に無機酸(例
えばリン酸、硫酸、硝酸)、有機酸(例えばクエ
ン酸、タンニン酸、リンゴ酸、乳酸、コハク酸)、
無機塩(例えばリン酸ナトリウム、硝酸ニツケ
ル)、石油系の炭化水素または可塑剤等の有機溶
剤、さらにはアルカリ可溶性樹脂(例えばフエノ
ールアルデヒド樹脂)、湿潤剤(例えばグリセリ
ン、エチレングリコール)、この他各種の界面活
性剤、油脂類等の親油性物質等を添加、併用した
溶液にて処理する工程が含まれる。
以上のような不感脂化処理工程に用いられる処
理液としては、画像部の感脂性を高める意味で、
例えばロジン、変性ロジン、ノボラツク樹脂、炭
素原子数5〜25の有機カルボン酸等の如き親油性
物質を含有した液が好ましく使用される。
従つて、現像停止処理と不感脂化処理を同時に
行なう処理工程の場合に用いられる処理液として
は、水を主溶媒とし、これに上記の不感脂化作用
を有する如き成分を含有させた溶液が使用され
る。
さらに、本発明の製版方法においては、現像処
理工程の後の現像停止処理工程および不感脂化処
理工程の少なくとも1つの前後部にそれぞれ少な
くとも1つのスクイズ機構を設けることにより、
該工程の処理液内に持ち込まれる前工程の液の量
と該処理液外に持ち出される該処理液の量との比
をコントロールすることが好ましい。このスクイ
ズ機構としてはローラー対による方法、エアナイ
フによる方法等が含まれるが、装置の簡便さ等か
らローラー対による方法が好ましい。このような
スクイズ機構を設けることにより、前工程からの
処理液の持ち込み量を著るしく制限することがで
きるので、従来の如き種々多量に持ち込まれる処
理液による版の汚染、または処理液の早期性能低
下を防止することができる。
一般に各処理工程における処理槽から処理液が
排出される過程としては、前記のスクイズ機構で
除去されずに排出される過程、オーバーフロー機
構等を取付けることにより排出される過程等があ
る。
スクイズ機構においてスキージ量をコントロー
ルするための具体的な方法としては、例えばロー
ラー対を用いる方法の場合にはローラー対間に加
える圧力を変えるとか、ローラーの材質を変える
という手段がある。特に前部のスキージローラー
としてシリコンゴムローラーを用い、後部のスキ
ージローラーに一般的なゴムローラーを用いると
スキージ量のコントロールが比較的容易になる。
第1図は本発明における現像処理工程後の各処
理工程の前後部に前記スクイズ機構を配した装置
の一実施例としての構成図である。
図中、1は現像処理工程における現像処理槽、
2は後処理工程における後処理槽の1つである現
像停止処理槽、3は同じく不感脂化処理槽であ
る。4,5および6は、それぞれ上記槽1,2お
よび3の処理液を後記のスプレーパイプに送るた
めの液送管、また7,8および9は、それぞれ上
記液送管に設けられたポンプである。そして10
A,10Bおよび10Cはいずれも印刷版面に槽
1からの処理液をスプレーするための処理液スプ
レーパイプで、11は槽2からの、また12は槽
3からの処理液をそれぞれ印刷版面にスプレーす
るための処理液スプレーパイプである。13はガ
イドローラ、14および15は搬送ローラであ
り、16は受け皿、17はブラシローラである。
そして、18,19,20,21および22はい
ずれも現像処理工程後の処理工程に設けられたス
クイズ機構としてのスクイズローラであつて、例
えば現像停止処理槽2において処理液スプレーロ
ーラ11の印刷版の進行方向に対して前位置にあ
るスクイズローラ19を前部のスクイズローラと
呼び、また後位置にあるスクイズローラ20を後
部のスクイズローラと呼ぶことにした。このスク
イズローラの位置関係は不感脂化処理槽3におい
ても同様のことが言える。PSは露光済みの印刷
版である。このように構成された装置によつて印
刷版が処理される工程を概説すると、印刷版PS
は搬送ローラ14により現像処理槽1上に搬送さ
れ、さらにガイドローラ群13に案内されながら
処理液スプレーパイプ10A,10Bおよび10
Cからスプレーされる現像液により現像される。
現像された版画はブラシローラ17のブラツシン
グによつて親水化表面を完全に露出させて、後処
理工程に搬送されるが、その前にスクイズローラ
18によつて過剰の現像液はスキージされる。ス
キージされた印刷版PSはスクイズローラ18の
回転にともなつて後処理工程の現像停止処理工程
に搬入される。先づ印刷版PSはスクイズローラ
18に引続いて前部のスクイズローラ19によつ
てスキージされ、引続いて処理液スプレーパイプ
11によつて現像を停止させるための溶液がスプ
レーされる。そしてこの現像停止処理液は後部の
スクイズローラ20によつてスキージされて搬送
され、次の工程である不感脂化処理工程に搬送さ
れる。この工程においても先づ、前部のスクイズ
ローラ21によつて前の処理工程の処理液がスキ
ージされた後、処理液スプレーパイプ12によつ
て不感脂化作用のある処理液がスプレーされ、次
に後部のスクイズローラ22によつてスキージさ
れ、かつ搬送されて印刷版PSの処理は終了する。
この図の説明からも理解されるように上記のスク
イズローラは何れも印刷版の搬送機能をも果たし
得るものである。また本発明においては上記スク
イズローラによりスキージされる液量については
以下に記載する如き関係が設定されている。
前記のスクイズ機構における後部と前部のスク
イズによるスキージ残存量の比、即ち後部スクイ
ズによる残存量S2と前部スクイズによる残存量S1
との割合は、処理槽からの処理液溶媒の蒸発によ
る排出があるので、必ずしも1より大きくなる必
要はないが、連続的に印刷版を処理する場合には
その影響は小さくなるので、1より大であること
が好ましい。又、後部のスキージ残存量が大きい
と次の工程に及ぼす影響が大きいため残存量S2
S1との比は50よりも小さい方が好ましく、更に30
以下が特に好ましい。
本発明において特に有効に適用されるスキージ
のレベルはスキージ残存量が50ml/m2以下のとこ
ろにある。
本発明においては上記のスキージにより不足し
た処理液を補充するが、本発明に使用される補充
液は該処理工程に用いられる処理液と同一の組成
であるもの、あるいは処理液の性能劣化を補償す
るための異なる組成のものも使用し得る。そして
補充方法としては、予じめ1枚の版を処理する毎
に槽内に持ち込まれる量と槽外に持ち去られる量
の差の平均的な値を測定しておき、その量を1枚
の版毎に補充する方法、あるいは数十枚というよ
うにある程度まとまつた処理を行つた後、不足分
を間欠的に補充する方法等がある。
本発明において特に効果的に適用される処理工
程は、現像処理直後の処理工程が水を溶媒とする
現像停止処理工程であり、それに続く処理工程が
不感脂化処理工程の場合である。かかる処理工程
において本発明を適用した場合、現像停止処理液
と不感脂化処理液を数日間で交換していたものが
数ケ月間連続使用可能になり、現像後の処理工程
の処理廃液をほとんど排出させず、且つ長時間安
定した処理が行なえるようになつた。
次に本発明の方法を実施例により具体的に説明
する。
実施例 1 ナフトキノン1,2―ジアジド―5―スルホニ
ルクロライドとレゾルシン―ベンズアルデヒド樹
脂とのエステル化物(特開昭56−1044号公報の実
施例―1に記載のもの)3重量部、クレゾールノ
ボラツク樹脂、9重量部及びビクトリア・ピユ
ア・ブル・BOH(保土谷化学工業株式会社製染
料)0.12重量部をメチルセロソルブ100重量部に
溶解し感光液を調製した。厚さ0.3mmの砂目立て
したアルミニウム板を硫酸中で陽極酸化し、約
2.5g/m2の酸化皮膜をつくり、よく洗浄した後
乾燥し、その上に上記感光液を塗布乾燥し、約
2.8g/m2の感光槽を有する感光性平版印刷版を
得た。このようにして得られたポジ型PS版を
1003×800mmの大きさに裁断したものを多数枚用
意し、これらに透明陽画を通して80cmの距臨から
2KWのメタルハライドランプを用いて60秒間露
光した。一方、珪酸カリウム水溶液(SiO2含量
26重量%、K2O含量13重量%)、水酸化カリウム
水溶液(48重量%水溶液)および純水を用いて珪
酸分とカリウムの比率〔SiO2/〔K2O〕および
カリウム〔K2O〕含量が各々1.78と3.90重量%の
現像液、ならびに珪酸分とカリウムの比率
〔SiO2〕/〔K2O〕およびカリウム〔K2O〕含量
が各々0.88と7.79重量%の補充液を調製した。次
に第1図に示された自動現像機(小西六写真工業
株式会社自動現像機PSA―1315Rの水洗部を改造
したもので現像処理後の処理槽を二槽設け、各処
理液は循環して使用することが可能になつてい
る。)の現像槽の次の槽に水を15満たし、その
次の槽の下記組成のガム液を8満した。
(ガム液組成) アラビアガム 5g デキストリン 15g 燐酸(75%) 0.3% 水 80g ジ―2―エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリ
ウム 1.0g ノニルフエノールポリエチレンオキサイドエー
テル(エチレンオキサイドモル数6) 1.0g ステアリン酸 1.0g ソルビタンモノオレエート 1.0g ジブチルフタレート 2.0g 次に各スクイズローラーの圧力を調整し、水洗
槽に持込まれる現像液量を4ml/m2、ガム引き槽
に持込まれる水洗水量を8ml/m2、ガム引き槽か
ら持出されるガム液量を15ml/m2にした。
次に前記の現像液を現像タンクに仕込み、前記
PS版を10枚/1時間の割合で処理し、前記現像
補充液を1枚毎に21mlづつ現像槽に補充した。長
時間休止した場合には1時間につき35mlの割合で
上記補充液を処理再開時に補充した。又、水洗槽
に水を1版毎に6ml、ガム引き槽に前記ガム液を
1版毎に8ml補充した。このような処理を行ない
2500枚のPS版を処理した時点においても印刷時
の汚れの発生等は見られず、良好な印刷版が得ら
れ、各処理液の廃液は生じなかつた。一方、スク
イズローラー圧を調整し水洗槽に持込まれる現像
液量を4ml/m2、ガム引き槽に持込まれる水洗水
量を4ml/m2、ガム引き槽から持出されるガム液
量を4ml/m2にした。この自現機で現像後の処理
工程の補充は行なわず前記と同様の処理を行なつ
たところ、300枚のPS版を処理した時点で印刷時
の非画線部の地汚れが見られ液を交換する必要が
生じた。
実施例 2 厚さ0.3mmの砂目立てしたアルミニウム板を硫
酸中で陽極酸化し、約2g/m2の酸化皮膜をつく
りよく洗浄した後、珪酸ナトリウム水溶液に浸漬
し充分水洗後乾燥し、次の感光液を塗布した。
パラヒドロキシフエニルメタクリルアミド、ア
クリロニトリル、エチルアクリレート及びメタ
アクリル酸の共重合体(モル比は12:35:42:
11) 5.0g p―ジアゾジフエニルアミンとパラホルムアル
デヒドの縮合物のヘキサフルオロリン酸塩
0.5g ビクトリアピユアブル―BOH(保土ケ谷化学工
業(株)製) 0.1g メチルセロソルブ 100g 乾燥後の塗布量は1.8g/m2であつた。
このようにして得られたネガ型PS版を1003×
800mmの大きさに裁断したものを多数枚用意し、
これらに透明陰画を通して80cmの距離から2KW
のメタルハライドランプを用いて50秒間露光し
た。一方、下記組成の現像液48を実施例1と同
様の自現機の現像槽に仕込んだ。
(現像液組成) ベンジルアルコール 65重量部 炭酸ソーダ・1水塩 11重量部 亜硫酸ソーダ 9重量部 ソルフイツト(3―メチル―1,3―メトキシ
ブタノール) 250重量部 水 1600重量部 実施例1と同様のガム液を現像槽直後の槽に8
仕込んだ。次にスクイズローラ圧を調整し、ガ
ム引き槽に持込まれる現像液量を4ml/m2、ガム
引き槽から持ち出されるガム液量を15ml/m2にし
た。ガム引き槽の次の槽のスクイズローラを取り
はずし搬送のみが行なわれるようにした。前記の
PS版を10枚/1時間の割合で現像し、500枚処理
する毎に現像液を新液と取りかえた。又、ガム引
き槽に上記ガム液を1枚の版毎に12mlづつ補充を
行なつた。
このような処理を行ない2500枚の版を処理した
時点においても印刷時の汚れの発生等は見られず
良好な印刷版が得られ処理液の廃液は生じなかつ
た。一方、スクイズローラー圧を調整し、ガム引
き槽に持込まれる現像液量を4ml/m2、ガム引き
槽から持ち出されるガム液量を4ml/m2にした。
この自現機で補充を行なわず前記と同様の処理を
行なつたところ400枚処理した時点でインキ着肉
性が低下し、非画線部の地汚れが見られ、処理液
を交換する必要が生じた。
実施例 3 実施例1と同様の自現機の現像処理槽の次の槽
に下記組成の現像停止液を8仕込んだ。
(組成液) ジ(2―エチルヘキシル)スルホコハク酸ナト
リウム 2.5重量部 第2燐酸ナトリウム―クエン酸水溶液(PH5の
緩衝液) 100重量部 次にスクイズローラー圧を調整し、現像停止槽
内に持込まれる現像液量を3ml/m2、この槽から
持ち出される処理液量を20ml/m2にした。次の槽
のスクイズローラをはずし搬送のみが行なわれる
ようにした。次に実施例1で用いたと同様のPS
版現像液、現像補充液を用いた実施例1と同様の
方法で現像処理を行ない、現像停止槽に上記処理
液を1枚の版毎に18mlづつ補充を行なつた。この
ように処理された版をアラビアガムの水溶液でガ
ム引きを行なつた後、印刷工程に移した。このよ
うな処理を行ない2000枚処理した時点においても
印刷時の汚れの発生等は見られず良好な印刷版が
得られ処理液の廃液は生じなかつた。
一方、スクイズローラー圧を調整し、現像停止
槽に持込まれる現像液量を3ml/m2、現像停止槽
から持ち出される現像停止液量を3ml/m2にし
た。この自現機で補充を行なわず前記と同様の処
理を行なつたところ200枚処理した時点で非画線
部の地汚れが見られ、処理液を交換する必要が生
じ、2000枚処理した場合には約70の現像停止液
の廃液を生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる現像処理装置の構成
を示す概念図である。 1……現像処理槽、2……現像停止処理槽、3
……不感脂化処理槽、7,8および9……ポン
プ、10A,10B,10C,11および12…
…処理液スプレーパイプ、18,19,20,2
1および22……スクイズローラ、PS……平版
印刷版。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光性平版印刷版を画像露光および現像した
    後、現像を停止する処理工程および/または不感
    脂化処理工程を含む湿式処理工程により処理する
    製版方法において、上記現像を停止する処理工程
    のうち少なくとも1つの工程および/または上記
    不感脂化処理工程のうち少なくとも1つの工程に
    用いられる処理液が循環して使用され、かつ処理
    液が循環して使用される工程の少なくとも1つの
    工程に用いられる処理液内に該工程の直前の工程
    から持ち込まれる処理液の量が該工程の処理液外
    に持ち出される該工程の処理液の量より少なく、
    その不足分が該処理液の補充液で補充されること
    を特徴とする製版方法。 2 上記湿式処理工程における現像処理工程の後
    の各処理工程の前後部に少なくとも1つのスクイ
    ズ機構を設け、後部のスクイズ機構による残存量
    が前部のスクイズ機構による残存量よりも大であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    製版方法。 3 上記後部のスクイズ機構による残存量をS2
    し、また前部のスクイズ機構による残存量をS1
    したときの両者の比(容量比)S2/S1が1<S2
    S1≦50であることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の製版方法。 4 上記現像を停止する処理工程の処理液が水で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の製版方法。 5 上記不感脂化処理工程の処理液が親油性物質
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の製版方法。 6 前記現像処理工程の直後の処理工程が現像を
    停止する処理工程であり、これに引続く工程が不
    感脂化処理工程であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の製版方法。
JP7701781A 1981-05-20 1981-05-20 Plate making method for photosensitive flat printing sheet Granted JPS57190950A (en)

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DE8282302586T DE3269585D1 (en) 1981-05-20 1982-05-20 Process for production of presensitized lithographic printing plates
EP82302586A EP0066990B1 (en) 1981-05-20 1982-05-20 Process for production of presensitized lithographic printing plates

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EP0066990B1 (en) 1986-03-05
JPS57190950A (en) 1982-11-24
DE3269585D1 (en) 1986-04-10
EP0066990A2 (en) 1982-12-15

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