JP2627159B2 - 電動スクリュードライバにおけるクラッチ装置 - Google Patents

電動スクリュードライバにおけるクラッチ装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電動スクリュードライバにおいて、駆動装
置からドライバビットを備えた主軸に回転を伝達するた
めのクラッチ装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の電動スクリュードライバにあって、ド
ライバビットを備えた主軸に対し駆動装置からの回転を
伝達及びその回転伝達の遮断をなすクラッチ装置は、主
に噛合いクラッチ手段が採用され、ドライバビットを備
えた主軸を軸方向に移動可能に配置し、同主軸に可動ク
ラッチ部を設け、駆動装置から回転される主ギャに前記
可動クラッチ部が係脱する固定クラッチ部を設けて前記
主軸の軸方向への移動によって固定クラッチ部に対する
可動クラッチ部の係脱を行なうように構成されていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成のクラッチ装置にあっては、
単純な噛合いクラッチの構成であるため、電動スクリュ
ードライバの使用時、例えば、ねじの締付け終了時点に
おいて、駆動装置からの回転がクラッチ手段を介して主
軸に伝達されるが、同主軸はそのドライバビットがねじ
の締付け終了に伴なって回転が規制されるので、一時的
にクラッチ手段の部分において噛合い及び解離の連続動
作が繰返されて、これが異常な機械音として発生され、
作業者に不快感を与えたり、またクラッチ手段の早期摩
耗の原因ともなっていた。
そこで、本発明は上記の従来の欠点を解消すべく、電
動スクリュードライバにおける締付け終了時点におい
て、クラッチ手段の円滑なる解離動作をなして異常な機
械音の発生を無くし、その締付け作業性の向上を図ると
ともに、クラッチ手段の耐久性をも高めることを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、本発明はハウジング
の先端部に装設されかつ先端部が締め付けすべき部材に
当接されるストッパスリーブと、 駆動装置から回転される主ギャと、 前記ストッパスリーブ内にあってその先端から若干突
出して位置されたドライバビットを備えかつ該ドライバ
ビットとともに所定の範囲軸方向に移動可能に支承され
た主軸と、 同主軸の軸方向への移動によって動作され前記主軸に
対して前記主ギャからの回転伝達及びその回転伝達を遮
断する噛合いクラッチ機構と、 を備えた電動スクリュードライバにおいて、 前記クラッチ機構は前記主ギャ側に設けられた固定ク
ラッチ部及び前記主軸側に軸方向の移動可能に設けられ
るとともに同主軸の軸方向の移動と協働されかつスプリ
ングにより常には固定クラッチ部から離れる方向へ付勢
された可動クラッチ部から構成し、 前記主軸と可動クラッチ部との間には相対向する部位
に互いに向かい合う溝部を形成するとともに、この溝部
のうち少なくとも一方側の溝部を前記主軸の軸方向に対
して傾く傾斜溝部となし、 この溝部内には互いの溝部に嵌入しかつ主軸と可動ク
ラッチ部との相対する軸方向の移動と該可動クラッチ部
から主軸への回転伝達とを可能となす係合ボールを介装
し、 前記溝内に対する係合ボールの軸方向の移動によっ
て、ドライバービットの先端にねじをあてて締め付けす
べき部材に押し付けたとき、主軸がストッパスリーブに
対して後退するとともに、可動クラッチ部がともに後退
して該主軸に対する相対的な軸方向への移動量を形成し
た状態で固定側クラッチ部と噛合して主軸に対する回転
伝達を許容してねじを締め付けすべき部材に締付け、ね
じが締め付けすべき部材に対して所定の深さまで締付け
られてストッパスリーブ先端が締め付けすべき部材に当
接すると、固定側クラッチ部と可動側クラッチ部との噛
合が離れ、可動側のクラッチ部と主軸との間に相対的な
トルクがなくなったときスプリングの付勢力により該可
動側のクラッチ部が固定側のクラッチ部から離れて該固
定側のクラッチ部との噛合を解離されるとともに、主軸
に対して形成された前記移動量だけ移動してその噛合状
態を完全に非接触となすように制御したことを要旨とす
るものである。
(作用) 主軸の軸方向への押動及び主軸若しくは可動クラッチ
部の軸方向に対して傾く傾斜溝部を移動する係合ボール
を介し可動クラッチ部が固定クラッチ部側にスプリング
の弾力に抗して押動されて同可動クラッチ部と固定クラ
ッチ部とが噛合され、駆動装置からの回転が主軸に伝達
され、そして、本体に装設されたストッパスリーブがね
じ締めされる部材に当接されると、主軸及び可動クラッ
チ部がクラッチ手段におけるクラッチ歯高分だけ前記軸
方向の押動とは逆方向に押動され同可動クラッチ部と固
定クラッチ部の噛合が解離されて回転が遮断されると同
時に、スプリングの弾力により、可動クラッチ部がその
溝部に沿う係合手段の逃げ動作を介して完全に固定クラ
ッチ部から解離される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面にしたがって詳述す
る。まず、第1図〜第7図に示す第1の実施例について
説明すると、1は電動スクリュードライバの全体を示
し、そのハウジング1a内には駆動装置(図示しない)の
ギャ2に噛合された主ギャ3が支軸4を介して回転可能
に支承され、またハウジング1aの筒状部内には先端にド
ライバビット6を備えた主軸5が前記支軸4と同一軸心
上に軸方向の移動及び回転可能に支承されている。な
お、主軸5の後端は主ギャ3に対して所定の間隔を有し
て対向されている。前記主ギャ3と主軸5後端との間に
は一対の噛合いクラッチ手段7が介装されており、この
クラッチ手段7は前記主ギャ3側に装設された固定クラ
ッチ部8と、同固定クラッチ部8に噛合可能に対向され
かつ前記主軸5の外周に遊嵌されたリングキャップ状の
可動クラッチ部9とから構成されている。
そして、前記主軸5の後端部外周には軸方向にに対し
て所定の角度で傾く傾斜溝10〜10が等間隔で3か所形成
されており、これに対向する可動クラッチ部9の筒部内
周には端部が解放された係合溝11〜11が同じく3か所形
成されている。そして、この両溝10〜10、11〜11にわた
って係合ボール12〜12が嵌合されている。
しかして、可動クラッチ部9は主軸5の軸方向の移動
及び傾斜溝10〜10及び係合溝11〜11内の係合ボール12〜
12の軸方向の移動により固定クラッチ部8に対して噛合
及びその解離動作がなされるように構成されている。
なお、前記主ギャ3と可動クラッチ部9との間には常
には可動クラッチ部9を固定クラッチ部8に対して解離
する方向へ付勢する第1及び第2のスプリング13、13a
が弾装されている。
そして、前記ハウジング1aの筒状部の先端には前記ド
ライバビット6をその先端が突出するように被嵌する筒
状のストッパスリーブ14がねじ手段により装設されてお
り、このストッパスリーブ14はハウジング1aの筒状部に
対し締付けすべきねじ込み深さに対応してドライバビッ
ト6の先端に対する突出度合が調節可能である。
本実施例は上述のように構成されたものであり、締付
けすべきねじYのねじ込み深さに対応してストッパスリ
ーブ14の突出度合を調節したのち、ドライバビット6の
先端を締付けすべきねじYの頭に合致させるとともに、
同ねじYを締付けすべき部位Wに当接位置させる。
この状態では第5図に示すように、係合ボール12〜12
が傾斜溝10〜10及び係合溝11〜11内において同傾斜溝10
〜10の主ギャ3から離れた部位すなわち、図において下
側に位置され、固定クラッチ部8に対する可動クラッチ
部9の噛合が解離されている状態であるため、駆動装置
を回転させると、主ギャ3のみが回転されて主軸5及び
ドライバビット6への回転は伝達されない。(第7図A
参照) そこで、電動スクリュードライバの本体1を押付ける
(図では下方に)と、同ドライバビット6とともに主軸
5が主ギャ3側に向って軸方向へ移動されてその可動ク
ラッチ部9がスプリング13の弾力に抗して主ギャ3側へ
押動されて固定クラッチ部8への噛合が開始され、駆動
装置からの回転が主ギャ3を介して主軸5に伝達され、
ドライバビット6が回転を始める。(第7図B参照) さらに、前記のようにドライバビット6が回転し、こ
のドライバビット6の回転によりねじYの締付けが開始
されると、この回転の伝達動作に伴ない可動クラッチ部
9は固定クラッチ部8に対して完全に噛合されるととも
に、一方係合ボール12〜12はその傾斜溝10〜10及び係合
溝11〜11内において同傾斜溝10〜10の主ギャ3に近づく
先端部に移動位置され、この結果、主軸5が前記傾斜溝
10〜10の軸方向への偏位量aだけ押し出されて、その端
面と可動クラッチ部9との間に前記偏位量aに対応する
隙間a′が生じる。(第4図及び第7図C参照) 前記のようにして、ねじYに対する締付けが進み、か
つこの締付け動作に伴なって電動スクリュードライバの
本体1全体が前進され、そして、同本体1のストッパス
リーブ14の先端が締付けすべき部位Wに当接すると、同
本体1のねじ締めすべきねじYに対する前進が停止され
るため、一時的に主軸5及び可動クラッチ部9がその固
定クラッチ8のクラッチ歯高分bだけ前記の押動方向と
は逆方向に押動されて、その分bだけドライバビット6
によるねじYに対する締付けが行なわれ、その後、可動
クラッチ部9と固定クラッチ部8の噛合が解離される。
(第7図D,F参照) ついで、可動クラッチ部9と固定クラッチ部8の噛合
が解離された瞬時において、主軸5と可動クラッチ部9
との間の係合ボール12〜12がスプリング13の弾力により
その傾斜溝10〜10に沿い主ギャ3から離れる方向へ前記
偏位量aだけ移動(逃げる)されるため、可動クラッチ
部9は主軸5に対し前記偏位量aに対応する隙間a′だ
け移動され、その隙間a′分が固定クラッチ部との間に
形成される。ここに、可動クラッチ部9と固定クラッチ
部8の噛合が完全に解離され、主ギャ3からの主軸5に
対する回転伝達が完全に遮断される。(第7図E,F参
照) したがって、固定クラッチ部8と可動クラッチ部9と
の噛合の解離動作を機械音等を発することなく、円滑か
つ確実に行なうことができるものである。
次に、第8図〜第11図を参照して第2の実施例につい
て説明すると、本実施例は前述した第1の実施例におけ
る第2のスプリング13aを排除した構成であって、その
余の構成は第1の実施例と同様であるので、図中同符号
を付してその説明を省略する。
したがって、本実施例は前述の第1の実施例と同様の
作用効果を享受するものである。
さらに、第12図〜14図を参照して第3の実施例につい
て説明すると、本実施例は前述の第1の実施例における
可動クラッチ部等を変更した態様であって、以下その構
成について説明すると、前述した第1の実施例と同様
に、15は電動スクリュードライバの全体を示し、そのハ
ウジング15a内には駆動装置(図示しない)のギャ16に
噛合された主ギャ17が支軸18を介して回転可能に支承さ
れている。またハウジング15aの筒状部内には先端に、
例えば六角孔を有するドライバビット20を備えた主軸19
が前記支軸18と同一軸心上に軸方向の移動及び回転可能
に支承されている。なお、主軸19の後端は主ギャ17に対
して所定の間隔を有して対向されている。
前記主ギャ17と主軸19の後端との間には一対の噛合い
クラッチ手段21が介装されており、このクラッチ手段21
は前記主ギャ17側に装設された固定クラッチ部22と、同
固定クラッチ部22に噛合可能に対向されかつ前記主軸19
の後端鵜に装設された可動クラッチ部23とから構成され
ている。
そして、前記主軸19の後端部に対する可動クラッチ部
23の装設状態について説明する。
主軸19の後端部にはフランジ部24が一体状に形出され
ており、このフランジ部24の端面には円形凹所25が形成
されている。そして、凹所25の内周面には端面から底面
にわたって周方向に所定の長さの係合溝26〜26が等間隔
で3か所形成されており、この各係合溝26の底面は第14
図に示すようにほぼ中央部が最も深くなるほぼV状の斜
状面26a、すなわち軸方向への偏位量を有する斜状面26a
となしている。
前記可動クラッチ部23はボス部23aとフランジ部23bと
から一体状に形成され、そのボス部23aを前記主軸19に
おけるフランジ部24の円形凹所25内に遊嵌状に組付けら
れており、そのボス部23aの外周には前記係合溝26〜26
に相対向された部位に同係合溝26と対称の端部を解放し
かつほぼ中央部が最も深くなるほぼV状の斜状面27aと
なした底面を有する係合溝27〜27が同じく3か所形成さ
れている。
そして、この両溝26〜26、27〜27にわたって係合ボー
ル28〜28嵌合されている。
しかして、可動クラッチ部23は主軸19の軸方向の移動
及び軸方向への偏位量を有する斜状面26a、27aを有する
係合溝26〜26、27〜27内の係合ボール28〜28の軸方向の
移動により固定クラッチ部22に対して噛合及びその解離
動作がなされるように構成されている。
なお、前記主ギャ17と可動クラッチ部23との間には常
には可動クラッチ部23を固定クラッチ部22に対して解離
する方向へ付勢するスプリング29が弾装されている。
また、前記ハウジング15aの筒状部の先端には前記ド
ライバビット6をその先端が突出するように被嵌する筒
状のストッパスリーブ30がねじ手段により装設されてお
り、このストッパスリーブ30はハウジング15aの筒状部
に対し締付けすべきねじ込み深さに対応してドライバビ
ット6の先端に対する突出度合が調節可能である。
さて、第3の実施例は上述のように構成されたもので
あり、その作用については、前記第1の実施例に対し
て、主軸19及び可動クラッチ部23の関係における係合ボ
ール28〜28の移動制御を、それぞれの係合溝26〜26、27
〜27の軸方向への偏位量を有する斜状面26a、27aにて行
なうことが相違するのみで、その他はすべて前記第1の
実施例と同様である。
したがって、前記第1の実施例と同様の作用効果が期
待できるものである。
なお、前記した第1の実施例において、傾斜溝10〜10
を主軸5側に形成したが、可動クラッチ9側でもよく、
また、前述した各実施例のクラッチ装置はニューマッチ
クのスクリュードライバにも簡単に応用できるものであ
る。
(発明の効果) 以上のように、本発明は、主軸側に軸方向の移動可能
に設けられるとともに同主軸の軸方向への移動と協働さ
れかつスプリングにより常には固定クラッチ部から離れ
る方向へ付勢された可動クラッチ部の前記固定クラッチ
部に対する噛合及びその解離動作を、主軸側に対する該
可動クラッチ部の軸方向の移動、さらには軸方向に対し
て傾く傾斜溝部及びこれに嵌入する係合ボールを利用し
て行なうことにより、締付け終了時点において、この係
合ボールが溝部に対して転がり接触となって、可動クラ
ッチ部の動きを素早くしてクラッチ手段に対する制御動
作(初期位置への復帰)を素早くかつきわめて円滑にし
得、その解離動作の即応性を良化向上することができ
る。
さらに、可動クラッチ部を付勢するスプリングの付勢
力を小さく設定して、クラッチ手段を噛合動作する際に
本機を押付ける力を小さくできる。この結果、スクリュ
ードライバとしての作業性を良化向上することができ
る。
そして、両者の転がり接触によりその耐久性を大幅に
高めることができるとともに、その異常な機械音の発生
をも無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の各実施例を示すもので、第1〜第7図は本
発明の第1の実施例を示し、第1図は一部破断を含む正
面図、第2図は要部の分解斜視図、第3図は作動状態を
示す要部の拡大断面図、第4図はクラッチ手段の噛合状
態を示す正面図、第5図はクラッチ手段の解離状態を示
す正面図、第6図は第3図のA−A線断面図、第7図A
〜Fは作動状態を示す説明図、第8図〜第11図は本発明
の第2の実施例を示し、第8図は一部破断を含む正面
図、第9図は要部の分解斜視図、第10図は作動状態を示
す要部の拡大断面図、第11図は第10図のB−B線断面
図、第12図〜第14図は本発明の第3の実施例を示し、第
12図は一部破断を含む正面図、第13図は第12図のc−c
線断面図、第14図は両溝部を展開して示す説明図であ
る。 1,15……本体 3,17……主ギャ 5,19……主軸 6,20……ドライバビット 7,21……クラッチ手段 8,22……固定クラッチ部 9,23……可動クラッチ部 10……傾斜溝 12,28……係合ボール 26,27……係合溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングの先端部に装設されかつ先端部
    が締め付けすべき部材に当接されるストッパスリーブ
    と、 駆動装置から回転される主ギャと、 前記ストッパスリーブ内にあってその先端から若干突出
    して位置されたドライバビットを備えかつ該ドライバビ
    ットとともに所定の範囲軸方向に移動可能に支承された
    主軸と、 同主軸の軸方向への移動によって動作され前記主軸に対
    して前記主ギャからの回転伝達及びその回転伝達を遮断
    する噛合いクラッチ機構と、 を備えた電動スクリュードライバにおいて、 前記クラッチ機構は前記主ギャ側に設けられた固定クラ
    ッチ部及び前記主軸側に軸方向の移動可能に設けられる
    とともに同主軸の軸方向の移動と協動されかつスプリン
    グにより常には固定クラッチ部から離れる方向へ付勢さ
    れた可動クラッチ部から構成し、 前記主軸と可動クラッチ部との間には相対向する部位に
    互いに向かい合う溝部を形成するとともに、この溝部の
    うち少なくとも一方側の溝部を前記主軸の軸方向に対し
    て傾く傾斜溝部となし、 この溝部内には互いの溝部に嵌入しかつ主軸と可動クラ
    ッチ部との相対する軸方向の移動と該可動クラッチ部か
    ら主軸への回転伝達とを可能となす係合ボールを介装
    し、 前記溝内に対する係合ボールの軸方向の移動によって、
    ドライバービットの先端にねじをあてて締め付けすべき
    部材に押し付けたとき、主軸がストッパスリーブに対し
    て後退するとともに、可動クラッチ部がともに後退して
    該主軸に対する相対的な軸方向への移動量を形成した状
    態で固定側クラッチ部と噛合して主軸に対する回転伝達
    を許容してねじを締め付けすべき部材に締付け、ねじが
    締め付けすべき部材に対して所定の深さまで締付けられ
    てストッパスリーブ先端が締め付けすべき部材に当接す
    ると、固定側クラッチ部と可動側クラッチ部との噛合が
    離れ、可動側のクラッチ部と主軸との間に相対的なトル
    クがなくなったときスプリングの付勢力により該可動側
    のクラッチ部が固定側のクラッチ部から離れて該固定側
    のクラッチ部との噛合を解離されるとともに、主軸に対
    して形成された前記移動量だけ移動してその噛合状態を
    完全に非接触となすように制御したことを特徴とする 電動スクリュードライバにおけるクラッチ装置。
  2. 【請求項2】前記傾斜溝部を主軸側に形成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電動スクリュード
    ライバにおけるクラッチ装置。
  3. 【請求項3】前記傾斜溝部を主軸と可動クラッチ部とに
    それぞれ相対向して形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の電動スクリュードライバにおけるク
    ラッチ装置。
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