JP2623339B2 - 製本用糊塗布装置 - Google Patents

製本用糊塗布装置

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JP2623339B2
JP2623339B2 JP6079689A JP6079689A JP2623339B2 JP 2623339 B2 JP2623339 B2 JP 2623339B2 JP 6079689 A JP6079689 A JP 6079689A JP 6079689 A JP6079689 A JP 6079689A JP 2623339 B2 JP2623339 B2 JP 2623339B2
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久彌 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製本用糊塗布装置に関する。
[従来の技術] 従来、用紙束を移動させてその移動時に糊を該用紙束
の背面に塗布する製本用糊塗布装置が知られており、糊
塗布装置は上記糊により用紙束を冊子状に結束すること
としている。即ち、糊塗布装置は、用紙束をクランプす
るクランパと、糊槽内に浸漬される糊付ドラムと、クラ
ンパを糊付ドラムに沿って通過させるクランパ移動装置
とを有して構成され、クランプした用紙束の背面を糊付
ドラムの上面にこすりつける如くに移動させて、糊付け
するものである。
ところで、従来の上記のクランパは、手動タイプのも
のと自動タイプのものがある。
手動タイプのクランパは、用紙束をクランプする一対
のクランプ板を有し、両クランプ板の一方の可動クラン
プ板をガイドロッドに沿って手動にて移動することによ
り両クランプ板の間隔を拡縮でき、適宜の用紙束クラン
プ位置に手動設定した可動クランプ板をガイドロッドに
対してロック操作するものである。
自動タイプのクランパは、用紙束をクランプする一対
のクランプ板を有し、両クランプ板を一方の可動クラン
プ板をガイドロッドに沿ってモータ駆動にて移動するこ
とにより両クランプ板の間隔を拡縮でき、駆動中のクラ
ンプ板に一定の反力が作用した時に用紙束に所定のクラ
ンプ力を付加したものと判断し、これにより該クランプ
板を移動停止するようにモータを制御するものである。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来の手動タイプのクランパにあっ
ては、可動クランプ板を手動にて移動するものであるた
めに作業性が悪い。又、可動クランプ板を手動にて移動
しその後適宜位置にロックするものであるために用紙束
に対し安定したクランプ力を付加することに困難があ
り、クランプ後の糊付段階で糊付ローラからの反力によ
り用紙束がずれる等の不都合がある。
他方、上記従来の自動タイプのクランパにあっては、
可動クランプ板に一定の反力が作用するタイミングで該
可動クランプ板を移動停止するものであるから、用紙束
の厚みが変更しても安定したクランプ力を確保できる。
ところが、この場合には、可動クランプ板を間隔縮小側
に移動する過程で、用紙束をオペレータの手等にて揃え
続けているわけではないので、機械振動等により該用紙
束にずれを生ずることがある。この時、可動クランプ板
は途中停止することなく最終クランプ位置まで移動し続
けてクランプ完了するから、上記用紙束は上記のずれた
ままのクランプ状態でその後糊付けされることになり、
落丁の原因となる。
本発明は、用紙束を糊付前段階でクランプするに際
し、クランプの作業性が良く、安定したクランプ力を確
保でき、かつ用紙束に生ずるずれを最小限とする状態で
クランプ完了し、体裁の良い製本を能率的に行なうこと
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、用紙束をクランプするク
ランパと、糊塗布手段とを有し、上記クランパにクラン
プされた用紙束と上記糊塗布手段の相対動により上記用
紙束の背面に糊を塗布する製本用糊塗布装置において、
上記クランパは、用紙束をクランプする一対のクランプ
板と、両クランプ板の少なくとも一方を駆動して両クラ
ンプ板の間隔を拡縮するクランプ板駆動部と、操作スイ
ッチを備え、該操作スイッチに加えられるオン操作が継
続する間については上記クランプ板を継続してクランプ
方向に駆動するようにクランプ板駆動部を制御し、駆動
中のクランプ板に一定の反力が作用する時には上記操作
スイッチのオン操作に基づく上記の制御動作に優先して
上記クランプ板を駆動停止するようにクランプ板駆動部
を制御するクランプ板駆動制御部とを有して構成される
ようにしたものである。
請求項2に記載の本発明は、用紙束をクランプするク
ランパと、糊塗布手段とを有し、上記クランパにクラン
プされた用紙束と上記糊塗布手段の相対動により上記用
紙束の背面に糊を塗布する製本用糊塗布装置において、
上記クランパは、用紙束をクランプする一対のクランプ
板と、両クランプ板の少なくとも一方を駆動して両クラ
ンプ板の間隔を拡縮するクランプ板駆動部と、操作スイ
ッチを備え、該操作スイッチに加えられるオン操作後の
一定時間については上記クランプ板を継続してクランプ
方向に駆動するようにクランプ板駆動部を制御し、駆動
中のクランプ板に一定の反力が作用する時には上記操作
スイッチのオン操作に基づく上記の制御動作に優先して
上記クランプ板を駆動停止するようにクランプ板駆動部
を制御するクランプ板駆動制御部とを有して構成される
ようにしたものである。
請求項3に記載の本発明は、用紙束をクランプするク
ランパと、糊塗布手段とを有し、上記クランパにクラン
プされた用紙束と上記糊塗布手段の相対動により上記用
紙束の背面に糊を塗布する製本用糊塗布装置において、
上記クランパは、用紙束をクランプする一対のクランプ
板と、両クランプ板の少なくとも一方を駆動して両クラ
ンプ板の間隔を拡縮するクランプ板駆動部と、今回クラ
ンプ対象となる用紙束の厚みに相当する信号を入力でき
る操作部を備え、上記操作部にて入力された上記用紙束
の厚み相当信号に基づいて両クランプ板の間隔が該用紙
束の厚みに一定の余間隔を付加した中間停止間隔になる
までについては上記クランプ板を継続してクランプ方向
に駆動するようにクランプ板駆動部を制御し、上記クラ
ンプ板を上記中間停止間隔状態から更に間隔縮小側に駆
動する再駆動時には駆動中のクランプ板に一定の反力が
作用することを条件に上記クランプ板を駆動停止するよ
うにクランプ板駆動部を制御するクランプ板駆動制御部
とを有して構成されるようにしたものである。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、用紙束をクランプ
するに際し、両クランプ板の間隔が今回クランプ対象と
なる用紙束の厚みtに一定の余間隔α(例えば1〜3m
m)を付加した中間停止間隔t+αになるまで、操作ス
イッチを押し続ける。そして、この中間停止間隔状態下
で、用紙束に生じているずれを、オペレータの手作業、
或いはクランパに付帯して設けられる自動揃え装置の作
用にて修正する。その後、操作スイッチの再オン操作を
経てクランプ板に一定の反力が作用する最終クランプ状
態を得て、用紙束に対して安定したクランプ力を確保す
る。
請求項2に記載の本発明によれば、用紙束をクランプ
するに際し、両クランプ板の間隔が今回クランプ対象と
なる用紙束の厚みtに一定の余間隔α(例えば1〜3m
m)を付加した中間停止間隔t+αになるまで、操作ス
イッチを寸動操作する。そして、この中間停止間隔状態
下で、用紙束に生じているずれを、オペレータの手作
業、或いはクランパに付帯して設けられる自動揃え装置
の作用にて修正する。その後、操作スイッチの再オン操
作を経てクランプ板に一定の反力が作用する最終クラン
プ状態を得て、用紙束に対して安定したクランプ力を確
保する。
請求項3に記載の本発明によれば、用紙束をクランプ
するに際し、今回クランプ対象となる用紙束の厚みtに
相当する信号を操作部にて入力する。この場合の操作部
は、例えば、今回の厚みそのものを入力する、複数
の厚み入力ボタンスイッチの中から今回の厚みに合致す
るボタンスイッチを押下する等の操作を行なう。これに
より、両クランプ板の間隔は今回クランプ対象となる用
紙束の厚みtに一定の余間隔α(例えば1〜3mm)を付
加した中間停止間隔t+αに設定される。そして、この
中間停止間隔状態下で、用紙束に生じているずれを、オ
ペレータの手作業、或いはクランパに付帯して設けられ
る自動揃え装置の作用にて修正する。その後、操作部に
設けた操作スイッチ等を用いて行なわれるクランプ板の
再駆動操作を経てクランプ板に一定の反力が作用する最
終クランプ状態を得て、用紙束に対して安定したクラン
プ力を確保する。
従って、請求項1〜3に記載の各発明のいずれにおい
ても、最終クランプ状態下にあっては、中間状態からの
クランプ板移動距離が短いために用紙束に生ずるずれを
最小限にすることができる。これにより、用紙束は、糊
付前段階からずれのない、かつ糊付段階でもずれること
のない安定したクランプ状態で糊付けされることにな
り、用紙束背面の揃った体裁の良い製本状態を得ること
ができる。即ち、用紙束を糊付段階でクランプするに際
し、クランプの作業性が良く、安定したクランプ力を確
保でき、かつ用紙束に生ずるずれを最小限とする状態で
クランプ完了し、体裁の良い製本を能率的に行なうこと
ができる。
[実施例] 第1図は本発明におけるクランパの一例を示す斜視
図、第2はクランパを示す断面図、第3図は本発明の糊
塗布装置の一例を示す側面図、第4図は本発明のクラン
パ制御系統の一例を示すブロック図である。
製本用糊塗布装置10は、用紙束11を移動させてその移
動時に糊を該用紙束11の背面に塗布し、該用紙束11を糊
によって冊子状に結束するものである。
糊塗布装置10は、第3図に示す如く、クランパ12と、
糊タンク13と、糊付ドラム14と、ドクタローラ15と、ク
ランパ移動モータ16と、ドラム回転モータ17とを有して
構成される。
クランパ12は、用紙束11をクランプする。この時、用
紙束11は糊タンク13に対する入側に位置する受板21の上
で、その背面を揃えられるとともに、その前端面及び後
端面をそれぞれ整えられた後、クランプされる。受板21
は上下動でき、用紙束11がクランパ12にクランプされた
後、糊付完了後の用紙束11をクランパ12から移載される
までの間、下方に待機する。
糊タンク13は、例えばホットメルト型の接着剤である
糊を収容し、基台22の上部に設置される。
糊付ドラム14は、糊タンク13に回転可能に支持され、
かつ糊タンク13の内部の糊に下半部を浸漬され、クラン
パ12にクランプされた用紙束11の背面に糊を転写する如
くに付着する。
ドクタローラ15は、糊タンク13に回転可能に支持さ
れ、かつ糊タンク13の内部に位置し、糊付ドラム14によ
り用紙束11の背面に付着された糊の厚みを整える。
クランパ移動モータ16は、クランパ12を糊付ドラム14
の上方に沿って往復の両方向に通過させる。この時、ク
ランパ12は、後述するように、可動台31を構成する2本
の各ガイドロッド32の両端部に設けた車輪33をガイドレ
ール34に沿って移動可能に支持せしめられ、更に可動台
31の両端部に連結して略周回状をなすチェーン35を、該
クランプ12の移動範囲の両側に配置したスプロケット36
に巻き回され、一方のスプロケット36をクランパ移動モ
ータ16にて正逆転せしめられることにて上述の如く往復
動する(第1図、第2図参照)。尚、クランパ12の往復
動の原位置と戻り位置は、例えばそれらの両位置に対応
して設けたリミットスイッチ、或いはクランパ移動モー
タ16に設けたロータリーエンコーダ等の出力に基づいて
制御される。
ドラム回転モータ17は、巻掛部材24を介して、糊付ド
ラム14とドクタローラ15を回転させる。
以上により、糊塗布装置10は、クランパ移動モータ16
によりクランパ12を糊付ドラム14に沿って通過させる時
に、糊付ドラム14の表面上の糊をクランパ12にクランプ
されている用紙束11の背面に塗布する。
然るに、上記糊塗布装置10のクランパ12は、第1図、
第2図に示す如く、用紙束11をクランプする一対のクラ
ンプ板37A、37Bを有し、一方のクランプ板37Aを可動台3
1のガイドロッド32に固定し、他方のクランプ板37Bを可
動台31のガイドロッド32に沿ってスライド可能としてい
る。尚、クランパ12の可動台31は、2本のガイドロッド
32の各一端側を固定クランプ板37Aにより連結し、かつ
それらガイドロッド32の各他端側を連結ビーム38により
連結することにて構成されている。
又、クランパ12は、可動台31を構成する連結ビーム38
にクランプ板駆動モータ39を支持するとともに、連結ビ
ーム38に設けた軸受40にナット41を回転のみ可能に支持
し、クランプ板駆動モータ39の出力軸39Aに設けたプー
リ42とナット41の中空支軸41Aに設けたプーリ43とにベ
ルト44を巻き回してある。更に、クランパ12は、可動ク
ランプ板37Bに固定的に設けた送りねじ45を上記ナット4
1に螺合させている。これにより、クランパ12は、クラ
ンプ板駆動モータ39の正逆転によりナット41を正逆転
し、このナット41に螺合する送りねじ45をその軸方向に
移動し、この送りねじ45と一体の可動クランプ板37Bを
ガイドロッド32に沿って往復動し、結果として両クラン
プ板37A、37Bの間隔を拡縮できるようにしている。
更に、クランパ12は、第4図(A)に示す第1実施例
の如くのクランプ板駆動制御装置46を有している。制御
装置46は、例えばマイクロコンピュータからなり、上述
のクランプ板駆動モータ39を以下の如く制御する。
即ち、制御装置46は、モータドライブ回路47を介して
クランプ板駆動モータ39を制御する。
この時、制御装置46は、操作スイッチ48と、モータ39
の過負荷電流検出器49とを、付帯して備える。即ち、制
御装置46は、操作スイッチ48に加えられるオン操作が
継続する間については、上記可動クランプ板37Bを継続
してクランプ方向に駆動するようにクランプ板駆動モー
タ39を制御し、駆動中の上記可動クランプ板37Bに一
定の反力が作用したことが過負荷電流検出器49の検出結
果によって判定された時には、上記操作スイッチ48のオ
ン操作に基づく上記の制御動作に優先して上記可動ク
ランプ板37Bを駆動停止するようにクランプ板駆動モー
タ39を制御する。
次に、上記第1実施例の作用について説明する。
上記第1実施例によれば、用紙束1をクランプするに
際し、両クランプ板37A、37Bの間隔が今回クランプ対象
となる用紙束11の厚みtに一定の余間隔α(例えば1〜
3mm)を付加した中間停止間隔t+αになるまで、操作
スイッチ48を押し続ける。そして、この中間停止間隔状
態下で、用紙束11に生じているずれをオペレータの手作
業、或いはクランパ12に付帯して設けられる自動揃え装
置の作用にて修正する。その後、操作スイッチ48の再オ
ン操作を経てクランプ板37Bに一定の反力が作用する最
終クランプ状態を経て、用紙束11に対し安定したクラン
プ力を確保する。
尚、本発明の第2実施例として、上記第4図(A)に
示したクランプ板駆動制御装置46が下記、の如く制
御動作するものであっても良い。即ち、操作スイッチ
48に加えられるオン操作後の一定時間(クランプ板37B
を寸動せしめ得る比較的短い時間)については、上記ク
ランプ板37Bを継続してクランプ方向に駆動するように
クランプ板駆動モータ39を制御し、駆動中の上記クラ
ンプ板37Bに一定の反力が作用したことが過負荷電流検
出器49の検出結果によって判定された時には、上記操作
スイッチ48のオン操作に基づく上記の制御動作に優先
して上記クランプ板37Bを駆動停止するようにクランプ
板駆動モータ39を制御するものである。
上記第2実施例によれば、用紙束11をクランプするに
際し、両クランプ板37A、37Bの間隔が今回クランプ対象
となる用紙束11の厚みtに一定の余間隔α(例えば1〜
3mm)を付加した中間停止間隔t+αになるまで、操作
スイッチ48を寸動操作する。そして、この中間停止間隔
状態下で、用紙束11に生じているずれをオペレータの手
作業、或いはクランパ12に付帯して設けられる自動揃え
装置の作用にて修正する。その後、操作スイッチ48の再
オン操作を経てクランプ板37Bに一定の反力が作用する
最終クランプ状態を得て、用紙束11に対し安定したクラ
ンプ力を確保する。
又、本発明の第3実施例として、クランパ12は、第4
図(B)に示す如くのクランプ板駆動制御装置51を用い
ることもできる。制御装置51は、例えばマイクロコンピ
ュータからなり、モータドライブ回路52を介してクラン
プ板駆動モータ39を制御する。この時、モータドライブ
回路52は、厚み設定器53と操作スイッチ54とモータ39の
過負荷電流検出器55とを、付帯して備える。即ち、制御
装置51は、今回クランプ対象となる用紙束11の厚みに
相当する信号を厚み設定器53にて入力され、入力された
用紙束11の厚み相当信号に基づいて両クランプ板37A、3
7Bの間隔が該用紙束11の厚みに一定の余間隔αを付加し
た中間停止間隔になるまでについては上記クランプ板37
Bを継続してクランプ方向に駆動するようにクランプ板
駆動モータ39を制御し、操作スイッチ54により上記ク
ランプ板37Bを上記中間停止間隔状態から更に間隔縮小
側に駆動する再駆動時には、駆動中のクランプ板37Bに
一定の反力が作用したことが過負荷電流検出器55の検出
結果によって判定されたことを条件に上記クランプ板37
Bを駆動停止するようにクランプ板駆動モータ39を制御
する。
尚、本発明の第4実施例として、クランパ12は、第4
図(B)の上記厚み設定器53に代えて、第4図(C)に
示す如くの複数の厚み入力ボタンスイッチ61A、61B…61
Nを付帯して備えるものであっても良い。この場合、制
御装置51は、上記第3実施例におけるの制御動作のう
ちで今回クランプ対象となる用紙束11の厚みに相当する
信号を入力する動作をその厚みに対応する厚み入力ボタ
ンスイッチ61A、61B…61Nのオン操作にて行なうもので
あり、他の制御動作については上記第3実施例における
、と同じである。
上記第3実施例、第4実施例によれば、用紙束11をク
ランプするに際し、今回クランプ対象となる用紙束11の
厚みtに相当する信号を厚み設定器53、もしくは厚み入
力ボタンスイッチ61A、61B…61Nにて入力する。これに
より、両クランプ板37A、37Bの間隔は今回クランプ対象
となる用紙束11の厚みtに一定の余間隔α(例えば1〜
3mm)を付加した中間停止間隔t+αに設定される。そ
して、この中間停止間隔状態下で、用紙束11に生じてい
るずれを、オペレータの手作業、或いはクランパ12に付
帯して設けられる自動揃え装置の作用にて修正する。そ
の後、操作スイッチ54を用いて行なわれるクランプ板37
Bの再駆動操作を経てクランプ板37Bに一定の反力が作用
する最終クランプ状態を得て、用紙束11に対し安定した
クランプ力を確保する。
以上、いずれの実施例においても、最終クランプ状態
下にあっては、中間停止間隔状態からのクランプ板移動
距離が短いために用紙束11に生ずるいずれを最小限にす
ることができる。これにより、用紙束11は、糊付前段階
からずれのない、かつ糊付段階でもずれることのない安
定したクランプ状態で糊付けされることとになり、用紙
束背面の揃った体裁の良い製本状態を得ることができ
る。即ち、用紙束11を糊付前段階でクランプするに際
し、クランプの作業性が良く、安定したクランプ力を確
保でき、かつ用紙束11に生ずるずれを最小限とする状態
でクランプ完了し、体裁の良い製本を能率的に行なうこ
とができる。
尚、本発明の実施において、駆動中のクランプ板の最
終クランプ段階で該クランプ板に作用する一定の反力の
検知は、モータの過負荷電流検出器を用いることに限ら
ず、例えば可動クランプ板の背面にばね部材を設け、該
可動クランプ板に作用する上記反力によってばね部材が
圧縮変形した状態をリミットスイッチにより検出する等
の方法によっても良い。
又、本発明の実施において、クランパは一対のクラン
プ板の少なくとも一方を駆動するものであり、両クラン
プ板を相互に対向移動せしめるものであっても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、用紙束を糊付前段階
でクランプするに際し、クランプの作業性が良く、安定
したクランプ力を確保でき、かつ用紙束に生ずるずれを
最小限とする状態でクランプ完了し、体裁の良い製本を
能率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にいおけるクランパの一例を示す斜視
図、第2図はクランパを示す断面図、第3図は本発明の
糊塗布装置の一例を示す側面図、第4図は本発明のクラ
ンパ制御系統の一例を示すブロック図である。 10……製本用糊塗布装置、 11……用紙束、 12……クランパ、 13……糊タンク、 14……糊付ドラム、 16……クランパ移動モータ(クランパ移動装置)、 37A、37B……クランプ板、 39……クランプ板駆動モータ(クランプ板駆動部)、 46……クランプ板駆動制御装置(クランプ板駆動制御
部)、 48……操作スイッチ、 49……過負荷電流検出器、 51……クランプ板駆動制御装置(クランプ板駆動制御
部)、 53……厚み設定器、 55……過負荷電流検出器、 61A、61B…61N……厚み入力ボタンスイッチ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙束をクランプするクランパと、糊塗布
    手段とを有し、上記クランパにクランプされた用紙束と
    上記糊塗布手段の相対動により上記用紙束と背面に糊を
    塗布する製本用糊塗布装置において、上記クランパは、
    用紙束をクランプする一対のクランプ板と、両クランプ
    板の少なくとも一方を駆動して両クランプ板の間隔を拡
    縮するクランプ板駆動部と、操作スイッチを備え、該操
    作スイッチに加えられるオン操作が継続する間について
    は上記クランプ板を継続してクランプ方向に駆動するよ
    うにクランプ板駆動部を制御し、駆動中のクランプ板に
    一定の反力が作用する時には上記操作スイッチのオン操
    作に基づく上記の制御動作に優先して上記クランプ板を
    駆動停止するようにクランプ板駆動部を制御するクラン
    プ板駆動制御部とを有して構成されることを特徴とする
    製本用糊塗布装置。
  2. 【請求項2】用紙束をクランプするクランパと、糊塗布
    手段とを有し、上記クランパにクランプされた用紙束と
    上記糊塗布手段の相対動により上記用紙束の背面に糊を
    塗布する製本用糊塗布装置において、上記クランパは、
    用紙束をクランプする一対のクランプ板と、両クランプ
    板の少なくとも一方を駆動して両クランプ板の間隔を拡
    縮するクランプ板駆動部と、操作スイッチを備え、該操
    作スイッチに加えられるオン操作後の一定時間について
    は上記クランプ板を継続してクランプ方向に駆動するよ
    うにクランプ板駆動部を制御し、駆動中のクランプ板に
    一定の反力が作用する時には上記操作スイッチのオン操
    作に基づく上記の制御動作に優先して上記クランプ板を
    駆動停止するようにクランプ板駆動部を制御するクラン
    プ板駆動制御部とを有して構成されることを特徴とする
    製本用糊塗布装置。
  3. 【請求項3】用紙束をクランプするクランパと、糊塗布
    手段とを有し、上記クランパにクランプされた用紙束と
    上記糊塗布手段の相対動により上記用紙束の背面に糊を
    塗布する製本用糊塗布装置において、上記クランパは、
    用紙束をクランプする一対のクランプ板と、両クランプ
    板の少なくとも一方を駆動して両クランプ板の間隔を拡
    縮するクランプ板駆動部と、今回クランプ対象となる用
    紙束の厚みに相当する信号を入力できる操作部を備え、
    上記操作部にて入力された上記用紙束の厚み相当信号に
    基づいて両クランプ板の間隔が該用紙束の厚みに一定の
    余間隔を付加した中間停止間隔になるまでについては上
    記クランプ板を継続してクランプ方向に駆動するように
    クランプ板駆動部を制御し、上記クランプ板を上記中間
    停止間隔状態から更に間隔縮小側に駆動する再駆動時に
    は駆動中のクランプ板に一定の反力が作用することを条
    件に上記クランプ板を駆動停止するようにクランプ板駆
    動部を制御するクランプ板駆動制御部とを有して構成さ
    れることを特徴とする製本用糊塗布装置。
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