JP4090588B2 - 摩擦圧接方法及び摩擦圧接装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はワーク同士を溶着する摩擦圧接方法及びこの摩擦圧接方法に用いられる摩擦圧接装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ワーク同士を接合する手法として、摩擦圧接方法がよく知られている。それは、接合しようとするワークを接触させ、加圧しつつ接触面に相対運動を起こさせ、発生する摩擦熱で接合面付近を加熱して圧接する方法である。この摩擦圧接方法は、異種金属間の圧接ができることと、材料や電気の消費が少ないことと、生産性及び接合精度の面で優れていることなどの特徴がある。現在では多量生産用の溶接法として特に棒材や管材などの素材に広く適用されている。
【0003】
図4〜図6は、3個のワークW11,W12,W13を摩擦圧接する従来の摩擦圧接装置を示す。図4において、摩擦圧接装置の設備ベース30の上面30aを作業面とし、その上面30aには、第1及び第2リニアガイド34,40が長手方向(Y方向)に延設されている。第1主軸ユニット31が第1リニアガイド34に、第2主軸ユニット32が第2リニアガイド40にそれぞれ設置され、両主軸ユニット31,32はそれぞれリニアガイド34,40に沿って移動可能になっている。
【0004】
第1及び第2主軸ユニット31,32には、主軸31a,32aが回転可能に設けられている。主軸31a,32aは主軸箱31b,32b内に配置されたギア31c,32cを介して回転用サーボモータ31d,32dと駆動連結されている。主軸31a,32aの先端にはチャック31e,32eが取り付けられており、それぞれワークW12,W13を固定する。
【0005】
第1及び第2主軸ユニット31,32の下面には、設備ベース30内に突出するアーム35,39が設けられている。そのアーム35,39にはスライド用サーボモータ36,41により駆動される圧接送りシャフトとしてのボールネジ37,38が螺合されている。そして、ボールネジ37,38を正逆回転させると、第1及び第2主軸ユニット31,32は、ボールネジ37,38とアーム35,39との間に発生する推進力によりY方向に移動する。
【0006】
第1及び第2主軸ユニット31,32の間には、ワークW11を挟持する固定クランプ42と移動クランプ43が配置されている。固定クランプ42はその脚部42aが設備ベース30の上面30aに固定されている。固定クランプ42は、図6に示すように、前記脚部42aの上部に一対の挟持アーム部42b,42cを備えている。挟持アーム部42b,42cは、前記脚部42aに対してY方向と直交する方向(前後方向)に移動しワークW11を挟持固定する。
【0007】
移動クランプ43はその脚部43aが前記第2リニアガイド40に設置されている。移動クランプ43の脚部43aは、第2リニアガイド40に沿ってY方向に移動し所定の位置で固定されている。移動クランプ43は、図6に示すように、前記脚部43aの上部に一対の挟持アーム部43b,43cを備えている。挟持アーム部43b,43cは、前記脚部43aに対してY方向と直交する方向(前後方向)に移動しワークW11を挟持固定する。
【0008】
そして、固定クランプ42と移動クランプ43にて、挟持固定されたワークW11の中心軸線は、第1及び第2主軸ユニット31,32の主軸31a,32aに設けたチャック31e,32eに固定されたワークW12,W13の中心軸線(主軸31a,32aの中心軸線)と一致するようになっている。
【0009】
上記のように構成された摩擦圧接装置により例えば3つのワークW11,W12,W13の摩擦圧接を行うときにおいて、図4及び図6に示すように、まず、中間ワークW11を、前記両リニアガイド34,40間の所定位置に固設された固定クランプ42と前記第2リニアガイド40の上に移動可能に配設された移動クランプ43に固定し、中間ワークW11の両側のワークW12,W13をそれぞれ前記主軸31a,32aのチャック31e,32eに固定する。このとき、中間ワークW11をバランスよく支持固定するために、中間ワークW11の長さL5に応じて前記移動クランプ43を移動させることによって移動クランプ43と固定クランプ42間の相対距離を調整する。
【0010】
そして、それぞれ前記回転用サーボモータ31d,32dにより主軸31a,32aが回転駆動されることによって、ワークW12,W13は所定回転数にて回転される。前記スライド用サーボモータ36,41によりボールネジ37,38が所定回転方向にて回転駆動されると、第1及び第2主軸ユニット31,32は、それぞれアーム35,39を介してともにワークW11に向かってY方向に平行移動される。そして、回転されるワークW12,W13を、両端から回転しないワークW11に接触させると、ワークW11とワークW12の接合部及びワークW11とワークW13の接合部に摩擦熱が発生し、該摩擦熱で前記3つのワークW11,W12,W13の接合部が軟化される。所望の状態に軟化を進行させてから、ワークW12,W13の回転を停止させつつさらにアプセット圧力を加えると、3つのワークW11,W12,W13の接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着される。
【0011】
上記過程中において、ワークW11に対してワークW12,W13間の回転方向相対位置を精確に保証するために、ワークW12,W13間の位相合わせをさせる必要がある。ワークW12,W13間の位相合わせは、それぞれワークW12,W13を駆動する第1及び第2主軸ユニット31,32のサーボモータ31d,32dにより実現される。つまり、摩擦圧接作業中において、第1及び第2主軸ユニット31,32のサーボモータ31d,32dの回転方向停止位置をコントロールすることによってワークW12,W13のそれぞれのワークW11に対する回転方向停止位置即ち位相を合わせることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成された摩擦圧接装置では、3個のワークW11,W12,W13を一体に摩擦圧接させる場合において、摩擦圧接加工可能な中間ワークW11の軸線方向(Y方向)最小長さは、第1及び第2主軸ユニット31,32の間にY方向並列に設置された固定及び移動クランプ42,43の軸線方向(Y方向)幅より決められる。従って、図4に示すように、両クランプ42,43の軸線方向(Y方向)幅をそれぞれL4とし、中間ワークW11の軸線方向(Y方向)長さをL5とすれば、L5は2倍のL4より長ければ、この摩擦圧接装置にて3個のワークW11,W12,W13を一体に摩擦圧接することができる。言い換えれば、この摩擦圧接装置では、2倍のL4より長くない中間ワークW11に対して両端からワークW12,W13を摩擦圧接させることができない。つまり、短尺な中間ワークW11に対する摩擦圧接加工ができないという問題点があった。
【0013】
そこで、両クランプ42,43のうち1つのクランプ例えば固定クランプ42を省略し、移動クランプ43だけにて短尺な中間ワークW11を固定することによって、短尺な中間ワークW11に対する摩擦圧接加工を行うことが考えられる。しかしながら、同一の摩擦圧接装置にて移動クランプ43より遙かに長い長尺な中間ワークW11について摩擦圧接加工を行う場合、移動クランプ43のみにて長尺な中間ワークW11を固定するとき、中間ワークW11の一端又は両端は移動クランプ43から長く突出される。このため、第1及び第2主軸ユニット31,32により固定するワークW12,W13を同時に中間ワークW11の両端に摩擦圧接加工を行うとき、長く突出した中間ワークW11の一端又は両端にはぶれが発生する。そのぶれにより摩擦圧接加工の加工精度が低くなる。従って、1つのクランプだけを有する摩擦圧接装置による長尺な中間ワークW11に対する摩擦圧接加工は、その加工精度を確保することができない。言い換えれば、従来の摩擦圧接装置にて短尺と長尺な中間ワークW11を共に摩擦圧接加工させることができないという問題点があった。
【0014】
本発明の第1目的は、短尺と長尺な中間ワークを共に摩擦圧接加工することができる摩擦圧接装置及び摩擦圧接方法を提供することにある。
本発明の第2目的は、製造コストの低減を図ることができる摩擦圧接装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、設備ベース上に設けられたリニアガイド部材の上に左右一対の第1主軸機構及び第2主軸機構が移動可能に設置されており、前記第1主軸機構及び第2主軸機構の間の前記設備ベース上に一つのワーククランプが設置されており、スライド駆動機構によりリニアガイド部材に沿って前記第1主軸機構及び第2主軸機構をスライド駆動させて、ワーククランプにクランプした中間ワークと前記第1主軸機構及び第2主軸機構の主軸にクランプしたワークとの間で摩擦圧接させる摩擦圧接装置を用いて摩擦圧接加工を行う摩擦圧接方法であって、前記ワーククランプで前記中間ワークの一端側を固定し、該中間ワークの一端側に配置された第1主軸機構にて1回目の摩擦圧接加工を行い、その後、前記ワーククランプの固定位置を前記中間ワークの他端側に変更し、該中間ワークの他端側に配置された第2主軸機構にて2回目の摩擦圧接加工を行うことを要旨とする。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の摩擦圧接方法であって、前記第1主軸機構及び第2主軸機構のうちの一方の主軸機構にて摩擦圧接加工を行うとき、他方の主軸機構を、前記中間ワークの軸線方向移動を拘束するストッパにしたことを要旨とする。
【0018】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の摩擦圧接方法であって、前記第1主軸機構の主軸をサーボモータ以外のモータによって駆動し、前記第2主軸機構の主軸をサーボモータによって駆動することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の摩擦圧接方法に用いられる摩擦圧接装置であって、左右一対の第1主軸機構及び第2主軸機構は、設備ベース上に設けられたリニアガイド部材の上に設置されており、前記第1主軸機構及び第2主軸機構の間の前記リニアガイド部材の上には、一つのワーククランプが設置されており、前記第1主軸機構及び前記第2主軸機構及び前記ワーククランプはそれぞれ前記リニアガイド部材に沿って移動可能であることを要旨とする。
【0019】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、短尺な中間ワークから長尺な中間ワークまで広い範囲の中間ワークに対する接合を行うことができる。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加えて、特別なストッパ部材を用いる必要はないため、製造コストの低減を図ることができるとともに、特別なストッパ部材を設けたことによって摩擦圧接装置をより複雑な構造にしてしまうといったことはない。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1及び請求項2の作用に加えて、ワーククランプにて挟持された中間ワークの両端にそれぞれワークを摩擦圧接させるとき、その両端のワーク間の回転方向の位置を正確に合わせて接合することができる。
請求項4に記載の発明によれば、短尺な中間ワークから長尺な中間ワークまで広い範囲の中間ワークに対する接合を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一の実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の摩擦圧接装置10は、その設備ベース11の上面11aに互いに平行する2本の軌道からなるリニアガイド部材としてのリニアガイドレール12が設けられている。
【0024】
リニアガイドレール12の一端側(図1及び図3において左端側)の上には、第1主軸ユニット13の主軸機構としての第1主軸箱13aがリニアガイドレール12に沿って移動可能に設置されている。また、前記リニアガイドレール12の他端側(図1及び図3において右端側)の上には、第2主軸ユニット14の主軸機構としての第2主軸箱14aがリニアガイドレール12に沿って移動可能に設置されている。
【0025】
前記第1主軸ユニット13には、主軸13bが回転可能に設けられている。主軸13bは、前記第1主軸箱13a内に配置されたギア13cを介して第1主軸箱13a上に固着された回転用サーボモータ13dと駆動連結されている。主軸13bの先端にはチャック13eが取り付けられている。
【0026】
また、前記第1主軸箱13aの底面13fには、アーム13gが突出形成されている。アーム13gの先端には、貫通孔13hが設けられている。そして、第1主軸箱13aが移動可能に前記リニアガイドレール12の上に設置されたとき、前記アーム13gは、前記設備ベース11内に内在されるようになっている。
【0027】
図1に示すように、前記貫通孔13hは、スライド駆動機構としてのボールネジ16が螺合されている。そして、ボールネジ16を回転すれば、アーム13g(第1主軸箱13a)はボールネジ16(リニアガイドレール12)に沿って直線運動する。
【0028】
前記ボールネジ16の基端は、前記設備ベース11の外側面(図1及び図3において左側面)に固着されたスライド用サーボモータ17の回転軸と駆動連結されている。
【0029】
前記第2主軸ユニット14には、主軸14bが回転可能に設けられている。図1及び図2に示すように、主軸14bの基端部にはプーリP1が固着されている。また、前記第2主軸箱14aにはサーボモータ以外のモータとしてのインダクションモータ14dが固設され、そのインダクションモータ14dの出力軸にはプーリP2が固着されている。そして、プーリP1とプーリP2とはベルト14cを介して駆動連結されている。主軸14bの先端にはチャック14eが取り付けられている。
【0030】
また、前記第2主軸箱14aの底面14fには、アーム14gが突出形成されている。アーム14gの先端には、貫通孔14hが設けられている。そして、第2主軸箱14aが移動可能に前記リニアガイドレール12の上に設置されたとき、前記アーム14gは、前記設備ベース11内に内在されるようになっているとともに、前記主軸14bの中心軸線がリニアガイドレール12の上に設置された前記第1主軸ユニット13の主軸13bの中心軸線と一致するようになっている。
【0031】
図1に示すように、前記貫通孔14hは、スライド駆動機構としてのボールネジ18が螺合されている。そして、ボールネジ18を回転すれば、アーム14g(第2主軸箱14a)はボールネジ18(リニアガイドレール12)に沿って直線運動する。
【0032】
前記ボールネジ18の基端は、前記設備ベース11の外側面(図1及び図3において右側面)に固着されたスライド用サーボモータ19の回転軸と駆動連結されている。
【0033】
第1及び第2主軸ユニット13,14間にワーククランプ手段としてのワーククランプ20が配置されている。ワーククランプ20はその脚部20aが前記リニアガイドレール12の上に同レール12に沿ってY方向移動可能に設置されている。ワーククランプ20は、図2及び図3に示すように、前記脚部20aの上部に一対の挟持アーム部20b,20cを備えている。挟持アーム部20b,20cは、前記脚部20aに対してY方向と直交する方向(前後方向)に移動しワークW1を挟持固定する。
【0034】
次に、上記のように構成された摩擦圧接装置10の動作について説明する。
この摩擦圧接装置10にて3つのワーク例えばワークW1,W2,W3を一体に摩擦圧接させる場合において、ワークW2,W3を段階に追って別々中間ワークW1の両端に摩擦圧接させるような方法にて行う。
【0035】
詳述すると、図1及び図3に示すように、中間ワークW1の長さをL2とし、そのL2は前記挟持アーム部20b,20cの軸線方向(Y方向)幅L3より若干長くなっている場合において、中間ワークW1の中央部を前記ワーククランプ20に挟持固定させる。また、ワークW2を前記第1主軸ユニット13のチャック13eに挟持固定させ、ワークW3を前記第2主軸ユニット14のチャック14eに挟持固定させる。次に、ワークW2を固定した前記第1主軸ユニット13を、前記ワークW2が中間ワークW1に当接するようにスライド移動させる。つまり、第1主軸ユニット13の第1主軸箱13aを、チャック13eに挟持固定されたワークW2を介して前記ワーククランプ20より挟持固定された中間ワークW1の軸線方向(Y方向)移動を拘束するストッパにする。
【0036】
次に、前記主軸14bをモータ14dにより回転駆動させることによって、ワークW3を、所定回転数にて回転させながら、中間ワークW1に向かってY方向スライド移動させる。回転するワークW3を、回転しない中間ワークW1に接触させると、両ワークW1,W3の接合部に摩擦熱が発生し、該摩擦熱で前記両ワークW1,W3の接合部が軟化される。所望の状態に軟化を進行させてから、ワークW3の回転を停止させつつさらにアプセット圧力を加えると、両ワークW1,W3の接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着される。
【0037】
両ワークW1,W3の摩擦圧接が終了後、中間ワークW1を固定する前記ワーククランプ20の挟持アーム部20b,20cを緩めさせ、前記主軸14bに設けられた主軸14bの回転方向停止位置を検知して摩擦圧接されたワークW1,W3の回転方向停止位置の主軸オリエンテーションを行う。そして、再びワークW1を挟持アーム部20b,20cにて締め付け固定する。一方、ワークW2を固定した前記第1主軸ユニット13は、所定の位置に戻るようにスライド移動させる。
【0038】
次に、前記主軸13bを回転用サーボモータ13dにより回転駆動させることによって、ワークW2を、所定回転数にて回転させる。それとともに、第1主軸ユニット13を前記ボールネジ16がスライド用サーボモータ17により所定回転方向にて回転駆動させることによって、ワークW1に向かってY方向スライド移動させる。回転するワークW2を、回転しない中間ワークW1の端面に接触させると、両ワークW2,W1の接合部に摩擦熱が発生し、該摩擦熱で前記両ワークW2,W1の接合部が軟化される。所望の状態に軟化を進行させてから、サーボモータ13dによりワークW2の回転を、前記主軸オリエンテーションより定めたワークW3と位相合わせをした停止位置に停止させつつさらにアプセット圧力を加えると、両ワークW2,W1の接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着される。そうすると、ワークW1,W2,W3は一体に摩擦圧接される。
【0039】
従って、本実施形態の摩擦圧接装置10は、従来の摩擦圧接装置の固定クランプ42と移動クランプ43とで挟持固定できない短尺な中間ワークW1に対してワークW2及びワークW3を接合させることができる。しかも、ワークW2とワークW3との回転方向の位置を正確に合わせて接合することができる。
【0040】
次に、図1に2点鎖線で示す長尺な中間ワークW1に対してワークW2及びワークW3を接合させる場合について説明する。
今、中間ワークW1の長さをL1とし、L1は前記挟持アーム部20b,20cの軸線方向(Y方向)幅L3より遙かに長くなっている。まず、図1及び図3に示すように、中間ワークW1の一端(図において2点鎖線で示す右端)を前記ワーククランプ20に挟持固定させる。この挟持固定を行う場合、ワーククランプ20から中間ワークW1が右側に突出する量は摩擦圧接する際にぶれない長さに設定する。
【0041】
次に、摩擦圧接加工中にワーククランプ20により挟持固定された中間ワークW1の軸線方向移動を拘束するために、第1主軸ユニット13を、中間ワークW1の他端(左側)が前記チャック13eに挟持固定されたワークW2と当接するようにスライド移動させる。また、ワークW3を前記第2主軸ユニット14のチャック14eに挟持固定させる。
【0042】
次に、前記主軸14bをモータ14dにより回転駆動させることによって、ワークW3を、所定回転数にて回転させる。それとともに、第2主軸ユニット14を前記ボールネジ18がスライド用サーボモータ19により所定回転方向にて回転駆動されることによって、中間ワークW1に向かってY方向スライド移動させる。回転するワークW3を、回転しない中間ワークW1に接触させると、両ワークW1,W3の接合部に摩擦熱が発生し、該摩擦熱で前記両ワークW1,W3の接合部が軟化される。所望の状態に軟化を進行させてから、ワークW3の回転を停止させつつさらにアプセット圧力を加えると、両ワークW1,W3の接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着される。
【0043】
両ワークW1,W3の摩擦圧接が終了後、中間ワークW1を固定する前記ワーククランプ20の挟持アーム部20b,20cを緩め、ワーククランプ20を中間ワークW1の他端(図において実線で示す左端)と対応する位置までに移動させる。第1主軸ユニット13を、所定の位置に戻すようにスライド移動させる。それと同時に、前記主軸14bに設けられた主軸14bの回転方向停止位置を検知してワークW1,W3の回転方向停止位置の主軸オリエンテーションを行う。そして、再び挟持アーム部20b,20cを締めさせて中間ワークW1の他端(図において実線で示す左端)を挟持固定させる。このとき、中間ワークW1がワーククランプ20から左側に突出する量は、摩擦圧接する際にぶれない長さに設定されている。
【0044】
次に、前記主軸13bを回転用サーボモータ13dにより回転駆動させることによって、前記チャック13eに挟持固定されたワークW2を、所定回転数にて回転させる。それと同時に、第1主軸ユニット13を、前記ボールネジ16がスライド用サーボモータ17により所定回転方向にて回転駆動されることによって、ワークW1に向かってY方向スライド移動させる。回転するワークW2を、回転しない中間ワークW1の左端面に接触させると、両ワークW2,W1の接合部に摩擦熱が発生し、該摩擦熱で前記両ワークW2,W1の接合部が軟化される。所望の状態に軟化を進行させてから、サーボモータ13dによりワークW2の回転を、前記主軸オリエンテーションより定めたワークW3と位相合わせをした停止位置に停止させつつさらにアプセット圧力を加えると、両ワークW2,W1の接合部は互いにめり込むようにして一体化し、溶着される。そうすると、ワークW1,W2,W3は一体に摩擦圧接される。
【0045】
従って、本実施形態の摩擦圧接装置10は、長尺な中間ワークW1に対してワークW2及びワークW3を接合させることができる。しかも、ワークW2とワークW3との回転方向の位置を正確に合わせて接合することができる。
【0046】
次に、上記のように構成された本実施形態の摩擦圧接装置10の特徴について説明する。
(1)本実施形態では、1台の摩擦圧接装置10で、短尺な中間ワークW1から長尺な中間ワークW1と広い範囲の中間ワークW1に対してワークW2とワークW3とを回転方向の位置を正確に合わせて接合することができる。
【0047】
(2)本実施形態では、第2主軸ユニット14にインダクションモータ14dを備え、このインダクションモータ14dにて主軸14b(ワークW3)を回転させるようにした。つまり、第2主軸ユニット14は、第1主軸ユニット13に備えたサーボモータ13dより遙かに安価なインダクションモータ14dを使用した。従って、第1及び第2主軸ユニットにそれぞれ高価なサーボモータを備えた従来の摩擦圧接装置に比べて製造コストの低減を図ることができる。
【0048】
(3)本実施形態では、1つのワーククランプ20で中間ワークW1を挟持固定するようにした。従って、固定クランプと移動クランプを備えた従来の摩擦圧接装置に比べて少ない分だけ製造コストの低減を図ることができる。
【0049】
(4)本実施形態では、中間ワークW1とワークW3とを接合するとき、第1主軸ユニット13がストッパの役目を果たし、中間ワークW1とワークW2とを接合するとき、第2主軸ユニット14がストッパの役目を果たすようにした。つまり、本実施形態の摩擦圧接装置10は、特別なストッパ部材を用いていない。従って、製造コストの低減を図ることができるとともに、ストッパ部材を設けたことによって摩擦圧接装置をより複雑な構造にしてしまうといったことはない。その結果、摩擦圧接装置の製造コストを低減することができる。
【0050】
(5)本実施形態では、インダクションモータ14dを備えた第2主軸ユニット14を用いて中間ワークW1とワークW3との接合を行った後に、サーボモータ13dを備えた第1主軸ユニット13を用いて中間ワークW1とワークW2との接合を行うようにした。従って、ワークW2とワークW3との回転方向の位置を正確に合わせて接合することができる。
【0051】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態に記載したような、具体的なクランプ構造、回転構造、主軸駆動構造、スライド構造及び制御方式等々は一切限定されず、あらゆる構造の摩擦圧接装置に適用可能である。例えば、第1及び第2主軸箱13a,14aを水平移動に駆動するボールネジ16,18とスライド用サーボモータ17,19を、油圧シリンダ駆動機構にして実施してもよい。ワーククランプを固定クランプにして実施してもよい。この場合、上記実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
【0052】
○第1回目の摩擦圧接加工を行う第2主軸ユニット14の主軸14bに該主軸14bの回転方向停止位置を検知するエンコーダを設けて実施してもよい。この場合、エンコーダにより第1回目の摩擦圧接加工終了時に主軸14bの停止位置を検出し、その停止位置に基づいて第2回目の摩擦圧接加工時に第1主軸ユニット13によりワークW2,W3間の位相合わせを行う。この場合、上記実施形態とほぼ同様な効果を得ることができるとともに、第2主軸ユニット14による主軸オリエンテーションを省略することができる。
【0053】
○第2主軸ユニット14の主軸14bを回転駆動するモータを、インダクションモータ以外のモータ例えば安価な直流モータにて実施してもよい。
○第1,第2主軸箱13a,14aの主軸13b,14bを回転駆動するモータは、サーボモータ及びインダクションモータ以外のモータであってもよい。これによっても、1つのクランプ、及び一方のワークをストッパ代わりにすることによる作用効果は得られる。
【0054】
○上記実施形態では、主軸14bは、プーリP1,P2、ベルト14cを介してインダクションモータ14dと駆動連結されて実施したが、ギアにして実施してもよい。この場合、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0055】
○第2主軸ユニット14の主軸14bを回転駆動するインダクションモータ14dをサーボモータにして実施してもよい。この場合、上記実施形態の(1),(3),(4)の効果を得ることができる。
【0056】
○中間ワークW1との接合順は、ワークW3が先に限定されず、ワークW2を先にしてもよい。
○リニアガイドレール12は、上記実施形態のような一対のみで両主軸箱、クランプを移動させる構造に限定されず、別体の複数のレールを用いてもよい。
【0057】
○リニアガイド部材はレールに限定されず、例えばV字溝などの他の構造、部材なども含まれる。
次に、前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
【0058】
(1)左右一対の第1及び第2主軸機構を、設備ベース上に設けられたリニアガイド部材の上に移動可能に設置し、それぞれ移動可能に設置された第1及び第2主軸機構の間の設備ベース上に、ワーククランプ手段を設置し、スライド駆動機構によりリニアガイド部材に沿って第1及び第2主軸機構をスライド駆動させて、ワーククランプ手段にクランプしたワークと第1及び第2主軸機構の主軸にクランプしたワークとの間で摩擦接合させる摩擦圧接装置において、前記ワーククランプ手段は、1つのワーククランプであって、そのワーククランプを設備ベース上に設けられたリニアガイド部材の上に移動可能に設置し、前記第1,第2主軸機構及び前記ワーククランプのリニアガイド部材を同一のリニアガイド部材にしたことを特徴とする摩擦圧接装置。
【0059】
従って、短尺な中間ワークから長尺な中間ワークと広い範囲の中間ワークに対する接合を行うことができると共に、摩擦圧接装置の製造コストの低減を図ることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述したように、各請求項に記載の発明によれば、短尺な中間ワークから長尺な中間ワークと広い範囲の中間ワークに対する接合を行うことができる。
【0061】
とくに、請求項2に記載の発明によれば、摩擦圧接装置の製造コストの低減を図ることができる。
とくに、請求項3に記載の発明によれば、両端から中間ワークに接合するワーク間の回転方向の位置を正確に合わせて接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の摩擦圧接装置の正面図である。
【図2】同じく摩擦圧接装置の図1における右側面図である。
【図3】同じく摩擦圧接装置の平面図である。
【図4】従来技術の摩擦圧接装置の正面図である。
【図5】従来技術の摩擦圧接装置の図4における左側面図である。
【図6】従来技術の摩擦圧接装置の平面図である。
【符号の説明】
10…摩擦圧接装置、11…設備ベース、12…リニアガイド部材としてのリニアガイドレール、13,14…第1,第2主軸ユニット、13a,14a…主軸機構としての第1,第2主軸箱、13b,14b…主軸、13d…サーボモータ、14d…サーボモータ以外のモータとしてのインダクションモータ、16,18…スライド駆動機構としてのボールネジ、17,19…スライド用サーボモータ。20…ワーククランプ手段としてのワーククランプ、W1〜W3…ワーク。
Claims (4)
- 設備ベース上に設けられたリニアガイド部材の上に左右一対の第1主軸機構及び第2主軸機構が移動可能に設置されており、前記第1主軸機構及び第2主軸機構の間の前記設備ベース上に一つのワーククランプが設置されており、
スライド駆動機構によりリニアガイド部材に沿って前記第1主軸機構及び第2主軸機構をスライド駆動させて、ワーククランプにクランプした中間ワークと前記第1主軸機構及び第2主軸機構の主軸にクランプしたワークとの間で摩擦圧接させる摩擦圧接装置を用いて摩擦圧接加工を行う摩擦圧接方法であって、
前記ワーククランプで前記中間ワークの一端側を固定し、該中間ワークの一端側に配置された第1主軸機構にて1回目の摩擦圧接加工を行い、
その後、前記ワーククランプの固定位置を前記中間ワークの他端側に変更し、該中間ワークの他端側に配置された第2主軸機構にて2回目の摩擦圧接加工を行うことを特徴とする摩擦圧接方法。 - 請求項1に記載の摩擦圧接方法であって、
前記第1主軸機構及び第2主軸機構のうちの一方の主軸機構にて摩擦圧接加工を行うとき、他方の主軸機構を前記中間ワークの軸線方向移動を拘束するストッパにしたことを特徴とする摩擦圧接方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の摩擦圧接方法であって、
前記第1主軸機構の主軸をサーボモータ以外のモータによって駆動し、前記第2主軸機構の主軸をサーボモータによって駆動することを特徴とする摩擦圧接方法。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の摩擦圧接方法に用いられる摩擦圧接装置であって、
左右一対の第1主軸機構及び第2主軸機構は、設備ベース上に設けられたリニアガイド部材の上に設置されており、前記第1主軸機構及び第2主軸機構の間の前記リニアガイド部材の上には、一つのワーククランプが設置されており、
前記第1主軸機構及び前記第2主軸機構及び前記ワーククランプはそれぞれ前記リニアガイド部材に沿って移動可能であることを特徴とする摩擦圧接装置。
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