JP2622899B2 - 目玉継手の製造方法 - Google Patents

目玉継手の製造方法

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照光 大島
毅 宮崎
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豊田合成 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の燃料流路などに用いられる目玉継
手の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
第4図に従来用いられている目玉継手の断面図を示
す。この目玉継手は、目玉部100と、パイプ部200と、ニ
ップル300及びスリーブ400とから構成されている。
目玉部100はリング状をなし、縦穴101と、縦穴101の
内周表面に形成されたリング状の溝部102と、軸放送が
縦穴101と交差し溝部102と外部とを連通することで溝部
102を介して外部と流路とを連通する横穴103とが形成さ
れている。
パイプ部200は、中心穴が横穴103と連通するように、
一端が目玉部100とろう付け部201により一体的に結合さ
れている。
そして、パイプ部200の他端には外表面に係止溝301を
もつニップル300がろう付け部202により固定され、係止
溝301にスリーブ400が係止されている。このニップル30
0とスリーブ400とで継手部が構成されている。この目玉
継手では、ニップル300がホースに挿入され、スリーブ4
00を縮径させることによりホースとニップル300および
スリーブ400が一体的に結合される。また、目玉部100の
縦穴101には、銅ワッシャなどを介して内部に流路をも
つボルトが挿通され、そのボルトが流路をもつ被取付部
に螺合されることにより、目玉部100が被取付部と結合
される。そして、ホース内の流体は、ニップル300およ
びパイプ部200を通過し、横穴103から溝部102を介して
ボルト内に形成された流路を通じて被取付部の流路に流
入する。
このような目玉継手は、従来、全体を切削加工する方
法で製造されていた。しかし、この製造方法では材料の
ロスが多く、工数も多いため、近年では目玉部100、パ
イプ200および継手部300、400をそれぞれ切削加工など
で形成し、次いでこれらにろう付け部201、202を形成し
て、全体を一体的に固定する方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、目玉部100を切削加工で形成せんとしても、
目玉部100は縦穴101の内周表面に縦穴101より大径の溝
部102を有するものであるため、容易に溝部102の切削を
行うことができず、生産性よくかつ低いコストで目玉継
手を製造することができなかった。
本発明は、上記従来の不具合に鑑みてなされたもので
あって、切削加工によることなく縦穴及び溝部を形成
し、生産性よくかつ低いコストで目玉継手を製造できる
方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目玉継手の製造方法は、内部に流路をもつボ
ルトが挿通される縦穴と、該縦穴の内周表面に形成され
たリング状の溝部と、軸方向が該縦穴と交差し該溝部と
外部とを連通することで該溝部を介して外部と該流路と
を連通する横穴とをもつ目玉部と、 中心穴が該横穴と連通するように一端が該目玉部と一
体的に結合されたパイプ部と、 該パイプ部の他端に結合された継手部と、よりなる目
玉継手の製造方法であって、 一端に第1開口部をもち、他端に該第1開口部より小
径の第2開口部をもつ筒状の地金を冷間鍛造することに
より、該地金の外径及び中央内径を維持しつつ、該地金
の第1開口部を縮径して前記目玉部の前記縦穴及び前記
溝部を形成することを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の目玉継手の製造方法では、一端に第1開口部
をもち、他端に第1開口部より小径の第2開口部をもつ
筒状の地金を採用する。そして、この地金を冷間鍛造す
ることにより地金の第1開口部のみを縮径する。これに
より、第1開口部の縮径により一端の縦穴が形成され、
第2開口部はそのまま縦穴とされる。そして、これら縦
穴の内部には縮径前の地金により溝部が設けられる。こ
のため、縦穴と、この縦穴の内周表面の溝部とを切削加
工により形成するよりも容易にかつ安価に目玉部を形成
することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ
説明する。
この製造方法では、まず第1図に示すように、一端に
第1開口部5aをもち、他端に第1開口部5aより小径の第
2開口部5bをもつ筒状の地金5を用意する。
そして、この地金5を所定の鍛造型に挟み、鍛造機に
よりそれを軸方向から強圧することにより冷間鍛造す
る。これにより、地金5の外径及び中央内径を維持しつ
つ、地金5の第1開口部5aを縮径する。こうして得られ
る鍛造品51は、第2図に示すように、第1開口部5aの縮
径により一端の縦穴51aが形成され、第2開口部5bはそ
のまま縦穴5bとされる。そして、これら縦穴51a、5bの
内部には縮径前の地金5により溝部51bが設けられる。
この後、この鍛造品51の側壁を切削することにより、
第3図に示すように、横穴51cを設け、目玉部52が得ら
れる。
こうして得られた目玉部52は、横穴51cに第4図に示
す従来と同様のパイプ部の一端がろう付けされ、パイプ
部の他端に従来と同様の継手部がろう付けされ、目玉継
手とされる。
したがって、この製造方法によれば、従来のように切
削加工により縦穴と溝部とを設ける方法で製造するより
も容易にかつ安価に目玉部を製造することができるた
め、生産性よくかつ低いコストで目玉継手を製造するこ
とができる。
また、この方法では、鍛造の際、比較的弱い圧力で鍛
造品を得ることができる。
この目玉継手においても、従来と同様にニップルがホ
ースに挿入され、スリーブを縮径させることによりホー
スとニップルおよびスリーブが一体的に結合される。ま
た、目玉部52の縦穴51a、5bには銅ワッシャなどを介し
て内部に流路をもつボルトが挿通され、そのボルトが流
路をもつ被取付部に螺合されることにより、目玉部52が
被取付部と結合される。そして、ホース内の流体は、ニ
ップル及びパイプ部を通過し、横穴51cから溝部51bを介
してボルト内に形成された流路を通じて被取付部の流路
に流入する。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の製造方法では、地金の
第1開口部を縮径することにより、目玉部の縦穴が形成
されるとともに、縮径前の筒状の地金による溝部が縦穴
の内部に設けられるため、従来の切削加工によるよりも
生産性よくかつ低コストに目玉継手を製造することがで
きる。
また、この方法によれば、冷間鍛造で縮径するのは第
1開口部のみであるため、鍛造の際、比較的弱い圧力で
鍛造品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は実施例の製造方法に係り、第1図は地金の
断面図、第2図は鍛造品の断面図、第3図は目玉部の断
面図である。第4図は従来の目玉継手の断面図である。 5……地金、5a……第1開口部、5b……第2開口部、縦
穴 51……鍛造品、51a……縦穴、51b……溝部 51c……横穴、52……目玉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−127870(JP,A) 実公 昭45−24681(JP,Y1) 実公 昭39−24703(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流路をもつボルトが挿通される縦穴
    と、該縦穴の内周表面に形成されたリング状の溝部と、
    軸方向が該縦穴と交差し該溝部と外部とを連通すること
    で該溝部を介して外部と該流路とを連通する横穴とをも
    つ目玉部と、 中心穴が該横穴と連通するように一端が該目玉部と一体
    的に結合されたパイプ部と、 該パイプ部の他端に結合された継手部と、よりなる目玉
    継手の製造方法であって、 一端に第1開口部をもち、他端に該第1開口部より小径
    の第2開口部をもつ筒状の地金を冷間鍛造することによ
    り、該地金の外径及び中央内径を維持しつつ、該地金の
    第1開口部を縮径して前記目玉部の前記縦穴及び前記溝
    部を形成することを特徴とする目玉継手の製造方法。
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