JPH0783372A - 目玉継手 - Google Patents

目玉継手

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Publication number
JPH0783372A
JPH0783372A JP5175329A JP17532993A JPH0783372A JP H0783372 A JPH0783372 A JP H0783372A JP 5175329 A JP5175329 A JP 5175329A JP 17532993 A JP17532993 A JP 17532993A JP H0783372 A JPH0783372 A JP H0783372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eyeball
hole
joint
vertical hole
bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP5175329A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Noguchi
不二夫 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP5175329A priority Critical patent/JPH0783372A/ja
Publication of JPH0783372A publication Critical patent/JPH0783372A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安価な手段により、目玉継手のシート面のシー
ル性を向上させる。 【構成】シート面13に、同心円状に並ぶ複数のリング
状の突条14を冷間鍛造により形成したことを特徴とす
る。ボルトで締結したときに突条14の頂部が銅ワッシ
ャなどに圧接されることにより、シール性が向上する。
また突条14は冷間鍛造で形成されるため、目玉部1の
形成と同時に形成でき、工数の増大がなく安価である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の燃料流路など
に用いられる目玉継手に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来用いられている目玉継手の断
面図を示す。この目玉継手は、目玉部100と、パイプ
部200と、ニップル300及びスリーブ400とから
構成されている。目玉部100はリング状をなし、縦孔
101と、縦孔101の内周表面に形成されたリング状
の溝部102と、軸方向が縦孔101と交差し溝部10
2と外部とを連通する横孔103とが形成されている。
【0003】パイプ部200は、中心孔が横孔103と
連通するように、一端が目玉部100とロウ付け部20
1により一体的に結合されている(実開昭48−902
14号公報等参照)。そしてパイプ部200の他端には
外表面に係止溝301をもつニップル300がロウ付け
部202により固定され、係止溝301にスリーブ40
0が係止されている。このニップル300とスリーブ4
00とで継手部が構成されている。
【0004】この目玉継手では、ニップル300がホー
スに挿入され、スリーブ400を縮径させることにより
ホースとニップル300及びスリーブが一体的に結合さ
れる。また目玉部100の縦孔101には、銅ワッシャ
などを介して内部に流路をもつボルトが挿通され、その
ボルトが流路をもつ被取付部に螺合されることにより、
目玉部100が被取付部と結合される。そしてホース内
の流体は、ニップル300及びパイプ部200を通過
し、横孔103から溝部102を介してボルト内に形成
された流路を通じて被取付部の流路を流れて、所定の部
位に運ばれる。
【0005】この目玉継手は、目玉部100は冷間鍛造
で形成され、その後縦孔101,溝部102,横孔10
3が切削加工により形成されるのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、目玉継手に
おいてシール性の最も必要とされるのは、縦孔101が
開口する目玉部100の両端面(以下、シート面とい
う)である。このシート面は、流路をもつボルトで被取
付部に締結されることで、銅ワッシャや被取付部表面と
圧接されてシール性が付与される。そのため従来は、シ
ート面の表面を切削加工により平滑にしてシール性を高
めることとしていた。
【0007】しかしながら切削加工では、シート面に目
玉部の内周と外周を連通する微細な螺旋状の溝が必然的
に形成され、シール性には逆効果となっていた。そこで
溝を同心円状とすることも想起されたが、切削加工で同
心円状の溝を形成するにはワークと切削刃を離したり当
接させたりしなければならず、工数が多大となってコス
トの増大を招くという問題がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、安価にシート面のシール性を高めることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の目玉継手は、流路を内部にもつボルトが挿通される
縦孔と軸方向が縦孔と交差する横孔とをもつ目玉部と、
中心孔が横孔と連通するように一端が目玉部と一体的に
結合され他端に他部品と結合される継手部をもつパイプ
部と、からなる目玉継手であって、目玉部の縦孔が開口
する一対のシート面の少なくとも一方には、冷間鍛造に
より形成され同心円状に並ぶ複数のリング状の突条をも
つことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の目玉継手では、シート面に同心円状の
リング状の突条が形成されている。したがってボルトの
締結力は、銅ワッシャなどを介してリング状の突条の頂
部に集中し、頂部が銅ワッシャなどにリング状に圧接さ
れることで高いシール性が得られる。そして突条は同心
円状に複数個形成されているため、例え一つの突条に欠
陥が生じたとしても他の突条で漏れが防止され、シール
性が維持される。
【0011】そして突条は目玉部の形成時などに冷間鍛
造で短時間のうちに形成されるため、工数の増大もなく
安価にシート面のシール性を高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
に本実施例の目玉継手の平面図を、図2にその断面図
を、図3にその要部拡大断面図を示す。この目玉継手
は、目玉部1とパイプ部2とから構成されている。
【0013】目玉部1はリング状をなし、中心に軸方向
に貫通する縦孔10と、縦孔10の内周表面に形成され
たリング状の溝部11と、軸方向と直交して外周表面か
ら溝部11に貫通する横孔12とが形成されている。ま
た目玉部1の縦孔10が開口する両表面にはシート面1
3が形成されている。この両シート面13には、図3に
拡大して示すように、それぞれ縦孔10の軸心を中心と
する同心円状をなすリング状の突条14が複数本形成さ
れている。
【0014】この目玉部1では、全体形状と突条14は
冷間鍛造により形成され、縦孔10,溝部11及び横孔
12は切削により形成されている。パイプ2は、一端が
横孔12に挿入されロウ付けにより目玉部1と一体化さ
れている。また、他端には図示しないが従来と同様のホ
ース口金が一体的に設けられている。
【0015】この目玉継手は、図4に示すように両側の
シート面13にそれぞれ銅ワッシャ3が配置され、T字
状の貫通孔40をもつ孔あきボルト4が縦孔10に挿通
されて、流路50をもつ被取付部5に固定される。した
がって、流路はパイプ2−横孔12−溝部11−貫通孔
40−流路50と連通し、パイプ2の端部に固定された
図示しないホース内の流体は被取付部5に流入可能とな
る。そして孔あきボルト4の締めつけ力により、シート
面13の突条14は頂部が銅ワッシャ3に強く圧接され
るため、シート面13から流体が漏れるのが防止され、
高いシール性が得られる。
【0016】
【発明の効果】すなわち本発明の目玉継手によれば、シ
ート面の突条の存在によりシール性が格段に向上する。
しかもその突条は冷間鍛造で形成されるため、従来の切
削加工を用いた場合に比べて約1/100の時間で形成
することができ、極めて安価な目玉継手となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の目玉継手の平面図である。
【図2】本発明の一実施例の目玉継手の断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施例の目玉継手を被取付部に固定
した状態を示す断面図である。
【図5】従来の目玉継手の断面図である。
【符号の説明】
1:目玉部 2:パイプ 3:銅ワ
ッシャ 4:孔あきボルト 5:被取付部 10:縦孔 11:溝部 12:横孔 13:シ
ート面 14:突条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を内部にもつボルトが挿通される縦
    孔と軸方向が該縦孔と交差する横孔とをもつ目玉部と、
    中心孔が該横孔と連通するように一端が該目玉部と一体
    的に結合され他端に他部品と結合される継手部をもつパ
    イプ部と、からなる目玉継手であって、 前記目玉部の前記縦孔が開口する一対のシート面の少な
    くとも一方には、冷間鍛造により形成され同心円状に並
    ぶ複数のリング状の突条をもつことを特徴とする目玉継
    手。
JP5175329A 1993-07-15 1993-07-15 目玉継手 Pending JPH0783372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5175329A JPH0783372A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 目玉継手

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JP5175329A JPH0783372A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 目玉継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0783372A true JPH0783372A (ja) 1995-03-28

Family

ID=15994177

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JP5175329A Pending JPH0783372A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 目玉継手

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JP (1) JPH0783372A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6033295A (en) * 1994-12-28 2000-03-07 Norton Company Segmented cutting tools
JP2001182885A (ja) * 1999-12-28 2001-07-06 Kayaba Ind Co Ltd 配管ジョイント

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05149493A (ja) * 1991-11-28 1993-06-15 Hitachi Cable Ltd ホース金具、ホースと油圧機器等の接続部、およびホー ス金具の製造方法

Patent Citations (1)

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