JPH0560282A - リングユニオン - Google Patents

リングユニオン

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Publication number
JPH0560282A
JPH0560282A JP3223074A JP22307491A JPH0560282A JP H0560282 A JPH0560282 A JP H0560282A JP 3223074 A JP3223074 A JP 3223074A JP 22307491 A JP22307491 A JP 22307491A JP H0560282 A JPH0560282 A JP H0560282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
pipe
pipe hole
ring
cup
Prior art date
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Pending
Application number
JP3223074A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Shibuya
隆治 渋谷
Minoru Yamashita
実 山下
Takumi Narita
巧 成田
Takeshi Miyazaki
毅 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3223074A priority Critical patent/JPH0560282A/ja
Publication of JPH0560282A publication Critical patent/JPH0560282A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リングユニオンのうちリング部を板金プレス加
工のみで製造できる構成とする。 【構成】底面に形成されたボルト孔10aと側壁部に形
成された第1パイプ孔10bとをもつカップ部10と、
カップ部の開口からカップ部の深さ方向に対して略垂直
に延びるフランジ部11と、フランジ部の先端がカップ
部の深さ方向に曲折されて形成され第1パイプ孔と同軸
位置に第2パイプ孔12aをもつ曲折部12と、第1パ
イプ孔及び第2パイプ孔に挿通されカップ部と液密に接
合されたパイプ部13と、からなり、カップ部、フラン
ジ部及び曲折部は板材から一体的に形成されているリン
グユニオン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穴付き固定ボルトで所
定箇所に固定され、側面から突出するパイプ部内の流路
を、穴付き固定ボルトを介して被取付部の流路と連通さ
せるために用いられるリングユニオンに関する。
【0002】
【従来の技術】目玉継手とも称されるリングユニオン
は、図6に示すように穴付き固定ボルトが挿通されるリ
ング部100と、リング部100の側周面から突出する
パイプ部200とから構成されている。リング部100
には、穴付き固定ボルトが挿通される貫通するボルト孔
101と、ボルト孔101の内周部に形成されたリング
溝102と、側面からリング溝102に連通するパイプ
孔103が形成され、上下両表面にシート面104が形
成されている。そして、パイプ孔103にパイプ部20
0が挿通され、ろう着けなどで液密に接合されている。
【0003】この従来のリングユニオンを製造するに
は、リング部100を冷間鍛造及び切削により形成し、
その後パイプ部200を接合して形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のリング
ユニオンを製造する場合、リング溝102の中ぐり、上
下のシ−ト面104の形成、パイプ孔103の穿設と、
最低3箇所の切削加工が必要であり、工数が多大となっ
てコスト上昇の一つの要因となっている。本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたものであり、リングユニオ
ンのうちリング部を板金プレス加工のみで製造できる構
成とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のリングユニオンは、底面に形成され穴付き固定ボル
トが挿通されるボルト孔と側壁部に形成された第1パイ
プ孔とをもつカップ部と、カップ部の開口からカップ部
の深さ方向に対して略垂直に延びるフランジ部と、フラ
ンジ部の先端がカップ部の深さ方向に曲折されて形成さ
れ第1パイプ孔と同軸位置で第1パイプ孔から離間した
位置に第2パイプ孔をもつ曲折部と、第1パイプ孔及び
第2パイプ孔に挿通されカップ部と液密に接合されたパ
イプ部と、からなり、カップ部、フランジ部及び曲折部
は板材から一体的に形成されていることを特徴とする。
【0006】このリングユニオンは、以下のようにして
形成することができる。すなわち、先ず板金材を絞り加
工してカップ部を形成する。これによりフランジ部をも
つカップ部が形成される。この絞り加工時に、フランジ
部表面とカップ部底面外表面とにシート面が形成され
る。そしてカップ部の形成と同時にあるいは別に、ボル
ト孔と第2パイプ孔を穿設する。このときフランジ部
は、カップ部の深さ方向に対して垂直方向に延びている
のみであるので、第2パイプ孔とボルト孔とは軸方向が
平行となり、容易に加工することができる。
【0007】そして次に、フランジ部の第1パイプ孔を
もつ部分がカップ部の深さ方向へ曲げ加工され、曲折部
が形成される。この時カップ部の側壁部には第1パイプ
孔が形成されている。この第1パイプ孔は、カップ部の
絞り加工時に形成することもできるし、カップ部形成後
に形成してもよい。そして曲折部が形成されると、第1
パイプ孔と第2パイプ孔とは、この状態で同軸位置とな
っている。そして第1パイプ孔及び第2パイプ孔にパイ
プ部を挿通し、第1パイプ孔位置でカップ部と液密にろ
う付け、あるいは溶接により接合される。
【0008】なおフランジ部の形状には特に制限がな
く、曲折部を複数個設けることもできる。さらにカップ
部の形状は、真っ直ぐな円筒状でもよいし、上面と下面
とで面積の異なる円錐台状とすることもできる。円錐台
状とすることにより穴付き固定ボルトのガタツキを防止
することもできる。本発明のリングユニオンは、従来と
同様の穴付き固定ボルトを用いて被取付部に接続するこ
とができる。また必要であれば銅ワッシヤを介して固定
する。なお、曲折部を回り止めあるいは位置決めとして
用いることが好ましい。
【0009】
【発明の作用および効果】本発明のリングユニオンで
は、パイプ部を除くリング部全体を板材から一体的に形
成することができる。従って従来のように切削加工が不
用となり、工数が著しく低減されるとともに、材料ロス
も低減され歩留りが向上する。また工具の負荷が冷鍛に
比べて小さいため、工具の寿命も延びる。これらの効果
により、コストの低減を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下実施例により具体的に説明する。図1及
び図2に本発明の一実施例のリングユニオンと、それを
固定するためのボルト及び相手部品の構成を示す。本実
施例のリングユニオン1は、底面にボルト孔をもつカッ
プ部10と、フランジ部11と、曲折部12と、パイプ
部13とから形成されている。カップ部10の底面に
は、穴付き固定ボルト2が挿通されるボルト孔10aが
形成され、側壁部には第1パイプ孔10bが形成されて
いる。フランジ部11は、カップ部10の開口からカッ
プ部10の深さ方向に対して垂直に延びて形成されてい
る。そしてフランジ部11表面11aと、カップ部10
の底面の外表面10cがシート面を構成している。
【0011】曲折部12はフランジ部11の一端部に形
成され、カップ部10の深さ方向に曲折されている。そ
してこの曲折部12には、第1パイプ孔10bと同軸位
置で第1パイプ孔10bから離間した位置に第2パイプ
孔12aが形成されている。そしてパイプ部13は第1
パイプ孔10b及び第2パイプ孔12aに挿通され、第
1パイプ孔10b部分でカップ部10とろう着けにより
一体的に接合されている。
【0012】このリングユニオンは図3のようにして形
成された。すなわち板材を用意し所定形状に打ち抜く。
次いで絞り加工によりフランジ部11をもつカップ部1
0を形成し、ボルト孔10aを打ち抜いて形成する。次
に第1パイプ孔10b及び第2パイプ孔12aを穿設す
る。第2パイプ孔12aとボルト孔10aとの軸方向は
互いに平行となっているので、両者を同時に加工するこ
ともできる。次いでフランジ部11の一端部が曲折され
曲折部12が形成される。このようにしてパイプ部13
を除く部分を、切削加工を用いることなく極めて容易に
形成することができ、工数の低減及びコストの低減を図
ることができる。
【0013】そして次にパイプ部13が第1パイプ孔1
0b及び第2パイプ孔12aに挿入され、第1パイプ孔
10bでろう付けにより一体的に接合されて本実施例の
リングユニオン1が形成される。このリングユニオン1
は、一対の銅ワッシヤ3で挟まれ、穴付き固定ボルト2
で相手部品4に固定される。ここで相手部品4にはボル
ト孔40と、係止突起41が形成されている。そして曲
折部12を係止突起41に係合させて位置決めし、穴付
き固定ボルト2をボルト孔40に螺合させることでリン
グユニオン1を固定する。係止突起41と曲折部12と
の係合により、リングユニオン1の回り止めを効果的に
行うことができる。
【0014】そしてパイプ部13の他端にはスリーブ5
が係止され、ホース6と加締めにより締結される。ホー
ス6を流れる流体は、パイプ部13を通じてカップ部1
0内に流入し、カップ部10内部から穴付き固定ボルト
2の流通穴20を介して、相手部品4の流路42に流入
する。すなわち本実施例のリングユニオンによれば、リ
ング部全体を板金からプレス加工によって形成でき、切
削加工を不要とすることができるので、工数を大幅に低
減することができ安価なリングユニオンとなる。 (実施例の他の態様)図4及び図5に、実施例の他の態
様のリングユニオンの断面図を示す。図4のように曲折
部12’を複数個設け、複数方向へ分岐した構成とする
こともできる。また図5のように、カップ部10’を円
錐台形状とすることもできる。このようにすれば、穴付
き固定ボルトの頭部に対向するシート面の面積が大きく
なるため、穴付きボルトのガタつきを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリングユニオンを組付ける
場合の構成を説明する斜視図である。
【図2】実施例のリングユニオンを組付けた状態で示す
断面図である。
【図3】実施例のリングユニオンの製造方法の説明図で
ある。
【図4】実施例のリングユニオンの他の態様を示す断面
図である。
【図5】実施例のリングユニオンの他の態様を示す断面
図である。
【図6】従来のリングユニオンの断面図である。
【符号の説明】
1:リングユニオン 2:穴付き固定ボルト 3:銅ワッシヤ 4:相手部品 10:カップ部 11:フランジ部 12:曲折部 13:パイプ部 10a:ボルト孔 10b:第1パイプ孔 12a:第2パイプ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 巧 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 宮崎 毅 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に形成され穴付き固定ボルトが挿通
    されるボルト孔と側壁部に形成された第1パイプ孔とを
    もつカップ部と、 該カップ部の開口から該カップ部の深さ方向に対して略
    垂直に延びるフランジ部と、 該フランジ部の先端が該カップ部の深さ方向に曲折され
    て形成され該第1パイプ孔と同軸位置で該第1パイプ孔
    から離間した位置に第2パイプ孔をもつ曲折部と、 該第1パイプ孔及び該第2パイプ孔に挿通され該カップ
    部と液密に接合されたパイプ部と、からなり、 該カップ部、該フランジ部及び該曲折部は板材から一体
    的に形成されていることを特徴とするリングユニオン。
JP3223074A 1991-09-03 1991-09-03 リングユニオン Pending JPH0560282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223074A JPH0560282A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 リングユニオン

Applications Claiming Priority (1)

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JP3223074A JPH0560282A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 リングユニオン

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Publication Number Publication Date
JPH0560282A true JPH0560282A (ja) 1993-03-09

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ID=16792430

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JP3223074A Pending JPH0560282A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 リングユニオン

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