JP2828476B2 - 鋼板製アイジョイントおよびその成形方法 - Google Patents

鋼板製アイジョイントおよびその成形方法

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JP2828476B2 JP2008712A JP871290A JP2828476B2 JP 2828476 B2 JP2828476 B2 JP 2828476B2 JP 2008712 A JP2008712 A JP 2008712A JP 871290 A JP871290 A JP 871290A JP 2828476 B2 JP2828476 B2 JP 2828476B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般に自動車或いは各種の機械、装置等に
給油、給気の供給路として配設される管径20m/m程度以
下の比較的細径からなる配管端部に取付けて基体への接
続を構成する鋼板製アイジョイントおよびその成形方法
に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の鋼板製アイジョイント及びその成形方
法としては第9図(実公昭35−3402号公報)に示すよう
に、金属板材によるプレス加工によって形成した一対の
半部(11,11′)をその開口する端縁部(12,12′)を互
いに当接した状態で該当接部を溶着(13)して構成され
ていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の技術においては、開
口する前記端縁部(12,12′)での当接による溶着(1
3)の構造によるため、溶着に先達って相互の多数の仮
付け作業を必要となし、これら作業上の煩わしさを招い
て生産性が阻害されることとなり、また慨して溶着作業
に不完全を招き易く、同時に溶着面積の不足に伴う溶着
強度の不充分により加振状態下での配設にあってしばし
ば洩れを生ぜしめる問題を有することとなった。
本発明は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされた
ものであり、鑞溶着に先達つ相互の仮付け作業を最少限
に、好ましくは一切不要となすと共に、炉中通過による
加熱鑞溶着を可能となして多量生産方式を採用でき、ま
た充分な溶着面積が確保できるため鑞溶着部での溶着強
度を増し、更に、配管端部への接続取付け部としての枝
管側のなす円筒の簡易な形成によりその後の鑞着接続を
確実となすこととによって、長期に亘る加振状態下での
配設にあっても洩れの憂いをなくすことができ、且つ枝
管側の剛性を高めた鋼板製アイジョイント及びその成形
方法を提案することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、頭部側をなす平坦
な座面の軸芯部に取付け孔を貫設し、且つ内部に該取付
け孔と連通する環状の凹溝流路を有する帽状頭部に連っ
て、その一方の部材には一体に突出した円筒枝管を、ま
た他方の部材には前記円筒枝管に対向して少くとも一部
が一体に突出する枝壁をそれぞれ連設した半裁状からな
る一対の部材を、前記取付け孔部を同軸に一致した状態
で嵌合する前記頭部の開口端周部及び枝管と枝壁との重
合部の相互の組付け部を鑞溶着して構成した鋼板製アイ
ジョイントを要旨とし、更に前記枝壁を断面C字状、半
円状、欠円状又は円形に形成し、又組付け孔の孔周部に
バーリング壁を構成し、且つ、予め鋼板材によるプレス
加工により頭部側をなす平坦な座面の軸芯部に取付け孔
を貫設し、且つ内部に該取付け孔と連通する環状の凹溝
流路を有する帽状頭部に連って、その一方の部材には一
体に突出した円筒枝管を、また地方の部材には前記円筒
枝管に対向して少くとも一部が一体に突出する枝壁をそ
れぞれ連設した半裁状からなる一対の部材を成形せし
め、更に該一対の部材をもって前記取付け孔部を同軸に
一致した状態で前記頭部の開口端周部及び枝管と枝壁と
の重合部での嵌合取付けを行い、しかる後に炉中通過に
よる加熱処理を施して相互の前記取付け部を鑞溶着して
形成せしめた鋼板製アイジョイントの成形方法を要旨と
するものである。
(作用) 本発明はこのような構成およびその成形方法によるた
め、嵌合する相互の頭部側の開口端周部及びそれぞれ連
設した枝管と枝壁との重合部の嵌合組付け部での鑞溶着
構造によって、鑞溶着に先達つ相互の仮付け作業を必要
最少限、好ましくは一切不要となしてこれら作業上の煩
わしさをなくし、同時に一方側の部材の嵌合部及び重合
部に沿って段状に突出する開口端部の構造によって炉中
通過による加熱鑞溶着を可能となして多量生産方式を採
用できることとなり、なた嵌合及び重合構造により溶着
面積を大となして溶着強度を向上すると共に、配管端部
への接続取付け部としての枝管側のなす円筒の簡易な形
成による鑞着接続を確実となすこととによって、長期に
亘り加振状態下での配設にあっても洩れの憂いがなく、
且つ枝管側の剛性を高めることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
第1図は本発明の成形方法によって構成された鋼板製ア
イジョイントの平面図、第2図は第1図の右側面図、第
3図は第1図A−A線の断面図、第4図は他の実施例の
第3図相当図、第5図乃至第7図は夫々更に他の実施例
の第2図相当図、第8図は更に別の実施例の第1図相当
図であって、(1,1′)は半裁状からなる一対の部材で
あり、予め鋼板材使用によるプレス加工により頭部側を
なす平坦な座面の軸芯部に取付け孔(3)を貫設し、且
つ内部に該取付け孔と連通する環状の凹溝流路(6)を
有する帽状頭部(2)に連って、その一方の部材には鋼
板材を円筒状に弯曲せしめて両端部を当接して形成した
円筒枝管(4)を一体に突出せしめ、また他方の部材に
は前記円筒枝管(4)に対向して一体に突出した断面半
円状の枝壁(4′)をそれぞれ連設して成形されるもの
である。尚(7)は内側に突出した配管端部へのストッ
パー壁であり、更に締着ボルトの挟圧に耐えるよう第4
図のように取付け孔(3)の孔周部にバーリング壁
(3′)を設けると好ましい。
そして前記一対の部材(1,1′)をもって前記取付け
孔(3)部を同軸に一致した状態で前記頭部(2)の開
口端周部を嵌合せしめると共に、枝管(4)と枝壁
(4′)とを重合して組付けてなるもので、更に組付け
た状態にあってその組付け部に沿って銅、真鍮等のペー
スト状或いはリング状線材等からなる鑞材を添着する
か、或いは鑞材を予め組付け部に鍍金して炉中通過によ
り該鑞材の溶融温度に加熱処理を施して相互の組付け部
を鑞溶着(5)して形成されるものである。尚枝管
(4′)は断面半円形に限らず、第5図のような枝管
(4)の両端部当接線を支持する略C字状の断面として
もよく、更に第6図及び第7図のように断面欠円状又は
枝管(4)を包囲する円形断面に、頭部(2)の開口端
周部の嵌合後カシメ加工すれば仮付け作業を一切不要に
できる。又、第8図のように枝管(4)の一部のみを巻
回する枝壁(4′)を形成することもできる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明による鋼板製アイジョイン
ト及びその成形方法は、鋼板材によるプレス加工によっ
て成形したそれぞれ枝管(4)と枝壁(4′)とを連設
した半裁状からなる一対の部材(1,1′)による前記嵌
合及び重合した状態で鑞溶着(5)して構成するため、
鑞溶着(5)に先達つ相互の仮付け作業を必要最少限
に、好ましくは一切不要となすことができ、従ってこれ
ら作業上の煩わしさをなくして生産性を向上する結果と
なり、同時に一方の部材(1′)の前記嵌合部及び重合
部に沿って段状に突出する開口端部の構造によって炉中
通過による加熱鑞溶着を可能となして多量生産方式を採
用することができ、また嵌合及び重合した構造により溶
着強度を向上すると共に、枝管(4)側のなす配管端部
への接続取付け部としての円筒の簡易な形成による鑞着
接続を確実となすこととによって、加振状態下での配設
にあっても長期に亘り洩れの憂いをなくすことができ、
且つ枝管側の剛性を高めることもできる等、極めて有用
な鋼板製アイジョイント及びその成形方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る成形方法によって構成
された鋼板製アイジョイントの平面図、第2は第1図の
右側面図、第3図は第1図A−A線の断面図、第4図は
他の実施例の第3図相当図、第5図乃至第7図は夫々更
に他の実施例の第2図相当図、第8図は更に別の実施例
の第1図相当図、第9図は従来例による金属板製アイジ
ョイントの縦断面図である。 (1,1′)……部材、(2)……頭部、(3)……取付
け孔、(4)……枝管、(4′)……枝壁、(5)……
鑞溶着、(6)……凹溝流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 1/00 - 3/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部側をなす平坦な座面の軸芯部に取付け
    孔(3)を貫設し、且つ内部に該取付け孔と連通する環
    状の凹溝流路(6)を有する帽状頭部(2)に連なっ
    て、その一方の部材には一体に突出した円筒枝管(4)
    を、また他方の部材には前記枝管(4)に対向して少く
    とも一部が一体に突出する枝壁(4′)をそれぞれ連設
    した半裁状からなる一対の部材(1、1′)を、前記取
    付け孔(3)部を同軸に一致した状態で嵌合する前記頭
    部(2)の開口端周部及び枝管(4)と枝壁(4′)と
    の重合部の相互の組付け部を鑞溶着(5)して構成した
    ことを特徴とする鋼板製アイジョイント。
  2. 【請求項2】前記枝壁(4′)は断面C字状、断面半円
    状、断面欠円状または断面円形を有することを特徴とす
    る請求項1記載の鋼板製アイジョイント。
  3. 【請求項3】前記組付け孔(3)の孔周部にバーリング
    壁(3′)を有することを特徴とする請求項1記載の鋼
    板製アイジョイント。
  4. 【請求項4】予め鋼板材によるプレス加工により頭部側
    をなす平坦な座面の軸芯部に取付け孔を貫設し、且つ内
    部に該取付け孔と連通する環状の凹溝流路を有する帽状
    頭部に連って、その一方の部材には一体に突出する円筒
    枝管を、また他方の部材には前記円筒枝管に対向して少
    くとも一部が一体に突出する枝壁をそれぞ連設した半裁
    状からなる一対の部材を成形せしめ、更に該一対の部材
    をもって前記取付け孔部を同軸に一致した状態で前記頭
    部の開口端周部及び枝管と枝壁との重合部での嵌合取付
    けを行い、しかる後に炉中通過による加熱処理を施して
    相互の前記取付け部を鑞溶着して形成せしめたことを特
    徴とする鋼板製アイジョイントの成形方法。
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