JPS63264293A - 吸気マニホ−ルドの製造方法 - Google Patents

吸気マニホ−ルドの製造方法

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JPS63264293A
JPS63264293A JP62099262A JP9926287A JPS63264293A JP S63264293 A JPS63264293 A JP S63264293A JP 62099262 A JP62099262 A JP 62099262A JP 9926287 A JP9926287 A JP 9926287A JP S63264293 A JPS63264293 A JP S63264293A
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JP
Japan
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flange
pipe
branch pipe
diameter
main pipe
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Application number
JP62099262A
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English (en)
Inventor
Otonobu Sukimoto
鋤本 己信
Katsumi Yamazaki
勝美 山崎
Naohisa Hirunuma
蛭沼 直久
Seijiro Taguchi
田口 誠次郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車などに用いられる吸気マニホールド
を製造する方法に関するものである。
従来技術とその問題点 たとえば、電子制御式燃料噴射装置を備えた自動車の吸
気マニホールドには、エアクリーナから取り入れた空気
が通過する主管と、主管の周壁に設けられた孔の部分に
接合されかつ同空気を分岐させる複数の上流側分岐管と
、上流側分岐管のそれぞれに接合され、かつフューエル
インジェクターが嵌め込まれ、上流側分岐管から流入し
た空気とインジェクターから噴射された燃料とを混合さ
せる下流側分岐管とを備えた型式のものがある。
このような型式の吸気マニホールドを製造するには、複
数の上流側分岐管の一端を嵌め込み孔が設けられた主管
に、また同分岐管の他端を下流側分岐管にそれぞれ接合
することにより行なう。その場合、主管と上流側分岐管
とを接合するには従来、大別して2つの方法があった二
すなわち、その1つは、第4図に示すように、主管(2
2)の周壁(22b)に複数の孔(23)をあけ、この
孔(23)の周壁に、上流側分岐管(25)の内径に等
しい内径を有する外方突出状フランジ(24)を一体に
設けておき、各分岐管(25)の端面を各フランジ(2
4)の端面に突き合わせて両者を溶接するものである。
そして他の1つは、第5図に示すように、主管(22)
の周壁(22b)に複数の孔(23)をあけ、この孔(
23)の周囲に、上流側分岐管(25)の内径に等しい
内径を有しかつ先端が拡管部(24a)とされた外方突
出状フランジ(24)を一体に設けておき、各分岐管(
25)の端部をフランジ(24)の拡管部(24a)内
に嵌め入れて、両者をろう付けするものである。
しかしながら、前者の方法によると、突き合わせ部分に
、コストがかさみ手間のかかる開先(26)を設ける必
要がある上、溶接の余盛(27)が主管(22)のフラ
ンジ(24)内面および分岐管(25)の内面にはみ出
すことがあり、余盛(27)によって吸気マニホールド
内の空気の流れが乱されてエンジントラブルが発生する
おそれがあった。
また後者の方法によれば、ろう付は前に各分岐管(25
)の端部をフランジ(24)の拡管部(24a)内に嵌
め入れた際、分岐管(25)の中心軸とフランジ(24
)の中心軸とを完全に一致させることがきわめて困難で
あるため、ろう付は作業に熟練を要するばかりか、ろう
付不良が発生しやすく、さらに、ろう付は後に分岐管(
25)の内面とフランジ(24)の内面との間に段差が
生じ、吸気マニホールド内の空気の流れが乱されてエン
ジントラブルが発生するおそれがあった。
この発明は、上記の問題点をすべて解決した吸気マニホ
ールドの製造方法を提供することを目的とする。
問題点の解決手段 この発明による吸気マニホールドの製造方法は、主管に
複数の分岐管を接合して吸気マニホールドを得る吸気マ
ニホールドの製造゛方法において、周壁に複数の孔があ
けられ、孔の周囲に外方突出状フランジが一体に設けら
れた主管を用意し、フランジの先端に拡管加工を施して
、分岐管の端部が嵌め入れられる小径拡管部とこれの先
端に段部を介して連なりかつろう材が嵌め置かれる大径
拡管部とを形成しておき、内径が主管のフランジの非拡
管部の内径に等しく外径がフランジの小径拡管部の内径
より小さい分岐管を用意し、その端部外面に、高さがす
べて等しくかつ同端部をフランジの小径拡管部内に嵌め
入れた際に小径拡管部の周壁内面に密に接する所要数の
突起を設けておき、分岐管の端部を主管のフランジの小
径拡管部内に嵌め入れ、大径拡管部内に置いたろう材に
より主管に分岐管をろう付けすることを特徴とするもの
である。
ここにおいて各分岐管は、後述の実施例のように上流側
分岐管とこれに接合された下流側分岐管との2つの構成
部材からなるものであってもよく、単独の構成部材から
なるものであってもよい。
実  施  例 以下、この発明の実施例を第1図〜第3図を参照しなが
ら説明する。
(1)はこの発明による自動車用吸気マニホールドであ
ってつぎのようにして製造される。
まず、エアクリーナからの空気が流入するように一端が
開口しているとともに、他端が閉鎖され、その閉鎖壁(
2a)が外方へ突出したドーム形とされている円筒状の
アルミニウム合金製主管(2)を用意する。そして、主
管(2)の円筒状周壁(2b)の所定4箇所にバルジ加
工を施して、先端が閉鎖された短筒状膨出部を4つ形成
した後、各先端閉鎖部に円形の孔をあけ、これらの孔の
周囲にバーリング加工を施すことによって、周壁(2b
)に4つの円形の孔(3)を形成し、フレア加工によっ
て孔(3)の周囲にそれぞれ外方突山状フランジ(4)
を一体に設ける。
ついで、これら4つのフランジ(4)の各先端に、2段
角出しエキスバンド加工を施して、上流側分岐管(5)
の端部が嵌め入れられる小径拡管部(4a)とこれの先
端に直角状の段部を介して連なりかつろう材(6)が嵌
め置かれる大径拡管部(4b)とを形成する。その後、
主管(2)の各フランジ(4)全体にサイジング加工を
施して、フランジ(4)の横断面の内外2つの輪郭をい
ずれも真円にする。
主管(2)に接合される上流側分岐管(5)としては、
両端が開口するとともに全体がU字形に曲げ加工された
アルミニウム合金製円管を4本用意する。これら上流側
分岐管(5)の内径は上記フランジ(4)の非拡管部(
4C)の内径に等しく外径はフランジ(4)の小径拡管
部(4a)の内径よりごくわずか小さい。そしてこれら
上流側分岐管(5)のそれぞれの両端部にもサイジング
加工を施して、同端部の横断面の内外2つの輪郭をいず
れも真円にする。
ついで各上流側分岐管(5)の上流側端部にプレスによ
るディンプル加工を施して、同端部外面に、互いに等間
隔をおいて同じ大きさの4つの突起(7)を設ける。こ
れらの突起(7)はいずれも平面略正方形であって、同
分岐管(5)の上流側の端面に連なっている。なお、同
分岐管(5)の内面には、上記ディンプル加工の結果、
各突起(7)の裏側に相当する箇所にそれぞれくぼみ(
8)が形成される。
上流側分岐管(5)におけるこれらの突起(ア)は、同
分岐管(5)を主管(2)のフランジ(4)の小径拡管
部(4a)内に嵌め入れた際に、小径拡管部(4a)の
周壁内面に密に接するものであり、これにより同分岐管
(5)の内面とフランジ(4)の非拡管部(4C)の内
面とが面一になるようにする目的で設けるものである。
  ゛ 上流側分岐管(5)の下流側端部にも、同じようにして
4つの突起(7)を形成する。
4本の上流側分岐管(5)の下流側にはそれぞれ下流側
分岐管(9)が直線状に接続されるのであるが、4本の
下流側分岐管(9)の上流側開口は、所定箇所に4つの
孔があけられた1つの略長方形の介在板(10)によっ
て、それぞれの上流側分岐管(5)から隔てられる。こ
の介在板(lO)にも、主管(2)に施したのと同じ加
工を施して、非拡管部(ILc) 、小径拡管部(Ll
a)および大径拡管部(llb)からなる外方突出状フ
ランジ(11)を4つ形成する。さらにこの介在板(l
O)における各フランジ(11)の基端部に孔をあけ、
これらの孔の周囲に5字状に曲がったインジェクタ嵌め
込み管(12)を一体に形成する。
以上のような各加工を施した主管(2)、上流側分岐管
(5)および介在板(lO)を所定の向きに配置する。
そして、主管(2)のフランジ(4)の大径拡管部(4
b)内および介在IiE (to)のフランジ(11)
の大径拡管部(llb>内に環状のろう材(6)を置い
た後、上流側分岐管(5)の上流側端部を主管(2)の
フランジ(4)の小径拡管部(4a)内に、また下流側
端部を介在板(10)のフランジ(11)の小径拡管部
(lla)内にそれぞれ嵌め入れて、炉中ろう付けによ
り、主管(2)と上流側分岐管(5)および同分岐管(
5)と介在板(10)をそれぞれ接合する。こうして自
動車の吸気マニホールド(1)が製造される。
発明の効果 この発明の吸気マニホールドの製造方法は、上記のよう
にろう付けによるものであるため、この発明によれば、
従来の突き合わせ溶接によった場合の問題点である、開
先をつくることによるコスト高と多くの手間および溶接
の余盛に起因するエンジントラブルをいずれも解消する
ことが可能になる。
またこの発明の製造方法は、周壁に複数の孔があけられ
、孔の周囲に外方突出状フランジが一体に設けられた主
管を用意し、フランジの先端に拡管加工を施して、分岐
管の端部が嵌め入れられる小径拡管部とこれの先端に段
部を介しで連なりかつろう材が嵌め置かれる大径拡管部
とを形成しておき、内径が主管のフランジの非拡管部の
内径に等しく外径がフランジの小径拡管部の内径より小
さい分岐管を用意し、その端部外面に、高さがすべて等
しくかつ同端部をフランジの小径拡管部内に嵌め入れた
際に小径拡管部の周壁内面に密に接する所要数の突起を
設けておき、分岐管の端部を主管のフランジの小径拡管
部内に嵌め入れ、大径拡管部内に置い力ろう材により主
管に分岐管をろう付けするものである。このため、ろう
付は前に分岐管の中心軸とフランジの中心軸とを確実に
しかも簡単に一致させることができる上、ろう材をフラ
ンジの大径拡管部内に単に嵌め置くだけでろう付けの準
備ができる。
したがって、この発明によれば、ろう付は作業に熟練技
術者がいらなくなり、また、ろう付は不良が発生するお
それもなくなり、さらに、ろう付は後に分岐管の内面と
フランジの内面との間に段差が生じることも防止でき、
吸気マニホールド内の空気は無用な抵抗を受けることな
くスムーズに流れて、エンジントラブルが発生するおそ
れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図まではこの発明の1つの実施例を示す
もので、第1図は組み立てられた吸気マニホールドの一
部を分解した斜視図、第2図は吸気マニホールドの主管
と分岐管との接合直前の部分断面を含む正面図、第3図
は主管と分岐管との接合直後の部分断面を含む正面図で
ある。 第4図および第5図は、従来の吸気マニホールドにおけ
る主管と分岐管との接合状態を示し、第4図は両管を溶
接により接合した部分断面を゛含む正面図、第5図は両
管をろう付けにより接合した部分断面を含む正面図であ
る。 (1)・・・吸気マニホールド、(2)・・・主管、(
2b)・・・周壁、(3)・・・孔、(4)・・・フラ
ンジ、(4a)・・・小径拡管部、(4b)・・・大径
拡管部、(4c)・・・非拡管部、(5)・・・分岐管
、(6)・・・ろう材、(7)・・・突起。 以  上 手続有打止1す 昭和62年 9月30日 1、事件の表示 昭和62年特許願第99262号 2、発明の名称 吸気マニホールドの製造方法 3、補正をする者 事件とのrI!1係  特許出願人 4、代理人 5、補正命令の日付 8、補正の内容 明 細 書(補正) 1、発明の名称 吸気マニホールドの製造方法 2、特許請求の範囲 主管(2)に複数の分岐管(5)が接続された吸気マニ
ホールド(1)を製造する方法であって、周壁(2b)
に複数の孔(3)があけられ、孔(3)の周囲に分岐管
接続用外方突出状フランジ(4)が一体に設けられた主
管(2)を用意し、フランジ(4)の先端に拡管加工を
施して、分岐管(5)の端部が嵌め入れられる小径拡管
部(4a)とこれの先端に段部を介して連なりかつこれ
よりも径の大きな大径拡管部(4b)とを形成しておき
、内径が主管(2)のフランジ(4)の非拡管部(4c
)の内径に等しく外径がフランジ(4)の小径拡管部(
4a)の内径に略等しい分岐管、(5)を用意し、分岐
管(5)の端部を主管(2)のフランジ(4)の小径拡
管部(4a)内に嵌め入れ、大径拡管部(4b)内に置
いたろう材(6)により分岐管接続用外方突出とを特徴
とする吸気マニホールドの製造方法。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は、たとえば自動車用エンジンに用いられる吸
気マニホールドを製造する方法に関するものである。 従来技術とその問題点 たとえば、電子制御式燃料噴射装置を備えた自動車の吸
気マニホールドには、エアクリーナから取り入れた空気
が通過する主管と、主管の周壁に接続されかつ同空気を
分岐させる複数の分岐管とを備えた型式のものがある。 このような型式の吸気マニホールドを製造するには、複
数の分岐管の一端部を主管の周壁に接続することにより
行なっており、その方法としては、従来大別して2つの
方法があった。 すなわち、その1つは、第4図に示すように、主管(2
2)の周壁(22b)に複数の孔(23)をあけ、この
孔(23)の周囲に、分岐管(25)の内径に等しい内
径を有する外方突出状フランジ(24)を一体に設けて
おき、各分岐管(25)の端面を各フランジ(24)の
端面に突き合わせて両者を溶接するものである。そして
他の1つは、第5図に示すように、主管(22)の周壁
(22b)に複数の孔(23)をあけ、この孔(23)
の周囲に、分岐管(25)の内径に等しい内径を有しか
つ先端に拡管部(24a)か形成され−た外方突出状フ
ランジ(24)を一体に設けておき、各分岐管(25)
の端部をフランジ(24)の拡管部(24a)内に嵌め
入れて、両者をろう付けするものである。 しかしながら、前者の方法によると、突き合わせ部分に
、コストがかさみ手間のかかる開先(26)を設ける必
要がある上、溶接の余盛(27)が主管(22)のフラ
ンジ(24)と分岐管(25)との間から内側にはみ出
すことがあり、余盛(27)によって吸気マニホールド
内の空気の流れが乱されてエンジントラブルが発生する
おそれがあった。 また後者の方法によれば、ろう付は前に各分岐管(25
)の端部をフランジ(24)の拡管部(24a)内に嵌
め入れた際、分岐管(25)の中心軸とフランジ(24
)の中心軸とを完全に一致させることがきわめて困難で
あるため、ろう付は作業に熟練を要するばかりか、ろう
付不良が発生しやすく、さらに、ろう付は後に分岐管(
25)の内面とフランジ(24)の内面との間に段差が
生じ、吸気マニホールド内の空気の流れが乱されてエン
ジントラブルが発生するおそれがあった。 この発明は、上記の問題点をすべて解決した吸気マニホ
ールドの製造方法を提供することを目的とする。 問題点の解決手段 この発明による吸気マニホールドの製造方法は、主管に
複数の分岐管が接続された吸気マニホールドを製造する
方法であって、周壁に複数の孔があけられ、孔の周囲に
分岐管接続用外方突出状フランジが一体に設けられた主
管を用意し、フランジの先端に拡管加工を施して、分岐
管の端部が嵌め入れられる小径拡管部とこれの先端に段
部を介して連なりかつこれよりも径の大きな大径拡管部
とを形成しておき、内径が主管のフランジの非拡管部の
内径に等しく外径がフランジの小径拡管部の内径に略等
しい分岐管を用意し、分岐管の端部を主管のフランジの
小径拡管部内に嵌め入れ、大径拡管部内に置いたろう材
により分岐管接続用外方突出状フランジに分岐管をろう
付けすることを特徴とするものである。 ここにおいて各分岐管は、後述の実施例のように単独の
構成部材からなるものであってもよく、上流側分岐管と
これに接合された下流側分岐管との2つの構成部材から
なるものであってもよい。 実  施  例 以下、この発明の実施例を第1図〜第3図を参照しなが
ら説明する。 第1図には、この発明の方法で製造された吸気マニホル
ドが示されている。第1図において、吸気マニホルド(
1)は、一端が開口するとともに他端が閉鎖され、かつ
周壁(2b)に複数の孔(3)が形成されるとともに番
孔(3)の周囲に分岐管接続用外方突出状フランジ(4
)が一体的に設けられたアルミニウム合金製主管(2)
と、各一端が分岐管接続用外方突出状フランジ(4)に
嵌め合せ状態で接続された複数のアルミニウム合金製分
岐管(5)とを備えている。 主管(2)他端の閉鎖壁(2a)は外方に突出した半球
状であり、その内面は凹球面となされている。外方突出
状フランジ(4)の先端には、分岐管(5)の一端部が
嵌め入れられる小径拡管部(4a)とこれの先端に段部
を介して連なりかつこれよりも大径の大径拡管部(4b
)とが形成されている。主管(2)の開口端には、アル
ミニウム鋳造品からなるスロットルボディ取付用筒状部
材(13)が固定されている。スロットルボディ取付用
筒状部材(13)には図示されないスロットルバルブを
内蔵したスロットルボディが取付けられ、このスロット
ルボディにエアクリーナからの送気管が接続されるよう
になっている。各分岐管(5)の先端は、1つの装架フ
ランジ(10)にまとめて接続されており、この装架フ
ランジ(10)を介して各分岐管(5)が図示しないエ
ンジンのシリンダヘッドに接続されるようになっている
。 装架フランジ(10)はアルミニウム展伸材およびアル
ミニウム鋳造品のいずれからなるものでもよい。装架フ
ランジ(10)は、横長方形状であって4つの孔(図示
略)と、孔の周囲に一体的に設けられた分岐管接続用筒
状突出部(11)とを備えている。突出部(11)の先
端にも小径拡管部(11a)と大径拡管部(llb)と
が設けられている。 また、装架フランジ(lO)の各突出部(11)の上方
には燃料噴射装置嵌込み用筒部(12)が一体的に設け
られている。そして、分岐管(5)は、突出部(11)
先端の小径拡管部(lla)内に挿入されてろう付され
ている。 次に、このような吸気マニホルドの製造方法について第
2図および第3図を参照して説明する。 まず、エアクリーナからの空気が流入するように一端が
開口しているとともに、他端が閉鎖され、その閉鎖壁(
2a)が外方へ突出した半球状とされている円筒状のア
ルミニウム合金製主管(2)を用意する。そして、主管
(2)の円筒状周壁(2b)の所定4箇所にバルジ加工
を施して、先端が閉鎖された短筒状膨出部を4つ形成し
た後、各先端閉鎖部の中央部に円形の孔をあけ、これら
の孔の周囲にバーリング加工を施して孔の周囲の残存部
分を外方に曲げることによって、周”! (2b)に4
つの円形孔(3)を形成するとともに名札(3)の周囲
にそれぞれ外方突出状フランジ(4)を一体的に設ける
。 ついで、これら4つのフランジ(4)の各先端に、2段
角出しエキスバンド加工を施して、分岐管(5)の端部
が嵌め入れられる小径拡管部(4a)とこれの先端に直
角状の段部を介して連なりかつこれよりも径の大きな大
径拡管部(4b)とを形成する。その後、主管(2)の
各フランジ(4)全体にサイジング加工を施して、フラ
ンジ(4)の横断面の内外2つの輪郭をいずれも真円に
する。 主管(2)に接続される分岐管(5)としては、両端が
開口するとともに全体がU字形に曲げ加工されたアルミ
ニウム合金製円管を4本用意する。これら分岐管(5)
の内径は上記フランジ(4)の非拡管部(4C)の内径
に等しく外径はフランジ(4)の小径拡管部(4a)の
内径と略等しく、これよりごくわずか小さい。そしてこ
れら分岐管(5)のそれぞれの両端部にもサイジング加
工を施して、同端部の横断面の内外2つの輪郭をいずれ
も真円にする。 ついで各分岐管(5)の両端部にプレスによるディンプ
ル加工を施すことによって、両端部外周面に、突出高さ
の等しい4つの突起(7)を円周方向に等間隔をおいて
設ける。これらの突起(7)はいずれも平面略正方形で
ある。なお、同分岐管(5)の内面には、上記ディンプ
ル加工の結果、各突起(7)の裏側に相当する箇所にそ
れぞれくぼみ(8)が形成される。 分岐管(5)におけるこれらの突起(7)は、同分岐管
(5)の一端部を主管(2)のフランジ(4)の小径拡
管部(4a)内に、同他端部を筒状突出部(11)の小
径拡管部(lla)内にそれぞれ嵌め入れた際に、両小
径拡管部(4a) (lla)の周壁内面に密に接する
ものであり、これにより同分岐管(5)の軸線とフラン
ジ(4)および突出部(11)、の軸線とを合致させか
つ分岐管(5)の内面とフランジ(4)の非拡管部(4
c)(lie)の内面とが面一になるようにする目的で
設けるものである。 以上のような各加工を施した主管(2)、分岐管(5)
および装架フランジ(10)を所定の向きに配置する。 そして、主管(2)のフランジ(4)の大径拡管部(4
b)内および装架フランジ(10)の筒状突出部(11
)の大径拡管部(llb)内に環状のろう材(6)を置
いた後、分岐管(5) O端部を主管(2)のフランジ
(4)の小径拡管部(4a)内に、また下流側端部を装
架フランジ(lO)の突出部(11)の小径拡管部(l
la)内にそれぞれ嵌め入れて、炉中ろう付けにより、
主管(2)と分岐管(5)および同分岐管(5)と装架
フランジ(10)をそれぞれ接合する。ろう材(6)は
、大径拡管部(4b) (11b)内および小径拡管部
(4a) (lla)内周面と分岐管(5)外周面にお
ける突起(7)の存在しない部分との間の間隙に溜まる
。こうして自動車の吸気マニホールド(1)が製造され
る。 発明の効果 この発明の吸気マニホールドの製造方法は、上記のよう
にろう付けによるものであるため、この発明によれば、
従来の突き合わせ溶接によった場合の問題点である、開
先をつくることによるコスト高と多くの手間および溶接
の余盛に起因するエンジントラブルをいずれも解消する
ことが可能になる。 またこの発明の製造方法は、周壁に複数の孔があけられ
、孔の周囲に分岐管接続用外方突出状フランジが一体に
設けられた主管を用意し、フランジの先端に拡管加工を
施して、分岐管の端部が嵌め入れられる小径拡管部とこ
れの先端に段部を介して連なりかつこれよりも径の大き
な大径拡管部とを形成しておき、内径が主管のフランジ
の非拡管部の内径に等しく外径がフランジの小径拡管部
の内径に略等しい分岐管を用意し、分岐管の端部を主管
のフランジの小径拡管部内に嵌め入れ、大径拡管部内に
置いたろう材により分岐管接続用外方突出状フランジに
分岐管をろう付けするものである。このため、ろう材を
フランジの大径拡管部内に単に嵌め置くだけでろう付け
の準備ができる。しかも、ろう材が大径拡管部内に溜ま
るために、ろう付けが強固に行なわれる。 したがって、この発明によれば、ろう付は作業に熟練技
術者がいらなくなり、また、ろう付は不良が発生するお
それもなくなり、さらに、ろう付は後に分岐管の内面と
フランジの内面との間に段差が生じることも防止でき、
吸気マニホールド内の空気は無用な抵抗を受けることな
くスムーズに流れて、エンジントラブルが発生するおそ
れがなくなる。 4、図面の簡単な説明 第1図から第3図まではこの発明の1つの実施例を示す
もので、第1図は組み立てられた吸気マニホールドの一
部を分解した斜視図、第2図は吸気マニホールドの主管
と分岐管との接合直前の部分断面を含む正面図、第3図
は主管と分岐管との接合直後の部分断面を含む正面図で
ある。 第4図および第5図は、従来の吸気マニホールドにおけ
る主管と分岐管との接合状態を示し、第4図は両管を溶
接により接合した部分断面を含む正面図、第5図は両管
をろう付けにより接合した部分断面を含む正面図である
。 (1)・・・吸気マニホールド、(2)・・・主!、(
2b)・・・周壁、(3)・・・孔、(4)・・・フラ
ンジ、(4a)・・・小径拡管部、(4b)・・・大径
拡管部、(4c)・・・非拡管部、(5)・・・分岐管
、(6)・・・ろう材。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主管(2)に複数の分岐管(5)を接合して吸気マニホ
    ールド(1)を得る吸気マニホールドの製造方法におい
    て、周壁(2b)に複数の孔(3)があけられ、孔(3
    )の周囲に外方突出状フランジ(4)が一体に設けられ
    た主管(2)を用意し、フランジ(4)の先端に拡管加
    工を施して、分岐管(5)の端部が嵌め入れられる小径
    拡管部(4a)とこれの先端に段部を介して連なりかつ
    ろう材(6)が嵌め置かれる大径拡管部(4b)とを形
    成しておき、内径が主管(2)のフランジ(4)の非拡
    管部(4c)の内径に等しく外径がフランジ(4)の小
    径拡管部(4a)の内径より小さい分岐管(5)を用意
    し、その端部外面に、高さがすべて等しくかつ同端部を
    フランジ(4)の小径拡管部(4a)内に嵌め入れた際
    に小径拡管部(4a)の周壁内面に密に接する所要数の
    突起(7)を設けておき、分岐管(5)の端部を主管(
    2)のフランジ(4)の小径拡管部(4a)内に嵌め入
    れ、大径拡管部(4b)内に置いたろう材(6)により
    主管(2)に分岐管(5)をろう付けすることを特徴と
    する吸気マニホールドの製造方法。
JP62099262A 1986-06-25 1987-04-22 吸気マニホ−ルドの製造方法 Pending JPS63264293A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100421856C (zh) * 2004-11-26 2008-10-01 方大集团股份有限公司 一种高频焊接方法
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