JP3731178B2 - インテークマニホールドのサージタンク構造 - Google Patents

インテークマニホールドのサージタンク構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、インテークマニホールドのサージタンク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、多気筒エンジンのインテークマニホールドを構成するサージタンクと、これに連なる複数のブランチ管は、エンジン性能に大きな影響を及ぼすため、吸気の流動抵抗を低減する手段として、サージタンクやブランチ管の内面をなだらかにして、その面粗度を小さく抑えたり、各ブランチ管のサージタンク内に開口する先端部形状をラッパ状とする方法が提案されている。
しかし、従来のサージタンクとブランチ管とを鋳造等により一体成形する場合には、そのような形状に形成することが困難であった。
【0003】
そこで、例えば特開平10−184473号とか、特開平11−141422号などにおいては、図8及び図9に示すような構造が採用されて、サージタンク51を、本体部51aと分割部51bに分割形成させ、先端にラッパ状部52aを形成させたパイプ製のブランチ管52を、サージタンク51内に突出させて組み付け、ロー付けによって一体化させている。
また、例えば特開平10−230356号には、図10に示すように、ブランチ管62の先端のラッパ状部62aの最大径よりも大きな通し穴61aをサージタンク61に形成させておき、ブランチ管62にリング状のリング部材63を差し込んだ後に、サージタンク61とリング状部材63とブランチ管62をロー付けによって接合一体化させる構造が開示されている。
しかし、このような構造では、接合部位のシール性確保のためには、ブランチ管52,62の真円度、外形寸法、サージタンク51,61及びリング状部材63の接合部の加工精度に高い精度が要求され、また、図8及び図9の場合には、位置決めピンなどが必要で、高価なものとなってしまうという問題点があり、また、全体を炉中ロー付けするために、部品の熱容量の違いで熱変形による位置ズレが生じたり、また、焼鈍による材料強度低下があり、ステー等を取り付けるための雌ネジが強度不足となるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、位置ズレすることなく良好な気密性を確保して安価に製造することができ、また、ステー等の部材が取付け可能となるインテークマニホールドのサージタンク構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、一端がシリンダヘッド取付用フランジに接続された複数本のブランチ管の他端が接続されるサージタンクを備え、該サージタンク内に前記ブランチ管の他端のラッパ状部が突出状に配置されるインテークマニホールドにおいて、前記サージタンクは、前記ブランチ管が炉中ロー付けで接合されるロー付け側部材と、炉中ロー付けされることなく前記ロー付け側部材とボルト等で締結される非加熱側部材とに2分割形成されているとともに、前記ロー付け側部材には、前記ブランチ管が挿入されて位置決めされる挿入突起部が設けられ、該挿入突起部の先端には、前記ブランチ管の先端のラッパ状部を形成させる拡管治具の受けとなる治具受け拡開部が形成されていることである。
【0005】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、サージタンクにブランチ管を接合した状態の拡大断面構成図であり、図2は、サージタンクの分割状態の全体斜視構成図である。
【0006】
本例では、4気筒エンジン用の4本のブランチ管2,2,2,2の一端側は、シリンダヘッドに取り付けられるシリンダヘッド取付用フランジ1に接合されており、各ブランチ管2,2,2,2の他端側がサージタンク3内に突出状に配置されて、その各ブランチ管2,2,2,2の先端はラッパ状に拡開されたラッパ状部2aとなっており、本例では、サージタンク3は、前記ブランチ管2,2,2,2が接合されるロー付け側部材4と、ロー付けされることのない非加熱側部材5とに2分割形成されており、ロー付け側部材4のフランジ部4aと、非加熱側部材5のフランジ部5aを当接させて、それぞれのフランジ部4a,5aに形成されているボルト孔4b,5b内にボルト7を通し、ボルト7を締め付けてロー付け側部材4に対し非加熱側部材5を締結固定させることができるように構成されており、このロー付け側部材4のフランジ部4aと非加熱側部材5のフランジ部5aの当接される分割接合面Sは、前記ブランチ管2の中心軸線Pに対し直角方向となるように設定されており、ロー付け側部材4には、外側からブランチ管2の先端側が挿入される挿入突起部6が前記非加熱側部材5側に向かって一体状に突出形成されたものとなっており、この挿入突起部6の内端は拡開された治具受け拡開部6aとなっている。
挿入突起部6は、例えば図5に拡大して示すような形状に形成されており、4本等間隔に挿入突起部6がロー付け側部材4から一体状に突出され、それぞれ挿入突起部6の先端に治具受け拡開部6aが形成されている。
【0007】
このような構造では、サージタンク3のロー付け側部材4から、非加熱側部材5を分離させた状態で、ロー付け側部材4の挿入突起部6内に、図3に示すようにブランチ管2の先端部を挿入させ、非加熱側部材5が取り付けられる側から、かしめ治具10をブランチ管2の先端側に圧入させて、かしめ治具10によりブランチ管2の先端側を、ロー付け側部材4の挿入突起部6の内面にかしめて固定させ、これによりブランチ管2を正確に位置決め固定することができるものである。なお、かしめ治具10によりかしめてブランチ管2を挿入突起部6に位置決めする他に、点付け溶接等によってもブランチ管2を位置決め固定させることができるものである。
【0008】
このように挿入突起部6にブランチ管2の先端をかしめ等で位置決め固定させた後に、図4に示すように、拡管治具11を、ブランチ管2の先端側より挿入突起部6の治具受け拡開部6aに押し付けることにより、ブランチ管2の先端をラッパ状に拡開させてラッパ状部2aを形成させる。即ち、拡管治具11は、大径部11aの先端に小径部11bが形成され、大径部11aから小径部11bに亘ってアール部Rが形成されており、このアール部Rを、治具受け拡開部6aに押し付けブランチ管2の先端を拡開させてゆき、正確にラッパ状部2aを形成させることができるものである。
【0009】
このように、かしめ治具10と拡管治具11を用いて、各ブランチ管2の先端側をかしめて位置決めし、かつ確実にラッパ状部2aを形成させることができ、従来のようにブランチ管2の真円度、外形寸法、サージタンク3の接合部の加工精度等に高い精度が要求されることなく、また、位置決めピンも不要となり、安価に製造することができるものとなる。
【0010】
その後、炉中に入れてロー付けし、ロー付け側部材4に各ブランチ管2,2,2,2を接合させた後に、ロー付け側部材4に非加熱側部材5をボルトで締結させるものであり、ロー付け側部材4のみをブランチ管2とともに高温の炉中に入れて炉中ロー付けを行えば良く、非加熱側部材5は高温の炉中に入れる必要がないため、非加熱側部材5は安価な材料を用いても、焼鈍による材料強度低下を心配する必要がなく、十分な強度が確保できるため、この非加熱側部材5に雌ネジを形成して、ボルト9等により非加熱側部材5にステー8を強固に取り付けることができ、このステー8によりサージタンク3全体を強固に支持させることができるものとなる。
【0011】
なお、ロー付け側部材4はアルミ鋳物またはアルミ展伸材で形成させることができ、図5のように、挿入突起部6を一体形成させたものであっても、また、図6のように、別体の挿入突起部材6Aを、ロー付け側部材4に炉中ロー付けとか点付け溶接,点付けロー付け等で接合させて構成することもできる。即ち、図6の挿入突起部材6Aは、4本の挿入突起部6が連結リング部6bで連結されて別体に形成されたものである。
【0012】
なお、さらに図7に示すような円筒状の挿入突起部材6Bを別体で形成し、この挿入突起部材6Bをロー付け側部材4に接合させたものであっても良い。図7の挿入突起部材6Bには、前記ブランチ管2の先端が挿入される挿入孔6cが形成され、挿入孔6cの先端側に、前記拡管治具11を受けるための治具受け拡開部6aが形成されたものである。
なお、図5及び図6において、挿入突起部6の数は4個に限定されるものではない。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、一端がシリンダヘッド取付用フランジに接続された複数本のブランチ管の他端が接続されるサージタンクを備え、該サージタンク内に前記ブランチ管の他端のラッパ状部が突出状に配置されるインテークマニホールドにおいて、前記サージタンクは、前記ブランチ管が炉中ロー付けで接合されるロー付け側部材と、炉中ロー付けされることなく前記ロー付け側部材とボルト等で締結される非加熱側部材とに2分割形成されているとともに、前記ロー付け側部材には、前記ブランチ管が挿入されて位置決めされる挿入突起部が設けられ、該挿入突起部の先端には、前記ブランチ管の先端のラッパ状部を形成させる拡管治具の受けとなる治具受け拡開部が形成されていることにより、非加熱側部材を取り外した状態で、ロー付け側部材の挿入突起部内にブランチ管の先端を挿入して、かしめ等により正確に位置決めさせることができ、その後にブランチ管の先端に拡管治具を押し付けて、拡管治具と治具受け拡開部でブランチ管の先端を挟み込んで良好にブランチ管の先端にラッパ状部を形成させることができ、従来のように、ブランチ管の真円度,外形寸法,サージタンクの接合部等の加工精度に高い精度が要求されず、かしめ等で正確に位置決めすることができ、炉中ロー付けの際に位置ズレすることなく、良好な気密性を確保してブランチ管を正確にロー付け側部材に接合することができ、その後にロー付け側部材に非加熱側部材をボルトで締結して安価に製造することができるものとなる。また、非加熱側部材はステー等の取り付けが可能であり、サージタンク全体を強固にステー等で支持することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割可能なサージタンクにブランチ管の先端を接合させた状態の要部拡大断面構成図である。
【図2】サージタンクを分解した状態のインテークマニホールドの全体構成図である。
【図3】ロー付け側部材の挿入突起部内にブランチ管の先端を挿入させ、かしめ治具でかしめる状態の作業説明図である。
【図4】その後に、拡管治具を用いてブランチ管の先端にラッパ状部を形成させる作業説明図である。
【図5】ロー付け側部材に一体形成された挿入突起部の拡大斜視図である。
【図6】別体で形成した挿入突起部材の斜視構成図である。
【図7】別体で形成した挿入突起部材の斜視構成図である。
【図8】従来の分割型のサージタンクにブランチ管を接合した状態の断面構成図である。
【図9】図8の側面側からの要部を示す側面構成図である。
【図10】従来の別例を示すブランチ管の接合状態の要部断面構成図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド取付用フランジ
2 ブランチ管
2a ラッパ状部
3 サージタンク
4 ロー付け側部材
4a フランジ部
4b,5b ボルト孔
5 非加熱側部材
5a フランジ部
6 挿入突起部
6a 治具受け拡開部
6b 連結リング部
6c 挿入孔
6A,6B 挿入突起部材
7 ボルト
8 ステー
9 ボルト
10 かしめ治具
11 拡管治具
R アール部

Claims (1)

  1. 一端がシリンダヘッド取付用フランジに接続された複数本のブランチ管の他端が接続されるサージタンクを備え、該サージタンク内に前記ブランチ管の他端のラッパ状部が突出状に配置されるインテークマニホールドにおいて、前記サージタンクは、前記ブランチ管が炉中ロー付けで接合されるロー付け側部材と、炉中ロー付けされることなく前記ロー付け側部材とボルト等で締結される非加熱側部材とに2分割形成されているとともに、前記ロー付け側部材には、前記ブランチ管が挿入されて位置決めされる挿入突起部が設けられ、該挿入突起部の先端には、前記ブランチ管の先端のラッパ状部を形成させる拡管治具の受けとなる治具受け拡開部が形成されていることを特徴とするインテークマニホールドのサージタンク構造。
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