JP2905777B1 - ガス器具用ノズル - Google Patents

ガス器具用ノズル

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JP2905777B1
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知彦 横山
光郎 上ノ原
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株式会社旭テクノス
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Abstract

【要約】 【目的】 ガス導管にノズル体を接合する際に、ろう付
けを必要とせずに抜け止めを施すことができ、かつ気密
性が保持されるようにする。 【構成】 ガス導管12とノズル体18とを圧入関係に
よって接合するとともに、この圧入関係に加えて、ガス
導管12の接合部分に半径方向の塑性変形を生じさせた
ガス器具用ノズル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス導管の端部に
取り付けられ、ガス導管の管軸方向へガスを噴射するた
めのガス器具用ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス器具用のノズルはガス導管の末端に
位置する。従来の一般的なノズルでは銅製のガス導管に
真鍮製のノズル部品をろう付けする必要があった。ろう
付けはノズル部分の抜け止め及び気密性保持のために行
なわれる。しかしろう付けのコストは低くなく、ろうに
よるノズル口の封止のチェックやろう付けが機能してい
るか否かのチェック、或いはガス漏れの有無のチェック
等、ろう付けにともなう検査がわずらわしい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は、ろう付けを必
要とせずに抜け止めが施され、かつ気密性を保持した取
り付け構造を備えるガス器具用ノズルを提供することに
ある。
【0004】本発明の他の課題は、ろう付けを必要とせ
ずに、より容易かつ確実なノズルの取り付けが行なえる
ようにすることであり、これによってコストを低減する
ことができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明のガス器具用ノズルは、ガス導管とノズル体とが
圧入関係によって接合されており、上記圧入関係に加え
てガス導管の接合部分に半径方向の塑性変形が生じてい
ることを特徴とする。
【0006】上記圧入は、嵌め込まれる側の内径が、嵌
め込む側の外径よりも小径である2部材、つまりガス導
管とノズル体の間に成立する。故に、はめ込まれる側に
は圧入に基づく変形が生じ気密が保持されることとなる
が、本発明では単なる圧入関係に加えて、さらにガス導
管の接合部分に半径方向の塑性変形を生じている必要が
ある。
【0007】このような塑性変形の一つは凹凸による食
い込みである。ノズル体側に凹部を形成しておき、圧入
によってそこへガス導管側の一部が食い込むと、圧入関
係を越えた塑性変形として凸部が接合部分に生じる。
【0008】単なる圧入関係によって接合されているガ
ス導管とノズル部品との間に、単なる圧入に基づく変形
を越える力が後から作用する場合、ガス導管の組織に変
形が生じていると考えられる。これは接合部分の加熱に
よってもたらされるが、本発明における塑性変形にはこ
のような変形も含まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】さらに、本発明のガス器具用ノズ
ル11について詳細に説明する。このノズル11は、接
合部分であるガス導管12の端部13に取り付けられ、
ガス導管12の管軸方向(と並行な方向を含む。)へガ
スを噴射するためのものである。Xは管軸を示す。
【0010】ガス導管12は、例えば、ガス源14とし
てのガスボンベから減圧器15を経て、或いは経ずに、
作動部16としてのバーナへガスを送給するための経路
を構成する。ノズル11はこの経路の末端にあって、混
合筒17にガスを噴射し、燃焼可能な混合気を作り出す
ために用いられる。
【0011】本発明において、ノズル11はガス導管1
2の端部13の開口部分にノズル体18を前記径差をも
って嵌め合わせる、つまり圧入させることによって組み
立てられる。これらの位置関係、この場合、ガス導管1
2とノズル体18のどちらを外側または内側に配置する
かは自由に決めることができる。
【0012】前記の圧入では、例えば嵌め込む側の方が
嵌め込まれる側よりも大きい寸法を有するので、嵌め込
まれる側が拡げられ、これを圧入に基づく変形と呼ぶこ
と及び圧入により気密性が得られることは既に述べたと
おりである。この圧入関係に加えて、ガス導管12の接
合部分に半径方向の塑性変形が生じている点に本発明の
特徴がある。半径方向の変形とは、嵌め込まれる側が拡
げられる場合と狭められる場合の変形、或いは、半径方
向外方と半径方向内方との変形を含む。
【0013】図3に示す本発明の実施例1では、ガス導
管12の端部13をノズル体18の嵌め込み口19内に
嵌め込む構成をとる。故に端部13の外径R1は嵌め込
み口19の内径R2よりも大である。この径差はガス導
管12の外径を100とすると、100分の1〜100
分の8程度の範囲とすることができる。ガス導管12に
は銅パイプと呼ばれるものを使用可能であり、これに適
するノズル体18の材質は真鍮である。
【0014】上記ガス導管12とノズル体18とを圧入
によって接合するには、例えばガス導管12を保持器2
0に保持させるとともに、ガス導管12の突部21に掛
け止め、ノズル体18を加圧器22に保持させ、かつ軸
線Xに沿ってガス導管端部方向へ移動させ、所要の力を
加えて相互に嵌め合わせる。嵌め合わせによって、ガス
導管12は先端面23が嵌め込み口19の肩面24に当
たり(圧入)、さらに加圧されることによってガス導管
12の端部13に塑性変形を生じて、その端部13との
接触面に予め設けられた凹部25に食い込み、肉が膨張
して凸部26を生じる。図3(b)参照。
【0015】凸部26は半径方向の塑性変形であり、凹
部25との嵌まり合いによってノズル体18の抜け止め
となる。このときガス導管12の突部21はノズル体1
8の嵌め込み口縁部27に圧接可能とすると、突部21
が口縁部27に接する段階まで加圧したときに、凹部2
5に食い込む凸部26が形成されたものとすること、即
ち加圧作用の管理を実施することができる。かくしてノ
ズル体18のノズル口28とガス導管12の軸線Xとは
一致することとなる。
【0016】図4に示す本発明の実施例2では、ガス導
管12の端部13の開口内にノズル体18の接合端部2
9を嵌め込む構成をとる。この場合、端部13の内径R
3は接合端部29の外径R4よりも小径となる。この場
合の径差は前記の例1と同様で良い。接合端部29の先
端29′はややテーパ状とし、挿入を容易化すると良
い。
【0017】ガス導管12とノズル体18との接合に
は、前記と同様に保持器20と加圧器30とを使用する
ことができる。加圧器30はガス導管12の端部外径
(R1)を受け入れることができる内径の受け入れ穴3
1を有する。ノズル体18とガス導管12との嵌め合わ
せによってガス導管12の先端面23はノズル体18の
外肩面32に当たり(圧入)、さらに加圧されると端部
13は塑性変形を生じて、端部13との接触面に予め設
けられた凹部33に食い込み、肉が膨出して凸部34を
生じる。図4(b)参照。
【0018】凸部34は半径方向の塑性変形であり、凹
部33との嵌まり合いによってノズル体18の抜け止め
となる。突部21はガス導管12とノズル体18との加
圧段階の最後で加圧器30の受け入れ穴周縁部35に当
たり、それで必要な塑性変形が形成されたものとするこ
とができる。この例でもノズル体18のノズル口36と
ガス導管12の軸線Xとは確実に一致する。
【0019】図5に示す本発明の実施例3は、実施例2
と同じ配置をとり、端部13の内径R3が接合端部29
の外径R4よりも小径となる。この場合も実施例2と同
程度の径差を設定して良く、この径差による圧入関係で
もって ガス導管12とノズル体18との接合は一応終
了し、ガス器具用ノズル11が完成する。圧入装置と方
法は実施例2と同様で良いが、嵌め合わせ後にさらに加
圧する必要はない。
【0020】しかし実施例3では上記の単なる圧入に基
づく変形を越える力が後から作用する構成をとる。この
場合の塑性変形はガス導管12の内部組織の変形であ
り、ガスの燃焼にともなう熱による半径方向の塑性変形
量の増大である。より具体的にいえば圧入の事後の増進
によって生じる。このためガス導管12の構成材は、線
膨張率がノズル体18の構成材の線膨張率よりも小さい
材質を使用する。例えば銅パイプは300゜Kにおいて
1.66×10-6、真鍮ノズルは同じく20.8×10
-6であり、この関係の材料はそのまま実施例3に適用す
ることができる。
【0021】他の構成は実施例2及び1と同様で良いの
で、符号を援用し詳細な説明を省略する。かくして実施
例3ではノズル体18とガス導管12とは、ガス導管1
2の端部開口内にノズル体18の接合端部29が圧入さ
れた状態で使用に供される。実施例2及び3では接合さ
れているノズル体18がガス導管12の先端から僅か露
出するだけで、端面23は外肩面32に当たっているの
で引っ掛かりのおそれもなく、実施例1ほど大きな接合
力を必要としない。
【0022】特に使用時、ガスの燃焼に伴なう熱によっ
て線膨張率の大きい内側のノズル体18がガス導管12
を押し拡げようとするので、塑性変形を単なる圧入状態
よりも大きく増大させ、しまりばめを惹き起こすことに
なる。このためガス器具10の使用中、接合部分の面圧
が不使用時よりも上昇し、さらに抜け止め作用及び気密
性を向上させることとなる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、ノズル体とガス導管との接合部分に
は単なる圧入関係に加えて半径方向の塑性変形を生じる
ことになり、ろう付けを必要とせずに抜け止めが施され
かつ気密性が保持されるという効果を奏する。故に本発
明によりろう付けの作業と、ろう付けに伴なう検査等の
作業が不要となるので、工数を削減し、コストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス器具用ノズルの説明のための
ガス器具全体を示した平面説明図。
【図2】本発明に係るガス器具用ノズルの用例を示す側
面図。
【図3】(a)本発明に係るガス器具用ノズルの実施例
1に関する断面説明図。 (b)同じく縦断面図。
【図4】(a)同じく実施例2に関する縦断面説明図。 (b)同じく縦断面図。
【図5】(a)同じく実施例3に関する分解説明図。 (b)同じく縦断面図。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス導管の端部に取り付けられ、ガス導
    管の管軸方向へガスを噴射するためのガス器具用ノズル
    であって、ガス導管とノズル体とが圧入関係によって接
    合されており、上記圧入関係に加えてガス導管の接合部
    分に半径方向の塑性変形が生じていることを特徴とする
    ガス器具用ノズル。
  2. 【請求項2】 塑性変形により、ガス導管の接合部分に
    食い込みを生じ、抜け止めの一部となる凹部をノズルの
    ガス導管との接触面に設けた請求項1記載のガス器具用
    ノズル。
  3. 【請求項3】 ガス導管を保持器に保持させるととも
    に、ガス導管の突部に掛け止め、ノズル体を加圧器に保
    持させ、かつ軸線に沿ってガス導管端部方向へ移動さ
    せ、所要の力を加えて相互に嵌め合わせ、さらに加圧す
    ることによって接合部が凹部に食い込み、凸部を生じて
    いる請求項2記載のガス器具用ノズル。
  4. 【請求項4】 ガス導管の突部がノズル体の嵌め込み口
    縁部に接する段階まで加圧したときに、凹部に食い込む
    凸部が形成されたものとなるようにされた請求項2記載
    のガス器具用ノズル。
  5. 【請求項5】 ガス器具の使用時に、ガスの燃焼にとも
    なう熱によって半径方向の塑性変形量が増大し、しまり
    ばめを生じるものである請求項1記載のガス器具用ノズ
    ル。
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