JPH11241891A - 内燃機関のegrガスクーラ - Google Patents
内燃機関のegrガスクーラInfo
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- JPH11241891A JPH11241891A JP10043027A JP4302798A JPH11241891A JP H11241891 A JPH11241891 A JP H11241891A JP 10043027 A JP10043027 A JP 10043027A JP 4302798 A JP4302798 A JP 4302798A JP H11241891 A JPH11241891 A JP H11241891A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
置される仕切板8をボディに確実にロー付けし、接合強
度を高める。 【解決手段】 クーラエレメントは、筒状をなすボディ
と、ボディの両端をそれぞれ閉塞する端板と、両端がそ
れぞれ端板に接続された4本の熱交換チューブ7と、ボ
ディ内にUターン形状の冷却水流路を構成するように配
設された仕切板8、とから構成されており、予めロー付
けにより一体化される。仕切板8は、両側縁の取付片8
aがボディ内壁面にロー付けされるが、取付片8aの当
接面に、浅い凹部21が複数形成されており、ここにロ
ー材が塗布される。凹部21により、仕切板8をボディ
に挿入する際にロー材が脱落しない。加熱されたロー材
は凹部21の周囲に流れ出て、堅固にロー付けする。
Description
還流装置において、EGRガス(還流排気ガス)を冷却
水によって冷却するEGRガスクーラに関する。
制するために、内燃機関から排出された排気ガスの一部
を、吸気系に還流するようにした排気還流装置が従来か
ら広く用いられている。この排気還流装置においては、
一般に、排気系から取り出した高温の排気ガスを、特に
冷却することなく、そのまま吸気系へ導入する構成とな
っているが、排気系から取り出された排気ガスは非常に
高温であり、ガスそのものが膨張しているため、十分な
量のEGRガスを導入しようとすると、内燃機関の体積
効率が低下し、出力の低下や燃費の悪化を招来する。
て冷却するEGRガスクーラが提案されており、一部で
実用に供されている。
GRガスクーラの一構成例を示すもので、筒状のボディ
31の内部に、側面の冷却水入口32および冷却水出口
33を介して冷却水が通流するようになっており、かつ
このボディ31内に、複数本の熱交換チューブ34が配
設されている。各熱交換チューブ34は、ボディ31の
両端をそれぞれ閉塞する一対の端板35に端部が接続さ
れており、かつこれらの熱交換チューブ34の内部に排
気ガスを導入するために、上記ボディ31の両端に、そ
れぞれガス入口およびガス出口となるキャップ状部材3
6が固定されている。従って、EGRガスとなる排気ガ
スは、複数本の熱交換チューブ34内を並列に流れ、そ
の周囲を囲む冷却水によって冷却されることになる。
ラでは、ボディ31の両端に冷却水入口32と冷却水出
口33とが配置され、該ボディ31内を一端から他端へ
と冷却水が流れるのであるが、このように冷却水の流れ
る距離が短いと、熱交換効率の上からは好ましくない。
そこで、ボディ31内に、該ボディ31内の一端部を残
した形で熱交換チューブ34と平行に仕切板を設け、ボ
ディ31内に、一端で折り返されるUターン状の流路を
構成することが提案されている。
うな熱交換器は、一般には、ロー付け、特に炉内で全体
を加熱して各部を同時にロー付けする炉内ロー付けの手
法によって製造されるので、仕切板をボディ31内に一
端から挿入する形で配置し、かつボディ31内壁面に確
実にロー付けすることは、非常に困難であり、仕切板の
取付強度が低い製品が出現したりし易い。特に、仕切板
の接合面に予めロー材を塗布したとしても、ボディ31
内に挿入する作業の際にロー材が脱落しやすい。また、
ボディ31内に仕切板を配置した後に接合箇所にロー材
を配置する方法では、ボディ31が細長い筒状であるこ
とから作業性が悪く、かつ接合面に広くロー材が行きわ
たらないので、接合強度が低い。
ーラにおいては、内燃機関の振動によって熱交換チュー
ブ34同士が干渉し、異音が生じたり、熱交換チューブ
34の摩耗が発生する、という問題もある。
部に冷却水を通流させるように側面に冷却水入口および
冷却水出口が設けられた筒状のボディと、このボディの
両端をそれぞれ閉塞する端板と、上記ボディ内に配設さ
れ、かつ両端がそれぞれ上記端板の取付孔に接続される
とともに、内部に排気ガスが通流する複数の熱交換チュ
ーブと、上記ボディ内に上記熱交換チューブと平行に配
置され、かつ該ボディ内に上記冷却水入口から上記冷却
水出口に連続した冷却水流路を構成する一つあるいは複
数の仕切板と、を備え、上記仕切板が、ロー付けにより
ボディ内に固定されてなる内燃機関のEGRガスクーラ
において、上記仕切板は、両側縁に、略L字形に折曲し
た取付片を有し、かつ各取付片のボディ内壁面との当接
面に、ロー材を塗布するための浅い凹部が形成されてい
ることを特徴としている。上記凹部は、例えば請求項2
のように、取付片にプレスしたエンボスからなる。
仕切板がロー付けされ、ボディ内を平行な複数(実際に
は端部で1本に連続したものとなる)の流路に区画して
いる。ここで、ボディ内壁面に接合される仕切板の取付
片には、浅い凹部が形成され、ここにロー材が塗布され
るので、ボディ内に仕切板を組みつける際に接合面がボ
ディ内壁面に摺接したとしても、ロー材が脱落してしま
うことがなく、凹部内に確実に保持される。そして、こ
の凹部内のロー材は、加熱された際に凹部周囲に流れ出
るため、ロー材を介して面同士が広く接合される。な
お、一般には、このロー付けは炉内ロー付けによって行
われるので、端板や熱交換チューブも同時にロー付けさ
れる場合が多い。
求項3の発明では、上記凹部は、上記仕切板の長手方向
に沿って細長く形成されており、かつ個々に独立した複
数の凹部が間隔をもって並べられている。このように凹
部を仕切板の全長に連続させずに間欠的に設けることに
よって、それぞれの凹部内のロー材が加熱時に各凹部の
周囲に流れ出て、その部分を堅固にロー付けするので、
接合強度が非常に高くなる。
に固定される仕切板を利用して熱交換チューブが支持さ
れる。すなわち、上記仕切板は、長手方向中間部に、熱
交換チューブの軸方向と交差する方向に沿ったチューブ
支持片を有し、このチューブ支持片に熱交換チューブの
中間部が固定支持されていることを特徴としている。
は、上記チューブ支持片は、熱交換チューブの径に対応
した略半円形の切欠部を有し、この切欠部に熱交換チュ
ーブが圧入されるとともに、ロー付けされている。
することにより、各熱交換チューブの振動が抑制され、
互いの干渉が回避される。
形態を説明する。
1の全体的構成を示す断面図、図2はその横断面図であ
り、図3は、その要部を示す分解斜視図である。
により一体化される中央のクーラエレメント2と、この
クーラエレメント2の入口側および出口側の端部にそれ
ぞれ溶接される一対のキャップ状部材3,3と、に大別
される。
の筒状をなすボディ5と、このボディ5の両端をそれぞ
れ閉塞する一対の端板6,6と、上記ボディ5内に収容
され、かつ両端がそれぞれ端板6に接続された4本の熱
交換チューブ7と、ボディ5内にUターン形状の冷却水
流路を構成するように配設された仕切板8、とから大略
構成されている。
肉厚のステンレス製のものであり、その側面の互いに対
向する位置に、冷却水入口11および冷却水出口12が
設けられている。これらの冷却水入口11および冷却水
出口12には、それぞれ冷却水用配管を接続するための
コネクタ13が、やはりロー付けにより固定されてい
る。なお、上記冷却水入口11および冷却水出口12
は、EGRガスの入口側となるボディ5の一端部に片寄
った位置に形成されている。
ば1.5mm程度の肉厚のステンレス板からなり、その
4カ所に予め円形の取付孔9が開口形成されているとと
もに、外周部が筒状に折り曲げられており、この筒状部
が上記ボディ5の端部の外周に嵌合し、この嵌合部でロ
ー付けされている。なお、後述する溶接のために、上記
筒状のさらに先端側部分が、外周側へ折曲されている。
のものであり、非常に薄い例えば0.3mm程度の肉厚
に構成されており、かつ表面積の増大のために、蛇腹状
ないしはスパイラル状に凹凸を設けた形状をなしてい
る。この熱交換チューブ7の両端は、端板6の取付孔9
を貫通し、かつ外側からかしめられているとともに、取
付孔9開口縁に対しロー付けされている。
熱交換チューブ7が配置されているが、ボディ5内の空
間をそれぞれ熱交換チューブ7が2本づつ収容される2
つの流路14a,14bに仕切るように、ボディ5中央
部に熱交換チューブ7と平行に仕切板8が配設されてい
る。この仕切板8は、両側縁がそれぞれ取付片8aとし
てL字形に折り曲げられており、この取付片8aでもっ
て、ボディ5内壁面にロー付けされている。また、この
仕切板8は、ボディ5の全長よりも短く、かつEGRガ
スの入口側となる一方の端板6に一端が当接した状態に
配置されている。換言すれば、ボディ5のEGRガス出
口側においては、仕切板8が存在せず、ボディ5内の2
つの流路14a,14bが一体に連通している。これに
より、ボディ5内には、冷却水入口11から冷却水出口
12へと向かうUターン形状に連続した冷却水流路が構
成されている。
2は、前述したように、ロー付けによって一体化されて
いる。このロー付けには、例えば、ニッケルロー付けが
用いられ、かつ各部材を治具により組み付けた状態とし
て炉内で加熱する、いわゆる炉内ロー付けによって組み
立てられている。
に応じて種々の構成のものが必要であるので、ロー付け
により一体化されたクーラエレメント2に、後工程でも
って溶接されている。このキャップ状部材3は、ボディ
5の端部を覆う角錐状をなし、中心部にガス入口もしく
はガス出口となる単一の開口部15を備えている。そし
て、開口部側に設けられた筒状部が上記端板6の筒状部
の外周に嵌合し、かつ、外周側へ折曲された先端縁が端
板6先端縁と互いに溶接されている。なお、入口側のキ
ャップ状部材3には、フランジ16が予め溶接されてお
り、また出口側のキャップ状部材3には、排気管17が
予め溶接されている。
る。この仕切板8は、熱交換チューブ7の軸方向に沿っ
て細長い長方形状をなし、かつ両側縁が取付片8aとし
て同一方向に折曲されている。そして、この取付片8a
がボディ5内壁面にロー付けてされるのであるが、この
取付片8aの当接面には、ロー材を保持するために、細
長い長円形をなす浅い凹部21が複数個形成されてい
る。この凹部21は、例えば、取付片8aにプレスした
エンボスからなり、かつ複数個の細長い凹部21が適宜
な間隔をもって一列に並ぶように形成されている。ロー
付けの際には、この凹部21内に斜線を施して示すよう
にロー材が塗布され、炉内ロー付けが行われる。なお、
このボディ5に対するロー付けの際に仕切板8の位置を
位置決めするために、図2に示すように、ボディ5の複
数箇所に突起22が設けられている。
7の軸方向と直交する方向に沿ったチューブ支持片23
が、長手方向の中間部2カ所に設けられている。この実
施例では、チューブ支持片23は、仕切板8とは別の金
属板からなり、かつL字状に折り曲げた底辺部分を予め
仕切板8に溶接してある。また、このチューブ支持片2
3には、熱交換チューブ7の外径に等しい径の略半円形
の切欠部24が一対設けられており、ここに、各熱交換
チューブ7が圧入されるとともに、ロー付けされてい
る。なお、チューブ支持片23は、仕切板8の両面にそ
れぞれ配置されている。
8と4本の熱交換チューブ7とが圧入により仮組み立て
された後に、ボディ5内に挿入され、かつその両端に端
板6が配置されて、クーラエレメント2として炉内で一
体にロー付けされる。ここで、仕切板8は、取付片8a
の凹部21にロー材を塗布した状態でボディ5内に軸方
向に挿入されることになるが、ロー材は凹部21内に保
持されるので、ボディ5内壁面との摺接によって脱落し
てしまうことがない。そして、この凹部21内のロー材
は、加熱された際に、凹部21周囲に流れ出て、取付片
8aとボディ5内壁面とを堅固にロー付けする。特に、
凹部21が適宜な間隔をもって独立しているので、隣接
する凹部21の間の平面が、凹部21から流れてきたロ
ー材によってボディ5内壁面に堅固に接合し、非常に高
い接合強度が得られる。
ブ7の中間部が仕切板8によって固定支持されるため、
内燃機関の振動による熱交換チューブ7同士の干渉が回
避され、異音の発生や摩耗の発生が防止される。
示している。図示するように、この実施例においては、
チューブ支持片23が仕切板8から切り起こされてい
る。すなわち、矩形の3辺に沿って仕切板8にスリット
を設け、かつ90°折り曲げることによって、仕切板8
と一体にチューブ支持片23が設けられている。なお、
このチューブ支持片23には、やはり略半円形の切欠部
24が形成されている。この実施例においては、チュー
ブ支持片23を切り起こすことに伴い、冷却水流路を短
絡させる開口部が仕切板8に生じてしまうものの、前述
した実施例に比較して、構成が非常に簡素化できる利点
がある。
施例を示している。この実施例においては、仕切板8の
両面に、断面略コ字状をなす補助プレート25が溶接等
により固着されており、この補助プレート25からチュ
ーブ支持片23が切り起こされている。つまり、上記補
助プレート25は、一対の熱交換チューブ7の間に位置
し、かつ両側に切り起こされたチューブ支持片23によ
って各熱交換チューブ7をそれぞれ支持している。な
お、補助プレート25の外周側の側縁の取付片25a
は、ボディ5内壁面にロー付けされるようになってお
り、ここには、仕切板8の取付片8aと同様に、ロー材
を塗布するための凹部21が形成されている。
切板8を有し、ボディ5内を、Uターン形状に1本に連
続する2つの流路14a,14bに区画した例を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、さらに
多数の仕切板8を設け、順次折り返された複数の流路に
区画するようにしたものにも、同様に適用することがで
きる。
切板8を設け、ボディ5内を3つの流路14a,14
b,14cに区画した構成を示している。この実施例で
は、仕切板8で仕切られたそれぞれの部分に各一対の熱
交換チューブ7が収容されているが、一方の仕切板8の
両面にそれぞれチューブ支持片23が設けられ、他方の
仕切板8には、一方の面のみにチューブ支持片23が設
けられている。なお、このように3つの流路14a,1
4b,14cとする場合には、ボディ5の一端に冷却水
入口11が、他端に冷却水出口12がそれぞれ配置さ
れ、ボディ5内で3つの流路14a,14b,14cが
略Z字形に連続した形となる。
に係る内燃機関のEGRガスクーラによれば、ロー付け
の際にボディ内に挿入される仕切板にロー材保持用の浅
い凹部を設けたので、ロー材が脱落してしまうことがな
く、仕切板とボディとを堅固にロー付けすることができ
る。従って、ボディ内に端部で折り返した形の長く連続
した冷却水流路を構成することができ、熱交換効率の向
上が図れる。
れば、この仕切板を利用して熱交換チューブの中間部が
支持され、内燃機関の振動による熱交換チューブ同士の
干渉や摩耗を防止できる。
を示す断面図。
横断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に冷却水を通流させるように側面に
冷却水入口および冷却水出口が設けられた筒状のボディ
と、このボディの両端をそれぞれ閉塞する端板と、上記
ボディ内に配設され、かつ両端がそれぞれ上記端板の取
付孔に接続されるとともに、内部に排気ガスが通流する
複数の熱交換チューブと、上記ボディ内に上記熱交換チ
ューブと平行に配置され、かつ該ボディ内に上記冷却水
入口から上記冷却水出口に連続した冷却水流路を構成す
る一つあるいは複数の仕切板と、を備え、上記仕切板
が、ロー付けによりボディ内に固定されてなる内燃機関
のEGRガスクーラにおいて、 上記仕切板は、両側縁に、略L字形に折曲した取付片を
有し、かつ各取付片のボディ内壁面との当接面に、ロー
材を塗布するための浅い凹部が形成されていることを特
徴とする内燃機関のEGRガスクーラ。 - 【請求項2】 上記凹部は、上記取付片にプレスしたエ
ンボスからなることを特徴とする請求項1記載の内燃機
関のEGRガスクーラ。 - 【請求項3】 上記凹部は、上記仕切板の長手方向に沿
って細長く形成されており、かつ個々に独立した複数の
凹部が間隔をもって並べられていることを特徴とする請
求項1または2に記載の内燃機関のEGRガスクーラ。 - 【請求項4】 上記仕切板は、長手方向中間部に、熱交
換チューブの軸方向と交差する方向に沿ったチューブ支
持片を有し、このチューブ支持片に熱交換チューブの中
間部が固定支持されていることを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の内燃機関のEGRガスクーラ。 - 【請求項5】 上記チューブ支持片は、熱交換チューブ
の径に対応した略半円形の切欠部を有し、この切欠部に
熱交換チューブが圧入されるとともに、ロー付けされて
いることを特徴とする請求項4記載の内燃機関のEGR
ガスクーラ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04302798A JP4009001B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 内燃機関のegrガスクーラ |
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JPH11241891A true JPH11241891A (ja) | 1999-09-07 |
JP4009001B2 JP4009001B2 (ja) | 2007-11-14 |
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ID=12652478
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